JP3993943B2 - ルアー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は魚釣りに用いるルアー、特に、内部に錘を有するルアーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のルアーは、外形を魚に似せて形成され中空部を有するルアー本体と、ルアー本体の腹部付近に前記中空部の一部を区分けして形成されたラトル収納部と、ルアー本体の頭部付近に設けられ釣糸を係止可能な釣糸係止部と、ルアー本体の尾部付近及び腹部付近に連結されたフック(釣針)とを有している。そして、ラトル収納部には複数のラトルが収納されている。
【0003】
この従来のルアーは、釣糸係止部に釣糸を係止した状態で水中にキャスティングされる。キャスティング後はルアー本体腹部付近のラトル収納部に配置されたラトルが腹部付近にルアーの重心位置を定めて安定した泳動姿勢をとり得る。釣人がリトリーブすると、ルアーは水中を安定した状態で泳動し、複数のラトルは互いにぶつかって音を立てて魚の好奇心を高める。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この種のルアーのルアー本体は左右対称な一対の半割部材から形成されている。一対の半割部材にはそれぞれ予め左右対称なラトル収納部が形成されており、半割部材の一方に形成されたラトル収納部にラトルを詰め込んで、開口側で貼り合わせて、内部のラトル収納部にラトルを有するルアー本体を製造する。
【0005】
しかし、左右対称な半割部材の一方にラトルを詰め込んだ場合、完成したルアー本体のラトル収納部には最大でもラトル収納部全容積の50%しかラトルを配置できない。ルアーの水中での泳動姿勢をさらに安定させるには、ラトルをできるだけ多くラトル収納部に詰め込んで重心を一定の個所に集中させたい。
【0006】
本発明の課題は、重心が一カ所に集中し安定した泳動姿勢をとり得るルアーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明1にかかるルアーは、魚釣りに用いるルアーであって、左右一対の半割部材を開口側で貼り合わせて形成されラトル収納部を有するルアー本体と、ルアー本体のラトル収納部に収納されたラトルとを備えている。そして、ルアー本体を構成する一対の半割部材の一方は、ラトル収納部を形成しかつ貼り合わせ面より突出した突出壁を有し、ルアー本体を構成する一対の半割部材の他方は、突出壁と噛合してラトル収納部を形成しかつ貼り合わせ面より窪んで形成された受け部を有している。
【0008】
この場合には、ルアー本体を形成する一対の半割部材がそれぞれ左右対称ではなく、一方の半割部材は突出壁を有し他方の半割部材は受け部を有している。そして、この突出壁と受け部とはラトル収納部を形成する。
【0009】
この突出壁は貼り合わせ面より突出しているので、突出壁が形成する空間は、突出壁と受け部とを噛合して形成させるラトル収納部の全容積の50%を超えている。即ち、ルアー製造時において、半割部材の一方の突出壁が形成する空間にラトルを十分に配置させて一対の半割部材を貼り合わせると、ラトル収納部全容積の50%以上のラトルをラトル収納部に容易に収納できる。この結果、ルアー全体の重心を十分にラトル収納部付近に集めることができ、ルアーは安定した泳動姿勢をとり得る。
【0010】
発明2にかかるルアーは、発明1のルアーであって、ラトルは複数の小球部材である。
【0011】
この場合には、収納したラトル量が増えるので小球部材であるラトル同士をより効率的に接触させてラトル音を発生させることができる。
【0012】
発明3のルアーは、発明1または2のルアーであって、ルアー本体は外形を魚に似せて形成されており、ラトル収納部はルアー本体の腹部付近に形成されている。
【0013】
この場合には、ルアー本体腹部付近に形成されたラトル収納部に重心を集めることができるので、泳動姿勢がより安定する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
【0015】
本発明の一実施形態を採用したラトルルアーは、図1に示すように、外形を魚に似せて形成した中空のルアー本体1と、ルアー本体1の頭部付近に設けられ釣糸を係止可能な釣糸係止部2と、ルアー本体1の腹部底面付近及び尾部付近にそれぞれ設けられたアイ(止輪)3,4とを有している。そして、アイ3,4にはそれぞれスプリットリング5,6を介してフック(釣針)7,8が連結されている。また、ルアー本体1の中空の腹部付近の一部は区分けされてラトル収納部10となっており、このラトル収納部10内に複数のラトル100が収納されている。ラトル100は鉛や真鍮等からなる小球状部材である。
【0016】
ルアー本体1は、中空の合成樹脂製部材であって、外周面には魚に似せて目や鱗の模様が塗装されている。図2に示すように、このルアー本体1は所定の形状に形成された左右一対の半割部材1a,1bを開口側の貼り合わせ面1cで貼り合わせて一体化して製造されている。このルアー本体1を構成する一対の半割部材の一方1aは、ラトル収納部10を形成するためにルアー本体1内の中空を仕切る突出壁11が腹部付近に形成されている。この突出壁11は半割部材1aの貼り合わせ面1cより他方の半割部材1b側に突出している。特に、突出壁11において、ルアー本体1の腹部付近の上方側に位置する上方壁11aは腹部付近の下方側に位置する下方壁11bよりさらに突出している。一方、ルアー本体1を構成する一対の半割部材の他方1bは、突出壁11と噛合してラトル収納部10を形成する受け部12を有している。受け部12は凹状に窪んでおり突出壁11と噛み合う。そして、この受け部12は半割部材1bの貼り合わせ面1cより窪んでいる。
【0017】
このルアーは以下のようにして製造する。所定の形状に形成した半割部材1aの突出壁11内にラトル100を十分に配置し、釣糸係止部2,アイ3,4を貼り合わせ面1cの所定の位置に固定する。そして、他方の半割部材1bを貼り合わせて貼り合わせ面1cにおいて接着し固定する。
【0018】
このように構成されたルアーでは、突出壁11は貼り合わせ面1cより半割部材1b側に突出しているので、突出壁11が形成する空間はラトル収納部10の全容積の50%を超えている。即ち、ルアー製造時において、半割部材1aの突出壁11が形成する空間にラトル100を十分に配置させて半割部材1bを貼り合わせることで、ラトル収納部10の全容積の50%以上のラトル100を容易に収納できる。この結果、ルアー全体の重心を十分にラトル収納部10付近に集めることができ、ルアーは安定した泳動姿勢をとり得る。また、収納したラトル100の量が増えるので、より効率的にラトル音を発生させることができる。
[他の実施形態]
(a)図3に示すように、半割部材1aのルアー本体1の腹部付近の上方側に位置する上方壁11aは腹部付近の下方側に位置する下方壁11bと同じ高さにしてもよい。また、受け部12を凹状に形成しなくてもよい。
(b)ラトルは小球状のものに限定されるものではない。
(c)ラトル収納部以外のルアー本体内に錘を配置してもよい。
【0019】
【発明の効果】
本発明に係るルアーによれば、ラトルをラトル収納部に十分に配置できるので、ルアー本体の重心を十分に一部に集めることができる。この結果、水中での泳動姿勢が安定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したルアーの全体図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】本発明の他の実施形態を採用したルアーの断面図。
【符号の説明】
1 ルアー本体
1a,1b 半割部材
2 釣糸係止部
3,4 アイ
5,6 スプリットリング
7,8 フック
10 ラトル収納部
11 突出壁
12 受け部
100 ラトル
Claims (3)
- 魚釣りに用いるルアーであって、
左右一対の半割部材を開口側で貼り合わせて形成され、ラトル収納部を有するルアー本体と、
前記ルアー本体のラトル収納部に収納されたラトルとを備え、
前記ルアー本体を構成する一対の半割部材の一方は、前記ラトル収納部を形成しかつ貼り合わせ面より突出した突出壁を有し、前記ルアー本体を構成する一対の半割部材の他方は、前記突出壁と噛合してラトル収納部を形成しかつ貼り合わせ面より窪んで形成された受け部を有しているルアー。 - 前記ラトルは複数の小球部材である、請求項1に記載のルアー。
- 前記ルアー本体は外形を魚に似せて形成されており、前記ラトル収納部は前記ルアー本体の腹部付近に形成されている、請求項1または2に記載のルアー。
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- 1998-12-18 JP JP36011598A patent/JP3993943B2/ja not_active Expired - Fee Related
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