JP3992930B2 - 配膳車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫や冷凍庫の庫内を冷却するための冷却機を備えた配膳車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図9(a)(b)に示すようなコンデンシングユニット10を用いて冷却機Aが形成されている。このコンデンシングユニット10は平板状の基板7の上面にコンプレッサ4、コンデンサ5、アキュムレータ12、レシーバ40、三方弁13を設けると共にこれらを配管14で接続し、さらに、基板7の上面にファン3、ファンモータ15、コントロールボックス32を配設することによって形成されている。上記ファン3はファンモータ15による回転駆動で一方向に空気を送風する拡散式のものであるが、空気の送風方向においてファン3よりも上流側にコンデンサ5が配設されていると共にファン3よりも下流側にコンプレッサ4などのコンデンサ5以外の部品が配設されている。また、ファン3はコンデンサ5に近接して配置されている。
【0003】
このようなコンデンシングユニット10は冷蔵庫や冷凍庫を有する冷却機器に取り付けられるものである。図11(a)には冷却機器の一つである配膳車Bに上記のコンデンシングユニット10を取り付けて冷却機Aを形成した例を示す。配膳車Bは食事等を冷却しながら搬送するものであり、冷蔵庫27の下側に複数個の車輪28を設けて走行自在に形成したものである。また、配膳車Bには走行時に車輪28が壁等に衝突するのを防止するためのバンパー29が備えられている。バンパー29は冷蔵庫27の下端の外周部に全周に亘ってほぼ垂下して設けられており、全ての車輪28がバンパー29で囲まれる空間に位置するように形成されている。また、前後の車輪28の間において、バンパー29で囲まれる空間は下面が全面に亘って開口された収納空間2として形成されており、図10(a)(b)に示すように、この収納空間2に上記コンデンシングユニット10の基板7上に設けた部品を収納し、コンデンシングユニット10を冷蔵庫27の下側に取り付けることによって冷却機Aが形成されている。
【0004】
上記の収納空間2には吸気口30と排気口1が形成されている。吸気口30は上記空気の送風方向においてコンデンサ5よりも上流側に位置する基板7の端部とバンパー29の下端との間に間隙を設けることによって形成されるものであり、また、排気口1は上記空気の送風方向においてコンデンサ5よりも下流側に位置する基板7の端部とバンパー29の下端との間に間隙を設けることによって形成されるものである。
【0005】
そして、冷却機Aにより冷蔵庫27を冷却するにあたっては次のようにして行われる。まず、フロンやアンモニア等のガス状の冷媒をコンプレッサ4で圧縮する。次に、圧縮されて高温高圧となった冷媒をコンデンサ5に供給してコンデンサ5のパイプ内で流通させる。一方、ファン3はファンモータ15により回転駆動されており、ファン3の回転駆動により矢印▲1▼で示すように、空気が吸気口から収納空間2に吸入される。この収納空間2に吸入された空気はコンデンサ5を通過した後、コンプレッサ4等が配置されたファン3の下流側へと流れ、矢印▲2▼に示すように排気口1を通じて収納空間2の外側に排出されるが、コンデンサ5を空気が通過する際に、パイプ内を流れる冷媒と空気との間で熱交換が行われ、高温高圧の冷媒は冷却されて凝縮液化する。この後、凝縮液化した冷媒を冷蔵庫27に供給し、ここで冷媒を膨張させて庫内の熱を奪うことによって庫内の冷却を行う。このようにして冷蔵庫27の冷却を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の冷却機Aではファン3の下流側にコンプレッサ4等の部品が多数配置されているために、コンプレッサ4等の部品が障害物となってファン3の下流側に流れる空気が排気口1へ向かって流れにくくなり、収納空間2から効率的に排気が行われずに連続運転により暖かい空気が収納空間2にこもることになる。従って、従来の冷却機では矢印▲3▼で示すように、収納空間2内の暖かい空気がコンデンシングユニット10の上方や側方を通って再びコンデンサ5に供給される、所謂ショートサーキットが発生し、高温高圧の冷媒を効率よく凝縮液化することができなくなって連続運転により冷却性能が低下するという問題があった。また、従来では業務用冷蔵庫用に開発されたコンデンシングユニット10をそのまま配膳車Bに転用して冷却機Aを形成しているために、ほとんどの場合、40℃以上の環境では使用不可という制限があり、高温多湿の環境において使用される可能性がある配膳車Bに従来の冷却機Aは不向きであった。
【0007】
そこで、図11(b)に示すように、排気を考慮して配膳車Bの天井部に冷却機Aを搭載することも行われているが、配膳車Bの全高が大きくなったり配膳車Bの重心位置が高くなったりし、配膳車Bの走行が安定して行いにくくなるものであった。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、収納空間から暖かい空気を確実に排気することができて高温多湿の環境で連続運転しても冷却性能が低下しない冷却機を備えた配膳車を提供することを目的とするものである。
【0009】
また、本発明は冷却機を下部に搭載することによって安定して走行可能な配膳車を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る配膳車Bは、排気口1を有する収納空間2に収納されるファン3とコンプレッサ4とコンデンサ5とを備えた冷却機Aと、車輪28を設けた冷蔵庫27とを有する配膳車Bにおいて、冷蔵庫27の下端の外周部に全周に亘ってバンパー29を設けることによって、冷蔵庫27の下側でバンパー29に囲まれる空間を上記収納空間2として形成し、ファン3を近接配置した基板7の一方の端部とこの端部に対向するバンパー29の下端との間を上記排気口1として形成し、コンデンサ5を近接配置した基板7の他方の端部とこの端部に対向するバンパー29の下端との間を吸気口30として形成し、排気口1に近い方からファン3とコンプレッサ4とコンデンサ5をこの順で並べて基板7上に配置し、コンプレッサ4を基板7上に設けたゴム製の台座8に載設すると共にコンプレッサ4に掛架したバンド9を基板7に固定し、上記ファン3としてシロッコファンを用いると共に排気口1の近傍において基板7に風向板6を配置して排気口1からの排気方向を斜め下方にして成ることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0018】
本発明の冷却機Aに用いるコンデンシングユニット10を図2(a)(b)に示す。このコンデンシングユニット10は、金属製あるいはFRP製の平板状の基板7の上面にコンプレッサ4、コンデンサ5、アキュムレータ12、三方弁13を設けると共にこれらを配管14で接続し、さらに、基板7の上面に二機のファン3、ファンモータ15を配設することによって形成されている。上記ファン3はシロッコファンで形成されており、ファンモータ15の回転軸11と接続されてファンモータ15によりファン3は回転駆動自在に形成されている。また、ファン3にはファンカバー16が設けられている。ファンカバー16はファン3の回転方向においてファン3を略全周に亘って覆うように形成されていると共にファンカバー16には斜め下方に向いて開口する吹き出し口17が形成されている。そして、上記のファン3は基板7の一方の端部に近接して設けられており、ファンカバー16の吹き出し口17はファン3を近接配置した基板7の端部から外側に向けて形成されている。
【0019】
コンデンサ5はパイプとフィン等を備えて形成されているものであって、ファン3を近接配置した基板7の端部と反対側の端部に沿って配置されている。また、コンプレッサ4、アキュムレータ12、三方弁13及び配管14は、ファン3とコンデンサ5の間で基板7の上面の略中央部に配設されている。
【0020】
コンプレッサ4は基板7の上面に設けたゴム製の台座8の上に載設されている。図3に示すようにコンプレッサ4は横長の略円柱状に形成されており、その両端の下面には脚部18がネジ止め等により固着される。脚部18は図4(a)乃至(d)に示すように、下面が開口する断面略コ字状で厚み2mm程度の金具で形成されるものである。また、脚部18の両端部には取付片19が突設されていると共に取付片19には上下方向に貫通する挿着孔20が形成されている。図5(a)(b)に示すように台座8は略円筒状に形成されており、台座8の内側には上下に貫通する特殊形状の貫通孔21が設けられていると共に台座8の外周には凹溝22が全周に亘って形成されている。
【0021】
そして、コンプレッサ4を基板7の上面に固定するにあたっては次のようにして行う。まず、コンプレッサ4に取り付けた脚部18の挿着孔20に台座8の上部を弾性的に変形させながら下側から差し込んで挿着孔20に台座8の上部を通過させ、台座8の上部を取付片19の上側に突出させると共に挿着孔20の周縁部を台座8の凹溝22に挿入することによって、図6(a)に示すように脚部18の差し込み片19に台座8を取り付ける。次に、図6(b)に示すように基板7の上に立設した金属製の位置決め棒23に台座8の貫通孔21を上側から被挿すると共に台座8を基板7の上面に載置することによって、台座8及び脚部18を介してコンプレッサ4を基板7上に載置する。この後、図7(a)乃至(c)に示すようにコンプレッサ4の外周に二つのバンド9を掛架し、各バンド9の両端を基板7に固着する。バンド9の内側にはゴム等で形成される緩衝材(クッション材)が設けられており、バンド9の緩衝材とコンプレッサ4の間には数ミリの隙間が形成されている。
【0022】
このようにコンプレッサ4をゴム製の台座8及びバンド9を介して基板7に載設することによって、コンプレッサ4の運転時にはバンド9に触れることなく運転されるため、台座8のゴムによって振動が吸収され、基板7に振動が伝わりにくく、配膳車Bの振動及び騒音を低減することができるものである。また、配膳車Bの移動時に発生するコンプレッサ4の上方向への振動に対しては、バンド9により一定量の移動に低減されるため、コンプレッサ4に接続されている配管14への応力が低減され、配管亀裂などの破損を防止してガス漏れなどの問題が発生しないようにすることができる。
【0023】
尚、図8に従来のコンプレッサ4の固定構造を示す。この場合、上記位置決め棒23の代わりにボルト24が用いられている。また、台座8の内側には金属製の筒状物で形成されるカラー25が設けられている。そして、台座8を貫通するボルト24の上端にナット26を螺合し、ナット26の下面で台座8の上面を押圧して基板7とナット26の間で台座8を締め付けるようにしてコンプレッサ4を基板7に固定していた。カラー25はナット26の締め付けにより台座8が圧縮されすぎないようにするためのスペーサとして作用するものである。この従来の固定構造では台座8の圧縮度合いで振動を防止するものであるが、台座8の圧縮度合いで振動を抑えるためには、微妙な圧縮度合いをナット26で頻繁に調整しなければならず、コンプレッサ4の固定に手間がかかるものであるが、本発明ではナット26の締め付け具合の微妙な調整が必要なく、容易にコンプレッサ4を固定することができる。
【0024】
台座8としてはゴム硬度が30〜45°のものを用いるのが好ましい。台座8のゴム硬度が30°未満であれば、台座8が柔らかすぎてコンプレッサ4を支持することができない恐れがあり、台座8のゴム硬度が45°より大きいと、台座8が硬すぎてコンプレッサ4で発生する振動を吸収しにくくなる恐れがある。このように台座8の硬度を30〜45°とし、さらにバンド9の位置やバンド9とコンプレッサ4の間に隙間の寸法を最適化することによって、コンプレッサ4の運転時及び配膳車の移動時に生じる振動及びこの振動により発生する配管14への応力や騒音をより低減することができるものである。尚、コンプレッサ4を従来の固定構造で固定して配膳車Bに搭載した場合、発生する振動が0.57〜60G、発生する騒音が59.5dBAであったものが、本発明の固定構造でコンプレッサ4を固定して配膳車Bに搭載した場合、発生する振動が0.04〜0.07G、発生する騒音が55.3dBAとなり、振動や騒音を大幅に低減することができる。
【0025】
また、コンデンシングユニット10の上面はユニットカバー31で覆われており、ユニットカバー31の下面にコントロールボックス32が設けられている。このコントロールボックス32にはファンモータ15の制御回路等が内蔵されている。
【0026】
そして、上記のようにして形成されるコンデンシングユニット10を冷却機器に設けた収納空間2に収納することによって冷却機Aが形成される。本発明の配膳車Bは上記の収納空間2が底部に形成されている。すなわち、図11(a)に示すように本発明の配膳車Bは、冷蔵庫27の下側に複数個の車輪28を設けて走行自在に形成すると共に冷蔵庫27の下端の外周部に全周に亘ってほぼ垂下してバンパー29を設けたものであって、冷蔵庫27の下側でバンパー29で囲まれる空間が収納空間2として形成されている。この収納空間2はその下面が全面に亘って開口されており、図1(a)(b)に示すように、この開口から収納空間2に上記コンデンシングユニット10の基板7上に設けた部品を収納すると共にコンデンシングユニット10を冷蔵庫27の下側に取り付けることによって冷却機Aが形成されている。
【0027】
上記冷却機Aの収納空間2には排気口1と吸気口30が設けられている。排気口1は、ファン3を近接配置した基板7の一方の端部と、この端部に対向するバンパー29の下端との間に間隙を設けることによって形成されるものである。また、吸気口30はコンデンサ5を近接配置した基板7の他方の端部と、この端部に対向するバンパー29の下端との間に間隙を設けることによって形成されるものである。従って、ファンカバー16に設けた吹き出し口17は排気口1の方に向いた状態で開口している。また、ファン3を近接配置した基板7の一方の端部には排気口1の方に向いて突出する風向板6が設けられている。この風向板6はファン3を近接配置した基板7の端部の全長に亘って設けられており、ファンカバー16の吹き出し口17の直下に位置するものである。そして、本発明の冷却機Aにおいては排気口1から吸気口30の方に向かってファン3、コンプレッサ4、コンデンサ5の順で並んで配設されている。すなわち、吸気口30に最も近い位置にコンデンサ5が配置されると共に排気口1に最も近い位置にファン3が配置され、その他の部品がコンデンサ5とファン3の間に配置されている。従って、収納空間2内の空気の流れ方向において、最も上流側にコンデンサ5が配置されると共に最も下流側にファン3が配置されている。
【0028】
このような冷却機Aにより冷蔵庫27の庫内を冷却するにあたっては次にようにして行われる。まず、フロンやアンモニア等のガス状の冷媒をコンプレッサ4で圧縮する。次に、圧縮されて高温高圧となった冷媒をコンデンサ5に供給してコンデンサ5のパイプ内で流通させる。一方、ファン3はファンモータ15により回転駆動されており、矢印▲1▼で示すように、ファン3の回転駆動により空気が吸気口30から収納空間2に吸入される。この収納空間2に吸入された空気はコンデンサ5のパイプ間を通過するが、この時、コンデンサ5のパイプ内を流れる冷媒と空気との間で熱交換が行われ、高温高圧の冷媒は冷却されて凝縮液化する。この後、凝縮液化した冷媒を冷蔵庫27に供給し、ここで冷媒を膨張させて庫内の熱を奪うことによって庫内の冷却を行う。このようにして冷蔵庫27の冷却を行うことができる。
【0029】
ファン3の回転駆動により収納空間2に導入された空気はコンデンサ5を通過することにより暖められるが、この暖められた空気はコンプレッサ4等が配置された基板7の略中央部を通ってファンカバー16にまで到達し、ファンカバー16の側面からファンカバー16内に導入され、この後、ファンカバー16の吹き出し口17からファンカバー16外に吹き出される。そして、矢印▲2▼で示すように、吹き出し口17から吹き出された暖かい空気は排気口1を通じて収納空間2の外側に排出される。
【0030】
そして、本発明の冷却機Aでは排気口1から吸気口30の方に向かってファン3、コンプレッサ4、コンデンサ5の順で並んで配設し、排気口1に最も近い位置にファン3を設け、ファン3の下流側に空気の流れの障害物となるコンプレッサ4等の部品を配置しないようにしたので、収納空間2から排気口1を通じて暖かい空気を確実に排出することができる。従って、収納空間2から効率的に暖かい空気の排気が行われることになり、連続運転しても暖かい空気が収納空間2にこもることが無くなり、収納空間2内の暖かい空気が再びコンデンサ5に供給されるようなショートサーキットが発生しなくなり、高温多湿の環境で連続運転しても冷却性能が低下しないようにすることができる。
【0031】
また、図10(a)(b)に示す従来例では、排気口1から吹き出された暖かい空気が基板7の下側を通って再びコンデンサ5に供給されるようなショートサーキットが発生するが、本発明ではファンカバー16の吹き出し口17を排気口1側に向けて配置し、排気口1からの排気方向を斜め下方にしたので、バンパー29の下端と床面との間の隙間に向けて空気を吹き出すことにより、排気口1から吹き出された暖かい空気が基板7の下側に回り込みにくくすることができ、暖かい空気が基板7の下側を通って再びコンデンサに供給されるようなショートサーキットが発生しにくくなるものである。しかも、排気口1の下側開口縁部を形成する基板7の排気口1側の端部に風向板6を突設したので、排気口1から吹き出された暖かい空気が基板7の下側に回り込むのをさらに確実に防止することができ、暖かい空気が基板7の下側を通って再びコンデンサに供給されるようなショートサーキットが発生しないようにすることができる。また、ファン3をシロッコファンで形成することにより、拡散式の従来のファン3に比べて空気の流れが制御しやすくなり、排気口1からの排気方向(吹き出し角度)を容易に変更して調節することができるものである。
【0032】
上記のように本発明の冷却機Aは暖かい空気が収納空間2にこもらずに確実に排気することができるものである。従って、冷却機Aを配膳車Bに搭載する場合であっても、排気を考慮して配膳車Bの天井部に搭載する必要が無く、配膳車Bの底部に冷却機Aを搭載することができるものである。従って、配膳車Bの全高が大きくなったり配膳車Bの重心位置が高くなったりすることがなく、配膳車Bの走行が安定して行いやすくなるなるものである。しかも、バンパー29の内側を収納空間2として利用することによって、冷却機Aがバンパー29で覆い隠されて配膳車Bの外観が低下することが無く、また、バンパー29の形状変更もなくて冷却機Aを搭載することができるものである。さらに、排気口1からの排気方向を斜め下方にしたので、バンパー29の下端と床面との間の隙間に向けて空気を吹き出すことにより、配膳車Bの横にいる人に直接暖かい空気が当たらないようにすることができ、不快感を与えないようにすることができる。
【0033】
尚、従来の配膳車Bを周囲温度40℃の環境下において使用した場合、冷却機Aのコンデンサ5の吸気口30側の三カ所の温度を測定すると、平均値で49〜53℃となって周囲温度との差が9〜13℃になったが、本発明の配膳車Bを同条件で使用した場合、コンデンサ5の吸気口30側の三カ所の温度は平均で41.2℃となって周囲温度との差が1.2℃となった。すなわち、本発明の冷却機A及び配膳車Bではショートサーキットが発生しないので、コンデンサ5の吸気口30側の温度(吸い込み温度)が従来のものよりも低くなるのである。
【0034】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1の発明は、排気口を有する収納空間に収納されるファンとコンプレッサとコンデンサとを備えた冷却機と、車輪を設けた冷蔵庫とを有する配膳車において、冷蔵庫の下端の外周部に全周に亘ってバンパーを設けることによって、冷蔵庫の下側でバンパーに囲まれる空間を上記収納空間として形成し、排気口に近い方からファンとコンプレッサとコンデンサをこの順で並べて基板上に配置し、ファンを近接配置した基板の一方の端部とこの端部に対向するバンパーの下端との間を上記排気口として形成し、コンデンサを近接配置した基板の他方の端部とこの端部に対向するバンパーの下端との間を吸気口として形成し、排気口の近傍において基板に風向板を配置して排気口からの排気方向を斜め下方にするので、ファンの下流側に空気の流れの障害物となるコンプレッサを配置しないようにすることによって、収納空間から排気口を通じて暖かい空気を確実に排出することができ、収納空間内の暖かい空気が再びコンデンサに供給されることが発生しなくなり、高温多湿の環境で連続運転しても冷却性能が低下しないようにすることができるものである。また、排気を考慮して配膳車の天井部に搭載する必要が無く、配膳車の底部に冷却機を搭載することができるものであり、従って、配膳車の全高が大きくなったり配膳車の重心位置が高くなったりすることがなく、配膳車の走行が安定して行いやすくなるものである。しかも、バンパーの内側を収納空間として利用することによって、冷却機がバンパーで覆い隠されて配膳車の外観が低下することが無く、また、バンパーの形状変更もなくて冷却機を搭載することができるものである。さらに、風向板により排気口から吹き出される暖かい空気をガイドして排気口からの排気方向を斜め下方にすることによって下側に回り込みにくくすることができ、暖かい空気が下側を通って再びコンデンサに供給されるようなショートサーキットが発生しにくくなり、高温多湿の環境で連続運転しても冷却性能が低下しないようにすることができるものであり、しかも、バンパーの下端と床面との間の隙間に向けて空気を吹き出すことになって、配膳車の横にいる人に直接暖かい空気が当たらないようにすることができ、不快感を与えないようにすることができるものである。
【0037】
また本発明は、ファンとしてシロッコファンを用いるので、拡散式のファンに比べて空気の流れが制御しやすくなり、排気口からの排気方向を容易に変更して調節することができるものである。
【0038】
また本発明は、基板上に設けたゴム製の台座にコンプレッサを載設すると共にコンプレッサに掛架したバンドを基板に固定するので、台座でコンプレッサの運転時に生じる振動を吸収することができ、コンプレッサの運転時に生じる振動及びこの振動により発生する騒音を低減することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の配膳車の実施の形態の一例を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図2】 同上のコンデンシングユニットを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図3】 同上のコンデンサと脚部を示す斜視図である。
【図4】 同上の脚部を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は側面図である。
【図5】 同上の台座を示し、(a)は正面図、(b)は斜視図である。
【図6】 (a)は同上の脚部への台座の取り付け状態を示す側面図、(b)は基板への台座の取り付け状態を示す断面図である。
【図7】 同上の基板へのコンプレッサの取り付け状態を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図8】 従来の基板への台座の取り付け状態を示す断面図である。
【図9】 従来のコンデンシングユニットを示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図10】 従来の冷却機を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図11】 配膳車への冷却機の搭載状態を示し、(a)(b)は正面概略図である。
【符号の説明】
1 排気口
2 収納空間
3 ファン
4 コンプレッサ
5 コンデンサ
6 風向板
7 基板
8 台座
9 バンド
27 冷蔵庫
28 車輪
29 バンパー
30 吸気口
A 冷却機
B 配膳車

Claims (1)

  1. 排気口を有する収納空間に収納されるファンとコンプレッサとコンデンサとを備えた冷却機と、車輪を設けた冷蔵庫とを有する配膳車において、冷蔵庫の下端の外周部に全周に亘ってバンパーを設けることによって、冷蔵庫の下側でバンパーに囲まれる空間を上記収納空間として形成し、ファンを近接配置した基板の一方の端部とこの端部に対向するバンパーの下端との間を上記排気口として形成し、コンデンサを近接配置した基板の他方の端部とこの端部に対向するバンパーの下端との間を吸気口として形成し、排気口に近い方からファンとコンプレッサとコンデンサをこの順で並べて基板上に配置し、コンプレッサを基板上に設けたゴム製の台座に載設すると共にコンプレッサに掛架したバンドを基板に固定し、上記ファンとしてシロッコファンを用いると共に排気口の近傍において基板に風向板を配置して排気口からの排気方向を斜め下方にして成ることを特徴とする配膳車。
JP2001014917A 2001-01-23 2001-01-23 配膳車 Expired - Fee Related JP3992930B2 (ja)

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