JP5130135B2

JP5130135B2 - 設定プログラム

Info

Publication number: JP5130135B2
Application number: JP2008179265A
Authority: JP
Inventors: 直樹桑先
Original assignee: Kyocera Document Solutions Inc
Current assignee: Kyocera Document Solutions Inc
Priority date: 2008-07-09
Filing date: 2008-07-09
Publication date: 2013-01-30
Anticipated expiration: 2028-07-09
Also published as: JP2010020469A

Description

本発明は、端末装置に使用される設定プログラムに関するものである。

近年、複合機、プリンタなどの各種画像形成装置がネットワークに接続され、１台の端末装置から、複数種類の画像形成装置を利用可能となっている。

そのような画像形成装置には、動作設定が行われると、他の画像形成装置へその設定情報を供給する画像形成装置がある（例えば特許文献１参照）。

特開２００７−２４１５８２号公報

しかしながら、上述の技術では、画像形成装置側での設定作業は簡単に行えるものの、ユーザは、複数種類の画像形成装置のそれぞれについてのデバイスドライバが周辺機器から管理情報を取得する際に使用する通信プロトコルの設定情報をそれぞれ入力し端末装置内に保存させておく必要がある。例えば、プリンタドライバとＦＡＸドライバがある場合、それらのドライバが周辺機器にアクセスする際に使用するユーザ名やパスワードを、ドライバごとに設定する必要がある。

本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、端末装置における、複数のデバイスドライバが周辺機器から管理情報を取得する際に使用する設定情報を入力する作業を省力化することができる設定プログラムを得ることを目的とする。

上記の課題を解決するために、本発明では以下のようにした。

本発明に係る設定プログラムは、端末装置内のコンピュータに、デバイスドライバが周辺機器から管理情報を取得する際に使用する所定の通信プロトコルの設定情報を、所定の入力装置に対するユーザによる入力操作から特定する入力ステップと、そのデバイスドライバについて入力ステップにおいて特定された設定情報を保存する第１の保存ステップと、端末装置にインストールされているデバイスドライバを検索し、その設定情報を使用可能な他のデバイスドライバを検出する検索ステップと、第１の保存ステップにおける設定情報を、検出した他のデバイスドライバが周辺機器から管理情報を取得する際に使用する所定の通信プロトコルの設定情報として保存する第２の保存ステップとを実行させる。そして、デバイスドライバの実行時にそのデバイスドライバの前記設定情報が保存されていない場合のみ、コンピュータに、そのデバイスドライバについて、入力ステップ、第１の保存ステップ、検索ステップ、および第２の保存ステップを実行させる。
上述のデバイスドライバおよび上述の他のデバイスドライバが使用する通信プロトコルは、ＳＮＭＰバージョン１〜３のいずれかであって、上述のデバイスドライバおよび上述の他のデバイスドライバが使用する通信プロトコルがＳＮＭＰバージョン１またはＳＮＭＰバージョン２である場合、設定情報は、コミュニティ名を含み、上述のデバイスドライバおよび上述の他のデバイスドライバが使用する通信プロトコルがＳＮＭＰバージョン３である場合、設定情報は、ユーザ名およびパスワードの組、認証方式および暗号方式のうちの少なくとも１つを含む。

これにより、端末装置における、複数のデバイスドライバが周辺機器から管理情報を取得する際に使用する設定情報を入力する作業を省力化することができる。また、設定情報が存在する場合には、設定情報の入力が不要となるため、設定情報を入力する作業を省力化することができる。

また、本発明に係る設定プログラムは、上記の設定プログラムに加え、次のようにしてもよい。この場合、設定プログラムは、コンピュータに、デバイスドライバの設定情報および他のデバイスの設定情報を端末装置内のデータ格納装置に保存させる。

また、本発明に係る設定プログラムは、上記の設定プログラムのいずれかに加え、次のようにしてもよい。この場合、設定プログラムは、コンピュータに、デバイスドライバの設定情報および他のデバイスの設定情報を端末装置内のデータ格納装置にレジストリとして保存させる。

本発明によれば、端末装置における、複数のデバイスドライバが周辺機器から管理情報を取得する際に使用する設定情報を入力する作業を省力化することができる。

以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。

図１は、本発明の実施の形態に係る設定プログラムをインストールされた端末装置を含む画像形成システムの構成を示すブロック図である。図１に示すシステムでは、コンピュータネットワークを介して、端末装置１に、プリンタ２および複合機３が接続されている。

端末装置１、プリンタ２および複合機３は、ＳＮＭＰ（Simple Network Management Protocol）での通信が可能である。したがって、端末装置１は、ＳＮＭＰで、プリンタ２および複合機３の内部状態情報および動作設定情報を取得可能である。ＳＮＭＰには、ＳＮＭＰバージョン１、バージョン２およびバージョン３がある。ＳＮＭＰバージョン１，２では、正当なコミュニティ名を周辺機器に提示してその周辺機器内の情報を取得したりその周辺機器に情報を書き込んだりする。ＳＮＭＰバージョン３では、正当なユーザ名およびパスワードの組を周辺機器に提示してその周辺機器内の情報を取得したりその周辺機器に情報を書き込んだりする。

端末装置１は、例えばパーソナルコンピュータであって、通信装置１１、データ格納装置１２およびコンピュータ１３を有する。

通信装置１１は、コンピュータネットワークに接続され、コンピュータネットワークに接続された他の機器（ここでは、プリンタ２および複合機３）と通信可能な装置である。通信装置１１としては、例えばネットワークインタフェースカードが使用される。

データ格納装置１２は、端末装置１にインストールされたプログラム（この実施の形態では、プリンタドライバプログラム２１、ＦＡＸドライバプログラム２２およびＳＮＭＰ設定プログラム２３）を格納するとともに、デバイスドライバ（この実施の形態では、後述のプリンタドライバ３１およびＦＡＸドライバ３２）が周辺機器（この実施の形態では、プリンタ２および複合機３）から管理情報（内部状態情報、動作設定情報など）を取得する際に使用するＳＮＭＰの設定情報を含むＳＮＭＰ設定データ２４を格納する装置である。データ格納装置１２としては、不揮発性のメモリ、ハードディスクドライブなどが使用される。なお、これらのプログラム２１，２２，２３を、可搬性のある記録媒体（ＣＤ−ＲＯＭなど）に格納しておき、その記録媒体からプログラムを読み出す読取装置（ＣＤ−ＲＯＭドライブなど）を端末装置１に設けるようにしてもよい。

ＳＮＭＰ設定データ２４には、デバイスドライバごとに、ＳＮＭＰで使用される設定情報が含まれる。ＳＮＭＰで使用される設定情報としては、ＳＮＭＰバージョン１，２のコミュニティ名（リードコミュニティ名および／またはライトコミュニティ名）、ＳＮＭＰバージョン３の、ユーザ名およびパスワードの組、認証方式情報、暗号方式情報などがある。ＳＮＭＰバージョン３の認証方式情報により、ＭＤ５、ＳＨＡ１などの認証アルゴリズムが指定される。ＳＮＭＰバージョン３の暗号方式情報により、ＤＥＳ、ＡＥＳなどの暗号アルゴリズムが指定される。また、端末装置１でオペレーティングシステムとしてウィンドウズ（登録商標）が使用されている場合には、ＳＮＭＰ設定データ２４は、例えば、レジストリの一部とされる。

コンピュータ１３は、図示せぬＣＰＵ（Central Processing Unit）、ＲＯＭ（Read Only Memory）、ＲＡＭ（Random Access Memory）などを有し、ＲＯＭ、データ格納装置１２などに格納されているプログラムをＲＡＭにロードし、ＣＰＵで実行する装置である。コンピュータ１３は、通信装置１１およびデータ格納装置１２に接続されている。コンピュータ１３では、プログラムがＣＰＵで実行されることにより、処理部が実現される。この実施の形態では、プリンタドライバプログラム２１が実行されることにより、プリンタドライバ３１およびプリンタドライバ３１用の通信処理部３２が実現され、ＦＡＸドライバプログラム２２が実行されることにより、ＦＡＸドライバ３３およびＦＡＸドライバ３３用の通信処理部３４が実現され、ＳＮＭＰ設定プログラム２３が実行されることにより、ＳＮＭＰ設定部３５が実現される。

プリンタドライバ３１は、通信処理部３２を使用して、印刷データをプリンタ２または複合機３に供給するとともに、プリンタ２および複合機３から内部状態情報および動作設定情報を取得したりプリンタ２および複合機３に動作設定情報を書き込んだりする処理部である。以下、内部状態情報および動作設定情報を管理情報という。

通信処理部３２は、所定のプロトコルで印刷データをプリンタ２または複合機３に送信したり、ＳＮＭＰでプリンタ２または複合機３と通信して管理情報を取得したり動作設定情報を書き込んだりする処理部である。

ＦＡＸドライバ３３は、通信処理部３４を使用して、ファクシミリデータの送受を複合機３に実行させるとともに、複合機３から管理情報を取得したり複合機３に動作設定情報を書き込んだりする処理部である。

通信処理部３４は、所定のプロトコルで文書データを複合機３に送信したり複合機３から受信したり、ＳＮＭＰで複合機３と通信して管理情報を取得したり動作設定情報を書き込んだりする処理部である。

ＳＮＭＰ設定部３５は、（ａ）デバイスドライバがＳＮＭＰで周辺機器から管理情報を取得する際に使用する設定情報を保存し、（ｂ）端末装置１にインストールされているデバイスドライバを検索し、その設定情報を使用可能な他のデバイスドライバを検出し、（ｃ）検出した他のデバイスドライバがＳＮＭＰで周辺機器から管理情報を取得する際に使用する設定情報を保存する処理部である。この実施の形態では、ＳＮＭＰ設定部３５は、あるデバイスドライバの実行時にそのデバイスドライバの設定情報がＳＮＭＰ設定データ２４に保存されていない場合のみ、上述の処理（ａ），（ｂ），（ｃ）を実行する。

次に、端末装置１の動作について説明する。図２は、図１に示す端末装置１におけるプリンタドライバ３１およびＳＮＭＰ設定部３５の動作について説明する図である。図３は、図１に示す端末装置１におけるＦＡＸドライバ３３およびＳＮＭＰ設定部３５の動作について説明する図である。

端末装置１では、プリンタドライバ３１またはＦＡＸドライバ３３が、図示せぬアプリケーション、オペレーティングシステムなどにおける、プリンタ情報（プリンタ２または複合機３のプリンタ機能についての管理情報）またはファクシミリ情報（複合機３のファクシミリ機能についての管理情報）の取得要求を検出すると（ステップＳ１，Ｓ２１）、ＳＮＭＰ設定部３５に起動要求を供給する（ステップＳ２，Ｓ２２）。

プリンタドライバ３１による起動要求が発生すると（ステップＳ２）、ＳＮＭＰ設定部３５は、プリンタドライバ３１についてのＳＮＭＰの設定情報がＳＮＭＰ設定データ２４に保存されているか否かを判定する（ステップＳ３）。

ＳＮＭＰ設定部３５は、プリンタドライバ３１についてのＳＮＭＰの設定情報がＳＮＭＰ設定データ２４に保存されていないと判定した場合、ＳＮＭＰの設定情報の入力処理を行う（ステップＳ４）。この入力処理では、ＳＮＭＰ設定部３５は、図示せぬ表示装置に、ＳＮＭＰの設定情報を入力するための入力フィールドを表示させ、その入力フィールドへ設定情報を入力するためのユーザ操作が図示せぬ入力装置で検出されると、その検出された操作に基づいて設定情報を特定する。

ＳＮＭＰ設定部３５は、入力されたＳＮＭＰの設定情報を特定すると、プリンタドライバ３１についての設定情報を、ＳＮＭＰ設定データ２４に保存する（ステップＳ５）。その後、ＳＮＭＰ設定部３５は、端末装置１にインストールされているデバイスドライバを検索し、その入力された設定情報を使用可能な他のデバイスドライバが存在すればそれを検出する（ステップＳ６）。このとき、ＳＮＭＰ設定部３５は、例えば、プリンタドライバ３１と同一ベンダによる他のデバイスドライバを検出する。プリンタドライバ３１とＦＡＸドライバ３３が同一ベンダのものである場合には、ＳＮＭＰ設定部３５は、ＦＡＸドライバ３３を検出する。

ＳＮＭＰ設定部３５は、他のデバイスドライバを検出すると、入力された設定情報を、検出した他のデバイスドライバがＳＮＭＰで周辺機器から管理情報を取得する際に使用する設定情報としてＳＮＭＰ設定データ２４に保存する（ステップＳ７）。

ステップＳ５〜Ｓ７の処理が完了した後、およびステップＳ３において、プリンタドライバ３１についてのＳＮＭＰの設定情報がＳＮＭＰ設定データ２４に保存されていると判定した場合、ＳＮＭＰ設定部３５は、処理完了通知をプリンタドライバ３１に供給する（ステップＳ８）。

プリンタドライバ３１は、ＳＮＭＰ設定部３５の処理完了通知を検出すると、通信処理部３２に、プリンタ情報の取得を要求する（ステップＳ９）。通信処理部３２は、ＳＮＭＰ設定データからプリンタドライバ３１についての設定情報を読み出し（ステップＳ１０）、その設定情報をプリンタ２または複合機３に送信してプリンタ情報を取得する（ステップＳ１１）。通信処理部３２は、プリンタ情報を取得すると、ＳＮＭＰ設定データ２４に保存する（ステップＳ１２）。その後、通信処理部３２は、処理完了通知をプリンタドライバ３１に供給する（ステップＳ１３）。

プリンタドライバ３１は、通信処理部３２の処理完了通知を検出すると、ＳＮＭＰ設定データからプリンタ情報を読み出す（ステップＳ１４）。

このようにして、プリンタ情報の取得要求に応じて、プリンタ情報が取得される。

また、ＦＡＸドライバ３３による起動要求が発生すると（ステップＳ２２）、ＳＮＭＰ設定部３５は、ステップＳ３〜Ｓ８と同様の処理（ステップＳ２３〜Ｓ２８）を行い、その後、ＦＡＸドライバ３５は通信処理部３４と連携してファクシミリ情報を複合機３から取得する（ステップＳ２９〜Ｓ３４）。

例えば、プリンタドライバ３１についての設定情報が保存されておらず、プリンタドライバ３１についての設定情報が入力され保存されたときに、ステップＳ７においてＦＡＸドライバ３１についての設定情報も保存された場合、その後、ステップＳ２３において、ＳＮＭＰ設定部３５は、ＦＡＸドライバ３１についての設定情報が保存されていると判定し、その後、ステップＳ２４〜Ｓ２７の処理を行わず、ただちに処理設定通知をＦＡＸドライバ３３に供給する。

以上のように、上記実施の形態によれば、ＳＮＭＰ設定プログラム２３は、端末装置１内のコンピュータ１３に、プリンタドライバ３１またはＦＡＸドライバ３３がプリンタ２または複合機３から管理情報を取得する際に使用するＳＮＭＰの設定情報を保存する第１の保存ステップと、端末装置１にインストールされているデバイスドライバを検索し、その設定情報を使用可能な他のデバイスドライバを検出する検索ステップと、第１の保存ステップにおける設定情報を、検出した他のデバイスドライバが周辺機器から管理情報を取得する際に使用するＳＮＭＰの設定情報として保存する第２の保存ステップとを実行させる。

これにより、端末装置１における、複数のデバイスドライバ（プリンタドライバ３１、ＦＡＸドライバ３３など）が周辺機器（プリンタ２、複合機３など）から管理情報を取得する際に使用する設定情報を入力する作業を省力化することができる。また、ＳＮＭＰ設定部３５（つまり、ＳＮＭＰ設定プログラム２３）は、プリンタドライバ３１またはＦＡＸドライバ３３に対して共通で使用されるため、開発、メンテナンなどが簡単である。

また、上記実施の形態によれば、ＳＮＭＰ設定プログラム２３は、デバイスドライバの実行時にそのデバイスドライバの設定情報が保存されていない場合のみ、コンピュータに、そのデバイスドライバについての第１の保存ステップ、検索ステップおよび第２の保存ステップを実行させる。

これにより、設定情報が存在する場合には、設定情報の入力が不要となるため、設定情報を入力する作業を省力化することができる。

なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。

例えば、上記実施の形態では、画像形成装置の例としてプリンタ２および複合機３を挙げているが、それら以外の画像形成装置のデバイスドライバについても、ＳＮＭＰ設定部３５は、同様の処理を行うことができる。

また、上記実施の形態において、周辺機器から管理情報を取得する際に使用するプロトコルの例として、ＳＮＭＰバージョン１〜３を挙げているが、同様の機能を有する他のプロトコルを使用してもよい。

また、上記実施の形態において、ＳＮＭＰ設定データ２４は、ＸＭＬ（Extensible Markup Language）形式、ＣＳＶ（Comma Separated Values）形式などのデータとしてもよい。

本発明は、例えば、表示装置を使用した操作パネルを有する複合機に適用可能である。

本発明の実施の形態に係る設定プログラムをインストールされた端末装置を含む画像形成システムの構成を示すブロック図である。図１に示す端末装置におけるプリンタドライバおよびＳＮＭＰ設定部の動作について説明する図である。図１に示す端末装置におけるＦＡＸドライバおよびＳＮＭＰ設定部の動作について説明する図である。

符号の説明

１端末装置（端末装置の一例）
２プリンタ（周辺機器の一例）
３複合機（周辺機器の一例）
１２データ格納装置（データ格納装置の一例）
１３コンピュータ（コンピュータの一例）
３１プリンタドライバ（デバイスドライバの一例）
３３ＦＡＸドライバ（デバイスドライバの一例）

Claims

端末装置内のコンピュータに、
デバイスドライバが周辺機器から管理情報を取得する際に使用する所定の通信プロトコルの設定情報を、所定の入力装置に対するユーザによる入力操作から特定する入力ステップと、
前記デバイスドライバについて前記入力ステップにおいて特定された前記設定情報を保存する第１の保存ステップと、
前記端末装置にインストールされているデバイスドライバを検索し、その設定情報を使用可能な他のデバイスドライバを検出する検索ステップと、
前記第１の保存ステップにおける前記設定情報を、検出した前記他のデバイスドライバが周辺機器から管理情報を取得する際に使用する所定の通信プロトコルの設定情報として保存する第２の保存ステップと、
を実行させ、
デバイスドライバの実行時にそのデバイスドライバの前記設定情報が保存されていない場合のみ、前記コンピュータに、そのデバイスドライバについて、前記入力ステップ、前記第１の保存ステップ、前記検索ステップ、および前記第２の保存ステップを実行させ、
前記デバイスドライバおよび前記他のデバイスドライバが使用する前記通信プロトコルは、ＳＮＭＰバージョン１〜３のいずれかであって、
前記デバイスドライバおよび前記他のデバイスドライバが使用する前記通信プロトコルがＳＮＭＰバージョン１またはＳＮＭＰバージョン２である場合、前記設定情報は、コミュニティ名を含み、
前記デバイスドライバおよび前記他のデバイスドライバが使用する前記通信プロトコルがＳＮＭＰバージョン３である場合、前記設定情報は、ユーザ名およびパスワードの組、認証方式および暗号方式のうちの少なくとも１つを含むこと、
を特徴とする設定プログラム。
前記コンピュータに、前記デバイスドライバの前記設定情報および前記他のデバイスの前記設定情報を前記端末装置内のデータ格納装置に保存させることを特徴とする請求項１記載の設定プログラム。
前記コンピュータに、前記デバイスドライバの前記設定情報および前記他のデバイスの前記設定情報を前記端末装置内のデータ格納装置にレジストリとして保存させることを特徴とする請求項２記載の設定プログラム。