JPH09235273A - N−アルケニルアゾールの製造 - Google Patents

N−アルケニルアゾールの製造

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JPH09235273A
JPH09235273A JP8176927A JP17692796A JPH09235273A JP H09235273 A JPH09235273 A JP H09235273A JP 8176927 A JP8176927 A JP 8176927A JP 17692796 A JP17692796 A JP 17692796A JP H09235273 A JPH09235273 A JP H09235273A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アセチレン等を使うことなく安価で、かつ安
全にN−アルケニルアゾールを製造する方法を提供す
る。 【解決手段】一般式(II) 【化1】 のアゾールと一般式(III) 【化2】 のアルケニルカルボキシレートとを0〜180℃、0.
01ないし10バールで反応させて、一般式(I) 【化3】 のN−アルケニルアゾールを製造する際に、塩基及び第
4級塩の存在下で反応を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩基の存在下及び
引き続いて第4級塩を添加し、高められた温度でアゾー
ルをアルケニルカルボキシレートと反応させることによ
る新規なN−アルケニルアゾールの製造方法に関する。
【0002】リービッヒ アンナーレン デル ケミー
(Liebigs Annalender Chemi
e)、第601巻(1956)、第133頁には、塩基
の存在時、加圧下にイミダゾールをアセチレンと反応さ
せてN−ビニルイミダゾールを製造することが開示され
ている。
【0003】アセチレンを作用させることは、アセチレ
ンの利用可能性及びアセチレンを安全に作用させる点に
おいて、多額の工業的経費を必要とする。アセチレンと
イミダゾールの反応のために使用される水酸化カリウム
触媒は、反応系においてアセチレンの分解を生じさせ得
るので、反応を安全に行うために特別の注意が払われな
ければならない。最近のシルドバーグ(Schildb
erg)らの調査はこのことを示している(Chem.
Ing.Tech.66(1994)1389から13
92頁)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、本発明の課
題は、上述の不都合を解決することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、一般式II
【0006】
【化4】
【0007】[式中、X、R3、R4及びR5は下記の意
味を有する。]で表されるアルケニルカルボキシレート
と一般式(III)
【0008】
【化5】
【0009】[式中、R1及びR2は下記の意味を有し、
7は水素、C−原子数1ないし40のアルキル、C−
原子数3ないし20のシクロアルキル、C−原子数4な
いし20のアルキルシクロアルキル、アリール、C−原
子数7ないし20のアルキルアリール、C−原子数7な
いし20のアルアルキル、又はC−原子数1ないし8の
アルキルでモノ−からトリ置換されたアリール又はC−
原子数7ないし20のアルアルキルである。]で表され
るアルケニルカルボキシレートとを0ないし180℃及
び0.01ないし10バールで反応させることにより一
般式(I)
【0010】
【化6】
【0011】[式中、Xは−CH−R6又は窒素であ
り、R1及びR2は水素又はC−原子数1ないし8のアル
キルであり、R3、R4、R5及びR6は水素、C−原子数
1ないし40のアルキル、C−原子数2ないし40のア
ルケニル、C−原子数3ないし20のシクロアルキル、
C−原子数4ないし20のアルキルシクロアルキル、C
−原子数4ないし20のシクロアルキルアルキル、アリ
ール、C−原子数7ないし20のアルキルアリール又は
C−原子数7ないし20のアルアルキル、又はC−原子
数1ないし8のアルキル、C−原子数1ないし8のアル
コキシ又はハロゲンによりモノ−ないしペンタ置換され
たアリール、C−原子数7ないし20のアルキルアリー
ル又はC−原子数7ないし20のアルアルキルであり、
又はR3及びR4又はR4及びR5又はR5及びR6は一緒に
なって未置換の又はC−原子数1ないし8のアルキルで
モノ−ないしヘキサ置換されたC−原子数2ないし10
のアルキレンを形成する]で表されるN−アルケニルア
ゾールを製造する際に、塩基及び第4級塩の存在下で反
応を実施することによって特徴付けられる新規かつ改良
された方法により達成されることが見出された。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による方法は、以下のよう
にして実施できる。
【0013】アゾールII及びアルケニルカルボキシレ
ートIIIは、塩基及び第4級塩の存在下で、不活性溶
剤の存在下又は好ましくはそれを添加することなく、0
ないし180℃、好適には40ないし150℃、特に好
適には50ないし120℃で、0.01ないし10バー
ル、好適には0.1ないし2バール、特に好適には大気
圧(通常の気圧)下で連続的又はバッチ式で反応させる
ことができ、出発物質は所望のいかなる順序でも混合す
ることができる。このため、出発化合物II及びII
I、塩基及び第4級塩を、例えば、撹拌容器に添加し、
そこで反応させることができる。出発化合物II及びI
II、塩基及び第4級塩を管状反応器中で、例えば小流
あるいは液相方法にて反応させることができる。ジェッ
トノズル反応器で反応を行うのが有利であることが判明
している。
【0014】適当な塩基は、無機又は有機の塩基であ
り、好適にはブレンステッド塩基、即ち、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム及び炭酸水素ナトリウムのようなアル
カリ金属及びアルカリ土類金属の炭酸塩及び炭酸水素
塩、炭酸テトラメチルアンモニウムのような炭酸のアン
モニウム塩、例えばナトリウムアミド及びカリウムアミ
ド等のアルカリ金属アミドのようなアミド、例えば水酸
化リチウム、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム等の
アルカリ金属水酸化物のような水酸化物、酢酸ナトリウ
ムのようなアルカリ金属水酸化物、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、カリウムエトキシド及びカ
リウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキ
シドのようなアルコキシドである。水酸化カリウムも
又、18−クラウン−6のようなクラウンエーテルとと
もに使用することができる。
【0015】さらに、適当な塩基はアンモニア、及び第
1級、第2級及び第3級のアミンであり、好適には第3
級アミンである。このアミンは脂肪族又は芳香族基を有
することができ、例えばトリオクチルアミン、エチルジ
イソプロピルアミン、ジエチルイソプロピルアミン、ジ
メチルシクロヘキシルアミン、トリエチルアミンのよう
なトリアルキルアミン、2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン、1,4−ジアザジシクロ[2.2.2]オ
クタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデ
−7−センのような付加的な環状アミン、1,8−ビス
(ジメチルアミノ)ナフタレン及び4−ジメチルアミノ
ピリジンのような脂肪族基及び芳香族基を有するアミン
及びN−アルキルイミダゾール及びN−アリールイミダ
ゾールのような複素環式アミンである。ジアルキルカル
ボキサミド、例えばジブチルホルムアミドのようなアミ
ドも、又、適切である。又、本発明による方法は、アン
バーライト(R)、レワチット(R)及びプラリット(R)のよ
うな一般にスルホン化スチレン/ジビニルベンゼンから
構成される塩基性イオン交換樹脂の存在下で、及びヒド
ロタルシットのような塩基性ゼオライトの存在下で実施
することができる。
【0016】適当な第4級塩は、例えば、テトラメチル
ホスホニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロ
リド、テトラエチルホスホニウムクロリド、テトラエチ
ルアンモニウムクロリド、テトラメチルホスホニウムブ
ロミド、テトラメチルアンモニウムブロミド、テトラエ
チルホスホニウムブロミド、テトラエチルアンモニウム
ブロミド、N,N−ジメチルピペリジニウムクロリド及
びトリメチルベンジルアンモニウムクロリドのような第
4級アンモニウム塩及び第4級ホスホニウム塩であり、
好適にはテトラエチルアンモニウムブロミド、特に好適
にはN,N′−ジメチルピペリジニウムクロリドであ
る。
【0017】アゾールIIに対するアルケニルカルボキ
シレートIIIのモル比は、一般には0.1:1ないし
10:1、好適には0.9:1ないし5:1、特に好適
には1:2ないし1.2:1である。
【0018】アゾールIIに対する塩基のモル比は、一
般には0.1:1ないし10:1、好適には0.2:1
ないし4:1、特に好適には0.2:1ないし2:1で
ある。
【0019】アゾールIIに対する第4級塩のモル比
は、一般には0.0001:1ないし5:1、好適には
0.1:1ないし0.8:1、特に好適には0.00
1:1ないし0.4:1である。
【0020】適当な不活性溶剤は、例えば中性溶剤であ
り、即ち、テトラヒドロフランのようなエーテル、トル
エン及びキシレンのような芳香族炭化水素、アセトンの
ようなケトン、さらには、アセトニトリル、ヘキサメチ
ルホスホロアミド、スルホレン、ジメチルスルホキシ
ド、N,N′−ジメチルエチレンウレア、N,N′−ジ
メチルプロピレンウレア及びテトラブチルウレアのよう
な尿素である。その量は、一般には全混合物に基づい
て、5ないし300重量%、好適には10ないし100
重量%、特に好適には10ないし30重量%である。
【0021】反応は、一般には5分ないし8時間で完了
する。
【0022】こうして得られた反応混合物は、それ自体
既知の方法で精製することができる。一般には、N−ア
ルケニルアゾールIは蒸留により取り出される。反応中
に形成された塩から有機塩基を分離させるために、蒸留
の底留物は水酸化ナトリウム溶液のようなアルカリで処
理することができる。使用した塩基は、次に、抽出又は
蒸留により分離することができる。もし、本発明による
反応において、第3級アンモニウム化合物のギ酸塩のよ
うな易揮発性の塩の様な化合物が形成されるならば、こ
ららも又、蒸留により処理して、相応のアミンに変換す
ることができる。分離した塩基は、その都度反応に戻す
ことができる。
【0023】化合物I、II及びIIIにおける置換基
1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及び中間のメンバ
ーXは、以下の意味を有する:Xは−CH−R6、窒素
であり、R1、R2、R3、R4、R5、R6及びR7は水素
であり、R1及びR2は、C−原子数1ないし8のアルキ
ル、好適にはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル及びt
ert−ブチルのようなC−原子数1ないし4のアルキ
ル、特に好適にはメチル及びエチルである。
【0024】R3、R4、R5、R6及びR7は、 − C−原子数3ないし20のシクロアルキル、好適に
はC−原子数3ないし12のシクロアルキル、特に好適
にはシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル
及びシクロオクチルのようなC−原子数5ないし8のシ
クロアルキル、 − C−原子数4ないし20のアルキルシクロアルキ
ル、好適にはC−原子数4ないし12のアルキルシクロ
アルキル、 − フェニル、1−ナフチル及び2−ナフチルのような
アリール、好適にはフェニル、 − C−原子数7ないし20のアルキルアリール、好適
にはC−原子数7ないし16のアルキルアリール、特に
好適には2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4
−メチルフェニル、2−エチルフェニル、3−エチルフ
ェニル及び4−エチルフェニルのようなC−原子数7な
いし12のアルキルフェニル、 − C−原子数7ないし20のアルアルキル、好適には
C−原子数7ないし16のアルアルキル、特に好適には
フェニルメチル、1−フェニルエチル及び2−フェニル
エチルのようなC−原子数7ないし12のフェンアルキ
ルである、R3、R4、R5及びR6は、 − C−原子数1ないし40のアルキル、好適にはC−
原子数1ないし12のアルキル、特に好適にはメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペ
ンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、
n−ヘプチル、イソヘプチル、n−オクチル及びイソオ
クチルのようなC−原子数1ないし8のアルキル、 − C−原子数2ないし40のアルケニル、好適にはC
−原子数2ないし12のアルケニル、特に好適にはビニ
ル及びプロペニルのようなC−原子数2ないし8のアル
ケニル、 − C−原子数4ないし20のシクロアルキルアルキ
ル、好適にはC−原子数4ないし12のシクロアルキル
アルキル、特に好適にはC−原子数5ないし10のシク
ロアルキル、 − C−原子数1ないし8のアルキル、C−原子数1な
いし8のアルコキシ又はハロゲンでモノ−ないしペンタ
置換されたアリール、好適にはトリル及びアニシルのよ
うなC−原子数1ないし8のアルキル、C−原子数1な
いし8のアルコキシ又はハロゲンでモノ−ないしトリ−
置換されたフェニル、 − C−原子数1ないし8のアルキル、C−原子数1な
いし8のアルコキシ又はハロゲンでモノ−ないしペンタ
−置換されたC−原子数7ないし20のアルキルアリー
ル、好適にはC−原子数1ないし8のアルキル、C−原
子数1ないし8のアルコキシ又はハロゲンでモノ−ない
しトリ−置換されたC−原子数7ないし16のアルキル
フェニル、 − C−原子数1ないし8のアルキル、C−原子数1な
いし8のアルコキシ又はハロゲンでモノ−ないしペンタ
−置換されたC−原子数7ないし20のアルアルキル、
好適にはC−原子数1ないし8のアルキル、C−原子数
1ないし8のアルコキシ又はハロゲンでモノ−ないしト
リ−置換されたC−原子数7ないし16のフェンアルキ
ル、 − 一緒になってC−原子数2ないし10のアルキレン
鎖、好適にはC−原子数2ないし8のアルキレン鎖、特
に好適には−(CH22−、−(CH23−、 −(CH24−及び−(CH25−、特には−(C
22−及び−(CH23、 − 一緒になって、未置換の又はC−原子数1ないし8
のアルキルでモノ−ないしヘキサ置換されたC−原子数
2ないし10のアルキレン、好適には一緒になって未置
換の又はC−原子数1ないし4のアルキルでモノ−ない
しトリ置換されたC−原子数2ないし5のアルキレン鎖
を形成するものである。
【0025】R7は、 − C−原子数1ないし40のアルキル、好適にはC−
原子数1ないし20のアルキル、特に好適にはメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t
ert−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘ
プチル、n−オクチル、n−デシル、n−ドデシル及び
n−オクタデシル、 − C−原子数1ないし8のアルキルでモノ−ないしト
リ置換されたアリール、好適には2−メチルフェニルの
ようなC−原子数1ないし4のアルキルでモノ−ないし
トリ−置換されたフェニル、 − C−原子数1ないし8のアルキルでモノ−ないしト
リ置換されたC−原子数7ないし20のアルアルキル、
好適にはC−原子数1ないし4のアルキルでモノ−ない
しトリ置換されたC−原子数7ないし16のフェンアル
キルである。
【0026】好適に言及しうるアルケニルカルボキシレ
ートIIIは次のものである:ギ酸ビニル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル(オクタ
デカン酸ビニル)、ビニルピバレート(ビニル2,2−
ジメチルプロピオネート)及びビニル4−tert−ブ
チルベンゾエート。
【0027】アルケニルカルボキシレートIIIは、商
業的に入手でき、又は、既知の方法により、例えばアセ
チレンへのカルボン酸の付加により又はエチレンのアセ
トキシ化により(Industrielle Orga
nische Chemie(Industrial
Organic Chemistry)、第2版、19
78、Verlag Chemie、第217〜223
頁)製造することができる。
【0028】好適なものとして言及しうるアゾールII
は、以下のものである:イミダゾール及び1,2,4−
トリアゾール。
【0029】これらの化合物は商業的に入手でき、又は
既知の方法で製造しうる。
【0030】式Iの生成物は、需要の多い中間体であ
る。N−アルケニルアゾール、特にN−アルケニルイミ
ダゾールは既知の態様にて重合し得る。これらの重合
体、特に、N−ビニルイミダゾール及びN−ビニル−2
−メチルイミダゾールは、例えば洗浄助剤として使用し
うる。
【0031】
【実施例】
実施例1ないし4 アゾールII、アルケニルカルボキシレートIII及び
塩基を、第1a表に言及された温度でかつ1バールに
て、表中に示された量で反応させた。続いて、分離する
ことなく、第1b表に示された第4級塩の量を添加し、
その温度を第1b表から明かのように上昇させた。反応
の進行はガスクロマトグラフィーで追跡した。反応が完
了したら、蒸留により分離した。
【0032】その詳細は、第1a表及び第1b表から知
ることができる。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルク ハイダー ドイツ連邦共和国 ノイシュタット ドク トル−ゼムメルヴァイス−シュトラーセ 6 (72)発明者 トーマス リュール ドイツ連邦共和国 フランケンタール ブ ルネンガッセ 17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、 XはCH−R6又は窒素であり、 R1及びR2は水素又はC−原子数1ないし8のアルキル
    であり、 R3、R4、R5及びR6は水素、C−原子数1ないし40
    のアルキル、C−原子数2ないし40のアルケニル、C
    −原子数3ないし20のシクロアルキル、C−原子数4
    ないし20のアルキルシクロアルキル、C−原子数4な
    いし20のシクロアルキルアルキル、アリール、C−原
    子数7ないし20のアルキルアリール又はC−原子数7
    ないし20のアルアルキル、又はC−原子数1ないし8
    のアルキル、C−原子数1ないし8のアルコキシもしく
    はハロゲンによりモノ−ないしペンタ置換されたアリー
    ル、C−原子数7ないし20のアルキルアリール又はC
    −原子数7ないし20のアルアルキル、又はR3及びR4
    又はR4及びR5又はR5及びR6は一緒になって未置換の
    又はC−原子数1ないし8のアルキルによりモノ−ない
    しヘキサ置換されたC−原子数2ないし10のアルキレ
    ンである]で表されるN−アルケニルアゾールを製造す
    るために、一般式II 【化2】 [式中、X、R3、R4及びR5は上述の意味を有す
    る。]で表されるアゾールと一般式III 【化3】 [式中、R1及びR2は上述の意味を有し、R7は水素、
    C−原子数1ないし40のアルキル、C−原子数3ない
    し20のシクロアルキル、C−原子数4ないし20のア
    ルキルシクロアルキル、アリール、C−原子数7ないし
    20のアルキルアリール、C−原子数7ないし20のア
    ルアルキル、又はC−原子数1ないし8のアルキルでモ
    ノ−又はトリ置換されたアリール又はC−原子数7ない
    し20のアルアルキルである]で表されるアルケニルカ
    ルボキシレートとを0ないし180℃及び0.01ない
    し10バールで反応させる方法において、この反応を塩
    基の存在下及び第4級塩の存在下で実施することを特徴
    とする一般式IのN−アルケニルアゾールの製法。
  2. 【請求項2】 R3、R4、R5及びR6が水素又はC−原
    子数1ないし20のアルキルである、請求項1記載のN
    −アルケニルアゾールの製法。
  3. 【請求項3】 R3、R4、R5及びR6が水素又はC−原
    子数1ないし12のアルキルである、請求項1又は2記
    載のN−アルケニルアゾールの製法。
  4. 【請求項4】 R3、R4、R5及びR6が水素である、請
    求項1から3までのいずれか1項記載のN−アルケニル
    アゾールの製法。
  5. 【請求項5】 R1及びR2が水素である、請求項1から
    4までのいずれか1項記載のN−アルケニルアゾールの
    製法。
  6. 【請求項6】 R7が水素、C−原子数1ないし20の
    アルキル、C−原子数3ないし8のシクロアルキル、ア
    リール、C−原子数7ないし20のアルキルアリール又
    はC−原子数7ないし20のアルアルキルである、請求
    項1から5までのいずれか1項記載のN−アルケニルア
    ゾールの製法。
  7. 【請求項7】 反応を40ないし150℃で実施する、
    請求項1から6までのいずれか1項記載のN−アルケニ
    ルアゾールの製法。
  8. 【請求項8】 反応を50ないし120℃で実施する、
    請求項1から7までのいずれか1項記載のN−アルケニ
    ルアゾールの製法。
  9. 【請求項9】 反応を0.1ないし2バールで実施す
    る、請求項1から8までのいずれか1項記載のN−アル
    ケニルアゾールの製法。
  10. 【請求項10】 反応を大気圧で実施する、請求項1か
    ら9までのいずれか1項記載のN−アルケニルアゾール
    の製法。
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