JP3995116B2 - N−アルケニルアゾールの製造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塩基の存在下及び引き続いて第4級塩を添加し、高められた温度でアゾールをアルケニルカルボキシレートと反応させることによる新規なN−アルケニルアゾールの製造方法に関する。
【0002】
リービッヒ アンナーレン デル ケミー(Liebigs Annalender Chemie)、第601巻(1956)、第133頁には、塩基の存在時、加圧下にイミダゾールをアセチレンと反応させてN−ビニルイミダゾールを製造することが開示されている。
【0003】
アセチレンを作用させることは、アセチレンの利用可能性及びアセチレンを安全に作用させる点において、多額の工業的経費を必要とする。アセチレンとイミダゾールの反応のために使用される水酸化カリウム触媒は、反応系においてアセチレンの分解を生じさせ得るので、反応を安全に行うために特別の注意が払われなければならない。最近のシルドバーグ(Schildberg)らの調査はこのことを示している(Chem.Ing.Tech.66(1994)1389から1392頁)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
それゆえ、本発明の課題は、上述の不都合を解決することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題は、一般式II
【0006】
【化4】
Figure 0003995116
【0007】
[式中、X、R及びRは下記の意味を有する。]で表されるアルケニルカルボキシレートと一般式(III)
【0008】
【化5】
Figure 0003995116
【0009】
[式中、R1及びR2は下記の意味を有し、R7は水素、C−原子数1ないし40のアルキル、C−原子数3ないし20のシクロアルキル、C−原子数4ないし20のアルキルシクロアルキル、アリール、C−原子数7ないし20のアルキルアリール、C−原子数7ないし20のアルアルキル、又はC−原子数1ないし8のアルキルでモノ−からトリ置換されたアリール又はC−原子数7ないし20のアルアルキルである。]で表されるアルケニルカルボキシレートとを0ないし180℃及び0.01ないし10バールで反応させることにより一般式(I)
【0010】
【化6】
Figure 0003995116
【0011】
[式中、
Xは−C−R又は窒素であり、
及びRは水素又はC−原子数1ないし8のアルキルであり、
、R及びRは水素、C−原子数1ないし40のアルキル、C−原子数2ないし40のアルケニル、C−原子数3ないし20のシクロアルキル、C−原子数4ないし20のアルキルシクロアルキル、C−原子数4ないし20のシクロアルキルアルキル、アリール、C−原子数7ないし20のアルキルアリール又はC−原子数7ないし20のアルアルキル、又はC−原子数1ないし8のアルキル、C−原子数1ないし8のアルコキシ又はハロゲンによりモノ−ないしペンタ置換されたアリール、C−原子数7ないし20のアルキルアリール又はC−原子数7ないし20のアルアルキルである]で表されるN−アルケニルアゾールを製造する際に、無機又は有機塩基及び第4級アンモニウム塩又は第4級ホスホニウム塩の存在下で反応を実施することによって特徴付けられる新規かつ改良された方法により達成されることが見出された。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明による方法は、以下のようにして実施できる。
【0013】
アゾールII及びアルケニルカルボキシレートIIIは、塩基及び第4級塩の存在下で、不活性溶剤の存在下又は好ましくはそれを添加することなく、0ないし180℃、好適には40ないし150℃、特に好適には50ないし120℃で、0.01ないし10バール、好適には0.1ないし2バール、特に好適には大気圧(通常の気圧)下で連続的又はバッチ式で反応させることができ、出発物質は所望のいかなる順序でも混合することができる。このため、出発化合物II及びIII、塩基及び第4級塩を、例えば、撹拌容器に添加し、そこで反応させることができる。出発化合物II及びIII、塩基及び第4級塩を管状反応器中で、例えば小流あるいは液相方法にて反応させることができる。ジェットノズル反応器で反応を行うのが有利であることが判明している。
【0014】
適当な塩基は、無機又は有機の塩基であり、好適にはブレンステッド塩基、即ち、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム及び炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属及びアルカリ土類金属の炭酸塩及び炭酸水素塩、炭酸テトラメチルアンモニウムのような炭酸のアンモニウム塩、例えばナトリウムアミド及びカリウムアミド等のアルカリ金属アミドのようなアミド、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物のような水酸化物、酢酸ナトリウムのようなアルカリ金属水酸化物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド及びカリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシドのようなアルコキシドである。水酸化カリウムも又、18−クラウン−6のようなクラウンエーテルとともに使用することができる。
【0015】
さらに、適当な塩基はアンモニア、及び第1級、第2級及び第3級のアミンであり、好適には第3級アミンである。このアミンは脂肪族又は芳香族基を有することができ、例えばトリオクチルアミン、エチルジイソプロピルアミン、ジエチルイソプロピルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、トリエチルアミンのようなトリアルキルアミン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1,4−ジアザジシクロ[2.2.2]オクタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデ−7−センのような付加的な環状アミン、1,8−ビス(ジメチルアミノ)ナフタレン及び4−ジメチルアミノピリジンのような脂肪族基及び芳香族基を有するアミン及びN−アルキルイミダゾール及びN−アリールイミダゾールのような複素環式アミンである。ジアルキルカルボキサミド、例えばジブチルホルムアミドのようなアミドも、又、適切である。又、本発明による方法は、アンバーライト(R)、レワチット(R)及びプラリット(R)のような一般にスルホン化スチレン/ジビニルベンゼンから構成される塩基性イオン交換樹脂の存在下で、及びヒドロタルシットのような塩基性ゼオライトの存在下で実施することができる。
【0016】
適当な第4級塩は、例えば、テトラメチルホスホニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルホスホニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、テトラメチルホスホニウムブロミド、テトラメチルアンモニウムブロミド、テトラエチルホスホニウムブロミド、テトラエチルアンモニウムブロミド、N,N−ジメチルピペリジニウムクロリド及びトリメチルベンジルアンモニウムクロリドのような第4級アンモニウム塩及び第4級ホスホニウム塩であり、好適にはテトラエチルアンモニウムブロミド、特に好適にはN,N′−ジメチルピペリジニウムクロリドである。
【0017】
アゾールIIに対するアルケニルカルボキシレートIIIのモル比は、一般には0.1:1ないし10:1、好適には0.9:1ないし5:1、特に好適には1:2ないし1.2:1である。
【0018】
アゾールIIに対する塩基のモル比は、一般には0.1:1ないし10:1、好適には0.2:1ないし4:1、特に好適には0.2:1ないし2:1である。
【0019】
アゾールIIに対する第4級塩のモル比は、一般には0.0001:1ないし5:1、好適には0.1:1ないし0.8:1、特に好適には0.001:1ないし0.4:1である。
【0020】
適当な不活性溶剤は、例えば中性溶剤であり、即ち、テトラヒドロフランのようなエーテル、トルエン及びキシレンのような芳香族炭化水素、アセトンのようなケトン、さらには、アセトニトリル、ヘキサメチルホスホロアミド、スルホレン、ジメチルスルホキシド、N,N′−ジメチルエチレンウレア、N,N′−ジメチルプロピレンウレア及びテトラブチルウレアのような尿素である。その量は、一般には全混合物に基づいて、5ないし300重量%、好適には10ないし100重量%、特に好適には10ないし30重量%である。
【0021】
反応は、一般には5分ないし8時間で完了する。
【0022】
こうして得られた反応混合物は、それ自体既知の方法で精製することができる。一般には、N−アルケニルアゾールIは蒸留により取り出される。反応中に形成された塩から有機塩基を分離させるために、蒸留の底留物は水酸化ナトリウム溶液のようなアルカリで処理することができる。使用した塩基は、次に、抽出又は蒸留により分離することができる。もし、本発明による反応において、第3級アンモニウム化合物のギ酸塩のような易揮発性の塩の様な化合物が形成されるならば、こららも又、蒸留により処理して、相応のアミンに変換することができる。分離した塩基は、その都度反応に戻すことができる。
【0023】
化合物I、II及びIIIにおける置換基R、R、R、R、R、R及び中間のメンバーXは、以下の意味を有する:
Xは−C−R、窒素であり、
、R、R、R、R及びRは水素であり、
及びRは、C−原子数1ないし8のアルキル、好適にはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチルのようなC−原子数1ないし4のアルキル、特に好適にはメチル及びエチルである。
【0024】
、R、R及びRは、
− C−原子数3ないし20のシクロアルキル、好適にはC−原子数3ないし12のシクロアルキル、特に好適にはシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びシクロオクチルのようなC−原子数5ないし8のシクロアルキル、
− C−原子数4ないし20のアルキルシクロアルキル、好適にはC−原子数4ないし12のアルキルシクロアルキル、
− フェニル、1−ナフチル及び2−ナフチルのようなアリール、好適にはフェニル、
− C−原子数7ないし20のアルキルアリール、好適にはC−原子数7ないし16のアルキルアリール、特に好適には2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2−エチルフェニル、3−エチルフェニル及び4−エチルフェニルのようなC−原子数7ないし12のアルキルフェニル、
− C−原子数7ないし20のアルアルキル、好適にはC−原子数7ないし16のアルアルキル、特に好適にはフェニルメチル、1−フェニルエチル及び2−フェニルエチルのようなC−原子数7ないし12のフェンアルキルである、
、R及びRは、
− C−原子数1ないし40のアルキル、好適にはC−原子数1ないし12のアルキル、特に好適にはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、n−ヘプチル、イソヘプチル、n−オクチル及びイソオクチルのようなC−原子数1ないし8のアルキル、
− C−原子数2ないし40のアルケニル、好適にはC−原子数2ないし12のアルケニル、特に好適にはビニル及びプロペニルのようなC−原子数2ないし8のアルケニル、
− C−原子数4ないし20のシクロアルキルアルキル、好適にはC−原子数4ないし12のシクロアルキルアルキル、特に好適にはC−原子数5ないし10のシクロアルキル、
− C−原子数1ないし8のアルキル、C−原子数1ないし8のアルコキシ又はハロゲンでモノ−ないしペンタ置換されたアリール、好適にはトリル及びアニシルのようなC−原子数1ないし8のアルキル、C−原子数1ないし8のアルコキシ又はハロゲンでモノ−ないしトリ−置換されたフェニル、
− C−原子数1ないし8のアルキル、C−原子数1ないし8のアルコキシ又はハロゲンでモノ−ないしペンタ−置換されたC−原子数7ないし20のアルキルアリール、好適にはC−原子数1ないし8のアルキル、C−原子数1ないし8のアルコキシ又はハロゲンでモノ−ないしトリ−置換されたC−原子数7ないし16のアルキルフェニル、
− C−原子数1ないし8のアルキル、C−原子数1ないし8のアルコキシ又はハロゲンでモノ−ないしペンタ−置換されたC−原子数7ないし20のアルアルキル、好適にはC−原子数1ないし8のアルキル、C−原子数1ないし8のアルコキシ又はハロゲンでモノ−ないしトリ−置換されたC−原子数7ないし16のフェンアルキル、
− 一緒になってC−原子数2ないし10のアルキレン鎖、好適にはC−原子数2ないし8のアルキレン鎖、特に好適には−(CH−、−(CH−、−(CH−及び−(CH−、特には−(CH−及び−(CH
− 一緒になって、未置換の又はC−原子数1ないし8のアルキルでモノ−ないしヘキサ置換されたC−原子数2ないし10のアルキレン、好適には一緒になって未置換の又はC−原子数1ないし4のアルキルでモノ−ないしトリ置換されたC−原子数2ないし5のアルキレン鎖を形成するものである。
【0025】
7は、
− C−原子数1ないし40のアルキル、好適にはC−原子数1ないし20のアルキル、特に好適にはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−デシル、n−ドデシル及びn−オクタデシル、
− C−原子数1ないし8のアルキルでモノ−ないしトリ置換されたアリール、好適には2−メチルフェニルのようなC−原子数1ないし4のアルキルでモノ−ないしトリ−置換されたフェニル、
− C−原子数1ないし8のアルキルでモノ−ないしトリ置換されたC−原子数7ないし20のアルアルキル、好適にはC−原子数1ないし4のアルキルでモノ−ないしトリ置換されたC−原子数7ないし16のフェンアルキルである。
【0026】
好適に言及しうるアルケニルカルボキシレートIIIは次のものである:ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル(オクタデカン酸ビニル)、ビニルピバレート(ビニル2,2−ジメチルプロピオネート)及びビニル4−tert−ブチルベンゾエート。
【0027】
アルケニルカルボキシレートIIIは、商業的に入手でき、又は、既知の方法により、例えばアセチレンへのカルボン酸の付加により又はエチレンのアセトキシ化により(Industrielle Organische Chemie(Industrial Organic Chemistry)、第2版、1978、Verlag Chemie、第217〜223頁)製造することができる。
【0028】
好適なものとして言及しうるアゾールIIは、以下のものである:イミダゾール及び1,2,4−トリアゾール。
【0029】
これらの化合物は商業的に入手でき、又は既知の方法で製造しうる。
【0030】
式Iの生成物は、需要の多い中間体である。N−アルケニルアゾール、特にN−アルケニルイミダゾールは既知の態様にて重合し得る。これらの重合体、特に、N−ビニルイミダゾール及びN−ビニル−2−メチルイミダゾールは、例えば洗浄助剤として使用しうる。
【0031】
【実施例】
実施例1ないし4
アゾールII、アルケニルカルボキシレートIII及び塩基を、第1a表に言及された温度でかつ1バールにて、表中に示された量で反応させた。続いて、分離することなく、第1b表に示された第4級塩の量を添加し、その温度を第1b表から明かのように上昇させた。反応の進行はガスクロマトグラフィーで追跡した。反応が完了したら、蒸留により分離した。
【0032】
その詳細は、第1a表及び第1b表から知ることができる。
【0033】
【表1】
Figure 0003995116
【0034】
【表2】
Figure 0003995116

Claims (10)

  1. 一般式(I)
    Figure 0003995116
    [式中、
    XはC−R 又は窒素であり、
    及びRは水素又はC−原子数1ないし8のアルキルであり、
    、R 及びRは水素、C−原子数1ないし40のアルキル、C−原子数2ないし40のアルケニル、C−原子数3ないし20のシクロアルキル、C−原子数4ないし20のアルキルシクロアルキル、C−原子数4ないし20のシクロアルキルアルキル、アリール、C−原子数7ないし20のアルキルアリール又はC−原子数7ないし20のアルアルキル、又はC−原子数1ないし8のアルキル、C−原子数1ないし8のアルコキシもしくはハロゲンによりモノ−ないしペンタ置換されたアリール、C−原子数7ないし20のアルキルアリール又はC−原子数7ないし20のアルアルキルである]
    で表されるN−アルケニルアゾールを製造するために、一般式II
    Figure 0003995116
    [式中、X、 びRは上述の意味を有する]で表されるアゾールと一般式III
    Figure 0003995116
    [式中、R及びRは上述の意味を有し、Rは水素、C−原子数1ないし40のアルキル、C−原子数3ないし20のシクロアルキル、C−原子数4ないし20のアルキルシクロアルキル、アリール、C−原子数7ないし20のアルキルアリール、C−原子数7ないし20のアルアルキル、又はC−原子数1ないし8のアルキルでモノ−又はトリ置換されたアリール又はC−原子数7ないし20のアルアルキルである]で表されるアルケニルカルボキシレートとを0ないし180℃及び0.01ないし10バールで反応させる方法において、この反応を無機又は有機塩基の存在下及び第4級アンモニウム又は第 4 級ホスホニウム塩の存在下で実施することを特徴とする一般式IのN−アルケニルアゾールの製法。
  2. 、R 及びRが水素又はC−原子数1ないし20のアルキルである、請求項1記載のN−アルケニルアゾールの製法。
  3. 、R 及びRが水素又はC−原子数1ないし12のアルキルである、請求項1又は2記載のN−アルケニルアゾールの製法。
  4. 、R 及びRが水素である、請求項1から3までのいずれか1項記載のN−アルケニルアゾールの製法。
  5. 及びRが水素である、請求項1から4までのいずれか1項記載のN−アルケニルアゾールの製法。
  6. が水素、C−原子数1ないし20のアルキル、C−原子数3ないし8のシクロアルキル、アリール、C−原子数7ないし20のアルキルアリール又はC−原子数7ないし20のアルアルキルである、請求項1から5までのいずれか1項記載のN−アルケニルアゾールの製法。
  7. 反応を40ないし150℃で実施する、請求項1から6までのいずれか1項記載のN−アルケニルアゾールの製法。
  8. 反応を50ないし120℃で実施する、請求項1から7までのいずれか1項記載のN−アルケニルアゾールの製法。
  9. 反応を0.1ないし2バールで実施する、請求項1から8までのいずれか1項記載のN−アルケニルアゾールの製法。
  10. 反応を大気圧で実施する、請求項1から9までのいずれか1項記載のN−アルケニルアゾールの製法。
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