JP3996814B2 - 排水用簡易接続部材 - Google Patents
排水用簡易接続部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3996814B2 JP3996814B2 JP2002233615A JP2002233615A JP3996814B2 JP 3996814 B2 JP3996814 B2 JP 3996814B2 JP 2002233615 A JP2002233615 A JP 2002233615A JP 2002233615 A JP2002233615 A JP 2002233615A JP 3996814 B2 JP3996814 B2 JP 3996814B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drainage
- downstream
- pipe
- shaped
- insertion port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、洗濯機などの排水ホースや、洗面台および流し台などの排水口に連なる連結管と下流側の排水管とを接続する排水用簡易接続部材に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
例えばマンションなどにおいて床面の所定位置に置かれたパンに載置された洗濯機の排水ホースは、排水管に連通するようパンに設けた排水トラップの入口に差し込まれた状態でホースバンドで止めているだけなので、少しでも接続ミスがあると排水が漏れやすかった。
【0003】
この発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、簡易な接続作業で排水の漏れを確実に防止できる排水用簡易接続部材を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明の排水用簡易接続部材は、洗濯機などの排水ホースや、洗面台および流し台などの排水口に連なる連結管と下流側の排水管とを接続する排水用簡易接続部材であって、上流側から前記排水ホースの下流端または前記連結管の下流端が差し込まれる差込穴を有する差込口部と、この差込口部の下流端に前記差込穴に連通するよう取り付けられるリング状取付部を有するとともに前記リング状取付部の下流側に筒状部を有し、更に、前記リング状取付部および筒状部間に下流側に向かって延びる簡易接続用の爪部が連設された外向きフランジを有する上流側継手と、排水管の入口部に外嵌した状態で固定され、排水ホースや連結管と排水管との接続時において前記差込口部に前記リング状取付部が取り付けられた状態の上流側継手が前記筒状部を介して取り付けられる下流側継手と、この下流側継手の外周面上を円周方向に沿って回転自在に摺動するよう取り付けられ、前記接続時において前記爪部が差し込まれる抜け止め用の係止孔部を有する抜け止め用リング体とを備えたことを特徴とする。
【0005】
この発明においては、前記差込口部として、可撓性の樹脂で薄肉状に成形されたものを用いる一方、前記排水ホース7が、山形部分aと谷形部分bとを軸線方向に交互に備えてなる下流端7aを有するフレキシブルパイプ(図8参照)、あるいは、山形部分aと谷形部分bとを軸線方向に螺旋状に備えてなる下流端7aを有するフレキシブルパイプ(図9参照)で構成されるのが好ましい。
【0006】
また、この発明においては、前記差込口部として、可撓性の樹脂で薄肉状に成形されたものを用いる一方、前記連結管32は、少なくとも前記下流端32a(図10参照)に外ねじ(図示せず)を有するのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を、図を参照しながら説明する。
図1〜図9は、洗濯機の排水ホースに接続されたこの発明の第1の実施形態を示す。
【0008】
図1〜図9において、1は、洗濯機2を載置する樹脂製の洗濯機用パンで、平面視がほぼ長方形状の底部3と枠部4とからなり、枠部4は、底部3の周縁から上方に向けて逆U字形状に折曲連設されている。前記底部3の適宜の位置には、排水トラップ設置用の孔が形成されている。排水トラップ5は、排水トラップ本体5aと、この排水トラップ本体5aの上部に設けられる入口部5bと、前記排水トラップ本体5aの側壁に設けられた排出部5cとから構成されている。排水トラップ5の入口部5bは、エルボ形状を有する。排出部5cは、フレキシブルパイプ6を介して下水道に連通する排水管に接続されている。7は、洗濯機2の排水ホースである。この排水ホース7は、図8に示すように、山形部分aと谷形部分bとを軸線方向に交互に備えてなるフレキシブルパイプである。なお、排水ホース7として、図9に示すように、山形部分aと谷形部分bとを軸線方向に螺旋状に備えてなるフレキシブルパイプを用いてもよい。
【0009】
以下この発明の特徴的構成について説明する。
【0010】
10は、排水ホース7と下流側の排水管6とを接続するための樹脂製の排水用簡易接続部材である。この排水用簡易接続部材10は、差込口部11と、上流側継手12と、下流側継手13と、抜け止め用リング体14の四つの部品を主として備えている。
【0011】
更に、差込口部11として、可撓性の樹脂で薄肉状に成形されたものが用いられている。差込口部11は、テーパ状で、下流側に行くほど口径が徐々に小さくなる緩やかな先細りの形状を有し、かつ、上流側から、山形部分aと谷形部分bとを軸線方向に交互に形成されている前記排水ホース7の下流端7aが差し込まれる差込穴11aを有する。差込口部11は下流方向に沿って順次二つの段差70および71を有する。前記段差70および71は、異なる口径rの排水ホース7が差し込まれる領域を示す目安となるもので、段差70によって区切られた上流域70a内には、大きな口径rの下流端7aが差し込まれる一方、段差70および段差71間の領域71a内には、小さな口径rの下流端7aが差し込まれるものである。
【0012】
前記上流側継手12は、差込口部11の下流端に前記差込穴11aに連通するよう接着剤によって取り付けられるリング状取付部15を有するとともに、前記取付部15の下流側に筒状部16を有し、更に、前記取付部15および筒状部16間に下流側に向かって延びる簡易接続用の一対の爪部17,17が連設されたリング状の外向きフランジ18を有する。爪部17,17は、180°の円周角で位置している。
【0013】
前記下流側継手13は、上流端がリング状の内向きフランジ19で形成され、前記入口部5bの上流側端面mと前記内向きフランジ19とで排水の漏れ防止用のOリング20を挟みながら前記入口部5bに外嵌した状態で接着剤によって取り付けられ、排水ホース7と下流側の排水管6との接続時において前記筒状部16が前記Oリング20を介して内嵌される。
【0014】
前記抜け止め用リング体14は、下流側継手13の外周面M上を円周方向に沿って回転自在に摺動するよう取り付けられ、前記接続時において前記爪部17,17が差し込まれる抜け止め用の係止孔部22,22を有する。
【0015】
而して、上流側継手12が接着剤によって取り付けられている差込口部11の上流側から排水ホース7を差込穴11aを介して差込口部11に差し込む。この差し込み状態では、テーパ状で、可撓性の樹脂で薄肉状に成形されたゴム状の差込口部11に、排水ホース7の山形部分aと谷形部分bが食い込むとともに、排水ホース7から排水した場合、排水ホース7から差込口部11の側に排水が流れるので、差し込み部分から排水が漏れることはない。
【0016】
続いて、上流側継手12の筒状部16を前記下流側継手13内に内嵌する。すなわち、筒状部16を内向きフランジ19によって形成される孔19aに挿入し、外向きフランジ18の下流面Sが内向きフランジ19の上流面Fに当たるまで上流側継手12を下流側継手13に差し込む。このとき、抜け止め用の係止孔部22,22に爪部17,17が差し込まれる。
【0017】
このように、接続作業がワンタッチで行えるので、作業性を向上できるとともに、接続ミスがなくなるので、排水漏れを確実に防止できる。
【0018】
図10は、洗面台30の排水口31に連なる連結管32に接続されたこの発明の第2の実施形態を示す。なお、上記実施形態に示したものと同一構造の部材には、同じ符号を付し、その説明を省略する。
【0019】
図10において、差込口部11に差し込む前記連結管32には外ねじおよび内ねじが形成されている。すなわち、洗面台30の排水口31内には、外ねじを持つリング体が嵌込まれており、排水口31の底側に突出している前記リング体に対して、底側からナット33および連結管32をこの順で螺合させてリング体を固定する。更に、このリング体の外ねじに螺合した連結管32の下流端32aを差込口部11上流側から差込口部11内に差し込むのである。
【0020】
この実施形態では、前記入口部5bとして、簡易トラップ40のほぼU字形状をした水溜部を採用している。なお、41は、水抜き用のキャップ、42は、ほぼ逆U字形状をした簡易トラップ40のコーナー部、46は排水導入部、47は排水管である。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したような構成からなるこの発明によって、簡易な接続作業で排水の漏れを確実に防止できる排水用簡易接続部材を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 洗濯機の排水ホースに接続されたこの発明の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】 上記実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】 上記実施形態で用いた上流側継手と下流側継手の接続前の状態を示す構成説明図である。
【図4】 上記実施形態で用いた上流側継手と下流側継手の接続後の状態を示す構成説明図である。
【図5】 (A)は、上記実施形態で用いた上流側継手を示す背面図である。
(B)は、上記実施形態で用いた上流側継手を示す縦断面図である。
【図6】 上記実施形態で用いた抜け止め用リング体を示す背面図である。
【図7】 (A)は、上記実施形態で用いた下流側継手を示す背面図である。
(B)は、上記実施形態で用いた下流側継手を示す縦断面図である。
【図8】 この発明に適用できる排水ホースを示す構成説明図である。
【図9】 この発明に適用できる他の排水ホースを示す構成説明図である。
【図10】 洗面台の排水口に連なる連結管に接続されたこの発明の第2の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
2…洗濯機、5b…入口部、6…排水管、7…排水ホース、10…排水用簡易接続部材、11a…差込穴、11…差込口部、12…上流側継手、13…下流側継手、14…抜け止め用リング体、15…リング状取付部、16…筒状部、17…簡易接続用の爪部、18…外向きフランジ、22…係止孔部。
Claims (3)
- 洗濯機などの排水ホースや、洗面台および流し台などの排水口に連なる連結管と下流側の排水管とを接続する排水用簡易接続部材であって、上流側から前記排水ホースの下流端または前記連結管の下流端が差し込まれる差込穴を有する差込口部と、この差込口部の下流端に前記差込穴に連通するよう取り付けられるリング状取付部を有するとともに前記リング状取付部の下流側に筒状部を有し、更に、前記リング状取付部および筒状部間に下流側に向かって延びる簡易接続用の爪部が連設された外向きフランジを有する上流側継手と、排水管の入口部に外嵌した状態で固定され、排水ホースや連結管と排水管との接続時において前記差込口部に前記リング状取付部が取り付けられた状態の上流側継手が前記筒状部を介して取り付けられる下流側継手と、この下流側継手の外周面上を円周方向に沿って回転自在に摺動するよう取り付けられ、前記接続時において前記爪部が差し込まれる抜け止め用の係止孔部を有する抜け止め用リング体とを備えたことを特徴とする排水用簡易接続部材。
- 前記差込口部として、可撓性の樹脂で薄肉状に成形されたものを用いる一方、前記排水ホースが、山形部分と谷形部分とを軸線方向に交互に備えてなる下流端を有するフレキシブルパイプ、あるいは、山形部分と谷形部分とを軸線方向に螺旋状に備えてなる下流端を有するフレキシブルパイプで構成される請求項1に記載の排水用簡易接続部材。
- 前記差込口部として、可撓性の樹脂で薄肉状に成形されたものを用いる一方、前記連結管は、少なくとも前記下流端に外ねじを有する請求項1に記載の排水用簡易接続部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233615A JP3996814B2 (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 排水用簡易接続部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233615A JP3996814B2 (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 排水用簡易接続部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004076262A JP2004076262A (ja) | 2004-03-11 |
JP3996814B2 true JP3996814B2 (ja) | 2007-10-24 |
Family
ID=32018706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002233615A Expired - Fee Related JP3996814B2 (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 排水用簡易接続部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3996814B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4674116B2 (ja) * | 2005-05-18 | 2011-04-20 | 三菱樹脂株式会社 | 排水ホース固定部材 |
JP6404546B2 (ja) * | 2013-01-18 | 2018-10-10 | 三菱電機株式会社 | 空気調和機の室外機 |
JP6235951B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2017-11-22 | 株式会社伸晃 | 管接続構造及び該管接続構造を備えたシンクの排水構造 |
JP2019187630A (ja) * | 2018-04-20 | 2019-10-31 | 丸一株式会社 | 洗濯機排水ホースジョイント構造 |
JP6982540B2 (ja) * | 2018-04-27 | 2021-12-17 | 未来工業株式会社 | 接続部材及び接続機構 |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002233615A patent/JP3996814B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004076262A (ja) | 2004-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6129107A (en) | Fluid-containment hose | |
US4546789A (en) | Valved access fitting | |
JP3996814B2 (ja) | 排水用簡易接続部材 | |
JP3688620B2 (ja) | 蛇腹状可撓管 | |
JP2011144913A (ja) | フレキシブル排水管 | |
JP2004360263A (ja) | 排水トラップ配管 | |
TWI276754B (en) | Rapid coupling | |
JP4756435B2 (ja) | 便器の掃除口蓋 | |
KR20170119781A (ko) | 절수형 양변기용 관 연결 조립체 | |
KR200289257Y1 (ko) | 배수호스와 배수관의 연결구 | |
JP2004211874A (ja) | 配管接続装置及びクリップ | |
JP6895615B2 (ja) | 洗濯機用排水配管 | |
WO2006129996A1 (en) | Pipe union | |
JPS6326465Y2 (ja) | ||
JP3130730U (ja) | 排水管の接続構造 | |
JPH094012A (ja) | 便器洗浄タンク装置における補助水管の接続構造 | |
JPH075347Y2 (ja) | トラップ付き排水枡用連結ホース及びそれに使用する排水管ソケット | |
JP3274378B2 (ja) | 浴室ユニットに於ける配管構造 | |
JP5327689B2 (ja) | ユニットバス | |
JP2000249273A (ja) | 蛇腹フレキシブルホースの接続構造 | |
JPH0587066U (ja) | 流し用排水装置およびそれを備えた流し | |
JP3899630B2 (ja) | 食器洗い機 | |
KR200272129Y1 (ko) | 하수도관용 플라스틱 엘보 | |
JP3963713B2 (ja) | 通水管と継手部材の接続構造 | |
JP3070566U (ja) | 方向変換用排水管継手 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050506 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070403 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070529 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070627 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070731 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070803 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140810 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |