JP3991752B2 - 自動車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の側面衝突時や横転時等にサイドドアの窓等に沿って膨張するバッグを有する自動車乗員頭部の保護装置を備えた自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のタイプの自動車乗員頭部の保護バッグはWO96/26087に記載されており、とくにそのFIG1及びFIG9に示されている。この公知のバッグの内部は、バッグの上縁に沿ってバッグの前端部から後端部まで延在するダクト部と、該ダクト部に連なり下方に向って延びる多数のセル部とからなる。
【0003】
WO96/26087のバッグにあっては、ガスはダクト部の車両後端側からダクト部内に流入し、車両後方側のセル部から順番に膨張するようになるため、前端側のセル部が後端側のセル部に比べかなり遅れて膨張する。
【0004】
別のタイプの頭部保護バッグとして、バッグの下辺に沿って設けられたチューブ部と、このチューブ部の上側に連なるカーテン部とを有したものが考えられている。
【0005】
後者の保護バッグは、Aピラーからルーフサイドを経てCピラーにかけて配置されている。この保護バッグにあっては、ガス発生器からチューブ部にガスが導入されると、チューブ部が膨張しチューブ部の長さが短くなり、チューブ部がAピラーの下部とCピラーとの間に緊張して架設された状態となる。また、チューブ部がこのようにAピラーとCピラーとの間に架設されるように膨張することにより、カーテン部が窓に沿って展開する。このタイプの頭部保護バッグは、膨張したときに、チューブ部がBピラーに設けられシートベルトアンカレッジよりも下方に配置されるようになり、シートベルトアンカレッジやシートベルトと干渉するおそれがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、チューブ部とカーテン部とを有した頭部保護バッグの該チューブ部がシートベルトアンカレッジやシートベルトと干渉しない頭部保護バッグを有した頭部保護バッグ装置を備えた自動車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動車乗員頭部の保護バッグと、該保護バッグを膨張させるためのガス発生器とを有する自動車乗員頭部の保護装置を備えた自動車であって、該バッグは、自動車の室内の天井部と側面部との交叉隅部付近に配置され、前部がAピラーの下部に連結され、後部がピラーの下部に連結され、ガス発生器からのガスによって該側面部に沿って下方に膨張する自動車において、該バッグは、該バッグの上辺部に沿って延在し、前記ガス発生器からのガスによって膨張するチューブ部と、該チューブ部の下側に連なるカーテン部とを備えてなり、該チューブ部は、膨張した状態において、自動車のBピラーの上方部に取り付けられる中間部がそれよりも前方のチューブ部及び後方のチューブ部よりも高位となる形状を有しており、自動車のBピラーにはシートベルトアンカレッジが設けられており、該バッグが膨張した状態において、チューブ部の前記中間部は該シートベルトアンカレッジよりも高位となることを特徴とするものである。
【0008】
かかる本発明の自動車にあっては、ガス発生器が作動して頭部保護バッグが膨張した場合、チューブ部が膨張し、該チューブ部の長さが短くなり、チューブ部がAピラーとBピラーよりも後方のルーフサイド又はCピラーとの間に緊張して架設される。このチューブ部はカーテン部の上側になるので、チューブ部がBピラーのシートベルトアンカレッジと干渉しにくい。
【0009】
本発明では、該チューブ部は、膨張した状態において、自動車のBピラーの上方部に取り付けられる中間部それよりも前方及び後方のチューブ部よりも高位とし、チューブ部をBピラーのシートベルトアンカレッジよりも上位となるように膨張させるようにしている。これによりチューブ部とシートベルトアンカレッジやシートベルトとの干渉が防止される。なお、カーテン部は、保護バッグが膨張してもチューブ部ほどには剛直にならないので、シートベルトアンカレッジやシートベルトには干渉しない。
【0010】
本発明では、カーテン部がガス発生器からのガスにより厚みを増すように膨張するよう構成されてもよい。この厚みを増すように膨張したカーテン部は、乗員の頭部の衝撃を吸収する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1は実施の形態に係る自動車車内の右側面を示す図であり、(a)図は保護バッグの膨張前の状態を示し、(b)図は保護バッグの膨張後の状態を示している。図2は図1のII−II線断面図、図3は保護バッグの膨張展開図、図4は図3のIV−IV線断面図である。
【0012】
この保護バッグ1は、室内側シート2と窓側シート3とを重ね合わせ、これらシート2,3同士を縫合部4,5,6等の結合部により結合することにより、保護バッグ1の上辺部に沿うチューブ部7と、該チューブ部7に連なり該チューブ部7の下側に展開可能なカーテン部8とを形成したものである。このチューブ部7は、保護バッグ1が膨張した状態において、長手方向の中間部(Bピラー付近に配置される部分)が最も高位となり、それから前方及び後方に向って次第に下位となる「へ」字形状の膨張展開形状を有する。
【0013】
シート2,3の長手方向の中間付近の上辺からは上方に突片部9が突設され、この突片部9にボルトやリベット等の挿通用の小孔10が設けられている。
【0014】
チューブ部7内には、該チューブ部7内の長手方向のほぼ全域にわたって延在する編筒11が収納されている。この編筒11は、シート2,3よりも気密性の高い、また伸長しない布材等の素材にて構成されている。この編筒11の両端はチューブ部7の両端に縫合等により結合されている。
【0015】
この編筒11内にガスを供給するようにガス発生器(図示略)が設置されている。このガス発生器は、Aピラー20、Cピラー22、ルーフサイドレール21のいずれの箇所に設けられてもよい。ガス発生器は2箇所以上に設けられてもよい。ガス発生器は、そのガス噴出口を編筒11内に差し込むように設置されてもよく、ダクト部材を介してガスを編筒11内に送り込むように設置されてもよい。後者の場合、ガス発生器はAピラー、Cピラー及びルーフサイドレール以外の箇所に設置されてもよい。
【0016】
このガス発生器からのガスの一部はカーテン部8にも供給され、カーテン部8はこのガスにより厚みを増すように膨張可能とされている。ただし、カーテン部8の膨張厚みが過大とならないようにするために、カーテン部8にはシート2,3同士を部分的に結合する縫目12が施されている。なお、この縫目12は環状となっているが、線状などであってもよい。
【0017】
なお、チューブ部7の内周面と編筒11の外周面との間に若干の空隙が存在しているが、編筒11がチューブ部7の内周面に密着してもよい。チューブ部7内にもガス発生器からのガスの一部が導入されてもよい。また、編筒11に小孔を設け、この小孔を介してチューブ部7内にガスが供給されるようにしてもよい。チューブ部7内とカーテン部8内とが連通されるように縫合部5に途切れ部分が設けられてもよい。
【0018】
この保護バッグ1の前端(チューブ部7の前端)からは短いベルト13が突設されている。
【0019】
チューブ部7の後端からはベルト14が後方に突設され、カーテン部8の後部下端からはベルト15が後方に突設されている。ベルト13,14は、保護バッグ1を構成するシート2,3に連なってもよく、編筒11に連なってもよい。
【0020】
この保護バッグ1は、細長く折り畳まれ、図1(a)に示すように、Aピラー20、ルーフサイドレール21及びCピラー22に沿って配置される。そして、ベルト13の先端がAピラー20の下部に留め付けられ、ベルト14,15の先端がCピラー22の下部に留め付けられ、突片部9がルーフサイドレール21に留め付けられる。
【0021】
車体に設置されたこの保護バッグ1は、カバー部材によって覆われる。このカバー部材は、保護バッグ1が膨張するときには、室内側に開き出すか又は破れて保護バッグ1の膨張を許容するよう構成されている。
【0022】
自動車のBピラー23の上部にはシートベルトアンカレッジ24が設けられ、シートベルト25が該シートベルトアンカレッジ24に掛けられている。符号26は前部座席、27は後部座席を示す。
【0023】
このように保護バッグ1を備えた自動車が側面衝突あるいは横転等の緊急事態に遭遇した場合、ガス発生器が作動して保護バッグ1が膨張を開始する。この保護バッグ1はカバー部材を押し開けて自動車室内に膨張する。この膨張に際しては、まず編筒11が主として膨張し、これにより保護バッグ1がカバー部材を押し開けて自動車室内に出る。編筒11がガス発生器からのガスによりさらに膨張し、これにより編筒11の長さが短くなろうとする。これにより、編筒11及びチューブ部7はAピラー20の下部とCピラー22の下部との間にピンと張った状態となる。
【0024】
この編筒11及びチューブ部7の膨張展開と共に、カーテン部8もチューブ部7の下側に展開する。カーテン部8はベルト13,15を介してAピラー20及びCピラー22に連結されているため、両ピラー20,22間にピンと張るように展開する。前記のように、このカーテン部8内にもガス発生器からのガスの一部が導入されることにより、カーテン部8はその厚みを増すように膨張する。
【0025】
この実施の形態にあっては、図1(b)の通り、この保護バッグ1が最大限まで膨張した状態において、チューブ部7の長手方向中間部はシートベルトアンカレッジ24の上位に位置し、シートベルトアンカレッジ24及びそれよりも下方領域にはカーテン部8が展開する。
【0026】
このカーテン部8は、編筒11を有したチューブ部7に比べて膨張時の張力が小さい。即ち、チューブ部7ほどには強くピンとは張らない。そのため、このカーテン部8がシートベルト25に重なりあってもシートベルト25を押し下げたり、窓側に引き寄せたりすることがない。従って、シートベルト25は十分に乗員拘束性能を発揮する。
【0027】
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明はこれに限定されるものではない
【0028】
記実施の形態では編筒11を用いているが、編筒11は省略されてもよい。
【0029】
本発明では、保護バッグが図示よりも多くの箇所でA,Cピラーやルーフサイドレールに留め付けられてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によると、側面衝突時等に乗員を十分に保護することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る自動車車内の右側面を示す図であり、(a)図は保護バッグの膨張前の状態を示し、(b)図は保護バッグの膨張後の状態を示している。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】保護バッグの膨張展開図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【符号の説明】
1 保護バッグ
2,3 シート
4,5,6 縫合部
7 チューブ部
8 カーテン部
13,14,15 ベルト
20 Aピラー
21 ルーフサイドレール
22 Cピラー
23 Bピラー
24 シートベルトアンカレッジ
25 シートベルト

Claims (2)

  1. 自動車乗員頭部の保護バッグと、該保護バッグを膨張させるためのガス発生器とを有する自動車乗員頭部の保護装置を備えた自動車であって、
    該バッグは、自動車の室内の天井部と側面部との交叉隅部付近に配置され、前部がAピラーの下部に連結され、後部がピラーの下部に連結され、ガス発生器からのガスによって該側面部に沿って下方に膨張する自動車において、
    該バッグは、該バッグの上辺部に沿って延在し、前記ガス発生器からのガスによって膨張するチューブ部と、
    該チューブ部の下側に連なるカーテン部と
    を備えてなり、
    該チューブ部は、膨張した状態において、自動車のBピラーの上方部に取り付けられる中間部がそれよりも前方のチューブ部及び後方のチューブ部よりも高位となる形状を有しており、
    自動車のBピラーにはシートベルトアンカレッジが設けられており、該バッグが膨張した状態において、チューブ部の前記中間部は該シートベルトアンカレッジよりも高位となることを特徴とする自動車。
  2. 請求項1において、該カーテン部はガス発生器からのガスにより厚みを増すように膨張可能であることを特徴とする自動車乗員頭部の保護バッグ。
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