JP4351334B2 - ルアー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は魚釣りに用いるルアーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のメタルジグと呼ばれる金属製ルアーは、鉛,スチールまたはこれらの合金から成るルアー本体と、ルアー本体頭部に設けられたライン(釣糸)を結束するためのアイ(止め輪)と、ルアー本体の尾部に連結されたフック(釣針)とを有している。このメタルジグと呼ばれるルアーは、その金属製のルアー本体自体が錘として作用し、水中にキャスティングされると水中に沈降する。そして、釣人が釣竿を振り上げる等の動作を行いルアーに様々なアクションを付けて、魚をおびき寄せる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
大型魚を対象とする釣りを行う場合、用いるルアーも大型のものを用いる必要がある。場合によっては、全長が40〜50cmに至るような大型のルアーを用いて魚釣りを行うこともある。しかし、従来のメタルジグをそのまま大型化させると重さが過度に重量化することになり、キャスティングが困難となるのみでなくルアー沈降後にルアーに様々なアクションをおこさせるようなルアー操作が困難になる。また、製造,運搬の困難性も増大する。
【0004】
このため、従来の大型ルアーは軽量な材質(プラスチック等)のものが一般的であった。しかし、金属製のルアー特有の動作,質感をもって大型魚を対象とする釣りを行う必要もある。
【0005】
本発明の課題は、取扱及び操作が容易な金属製ルアーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
発明1に係るルアーは、魚釣りに用いるルアーであって、一端に釣糸係止部を有し他端に釣針を連結可能な連結部を有する金属板と、金属板の他端側に配置された錘部とを備えている。また、金属板の両表面には長手方向に伸びる凸部が形成されている。
【0007】
このルアーは金属板から形成されており過度に重量化することなく大型化可能であり、大型魚を対象として釣りを行える。また、このルアーは沈降時においては、金属板の釣針が連結される他端側には錘部が配置されているので、釣針側を水底方向にして安定した姿勢で素早く沈降する。沈降後に釣人が釣竿を振り上げると、金属板の周囲に生じる水流によって金属板に不規則な力が加わり、ルアーは様々なアクションをおこす。
【0008】
また、この場合には、金属板表面の凸部が、ルアー沈降後に釣人が釣竿を振り上げた際に、金属板の周囲に生じる水流によって生じる金属板の動きを良好にし、操作性を向上させる。
【0009】
発明2に係るルアーは、発明1のルアーであって、錘部は金属板の他端側両表面を覆うように配置されている。
【0010】
この場合には、錘部が金属板の両表面を覆うように配置されており、金属板の両表面側のバランスを良好に保つことができる。
【0011】
発明3に係るルアーは、発明2のルアーであって、錘部は金属板の全表面積の20%〜50%を覆っている。
【0012】
このような所定の面積比で金属板上に錘部が配置されているので、ルアーの良好な沈降速度と沈降後の良好なアクションを担保できる。
【0013】
発明4に係るルアーは、発明1〜3のルアーであって、金属板は長手方向両端にそれぞれ孔部を有し、釣糸係止部及び連結部は孔部である。
【0014】
この場合には、金属板に直接釣糸係止部及び釣針が連結されるので、釣針に掛かった魚から大きな力が加わった際にルアーが破損するのを防止できる。
【0015】
発明5に係るルアーは、発明1〜4のルアーであって、錘部は金属板の両表面にそれぞれ取り付けられている。
【0016】
発明6に係るルアーは、発明1〜5のいずれかのルアーであって、金属板表面には光輝性シートが貼り付けられている。
【0017】
この場合には、金属板の光輝性シートが光を反射して魚の好奇心を高める。なお、この光輝性シートとしては、例えば、ポリエステルフィルムにホログラム加工を施してアルミニウムを蒸着したものや、OPPフィルムにホログラム加工を施してアルミニウムを蒸着させたもの等が挙げられる。このシートには必要に応じて、様々な模様や色彩が施される。
【0018】
発明7に係るルアーは、発明1〜6のいずれかのルアーであって、錘部は、金属板の錘部を取り付けた部分の幅よりも幅広である。
【0019】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0020】
本発明の第1実施形態を採用したルアーは、図1及び図2に示すように、矩形プレート型の金属板1と、金属板1の長手方向他端側表面を覆うように配置された錘部2とを有している。
【0021】
金属板1は、図2に詳しく示すように、例えば、真鍮,アルミニウム,ステンレス,スチールまたはこれらの合金等からなる金属製部材であり、厚さ約1.0〜7.0mm程度であり、長手方向長さは100〜300mm程度の部材である。長手方向一端には孔部1aが形成されており、スプリットリング3を介して釣糸Lが連結される。また、長手方向他端にはリング状に突出した釣針連結部4が形成されており、スプリットリング5を介して釣針6が連結されている。金属板1の両表面にはそれぞれ長手方向に並列しつつ配置され凸状に突出した凸部1bが形成されている。凸部1bは金属板1の幅方向中央付近及びその両側側に併せて3つ配置されている。
【0022】
また、この金属板1の両表面には、光輝性シートSが接着剤等によって貼り付けられている。この光輝性シートSは、ポリエステルフィルムにホログラム加工を施してアルミニウムを蒸着したポリエステルシートやOPPフィルムにホログラム加工を施してアルミニウムを蒸着させたものある。
【0023】
錘部2は金属板1の釣針連結部4を塞ぐことなく金属板1の他端側の両表面に金属板1の側部を経て配置されている。錘部2は、鉛,タングステン等の比較的比重の大きい金属からなり全体として楕円球形状をなしている。この鉛部2が覆う金属板1の表面は金属板1の全表面の約30%程度である。
【0024】
このように構成されたルアーは、全体が金属板1から形成されており、重量化を抑えつつ大型化可能である。スプリットリング3に釣糸Lを係止して水中にキャスティングすると、このルアーは錘部2が配置された釣針5側を水底方向として素早く沈降する。この際、錘部2は金属板1の両側面方向におけるバランスを保持しつつ、自らは楕円球状であり水の抵抗を小さくして沈降速度の低下を防いでいる。
【0025】
そして、沈降後に釣人が釣竿を振り上げルアーを急激に引き上げると、金属板1の周囲に生じる水流によって金属板1に不規則な力が加わり、ルアーは容易に様々なアクションをおこして魚にアピールする。特に、金属板1の表面の凸部によって金属板の動きが良好になる。また、金属板1の表面に貼付られた光輝性シートSが、外部からの光を反射して魚の好奇心を煽る。
【0026】
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0027】
本発明の第2実施形態を採用したルアーは、図3及び図4に示すように、矩形プレート型の金属板11と、金属板11の長手方向他端側表面を覆うように配置された錘部12とを有している。
【0028】
金属板11は、第1実施形態と同様に、例えば、真鍮,アルミニウム,ステンレス,スチールまたはこれらの合金等からなる金属製部材であり、厚さ約1.0〜7.0mm程度であり、長手方向長さは200〜400mm程度の部材である。長手方向一端には孔部11aが形成されており、スプリットリング13を介して釣糸Lが連結される。また、長手方向他端にも孔部11bが形成されており、スプリットリング15を介して釣針16が連結されている。また、金属板11の孔部11b側の両側面にはそれぞれ表面垂直方向に突出した突出部20が形成されている。この突出部20の突出した先端はフランジ状に係止部が形成されている。
【0029】
錘部12は鉛等からなる半楕円球形状の部材であり、金属板11の両表面にそれぞれ突出部20を内包するように取り付けられている。この鉛部12は流動化され所定の型内に流入された後に金属板11の両表面の突出部20上に配置され冷却固化されて固定される。この鉛部2が覆う金属板1の表面は金属板1の全表面の約30%程度である。
【0030】
このように構成されたルアーは、全体が金属板11から形成されており、重量化を抑えつつ大型化可能である。スプリットリング13に釣糸Lを係止して水中にキャスティングすると、このルアーは錘部12が配置された釣針15側を水底方向として素早く沈降する。そして、沈降後に釣人が釣竿を振り上げルアーを急激に引き上げると、金属板11の周囲に生じる水流によって金属板11に不規則な力が加わり、ルアーは様々なアクションをおこして魚にアピールする。
【0031】
[他の実施形態]
(a)釣糸係止部や釣針係止部は任意の箇所に設けることができる。
(b)錘部の形状は上記実施形態に限定されず、種々の形状とすることができる。
(c)錘部は金属板の一方の表面にのみ配置してもよい。この場合は、キャスティング後の沈降時に両側面方向のバランスを崩して不規則に動きつつ沈降してゆく。
(d)図5に示すように、錘部を金属板の両表面に複数個配置してもよい。
(e)金属板の形状はその断面を湾曲させてもよい。
(f)図6及び図7に示すように、金属板を魚に似せて成形してもよい。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、過度の重量化を抑えつつ操作性に優れた金属製ルアーを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を採用したルアーの全体図。
【図2】 図1のII−II断面図。
【図3】 本発明の第2実施形態を採用したルアーの全体図。
【図4】 図3のIV−IV断面図。
【図5】 本発明の他の実施形態を採用したルアーの全体図。
【図6】 本発明のその他の実施形態を採用したルアーの全体図。
【図7】 図6の上面図。
【符号の説明】
1,11 金属板
2,12 錘部
6,16 釣針
S 光輝性シート
L 釣糸
Claims (7)
- 魚釣りに用いるルアーであって、
一端に釣糸係止部を有し他端に釣針を連結可能な連結部を有する金属板と、
前記金属板の他端側に配置された錘部と
を備え、
前記金属板の両表面には長手方向に伸びる凸部が形成されている、
ルアー。 - 前記錘部は前記金属板の他端側両表面を覆うように配置されている、請求項1に記載のルアー。
- 前記錘部は前記金属板の全表面積の20%〜50%を覆っている、請求項2に記載のルアー。
- 前記金属板は長手方向両端にそれぞれ孔部を有し、前記釣糸係止部及び連結部は前記孔部である、請求項1〜3のいずれかに記載のルアー。
- 前記錘部は前記金属板の両表面にそれぞれ取り付けられている、請求項1〜4のいずれかに記載のルアー。
- 前記金属板表面には光輝性シートが貼り付けられている、請求項1〜5のいずれかに記載のルアー。
- 前記錘部は、前記金属板の前記錘部を取り付けた部分の幅よりも幅広である、請求項1〜6のいずれかに記載のルアー。
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