JP3492019B2 - エンジンヒートポンプの室外機 - Google Patents

エンジンヒートポンプの室外機

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JP3492019B2
JP3492019B2 JP11743895A JP11743895A JP3492019B2 JP 3492019 B2 JP3492019 B2 JP 3492019B2 JP 11743895 A JP11743895 A JP 11743895A JP 11743895 A JP11743895 A JP 11743895A JP 3492019 B2 JP3492019 B2 JP 3492019B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、エンジンヒートポンプ
の室外機の構造に関する。 【0002】 【従来の技術】エンジンヒートポンプは、室外機内にエ
ンジン駆動式のコンプレッサーを備えて、圧縮冷媒を室
外機と室内機との間にて循環させて、室内空調を行うも
のである。ここで、室外機については、内部に備えた各
構成部材を冷却すべく冷却風を採り入れ、供給する構成
が必要である。そのため、従来では、エンジン床下に空
間を設けて冷却風ダクトとした構成が、特開平5−30
6851にて開示されている。この中で、該エンジン床
下の空間からのエンジン冷却用の風は、防振ゴムや駆動
ベルト下部に連通孔を設けて採り入れるようにされてい
る。ゴム材である防振ゴムや駆動ベルトは、劣化傾向が
高く、最も冷却風を当てる必要のあるものだからであ
る。また、この床下空間は、エンジンの騒音、振動を床
下に直接伝播するのを防止する機能も有する。 【0003】また、従来の室外機においては、床下部材
上に機関台を取り付け、その上に防振ゴムを取り付け
て、その上にエンジンとコンプレッサーを連設してなる
ユニット(以後、E/Cユニットと称する。)を取り付
けている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
従来のエンジンヒートポンプの室外機の構成において、
まず、床下構造は、開示例のような冷却風ダクトとなる
空間を設けるべく、二重構造を形成するのは、コスト高
に繋がる。また、該開示例では、防振ゴム冷却用に床材
より冷却風ダクトを別個に突設しており、コストを要す
る。 【0005】また、従来、E/Cユニット結合用のブラ
ケットと防振ゴム取付用のブラケットは別体となってお
り、取付手順も、床材の上に機関台を立設し、防振ゴム
を取り付けてからその上に該ユニットを据えつけるの
で、作業が二段階となっており、煩雑である。また、防
振ゴム取付用ブラケットと機関台が必要であり、コスト
高となっている。更に、コンプレッサー整備時に従来の
ブラケットでは取外し作業が煩雑であった。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。エン
ジンヒートポンプの室外機1の下方構造において、床に
載置する最下部には据付脚材2dを付設した床下部材2
を配置し、該床下部材2はプレス成形により形成し、該
床下部材2の上面の一側にはエンジンルーム床材3をボ
ルト締止し、床下部材2と床材3とにより、床材3の下
方に冷却風ダクト室2aとし、該床材3の上に防振ゴム
6をボルト締止し、該防振ゴム6の上にエンジンE及び
コンプレッサーCよりなるユニットを取り付けるユニッ
トブラケット7を配設し、前記防振ゴム6の固定位置側
方には、該床下部材2に防振ゴム冷却用孔2bを、同じ
く床材3にも防振ゴム冷却用孔3aを開孔し、前記コン
プレッサーCの駆動ベルト9の配置部下方位置には、該
床下部材2にベルト冷却用孔2cを開孔し、同じく床材
3にもベルト冷却用孔3bを開孔し、前記ユニットブラ
ケット7は平面視L状に曲折した垂直状の板材であり、
二つのユニットブラケット7・7を互いに反転状にして
ボルト11にて前後につなぎ合わせ、平面視U字状のブ
ラケットとし、同形状の二分割構成で、上下端は曲折し
て水平状部7a・7aを形成したことを特徴とするエン
ジンヒートポンプの室外機である。 【0007】 【作用】まず、エンジンルームの床下構造においては、
プレス成形可能な床下部材の上に、床材を取り付ける構
成で、溶接箇所が少なくてすみ、空間を有することで床
下への騒音発散が抑制される。また、床材に防振ゴム冷
却用の連通孔を設ける容易な構成で防振ゴム冷却が可能
であり、別体の冷却風ダクトを設ける必要がない。 【0008】また、エンジン及びコンプレッサーを保持
するブラケットを同形状の二分割構成することで、コン
プレッサーの整備作業が容易化し、同形状で、どちらを
左(前)又は右(後)にしてもよく、製造コストが抑え
られる。更に、該ブラケット下部に防振ゴムを直接取付
可能とし、防振ゴムは直接床材に取り付けられるので、
機関台及び防振ゴム取付用ブラケットが不要となる。 【0009】 【実施例】次に、添付の図面に示した実施例に基づい
て、本発明の構成を説明する。図1はエンジンヒートポ
ンプの室外機を前面開放した状態の正面図、図2は同じ
く制御ボックスを離脱させて熱交換室1a全体を前面開
放した状態の正面図、図3は室外機の床下構造の組立方
法を示す正面断面図、図4はエンジンルーム1bにおけ
るE/Cユニット取付構成を示す平面図、図5は同じく
側面図、図6は同じく側面図、図7は従来のエンジン始
動用の整流器を付設したトランスの平面図、図8は同じ
く側面図、図9はエンジン始動用トランス27の整流器
28を吸気ダクトの吸込口に配設した構成を示すエンジ
ン吸気系の平面図、図10は室外機内の室構成を示す斜
視図、図11は換気室1cの側面略図、図12は熱交換
室1aの内部平面図、図13は同じく内部側面図、図1
4は従来の直結パイプ48をラジエーター出口ヘッダ5
0に連結した構成を示す図。 【0010】図15は図14の構成におけるラジエータ
ー出口ヘッダ50内及びラジエーターR内での冷却水の
対流を示す図、図16は直結パイプ48をラジエーター
出口ヘッダ50下流側の冷却水パイプ38に連結した構
成を示す図、図17はラジエーター出口ヘッダ50下端
にトラップを構成し、その他端と直結パイプ49とを一
体として冷却水パイプ38を分岐させた構成を示す図、
図18は図17の構成において、逆止弁51を設けた構
成を示す図、図19は排気管に連結するドレンフィルタ
ーDFの内部構成を示す正面断面図、図20は暖房時の
冷媒流動を示す冷媒回路図、図21は冷房時の冷媒流動
を示す冷媒回路図、図22は外気温度と圧縮容量との関
係から室外ファンのON・OFF制御をするための境界
を示すグラフである。 【0012】図1及び図2より前面部を開放した状態に
おけるエンジンヒートポンプの室外機の内部構成につい
て説明する。室外機全体は枠体1で被覆されており、機
内は上下二分割状となっていて、上方は冷媒系や冷却水
系の配設される熱交換室1aとなっている。内部には廃
熱回収器36等が配管され、側面には熱交換器34・3
4、上部には熱交換用の室外ファン40・40が配設さ
れている。また、右方には図1の如く制御ボックスCB
が前面に配設されていて、図2のように制御ボックスC
Bを移動させてその奥部の電子膨張弁39等を開放可能
としている。 【0013】また、室外機内の下方は更に左右に二分割
されていて、左側がエンジンEやコンプレッサーCの配
設されるエンジンルーム1b、右方は、エンジンより発
散される高熱を避けるべく、リキッドレシーバー32や
各種電子部品、また、換気ファン5を配設する換気室1
cとなっている。図10にも室外機内の熱交換室1a・
エンジンルーム1b・換気室1cの配置構成を示してい
る。 【0014】ここで、室外機の床下構造について図1乃
至図3より説明する。最下部で、床に載置する床下部材
2には据付脚材2d・2d・・・が固設されていて、こ
れを室外機配設位置における床に接地させて配置する。
この床下部材2は、プレス成形可能で容易に構成される
ものであり、全体的な形状は浅皿状となっており、図3
の如く、左側で、エンジンルーム1bの下方部位になる
箇所では、上方が被覆された形状となっており、一方、
右方においては、上方開放状の部位を設けて、換気室に
おける換気ファン5からの冷却風Wを内部の冷却風ダク
ト室2a内に導入できるようになっている。 【0015】このような構成の床下部材2の上方におい
て、左側にはエンジンルーム床材3を、右側には換気室
床材4をボルト締止する。ボルト締止だけで、溶接は必
要とせずに取り付けられる。こうして床材3・4を取り
付けると、床材下方に空間を有する二重構造の床下構造
が形成される。更に、床材4においては、左方下部に連
通孔を穿設した傾斜部4aを設けており、これが床板部
材2の上部開放部位に対峙するものであって、この傾斜
部に換気ファン5が取り付けられて、図1又は図2の如
く、換気ファン5の採り入れる冷却風Wが傾斜部4aの
連通孔を通って、床下部材2内の冷却風ダクト室2a内
に導入されるのである。 【0016】エンジンルーム床材3上には、防振ゴム6
・6・・・がボルト締止され、その上にエンジンE及び
コンプレッサーCよりなるE/Cユニットを取り付ける
ユニットブラケット7・7を配設する。また、床下部材
2及びエンジンルーム床材3の上部被覆部において、図
3の如く、防振ゴム6の固設位置近傍には、防振ゴム冷
却用孔2b・3aが、また、E/Cユニットのエンジン
Eの出力プーリー8よりコンプレッサーCの入力プーリ
ー10に巻回する、ゴム材よりなる駆動ベルト9の下方
部位には、ベルト冷却用孔2c・3bが穿設されてお
り、床下部材2内の冷却風ダクト室2a内の空気が、該
防振ゴム冷却用孔2b・3aを通って防振ゴム6に、ま
た、該ベルト冷却用孔2c・3bを通って駆動ベルト9
に当たるようになっている(図1、図2中の矢印)。こ
うして、冷却風を当てることで、防振ゴム6及び駆動ベ
ルト9の劣化を抑制している。また、防振ゴム6や駆動
ベルト9を冷却した冷却風は、更に上昇してE/Cユニ
ット全体を冷却し、図10の如く、エンジンルーム1b
とその上部の熱交換室1aとを隔絶する水平面状の隔壁
に設けた連通孔1eより熱交換室1aへと排出される。 【0017】このようにエンジンルーム床下には、床下
部材2内の冷却風ダクト室2aよりなる空間を介在させ
ることで、床への騒音伝播が抑えられ、低騒音の室外機
を提供することができる。更に、床下部材2の構成がプ
レス成形よりなるもので、その上に床材3・4をボルト
締止するだけで床下構造が構成でき、溶接箇所が少な
く、コスト低下でき、組立も容易である。 【0018】次に、エンジンルーム1b内におけるE/
Cユニットの組立構造に関し、ユニットブラケット7の
構成について、図4乃至図6より説明する。ユニットブ
ラケット7は、平面視L状に曲折した垂直状の板材であ
り、上下同一形状で、従って、二つのユニットブラケッ
ト7・7を互いに反転状にしてボルト11・11にて前
後につなぎ合わせ、図4のように、平面視U字状のブラ
ケットとすることができる。 【0019】各ユニットブラケット7の上下端は曲折し
て水平状部7a・7aを形成しており、防振ゴム6取付
用のボルトを嵌挿する切欠部7b・7cを形成してい
る。前後のユニットブラケット7・7をつなぎ合わせた
構成において、図4の如く、両ユニットブラケット7・
7の下端水平状部7a・7aにおける、右端部の両切欠
部7b・7bと、両左端部の切欠部7c・7cのうちい
ずれかに、防振ゴム6上端をボルト締止し、合わせて三
個の防振ゴム6・6・6をユニットブラケット7・7の
下部に固設する。 【0020】ユニットブラケット7・7に対するE/C
ユニット取付構成について説明すると、まず、エンジン
Eには下部にオイルパン12が固設されており、該オイ
ルパン9の側面部をユニットブラケット7・7の右端寄
り部位の側面部にボルト13・13・・・にて締止して
固設する。また、コンプレッサーCは図6の如く、入力
プーリー10を二個有する。即ち二個のコンプレッサー
を並設するマルチコンプレッサーである。該コンプレッ
サーCは、その上端に水平状のコンプレッサーブラケッ
ト14をボルト15・15・・・にて固設している。該
コンプレッサーブラケット14の一端を、一方のユニッ
トブラケット7の上端水平状部7aに固設したブラケッ
ト16に対して、ボルト17・17にて締止している。 【0021】また、反対側のユニットブラケット7の上
端水平状部7aに、正面視Uの字状の長孔ブラケット1
8が固設されており、該長孔ブラケット18の長孔に嵌
挿したボルト19・19にてコンプレッサーブラケット
14を締止している。コンプレッサーブラケット14
は、該長孔ブラケット18より外側に突出しており、こ
の部位には、上下方向にテンション金具21を螺装環設
するテンションボルト20が嵌挿されていて、テンショ
ンボルト20の操作によりコンプレッサーブラケット1
4が該ブラケット16に螺止したボルト17・17を支
点として回動可能となっており、これによって該コンプ
レッサーブラケット14に固設するコンプレッサーCを
上下回動させて、エンジン出力プーリー8よりコンプレ
ッサーCの入力プーリー10に巻回する駆動ベルト9の
テンションを調節するのである。 【0022】このようにユニットブラケット7・7に取
り付けられたコンプレッサーCを取り外す方法を説明す
る。まず、図4及び図5の如く、エンジンEのオイルパ
ン12とエンジンルーム床材3との間の隙間に木片22
を噛ませる。この状態で前側のユニットブラケット7を
外す。この時、E/Cユニットは木片22にて下方より
支持されている。次に、後側のユニットブラケット7を
外す。こうして、E/Cユニットがユニットブラケット
7・7より外れ、更にコンプレッサーブラケット14よ
りボルト15・15・・・を抜いて、コンプレッサーC
を取り外すことができるのである。 【0023】このようにE/Cユニットを取り付けたエ
ンジンルーム1b内において、その上部には、正面視図
1又は図2、平面視図9のように、吸気ダクト23・2
4・25が配設されていて、該吸気ダクト25とエアク
リーナーACの間にホースを連結して、該エアクリーナ
ーACから更にホースをエンジンEに付設したミキサー
26に連結して、エンジンEに吸気している。吸気ダク
ト23は枠体1の左側面に対峙していて、吸気口を設け
ている。そして、エンジンE始動用のトランス27を吸
気ダクト23に近傍に配設するとともに、該トランスに
接続する整流器28を該吸気ダクト23に付設してい
る。 【0024】従来は、図7及び図8の如く、整流器28
は、コンパクト化のためにトランス27に直接取り付け
られており、また、トランス27の配設位置は、必ずし
も冷却効果の高い位置には配設されていないため、トラ
ンス27本体と整流器28本体の発熱が抑制されず、耐
久性に問題があったので、整流器28は大容量のものを
使用しなければならなかった。しかし、図9図示の本実
施例では、整流器28は、吸気ダクト23に付設するこ
とで、常に吸気が当たって冷却され、耐久性が増し、大
容量とする必要がなくなり、コスト安となる。 【0025】また、エンジンEの排気は、図12、図1
3の如く、エンジンルーム1bより熱交換室1aへと上
方に排気管52を延設し、ドレンフィルターDFを介し
て、室外ファン40の外気吸入口より排出される。該ド
レンフィルターDFは、排気中の有害物質を中和して水
とともにドレンし、清浄化した排気を排出するためのも
のである。この構成について、図19より説明すると、
上方開口状で、上端の口径を下端口径よりも大きくした
形状の排気外管54内において、下端を排気管52に連
結する排気内管53を、該排気外管54の底部より導入
して配管しており、該排気外管54の底部にはドレン排
出口54aを、側面下端寄り部位にはドレン排出口54
bを開口している。また、排気外管54内において、該
排気内管53上端は該排気外管54の上端位置よりも低
くなっており、該排気内管53上端よりや低い位置にお
いて、複数の連通孔55a・55a・・・を穿設する水
平状の隔壁55を配設しており、該隔壁55下面と、該
排気外管54の内側面及び底部上面と、該排気内管53
の外側面とで囲まれた室内に中和剤56(方解石(Ca
CO3 ))が充填されている。 【0026】以上のような構成のドレンフィルターDF
において、排気中のドレン分離過程を説明すると、ま
ず、室外機のエンジンEより排気管52を介して排気内
管53に排気ガスが導入され、該排気内管53上端より
上方に排出される際に、排気ガス内の水分が排気外管5
4の内壁面を伝って降下し、隔壁55上に落ち、更に連
通孔55aを通って中和剤56内に浸入する。中和剤5
6にて中和された水分はドレン排出口54aかドレン排
出口54bより排出されるのである。 【0027】なお、排気外管54は、口径の広い上端部
の内側に、別の排気外管54の底部を嵌入することによ
って、複数個のドレンフィルターDFを接続可能となっ
ている。一つ一つのドレンフィルターDFの容量が一定
であっても、複数個のドレンフィルターDFを接続する
ことによって、大容量の排気中のドレン分離が可能とな
るのである。このようにドレンフィルターDFを複数個
接続する場合には、上方に接続される。排気に関しては
下流側、ドレンに関しては上流側になる。ドレンフィル
ターDFのドレン排出口54bが、下方に接続したドレ
ンフィルターDFの排気外管54により閉塞されて、ド
レンが漏れないようになっている。このために、ドレン
排出口54bは、排気外管54の側面下端寄りに穿設さ
れている。また、上方接続側のドレンフィルターDFの
ドレン排出口54aは閉栓せずに開口させることによっ
て、上方接続側のドレンフィルターDFからのドレンを
下方接続側のドレンフィルターDF内に流し、最下部に
接続したドレンフィルターDFのドレン排出口より一括
してドレン排出させることができる。なお最下部のドレ
ンフィルターDFのドレン排出口は、排出口の位置関係
から、ドレン排出口54a・54bのうち、どちらを選
んでもよい。 【0028】次に、室外機の換気室1c内の構成につい
て図10及び図11より説明する。換気室1c部位にお
ける枠体1の前面には、横長状に開口部を有するフィン
1dが形成されていて、この部位より外気が換気室1c
内に導入される。換気室1c内はエンジンルーム1bと
隔壁29にて隔絶されていて、フィン1d部分より吸入
した外気にて略外気温度と等しい温度に保持されてお
り、この換気室1c内に図1及び図2に示すように、燃
料ガス管30、レギュレーター31、リキッドレシーバ
ー32、アキュムレーター33が配設されている他、各
種の電磁弁や、冷媒系、ガス系、冷却水系の各ストップ
バルブ、サイトグラスSG等を配設している。また、最
下部には前記換気ファン5が配設されていて、フィン1
dから導入された外気を、前記の如く床下部材2内の冷
却風ダクト室2a内に導入する。 【0029】また、換気室1c内のフィン1d近傍で、
換気ファン5の吸込み側には外気温度センサーTSが配
設されている。外気温度は、室内温度との比較におい
て、暖房設定としたり冷房設定としたりするのに必要な
検出値であり、この部位に外気温度センサーSを配設す
れば、常時外気が吸入されていて、外気に最も近い部位
であり、更に、エンジンルーム1bより隔絶されている
ので、如何なる場合にも外気温度と検出値との誤差が極
めて少なくなる。 【0030】次に、熱交換室1a内の構成について図1
2乃至図13より説明する。熱交換室1aを形成する枠
体1の側面及び前後面には、平面視L型の熱交換器34
が、熱交換器フレーム35にて支持されて、二個配設さ
れており、該熱交換器34に冷媒管が配管されている。
前面にはラジエーターRも熱交換器34と平行状に配設
されている。また、エンジンルーム1b上方部位におけ
る前後中央付近には、エンジン余熱を回収する廃熱回収
器36が配設されていて、その前部に冷却水ポンプ37
を介設する冷却水パイプ38を配管しており、該冷却水
パイプ38は下方のエンジンルーム1b内に導入して、
エンジンEに近接させてエンジン冷却する。また、換気
室1c内より上方に延設されて熱交換室1a内に導入さ
れた冷媒管に電子膨張弁39が介設されている。そし
て、上端は開口されていて、室外ファン40・40にて
外気導入或いは放熱可能となっている。 【0031】更に換気室1c上方部位において、前部に
は制御ボックスCBが配設されている。該制御ボックス
CBは、図12の如く可動式となっており、この構成に
ついて図1、図2及び図12より説明する。制御ボック
スCBの右側にはボックス用ブラケット41が固設され
ており、該ボックス用ブラケット41の上下面に前後長
状の長孔41a・41aが穿設されている。そして、枠
体1の右側面に配設する熱交換器34を支持する熱交換
器フレーム35の前端に水平状のブラケット42・42
を上下に設け、該ボックス用ブラケット41を上下より
挟持し、ボルト43・43を該ブラケット42・42の
ボルト孔と該ボックス用ブラケット41の上下長孔41
a・41aに嵌挿する。 【0032】通常時の制御ボックスCBを熱交換室1a
内に収納した状態(図1の状態)においては、該ボック
ス用ブラケット41の長孔41a・41aの最前部にボ
ルト43・43が嵌挿されて螺止され、一方、制御ボッ
クスCBの底部左端寄りにはボルト孔が穿設されてい
て、エンジンルーム1bと換気室1cとを隔絶する隔壁
29の上端に水平状にブラケット44を固設し、該ブラ
ケット44のボルト孔より制御ボックスCBのボルト孔
にボルト45を嵌挿螺止して、該制御ボックスCBを固
定している。 【0033】そして、熱交換室1a内で、制御ボックス
CBより後方にある電子膨張弁39等にメンテナンス作
業を施すため、該制御ボックスCBを除去して熱交換室
1a内を開放状にしたい時には、ボルト45を抜き、ボ
ルト43・43の螺止を緩めて、該ボルト43・43を
長孔41a・41a内にて摺動させるようにして、該制
御ボックスCBを前方に引っ張り出す。やがて、長孔4
1a・41aの最後部位にボルト43・43が到達する
と、該ボルト43・43を支点として、制御ボックス及
びボックス用ブラケット41を前方に回動する。回動後
は、ボルト43・43を締めると、制御ボックスCBが
回動した位置、即ち図12中のCB’されていた電子膨
張弁39等の部材が、図2の状態に開放され、前方より
メンテナンス作業を施すことができるのである。 【0034】なお、制御ボックスCB内では、各電磁弁
や電子膨張弁からのワイヤを、ワイヤハーネスを介して
接続しているが、ワイヤの長さを充分に取っておけば、
前方摺動させ、更に回動させたCB’位置まで移動させ
ても、ワイヤハーネスを取り外す手間が要らない。即
ち、電子膨張弁39等のメンテナンス作業時には、ワイ
ヤ断続作業はいらず、制御ボックスCBの移動作業だけ
で済む。また、ワイヤの長さも、該移動位置CB’まで
の移動許容分であれば、それほど長く取る必要もない。
もし制御ボックスCBが、このような可動式でなく、熱
交換室1a内の収納位置にボルト等で固定させていたも
のであれば、メンテナンス作業に際して、ボルトを解除
した後、制御ボックスCBをどこか別の位置に置いてお
かなければならず、ワイヤ断続を不要とすべくワイヤの
長さを取ろうと思えば、非常に長いものとなり、室外機
内には収納不可能で、実際上、ワイヤ断続作業を余儀な
くされていた。この従来のものから比較すれば、制御ボ
ックスCBを可動式とすることで、格段に、メンテナン
ス作業を容易化できるのである。 【0035】次に、熱交換室1a内における熱交換器3
4と廃熱回収器36との間における冷却水パイプの配管
構成について、図13、図16乃至図18より説明す
る。冷媒管46を内嵌する筒状の廃熱回収器36に、エ
ンジンルーム1bより冷却水Waが導入され、該廃熱回
収器36よりサーモスタットTHに冷却水Waが流出す
る。該サーモスタットTHからは、図13のように、ラ
ジエーターRに導入されるラジエーター導入パイプ47
と、ラジエーターRを経ずに冷却水ポンプ37に導入さ
れる直結パイプ48とに分岐される。ラジエーター導入
パイプ47はラジエーターの入口ヘッダ49に連結され
ており、直結パイプ48は、ラジエーター出口ヘッダ5
0より延設される冷却水パイプ38に連結されている。 【0036】サーモスタットTHは、冷却水Waの温度
を検出し、温度が一定以上であれば熱交換器34におけ
るラジエーターに導入して、冷却水の冷却を図る。しか
し、特に暖房時において、冷却水を過度に冷却すると、
エンジンEの冷え過ぎにより燃焼コストが悪くなる。ま
た、廃熱回収器36に低温の冷却水が導入されるので冷
媒の熱回収が促進されず、暖房効率も悪くなる。よっ
て、サーモスタットTHにおいて、一定温度以下を検出
した場合は、直結パイプ48に冷却水Waを流出して、
ラジエーターRにて冷却せずに直接冷却水パイプ38に
冷却水Waを送っているのである。 【0037】ここで、従来は、図14の如く、廃熱回収
器36より直結パイプ48をラジエーター出口ヘッダ5
0に連結していたことにより、図15に示す如く、ラジ
エーターR内における水との衝突から対流を生じ、該ラ
ジエーター出口ヘッダ50内にて冷却水Waの放熱が起
こり、冷却化されるという不具合があったが、図13、
図16に示す構成では、直結パイプ48は、ラジエータ
ー出口ヘッダ50の下流側の冷却水パイプ38に連結さ
れるので、ラジエーター出口ヘッダ50内で対流を生じ
ることもなく、冷却水Waが冷却されるという不具合は
生じない。 【0038】同様に、冷却水Waをラジエーター出口ヘ
ッダ50にて冷却させずに冷却水ポンプ37へと流出さ
せる手段として、図17の如く、ラジエーター出口ヘッ
ダ50をU字状にしてトラップ50aを設け、その下流
側において、直結パイプ48と一体状にし、この合流部
位より冷却水パイプ38を分岐配管するという構成もあ
る。また、図16と同様にラジエーター出口ヘッダ50
下流側の冷却水パイプ38に直結パイプ48を連結する
構成において、図18の如く、該冷却水パイプ38内に
おける該直結パイプ48との合流部と該ラジエーター出
口ヘッダ50の出口部位との間に、該ラジエーター出口
ヘッダ50から該直結パイプ48との合流部位にラジエ
ーターR内の低温の水が流入するのを防止すべく逆止弁
51を介設して、直結パイプ48より冷却水パイプ38
に導入する冷却水Waがより一層冷却されないようにす
る方法もある。 【0039】室外機の各部構成についての説明は以上で
あり、次に、冷媒系の構成について説明する。まず、図
20及び図21より、冷暖房共通の室外機中の四方弁5
8とコンプレッサーCとの間の冷媒の流通について説明
すると、コンプレッサーCの吐出口Dより吐出される高
圧気体冷媒がオイルセパレーター57を介して四方弁5
8に供給される。一方、四方弁58からはアキュムレー
ター33を介してコンプレッサーCに低圧気体冷媒が供
給される。 【0040】暖房時の冷媒の流れについて図20より説
明する。コンプレッサーCより四方弁58に供給された
高圧気体冷媒は、まず、室内機59へと供給され、室内
熱交換器60にて凝縮液化され、その際に放熱して室内
を暖房し、全開状の室内電子膨張弁61を通って、再び
室外機(枠体)1内に供給され、リキッドレシーバー3
2を介して電子膨張弁39にて膨張気化され、熱交換器
34において外気より気化熱を奪って膨張する。更に廃
熱回収器36にて気化熱を奪って完全に気化され、低圧
気体冷媒となり、四方弁58に至り、その後、アキュム
レーター33を介してコンプレッサーCへと回収され
る。なお、図中、Vは逆止弁、SVは電磁弁、STはス
トレーナー、STVはストップバルブである。 【0041】次に、冷房時の冷媒の流れを図21により
説明する。コンプレッサーCより四方弁58に供給され
た高圧気体冷媒は、室外機内において、廃熱回収器36
を介して熱交換器34へと供給され、外気中に凝縮熱を
放出して凝縮液化され、リキッドレシーバー32へと供
給される。リキッドレシーバー32下流側では、電子膨
張弁39を有する回路と室内機59へと流通する回路と
に分岐しているが、電子膨張弁39を閉弁することによ
り、リキッドレシーバー32より流出された液体冷媒
は、電子膨張弁39を有する回路を通らず、室内機59
へと供給され、室内電子膨張弁61にて膨張し、室内熱
交換器60にて更に膨張気化し、その際に室内より気化
熱を奪って、室内を冷房する。 【0042】こうして、室内熱交換器60にて気化され
た気体冷媒は、再び室外機内に流入して、四方弁58に
至り、その後、アキュムレーター33を経てコンプレッ
サーCに回収される。ここで、電子膨張弁39について
は、従来は、暖房時に開度調節して、リキッドレシーバ
ー32から送られる液体冷媒を膨張して熱交換器34に
送り、冷房時に全開状態にして、熱交換器34側から送
られる液体冷媒をそのまま通過させてリキッドレシーバ
ー32に供給するようにしていたが、本実施例の冷媒回
路では逆止弁V等の配設により、暖房時にのみ冷媒を通
し、冷房時には閉弁して冷媒を通さない構成としている
のである。 【0043】一方、従来より、リキッドレシーバー32
と電子膨張弁39との間から液体冷媒を、低圧気体冷媒
回路におけるアキュムレーター33上流側に送り込むイ
ンジェクション回路が配設されている。これは、冷房時
でコンプレッサー吐出温度が高い場合に、コンプレッサ
ーに悪影響を及ぼすので、コンプレッサー吸入側の低圧
気体冷媒を低圧化(低温化)するためのものであり、従
来は、該インジェクション回路にインジェクション用電
磁弁を設けて、必要時に開弁する構成としていた。 【0044】しかし、本実施例では、電子膨張弁39は
冷房時には閉弁し、冷媒本流の流通に関しては不要とな
っているので、これを活用すれば、インジェクション用
の電磁弁も不要となる。即ち、電子膨張弁39下流側に
おいて、熱交換器34からの回路と合流する冷媒本流の
回路と、室内機59から流入される冷媒回路の四方弁5
8上流側に合流するインジェクション回路IRとを分岐
させており、インジェクション回路IRには、電子膨張
弁39側への流れを阻止すべく逆止弁Vのみ介設してい
て、該インジェクション回路IRへの冷媒導入は、電子
膨張弁39のみで行うようしている。即ち、冷房時で、
コンプレッサー吐出温度が異常高温の場合のみ、電子膨
張弁39を開弁して、インジェクション回路IRに冷媒
を通過させるのである。 【0045】本実施例における冷媒回路においては、こ
のように、インジェクション用の電磁弁を電子膨張弁に
て代用する他、冷媒回路の合流、分岐構成と、逆止弁V
・V・・・の配設位置を工夫することによって、電磁弁
SVの数を極端に削減している(本実施例では、一個に
なっている。)。電磁弁SVは制御ボックスCBにて自
動制御されるものであるが、制御点数が減少して、故障
の軽減にも繋がり、ワイヤハーネスや電磁弁の組立用の
コストも削減される。 【0046】最後に、暖房効率向上のための室外ファン
制御について説明する。室外機においては、室外ファン
40の駆動に関係なく、ラジエーターRやエンジンルー
ム1bからのエンジン廃熱が放出されている。外気が非
常に低温の場合は、その上に室外ファン40を運転する
と、却って低温の外気が取り込まれて、室外機内が異常
低温化し、エンジンの駆動効率が悪くなる。そこで、従
来は、一定温度(例えば0℃)以下になれば、自動的に
室外ファン40を駆動停止して、室外機内の低温化を防
止していた。 【0047】しかし、これは、コンプレッサーの運転領
域全般(最小吐出容量MIN〜最大吐出容量MAX)に
わたって暖房効率を考慮したものではなく、例えば室外
ファン40を0℃未満で駆動停止する制御とした場合
に、0℃未満でも室外ファン40を運転して暖房効率が
上がる場合もあれば、0℃以上でも室外ファン40を停
止した方が暖房効率が向上する場合もある。これは、コ
ンプレッサーCの吐出容量に左右されるものである。 【0048】そこで、図22の如く、外気温度(℃)と
コンプレッサー吐出容量(圧縮容量)との関係から、室
外ファン40を駆動すれば暖房効率が低下する境界を導
き出してグラフ化する(図中X)。図中、斜線部分は、
室外ファン40を駆動すると暖房効率が低下する部位で
ある。これをマップ化して、制御ボックスCB内の制御
部において記憶し、外気温度と圧縮容量との関係が、斜
線部位に入る状態なら室外ファン40駆動用のモーター
をOFF、それ以外ならONするようにして制御する。
このように構成することで、実際の外気温度と圧縮容量
に則して最適の暖房効率が確保される。 【0049】 【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏する。即ち、エンジンヒートポンプ
の室外機における床下構造を、エンジンヒートポンプの
室外機1の下方構造において、床に載置する最下部には
据付脚材2dを付設した床下部材2を配置し、該床下部
材2はプレス成形により形成し、該床下部材2の上面の
一側にはエンジンルーム床材3をボルト締止し、床下部
材2と床材3とにより、床材3の下方に冷却風ダクト室
2aとし、該床材3の上に防振ゴム6をボルト締止し、
該防振ゴム6の上にエンジンE及びコンプレッサーCよ
りなるユニットを取り付けるユニットブラケット7を配
設し、前記防振ゴム6の固定位置側方には、該床下部材
2に防振ゴム冷却用孔2bを、同じく床材3にも防振ゴ
ム冷却用孔3aを開孔し、前記コンプレッサーCの駆動
ベルト9の配置部下方位置には、該床下部材2にベルト
冷却用孔2cを開孔し、同じく床材3にもベルト冷却用
孔3bを開孔したので、製造コストが安く、構成が簡単
な床下構造を有し、設置が容易で、騒音が低く、また、
エンジン及びコンプレッサーを支持する防振ゴムや駆動
ベルトの耐久性が高いエンジンヒートポンプの室外機が
提供できる。 【0050】また、エンジンヒートポンプの室外機にお
けるエンジン及びコンプレッサー取付構造において、
ニットブラケット7は平面視L状に曲折した垂直状の板
材であり、二つのユニットブラケット7・7を互いに反
転状にしてボルト11にて前後につなぎ合わせ、平面視
U字状のブラケットとし、同形状の二分割構成で、上下
端は曲折して水平状部7a・7aを形成したので、エン
ジン及びコンプレッサーのブラケットからの脱却が容易
であり、また、ブラケット自体が同形状のものを二分割
したものなので、異なる構成のものを二つ用意する必要
がなく、即ち、一つの成形型でブラケットを構成可能
で、製造コストが抑えられる。そして、防振ゴムを直接
取り付け可能なので、従来の如く防振ゴム用ブラケット
や機関台を設置する必要がなく、部品点数が削減され、
低コスト化、コンパクト化に貢献するのである。
【図面の簡単な説明】 【図1】エンジンヒートポンプの室外機を前面開放した
状態の正面図である。 【図2】同じく制御ボックスを離脱させて熱交換室1a
全体を前面開放した状態の正面図である。 【図3】室外機の床下構造の組立方法を示す正面断面図
である。 【図4】エンジンルーム1bにおけるE/Cユニット取
付構成を示す平面図である。 【図5】同じく側面図である。 【図6】同じく側面図である。 【図7】従来のエンジン始動用の整流器を付設したトラ
ンスの平面図である。 【図8】同じく側面図である。 【図9】エンジン始動用トランス27の整流器28を吸
気ダクトの吸込口に配設した構成を示すエンジン吸気系
の平面図である。 【図10】室外機内の室構成を示す斜視図である。 【図11】換気室1cの側面略図である。 【図12】熱交換室1aの内部平面図である。 【図13】同じく内部側面図である。 【図14】従来の直結パイプ48をラジエーター出口ヘ
ッダ50に連結した構成を示す図である。 【図15】図14の構成におけるラジエーター出口ヘッ
ダ50内及びラジエーターR内での冷却水の対流を示す
図である。 【図16】直結パイプ48をラジエーター出口ヘッダ5
0下流側の冷却水パイプ38に連結した構成を示す図で
ある。 【図17】ラジエーター出口ヘッダ50下端にトラップ
を構成し、その他端と直結パイプ49とを一体として冷
却水パイプ38を分岐させた構成を示す図である。 【図18】図17の構成において、逆止弁51を設けた
構成を示す図である。 【図19】排気管に連結するドレンフィルターDFの内
部構成を示す正面断面図である。 【図20】暖房時の冷媒流動を示す冷媒回路図である。 【図21】冷房時の冷媒流動を示す冷媒回路図である。 【図22】外気温度と圧縮容量との関係から室外ファン
のON・OFF制御をするための境界を示すグラフ図で
ある。 【符号の説明】 E エンジン C コンプレッサー R ラジエーター CB 制御ボックス TS 温度センサー TH サーモスタット 1 室外機(枠体) 1a 熱交換室 1b エンジンルーム 1c 換気室 d フィン 2 床下部材 2a 冷却風ダクト室 2b 防振ゴム冷却用孔 2c ベルト冷却用孔 2d 据付脚材 3 エンジンルーム床材 3a 防振ゴム冷却用孔 3b ベルト冷却用孔 4 換気室床材 4a 傾斜部 5 換気ファン 6 防振ゴム 7 ユニットブラケット 9 駆動ベルト 14 コンプレッサーブラケット 34 熱交換器 35 熱交換器フレーム 36 廃熱回収器 37 冷却水ポンプ 38 冷却水パイプ 39 電子膨張弁 40 室外ファン 41 ボックス用ブラケット 41a 長孔 42 ブラケット 43 ボルト 44 ブラケット 45 ボルト 48 直結パイプ 50 ラジエーター出口ヘッダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大田 良和 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マーディーゼル株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−306851(JP,A) 特開 平5−34036(JP,A) 実開 昭59−13981(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 5/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジンヒートポンプの室外機1の下方
    構造において、床に載置する最下部には据付脚材2dを
    付設した床下部材2を配置し、該床下部材2はプレス成
    形により形成し、該床下部材2の上面の一側にはエンジ
    ンルーム床材3をボルト締止し、床下部材2と床材3と
    により、床材3の下方に冷却風ダクト室2aとし、 該床材3の上に防振ゴム6をボルト締止し、該防振ゴム
    6の上にエンジンE及びコンプレッサーCよりなるユニ
    ットを取り付けるユニットブラケット7を配設し、 前記防振ゴム6の固定位置側方には、該床下部材2に防
    振ゴム冷却用孔2bを、同じく床材3にも防振ゴム冷却
    用孔3aを開孔し、 前記コンプレッサーCの駆動ベルト9の配置部下方位置
    には、該床下部材2にベルト冷却用孔2cを開孔し、同
    じく床材3にもベルト冷却用孔3bを開孔し、 前記ユニットブラケット7は平面視L状に曲折した垂直
    状の板材であり、二つのユニットブラケット7・7を互
    いに反転状にしてボルト11にて前後につなぎ合わせ、
    平面視U字状のブラケットとし、同形状の二分割構成
    で、上下端は曲折して水平状部7a・7aを形成した
    とを特徴とするエンジンヒートポンプの室外機。
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