JP3995746B2 - 電子装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作用として装置本体に自己復帰回転ボリュームとプッシュ釦を備えたことを特徴とする電子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子装置は、小型化が著しいが、操作性において簡単操作も求められている。
【0003】
以下に、従来の電子装置としてビデオカメラを例にして説明する。
図3は従来のビデオカメラの構成を示すものである。図3において、101は自己復帰回転ボリュームで、撮影時のズームつまみで人差し指で操作し、左回転方向(図示L方向)に回動させれば例えば広角(ワイド)方向に、逆に右回転方向(同R方向)に回動させれば望遠(テレ)方向に操作でき、指を離せば操作前の位置に自己復帰しズーミング動作を停止させる、いわゆるモーメンタリ(はねかえり)スイッチで構成されている。102はプッシュ釦で、同じく人差し指で操作し、一度押すと録画状態になり再度押すことによって待機状態(スタンバイ)になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来の構成では、自己復帰回転ボリュームとプッシュ釦のスペースが別々に必要になっているので、本体が大きくなり、かつ操作も指を置き換える必要があるという問題点を有していた。
【0005】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、本体の小型化ができる電子装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の電子装置は、自己復帰回転ボリュームを備え、前記自己復帰回転ボリュームの回転中心近傍にプッシュ釦を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
この構成によって、電子装置本体の小型化が可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、ズーム撮影が可能な電子装置であって、使用者の指により前記電子装置の略鉛直方向を軸にして左方向又は右方向へ回動操作可能でかつ指を離せば操作前の位置に自己復帰する自己復帰回転ボリュームと、前記自己復帰回転ボリュームの回転中心近傍に設けられ、使用者による撮影開始指示を受け付けるプッシュ釦と、を備え、前記自己復帰回転ボリュームが回動操作されると、撮影のズーム倍率を変更することを特徴とする電子装置である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子装置であって、自己復帰回転ボリュームは、突起を設けた環状形状であって、突起は電子装置の前方側に設けることを特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の電子装置であって、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、携帯式無線電話、携帯式情報端末であることを特徴とする。
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図1、図2を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるビデオカメラの全体図であり、図2はその要部構成図である。図2において、1は自己復帰回転ボリュームを示し、自己復帰回転ボリューム1にはその中央部にプッシュ釦2を有し、その近傍に、スライドプッシュ釦付きの回転式エンコーダー3を有している。
【0011】
以上のように構成されたビデオカメラについて、図2を用いてその動作を説明する。
【0012】
自己復帰回転ボリューム1は、撮影時のズームつまみであって、人差し指で操作し、左回転方向(図示L方向)に回動させれば例えば広角(ワイド)方向に、逆に右回転方向(同R方向)に回動させれば望遠(テレ)方向に操作でき、指を離せば操作前の位置に自己復帰し、いわゆるモーメンタリ(はねかえり)スイッチで構成されている。自己復帰回転ボリューム1の中央部に構成されたプッシュ釦2は録画釦で、同じく人差し指で操作し、一度押すと録画状態になり再度押すことによって待機状態(スタンバイ)になる。スライドプッシュ釦付きの回転式エンコーダー3は、主に親指で操作するように手で保持したときに手前にくるように構成されていて、図示r方向に回転して設定できると共に、回転軸が設定された一方向(本実施の形態では内側方向(同p方向))に押圧することで移動してスイッチされるものである。このスライドプッシュ釦付きの回転式エンコーダー3は、例えば撮影時のシャッタースピードのようにあらかじめ設定された項目から一つを選択して決定する場合に用いられる。すなわち、親指で回転することであらかじめ設定された項目(前述の撮影時のシャッタースピードの場合、例えば1/30,1/60,1/120等)から一つを選択し、親指で押圧しスライドプッシュすることで、その項目に決定することができる。
【0013】
このように、自己復帰回転ボリュームとプッシュ釦を一体化することで本体の小型化が容易になる。また、スライドプッシュ釦付きの回転式エンコーダーを近傍に配置することで、片手で集中操作が可能となり、操作が容易になる。
【0014】
なお、以上の説明では、自己復帰回転ボリューム1は、撮影時のズームつまみとしたが、再生時の音量ボリュームとすることもできる。また、スライドプッシュ釦付きの回転式エンコーダー3による設定は撮影時のシャッタースピードを例にして説明したが、必ずしもこれに限るものではない。また、自己復帰回転ボリューム1の近傍にスライドプッシュ釦付きの回転式エンコーダー3を配置するようにしたが、単なるプッシュ釦やエンコーダーのみを構成してもよい。更に、電子装置をビデオカメラとして説明したが、デジタルスチルカメラや携帯式無線電話、携帯式情報端末にも応用できる。
【0015】
【発明の効果】
以上のように本発明は、カメラ本体の小型化を容易にでき、片手で集中操作が可能となり、操作が容易となる優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における電子装置の全体図
【図2】同、電子装置の要部構成図
【図3】従来の電子装置の構成図
【符号の説明】
1 自己復帰回転ボリューム
2 プッシュ釦
3 スライドプッシュ釦付きの回転式エンコーダー
Claims (3)
- ズーム撮影が可能な電子装置であって、
使用者の指により前記電子装置の略鉛直方向を軸にして左方向又は右方向へ回動操作可能でかつ指を離せば操作前の位置に自己復帰する自己復帰回転ボリュームと、
前記自己復帰回転ボリュームの回動中心近傍に設けられ、使用者による撮影開始指示を受け付けるプッシュ釦と、を備え、
前記自己復帰回転ボリュームが回動操作されると、撮影のズーム倍率を変更することを特徴とする電子装置。 - 前記自己復帰回転ボリュームは、突起を設けた環状形状であって、
前記突起は前記電子装置の前方側に設けることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。 - 前記電子装置は、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、携帯式無線電話または携帯式情報端末のいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載の電子装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00347397A JP3995746B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 電子装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00347397A JP3995746B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 電子装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10200806A JPH10200806A (ja) | 1998-07-31 |
JP3995746B2 true JP3995746B2 (ja) | 2007-10-24 |
Family
ID=11558310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00347397A Expired - Lifetime JP3995746B2 (ja) | 1997-01-13 | 1997-01-13 | 電子装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3995746B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4747878B2 (ja) * | 2006-02-20 | 2011-08-17 | 株式会社ニコン | デジタルカメラ |
-
1997
- 1997-01-13 JP JP00347397A patent/JP3995746B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10200806A (ja) | 1998-07-31 |
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