JP3996867B2 - 情報処理装置およびデバイスドライバ追加方法およびプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

情報処理装置およびデバイスドライバ追加方法およびプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の通信媒体を介して接続可能なデバイス機器を制御するデバイスドライバをインストール可能な情報処理装置およびデバイスドライバ追加方法およびプログラムおよび記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数の機能を持つデジタル複合複写機等でプリンタ、ファックスおよびスキャナ等の各機能を利用するために機能毎のデバイスドライバが用意され、Windows(米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標)オペレーティングシステム(OS)で利用するには機能毎のデバイスドライバをそれぞれインストールする必要がある。
【0003】
このオペレーティングシステムでデバイスドライバをインストールするオペレーションにおいて、デバイスドライバをインストールする際に必要な情報(例えばデバイスモデル名称やネットワークアドレス等)は同一デバイスを利用する場合であれば、機能毎のデバイスドライバが異なっても同じであるが、前述のとおり異なる機能のデバイスドライバは別々にインストールしなければならないため、それぞれのインストールプロセスにおいて同じ情報を入力しなければならず、デバイスの台数や機能が多い場合には利用者に多大な労力を強いることとなり、またオペレータの入力ミス等による誤操作による手戻りも発生することとなる。
【0004】
このような不便な状況を改善するために、特開平10−340168号公報(特許文献1)には、インストール前にデバイスから情報を取得することでインストールする際に必要な情報の入力を省略する技術、また、特開2003−6133号公報(特許文献2)には、ネットワーク上のデバイスを検索し発見されたデバイスのドライバをインストールするように自動化することでデバイスの台数が多い場合の作業を簡略化したりする技術が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−340168号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2003−6133号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの技術はデバイスとコンピュータが通信できる状態であることを前提としているため、電源が切れているデバイスやネットワーク上の検索範囲に入らないデバイスには対応することができないという問題点があった。
【0008】
また、上記技術はコンピュータとデバイスとの間でデバイスの情報を収集するための通信を行うため、デバイスの台数が多い場合やデバイスドライバをインストールするコンピュータの台数が多い場合には通信トラフィックが増大し、ネットワークに影響を与える可能性が多いに考えられるという問題点があった。
【0009】
例えば、移動、移設等の環境変更があった場合、複数台のコンピュータへの複数台のデバイスドライバのセットアップ作業が発生する。このような場合、特に大人数の移動等の際には、上記の技術では、多数のユーザがコンピュータとデバイスとの間でデバイスの情報を収集するための通信を同じようなタイミングで行ってしまうため、ネットワークの通信トラフィックが増大し、ネットワークに多大な影響を与えてしまうという問題点があった。
【0010】
また、以前から使用していたデバイス機器に新たなオプションデバイス等を追加した場合も、該オプションデバイスを使用可能な全てのユーザのコンピュータと該オプションデバイスとの間で、デバイスの情報を収集するための通信が同じようなタイミングで始まってしまうため、ネットワークに多大な影響を与えてしまっていた。
【0011】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、既に登録されているデバイスオブジェクトの設定情報を用いて同一接続先の同一又は異なる機能のデバイスオブジェクトを、該デバイス機器と通信してデバイス機器の情報を取得することなく新たに登録することができ、デバイスがまだ接続されていない場合や電源が入っていない状態であっても、デバイスオブジェクトを登録することができるとともに、従来のデバイスオブジェクトの登録の際にネットワーク通信による余計なネットワークトラフィックの増大を確実に防止することができ、デバイスドライバのインストールに不慣れなユーザであっても従来のようにネットワークトラフィックを増大させることがなく、かつ容易にデバイスを追加可能なセットアップ環境を構築することができる仕組を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、デバイス機器に対するデバイスドライバをインストールすることにより、オペレーティングシステムにデバイスオブジェクトが登録される情報処理装置であって、該情報処理装置に既に登録されている第1のデバイスオブジェクトに設定された、第1のデバイスドライバのドライバ名称と、前記デバイス機器を特定するための接続先情報を含む設定情報を取得する取得手段と、複数の機能を有するデバイス機器の各機能のデバイスドライバ同士がドライバ名称で対応付けられた対応情報を記憶する対応情報記憶手段と、前記取得手段にて取得された設定情報に含まれる前記ドライバ名称を用いて、前記対応情報において前記第1のデバイスドライバと対応付けられた第2のデバイスドライバを検索する検索手段と、前記検索された前記第2のデバイスドライバを前記情報処理装置にインストールするインストール手段と、前記取得手段によって取得した設定情報に含まれる前記第1のデバイスオブジェクトに設定された接続先情報を用いて、前記インストール手段によりインストールされた前記第2のデバイスドライバのデバイスオブジェクトとして第2のデバイスオブジェクトを登録する登録手段とを有することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
【0027】
図において、10はコンピュータで、CPU21とその周辺機器とからなるコンピュータ本体11、ディスプレイ12、及びキーボード,ポインティングデバイス(PD)等の入力装置13等から構成され、イーサネット(登録商標)等のネットワーク50を介してプリンタa30a,プリンタa30b(以下、プリンタ30)と接続されている。なお、ここでは、コンピュータ10とプリンタ30とがネットワーク50を介して接続される場合について説明したが、プリンタ30とがUSBI/F,パラレルI/F等を介してコンピュータ10と直接接続されるように構成してもよい。また、プリンタは幾つ接続されていてもよい。
【0028】
コンピュータ本体11において、CPU21は、ROM22,ハードディスクドライブ(HDD)26,記録媒体32に格納されたプログラム又はサーバ60からダウンロードされたプログラムを実行する。23はRAMで、CPU21の作業領域として使用される。
【0029】
24はネットワークインタフェース(NWI/F)で、ネットワーク50との通信を制御する。
【0030】
40はオペレーションシステム(OS)であり、コンピュータ10全体を統括制御するためのソフトウェアである。なお、このOS40は、1台のプリンタに対するインストール作業を複数回行うことにより、1台のプリンタを異なる複数のプリンタオブジェクトとしてOSのシステム情報ファイル(通常レジストリと称される)に登録し、各プリンタオブジェクトに対してそれぞれ異なるプリンタ名,デフォルト動作情報(デフォルトの動作条件を規定する情報)を設定し、プリンタ名,デフォルトの動作条件の異なる複数台の仮想プリンタとして使用できるようにコンピュータ10を制御可能なOSであり、例えばWindows 95/98/NT/2000/XP(米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標)等である。
【0031】
記録媒体32は、プリンタ30をコンピュータ10によって使用できるようにするためのプリンタドライバ31、セットアッププログラム、INFファイル等を保持したCD−ROMであり、CD−ROMドライブ27により読み取り可能である。なお、記録媒体32に記録されたプリンタドライバ31等は、OS40上で動作するものとして作成されている。なお、ここでは記録媒体32をCD−ROMとする場合について説明したが、HDD26に記憶されていてもよく、フレキシブルディスク,光磁気ディスク等のその他の記録媒体であってもよい。
【0032】
記録媒体32内のプリンタドライバ31をコンピュータ10にインストールする際、ユーザは、記録媒体32内の図示しないセットアッププログラム(プリンタメーカ等により共有される)、或いは、OS40の提供するプリンタ追加ウィザード等を実行させる。詳細の説明は省略するが、セットアッププログラム或いはプリンタ追加ウィザード等によるプリンタドライバのインストールにより、プリンタドライバ31がHDD26内にコピーされ、OS40のシステム情報(レジストリ等)に各種の情報が追加される。
【0033】
そして、その結果として、プリンタ30が、特定のプリンタ名(ユーザが付けたプリンタ名或いはプリンタ30のデフォルトのプリンタ名)で識別されるプリンタとして使用することができる状態が形成される。以下、コンピュータ10にプリンタドライバ31がインストールされたものとする。
【0034】
以下、図2,図3を参照して、本発明の情報処理装置におけるデバイスドライバ登録処理について説明する。本実施形態ではデバイスドライバがプリンタドライバ,FAXドライバである場合について説明する。
【0035】
図2は、本発明の情報処理装置におけるデバイスドライバ追加処理について説明する模式図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0036】
図に示すように、コンピュータ10(10a,10b)は、ネットワーク50を介してプリンタ30(複数のプリンタ30a,30b,30c)と接続されており、このコンピュータ10は、所定のプリンタドライバ31(31a,31b)を使用することで、ネットワーク20を介して、これらのプリンタ30を利用可能である。
【0037】
コンピュータ10aのHDD内にはプリンタドライバ311a,311b,311cがインストールされており、本実施形態のデバイスドライバ追加処理は、このインストールされているプリンタドライバのモデル名称が、FAXドライバをインストールするべきプリンタを列挙してある後述する図3に示す設定ファイルに記載されているかどうかを参照し、該当するプリンタが見つかった場合には、コンピュータ10aに、コンピュータ10bのデバイスドライバ314b,315bのようにFAXドライバを追加する。その際、元のプリンタドライバは312bとしてそのまま残っている。また、プリンタドライバ311aのように後述する図3に示す設定ファイルに記載されていないものに関しては、FAXドライバは追加されず、プリンタドライバ311aだけが残っている。
【0038】
具体的には、図3の設定ファイルの「Printers」セクションに列挙されているプリンタドライバをキーとする項目の値と同じ名称のFAXドライバをインストールする。
【0039】
図3は、本発明の情報処理装置の第1実施形態における設定ファイルの構成を示す模式図である。
【0040】
この設定ファイルにおいて、302は「Printers」セクションで、キーとなるデバイスドライバ(キー欄302−1に記載されているデバイスドライバ)とインストールするデバイスドライバ(対応項目302−2に記載されたデバイスドライバ)との対応関係(デバイスドライバの組み合わせ)を示す対応情報を示す。
【0041】
この「Printers」セクション302のキー欄302−1に列挙されているデバイスドライバ(本実施形態では、プリンタドライバ)をキーとし、該プリンタドラバの対応項目302−2に記載されたデバイスドライバ(本実施形態ではFAXドライバ)がインストールされる。
【0042】
301は「Baseinfo」セクションで、このセクションの「Name」の値として記載されている文字列、ここでは「“(ファックス)”」がプリンタオブジェクトの名称の後に追加され、新たに登録されるプリンタオブジェクト(FAX)の名称となる。
また、予め決められた名称を内部的に設定しておき、新たに登録されるプリンタオブジェクト(FAX)の名称としてもよい。
【0043】
なお、この設定ファイルは、予め管理者等により作成され、所定の格納場所、例えば記録媒体32又は図14に示す管理者権限チェック処理を実行するコンピュータ10内のHDD26又はその他の記憶媒体又はサーバ60内のHDD等に予め格納しておくものとする。
【0044】
図4は、本発明の情報処理装置における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、本発明の第1実施形態におけるデバイスドライバ追加処理方法についてのフローチャートに対応する。なお、ここでは、コンピュータ10aにFAXドライバを追加する場合について説明する。また、このフローチャートの処理は、コンピュータ10a内のCPU21によりHDD26,記録媒体32又はその他の記録媒体に格納されたプログラムに基づいて実行される。また、S101〜S108は各ステップを示す。
【0045】
まず、ステップS101では、コンピュータ10aに登録されているプリンタオブジェクト(以下、仮想プリンタ)を列挙する(仮想プリンタを全て検索してRAM23内のワークエリアに記憶する)。以下、該列挙された仮想プリンタの情報を順次読み出して以下の処理を行うものとする。
【0046】
次に、ステップS102では、ステップS101で列挙した全ての仮想プリンタについて処理を行ったかどうかを判断し、全てについて処理が終わったと判断した場合には処理を終了する。なお、ステップS101において、仮想プリンタが1台も存在しなかった場合は、何も処理をせず終了することになる。
【0047】
一方、ステップS102で、ステップS101で列挙した全ての仮想プリンタについてまだ処理を終了していないと判定した場合には、ステップS103に進み、ステップS101で列挙した次の仮想プリンタのオブジェクト名称,ドライバ名称,接続先情報(例えば、ポート,ネットワークアドレス,他のコンピュータに直接接続されている場合はそのパス等の情報であり、以下単に「接続情報」とする)等の固有の情報(プリンタオブジェクトの設定情報)を参照し、RAM23内のワークエリアに記憶する。例えば、図2に示したデバイス機器(プリンタ30a)としてコンピュータ10aに登録されている仮想プリンタ313aの固有の情報としては、仮想プリンタのオブジェクト名称として"モノクロMFP"、プリンタドライバ名称として"LBx−220"、接続先情報としてネットワークアドレスである"72.29.4.220"等が取得される。
【0048】
次にステップS104では、ステップS103で取得した仮想プリンタのプリンタドライバ名称をキーとして図3に示したデバイスドライバ対応情報を検索し、ステップS105で、仮想プリンタのプリンタドライバ名称に対応したFAXドライバが存在するかどうか判断し、存在しないと判定した場合には、ステップS102の処理に戻る。
【0049】
一方、ステップS105で、ステップS103で取得した仮想プリンタのプリンタドライバ名称に対応したFAXドライバが存在すると判定した場合には、ステップS106に進み、当該存在すると判定されたFAXドライバ(即ち、ステップS103で取得した仮想プリンタのプリンタドライバ名称に対応するようにデバイスドライバ対応情報に設定されたFAXドライバ)を、所定の場所(予め、HDD26内の所定のフォルダや記録媒体32内等に保存されている)から読み出して、コンピュータ10aにインストールする(詳細には、ドライバ構成ファイルを、ドライバ格納フォルダ(オペレーションシステムにより異なる)にコピーする)。
【0050】
なお、FAXドライバファイルの保存場所は、予め決められた場所であってもよいし、図3に示した「Baseinfo」301内で「DriverFolder=C:¥……」等と設定するようにしてもよい。また、FAXドライバが見つからなかった場合には、ドライバの格納場所の入力を促すような画面をディスプレイ12に表示し、ユーザにドライバの格納場所を指定させるようにしてもよい。
【0051】
次にステップS107では、新たに追加するオブジェクトの名称を決定する。本実施形態では、図3に示した設定ファイル内の「Baseinfo」セクション301の「Name=」301−1で指定されている文字列“(ファックス)”をステップS103で取得したプリンタオブジェクト名称の後に追加した名称とする。
【0052】
次に、ステップS108では、ステップS107で決定されたオブジェクト名称,ステップS104,S105で検索したFAXドライバ(ステップS106でインストールしたFAXドライバ)の名称,ステップS103で取得した接続先情報をそれぞれ、オブジェクト名称,ドライバ名称,接続先情報等としたFAXのプリンタオブジェクト(以下、仮想プリンタ(FAX))を追加し、ステップS102の処理に戻る。
【0053】
なお、上記ステップS106において、FAXドライバをインストールする際、コンピュータ10aに既に同一のFAXドライバがインストールされている場合には、新たにインストールすることなく、ステップS107に進み、該FAXドライバの名称を、新たに追加する仮想プリンタ(FAX)の名称とするようにしてもよい。
【0054】
以上より、本実施形態によれば、登録済みのデバイス機器と同一のネットワークアドレス等を持つデバイス機器に対する他のデバイスドライバの登録処理を一括で行うので、例えば、プリンタ機能,FAX機能等の複数の機能を有するデバイス機器を用いてプリンタ機能を提供する仮想プリンタが既にコンピュータ内に登録されている場合には、上述のデバイスドライバ追加処理を行うだけで、FAX機能を提供する仮想プリンタの登録を行うことができる。従って、デバイスドライバの設定等に不慣れなユーザであっても、また、使用可能なプリンタ機器が何台あろうとも、上述したデバイスドライバ追加処理を実行するだけで(例えば、デバイスドライバ追加処理に対応付けられたアイコンをたった1回指示する、又はデバイスドライバ追加処理プログラムが格納されたCD−ROM等をコンピュータにセットするだけで)、登録された各デバイスごとにそれぞれのデバイスドライバを追加することができ、管理者による設定作業を軽減することができるとともに、各ユーザに同一の環境を容易に提供することができる。
【0055】
また、あらかじめ設定(登録)されているオブジェクト(本実施形態ではプリンタオブジェクト)の設定情報を使用するため、デバイス機器がまだネットワーク等に接続されていない(又は電源が入っていない)状態であっても、該デバイス機器に対するデバイスドライバを登録することができる。このように、デバイスドライバの登録の際にネットワーク通信を行わない構成であるので、デバイスドライバのインストールの際に、余計なネットワークトラフィックが増大することを防止することができる。
【0056】
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態では、コンピュータ10aに登録されている仮想プリンタ全てを対象としてFAXドライバを追加する方法について説明したが、仮想プリンタ(FAX)を追加する旨の情報(追加指示情報)を、対応する仮想プリンタのプロパティ画面内のコメント欄や場所欄にコメント情報として予め登録しておき、該追加指示情報が登録された仮想プリンタに対応する仮想プリンタ(FAX)を追加するように構成してもよい。以下、その実施形態について図5,図6を用いて説明する。なお、上述した第1実施形態と同一のステップの説明は省略して、異なるステップを中心に説明する。
【0057】
図5は、本発明の第2実施形態におけるプリンタオブジェクト(仮想プリンタ)のプロパティ設定画面の一例を示す模式図であり、ユーザの指示により登録された仮想プリンタごとにディスプレイ12に表示可能である。
【0058】
図において、501はコメント情報設定欄で、通常ユーザにより任意の文字列を入力設定可能である。なお、本実施形態では、ユーザが、このコメント情報設定欄501に、文字列“FAX”を後述設定した仮想プリンタに対してのみ、FAXドライバの検索,FAXドライバのインストール,仮想プリンタ(FAX)の追加等の処理が行われるものとする。
【0059】
図6は、本発明の情報処理装置における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、本発明の第2実施形態におけるデバイスドライバ追加処理方法についてのフローチャートに対応する。なお、ここでは、コンピュータ10aにFAXドライバを追加する場合について説明する。また、このフローチャートは、コンピュータ10a内のCPU21によりHDD26,記録媒体32又はその他の記録媒体に格納されたプログラムに基づいて実行される。また、S101,S102,S104〜S108,S201,S202は各ステップを示し、図4と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
【0060】
ステップS201では、ステップS101で列挙した仮想プリンタのプリンタオブジェクト名称,ドライバ名称,接続先情報等の固有の情報(プリンタドライバの設定情報),コメント情報等を参照し、RAM23内のワークエリアに記憶する。なお、このコメント情報は、コンピュータ10aに登録されている仮想プリンタに対応するプロパティ画面(図5)で予め設定される情報である。図では、場所欄とコメント欄が使用可能であるが、これに限ったものではない。
【0061】
次に、ステップS202では、ステップS201で取得したコメント欄情報にFAXドライバをインストールする旨を示す情報(本実施形態では、文字列“FAX”)の記述があるか否かを判定し、インストールする旨を示す情報(文字列“FAX”)の記述があると判定した場合には、カレントの仮想プリンタに対応する仮想プリンタ(FAX)を追加するものと判断して、ステップS104に進み、ステップS201で取得した仮想プリンタのプリンタドライバ名称をキーとして図3に示したデバイスドライバ対応情報を検索する。
【0062】
一方、ステップS202で、ステップS201で取得したコメント欄情報にFAXドライバをインストールする旨を示す情報(文字列“FAX”)の記述がないと判定した場合には、カレントの仮想プリンタに対応する仮想プリンタ(FAX)を追加しないものと判断して、ステップS102の処理に戻る。
【0063】
以上より、コンピュータ10a内の仮想プリンタの中で、対応する仮想プリンタ(FAX)を追加したいものにのみ、図5に示したプロパティ画面からコメント(“FAX”)を設定しておくという簡単な設定操作により、不要なデバイスドライバ,仮想プリンタ(FAX)等を追加してしまうことを容易に防止することが可能になる。
【0064】
なお、本実施形態では、仮想プリンタのプロパティ設定を行うコメント情報設定欄501に設定された文字列唐“FAX”を用いて仮想プリンタ(FAX)の追加対象とする判定を行う構成について説明したが、コメント情報設定欄501に設定する文字列は、“FAX”に限られるものではなくどのような文字列であってもよい。
【0065】
また、本実施形態では、仮想プリンタのプロパティ設定を行うコメント情報設定欄501に設定された情報を用いて仮想プリンタ(FAX)の追加対象とする判定を行う構成について説明したが、仮想プリンタに紐付けられた情報であれば、どのような情報を用いて判断してもよい。
【0066】
さらに、本実施形態では、仮想プリンタのプロパティ設定を行うコメント情報設定欄501に文字列“FAX”が設定されていた場合に該当する仮想プリンタを仮想プリンタ(FAX)の追加対象と判定する構成について説明したが、コメント情報設定欄501に何らかの情報が記入してある場合に該当する仮想プリンタを仮想プリンタ(FAX)の追加対象から除くように構成してもよい。
【0067】
〔第3実施形態〕
上記第1実施形態では、コンピュータ10aに登録されている仮想プリンタ全てを対象としてFAXドライバを追加し、且つその名称も予め設定ファイル(図3)により決められている場合について説明したが、このような場合、既に同じFAXドライバ,接続先情報を使用したデバイスが登録されていた場合、例えばデバイス30bに対応する仮想プリンタ(FAX)として、デバイスドライバ名称が“LBx−950(FAX)”,接続先情報が“172.29.4.32”という仮想プリンタ“カラーMFP(FAX)”が既に存在していても、新たに、仮想プリンタ(FAX)として、デバイスドライバ名称が“LBx−950(FAX)”,接続先情報が“172.29.4.32”という仮想プリンタ“カラーMFP(ファックス)”が作成されてしまう。
【0068】
そこで、本実施形態では、既に同じFAXドライバ,接続先情報を使用した仮想プリンタ(FAX)が存在するか否かをチェックし、同じものが存在している場合には、ドライバ,仮想プリンタを追加しないように構成する。以下、この実施形態について図7を用いて説明する。
【0069】
図7は、本発明の情報処理装置における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、本発明の第3実施形態におけるデバイスドライバ追加処理方法についてのフローチャートに対応する。なお、ここでは、コンピュータ10aにFAXドライバを追加する場合について説明する。また、このフローチャートは、コンピュータ10a内のCPU21によりHDD26,記録媒体32又はその他の記録媒体に格納されたプログラムに基づいて実行される。また、S101〜S105,S106〜S108,S301は各ステップを示し、図4と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
【0070】
ステップS105で、ステップS103で取得した仮想プリンタのプリンタドライバ名称に対応したFAXドライバが存在すると判定した場合、ステップS301に進み、既に同じFAXドライバ,接続先情報を使用した仮想プリンタが存在しているか否かをチェックし、同じものが存在していると判定した場合には、ドライバを追加せずに、ステップS102に戻る。
【0071】
一方、ステップS301で、まだ同じFAXドライバ,接続先情報を使用した仮想プリンタが存在していないと判定した場合には、ステップS106〜S108の処理を行い、仮想プリンタ(FAX)を追加し、ステップS102に戻る。
【0072】
以上より、本実施形態の命名規則に反したオブジェクト名称のFAXのオブジェクトが存在する場合に、異なるオブジェクト名称で、同じデバイス機器を使用するFAXのオブジェクト(不要なオブジェクト)が追加されてしまうことを防止することができる。
【0073】
〔第4実施形態〕
上記第2実施形態では、仮想プリンタ(FAX)を追加する旨の情報(追加指示情報)を、対応する仮想プリンタのプロパティ画面内のコメント欄に予め登録しておき、該追加指示情報が登録された仮想プリンタに対応する仮想プリンタ(FAX)を追加する構成について説明したが、仮想プリンタ(FAX)の追加対象候補となる仮想プリンタのリストを表示してユーザに仮想プリンタ(FAX)の追加を所望する仮想プリンタを選択させ、該選択された仮想プリンタに対応する仮想プリンタ(FAX)を追加するように構成してもよい。以下、その実施形態について説明する。
【0074】
図8は、本発明の情報処理装置における第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、本実施形態におけるデバイスドライバ追加処理方法についてのフローチャートに対応する。なお、ここでは、コンピュータ10aにFAXドライバを追加する場合について説明する。また、このフローチャートは、コンピュータ10a内のCPU21によりHDD26,記録媒体32又はその他の記録媒体に格納されたプログラムに基づいて実行される。また、S101〜S105,S106〜S108,S401〜S403は各ステップを示し、図4と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
【0075】
ステップS105で、ステップS103で取得した仮想プリンタのプリンタドライバ名称に対応したFAXドライバが存在すると判定した場合、ステップS401に進み、RAM23のワークエリア内の追加プリンタリスト(無い場合は生成する)に仮想プリンタ情報の追加を行い、ステップS102に戻る。この追加プリンタリストは、追加対象候補となる仮想プリンタのリストとなる。
【0076】
また、ステップS102で、ステップS101で列挙した全ての仮想プリンタについて処理を行ったと判定した場合には、ステップS402に進み、RAM23のワークエリアから上述した追加プリンタリストを読み出し、該読み出した追加プリンタリストに基づいて、後述する図9に示すようなFAXドライバを追加するかどうかを入力させる追加対象候補一覧画面をディスプレイ12に表示し、ユーザの指示を待機する。そして、ユーザにより、追加対象候補一覧画面のOKボタン905がマウス等で指示されたことを検知すると、ステップS403に進む。
【0077】
ステップS403では、図9に示す追加対象候補一覧画面のチェック欄904にチェックされている仮想プリンタ(FAX)を列挙し(チェックされている仮想プリンタ(FAX)の情報を全てRAM23内のワークエリアに記憶し)、チェックされた全ての仮想プリンタ(FAX)を追加したかどうかを判断し、全て追加したと判定した場合には処理を終了する。なお、チェックされた仮想プリンタ(FAX)が1台も存在しなかった場合は、そのまま処理を終了することになる。
【0078】
一方、ステップS403で、まだチェックされた全ての仮想プリンタ(FAX)の追加を終了していないと判定した場合には、ステップS106〜S108の処理を行い、仮想プリンタ(FAX)を追加し、ステップS403に戻る。
【0079】
図9は、本発明の第4実施形態における追加対象候補一覧画面の一例を示す模式図であり、図8に示したFAXドライバ追加処理が実行されるコンピュータのディスプレイ上に表示される。
【0080】
図に示すように、追加対象候補一覧画面には、プリンタ名称欄で、追加対象となる仮想プリンタ(FAX)の仮想プリンタ名称901,モデル名称(デバイスドライバ名称)902,接続先情報(IPアドレス等)903等が表示される。
【0081】
また、追加対象候補一覧画面には、チェック欄904が設けられ、ユーザは、仮想プリンタ(FAX)を追加したい仮想プリンタのチェック欄904をマウス等でチェックする。
【0082】
905はOKボタンで、このボタンがマウス等で指示されると、追加対象候補一覧画面は終了され、チェックされた仮想プリンタ(FAX)が追加される。
【0083】
906はキャンセルボタンで、このボタンがマウス等で指示されると、追加対象候補一覧画面でのチェックを無効として、追加対象候補一覧画面が終了される。
【0084】
なお、図9に示した追加対象候補一覧画面に新たに仮想プリンタ(FAX)名称欄を設け、追加する仮想プリンタ(FAX)の名称がユーザにより変更可能に表示されるように構成してもよい。この場合、図8のステップS401において追加プリンタリストに仮想プリンタ情報を追加する際、新たに追加する名称の作成を行っておき、その後ステップS107では、上述の作成された名称を取得するようにする。
【0085】
以上より、本実施形態によれば、ユーザは視覚的に追加する仮想プリンタ(FAX)を判断することができ、必要なものをインストールし、不要なもののインストールを防ぐことができる。
【0086】
〔第5実施形態〕
上記第1実施形態では、単に、コンピュータ10aに登録されている仮想プリンタ全てを対象として所定場所に格納されたFAXドライバを追加する構成について説明したが、このような場合、これからインストールしようとするFAXドライバより新しいバージョンのFAXドライバが既にインストールされていた場合、古いバーションのFAXドライバを上書きインストールしてしまうこととなってしまう。
【0087】
そこで、本実施形態では、これからインストールしようとするFAXドライバより新しいバージョンのFAXドライバが既にインストールされていた場合には、ドライバをインストールしないように構成する。以下、この実施形態について図10を用いて説明する。
【0088】
図10は、本発明の情報処理装置における第5の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、本実施形態におけるデバイスドライバ追加処理方法についてのフローチャートに対応する。なお、ここでは、コンピュータ10aにFAXドライバを追加する場合について説明する。また、このフローチャートは、コンピュータ10a内のCPU21によりHDD26,記録媒体32又はその他の記録媒体に格納されたプログラムに基づいて実行される。また、S101〜S105,S106〜S108,S501〜S503は各ステップを示し、図4と同一のステップには同一のステップ番号を付してある。
【0089】
ステップS105で、ステップS103で取得した仮想プリンタのプリンタドライバ名称に対応したFAXドライバが存在すると判定した場合、ステップS501に進み、コンピュータ10a内に、対応するFAXドライバがインストールされているか否かを判断し、インストールされていないと判定した場合には、ステップS106に進む。
【0090】
一方、ステップS501で、コンピュータ10a内に、対応するFAXドライバがインストールされていると判定した場合には、ステップS502において、コンピュータ10a内にインストールされているFAXドライバ情報を取得する。
【0091】
次に、ステップS503において、ステップS502で取得した既にインストールされているFAXドライバのバージョン情報とこれからインストールする予定のFAXドライバのバージョンとを比較し、ステップS502で取得した既にインストールされているFAXドライバのバージョンの方が古いか否かを判定し、ステップS502で取得したFAXドライバのバージョンの方が古いと判定した場合には、ステップS106の処理に進み、新たにFAXドライバをインストールする。
【0092】
一方、ステップS503において、ステップS502で取得したFAXドライバ情報の方が古くないと判定した場合には、FAXドライバのインストールは行わず、そのままステップS107の処理に進む。なお、FAXドライバをインストールしなかった場合、ステップS108では、ステップS104,S105で検索したFAXドライバの名称を、ドライバ名称としたFAXのプリンタオブジェクト(仮想プリンタ(FAX))を追加するものとする。なお、ステップS503において、ドライバを上書きするか否かのメッセージを表示し、ユーザに選択させるようにしてもよい。
【0093】
以上のように、本実施形態によれば、既に新しいバージョンのドライバがインストールされている場合は、古いバージョンのドライバを上書きインストールするのを防ぐことが出来る。
【0094】
〔第6実施形態〕
上記第1〜5実施形態では、コンピュータ10aに登録されている仮想プリンタ全てを対象としてFAXドライバを追加する方法について説明したが、コンピュータ10aに登録されている仮想プリンタのみでなく、他のデバイスのオブジェクトをも対象としてデバイスドライバ(FAXのみでなく各種デバイスのドライバ)を追加可能に構成してもよい。以下、その実施形態について図11,図12を用いて説明する。
【0095】
図11は、本発明の情報処理装置の第6実施形態における設定ファイルの構成を示す模式図である。
【0096】
この設定ファイルにおいて、1102はデバイスセクションで、「Printers」セクション1103のみでなく、他のデバイスセクション(「Scaners」セクション1104,「Fax」セクション1105…等)の各種デバイスをキーとしたデバイスドライバ対応情報も設定可能である。また、キーとなるデバイスドライバに対応するデバイスドライバの後に「,」で区切られて記載される文字列1110(例えば、“Fax”,“Scaner”,“Printer”等)は、追加されるデバイスの機能種別を示している。
【0097】
この図で示す設定ファイルでは、「Printers」セクション1103の1行目では、「LBx−950」を使用したプリンタオブジェクトが登録されていた場合、FAXドライバである「LBx−950(FAX)」をインストールしてFAXのプリンタオブジェクトを追加する設定が記載されている。この設定は、例えばプリンタLBx−950にFAXオプションを追加した場合等に使用可能である。
【0098】
また、「Printers」セクション1103の2行目では、「LBx−950」を使用したプリンタオブジェクトが登録されていた場合、スキャナドライバである「Scan−950」をインストールしてスキャナのプリンタオブジェクトを追加する設定が記載されている。この設定は、例えばプリンタLBx−950にスキャナを追加接続した場合等に使用可能である。
【0099】
さらに、「Printers」セクション1103の3行目では、「LBx−31」を使用したプリンタオブジェクトが登録されていた場合、プリンタドライバである「LBx−999」をインストールしてプリンタオブジェクトを追加するとともに、登録されていた「LBx−31」を使用したプリンタオブジェクトを削除する設定が記載されている。この場合、追加する機能種別がセクションの機能と同一の場合には、既に登録されていたオブジェクトを削除するように構成すればよい。また、この場合、削除するオブジェクトに設定されていたプロパティ設定で継承可能なもの(プリンタの場合、両面印刷設定や2in1の設定等)は全て新しいオブジェクトに設定するものとする。この設定は、例えばプリンタLBx−32が設定されていたIPアドレスに、LBx−31の代わりにLBx999を設定した場合等に使用可能である(デバイス機器の買い替えの場合等に特に有効)。
【0100】
また、「Printers」セクション1103の4行目では、「LBx−19」を使用したプリンタオブジェクトが登録されていた場合、該デバイスドライバを更新する設定が記載されている。このように、対応するデバイスドライバの欄が同一のデバイスドライバ名称である場合には、既にインストールされているデバイスドライバを更新するように構成すればよい。
【0101】
さらに、対応するデバイスドライバの欄に所定の予約語(例えば“DELETE”)が記載されていた場合には、デバイスドラバとデバイスオブジェクトを削除するように構成してもよい。なお、削除の時は、削除の確認を行う確認画面を表示してユーザに確認処理を行わせるように構成してもよい。この設定は、例えばプリンタLBx−19を廃棄した場合等に使用可能である。さらに、対応するデバイスドライバの欄にソフトウェアの名称(例えば、デバイスに対応したアプリケーションソフトウェア等)が記載されていた場合には、該当のソフトウェアをインストールするように構成してもよい。この設定は、デバイスを連動して動作するソフトウェアをインストールする場合等に使用可能である。
【0102】
さらに、「Scaners」セクション1104の1行目では、「Scan−250」を使用したスキャナオブジェクトが登録されていた場合、プリンタドライバである「LBx−250」をインストールしてプリンタオブジェクトを追加する設定が記載されている。この設定は、例えばスキャナScan−250にプリンタを追加接続した場合等に使用可能である。
【0103】
また、「Scaners」セクション1104の2行目では、「Scan−250」を使用したスキャナオブジェクトが登録されていた場合、データサーバドライバである「DSVR−250」をインストールする設定が記載されている。この設定は、例えばスキャナScan−250に大容量記憶装置等を追加接続しデータサーバとして使用する場合等に使用可能である。
【0104】
また、「Fax」セクション1105の1行目では、「LBx−125(FAX)」を使用したFAXのプリンタオブジェクトが登録されていた場合、プリンタドライバである「LBx−125」をインストールする設定が記載されている。
【0105】
さらに、1101は「Baseinfo」セクションで、追加するデバイスの機能種別ごとに新たに追加するオブジェクトの付加名称が設定されている。
【0106】
例えば、「Baseinfo」セクション1101の「PrinterName」の値として記載されている文字列、ここでは“(プリンタ)”がプリンタオブジェクトの付加名称となる。
【0107】
また、「Baseinfo」セクション1101の「ScanerName」の値として記載されている文字列、ここでは“(スキャナ)”がスキャナオブジェクトの付加名称となる。
【0108】
さらに、「Baseinfo」セクション1101の「FaxName」の値として記載されている文字列、ここでは“(ファックス)”FAXのプリンタオブジェクトの付加名称となる。
【0109】
なお、デバイスセクション1102は、「Printers」セクション1103,「Scaners」セクション1104,「Fax」セクション1105に限られるものではない。
【0110】
また、追加するデバイスの機能種別も“Fax”、“Scaner”、“Printer”等に限られるものではない。
【0111】
なお、この設定ファイルは、予め管理者等により作成され、所定の格納場所、例えば記録媒体32又は図14に示す管理者権限チェック処理を実行するコンピュータ10a内のHDD26又はその他の記憶媒体又はサーバ60内のHDD等に予め格納しておくものとする。
【0112】
図12は、本発明の情報処理装置における第6の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、本発明の第6実施形態におけるデバイスドライバ追加処理方法についてのフローチャートに対応する。なお、ここでは、コンピュータ10aに各種デバイスドライバを追加可能な場合について説明する。また、このフローチャートの処理は、コンピュータ10a内のCPU21によりHDD26,記録媒体32又はその他の記録媒体に格納されたプログラムに基づいて実行される。また、S701〜S710は各ステップを示す。
【0113】
まず、ステップS701では、設定ファイル(図11)のデバイスセクション1102内のセクションを処理したか否かを判断し、全てのデバイスセクションについて処理が終わったと判断した場合には処理を終了する。なお、ステップS701において、デバイスセクション1102に1つのセクションも記載されていなかった場合は、何も処理をせず終了することになる。
【0114】
一方、ステップS701で、全てのデバイスセクションについてまだ処理を終了していないと判定した場合には、ステップS702に進み、設定ファイルのデバイスセクション1102から1つのデバイスセクションを取得する。以下、全てのデバイスセクションに対して以下の処理を行うものとする。
【0115】
次に、ステップS703では、コンピュータ10aに登録されているステップS702で取得したデバイスセクションに対応するオブジェクト(以下、オブジェクト)を列挙し、RAM23内のワークエリアに記憶する。以下、該列挙されたオブジェクトの情報を順次読み出して以下の処理を行うものとする。
【0116】
次に、ステップS704では、ステップS703で列挙した全てのオブジェクトについて処理を行ったかどうかを判断し、全てについて処理が終わったと判断した場合にはステップS701に戻る。なお、ステップS704において、オブジェクトが1つも存在しなかった場合は、何も処理をせずステップS701に戻る。
【0117】
一方、ステップS704で、ステップS703で列挙した全てのオブジェクトについてまだ処理を終了していないと判定した場合には、ステップS705に進み、ステップS703で列挙した次のオブジェクトのオブジェクト名称,ドライバ名称,接続先情報等の固有の情報(オブジェクトの設定情報)を参照し、RAM23内のワークエリアに記憶する。
【0118】
次にステップS706では、ステップS705で取得したオブジェクトのデバイスドライバ名称をキーとして図11に示したデバイスドライバ対応情報を検索し、ステップS707で、オブジェクトのデバイスドライバ名称に対応したデバイスドライバが存在するかどうか判断し、存在しないと判定した場合には、ステップS704の処理に戻る。
【0119】
一方、ステップS707で、ステップS705で取得したオブジェクトのデバイスドライバ名称に対応したデバイスドライバが存在すると判定した場合には、ステップS708に進み、当該存在すると判定されたデバイスドライバ(即ち、ステップS705で取得したオブジェクトのデバイスドライバ名称に対応するようにデバイスドライバ対応情報に設定されたデバイスドライバ)を、所定の場所(予め、HDD26内の所定のフォルダや記録媒体32内等に保存されている)から読み出して、コンピュータ10aにインストールする(詳細には、ドライバ構成ファイルを、ドライバ格納フォルダ(オペレーションシステムにより異なる)にコピーする)。
【0120】
なお、デバイスドライバファイルの保存場所は、予め決められた場所であってもよいし、図11に示した「Baseinfo」1101内で「DriverFolder=C:¥……」等と設定するようにしてもよい。また、デバイスドライバが見つからなかった場合には、ドライバの格納場所の入力を促すような画面をディスプレイ12に表示し、ユーザにドライバの格納場所を指定させるようにしてもよい。
【0121】
次にステップS709では、新たに追加するオブジェクトの名称を決定する。本実施形態では、ステップS705で取得したオブジェクトのデバイスドライバ名称に対応するようにデバイスドライバ対応情報に設定された機能種別に対応する付加名称(図11に示した設定ファイル内の「Baseinfo」セクション1101で“PrinterName=”,“ScanerName=”,“FaxName=”等で指定された“(プリンタ)”,“(スキャナ)”,“(ファックス)”等)をステップS705で取得したデバイスオブジェクト名称の後に追加した名称とする。
【0122】
次に、ステップS710では、ステップS709で決定されたオブジェクト名称,ステップS706,S707で検索したデバイスドライバ(ステップS708でインストールしたデバイスドライバ)の名称,ステップS705で取得した接続先情報をそれぞれ、オブジェクト名称,ドライバ名称,接続先情報等としたデバイスドライバ対応情報に設定された機能種別に対応するオブジェクトを追加し、ステップS704の処理に戻る。
【0123】
なお、図11の説明で示したように、デバイスドライバ対応情報において、対応するデバイスドライバの欄が同一のデバイスドライバ名称である場合には、既にインストールされているデバイスドライバを更新するものとする。
【0124】
また、対応するデバイスドライバの欄に所定の予約語(例えば“DELETE”)が記載されていた場合には、デバイスドラバとデバイスオブジェクトを削除するように構成してもよい。なお、削除の時は、削除の確認を行う確認画面を表示してユーザに確認処理を行わせるように構成してもよい。また、対応するデバイスドライバの欄にソフトウェアの名称(例えば、デバイスに対応したアプリケーションソフトウェア等)が記載されていた場合には、該当のソフトウェアをインストールするように構成してもよい。
【0125】
以上より、本実施形態によれば、登録済みのデバイス機器と同一のネットワークアドレス等を持つデバイス機器に対する他のデバイスドライバの登録処理を一括で行うので、例えば、プリンタ機能,FAX機能等の複数の機能を有するデバイス機器に対する前記いずれかの機能を提供するデバイスドライバとオブジェクトが既にコンピュータ内に登録されている場合には、図12に示したデバイスドライバ追加処理を行うだけで、図11に示した設定ファイルで設定された他の機能を提供するデバイスドライバとオブジェクトの登録を行うことができる。さらに、関連したソフトウェアのインストールを行うこともできる。
【0126】
従って、デバイスドライバの設定等に不慣れなユーザであっても、また、使用可能なデバイス機器が何台あろうとも、図12に示したデバイスドライバ追加処理を実行するだけで(例えば、デバイスドライバ追加処理に対応付けられたアイコンをたった1回指示する、又はデバイスドライバ追加処理プログラムが格納されたCD−ROM等をコンピュータにセットするだけで)、登録された各デバイスごとにそれぞれのデバイスドライバを追加することができ、管理者は設定ファイルを作成して各ユーザに配布し、各ユーザに実行させるだけでよく、管理者による設定作業を大幅に軽減することができるとともに、各ユーザに同一の環境を容易に提供することができる。
【0127】
また、あらかじめ設定(登録)されているオブジェクトの設定情報を使用するため、デバイス機器がまだネットワーク等に接続されていない(又は電源が入っていない)状態であっても、該デバイス機器に対するデバイスドライバを登録することができる。このように、デバイスドライバの登録の際にネットワーク通信等により各デバイス機器と通信を行わない構成であるので、デバイスドライバのインストールの際に、余計なネットワークトラフィックが増大することを防止することができる。
【0128】
なお、本実施形態に、上記第2実施形態(特に、図6のステップS202)で示したように、デバイスドライバを追加する旨の情報(追加指示情報)を、対応するデバイスのプロパティ画面内のコメント欄等に予め登録しておき、該追加指示情報が登録されたデバイスに対応するデバイスのみを追加する構成を加えてもよい。
【0129】
また、本実施形態に、上記第3実施形態(特に、図7のステップS301)に示したように、既に同じデバイスドライバ,接続先情報を使用したデバイスが存在するか否かをチェックし、同じものが存在している場合には、デバイスドライバのインストール,デバイスの追加登録を行わないようにする構成を加えてもよい。
【0130】
さらに、本実施形態に、上記第4実施形態(特に、図8のステップS401〜S403,図9)に示したように、デバイスの追加対象候補となるデバイスのリストを表示してユーザにデバイスの追加を所望するデバイスを選択させ、該選択されたデバイスに対応するデバイスのみを追加する構成を加えてもよい。
【0131】
また、本実施形態に、上記第5実施形態(特に、図10のステップS501〜S503)に示したように、これからインストールしようとするデバイスドライバより新しいバージョンのデバイスドライバが既にインストールされていた場合には、デバイスドライバをインストールしない(これからインストールしようとするデバイスドライバより古いバージョンのデバイスドライバが既にインストールされていた場合のみ、デバイスドライバをインストールする)する構成を加えてもよい。
【0132】
以上より、複数の複合複写機にオプション機器を新たに追加したような場合等であっても、上記各実施形態で示したデバイスドライバ追加処理により、新たに追加したオプション機器のデバイスドライバのインストールを行うことにより、デバイスドライバの設定等に不慣れなユーザであっても、また、使用可能な機能が何種類あっても、またそのような機器が何台あっても、前記デバイスドライバ追加処理を1度実行するだけで、複数の複合複写機ごとにオプション機器のデバイスドライバを追加することができる。
【0133】
〔第7実施形態〕
上記第1〜6実施形態では、デバイスドライバ追加処理を行う構成について説明したが、例えば、WindowsNT/2000/XP(米国Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標)等のように管理者権限でログインしなければ、デバイスドライバのインストール,バージョンアップ,デバイスオブジェクトのデフォルト設定の変更等を行うことができない。そのため、通常のユーザ権限でログインしたユーザでは、上記第1〜6実施形態で示したデバイスドライバ追加処理を行うことができない。そこで、本実施形態では、通常のユーザ権限でログインしたユーザでも、管理者の作成したパスワードファイルを用いて管理者に成り代わり、上記第1〜6実施形態で示したデバイスドライバ追加処理を行う構成について説明する。
【0134】
図13は、本発明の情報処理装置における管理者権限設定画面の一例を示す模式図である。
【0135】
図において、600は管理者権限設定画面であり、管理者権限を有するユーザにより実行される。
【0136】
601はユーザ名入力欄で、プリンタの複製・設定処理を実行しようとするローカルコンピュータに対して管理者権限を有するユーザ名を入力する。602はドメイン名入力欄で、ユーザ名入力欄601で入力したユーザ名の属するドメイン名を入力する。
【0137】
603はパスワード入力欄で、ユーザ名入力欄601で入力したユーザ名,ドメイン名入力欄602に対応したパスワードを入力する。604はパスワード確認欄で、パスワード入力欄603で入力したパスワードを再入力する。なお、パスワード入力欄603,パスワード確認欄604に入力されたパスワードは、「*」等の伏せ文字で表示される。
【0138】
605はOKキーで、このキーが押下されると、パスワード入力欄603,パスワード確認欄604に入力されたパスワードの一致が確認され、一致している場合には、ユーザ名入力欄601,ドメイン名入力欄602,パスワード入力欄603の各入力に基づいて上述したユーザ名,ドメイン名,パスワードを含む管理者情報が暗号化されたパスワードファイルを作成し、管理者権限設定画面600を終了する。一方、パスワード入力欄603,パスワード確認欄604に入力されたパスワードの一致していない場合には、その旨を示すメッセージを表示し、再度パスワード入力欄603,パスワード確認欄604への入力を促す。
【0139】
606はキャンセルキーで、このキーが押下されると、管理者権限設定画面600を終了する。
【0140】
なお、管理者権限設定画面600によるパスワードファイルの作成処理は、いずれのコンピュータ上で行われてもよく、該処理を実行されたコンピュータ上にパスワードファイルが作成される。そして、このように作成されたパスワードファイルは、所定の格納場所、例えば記録媒体32又は図14に示す管理者権限チェック処理を実行するコンピュータ10a内のHDD26又はその他の記憶媒体又はサーバ60内のHDD等に予め格納しておくものとする。
【0141】
以下、図14に示すフローチャートを参照して、本発明の情報処理装置における管理者権限チェック処理について説明する。
【0142】
図14は、本発明の情報処理装置における第7の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、本実施形態における管理者権限チェック処理に対応する。なお、このフローチャートは、コンピュータ10a内のCPU21によりHDD26,CD−ROM32又はその他の記録媒体に格納されたプログラムに基づいて実行される。また、図中、S601〜S605は各ステップを示す。
【0143】
処理が開始されると、まず、起動されているOSをチェックし(S601)、プリンタのデフォルト設定の変更等に管理者権限が必要なOSであるか否かを判定し(S602)、管理者権限が必要なOSでないと判断した場合には、そのままステップS604に移行する。
【0144】
一方、ステップS602で、プリンタのデフォルト設定の変更等に管理者権限が必要なOSであると判断した場合には、現在起動されているプロセスが管理者権限を有するか否かを判定し(S603)、管理者権限を有すると判断した場合には、ステップS604に進み、デバイスドライバ追加処理(第1〜6実施形態:図4,図6,図7,図8,図10,図12のいずれか、又は組み合わせた処理)を行い、終了後、処理を終了する。
【0145】
一方、ステップS603で、現在起動されているプロセスが管理者権限を有していないと判断した場合には、ステップS605で予め図11に示した管理者権限設定画面600等で生成され所定のフォルダに格納されたパスワードファイル内の管理者権限設定情報(ユーザ名,ドメイン名,パスワード等(暗号化されている場合は解読する))を用いて、管理者権限を有する子プロセスとして、本管理者権限チェック処理を再度起動し、本処理を終了する。これにより、再度起動されたプロセスでは、管理者権限を有するため、ステップS604のデバイスドライバ追加処理(第1〜6実施形態:図4,図6,図7,図8,図10,図12のいずれかの処理)を実行することができる。
【0146】
以上の処理により、管理者権限のないユーザであっても、デバイスドライバのインストール処理を行うことができ、管理者による設定作業を軽減することができる。また、管理者権限のパスワードを一般のユーザに公開する必要もなく、セキュリティ上の安全も確保することができる。
【0147】
〔第8実施形態〕
上記第1〜7実施形態では、コンピュータ10aに登録されているデバイス機器のオブジェクトを用いてデバイスドライバを追加する方法について説明したが、コンピュータ10aに登録されているデバイス機器のオブジェクトを用いる代わりに、登録するデバイス機器のオブジェクト名称,デバイスドライバ名称,接続先情報を定義した定義ファイルを作成しておき、該定義ファイルを用いてデバイスドライバを追加するように構成してもよい。以下、この実施形態について、図15〜図17を用いて説明する。
【0148】
図15は、本発明の情報処理装置の第8実施形態における定義ファイルの構成を示す模式図である。
【0149】
図に示すように、定義ファイルでは、登録したいデバイス機器のオブジェクト名称,デバイスドライバ名称,接続先情報を一組にした定義情報(それぞれ「,」で区切られている)を複数定義可能である。そして、図16に示すインストール処理方法(インストールプログラム)が、図15に示した定義ファイルから順次定義情報を読み出して、該定義情報に基づくデバイスドライバのインストールが実行される。
【0150】
図16は、本発明の情報処理装置における第8の制御処理手順の一例を示すフローチャートであり、本発明の第8実施形態におけるインストール処理方法(インストールプログラム)についてのフローチャートに対応する。なお、ここでは、コンピュータ10aにデバイスドライバを追加する場合について説明する。また、このフローチャートの処理は、コンピュータ10a内のCPU21によりHDD26,記録媒体32又はその他の記録媒体に格納されたプログラムに基づいて実行される。また、S801〜S804は各ステップを示す。
【0151】
まず、ステップS801では、所定の格納場所に格納されている定義ファイル(図15)に記載された全ての定義情報を処理したか否かを判断し、全てについて処理が終わったと判断した場合には処理を終了する。なお、ステップS801において、定義情報が1つも存在しなかった場合は、何も処理をせず終了することになる。
【0152】
一方、ステップS801で、定義ファイル(図15)に記載された全ての定義情報を処理していないと判定した場合には、ステップS802に進み、定義ファイルから定義情報(オブジェクト名称,ドライバ名称,接続先(例えば、ネットワークアドレス)を取得し、RAM23内のワークエリアに記憶する。
【0153】
次にステップS803では、ステップS802で取得したデバイスドライバ名称のデバイスドライバを、所定の場所(予め、HDD26内の所定のフォルダや記録媒体32内等に保存されている)から読み出して、コンピュータ10aにインストールする(詳細には、ドライバ構成ファイルを、ドライバ格納フォルダ(オペレーションシステムにより異なる)にコピーする)。
【0154】
なお、ドライバファイルの保存場所は、予め決められた場所であってもよいし、図3に示した「Baseinfo」301内で「DriverFolder=C:¥……」等と設定するようにしてもよい。また、ドライバが見つからなかった場合には、ドライバの格納場所の入力を促すような画面をディスプレイ12に表示し、ユーザにドライバの格納場所を指定させるようにしてもよい。
【0155】
次にステップS804では、定義情報内で定義されたオブジェクト名称,デバイスドライバ名称,接続先情報をそれぞれ、オブジェクト名称,ドライバ名称,接続先情報等としたデバイスオブジェクトを追加し、ステップS801の処理に戻る。
【0156】
なお、このインストール処理を、図14に示した管理者権限チェック処理のステップS604で「デバイスドライバ追加処理」に変えて実行させるように構成してもよい。
【0157】
図17は、本発明の情報処理装置の第8実施形態におけるインストール処理を示す模式図であり、特に、コンピュータ10a上で自動インストールツール(図16に示したインストール処理)を実行する際のフォルダ構成と各ファイルの相関を示す。なお、本実施形態では、サーバ60内のデバイスドライバ共有フォルダ820をデバイスドライバファイルの格納フォルダとして利用しているが、CD−ROM等の記録媒体に格納されて各ユーザに配布されたり、管理者から各ユーザにメール送信されたり、クライアント内に予め保存されていてもよい。なお、フォルダ820内の複数のOSのセットアップに対応したフォルダは、第1〜第3のOS用フォルダに限られるものではない。
【0158】
これによれば、管理者が定義ファイル802を生成して自動インストール(インストールプログラム)801とともに各ユーザに配布し、該配布された自動インストールツール801を各ユーザが各インストール対象のコンピュータ上で実行するだけで、デバイスドライバのインストール対象のコンピュータが何台あろうともデバイスドライバを自動インストールすることができる。
【0159】
よって、移動、移設等の環境変更の度に発生する複数台のコンピュータへのデバイスドライバのセットアップ作業(従来はコンピュータ1台ずつ行っていた)を軽減することができる。
【0160】
また、各ユーザは自動インストールツールを実行するだけなので、管理者や各ユーザがドライバのインストール,ポート等の接続先情報の設定等の煩雑で分かりづらい作業(時には、マニュアル,指示書等に従って行っても上手くインストールすることができない場合もある)を行う必要がない。よって、デバイスドライバのインストール経験のないユーザであっても容易に行うことができ、さらに各ユーザのスキルに寄らず、全てのコンピュータのデバイスドライババージョン等を同一に設定することができ、各ユーザによる作業負荷や管理者の管理負荷を軽減することができるとともに、設定,ドライバのバージョンアップの不整合に起因するトラブル発生を防止することができる。
【0161】
また、管理者権限が大幅に強化され、通常のユーザ権限では、プリンタドライバのインストール,バージョンアップ等を行うことができないOSにより動作するコンピュータであっても、管理者権限のないユーザが、自動インストールツールによりプリンタドライバのインストールを行うことができ、管理者の各コンピュータへのプリンタドライバインストール作業負荷を軽減することができる。また、この際、管理者により定義ファイル内に設定された管理者権限設定情報(暗号化されている)を用いるため、各ユーザに管理者権限を有するパスワード等を通知する必要がなく、セキュリティ面での安全も確保することができる。
【0162】
さらに、異なるOSが混在する環境であっても、プリンタメーカから供給される各OSに対応するドライバのインストーラ等をサーバの共有フォルダ上に保持しておき、これら各OSに対応するインストーラを用いて、インストール作業を行うことにより、異なるOSが混在する環境であっても、一つの定義ファイルにより同様にインストール作業を行うことができる。従って、旧OSから新たなOSへの移行もスムーズに行うことができる。
【0163】
なお、インストールを行うデバイスドラバファイル,図3,図11に示した設定ファイル,図15に示した定義ファイル,図4,図6,図7,図8,図10,図12,図14,図16に示した各フローチャートに対応するプログラムは、記録媒体32に格納されてユーザに配布され、各コンピュータ上で実行されるよいうにしても、管理者から各ユーザにメール送信されたり、管理者のコンピュータ又はサーバ60内に格納され各ユーザがダウンロードするように構成してもよいし、予めプログラムのみを各ユーザのコンピュータにインストールしておき、設定ファイルや定義ファイルのみを上述した方法により配布するように構成してもよい。
【0164】
これにより、各ユーザは、プログラムのアイコンをマウス等のポインティングデバイスにより指示(クリック)して実行するだけで、デバイスドライバの追加を行うことができる。
【0165】
なお、本実施形態のインストール処理に上記第7実施形態で示した管理者権限チェック処理を加えるように構成してもよい。
【0166】
また、本実施形態のインストール処理を実行した後に継続して、上記第1〜第6実施形態で示したデバイスドライバ追加処理を実行するようにする構成してもよい。なお、この両処理は、連動して実行されるようにしてもよい。
【0167】
例えば、複数の複合複写機を新たに導入したような場合等であっても、本実施形態のインストール処理により、複合複写機等のプリンタドライバのインストールを行った後に継続して、上記第1〜第6実施形態で示したデバイスドライバ追加処理により、前記複合複写機の他の機能(FAX,スキャナを含むその他の機能)のデバイスドライバのインストールを行うことにより、デバイスドライバの設定等に不慣れなユーザであっても、また、使用可能な機能が何種類あっても、またそのような機器が何台あっても、本実施形態のインストール処理と上記第1〜第6実施形態で示したデバイスドライバ追加処理を1度実行するだけで、複数の複合複写機ごとに各機能のデバイスドライバを追加することができる。
【0168】
上記のような複合複写機等を一度に複数台導入した場合、従来では、▲1▼複合複写機1台ごとに、また使用可能な機能ごとに、デバイスドライバのインストールを行う処理を、各コンピュータごとに行うか、▲2▼ネットワークを介して各複合複写機と各コンピュータが通信してデバイスドライバのインストールを行うかのいずれかであったが、▲1▼の方法は非常に煩雑である上にデバイスドライバのインストール知識が必要であり容易性に問題があった、▲2▼の方法はネットワークトラフィックの増大することこととなり非常に問題であったりしたが、上述した本実施形態での方法を用いることで、インストールの容易性の問題とネットワークトラフィック増大の問題との両方を解決することができる。
【0169】
さらに、デバイス機器がネットワークに接続されていない場合にもデバイスドライバを登録することができることから、デバイス機器を導入する前に、前もって各コンピュータに各デバイス機器のデバイスドライバを設定しておくことも可能である。
【0170】
なお、上記各実施形態を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【0171】
以上説明したように、各実施形態によれば、同一の名称とアドレスを持つデバイスの複数種類のデバイスドライバの登録処理を一括で行うので、デバイスドライバの設定等に不慣れなユーザであっても、また、使用可能なデバイス機器が何台あろうとも、デバイスドライバ追加ツールのアイコンをたった1回指示するだけで、各デバイスごとにそれぞれのデバイスドライバを追加することができ、管理者による設定作業を軽減することができるとともに、各ユーザに同一の環境を容易に提供することができる。
【0172】
また、あらかじめ設定されているデバイスドライバの組合せを使用するため、デバイスがネットワークに接続されていない場合にもデバイスドライバを登録することができ、デバイスドライバの登録の際にネットワーク通信を行わない構成とすることで、余計なネットワークトラフィックの増大を防ぐことができる。
【0173】
以下、図18に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0174】
図18は、本発明に係る情報処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0175】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0176】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0177】
本実施形態における図4,図6,図7,図8,図10,図12,図14,図16に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0178】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0179】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0180】
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0181】
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
【0182】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0183】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明に含まれるものである。
【0184】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0185】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0186】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0187】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0188】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0189】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
【0190】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、既に登録されているデバイスオブジェクトの設定情報を用いて同一接続先の同一又は異なる機能のデバイスオブジェクトを、該デバイス機器と通信してデバイス機器の情報を取得することなく新たに登録することができ、デバイスがまだ接続されていない場合や電源が入っていない状態であっても、デバイスオブジェクトを登録することができるとともに、従来のデバイスオブジェクトの登録の際にネットワーク通信による余計なネットワークトラフィックの増大を確実に防止することができる。
【0191】
従って、デバイスドライバのインストールに不慣れなユーザであっても従来のようにネットワークトラフィックを増大させることがなく、かつ容易にデバイスを追加可能なセットアップ環境を構築することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の情報処理装置におけるデバイスドライバ追加処理について説明する模式図である。
【図3】本発明の情報処理装置の第1実施形態における設定ファイルの構成を示す模式図である。
【図4】本発明の情報処理装置における第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態におけるプリンタオブジェクト(仮想プリンタ)のプロパティ設定画面の一例を示す模式図である。
【図6】本発明の情報処理装置における第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の情報処理装置における第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明の情報処理装置における第4の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第4実施形態における追加対象候補一覧画面の一例を示す模式図である。
【図10】本発明の情報処理装置における第5の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の情報処理装置の第6実施形態における設定ファイルの構成を示す模式図である。
【図12】本発明の情報処理装置における第6の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明の情報処理装置における管理者権限設定画面の一例を示す模式図である。
【図14】本発明の情報処理装置における第7の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明の情報処理装置の第8実施形態における定義ファイルの構成を示す模式図である。
【図16】本発明の情報処理装置における第8の制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図17】本発明の情報処理装置の第8実施形態におけるインストール処理を示す模式図である。
【図18】本発明に係る情報処理装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
10(10a,10b) コンピュータ
11 コンピュータ本体
12 ディスプレイ
13 入力装置(キーボード,マウス)
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 NW I/F
26 HDD
27 CD−ROMドライブ
30(30a,30b,30c) プリンタ
50 ネットワーク
31 プリンタドライバ
32 CD−ROM
40 オペレーティングシステム(OS)
60 サーバ

Claims (10)

  1. デバイス機器に対するデバイスドライバをインストールすることにより、オペレーティングシステムにデバイスオブジェクトが登録される情報処理装置であって、
    該情報処理装置に既に登録されている第1のデバイスオブジェクトに設定された、第1のデバイスドライバのドライバ名称と、前記デバイス機器を特定するための接続先情報を含む設定情報を取得する取得手段と、
    複数の機能を有するデバイス機器の各機能のデバイスドライバ同士がドライバ名称で対応付けられた対応情報を記憶する対応情報記憶手段と、
    前記取得手段にて取得された設定情報に含まれる前記ドライバ名称を用いて、前記対応情報において前記第1のデバイスドライバと対応付けられた第2のデバイスドライバを検索する検索手段と、
    前記検索された前記第2のデバイスドライバを前記情報処理装置にインストールするインストール手段と、
    前記取得手段によって取得した設定情報に含まれる前記第1のデバイスオブジェクトに設定された接続先情報を用いて、前記インストール手段によりインストールされた前記第2のデバイスドライバのデバイスオブジェクトとして第2のデバイスオブジェクトを登録する登録手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取得手段により取得される設定情報は、前記第1のデバイスオブジェクトのオブジェクト名称を含むものであり、
    前記登録手段は、前記第2のデバイスオブジェクトのオブジェクト名称を、前記取得手段によって取得した設定情報に含まれる前記第1のデバイスオブジェクトのオブジェクト名称を用いて登録することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記検索手段にて検索された前記第2のデバイドライバが既にインストールされており、かつ、前記取得手段によって取得した設定情報に含まれる接続先情報と同一の接続先が設定されたデバイスオブジェクトが、既に登録されている場合には、前記インストール手段によるインストール処理及び前記登録手段による登録処理を制限する第1の制御手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得手段により取得される設定情報は、デバイスドライバのインストールに関するコメント情報を含むものであり、
    前記取得手段によって取得した設定情報に含まれるコメント情報を用いて、前記インストール手段によるインストール処理及び前記登録手段による登録処理を制限する第1の制御手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 前記検索手段にて検索された前記第2のデバイスドライバのインストール及びデバイスオブジェクトの登録の有無の選択する選択手段と、
    前記選択手段の選択結果に基づいて、前記インストール手段によるインストール処理及び前記登録手段による登録処理を制限する第1の制御手段と、を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  6. 前記検索手段にて検索された前記第2のデバイスドライバが既にインストールされている場合に、前記既にインストールされている第2のデバイスドライバと前記インストール手段によりインストールされる第2のデバイスドライバとのバージョン情報を比較する比較手段と、
    前記比較手段により、前記既にインストールされている第2のデバイスドライバが前記インストール手段によりインストールされる第2のデバイスドライバより新しいバージョンである場合には、前記インストール手段によるインストール処理を制限する第1の制御手段と、を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  7. オペレーティングシステムにより前記インストール手段によるインストール手段によるインストール処理及び前記登録手段による登録処理が制限される場合、予め作成された管理者情報に基づいて管理者権限を行使して前記インストール手段によるインストール処理及び前記登録手段による登録処理を実行させる第2の制御手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 取得手段、検索手段、インストール手段および登録手段を備え、デバイス機器に対するデバイスドライバをインストールすることにより、オペレーティングシステムにデバイスオブジェクトが登録される情報処理装置におけるドライバ追加方法であって、
    前記取得手段が、前記情報処理装置に既に登録されている第1のデバイスオブジェクトに設定された、第1のデバイスドライバのドライバ名称と、前記デバイス機器を特定するための接続先情報を含む設定情報を取得する取得ステップと、
    前記検索手段が、所定の記憶領域から、複数の機能を有するデバイス機器の各機能のデバイスドライバ同士がドライバ名称で対応付けられた対応情報を読み出し、前記取得ステップにて取得された設定情報に含まれる前記ドライバ名称を用いて、前記対応情報において前記第1のデバイスドライバと対応付けられた第2のデバイスドライバを検索する検索ステップと、
    前記インストール手段が、前記検索された前記第2のデバイスドライバを前記情報処理装置にインストールするインストールステップと、
    前記登録手段が、前記取得ステップによって取得した設定情報に含まれる前記第1のデバイスオブジェクトに設定された接続先情報を用いて、前記インストールステップによりインストールされた前記第2のデバイスドライバのデバイスオブジェクトとして第2のデバイスオブジェクトを登録する登録ステップと、
    を有することを特徴とするデバイスドライバ追加方法。
  9. デバイス機器に対するデバイスドライバをインストールすることにより、オペレーティングシステムにデバイスオブジェクトが登録される情報処理装置を
    前記情報処理装置に既に登録されている第1のデバイスオブジェクトに設定された、第1のデバイスドライバのドライバ名称と、前記デバイス機器を特定するための接続先情報を含む設定情報を取得する取得手段と、
    所定の記憶領域より複数の機能を有するデバイス機器の各機能のデバイスドライバ同士がドライバ名称で対応付けられた対応情報を読み出し、前記取得手段にて取得された設定情報に含まれる前記ドライバ名称を用いて、前記対応情報において前記第1のデバイスドライバと対応付けられた第2のデバイスドライバを検索する検索手段と、
    前記検索された前記第2のデバイスドライバを前記情報処理装置にインストールするインストール手段と、
    前記取得手段によって取得した設定情報に含まれる前記第1のデバイスオブジェクトに設定された接続先情報を用いて、前記インストール手段によりインストールされた前記第2のデバイスドライバのデバイスオブジェクトとして第2のデバイスオブジェクトを登録する登録手段として、
    機能させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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