JP3899630B2 - 食器洗い機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、排水配管に直結して使用されるキッチン組み込み型の食器洗い機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、洗浄槽内の水をキッチン側に事前に配管された排水配管に排水するキッチン組み込み型の食器洗い機が主流となっている。
【0003】
従来、この種の食器洗い機は図4から図6に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0004】
図4および図5に示すように、洗浄槽1は食器類2を収納するもので、この洗浄槽1に洗浄ノズル3を回転自在に支持し、食器類2に向けて洗浄水を噴射する。洗浄ポンプ4は洗浄ノズル3に洗浄水を送り込むものである。排水ポンプ5は、洗浄槽1内の洗浄水を機内排水経路6および接続部材7を通して、機外排水用配管8に排水する。機外排水用配管8は、食器洗い機本体9をキッチンに組み込む際に排水配管10と接続部材7を接続するための塩化ビニル製の配管部材であり、排水配管10の長さや位置に応じて長さを調整した後、接続部材7および排水配管10の端部に接続する。
【0005】
接続部材7は、図6に示すように、流入口11と流出口12からなる経路上に、機内排水経路6と機外排水用配管8を水封するための水溜部13と、Oリング14と逆止弁15と、この逆止弁15との当たり面16をもつスリーブ17からなる逆止弁機構を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の食器洗い機においては、接続部材7の流入口11と流出口12の方向が直線的に位置するために、一般的な樹脂成形等では接続部材7内に水溜部13を形成することが難しく、また、逆止弁15との当たり面16を接続部材7内に形成することができないため、スリーブ17のような別部品が必要となり高価なものとなっていた。
【0007】
また、Oリング14は接続部材7の径方向にてシールさせる構成であり、シール代を持たせるために接続部材7の内径よりも若干大きく形成している。このため接続部材7内にスリーブ17を挿入する際、Oリング14が変形しやすく、変形した場合シールできずに排水した水がスリーブ17の外周から逆流し、逆止弁機構を成さない恐れがあった。
【0008】
本発明は上記課題を解決するもので、逆止弁に対する信頼性を向上させるとともに、簡単な構成で廉価にすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的を達成するために、洗浄槽内の洗浄水を機外へ排出させる機内排水経路の端部と、食器洗い機本体の後方から前方に向け略直線的に導いた機外排水用配管の前方端部とを接続部材により接続し、接続部材は、機外排水用配管側の一端側の内方にシール座面を有する本体部と、シール座面に対応する端部に逆止弁をもつ蓋部とをそれぞれの溶着面で溶着にて一体化して構成したものであって、逆止弁は外周部とその内方の弁体部とを一部を溝で分離して一体に形成し、蓋部は本体部のシール座面に対向する端部に逆止弁を支持する支持梁を溶着面から本体部のシール座面に向けて凸設し、支持梁の本体部のシール座面に対向する面に突出させて設けたフランジ部に逆止弁の溝を挿入して逆止弁を支持しつつ、支持梁のフランジ部の端部をシール座面に当接させることで逆止弁の外周部で蓋部と本体部のシール座面との間のシールを行うとともに、弁体部で機外から機内への排水の逆流を防止するよう構成したものである。
【0010】
これにより、シール座面を有する本体部と逆止弁を設けた蓋部とを一体化することで、逆止弁に対する信頼性を向上させることができるとともに、スリーブ等の部品を必要とせず簡単な構成で、また、接続部材の本体部および蓋部を一般的な樹脂成形にて形成することができて廉価にすることができるとともに、逆止弁外周のシールを接続部材の内周ではなく、本体部に一体にて成形したシール座面にて行うため、逆止弁の外周を接続部材の内周よりも小さくすることができ、逆止弁の外周をシールする際に、逆止弁の外周が変形しシールが不完全になるのを防ぐことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、洗浄槽内の洗浄水を機外へ排出させる機内排水経路と、食器洗い機本体の後方から前方に向け略直線的に導いた機外排水用配管と、前記機内排水経路の端部と機外排水用配管の前方端部とを接続する接続部材とを備え、前記接続部材は、前記機外排水用配管側の一端側の内壁から内周方向にシール座面を延設した本体部と、前記シール座面に対向する端部に逆止弁をもつ蓋部とをそれぞれの溶着面で溶着にて一体化して構成した食器洗い機であって、前記逆止弁は外周部とその内方の弁体部とを一部を溝で分離して一体に形成し、前記蓋部は前記本体部のシール座面に対向する端部に前記逆止弁を支持する支持梁を前記溶着面から前記本体部のシール座面に向けて凸設し、前記支持梁の前記本体部のシール座面に対向する面に突出させて設けたフランジ部に前記逆止弁の溝を挿入して前記逆止弁を支持しつつ、前記支持梁のフランジ部の端部を前記シール座面に当接させることで前記逆止弁の外周部で前記蓋部と前記本体部のシール座面との間のシールを行うとともに、前記弁体部で機外から機内への排水の逆流を防止するよう構成したものであり、シール座面を有する本体部と逆止弁を設けた蓋部とを一体化することで、逆止弁に対する信頼性を向上させることができるとともに、スリーブ等の部品を必要とせず簡単な構成で、また、接続部材の本体部および蓋部を一般的な樹脂成形にて形成することができて廉価にすることができる。
【0012】
また、逆止弁外周のシールを接続部材の内周ではなく、本体部に一体にて成形したシール座面にて行うため、逆止弁の外周を接続部材の内周よりも小さくすることができ、逆止弁の外周をシールする際に、逆止弁の外周が変形しシールが不完全になるのを防ぐことができる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0014】
図1に示すように、接続部材18は、本体部19と蓋部20とで構成しており、溶着により一体化し、機内排水経路6の端部と機外排水用配管8の前方端部とを接続している。本体部19は、流入口21と流出口22を一体にて形成し、流出口22側の内方にシール座面23を設けている。一方、蓋部20には、本体部19に設けたシール座面23に対応する端部に、逆止弁24を支持する支持梁25を一体に有し、逆止弁24を支持している。
【0015】
逆止弁24は、図2に示すように、弁体部26と外周部27とを一体に成形したゴム部品で、蓋部20に設けた支持梁25に支持されており、本体部19と蓋部20を溶着一体化する際に、本体部19に設けたシール座面23に逆止弁24の外周部27の端部が当接し、逆止弁24外周のシールが行われる。
【0016】
また、図3に示すように、本体部19および蓋部20には、対応する位置にそれぞれ鉛直方向に垂下した箇所が設けてあり、溶着一体化によって水溜部28となる。
【0017】
上記構成において作用を説明すると、接続部材18は、本体部19と蓋部20を一般的な樹脂成形にて成形後、溶着にて一体化するため、内方にシール座面23や水溜部28を容易に形成することができる。また、一体化した逆止弁24の外周のシールをスリーブ等の部品を必要とせずに行うことができるため、より簡略化した部品で廉価にすることができる。
【0018】
また、逆止弁24の外周のシールを接続部材18の内周ではなく、本体部19に一体にて成形したシール座面23に、逆止弁24の外周部27の端部が当接することで行うため、逆止弁24の外周部27を接続部材18の内径よりも小さくすることができ、逆止弁24の外周をシールする際に逆止弁24外周が変形し、シールが不完全になるのを防ぐことができる。
【0019】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、洗浄槽内の洗浄水を機外へ排出させる機内排水経路と、食器洗い機本体の後方から前方に向け略直線的に導いた機外排水用配管と、前記機内排水経路の端部と機外排水用配管の前方端部とを接続する接続部材とを備え、前記接続部材は、前記機外排水用配管側の一端側の内壁から内周方向にシール座面を延設した本体部と、前記シール座面に対向する端部に逆止弁をもつ蓋部とをそれぞれの溶着面で溶着にて一体化して構成した食器洗い機であって、前記逆止弁は外周部とその内方の弁体部とを一部を溝で分離して一体に形成し、前記蓋部は前記本体部のシール座面に対向する端部に前記逆止弁を支持する支持梁を前記溶着面から前記本体部のシール座面に向けて凸設し、前記支持梁の前記本体部のシール座面に対向する面に突出させて設けたフランジ部に前記逆止弁の溝を挿入して前記逆止弁を支持しつつ、前記支持梁のフランジ部の端部を前記シール座面に当接させることで前記逆止弁の外周部で前記蓋部と前記本体部のシール座面との間のシールを行うとともに、前記弁体部で機外から機内への排水の逆流を防止するよう構成したから、逆止弁に対する信頼性を向上させることができるとともに、スリーブ等の部品を必要とせず簡単な構成で、また、接続部材の本体部および蓋部を一般的な樹脂成形にて形成することができて廉価にすることができる。
【0020】
また、逆止弁外周のシールを接続部材の内周ではなく、本体部に一体にて成形したシール座面にて行うため、逆止弁の外周を接続部材の内周よりも小さくすることができ、逆止弁の外周をシールする際に、逆止弁の外周が変形しシールが不完全になるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の食器洗い機の要部断面図
【図2】 同食器洗い機の接続部材の要部拡大断面図
【図3】 同食器洗い機のキッチンにビルトインされた状態の要部斜視図
【図4】 従来の食器洗い機の縦断面図
【図5】 同食器洗い機のキッチンにビルトインされた状態の要部斜視図
【図6】 同食器洗い機の接続部材の拡大断面図
【符号の説明】
6 機内排水経路
8 機外排水用配管
9 食器洗い機本体
18 接続部材
19 本体部
20 蓋部
23 シール座面
24 逆止弁
Claims (1)
- 洗浄槽内の洗浄水を機外へ排出させる機内排水経路と、食器洗い機本体の後方から前方に向け略直線的に導いた機外排水用配管と、前記機内排水経路の端部と機外排水用配管の前方端部とを接続する接続部材とを備え、前記接続部材は、前記機外排水用配管側の一端側の内壁から内周方向にシール座面を延設した本体部と、前記シール座面に対向する端部に逆止弁をもつ蓋部とをそれぞれの溶着面で溶着にて一体化して構成した食器洗い機であって、前記逆止弁は外周部とその内方の弁体部とを一部を溝で分離して一体に形成し、前記蓋部は前記本体部のシール座面に対向する端部に前記逆止弁を支持する支持梁を前記溶着面から前記本体部のシール座面に向けて凸設し、前記支持梁の前記本体部のシール座面に対向する面に突出させて設けたフランジ部に前記逆止弁の溝を挿入して前記逆止弁を支持しつつ、前記支持梁のフランジ部の端部を前記シール座面に当接させることで前記逆止弁の外周部で前記蓋部と前記本体部のシール座面との間のシールを行うとともに、前記弁体部で機外から機内への排水の逆流を防止するよう構成した食器洗い機。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP01527498A JP3899630B2 (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 食器洗い機 |
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JPH11206667A JPH11206667A (ja) | 1999-08-03 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP01527498A Expired - Fee Related JP3899630B2 (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 食器洗い機 |
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JP (1) | JP3899630B2 (ja) |
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1998
- 1998-01-28 JP JP01527498A patent/JP3899630B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH11206667A (ja) | 1999-08-03 |
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