JP2005107290A - 撮像装置と撮像装置を備えた携帯端末 - Google Patents

撮像装置と撮像装置を備えた携帯端末 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末などに備える撮像装置において、操作釦類を増やすことなく光学ズームや電子ズームを可能とし、それによって携帯端末を小型に、安価に提供できるようにすること。
【解決手段】被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、該撮像素子へ被写体像を結像させる撮影光学系内の変倍光学系を、撮影光学系の光軸を軸とした回動操作部材による回動操作によって光軸方向に移動させて撮影倍率を変更するズーム機構と、前記回動操作部材の回動位置を検知する検知手段とを備え、前記撮像装置は、撮像時における前記検知手段からの位置情報を、前記変倍光学系の倍率検出制御、または電子的なズームの倍率制御のための信号とするようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、携帯電話やデジタルカメラに用いられ、ズームレンズからなる撮影光学系で被写体像を撮像素子に結像し、電気信号に変換するようにした撮像装置に関し、特に、光学ズームと電子ズームを特別な操作釦なしで実現できるようにした撮像装置と撮像装置を備えた携帯端末に関するものである。
撮影光学系によって撮像素子上に被写体像を結像させ、電気信号に変換してデジタル的に撮像する撮像装置は、カメラ付き携帯電話やデジタルカメラ、さらに小型携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)やパソコンなど、種々の携帯端末に組み込まれ、最近では、撮影光学系をズームレンズとしたものも多くなっている。そしてこのズームレンズも、光学的なズームだけでなく、撮像画面の切り出す大きさを変化させて電子的に拡大する電子ズーム機能を備えたものも増えている。
また、こういった撮像装置を備えた携帯端末には、こういった静止画の撮影機能以外に、動画の撮影機能やこれらの再生機能、音楽プレイヤー機能、アドレス帳やスケジュール表の閲覧機能など、種々の機能を備えたものもある。そして、このような小型携帯端末は、小型に構成することによって必然的に操作釦類を配置するスペースが少なくなるが、それにもかかわらず、機能自体が増加の傾向にあるため、それらの機能を制御するための操作釦類も必然的に増加する傾向にある。
しかも、前記したように撮像装置に光学ズームだけでなく、電子ズームを組み込んだ場合はそれぞれの操作釦が必要であり、それらを配置するスペースが必要であると共に、各機能に対応した操作釦類を設けるということはそれだけ部品点数が増え、価格を上昇させてしまう。
こういったことに対処するため、例えば特許文献1には、表示装置に対してレンズを回動可能としたデジタルカメラにおいて、自分撮影のためにレンズを自分の方に向けたとき、自動的に焦点が近距離になるようにして、焦点距離の調節をレンズの回動に連動させたカメラが示されており、このようにレンズの回動機構に焦点の変更機能を持たせることで、操作釦の数を減らすことができる。
特開2003−5017公報
しかしながらこの特許文献1に示されたカメラは、単に自分撮影の際の焦点が近距離になるようにしているだけであり、前記したような撮像装置における光学ズームや電子ズーム、そしてそれらの切り替えなどをおこなう操作釦を少なくする、といったことについては何ら示されていない。
そのため本発明においては、光学ズームや電子ズームを備えると共に、それらを切り替えて使用できるようにした撮像装置において、その撮像装置を組み込んだ携帯端末の操作釦類を少なくし、かつ、ズームの操作も簡単におこなえるようにして、携帯端末を小型に、安価に構成できるようにした撮像装置を提供することが課題である。
上記課題を解決するため、本発明における撮像装置は、
撮影光学系の結像位置に配置された撮像素子と、前記撮影光学系の光軸方向に移動可能な変倍光学系と、前記光軸を軸として回動し、前記変倍光学系を移動させる回動操作部材とを有し、該回動操作部材の回動操作で変倍をおこなわせるようにしたことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、
撮影光学系の結像位置に配置された撮像素子と、前記撮影光学系の光軸方向に移動可能な変倍光学系と、撮像画像の所定部分を電子的に拡大する電子ズーム手段と、前記光軸を軸として回動し、前記変倍光学系を移動させると共に電子ズームのズーム倍率設定を行う回動操作部材とを有し、該回動操作部材の回動操作で光学ズームと電子ズーム両者の操作をおこなわせるようにしたことを特徴とする。
そして前記撮像装置は、前記回動操作部材の回動に伴って前記変倍光学系を光軸方向に移動させるカム機構と前記回動操作部材の回動検出手段とを有し、前記カム機構は、前記変倍光学系がズーム端に達した後は前記変倍光学系の移動を停止させるよう構成されていると共に前記回動操作部材は、前記変倍光学系の移動が停止した後の回動により、前記回動検出手段による検出信号に対応した倍率の電子ズームを行わせるよう構成してある。
また前記撮像装置は、前記回動操作部材の回動に伴って前記変倍光学系を光軸方向に移動させるカム機構と前記回動操作部材の回動検出手段とを有し、前記カム機構は、複数の中間点に、前記変倍光学系の移動を前記回動操作部材の一定回動量の間停止させる部分が設けられ、前記回動操作部材を回動させることで光学ズームを行うと共に変倍光学系の移動を一定回動量停止させた際、前記回動検出手段による検出信号に対応した倍率の電子ズームを行わせるよう構成してある。
そして本発明の携帯端末は、
撮影光学系の結像位置に配置された撮像素子と、前記撮影光学系の光軸方向に移動可能な変倍光学系と、撮像画像の所定部分を電子的に拡大する電子ズーム手段と、前記光軸を軸として回動し、前記変倍光学系を移動させると共に電子ズームのズーム倍率設定を行う回動操作部材とを有し、該回動操作部材の回動操作で光学ズームと電子ズーム両者の操作をおこなわせるようにした撮像装置を有することを特徴とする。
そして、この携帯端末における前記撮像装置は、前記回動操作部材の回動に伴って前記変倍光学系を光軸方向に移動させるカム機構と前記回動操作部材の回動検出手段とを有し、前記カム機構は、前記変倍光学系がズーム端に達した後は前記変倍光学系の移動を停止させるよう構成されていると共に前記回動操作部材は、前記変倍光学系の移動が停止した後の回動により、前記回動検出手段による検出信号に対応した倍率の電子ズームを行わせるよう構成してある。
また、この携帯端末における前記撮像装置は、前記回動操作部材の回動に伴って前記変倍光学系を光軸方向に移動させるカム機構と前記回動操作部材の回動検出手段とを有し、前記カム機構は、複数の中間点に、前記変倍光学系の移動を前記回動操作部材の一定回動量の間停止させる部分が設けられ、前記回動操作部材を回動させることで光学ズームを行うと共に変倍光学系の移動を一定回動量停止させた際、前記回動検出手段による検出信号に対応した倍率の電子ズームを行わせるよう構成してある。
そして前記回動操作部材は、撮像装置を収容した筐体の側面近傍に設けてある。
また本発明では、前記回動操作部材の一部を、前記撮像装置を収容した筐体から露出させている。
このように、撮影光学系の結像位置に配置された撮像素子と、前記撮影光学系における変倍光学系の光軸方向への移動で撮影倍率を変更する光学ズーム機構と、前記撮影光学系の光軸を軸として回動し、前記変倍光学系を光軸方向に移動させる回動操作部材とを有し、該回動操作部材の回動操作で変倍をおこなわせるようにしたことにより、小型化可能な撮像装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の撮像装置を携帯端末としての携帯電話に応用した一例の概略外観図、図2は撮影光学系の光軸を軸として携帯端末の筐体から一部を露出した回動操作部材を示した図、図3はズームレンズを用いた撮影光学系を繰り出した状態の外観図、図4は回動操作部材の回動によるズームレンズの変倍光学系の光軸方向移動を説明するための図で、(A)〜(D)は変倍光学系の移動状況を示した図、(E)は回動操作部材に設けた回転位置検出のための機構の説明図、(F)は変倍用カム溝とそのカム溝による変倍倍率を説明するための図、図5は本発明になる携帯端末における撮像装置と周辺の制御回路ブロック図、図6は回転位置検出のための回路の一例で、(A)は位置を示す信号が「1」、「0」として出力される場合、(B)は位置を示す信号が電圧として出力される場合、図7はズーム用カム溝の他の実施例である。
図中1は本発明になる撮像装置を装備した携帯端末の一例としての携帯電話、2は携帯端末の筐体で、21は表示部筐体、22は操作部筐体、3は撮像装置、4は液晶(LCD)などを用いた表示装置、5は数字やアルファベット、その他の機能の指示などに使う操作キー(釦)、30は撮像装置3の撮影光学系(レンズ)、31は撮影光学系30の光軸を軸とし、筐体2から一部が露出した回動操作部材(ダイヤル)、32、33は撮影光学系30を構成する変倍用レンズ(光学系)、34、35は回動操作部材31の内側に設けられたカム溝、36、37は変倍用レンズ32、33の鏡筒、38、39は鏡筒36、37に設けられ、回動操作部材31の内側に設けられたカム溝34、35に係合して変倍用レンズ32、33を光軸方向に移動させて変倍を行うためのカムピン、40はシャッター、41は回動検出用パターンPOS1〜POS12と撮像素子42を配した基板、43は回動操作部材31に設けられ、回動検出用パターンPOS1〜POS12を摺擦して回動位置を検出するための接触用ブラシ、44は変倍用レンズ32、33を収納したOFF位置、45は変倍用レンズ32、33の広角(WIDE)端、46は同じく変倍用レンズ32、33の望遠(TELE)端、51は撮像素子42からの信号を受けて映像信号として送り出す撮像回路、52は撮像回路51からの信号を受けてデータ圧縮などをおこなう信号処理回路、53は信号処理のための一時記憶などを行うためのメモリ、54は信号処理回路52によって撮影した画像の一部を取り出す電子ズーム処理を指示する電子ズーム回路、55は信号処理回路52が処理した画像データを記憶する外部記憶装置、56は外部記憶装置55に記憶した画像を再生して表示装置4(図1)に表示させる画像再生装置、57は制御用CPU、58は前記図4(E)に示した回動検出用パターンやブラシ、図6に示したような回路などで構成される回動検出装置、59は撮像と撮像以外の複数の機能を切り替えるためのモード切替スイッチ、60はシャッター釦である。
本発明になる撮像装置3を装備した携帯端末1は、図1に一例として携帯電話に応用した場合を示したように、その筐体2の一部に撮像装置3が配され、メールやアドレスなどを見るための表示装置4、電話番号や文字を入力するためのキー5などが設けられて、使わないときは表示部筐体21と操作部筐体22が閉じられ、使うときに図1に示したように開かれるようになっている。なお、この携帯端末はあくまでも一例であり、表示部4とキー5を配した操作部を直線状に並べて開閉は行わない形式のものや、多数のキーなどが設けられたもの、あるいは前記したようにデジタルカメラや小型携帯情報端末、さらにパソコンなどであっても良いことは自明である。
そしてこのうち撮像装置3は、図2に示したように、撮像装置3の撮影光学系(レンズ)30の光軸を軸とし、筐体2の側面近傍から一部が露出した回動操作部材(ダイヤル)31が設けられ、この回動操作部材31を回すことによって、図3に示したように、レンズ30が光軸方向に突出し、ズーミングがおこなえるようになっている。
すなわち撮像装置3は、図4(A)に示したように、変倍用レンズ32、33を有し、回動操作部材31の内側には、図4(F)に34、35で示したようなカム溝が設けられている。このカム溝34、35は、望遠端46から47の間は変倍用レンズ32、33を移動させず、ブラシ43のみを回動させるようになっている。また、変倍用レンズ32、33は、それぞれ鏡筒36、37に収容され、その鏡筒36、37には、前記回動操作部材31の内側に設けられたカム溝34、35に係合して変倍用レンズ32、33を光軸方向に移動させ、変倍を行うためのカムピン38、39が設けられている。そしてこれら変倍用レンズ32、33によって変倍された被写体像は、シャッター40を通過し、基板41上に配置されたCCDなどを用いた撮像素子42で撮像される。
またこの基板41には、図4(E)に示したように、回動操作部材31の回動位置を検出するための回動検出用パターンPOS1〜POS12が設けられ、回動操作部材31に設けられた接触用ブラシ43が回動に伴ってこの回動検出用パターンPOS1〜POS12を摺擦することで、回動操作部材31の回動位置を検知できるようになっている。なお、この位置検出用パターンPOS1〜POS12は、こういったブラシ43で検出する形式のものでなく、例えば位置検出用パターンを発光素子からの光で照射し、受光素子で回動位置を検出するようにしたり、パターンを透過型とし、発光素子からの光が遮られたか否かを受光素子で検出することで、回動位置を検出するような形式のものでも良いことは勿論である。
さらに前記回動位置検出に替えて、回動操作部材31の回動量や回動角度をパルス数で検出するようなものでも良い。すなわち、前記回動検出用パターンPOS1〜POS12、前記受光素子、若しくは前記発光素子を用いて、前記回動操作部材31が基準位置からどの程度回動したのか、1周回動したのか、1.5周回動したのかその回動量を検出したり、回動操作部材31に設けた回動検出用パターンPOS1〜POS12を用い、そのパターンを検出した回数である回動パルスを検出したり、回動操作部材31の任意の位置からの角度で検出するようにしても良い。
そして変倍用レンズ32、33は、この図4(E)にOFFと記された44の位置のときに図4(A)のように収納された状態であり、ほぼ60度回動した図4(B)のPOS4の45の位置で広角(WIDE)端、そこからさらに約60度回動した図4(C)のPOS8の46の位置で望遠(TELE)端となる。そしてその望遠端46(POS8)からさらに約60度回動した47(POS12、図4(D))までは、変倍用レンズ32、33の移動は停止されてこの間は光学ズームではなく、それぞれのパターンPOS9〜POS11の位置に応じ、撮像画像の所定部分を電子的に拡大する電子ズームの倍率制御のための信号として用いられる。
そしてこの回動検出は、例えば図6(A)に示したように、各回動検出用パターンPOS1〜POS12を、プルアップ抵抗R1〜R12を介して図5に示した制御CPU57のI/Oポートに接続し、選択された回動検出用パターンが接地(アース)されることによって制御CPU57のI/OポートにL(0)信号を、他のポートにH(1)信号を送るようにしたり、図6(B)に示したように、各回動検出用パターンPOS1〜POS12を抵抗R1〜R12を介して接続し、選択された回動検出用パターンにより、図5に示した制御CPU57のI/Oポートに送られる電圧が変化して、それによってブラシ位置を認識できるようにするなどしておこなう。なお、この実施例説明では、パターンを12としたが、この数は適宜変更できることは自明であり、また、OFF位置から広角端まで、広角端から望遠端まで、望遠端から最後の回動検出用パターンまでそれぞれ60度ずつとしたが、これもこの角度に限られないことは自明である。
このように構成した本発明になる撮像装置3を備えた携帯端末の動作を、図5のブロック図に基づいて説明する。まず、回動操作部材31を回動させて図4(E)のOFF位置44からブラシ43をPOS1の位置に位置させることで、撮像装置3のスイッチが入って撮影動作の準備が行われる。そして、携帯端末の操作者によってモード切替スイッチ59がカメラモードにされ、回動操作部材31が回動されて、図4(B)のようなPOS4の広角(WIDE)端45の位置まで来ると撮影準備が完了し、撮影光学系30を通過して撮像素子42に達した光が、撮像回路51を介して信号処理回路52に送られて画像再生装置56によって表示される。
そしてこの状態から、撮影者が回動操作部材31を回動させて希望するズーム倍率にし、シャッター釦60を押下する。すると、その信号が制御CPU57に送られて図4に40で示したシャッターが動作し、撮影光学系30を通過して撮像素子42に達した光の信号が、撮像回路51を介して信号処理回路52に送られ、データ圧縮されて外部記録装置55に記録される。
そしてこのとき、回動操作部材31が図4(E)に示した望遠側端46のPOS8を超えて回動されると、それが回動検出装置58で検出され、信号が制御CPU57に送られる。そのため制御CPU57は、信号処理回路52を介して電子ズーム回路54に信号を送り、撮像回路51に送られてきた撮像画像から、回動検出装置58が検出した回動検出用パターンに対応した倍率となるよう一部を取りだし、その画像に対してデータ処理を行って外部記憶装置55に記憶する。
このような状態から撮影者が、図5のモード切替スイッチ59を「再生モード」に切り替えると、制御CPU57は信号処理回路52を介して外部記憶装置55から記憶されている画像を読み出し、画像再生装置56で表示装置4に表示させる。そのため撮影者は、撮影した画像を表示装置4に表示させて見ることができる。
以上が本発明になる撮像装置の第1実施例であるが、以上の説明では、電子ズームを望遠端からのみ行う場合の構成について説明したが、この電子ズームを光学ズームの途中で行うようにしても良い。この場合のカム溝の一例を示したのが図7である。
この図7に於いて、70〜78は図4(F)の場合と同様回動操作部材31の回動位置を表し、カム溝79、80は、この図からも明らかなように72と73の間、74と75の間、76と78の間はそれぞれ変倍用レンズ32、33を光軸方向へ移動させず、回動のみが行われるようにされ、それによってブラシ43(または前記したように発光素子、または受光素子など)が回動するようになっている。また、基板41上に設けられる回動検出用パターンは、これに対応して位置情報が細かく得られるよう数を増やすと共にそれに伴い、図7に示したカム溝における70の位置から78の位置までの長さを、図4(F)に示した44から47までの長さより長く構成し、例えば回動操作部材31における1周分の長さとしても良く、図4(F)の場合と同様、180度いないに収まるようにしても、また、任意角度にしても良い。
そして、変倍用レンズ32、33を光軸方向へ移動させない72と73の間、74と75の間、76と78の間は、回動検出用パターンにより検出されたブラシの位置に対応させ、電子ズームを行う。このようにすると、光学ズームの間に電子ズームを行わせることができ、光学ズームが連続的ではなく、1倍、2倍と段階的なものであり、さらにこの1倍から2倍へ段階的に倍率を上げるとき、その中間に於いては焦点が合わないような光学系の場合、電子ズームによる中間倍率が実現できる。なお、この電子ズームを連続的なものとする場合は、ズーム範囲を小さくして拡大効果を小さなものとして光学ズームとの連絡性を良くしたり、逆にズーム範囲を大きくして拡大率を大きくするなど、種々の方法を取ることができる。また逆に、この範囲で電子ズームの最大点までズームさせ、終点でもとの倍率に戻して光学ズームとの連続性を維持するなどの方法を取っても良い。
このように本発明になる撮像装置3を備えた携帯端末1は、撮像装置3における撮影光学系30内の変倍光学系32、33の光軸を軸とし、装置筐体2から一部が露出した回動操作部材31による回動操作によって変倍光学系32、33を光軸方向に移動させて撮影倍率を変更するズーム機構と、回動操作部材31の回動位置を検知する検知手段58とを備え、回動操作部材31の回動操作を、光学ズームと電子的ズームの倍率制御のための信号として用いることにより、変倍のための特別な操作釦を用意することなく光学ズームと電子ズームを実現することができる。そのため、携帯端末側に操作釦用のスペースを必要とせず、かつ、ズームの操作も簡単におこなえるから、携帯端末を小型に、安価に構成できる撮像装置を提供することができる。
また、撮像装置3を携帯端末筐体2の側面近傍に設けたことで、回動操作部材31を表示装置4の画面を見ながら容易に回動させることができる。更に好ましくは、装置筐体2の側面上側に撮像装置3の回動操作部材31の一部を露出させることにより、通常ユーザは、端末を把持する際に親指が装置筐体2側面の上側の位置に来るため、回動操作部材31を操作し易くなる。
本発明になる撮像装置は、操作釦類を増やすことなく光学ズームと電子ズームを実現することができ、この撮像装置を備えた携帯端末は、スペースを有効利用できると共にズームの操作も簡単におこなえるから、携帯端末を小型に、安価に構成できる撮像装置を提供することができる。
本発明の撮像装置を、携帯端末としての携帯電話に応用した一例の概略外観図である。 撮影光学系の光軸を軸として携帯端末の筐体から一部を露出した回動操作部材を示した図である。 ズームレンズを用いた撮影光学系を繰り出した状態の外観図である。 回動操作部材の回動によるズームレンズの変倍光学系の光軸方向移動を説明するための図で、(A)〜(D)は変倍光学系の移動状況を示した図、(E)は回動操作部材に設けた回転位置検出のための機構の説明図、(F)は変倍用カム溝とそのカム溝による変倍倍率を説明するための図である。 本発明になる携帯端末における撮像装置と周辺の制御回路ブロック図である。 回転位置検出のための回路の一例で、(A)は位置を示す信号が「1」、「0」として出力される場合、(B)は位置を示す信号が電圧として出力される場合である。 ズーム用カム溝の他の実施例である。
符号の説明
3 撮像装置
30 撮影光学系(レンズ)
31 回動操作部材(ダイヤル)
32、33 変倍用レンズ(光学系)
34、35 カム溝
36、37 鏡筒
38、39 カムピン
40 シャッター
41 基板
42 撮像素子
43 接触用ブラシ
44 OFF位置
45 広角(WIDE)端
46 望遠(TELE)端

Claims (9)

  1. 撮影光学系の結像位置に配置された撮像素子と、
    前記撮影光学系の光軸方向に移動可能な変倍光学系と、
    前記光軸を軸として回動し、前記変倍光学系を移動させる回動操作部材とを有し、
    該回動操作部材の回動操作で変倍をおこなわせるようにしたことを特徴とする撮像装置。
  2. 撮影光学系の結像位置に配置された撮像素子と、
    前記撮影光学系の光軸方向に移動可能な変倍光学系と、
    撮像画像の所定部分を電子的に拡大する電子ズーム手段と、
    前記光軸を軸として回動し、前記変倍光学系を移動させると共に電子ズームのズーム倍率設定を行う回動操作部材とを有し、
    該回動操作部材の回動操作で光学ズームと電子ズーム両者の操作をおこなわせるようにしたことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記撮像装置は、前記回動操作部材の回動に伴って前記変倍光学系を光軸方向に移動させるカム機構と前記回動操作部材の回動検出手段とを有し、前記カム機構は、前記変倍光学系がズーム端に達した後は前記変倍光学系の移動を停止させるよう構成されていると共に前記回動操作部材は、前記変倍光学系の移動が停止した後の回動により、前記回動検出手段による検出信号に対応した倍率の電子ズームを行わせるよう構成したことを特徴とする請求項2に記載した撮像装置。
  4. 前記撮像装置は、前記回動操作部材の回動に伴って前記変倍光学系を光軸方向に移動させるカム機構と前記回動操作部材の回動検出手段とを有し、前記カム機構は、複数の中間点に、前記変倍光学系の移動を前記回動操作部材の一定回動量の間停止させる部分が設けられ、前記回動操作部材を回動させることで光学ズームを行うと共に変倍光学系の移動を一定回動量停止させた際、前記回動検出手段による検出信号に対応した倍率の電子ズームを行わせるよう構成したことを特徴とする請求項2に記載した撮像装置。
  5. 撮影光学系の結像位置に配置された撮像素子と、
    前記撮影光学系の光軸方向に移動可能な変倍光学系と、
    撮像画像の所定部分を電子的に拡大する電子ズーム手段と、
    前記光軸を軸として回動し、前記変倍光学系を移動させると共に電子ズームのズーム倍率設定を行う回動操作部材とを有し、
    該回動操作部材の回動操作で光学ズームと電子ズーム両者の操作をおこなわせるようにした撮像装置を有することを特徴とする携帯端末。
  6. 前記撮像装置は、前記回動操作部材の回動に伴って前記変倍光学系を光軸方向に移動させるカム機構と前記回動操作部材の回動検出手段とを有し、前記カム機構は、前記変倍光学系がズーム端に達した後は前記変倍光学系の移動を停止させるよう構成されていると共に前記回動操作部材は、前記変倍光学系の移動が停止した後の回動により、前記回動検出手段による検出信号に対応した倍率の電子ズームを行わせるよう構成したことを特徴とする請求項5に記載した携帯端末。
  7. 前記撮像装置は、前記回動操作部材の回動に伴って前記変倍光学系を光軸方向に移動させるカム機構と前記回動操作部材の回動検出手段とを有し、前記カム機構は、複数の中間点に、前記変倍光学系の移動を前記回動操作部材の一定回動量の間停止させる部分が設けられ、前記回動操作部材を回動させることで光学ズームを行うと共に変倍光学系の移動を一定回動量停止させた際、前記回動検出手段による検出信号に対応した倍率の電子ズームを行わせるよう構成したことを特徴とする請求項5に記載した携帯端末。
  8. 前記回動操作部材は、撮像装置を収容した筐体の側面近傍に設けたことを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載した携帯端末。
  9. 前記回動操作部材の一部を、前記撮像装置を収容した筐体から露出したことを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載した携帯端末。
JP2003341957A 2003-09-30 2003-09-30 撮像装置と撮像装置を備えた携帯端末 Pending JP2005107290A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100394239C (zh) * 2005-09-23 2008-06-11 亚洲光学股份有限公司 变焦镜头装置
CN109188639A (zh) * 2018-11-05 2019-01-11 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 用于阴影流场成像的中画幅相机镜头

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