JP3996604B2 - 積載用パレット - Google Patents

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この発明は、フォークリフトを用いて搬送される積載用パレットに関する。
積載用パレットとしては、木材等を格子状に組み立てて作られたものが多く用いられている。これらのパレットは製造するのが容易なうえ、製造コストもあまりかからず、取扱いも簡単であるという利点がある。しかし容積が大きくスペースをとるため、物流のコストが高くつき非効率的であるという欠点がある。また国際的な物流の場合には、木材等にカビや害虫が取り付くなど、検疫の面でも問題が出てくる。
そこで上で述べた欠点を解消するため、特許文献1に見られるようなシートパレットが提案されている。シートパレットとは、紙製や合成樹脂製のシート状のパレットのことをいい、容積を取らないため物流のコストが比較的低廉で、害虫やカビ等による被害も発生しないので検疫の面でも問題はないという利点がある。
しかしシートパレットは、搬送する際にタブをグリップし、フォークリフトに引っ張り込むなど特殊な操作を要するため、いわゆるプッシュプル装置を搭載した専用のフォークリフトを用意しなければならず不便である。しかも専用のフォークリフトを用いても、操作が難しく取り扱いに熟練を要するという欠点がある。さらに、貨物を積み降ろす際にフォークを挿し込むと、貨物の上面に損傷を与える問題もある。
特開2003−312662号公報
そこでこの発明の課題は、スペースをとらず、物流のコストを抑え、検疫の面でも問題がなく、特別なフォークリフトを必要とせず、取り扱いの容易な積載用パレットを提供することにある。
上記課題を解決するために、貨物を積載する天板と、前記天板を下方で支える底板と、前記天板と前記底板とをフォークの差込により接離可能に連結する接合部とからなる積載用パレットにおいて、前記接合部を、前記天板の裏面に固定された中空ブロック状の上部ブロック体と、前記底板の表面に固定された前記上部ブロック体と同一の形状で天地が逆の下部ブロック体と、前記下部ブロック体と前記上部ブロック体の対向面にスライド可能に係合させたピンとから構成したのである
または、前記接合部を、前記天板の裏面に固定された中空ブロック状の上部ブロック体と、前記底板の表面に固定された前記上部ブロック体と同一の形状で天地が逆の下部ブロック体と、前記下部ブロック体と前記上部ブロック体とをヒンジ結合するくの字型ヒンジとから構成したのである。
あるいは、前記接合部を、前記天板の裏面に固定された間隔保持部と、前記間隔保持部と底板の表面および天板の裏面と底板の表面の双方を接離可能に連結する屈曲弾性部とから構成したのである
前記積載用パレットの天板は、複数の板状体を所定の間隔で等間隔に配置し、その上面に接してその板状体と直交する方向に複数の板状体を等間隔に配置し、これらを結合してできる格子状天板であり、底板は、この格子状天板と形状が同一で天地を逆にしたものが好ましい。
前記接合部は、前記天板の裏面に固定された間隔保持部と、前記間隔保持部と底板の表面および天板の裏面と底板の表面のいずれか一方または双方を接離可能に連結する屈曲弾性部とから形成するのがよい。あるいは、前記接合部は、天板の裏面に固定された中空ブロック状の上部ブロック体と、底板の表面に固定された上部ブロック体と同一の形状で天地が逆の下部ブロック体と、上部ブロック体と下部ブロック体とを接離可能に連結する連結部材によって形成するのがよい。
さらに、積載用パレットの天板と底板を構成する板状体を、平板の両側に中空角柱を一体に設けた形状にするのがよい。また、前記連結部材をヒンジまたはピンとし、前記上部ブロック体と前記下部ブロック体を接離可能にするのが好ましい。
天板と底板とを接離可能に連結することにより以下のような効果を奏する。まず、パレット自体や貨物を積載したパレットを保管する際には接合部が縮んだままなのでパレットの厚み(高さ)が小さく、省スペースが図られ、物流のコストが抑えられる。また、パレットを移動させる際には、フォークをパレットに挿入しようとすると、フォークの厚さに応じて天板と底板との間が開き、フォークを奥まで差し込むことができるので、シートパレットの場合のように専用のフォークリフトを用いなくても、容易に搬送することができる。
天板と底板と接合部をスチールで形成した場合には、パレットを特に丈夫なものとすることができる。段ボールやプラスチックで形成した場合には、パレットの軽量化が図られ、低コスト化が図られる。特に段ボールの場合には、焼却により処分が容易で環境に対する負荷が少ない。
つぎに、天板と底板とを格子状にすることにより、一枚板で天板と底板を構成する場合に比べてパレットの軽量化を図ることができ、しかも十分な強度を保持することができる。
また、接合部を、前記天板の裏面に固定された間隔保持部と、前記間隔保持部と底板の表面および天板の裏面と底板の表面のいずれか一方または双方を接離可能に連結する屈曲弾性部とから形成すると、まず間隔保持部の存在により、天板と底板の間にフォークを差し込むのに十分なスペースを常に形成することができる。つぎにフォークの抜き差しに伴う屈曲弾性部の弾性的な伸長および収縮により、積載した搬送物に衝撃を与えないような、天板と底板との緩やかな接近離反が実現できる。
また、接合部を中空ブロック体で構成することにより、天板と底板の間にフォークを差し込むのに十分なスペースを設けるとともに、接合部に十分な強度をもたせつつパレットの軽量化を図ることができる。
板状体を平板の両側に中空角柱を設ける構成とすることで、平板のみの場合に比べて強度を増すことができ、また、中空であることからパレットの軽量化に資することができる。
連結部材にヒンジまたはピンを用い、それを接合部の中空ブロック体に取り付けること
により、構造が簡単で耐久性の高い接離自在のパレットを容易に実現することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1はこの発明の第一の実施形態にかかるパレット10の斜視図を、図2はその分解斜視図をあらわす。図示のように、パレット10は、複数の板状体13を格子状に組み合わせた天板11と底板12とを接合部14で接近離反可能に連結したものである。
板状体13は、図3に示すように、平板の両側の長さ方向全長に中空の角柱13a、13aを一体に設けた形状をしている。この板状体13は、平板状のスチールなどの金属板の両側を四角に折り曲げて製作すればよく、これにより、単なる平板に比べ強度が格段に向上する。
天板11は、図2に示されるように、板状体13を所定の間隔で複数枚並べ、その上面に接してそれらと直交する板状体13を複数枚等間隔で並べ、上面から見て格子状に並べられたものを溶接やボルトで締結するなどして結合する。底板12もまったく同じ作り方である。なお、天板11と底板12は天地を逆に配置してある。
接合部14は、図4、図5に示すように、天板11の裏面に固定されたコ字形の上部ブロック体14aと、上部ブロック体14aと対向して底板12に固定された同じくコ字形下部ブロック体14bと、上部ブロック体14aと下部ブロック体14bを連結するくの字型のヒンジ14cからなる。上部ブロック体14aおよび下部ブロック体14bおよびヒンジ14cは、強度を考慮すると金属製のもの、特にスチール製が望ましい。このヒンジ14cは、ピン等で上部ブロック体14aおよび下部ブロック体14bの側面等に回動可能に連結されている。なお、上部ブロック体14aおよび下部ブロック体14bは、金属板をコ字形に折り曲げて作製され、図4、5に示されるように、両端が開放されている。なお、接合部14には、天板11の格子の交差点と底板12の格子の交差点とを連結するものが含まれる。
天板11及び底板12の内面側の板状体13上に、接合部14をフォークを挿入できる間隔で適宜配置、接合しておくと、パレット10の四方よりフォークを差すことができる。そして、フォークを挿入すると、図5に示すように、フォークの厚さにヒンジ14cが開いてゆき、パレット10の高さが変化する。図4のフォークを挿入しない状態でのパレット10の高さは例えば約70mmであり、一般的なパレットの高さが約130mmであることと比べると約2分の1となり、省スペースが図られ物流のコストが抑えられる。こうして特別なフォークリフトを要することなくパレットを搬送することができる。
図6に他の接合部の例を示す。図示のように、上部ブロック体15a及び下部ブロック体15bが、溶接等によって対向してそれぞれ天板11及び底板12に固定されている。これらのブロック体15a、15bは、中空になっており、対向する面にピン15cの軸がスライド可能に嵌り込む穴15dがそれぞれ設けられ、ピン15cの両端には、前記穴15dより大きいヘッド15eが設けられている。そして、ブロック体15aと15bは、ピン15cの軸の長さの範囲内で接近離反可能になっている。なお、ブロック体15a、15b、ピン15cはスチールなどの強靱な材料が好ましい。また、図示しない周知のピン15cの抜け止め手段を適宜に設けるものであってもよい。
前述のように、天板11及び底板12の内側の板状体13上に接合部14をフォークが挿入可能な間隔で適宜配置、接合しておくと、パレット10の四方よりフォークを差すことができる。そして、フォークを差し込むにつれて、上部ブロック体15aと下部ブロック体15bに内蔵されていたピン15cの軸方向に沿ってブロック体15aと15bが離反し、天板11と底板12の間隔が開く構造になっている。このように、搬送の際には接合部14が伸長した状態でパレットが用いられることになり、専用フォークリフトを用いる必要がなく、またフォークを抜き取った状態では、上下のブロック体15aと15bが当接し接合部14が縮んだ状態になるため、省スペースを図ることかできる。
図7はこの発明の第二の実施形態にかかるパレット20の斜視図を表す。パレット20は図示のように、平滑な天板21と底板22とがフォークを挿入できる間隔を保つ三箇所の接合部23で接近離反可能に連結されたものである。
接合部23は、天板21の底面に接合される角材状の間隔保持部23aと、間隔保持部23aの底面と底板22の上面および天板21の底面と底板22の上面とを連結する屈曲弾性部23bとからなる。屈曲弾性部23bは段ボールまたはプラスチック板を数度にわたって折り曲げるか、屈曲した板ばねにより形成されており、それ自体復元弾性を有する。
このパレット20は搬送物を積載した状態では、搬送物の重みにより屈曲弾性部23bが収縮するが、屈曲弾性部23bの素材の持つ復元弾性および間隔保持部23aにより、天板21と底板22の接近に歯止めがかけられ、図8(a)のようにフォークリフトのフォークを挿入できるだけの開口24が確保される。
そして図8(b)のように、開口24にフォークを差し込むにつれて、屈曲弾性部23bが素材のもつ復元弾性により、搬送物に衝撃を与えないよう緩やかに伸長してゆき、天板21と底板22とが離反する。このため図9のように、フォーク30の厚みdに対応した開口24が形成される。また、フォーク30をパレット20から抜き取る際には、屈曲弾性部23bが素材のもつ復元弾性により、搬送物に衝撃を与えないよう緩やかに収縮してゆき、図8(a)の状態に戻る。
第一の実施形態にかかるパレットの斜視図 図1のパレットの分解斜視図 図1のパレットを構成する板状体の部分拡大斜視図 図1のパレットの接合部の拡大斜視図 図1のパレットの接合部の拡大斜視図 図1のパレットの接合部の他の例を示す部分拡大断面図 第二の実施形態にかかるパレットの斜視図 (a)、(b)図7のパレットの接合部の拡大正面図 図7のパレットにフォークを挿入した際の正面図
符号の説明
10 パレット
11 パレットの天板
12 パレットの底板
13 板状体
14 パレットの接合部
14a 上部ブロック体
14b 下部ブロック体
14c ヒンジ
15a 上部ブロック体
15b 下部ブロック体
15c ピン
15d 穴
15e ヘッド
20 パレット
21 天板
22 底板
23 接合部
23a 間隔保持部
23b 屈曲弾性部
24 開口
30 フォーク

Claims (3)

  1. 貨物を積載する天板と、前記天板を下方で支える底板と、前記天板と前記底板とをフォークの差込により接離可能に連結する接合部とからなる積載用パレットにおいて、
    前記接合部を、前記天板の裏面に固定された中空ブロック状の上部ブロック体と、前記底板の表面に固定された前記上部ブロック体と同一の形状で天地が逆の下部ブロック体と、前記下部ブロック体と前記上部ブロック体の対向面にスライド可能に係合させたピンとから構成したことを特徴とする積載用パレット。
  2. 貨物を積載する天板と、前記天板を下方で支える底板と、前記天板と前記底板とをフォークの差込により接離可能に連結する接合部とからなる積載用パレットにおいて、
    前記接合部を、前記天板の裏面に固定された中空ブロック状の上部ブロック体と、前記底板の表面に固定された前記上部ブロック体と同一の形状で天地が逆の下部ブロック体と、前記下部ブロック体と前記上部ブロック体とをヒンジ結合するくの字型ヒンジとから構成したことを特徴とする積載用パレット。
  3. 貨物を積載する天板と、前記天板を下方で支える底板と、前記天板と前記底板とをフォークの差込により接離可能に連結する接合部とからなる積載用パレットにおいて、
    前記接合部を、前記天板の裏面に固定された間隔保持部と、前記間隔保持部と底板の表面および天板の裏面と底板の表面の双方を接離可能に連結する屈曲弾性部とから構成したことを特徴とする積載用パレット。
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