JP3245733U - 仕切板体 - Google Patents

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Abstract

【課題】持ち運び時に仕切板が抜け落ちたり、仕切板の差し込みが外れたりすること無く、複数段に積み重ね可能な仕切板体を提供する。【解決手段】仕切板体1は、複数の横仕切板10と、複数の縦仕切板20とを備え、横仕切板10は横板用スリット群11を備え、縦仕切板20は縦板用スリット群21を備える。横板用スリット群11のうち、横仕切板10の中央付近に設けられる中央横板用スリット11bは、横仕切板10の上端部から下方に傾斜して横仕切板10の中央付近まで弧状に開口された鉤状スリットとする。縦仕切板20のうち、横仕切板10の中央付近に配置される中央縦仕切板20bは、縦板用スリット21aと、中央縦仕切板20bの上端部から下方に向かって、縦板用スリット21aの長さよりも短い中央縦板用スリット21bを開口することで、くびれ部22を形成し、中央横板用スリット11bの鉤状の部分に、中央縦仕切板20bのくびれ部22を引っ掛ける。【選択図】図1

Description

本考案は、仕切板体に関する。
従来、仕切板体(又は、仕切板ともいう)を備えた収納容器が存在する。例えば、特開2005-035626号公報(特許文献1)では、底板と、外側板と、中仕切板とを備える中仕切板付き収納ケースが開示されている。底板は、四辺形状である。外側板は、スロットを有し、底板の各辺を延設して形成される。底板と外側板との間に折り目が、入れられる。中仕切板は、外側板より長めであり、外側板のスロットに篏挿する篏合スロットを有する。底板と外側板と中仕切板は、熱溶着性を有する合成樹脂である。底板に延設された各外側板は、折り目を介して折曲する。各外側板のスロットに中仕切板のスロットが交差する。各外側板より突出する中仕切板の耳部と一部の外側板の耳部が折曲する。耳部と各外側板は、所定の高温で溶着される。これにより、産業廃棄物として100%の再利用を可能とし、どの個所の中仕切板を手指でつかんで持ち上げても、中仕切板が抜けたりしない強度を保持すると共に、パレットに何段積重しても変形しない中仕切板付き収納ケース及び底なし仕切板体を提供することができるとしている。
又、実用新案登録第3148264号公報(特許文献2)では、複数枚の仕切材本体と、補強長片とを備える組仕切材及び組仕切材一体型通い箱が開示されている。仕切材本体は、所要の長さを有し、帯状に形成される。複数枚の仕切本体を縦横に格子状に組み立てることにより、収容枡目を区画形成する。仕切材本体のうち、縦方向又は横方向に配置される少なくともどちらか一方に、その長手方向に沿って所定の間隔ごとに上端辺側から仕切材本体の幅方向に延びる係合割り溝が形成される。係合割り溝は、他方の仕切材本体を挿入して係合させる。更に、係合割り溝が形成された仕切材本体の端辺に長手方向に沿って係合割り溝の導入口を塞ぐように補強長片が固着される。これにより、製造組み立てが容易で安価な組仕切材及び組仕切材一体型通い箱を提供することができるとしている。
又、特開2010-018301号公報(特許文献3)では、底板と、複数の仕切板とを備える包装箱の仕切体が開示されている。底板は、紙製で、底板部と、2枚の平行な仕切板部とを有する。底板部は、中心部に1本の折罫を有する。2枚の平行な仕切板部は、底板部の横方向両端に連接する。複数の仕切板は、紙製で、仕切板部に直交し、中心部の高さ方向に1本の折罫を有する。包装箱の仕切体は、仕切板部に対し平行する複数の紙製の仕切板がスリット状の溝によって噛み合うことにより形成される。これにより、収納された商品への底面からの衝撃に対し均一な緩衝機能を有すると共に、包装作業より事前に組み立てた上で、仕切構造を保持したまま少スペースで保管することができる包装箱の仕切体を提供することができるとしている。
又、実用新案登録第3221841号(特許文献4)では、組立状態で箱体内に配置され、この箱体の内部空間を区分する組仕切であって、第1長辺仕切板と、第2長辺仕切板と、第1外側短辺仕切板と、中央短辺仕切板と、第2外側短辺仕切板と、第1底板と、第2底板とを備える組仕切が開示されている。第1長辺仕切板は、左右方向に配設され、下縁から上方に延びる3つの第1スリットが形成される。第2長辺仕切板は、第1長辺仕切板と前後方向に間隔を空けて対向配置され、各第1スリットに対向する位置に、下縁から上方に延びる第2スリットが形成される。第1外側短辺仕切板は、上縁から下方に延び、第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板の左右方向一方側に位置する第1スリット及び第2スリットに咬合する一対の第3スリットが形成され、第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板と組み合わされる。中央短辺仕切板は、上縁から下方に延び、第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板の左右方向中間部に位置する第1スリット及び第2スリットに咬合する一対の第4スリットが形成され、第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板と組み合わされる。第2外側短辺仕切板は、上縁から下方に延び、第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板の左右方向他方側に位置する第1スリット及び第2スリットに咬合する一対の第5スリットが形成され、第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板と組み合わされる。第1底板は、第1外側短辺仕切板の下縁と中央短辺仕切板の下縁とに連接され、箱体の底壁上に配設される。第2底板は、第2外側短辺仕切板の下縁に連接され、第1底板と中央短辺仕切板側の端部で着脱可能に接続され、箱体の底壁上に配設される。これにより、各部の脱落を抑制できる組仕切の提供ができるとしている。
又、特開平10-236463号公報(特許文献5)では、胴部と、仕切体とを備える仕切付き箱体が開示されている。胴部は、左右方向に互いに対向して起立する一対の第1側板と、前後方向に互いに対向して起立する一対の第2側板とによって形成される。仕切体は、胴部の内部に、複数の横仕切板と、複数の縦仕切板とが共に起立した状態で互いに交差して組み立てられる。仕切体は、各第1側板の内面に接着剤を介して貼着される一対の第1貼着板と、各第2側板の内面に接着剤を介して貼着される一対の第2貼着板とを備える。横仕切板は、両第2貼着板の間に両第2貼着板と平行に配設されて、その左右側端部に第1貼着板の外方に折目線を介して延設された貼着片を備える。縦仕切板は、横仕切板と交差して組み付けられ両第1貼着板の間に両第1貼着と平行に配設されて、その前後側端部に前記第2貼着板の外方に折目線を介して延設された貼着片を備える。横仕切板の各貼着片は、その折目線を介して第1貼着板に沿って直角に折り曲げられ、第1貼着板と第1側板との間に挟持された状態で貼着固定される。縦仕切板の各貼着片は、その折目線を介して第2貼着板に沿って直角に折り曲げられ、第2貼着板と第2側板との間に挟持された状態で貼着固定される。これにより、効率良く製造することができる仕切付き箱体を提供することができるとしている。
又、特開2006-188239号公報(特許文献6)では、他の仕切板と嵌合することによって、収納容器内部を複数領域に分割するための仕切を形成する、弾性力を有する仕切板であって、切込み溝部を備える仕切板が開示されている。切込み溝部は、他の仕切板と嵌合する。切込み溝部は、篏合状態で他の仕切板と接触する領域である篏合部を備える。嵌合部の少なくとも一部の領域における切込み溝部の溝幅は、他の仕切板の厚みよりも小さい。これにより、仕切の組み立ておよび解体を容易とし、かつ、嵌合された他の仕切板との接合強度を、仕切の使用において十分とすることができる仕切板を提供することができるとしている。
特開2005-035626号公報 実用新案登録第3148264号公報 特開2010-018301号公報 実用新案登録第3221841号 特開平10-236463号公報 特開2006-188239号公報
現在、ユーザが、電子部品や精密部品等の収納品を複数並べて収納して搬送(輸送)する場合に、所定の空間を小空間毎に仕切る仕切板体を用いて、収納品を小空間に収納して、搬送中に収納品が相互に接触して破損しないようにしている。
このような仕切板体では、横仕切板と縦仕切板とが所定のスリットで差し込み(係合)することで構成されていることから、ユーザが、コンパクトに折り畳まれている仕切板体を広げて、仕切板体の中央付近の横仕切板又は縦仕切板を摘まんで運ぼうとすると、摘まんだ仕切板が容易に抜け落ちたり、仕切板の差し込みが外れたりするという課題がある。
又、収納品の搬送では、仕切板体に下面と上面とに紙体(紙)を敷いて、仕切板体で区切られた小空間の紙の上に収納品を置いて、仕切板体の仕切板を壁面にした段を構成して、その段を複数に積み重ねて、一つの搬送品とする。その場合、仕切板体の仕切板に一定の強度が無いと、上段の重みが下段に掛かり、下段の仕切板体が潰れてしまうという課題がある。ここで、仕切板体を複数段に積み重ねることが出来ない場合、収納品の搬送効率が悪くなる。
ここで、特許文献1-6に記載の技術は、いずれも、内部の仕切板をスリットで係合させるだけの構成であるため、上述のように、ユーザの持ち運びの時に仕切板が抜け落ちたり、仕切板の差し込みが外れたりするという課題がある。又、特許文献1-6に記載の技術は、いずれも、仕切板の素材が弱いため、上述のように、複数段に積み重ねることが出来ないという課題がある。
そこで、本考案は、前記課題を解決するためになされたものであり、持ち運び時に仕切板が抜け落ちたり、仕切板の差し込みが外れたりすること無く、複数段に積み重ね可能な仕切板体を提供することを目的とする。
本考案に係る仕切板体は、複数の横仕切板と、複数の縦仕切板と、横板用スリット群と、縦板用スリット群と、中央横板用スリットと、中央縦板用スリットとを備える。複数の横仕切板は、横方向に配置される複数の横仕切板であって、外側に配置される横仕切板を、段目方向が上下方向である段ボール材で構成し、内側に配置される横仕切板を、所定の厚みを有する紙で構成する。複数の縦仕切板は、縦方向に配置される複数の縦仕切板であって、外側に配置される縦仕切板を、前記段ボール材で構成し、内側に配置される縦仕切板を、前記紙で構成する。横板用スリット群は、前記横仕切板の上端部から下方に向かって前記横仕切板の中央付近まで開口され、前記横仕切板の上端部を広げて逆ハの字状に開口された横板用スリットを、前記横仕切板の横方向に沿って、前記縦仕切板の数に対応した数で、所定間隔で形成される。縦板用スリット群は、前記縦仕切板の下端部から上方に向かって前記縦仕切板の中央付近まで開口され、前記縦仕切板の下端部を広げてハの字状に開口された縦板用スリットを、前記縦仕切板の縦方向に沿って、前記横仕切板の数に対応した数で、所定間隔で形成される。中央横板用スリットは、前記横板用スリット群の横板用スリットのうち、前記横仕切板の中央付近に設けられる横板用スリットを、前記横仕切板の上端部から下方に傾斜して前記横仕切板の中央付近まで弧状に開口された鉤状スリットとする。中央縦板用スリットは、前記縦仕切板のうち、前記横仕切板の中央付近に配置される中央縦仕切板の縦板用スリットに対応して、前記中央縦仕切板の上端部から下方に向かって、前記縦板用スリットの長さよりも短い長さで小スリットを開口することで、くびれ部を形成する。
本考案に係る仕切板体は、上方に配置された前記横仕切板の横板用スリットに、下方に配置された前記縦仕切板の縦板用スリットを上方から差し込み、上方に配置された前記横仕切板の中央横板用スリットに、下方に配置された前記中央縦仕切板の縦板用スリットを上方から差し込み、前記中央横板用スリットの鉤状の部分に、前記中央縦仕切板のくびれ部を引っ掛けることで構成される。
本考案によれば、持ち運び時に仕切板が抜け落ちたり、仕切板の差し込みが外れたりすること無く、複数段に積み重ね可能となる。
本考案の実施形態に係る仕切板体の組立前の横仕切板と縦仕切板の一例を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係る仕切板体の組立前の横仕切板と縦仕切板と中央縦仕切板の一例を示す正面図である。 本考案の実施形態に係る仕切板体の組立中の横仕切板と縦仕切板の一例を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係る仕切板体の中央横板用スリットの鉤状の部分に中央縦仕切板のくびれ部を引っ掛ける場合の一例を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係る仕切板体の組立後の横仕切板と縦仕切板の一例を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係る仕切板体の中央縦仕切板を持ち上げる場合の一例を示す斜視図と解説図とである。 本考案の実施形態に係る仕切板体の外側の横仕切板と外側の縦仕切板の段ボール材を示す場合の一例を示す斜視図と、複数段の積み重ねを示す正面図と、である。 本考案の実施形態に係る仕切板体の固定手段を用いた場合の一例を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係る仕切板体を折り畳む場合の一例を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係る仕切板体の横仕切板の変形形態の一例を示す正面図である。 本考案の実施形態に係る仕切板体の横板用スリットと縦板用スリットの変形形態の一例を示す正面図である。 本考案の実施形態に係る仕切板体の中央横板用スリットと中央縦板用スリットの変形形態の一例を示す正面図と、中央横板用スリットと中央縦板用スリットとの関係を示す正面図と、である。
以下に、添付図面を参照して、本考案の実施形態について説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本考案に係る仕切板体1は、図1~図2に示すように、複数の横仕切板10と、複数の縦仕切板20と、横板用スリット群11と、縦板用スリット群21と、中央横板用スリット12と、中央縦板用スリット22とを備える。
ここで、複数の横仕切板10は、横方向に配置される複数の横仕切板10であって、外側に配置される横仕切板10aを、段目方向が上下方向である段ボール材で構成し、内側に配置される横仕切板10bを、所定の厚みを有する紙で構成する。ここでは、横仕切板10の数は、図1に示すように、7枚としている。又、横仕切板10の横方向は、図1に示すように、仕切板体1の左右方向に対応する。
又、複数の縦仕切板20は、縦方向に配置される複数の縦仕切板20であって、外側に配置される縦仕切板20aを、段ボール材で構成し、内側に配置される縦仕切板20b、20cを、紙で構成する。ここでは、縦仕切板20の数は、図1に示すように、5枚としている。又、縦仕切板20の縦方向は、図1に示すように、仕切板体1の前後方向に対応する。
次に、横板用スリット群11は、横仕切板10の上端部から下方に向かって横仕切板10の中央付近まで開口され、横仕切板10の上端部を広げて逆ハの字状に開口された横板用スリット11aを、横仕切板10の横方向に沿って、縦仕切板20の数に対応した数で、所定間隔で形成される。ここでは、横板用スリット11aの数は、図1に示すように、縦仕切板20の数の5つとしている。又、横仕切板10の上下方向は、横仕切板10の短手方向に対応し、横仕切板10の横方向は、横仕切板10の長手方向に対応する。
又、縦板用スリット群21は、縦仕切板20の下端部から上方に向かって縦仕切板20の中央付近まで開口され、縦仕切板20の下端部を広げてハの字状に開口された縦板用スリット21aを、縦仕切板20の縦方向に沿って、横仕切板10の数に対応した数で、所定間隔で形成される。ここでは、縦板用スリット21aの数は、横仕切板10の数の7つとしている。又、縦仕切板20の上下方向は、縦仕切板20の短手方向に対応し、縦仕切板20の縦方向は、縦仕切板20の長手方向に対応する。
そして、中央横板用スリット11bは、横板用スリット群11の横板用スリット11aのうち、横仕切板10の中央付近に設けられる横板用スリット11aを、横仕切板10の上端部から下方に傾斜して横仕切板10の中央付近まで弧状に開口された鉤状スリット11bとする。
又、中央縦板用スリット21bは、縦仕切板20のうち、横仕切板10の中央付近に配置される中央縦仕切板20bの縦板用スリット21aに対応して、中央縦仕切板20bの上端部から下方に向かって、縦板用スリット21aの長さよりも短い長さで小スリット21bを開口することで、くびれ部22を形成する。
次に、本考案に係る仕切板体1は、図3に示すように、上方に配置された横仕切板10の横板用スリット11aに、下方に配置された縦仕切板20の縦板用スリット21aを上方から差し込み、図4~図5に示すように、上方に配置された横仕切板10の中央横板用スリット11bに、下方に配置された中央縦仕切板20bの縦板用スリット21aを上方から差し込み、中央横板用スリット11bの鉤状の部分に、中央縦仕切板20bのくびれ部22を引っ掛けることで構成される。
これにより、持ち運び時に仕切板(横仕切板10、縦仕切板20)が抜け落ちたり、仕切板(横仕切板10、縦仕切板20)の差し込みが外れたりすること無く、複数段に積み重ね可能となる。
即ち、ユーザが、例えば、中央縦仕切板20bをつまんで持ち上げると、図6に示すように、中央横板用スリット11bの鉤状の部分が、中央縦仕切板20bのくびれ部22に引っ掛けられていることから、ユーザが、中央縦仕切板20bを持ち上げたとしても、中央縦仕切板20bの縦板用スリット21aが横仕切板10の横板用スリット11bから外れることが無い。そのため、ユーザは、横仕切板10や縦仕切板20を抜け落としたり、横仕切板10や縦仕切板20の差し込みを外したりすること無く、仕切板体1を持ち上げることが可能となる。
ここで、例えば、中央の縦仕切板20bの縦板用スリット21aが、単に、横仕切板10の横板用スリット11bに差し込まれている場合は、ユーザが、その縦仕切板20bをつまんで持ち上げると、簡単に、縦仕切板20bの縦板用スリット21aが横仕切板10の横板用スリット11bから外れてしまう。すると、横仕切板10や縦仕切板20が抜け落ちたり、横仕切板10や縦仕切板20の差し込みが外れたりして、仕切板体1の全体が崩れてしまう。こういった構成の仕切板体1では、全体の崩壊を防止するために、横仕切板10の横板用スリット11aと縦仕切板20の縦板用スリット21aとの差し込みの部分に接着剤や接着テープを設置する必要があり、仕切板体1の製造に手間や時間が掛かる。
そこで、本考案では、ユーザが仕切板体1を持ち上げる際に、よく摘まみ上げる箇所に対応する中央縦仕切板20bの差し込みについては、中央横板用スリット11bの鉤状の部分に中央縦仕切板20bのくびれ部22を引っ掛ける構成にする。これにより、仕切板体1の持ち運び時に、横仕切板10と縦仕切板20の抜け落ちや横仕切板10と縦仕切板20との差し込み外れを防止することが可能となるのである。又、横仕切板10の中央横板用スリット11bの鉤状の部分に中央縦仕切板20bのくびれ部22を引っ掛けることで、上述の接着剤や接着テープを用いることなく、横仕切板10の横板用スリット11aと縦仕切板20の縦板用スリット21aとの差し込みの部分を接続することが可能となり、仕切板体1の製造に要する手間や時間を低減することが出来る。
又、本考案では、図7に示すように、外側に配置される横仕切板10aと縦仕切板20aを、段目方向が上下方向である段ボール材で構成している。ここで、段ボール材の段目方向には、一定の強度があり、段ボール材の段目方向に沿って負荷が掛かっても、段ボール材が潰れ難いという特性がある。そのため、本考案では、仕切板体1を構成する外枠を、段ボール材の横仕切板10aと縦仕切板20aで構成するとともに、横仕切板10aと縦仕切板20aとの上下方向に、段ボール材の段目方向を合わせることで、仕切板体1の上下方向に負荷が掛かっても、潰れ難い構成とすることが出来る。その結果、仕切板体1の全体が頑丈となり、複数段積み重ねたとしても、仕切板体1の立体形状を崩れ難くすることが出来る。図7には、例えば、仕切板体1の上面と下面に紙体30を配置することで、仕切板体1を上下方向に複数段積み重ねている。この場合、仕切板体1が仕切る小空間毎に収納品(電子部品や精密部品等)が収納されているため、収納品を収納した仕切板体1を複数段積み重ねることで、収納品の輸送効率を高めることが出来る。
又、本考案では、縦仕切板20の縦板用スリット21aを、横仕切板10の横板用スリット11aに差し込む際に、横板用スリット11aは、横仕切板10の上端部を広げて逆ハの字状に開口され、縦板用スリット21aは、縦仕切板20の下端部を広げてハの字状に開口されている。このことから、ユーザは、上述の差し込みを円滑に行うことが可能となり、仕切板体1の組み立てを容易にすることが出来る。
さて、本考案では、図5に示すように、横仕切板10の横方向(長手方向)の両端部のそれぞれは、外側に配置される縦仕切板20aから外側に突出し、縦仕切板20の縦方向(長手方向)の両端部のそれぞれは、外側に配置される横仕切板10aから外側に突出する。そこで、本考案では、図9に示すように、突出する横仕切板10の横方向の両端部のそれぞれを、外側に配置される縦仕切板20aに当接するように折り曲げて、接着テープ等の固定手段40で固定し、突出する縦仕切板20の縦方向の両端部のそれぞれを、外側に配置される横仕切板10aに当接するように折り曲げて、固定手段40で固定するように構成しても良い。これにより、横仕切板10の横方向の両端部のそれぞれが、外側に配置される縦仕切板20aから外れたり、縦仕切板20の縦方向の両端部のそれぞれが、外側に配置される横仕切板10aから外れたりすることが無くなり、仕切板体1の全体の崩壊を防止することが可能となる。又、固定手段40の固定形態に特に限定は無く、横仕切板10の横方向の両端部の折り曲げ部分や縦仕切板20の縦方向の両端部の折り曲げ部分を固定しても良いし、仕切板体1の外枠の全体を巻くように固定して補強しても構わない。
ここで、突出する横仕切板10の横方向の両端部の折り曲げ方向や、突出する縦仕切板20の縦方向の両端部の折り曲げ方向について、特に限定は無いが、例えば、両端部のそれぞれが異なる方向のS字方向に折り曲げられるように、図9に示すように、突出する横仕切板10の右方向の一端部を仕切板体1の上方向に折り曲げて、突出する横仕切板10の左方向の他端部を仕切板体1の下方向に折り曲げても良いし、突出する縦仕切板20の上方向の一端部を仕切板体1の右方向に折り曲げて、突出する縦仕切板20の下方向の他端部を仕切板体1の左方向に折り曲げても良い。又、例えば、両端部のそれぞれが同じ方向のコの字方向に折り曲げられるようにしても構わない。
又、本考案では、突出する横仕切板10の横方向の両端部と、突出する縦仕切板20の縦方向の両端部とがそれぞれ固定されることで、図9に示すように、固定された横仕切板10の両端部と縦仕切板20の両端部とがそれぞれ回動軸として機能して、仕切板体1を四角形からひし形を介して、最終的に、板形に折り畳み可能となり、仕切板体1をコンパクトに折り畳むことが可能となる。又、図9に示すように、仕切板体1は、右側回りにも左側回りにも折り畳むことが可能となるため、ユーザの操作性を向上させるとともに、仕切板体1の搬送時にも、折り畳んだ仕切板体1を複数に重ねて搬送することが出来ることから、仕切板体1の搬送効率を高めることが可能となる。
ところで、外側に配置される横仕切板10aや外側に配置される縦仕切板20aの材質は、段ボール材であれば、特に限定は無いが、例えば、横仕切板10aの段ボール材は、縦仕切板20aの段ボール材と同一の段ボール材でも良いし、異なる段ボール材であっても構わない。又、段ボール材の種類に特に限定は無いが、例えば、再生古紙(再生パルプ)や再生紙で製造された段ボール材でも良いし、発泡スチロール、プラスチックボード、木材等を取り込んだ段ボール材でも良いし、これらの素材を複数積層させた段ボール材でも構わない。
又、内側に配置される横仕切板10bや内側に配置される横仕切板10bの材質は、所定の厚みを有する紙であれば、特に限定は無いが、例えば、横仕切板10bの紙は、縦仕切板20bの紙と同一の紙でも良いし、異なる紙であっても構わない。又、紙の種類に特に限定は無いが、例えば、紙の種類に特に限定は無いが、例えば、少なくともパルプを含めばよく、例えば、木材パルプ、非木材パルプ、合成繊維パルプ、古紙パルプ(再生紙等)等を挙げることが出来る。又、紙の厚みに特に限定は無いが、例えば、0.1mm~2mmの範囲内を挙げることが出来る。尚、段ボール材の厚みは、例えば、2mm~10mmの範囲内を挙げることが出来、一般的には、段ボール材の厚みは、紙の厚みよりも厚く構成される。
又、横仕切板10の寸法や縦仕切板20の寸法に特に限定は無いが、例えば、横仕切板10の寸法について、横仕切板10の上下方向(短手方向)の寸法は、2cm~10cmの範囲内であると好ましく、横仕切板10の左右方向(長手方向、横方向)の寸法は、15cm~40cmの範囲内であると好ましく、縦仕切板20の上下方向(短手方向)の寸法は、2cm~10cmの範囲内であると好ましく、縦仕切板20の左右方向(長手方向、縦方向)の寸法は、15cm~40cmの範囲内であると好ましい。尚、横仕切板10の上下方向の寸法は、縦仕切板20の上下方向の寸法と同一であると好ましい。
又、横仕切板10の数や縦仕切板20の数に特に限定は無いが、例えば、横仕切板10の数は、3枚~15枚の範囲内であると好ましく、縦仕切板20の数は、3枚~15枚の範囲内であると好ましい。
ここで、本考案では、横仕切板10の中央付近に設けられる横板用スリット11aは、鉤状スリット11bとすることから、鉤状スリット11bの中央横板用スリット11bの数は、横板用スリット11aの数に応じて適宜設計すれば良い。例えば、図10に示すように、横板用スリット11aの数が、奇数の5つの場合は、中央横板用スリット11bの数は、1つに設計されるが、横板用スリット11aの数が、偶数の6つの場合は、中央横板用スリット11bの数は、例えば、2つに設計されても良い。ここで、中央横板用スリット11bの数に特に限定は無いが、例えば、横板用スリット11aの数が、奇数の5つの場合に、中央横板用スリット11bの数は、3つに設計されても構わない。一方、中央横板用スリット11bの数が増加すると、ユーザが仕切板体1を組み立てる際に、中央横板用スリット11bの鉤状の部分に中央縦仕切板20bのくびれ部22を引っ掛ける作業が増加することから、中央横板用スリット11bの数は少ない方が好ましい。
又、複数の横板用スリット11aが設けられる所定間隔と、複数の縦板用スリット21aが設けられる所定間隔とに特に限定は無いが、例えば、複数の横板用スリット11aが設けられる所定間隔は、複数の縦板用スリット21aが設けられる所定間隔と同一であっても異なっても良い。又、複数の横板用スリット11aが設けられる所定間隔と、複数の縦板用スリット21aが設けられる所定間隔とは、仕切板体1に収納される収納品の寸法に応じて適宜設計されると好ましい。
又、横板用スリット11aと縦板用スリット21aとの形状に特に限定は無いが、例えば、図11に示すように、半楕円状でも良いし、長方形状でも良いし、三角形状でも良いし、多角形状であっても構わない。又、横板用スリット11aの開口部の逆ハの字状に特に限定は無いが、例えば、図11に示すように、所定の傾斜角度を有する直線状でも良いし、凸状の円弧状でも良いし、凹状の円弧状でも良いし、多角線状であっても構わない。
又、横板用スリット11aの上下方向の長さと、縦板用スリット21aの上下方向の長さとは、横板用スリット11aが縦板用スリット21aに差し込み可能であれば、特に限定は無いが、例えば、図2に示すように、横仕切板10の上下方向の長さが、縦板用スリット21aの上下方向の長さと同一である場合、横板用スリット11aの上下方向の長さは、横仕切板10の上下方向の長さに対して半分に設定され、縦板用スリット21aの上下方向の長さは、縦仕切板20の上下方向の長さに対して半分に設定されると好ましい。一方、例えば、横板用スリット11aの上下方向の長さは、横仕切板10の上下方向の長さに対して1/3に設定されると、縦板用スリット21aの上下方向の長さは、縦仕切板20の上下方向の長さに対して2/3に設定されると好ましい。逆に、横板用スリット11aの上下方向の長さは、横仕切板10の上下方向の長さに対して2/3に設定されると、縦板用スリット21aの上下方向の長さは、縦仕切板20の上下方向の長さに対して1/3に設定されると好ましい。
又、横板用スリット11aの左右方向の長さ(幅)と、縦板用スリット21aの左右方向の長さとは、横板用スリット11aが縦板用スリット21aに差し込み可能であれば、特に限定は無いが、例えば、図2に示すように、2mm~10mmの範囲内を挙げることが出来る。又、横板用スリット11aの左右方向の長さは、縦板用スリット21aの左右方向の長さと同一であっても異なっても構わない。
又、中央横板用スリット11bの形状に特に限定は無いが、例えば、図12に示すように、横仕切板10の上端部から下方に傾斜して横仕切板10の中央付近でL字状に曲がり、半円状の先端を構成しても良いし、横仕切板10の上端部から下方に下がって、渦巻き状に曲がり、半円状の先端を構成しても良いし、横仕切板10の上端部から下方に傾斜して横仕切板10の中央付近でV字状に曲がり、V字状の先端を構成しても構わない。
又、中央縦板用スリット21bの形状に特に限定は無いが、例えば、図12に示すように、縦板用スリット21aの形状に対応して、半楕円状でも良いし、長方形状でも良いし、三角形状でも良いし、多角形状であっても構わない。又、小スリット21bの形状は、縦板用スリット21aの形状と同一であっても良いし異なっていても構わない。
又、中央横板用スリット11bと、くびれ部22との関係について、中央横板用スリット11bの鉤状の部分に、中央縦仕切板20bのくびれ部22を引っ掛けることが可能であれば、特に限定は無いが、例えば、図12に示すように、中央横板用スリット11bの鉤状の部分11b1の上下方向の長さαは、くびれ部22の長手方向の長さβと同一か、くびれ部22の長手方向の長さβよりも長く設定されると好ましい。
尚、本考案の実施形態では、仕切板体1の構成に、更に、他の機能を追加しても構わない。又、仕切板体1に収納される収納品に特に限定は無く、電子部品や精密部品に限らず、多種多様な物品を取り扱うことが可能である。
以上のように、本考案は、収納品を搬送するための仕切板体として有用であり、持ち運び時に仕切板が抜け落ちたり、仕切板の差し込みが外れたりすること無く、複数段に積み重ね可能な仕切板体として有効である。
1 仕切板体
10 横仕切板
11 横板用スリット群
11a 横板用スリット
11b 中央横板用スリット
20 縦仕切板
21 縦板用スリット群
21a 縦板用スリット
21b 中央縦板用スリット
22 くびれ部

Claims (1)

  1. 横方向に配置される複数の横仕切板であって、外側に配置される横仕切板を、段目方向が上下方向である段ボール材で構成し、内側に配置される横仕切板を、所定の厚みを有する紙で構成する複数の横仕切板と、
    縦方向に配置される複数の縦仕切板であって、外側に配置される縦仕切板を、前記段ボール材で構成し、内側に配置される縦仕切板を、前記紙で構成する複数の縦仕切板と、
    前記横仕切板の上端部から下方に向かって前記横仕切板の中央付近まで開口され、前記横仕切板の上端部を広げて逆ハの字状に開口された横板用スリットを、前記横仕切板の長手方向に沿って、前記縦仕切板の数に対応した数で、所定間隔で形成された横板用スリット群と、
    前記縦仕切板の下端部から上方に向かって前記縦仕切板の中央付近まで開口され、前記縦仕切板の下端部を広げてハの字状に開口された縦板用スリットを、前記縦仕切板の長手方向に沿って、前記横仕切板の数に対応した数で、所定間隔で形成された縦板用スリット群と、
    前記横板用スリット群の横板用スリットのうち、前記横仕切板の中央付近に設けられる横板用スリットを、前記横仕切板の上端部から下方に傾斜して前記横仕切板の中央付近まで弧状に開口された鉤状スリットとする中央横板用スリットと、
    前記縦仕切板のうち、前記横仕切板の中央付近に配置される中央縦仕切板の縦板用スリットに対応して、前記縦仕切板の上端部から下方に向かって、前記縦板用スリットの長さよりも短い長さで小スリットを開口することで、くびれ部を形成する中央縦板用スリットと、
    を備え、
    上方に配置された前記横仕切板の横板用スリットに、下方に配置された前記縦仕切板の縦板用スリットを上方から差し込み、上方に配置された前記横仕切板の中央横板用スリットに、下方に配置された前記中央縦仕切板の縦板用スリットを上方から差し込み、前記中央横板用スリットの鉤状の部分に、前記中央縦仕切板のくびれ部を引っ掛けることで構成される、
    仕切板体。
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