JP2024036977A - 運搬資材、運搬部材および運搬資材の収容容器 - Google Patents

運搬資材、運搬部材および運搬資材の収容容器 Download PDF

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欣秀 山口
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Abstract

【課題】梱包する被梱包物のサイズ合わせ、伸縮可能で且つ折り畳むことで保管性および輸送性の良い運搬資材等を提供する。【解決手段】内側部2と、内側部2と同じ形状を有し、内側部2と組合わさる外側部3と、を有する通い箱1であり、内側部2および外側部3は、被梱包物を収容するために上面に開口する第1の開口部21aおよび組合せ方向に開口する第2の開口部21bを設けつつ、直方体形状をなすように配される側面部22a~22cおよび底面部22dと、直方体形状の辺部に設けられる補強部材23a~23jと、補強部材23に設けられ、内側部2を外側部3の第2の開口部21bを通して組合わせたときに、所望の位置で互いを固定状態にする固定部24と、を備える通い箱1に例示される運搬資材。また、運搬資材側面部に、蝶番22tと、折り目22vと、を備える通い箱1に例示される折り畳み構造を有する運搬資材。【選択図】図1

Description

本発明は、運搬資材、運搬部材、運搬資材の収容容器に関する。
廃棄物削減の観点から、運搬資材として、使い捨てのダンボールでなく通い箱を使用することがある。
特許文献1には、長尺なもの(1200mm以上)を梱包する伸縮式の通い箱が開示されている。この伸縮式の通い箱は、上向きに開口するとともに長手方向一端部が側方に開口する2個の端部箱体と、上向きに開口するとともに長手方向両端部が側方に開口し端部箱体に長手方向に摺動自在に嵌合する中間部箱体と、嵌合により重なり合う端部箱体と中間部箱体の側板に穿設された穴に嵌脱され両側板を着脱自在に連結する連結具とを具備し、穴は重なり合う各側板のうちの少なくとも一方の側板に長手方向に間隔をおいて2個以上並設され、これら構造で伸縮させることで保管性および輸送性を向上させると開示されている。しかしながら、特許文献1は、折り畳み性についての技術を開示するものではない。
特開平10-147336号公報
例えば、少量多品種で軽薄短小な部品や製品を被梱包物とし、これらを運搬するために通い箱等の運搬資材を採用することがある。しかしながら、この場合、種々の部品や製品により運搬資材に必要とされる大きさが異なるため、様々なサイズの運搬資材が必要となる。そのため、運搬資材を用意する際の作業性や運搬資材の保管性がよくない。また、運搬資材を保管するにあたって、空箱を保管するには、保管面積および体積を要する。よって、運搬資材は、被梱包物の大きさに合わせ所望のサイズに変更でき、且つ折り畳めることが望ましい。
本発明は、梱包する被梱包物のサイズ合わせ、伸縮し、且つ折り畳み可能な運搬資材等を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため本発明は、一の運搬部材と、一の運搬部材と同じ形状を有し、一の運搬部材と組合わさる他の運搬部材と、を有する運搬資材であり、一の運搬部材および他の運搬部材は、被梱包物を収容するために上面に開口する第1の開口部および組合せ方向に開口する第2の開口部を設けつつ、直方体形状をなすように配される面部と、直方体形状の辺部に設けられる補強部材と、補強部材に設けられ、一の運搬部材を他の運搬部材の第2の開口部を通して組合わせたときに、所望の位置で互いを固定状態にする固定部と、を備える運搬資材である。
また、本発明は、一の運搬部材と、一の運搬部材と同じ形状を有し、一の運搬部材と組合わさる他の運搬部材の側面が折り畳みできる構造を有する運搬資材で、運搬資材の側面部に蝶番を設置することで、または運搬資材のヒンジ性を利用して折り畳む構造である。
ここで、固定部は、ラチェット構造をなし、同じ形状を有する他の運搬部材に備えられたラチェット構造と係合することで固定状態にすることができる。この場合、より細かいピッチで運搬資材の大きさを変更できる。
また、ラチェット構造の固定部は、他の運搬部材との固定状態から、他の運搬部材に対し組合せ方向と交差する方向に相対的にずらしたときに、係合した状態が解除されるようにできる。この場合、被梱包物を取り出した後、一の運搬部材および他の運搬部材を回収するのが、より容易になる。
さらに、ラチェット構造の固定部は、面部と同一の材料からなるようにできる。この場合、リサイクル性により優れる。
またさらに、固定部は、ピンとレールとからなり、ピンとレールに設けられた穴部とが係合することで固定状態にすることができる。この場合、固定状態にするのが、より容易になる。
そして、ピンは、レールに設けられたストッパとも係合でき、ピンとストッパとが係合することで固定状態にすることができる。この場合、ストッパを利用して固定状態にすることができる。
また、直方体形状の側面に位置する面部から上方に延び、他の運搬資材を上部に積み重ねたときに他の運搬資材の底部が入り込み、段積みが可能となる段積可能部をさらに備えるようにできる。この場合、運搬資材の利便性が向上する。
さらに、段積可能部は、第1の開口部の外縁となる辺部に設けることができる。この場合、他の運搬資材を上部に積み重ねたときに荷崩れしにくくなる。
またさらに、直方体形状の底面に位置する面部の外縁となる辺部に設けられた補強部材の高さにより高さ調整を行うことができる。この場合、一の運搬部材の底部のがたつきがなくなる。
そして、一の運搬部材と他の運搬部材とは、それぞれを識別するために互いに色が異なるようにすることができる。この場合、一の運搬部材と他の運搬部材とを組合わせる際に間違いが生じにくくなる。
また、本発明は、被梱包物を収容するために上面に開口する第1の開口部および組合せ方向に開口する第2の開口部を設けつつ、直方体形状をなすように配される面部と、直方体形状の辺部に設けられる補強部材と、補強部材に設けられ、同じ形状を有する他の運搬部材と第2の開口部を介して組合わせたときに、所望の位置で互いを固定状態にする固定部と、を備える運搬部材である。
さらに、本発明は、複数の運搬資材を収容でき、それぞれの運搬資材を収容することが可能な範囲で仕切られた仕切り部を有する外箱部を備え、運搬資材は、一の運搬部材と、一の運搬部材と同じ形状を有し、一の運搬部材と組合わさる他の運搬部材と、を有し、一の運搬部材および他の運搬部材は、被梱包物を収容するために上面に開口する第1の開口部および組合せ方向に開口する第2の開口部を設けつつ、直方体形状をなすように配される面部と、直方体形状の辺部に設けられる補強部材と、補強部材に設けられ、一の運搬部材と他の運搬部材とを第2の開口部を介して組合わせたときに、所望の位置で互いを固定状態にする固定部と、直方体形状の側面に位置する面部から上方に延び、他の運搬資材を上部に積み重ねたときに他の運搬資材の底部が入り込み、段積みが可能となる段積可能部と、を備える運搬資材の収容容器である。
ここで、仕切り部は、運搬資材を段積みしたときに、許可される段数に応じた高さに合わせて設けることができる。この場合、許可される段数の把握が容易になる。
また、仕切り部は、上部に運搬資材と結合する結合部を備えることができる。この場合、運搬資材の荷崩れが生じにくくなる。
本発明によれば、梱包する被梱包物のサイズ合わせ、伸縮し、且つ折り畳み可能な運搬資材等を提供することができる。
(a)~(c)は、本実施の形態における通い箱の構成を示す図である。 (a)~(c)は、内側部の折り畳み機構について示した図である。 (a)~(b)は、側面部の下部の構造について示した図である。 (a)は、内側部の底面部について示した図である。(b)は、外側部の底面部について示した図である。 通い箱を段積みする際の段数について示した図である。 (a)~(c)は、通い箱を複数収容できる外箱およびその機構について示した図である。 (a)~(b)は、内側部および外側部の回収形態について示した図である。 (a)~(d)は、固定部の他の形態を示した図である。 (a)~(b)は、ラチェット構造の固定部をリサイクルする際のイメージ図である。 (a)~(f)は、内側部や外側部をリサイクルする際のイメージ図である。
以下、添付図面を参照し、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
<通い箱1の構成の説明>
図1(a)~(c)は、本実施の形態における通い箱1の構成を示す図である。
通い箱1は、被梱包物を収容する運搬資材の一例である。このうち、図1(a)は、通い箱1の全体構成を示す図である。
図示するように、通い箱1は、内側部2と外側部3とを有する。内側部2および外側部3は、運搬部材の一例であり、互いに組合わせることで、通い箱1となる。なお、これは、通い箱1は、一対の運搬部材からなると言うこともできる。また、通い箱1は、一組の運搬部材からなると言うこともできる。さらに通い箱1は、内側部2を一例とする一の運搬部材と、外側部3を一例とし、一の運搬部材と組合わさる他の運搬部材と、を有する、と言うこともできる。
そして、図1(a)に示すように、内側部2を内側、外側部3を外側として、内側部2を矢印方向で外側部3に挿入し、組合わせる。なお、この矢印方向を、以後、組合わせ方向と言う場合がある。またこれは、内側部2を外側部3の第2の開口部21bを通して組合わせる、と言うこともできる。
そして、内側部2と外側部3とを組合わせることにより、上面が開口する箱状の形状のる通い箱1となり、上面から被梱包物を入れ、内部に被梱包物を収容することができる。被梱包物は、通い箱1で梱包する対象となるものであり、その種類や形状は、特に限られるものではない。またここで、「上」、「下」等の方向を示す用語は、通い箱1が通常使用される状態での方向を意味する。よって、通常使用される状態でない向きで通い箱1を使用した場合は、この向きはそれに応じて変化することはもちろんである。
内側部2と外側部3とを組合わせるときに、内側部2を外側部3に挿入する挿入量は、被梱包物の大きさや重量に応じて決められる。なお、挿入量は、内側部と外側部3とが接触する部分の組合わせ方向の長さである、と言うこともできる。そして、詳しくは後述するが、本実施の形態の通い箱1では、所望の挿入位置で、内側部2と外側部3とを固定することができる。つまり、通い箱1は、内側部2と外側部3との挿入量を調整することで、組合わせ方向の長さを所望の長さとしつつ、伸縮自在とすることができる。
被梱包物は、通い箱1の内部に収容された状態で、運搬される。このとき、通い箱1は、被梱包物を保護する緩衝材として機能し、運搬の際に、被梱包物に生じる振動や衝撃を緩和する。これにより、被梱包物の破損を防止しつつ運搬を行うことができる。
なおここでは、内側部2および外側部3は、組合わせ方向を長尺方向とし、内側部2や外側部3の底面や上面に沿って、これと交差する方向を短尺方向とする。これにより、挿入量の幅を大きくすることができる。
また、内側部2と外側部3とは、それぞれを識別するために互いに色が異なるようにしてもよい。これにより、これらを組合わせ、通い箱1とするときに、内側部2同士あるいは外側部3同士を組合わせる間違いを防止できる。
内側部2と外側部3とは、大きさは異なるが、互いに同じ形状を有する。よって、以後、内側部2の構造について説明を行うが、外側部3についてもほぼ同様である。そのため、内側部2と外側部3とで同様の部材の場合は、同じ符号を使用する。ただし、内側部2は、外側部3に挿入するため、外側部3よりも大きさがやや小さいとともに、固定部24の構成など詳しくは後述する点で異なる箇所がある。
内側部2は、被梱包物を収容するために上面に開口する第1の開口部21aおよび組合せ方向に開口する第2の開口部21bを設けつつ、直方体形状をなすように配される側面部22a、22b、22c、底面部22dを備える。
第1の開口部21aは、被梱包物を上部から収容するために設けられる。また、第2の開口部21bは、内側部2と外側部3とを組合わせるために設けられる。
側面部22a、22b、22cおよび底面部22dは、例えば、プラスチックからなる段ボール(プラダン)、紙からなる段ボールからなる。側面部22a、22b、22cおよび底面部22dをこのような材料により形成することで、廃棄物量の削減を図るとともに、リサイクル性のよい通い箱1とすることができる。なお以後、側面部22a、22b、22cおよび底面部22dを、それぞれ区別しない場合は、単に、面部22と言う場合がある。
また、内側部2は、直方体形状の辺部に設けられる補強部材23a~23jを備える。補強部材23a~23jを辺部に設けることで、通い箱1全体の強度を上げ、耐久性を向上させることができる。なお以後、補強部材23a~23jを、それぞれ区別しない場合は、単に、補強部材23と言う場合がある。
ここでは、補強部材23は、内側部2のそれぞれの辺部の全てに取り付けられる。補強部材23は、第1の開口部21aの外縁となる辺部に取り付けられる補強部材23a、23b、23cと、側面部22a、22b、22cで上下方向に位置する辺部に取り付けられる補強部材23d、23e、23f、23gと、底面部22dの外縁となる辺部に取り付けられる補強部材23h、23i、23jと、からなる。
補強部材23は、面部22に対し、例えば、はめ込み式の部材で固定することで、または接着剤を用いて接着することで取り付けることができる。
また、内側部2は、直方体形状の底面に位置する底面部22dの外縁となる辺部に設けられた補強部材23h、23i、23jの高さにより高さ調整を行う。つまり、内側部2を外側部3に挿入し、組合わせたときに、内側部2の底面部22dは、外側部3の底面部の高さだけ、上側に位置し、段差が生じる状態となる。そのため、この段差分を補正する高さの補強部材23h、23i、23jを設け、段差をなくすようにする。この場合、補強部材23h、23i、23jは、底面部22dの位置からさらに下方に延びて形成される。またこれは、補強部材23h、23i、23jは、外側部3の底面部22dの厚さ分だけ、底面部22dから下方に突出して形成されると、言うこともできる。
さらに、内側部2は、補強部材23a、23cのそれぞれに設けられ、内側部2と外側部3とを第2の開口部21bを介して組合わせたときに、所望の位置で互いを固定状態にする固定部24を備える。
図1(b)は、内側部2の固定部24の構成について示した図である。また、図1(c)は、外側部3の固定部24の構成について示した図である。
図1(b)、(c)に示すように、内側部2および外側部3の固定部24は、ラチェット構造24rをなす。内側部2のラチェット構造24r(図1(b))は、同じ形状を有する外側部3に備えられたラチェット構造24r(図1(c))と係合することで、内側部2と外側部3とを互いに固定状態にする。つまり、ラチェット構造24rは、凹凸の構造を有し、内側部2のラチェット構造24rの凹部に、外側部3のラチェット構造24rの凸部が入り込むことで係合する。
この場合、固定部24は、内側部2と外側部3との間の箇所に設ける必要がある。よって、内側部2では、側面部22a、22cの外側に固定部24が設けられるが、外側部3では、側面部22a、22cの内側に固定部24が設けられることになる。
固定部24を補強部材23に設けることで、内側部2と外側部3との固定状態が安定しやすくなる。また、固定部24としてラチェット構造24rを採用することで、細かいピッチで、内側部2および外側部3の位置関係を調整でき、通い箱1を所望の大きさとすることができる。
そして、内側部2のラチェット構造24rの固定部24は、外側部3との固定状態から、外側部3に対し組合せ方向と交差する方向に相対的にずらしたときに、係合した状態が解除される。この場合、内側部2を外側部3に対し、図1(a)の上方向に移動させることで、ラチェット構造24rが係合した状態が解除され、内側部2と外側部3とを分離することができる。なお、外側部3を、内側部2に対し、図1(a)の下方向に移動させることでも、同様に内側部2と外側部3とを分離することができる。
また、内側部2は、側面部22a、22b、22cから上方に延び、他の通い箱1を上部に積み重ねたときに他の通い箱1の底部が入り込み、段積みが可能となる段積可能部25a、25bをさらに備える。これは、内側部2は、側面部22a、22b、22cの上辺から上方に突出し、他の通い箱1を上部に積み重ねるための段積可能部25a、25bをさらに備える、と言うこともできる。なお以後、段積可能部25a、25bを、それぞれ区別しない場合は、単に、段積可能部25と言う場合がある。
段積可能部25a、25bは、第1の開口部21aの外縁となる辺部に設けられる補強部材23a、23b、23cに取り付けられる。さらに詳しくは、補強部材23aと補強部材23bとが交差する頂部を挟み、段積可能部25aが設けられる。また、補強部材23bと補強部材23cとが交差する頂部を挟み、段積可能部25bが設けられる。またこれは、第1の開口部21aのコーナーとなる箇所に段積可能部25bが設けられる、と言うこともできる。
段積可能部25は、補強部材23に対し、例えば、はめ込み式の部材で固定、または接着剤を用いて接着することで取り付けることができる。
また、面部22、補強部材23および段積可能部25は、全て同じ材料からなることが好ましい。即ち、面部22をプラダン(PP製)にて作成した場合は、補強部材23および段積可能部25もPP製とし、面部22を段ボールにて作成した場合は、補強部材23および段積可能部25も段ボールとすることが好ましい。またさらに、詳しくは後述するが、固定部24も同じ材料からなることが好ましい。これにより、リサイクル性のよい通い箱1とすることができる。
また、内側部2および外側部3は、折り畳みが可能である。
図2(a)~(c)は、内側部2の折り畳み機構について示した図である。
図2(a)に示す面部22kは、補強面であり、通い箱1の自立性を、補助することで補強する。また、補強面22kは、通い箱1が被梱包物で一杯になり、自立性が保たれる場合は蓋として使用できる。
側面部22a、22b、22cは、可動であり、可動させることで折り畳むことができる。具体的には、図2(a)の状態から、図2(b)に示すように、側面部22bの上部を回転中心として、下部を内側部2の内側に入れる。また、側面部22aは、組合せ方向に沿った方向に、折り目22vが設けられ、この折り目22vにて、折り曲げることが可能である。ここでは、側面部22aを、折り目22vを内側部2の内側に入れるようにして折り曲げる。また、側面部22cについても同様の構造を有し、折り曲げることができる。その結果、図2(c)に示すような形態で折り畳むことができる。
図2(d)は、側面部22bの上部の構造について示した図である。上述したように、側面部22bは、その上部を回転中心として可動できる。そして、図2(d)に示す蝶番22tにより、この回転機構を実現できる。
図2(e)は、側面部22a、22cの折り目22vについて示した図である。折り目22vは、V字形状の溝状となっており、この溝を境として、側面部22a、22cを折り曲げることで、側面部22aを折り曲げることができる。
図3(a)~(b)は、側面部22cの下部の構造について示した図である。
側面部22cは、折り目22vを内側部2の内側に入れるようにして折り曲げるときに、側面部22cの下部についても折り曲げられる。
図3(a)~(b)に示すように、側面部22cの下部は、底面部22dに設けられた溝部22mにはめ込まれている。そして、側面部22cは、はめ込まれた部分に対し上部に隣接する箇所には、ヒンジ部22hが設けられており、このヒンジ部22hにより、側面部22cを折り曲げることが可能である。なお、側面部22aの下部も同様に折り曲げられるが、同様の構造を有する。さらに、側面部22a、22cの上部も同様に折り曲げられるが、同様の構造を有する。
図4(a)は、内側部2の底面部22dについて示した図である。また、図4(b)は、外側部3の底面部22dについて示した図である。
内側部2および外側部3のそれぞれの底面部22dには、それぞれの相対的な挿入量の限界を示すラインが描かれている。このラインは、印刷等により描かれる。
図4では、それぞれが向かい合う箇所の端部L0に対し、ラインL1~L3が描かれる。このラインL1~L3は、梱包する被梱包物の重量に応じて定められたラインである。
つまり、内側部2および外側部3の挿入量が大きいほど、通い箱1の強度は増加し、より重量が大きい被梱包物を運搬することができる。ただし、この場合、通い箱1の大きさはより小さくなる。そのため、より小さい被梱包物しか運搬することができない。
対して、内側部2および外側部3の挿入量が小さいほど、通い箱1の強度は低下し、より重量が小さい被梱包物しか運搬することができない。一方、この場合、通い箱1の大きさは、より大きくすることができ、より大きい被梱包物を運搬することができる。
そのため、本実施の形態では、ラインL1~L3により、梱包する被梱包物の重量の上限を示すようにする。例えば、ラインL1に示す挿入量では、被梱包物の重量の上限を1kgとする。また、ラインL2に示す挿入量では、被梱包物の重量の上限を2kgとする。さらに、ラインL3に示す挿入量では、被梱包物の重量の上限を4kgとする。
図5は、通い箱1を段積みする際の段数について示した図である。
上述したように通い箱1は、段積可能部25により段積みが可能である。ただし、単付きの段数は、被梱包物の重量に応じ上限がある。
図5では、被梱包物の重量に対する段数の上限を示している。例えば、通い箱1の1箱あたりの耐荷重が4kgと仮定すると、被梱包物の重量が1kgの場合は、段積みの段数の上限は、4段である。また、被梱包物の重量が2kgの場合は、段積みの段数の上限は、2段である。さらに、被梱包物の重量が4kgの場合は、段積みの段数の上限は、1段であり、段積みができない。
図6(a)~(c)は、通い箱1を複数収容できる外箱5およびその機構について示した図である。
図6(a)は、外箱5を上方から見た図である。
図6(a)で図示する外箱5は、通い箱1の収容容器の一例である。外箱5は、複数の通い箱1を収容でき、それぞれの通い箱1を収容することが可能な範囲で仕切られた仕切り部52を有する外箱部51を備える。即ち、図示する仕切り部52で区切られた1つの区画には、1つの通い箱1を収容することができる。仕切り部52は、通い箱1を段積みしたときに、許可される段数に応じた高さに合わせて設けることができる。つまり、仕切り部52は、図5で示した段積みの段数の上限の高さに合わせて形成される。
また、外箱5に通い箱1を収容したときに、通い箱1を外箱5固定し、通い箱1の荷崩れ等を防止することが好ましい。そのために、仕切り部52は、上部に通い箱1と結合する結合部を備える。
図6(b)は、結合部の第1の例について示した図である。
ここでは、スナップフィットにより通い箱1を外箱部51に固定する。図6(b)左側には、補強部材23の上部の構造を示す。補強部材23の上部には、凹部23kが形成される。また、図6(b)右側には、仕切り部52の上部の構造を示す。仕切り部52の上部には、凸部52kが形成される。そして、凹部23kと凸部52kとがスナップフィットにより係合し、通い箱1を外箱部51に固定することができる。
図6(c)は、結合部の第2の例について示した図である。
ここでは、スライドスリップにより通い箱1を外箱部51に固定する。図6(b)左側には、仕切り部52の上部に設けられるスライドスリップ52sについて示している。また、補強部材23の上部には、スライドスリップ52sに係合する凹部23sが形成されている。そして、図6(c)左側に示すようにスライドスリップ52sスライドさせると、図6(c)右側に示すように、スライドスリップ52sが凹部23sに係合し、通い箱1を外箱部51に固定することができる。
図7(a)~(b)は、内側部2および外側部3の回収形態について示した図である。
このうち、図7(a)は、折り畳んだ後の複数の内側部2を積み重ねるとともに、折り畳んだ後の複数の外側部3を積み重ねた場合を示している。これにより、折り畳んだ後の複数の内側部2や折り畳んだ後の複数の外側部3をそれぞれ別々に積み重ね、回収する。この場合、それぞれを収容するラック等に入れ回収を行う。
また、図7(b)は、折り畳んだ後の複数の内側部2と折り畳んだ後の複数の外側部3とを並べて積み重ねた場合を示している。これにより、折り畳んだ後の複数の内側部2や折り畳んだ後の複数の外側部3をともに、回収する。この場合、これらを収容するラック等に入れ回収を行う。
回収の際に、内側部2および外側部3を折り畳むことで省スペースを図ることができる。そして、図7(a)~(b)の形態を採用することで、回収の際に、さらなる省スペースを図ることができる。
図8(a)~(d)は、固定部24の他の形態を示した図である。
ここでは、図8(a)で示した内側部2と外側部3とを組合わせる際に、固定部24として、ピン242とレール243とを利用する。
図8(b)は、レール243について示した図である。
ここでは、外側部3に設けられたレール243を示している。レール243は、外側部3の内側であって、補強部材23a、23cに設けられる。レール243には、複数の穴部243hが設けられている。
また内側部2には、図8(c)で示すピン242が設けられる。ピン242は、内側部2の外側であって、補強部材23a、23cに設けられる。ピン242は、図示する矢印方向に回転自在である。そして、ピン242を回転させ、ピン242の先端部を、レール243に設けられた穴部243hに挿入することで、ピン242とレール243とが係合され、その結果、内側部2と外側部3とが固定される。即ち、固定部24は、ピン242とレール243とからなり、ピン242とレール243に設けられた穴部243hとが係合することで固定状態にする。
そして穴部243hは、複数個設けられ、いずれか1つの穴部243hにピン242を挿入することができる。よって、挿入する穴部243hの位置により、内側部2と外側部3との相対位置を調整することができ、通い箱1を所望の大きさにすることができる。
なお、図8(d)に示すように、ピン242は、レール243のストッパ243sにも係合させることができる。ストッパ243sは、レール243の端部に設けられる。この場合、ピン242は、レール243に設けられたストッパ243sとも係合でき、ピン242とストッパ243sとが係合することで固定状態にする。
また、上述した例では、外側部3にレール243を設け、内側部2にピン242を設けたが、これを逆にしてもよい。即ち、内側部2にレール243を設け、外側部3にピン242を設けるようにしてもよい。
図9(a)~(b)は、ラチェット構造24rの固定部24をリサイクルする際のイメージ図である。なお、ここでは、内側部2について説明しているが、外側部3でも同様である。
図9(a)に示す内側部2や外側部3の固定部24として、ラチェット構造24rを採用した場合、側面部22a、22cと同一の材料からなることが好ましい。
例えば、側面部22a、22cをプラダンにより作成した場合、図9(b)に示すように、ラチェット構造24rをプラスチック製として、ラチェット劣化後は、新しいラチェットと交換し、内側部2や外側部3は、再利用する。また例えば、側面部22a、22cを段ボールにより作成した場合、図9(c)に示すように、ラチェット構造24rを段ボール製として、ラチェット構造24rを段ボール板に凹凸(エンボス)加工することで形成することができる。
図10(a)~(f)は、内側部2や外側部3をリサイクルする際のイメージ図である。なお、ここでは、内側部2について説明しているが、外側部3でも同様である。
図10(a)は、新品の状態の内側部2を示している。ここで、内側部2は、新品段ボール筐体であり、補強部材23も段ボールで作成されている。そして、内側部2は、板状段ボールを被梱包物に合わせて曲げ加工等を行うことで作製される。内側部2は、少量多品種の被梱包物に対応させ、必要分を作製する。
そして、被梱包物を梱包して運搬することで、図10(b)に示すように、内側部2を使用する。このとき内側部2は、外側部3と組合わせることで通い箱1の形態とされ、複数回使用される。
また、必要とされる強度を満たさなくなると、図10(c)に示す使用済ダンボールとなる。
この使用済み段ボールは、図10(d)に示すように、専門メーカにて回収され、図10(e)に示すように、専門メーカにて再生される。
その結果、図10(f)に示すような、再生後の板状段ボールDとなる。
そして、板状段ボールDは、CADデータ等を基に曲げ加工等がなされ、再び内側部2となる。
以上説明した形態によれば、梱包する被梱包物のサイズに合わせ、伸縮可能な通い箱1を提供することができる。そして、本実施の形態では、内側部2および外側部3の辺部に補強部材23を設け、補強部材23に固定部24を設ける。これにより、内側部2と外側部3との固定状態が安定しやすくなる。さらに、固定部24が劣化しにくくなり、通い箱1の耐久性を向上させることができる。
また、それぞれを組合わせることで、梱包する被梱包物のサイズ合わせ、伸縮可能な通い箱1にすることができる内側部2および外側部3を提供することができる。さらに、複数の通い箱1を収容でき、通い箱1の荷崩れ等を防止できる収容容器出る外箱50を提供することができる。さらに、折り畳みが可能な通い箱1を提供できることで、通い箱1の保管性、輸送性を向上させることができる。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更または改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…通い箱、2…内側部、3…外側部、21a…第1の開口部、21b…第2の開口部、22…面部、22a~22c…側面部、22d…底面部、23、23a~23j…補強部材、24…固定部、24r…ラチェット構造、25…段積可能部、242…ピン、243…レール、243s…ストッパ

Claims (15)

  1. 一の運搬部材と、前記一の運搬部材と同じ形状を有し、前記一の運搬部材と組合わさる他の運搬部材と、を有する運搬資材であり、
    前記一の運搬部材および前記他の運搬部材は、
    被梱包物を収容するために上面に開口する第1の開口部および組合せ方向に開口する第2の開口部を設けつつ、直方体形状をなすように配される面部と、
    前記直方体形状の辺部に設けられる補強部材と、
    前記補強部材に設けられ、前記一の運搬部材を前記他の運搬部材の前記第2の開口部を通して組合わせたときに、所望の位置で互いを固定状態にする固定部と、
    を備える運搬資材。
  2. 前記固定部は、ラチェット構造をなし、同じ形状を有する他の運搬部材に備えられたラチェット構造と係合することで前記固定状態にする請求項1に記載の運搬資材。
  3. 前記ラチェット構造の前記固定部は、他の運搬部材との前記固定状態から、他の運搬部材に対し組合せ方向と交差する方向に相対的にずらしたときに、係合した状態が解除される請求項2に記載の運搬資材。
  4. 前記ラチェット構造の前記固定部は、前記面部と同一の材料からなる請求項2に記載の運搬資材。
  5. 前記固定部は、ピンとレールとからなり、前記ピンと前記レールに設けられた穴部とが係合することで前記固定状態にする請求項1に記載の運搬資材。
  6. 前記ピンは、前記レールに設けられたストッパとも係合でき、前記ピンと前記ストッパとが係合することで前記固定状態にする請求項5に記載の運搬資材。
  7. 前記直方体形状の側面に位置する前記面部から上方に延び、他の運搬資材を上部に積み重ねたときに他の運搬資材の底部が入り込み、段積みが可能となる段積可能部をさらに備える請求項1に記載の運搬資材。
  8. 前記段積可能部は、前記第1の開口部の外縁となる前記辺部に設けられる前記補強部材に取り付けられる請求項7に記載の運搬資材。
  9. 前記直方体形状の底面に位置する前記面部の外縁となる前記辺部に設けられた前記補強部材の高さにより高さ調整を行う請求項1に記載の運搬資材。
  10. 前記直方体形状の側面に位置する前記面部は、可動であり、移動させることで折り畳める請求項1に記載の運搬資材。
  11. 前記一の運搬部材と前記他の運搬部材とは、それぞれを識別するために互いに色が異なる請求項1に記載の運搬資材。
  12. 被梱包物を収容するために上面に開口する第1の開口部および組合せ方向に開口する第2の開口部を設けつつ、直方体形状をなすように配される面部と、
    前記直方体形状の辺部に設けられる補強部材と、
    前記補強部材に設けられ、同じ形状を有する他の運搬部材と前記第2の開口部を介して組合わせたときに、所望の位置で互いを固定状態にする固定部と、
    を備える運搬部材。
  13. 複数の運搬資材を収容でき、それぞれの前記運搬資材を収容することが可能な範囲で仕切られた仕切り部を有する外箱部を備え、
    前記運搬資材は、
    一の運搬部材と、前記一の運搬部材と同じ形状を有し、前記一の運搬部材と組合わさる他の運搬部材と、を有し、
    前記一の運搬部材および前記他の運搬部材は、
    被梱包物を収容するために上面に開口する第1の開口部および組合せ方向に開口する第2の開口部を設けつつ、直方体形状をなすように配される面部と、
    前記直方体形状の辺部に設けられる補強部材と、
    前記補強部材に設けられ、前記一の運搬部材と前記他の運搬部材とを前記第2の開口部を介して組合わせたときに、所望の位置で互いを固定状態にする固定部と、
    前記直方体形状の側面に位置する前記面部から上方に延び、他の運搬資材を上部に積み重ねたときに他の運搬資材の底部が入り込み、段積みが可能となる段積可能部と、
    を備える運搬資材の収容容器。
  14. 前記仕切り部は、前記運搬資材を段積みしたときに、許可される段数に応じた高さに合わせて設けられる請求項13に記載の運搬資材の収容容器。
  15. 前記仕切り部は、上部に前記運搬資材と結合する結合部を備える請求項13に記載の運搬資材の収容容器。

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