JP3991734B2 - 車高調整装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検出した車両の状態に基づいて、車輪に対する車体の高さを調整する車高調整装置に関し、油圧機構、エア圧機構あるいは電動モータ機構等あらゆる種類のアクチュエータを使用する車高調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体の高さを調整する車高調整装置に関する公知の従来技術として、特開平4−185517号公報がある。これには、車両のイグニッションがオフされた後も、所定時間だけ車高調整を行い、車両のドアロックの施錠を検出したときに、車高調整を停止する車高調整装置が開示されている。
【0003】
この従来技術によって、車両のイグニッションがオフされた後にも、乗員の降車あるいは積荷の積み下ろし等にともなう車高の変化に対応して、車体を適正な高さに調整できる。
【0004】
しかしながら、この従来技術については、車両のドアロックの施錠を検出するまで車高調整が行われるため、イグニッションがオフされた後、乗員が仮眠等で車室内に長時間留まるような場合、車高調整装置の長時間にわたる制御作動によって、車両電源の電力使用量が増大して電源に対する負担が増加するという問題がある。
【0005】
また、車両電源の負担を考慮して、イグニッションがオフされた後に車高調整制御を行う時間を比較的短時間にした場合、車両停止後の車両からの積荷の積み下ろし等に対応できず、積みおろした後の車高が適正値より上昇してしまうという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、車両のイグニッションをオフした後の車高調整を適正に行うことを目的とする。
【0007】
本発明の第1の課題は、イグニッションがオフされた後の車両電源の負担を軽減する車高調整装置を提供することである。
【0008】
本発明の第2の課題は、イグニッションがオフされた後にも、車高調整を確実に行える車高調整装置を提供することである。
【0009】
【発明の概略】
本発明の第1の課題については、第1発明において、車体と車輪との間に介装され、車輪に対する車体の上下位置を調整する車高調整手段、車両の状態を検出する車両状態検出手段、および前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記車高調整手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は車両のイグニッションがオフされた後も、前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記車高調整手段を制御する車高調整装置において、更に、車両のイグニッションスイッチがオフされた後の前記車高調整手段の作動回数を検出する作動回数検出手段を備え、前記制御手段は、前記作動回数検出手段によって検出された作動回数が所定回数以上であるとき、前記車高調整手段の制御を停止する車高調整装置とした。
【0010】
前記構成によれば、車両のイグニッションがオフされた後に、前記作動回数検出手段によって検出された作動回数が所定回数以上であるとき、前記車高調整手段の制御を停止することとしたため、イグニッションがオフされた後に過剰に電源のエネルギーが使用されることがなく、車両電源の負担を軽減し、車両電源上がり等の発生しない車高調整装置とすることができる。特に、車両の電源の負荷を直接検出する手段を必要とせずに、車両電源の負担を軽減する車高調整装置とすることができる。
【0014】
また、更に、その変形として第2発明において、車体と車輪との間に介装され、車輪に対する車体の上下位置を調整する車高調整手段、車両の状態を検出する車両状態検出手段、および前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記車高調整手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は車両のイグニッションがオフされた後も、前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記車高調整手段を制御する車高調整装置において、更に、車両のイグニッションがオフされた後の前記車高調整手段の作動電力を検出する作動電力検出手段を備え、前記制御手段は、前記作動電力検出手段によって車両のイグニッションがオフされた後の前記車高調整手段の作動電力が大きいことが検出された場合、前記車高調整手段の作動を停止する車高調整装置とした。
【0015】
前記構成によれば、前記作動電力検出手段によって車両のイグニッションがオフされた後の前記車高調整手段の作動電力が大きいことが検出された場合、前記車高調整手段の作動を停止することとしたため、更に、車両の電源の負荷を正確に検出して、過剰に電源のエネルギーを使用することがなく、車両電源の負担を軽減する車高調整装置とすることができる。
【0016】
また、車両の電源の負荷が大きくなる方向のみの前記車高調整手段の作動を停止するようにすれば、車両の電源の負担の軽減と車高調整制御を、ある程度両立することができる。
【0017】
本発明の第2の課題については、第3発明において、車体と車輪との間に介装され、車輪に対する車体の上下位置を調整する車高調整手段、車両の状態を検出する車両状態検出手段、前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて目標車高範囲を設定する目標車高範囲設定手段、および現在の車高が前記目標車高範囲設定手段によって設定された目標車高範囲から逸脱していると判断した場合、前記車高調整手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は車両のイグニッションがオフされた後も、現在の車高が前記目標車高範囲設定手段によって設定された目標車高範囲から逸脱していると判断した場合、前記車高調整手段を制御するとともに、車両のイグニッションがオフされた後に、車高が目標車高範囲から逸脱していないと判断される時間が所定時間だけ継続した場合、前記車高調整手段の制御を停止する車高調整装置において、前記制御手段は、前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記所定時間を延長する車高調整装置とした。
【0018】
前記構成によれば、前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記所定時間を延長することとしたため、イグニッションがオフされた後に、車両からの積荷の積み下ろし等が行なわれても、その後に車高調整を確実に行える車高調整装置とすることができる。
【0019】
また、その下位概念の発明として、前記制御手段は、前記車両状態検出手段によって車両のドアの開状態が検出されたとき、前記所定時間を延長する第3発明の車高調整装置とした。
【0020】
前記構成によれば、前記車両状態検出手段によって車両のドアの開状態が検出されたとき、前記所定時間を延長することとしたため、車両のイグニッションがオフされた後の車両からの積荷の積み下ろし等を正確に検出し、車高調整を確実に行える車高調整装置とすることができる。
【0021】
また、その変形として第4発明において、車体と車輪との間に介装され、車輪に対する車体の上下位置を調整する車高調整手段、車両の状態を検出する車両状態検出手段、および前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記車高調整手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は車両のイグニッションがオフされた後も、所定時間だけ前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記車高調整手段を制御する車高調整装置において、前記制御手段は、前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記所定時間を延長する車高調整装置とした。
【0022】
前記構成によれば、前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記所定時間を延長することとしたため、イグニッションがオフされた後に、車両からの積荷の積み下ろし等が行われても、その後に車高調整を確実に行える車高調整装置とすることができる。
【0023】
また、その下位概念の発明として、前記制御手段は、前記車両状態検出手段によって車両のドアの開状態が検出されたとき、前記所定時間を延長する第4発明の車高調整装置とした。
【0024】
前記構成によれば、前記車両状態検出手段によって車両のドアの開状態が検出されたとき、前記所定時間を延長することとしたため、車両のイグニッションがオフされた後の車両からの積荷の積み下ろし等を正確に検出し、車高調整を確実に行える車高調整装置とすることができる。
【0025】
また、同じくその下位概念の発明として、前記制御手段は、車両の車高調整制御終了の前と、車両の車高調整制御終了の後とによって前記所定時間を変化させる第4発明の車高調整装置とした。
【0026】
前記構成によれば、車両の車高調整制御終了の前と、車両の車高調整制御終了の後とによって前記所定時間を変化させる前記構成をとることとしたため、車両のイグニッションがオフされた後の、車両の車高調整を行う所定時間をより適正に設定できる車高調整装置とすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明による車高調整装置のシステムを表す図であり、図において各構成要素を接続する単一の実線は電気的な接続を、2本の実線はエア管路による接続を表す。
【0028】
図において、制御装置2は主にマイクロプロセッサから構成され、車両のイグニッションスイッチ26(後述する)を介することなく、電源リレー4を介して電源Eと接続されている。従って、制御装置2は、車両のイグニッションスイッチ26がオフとされても、電源Eとの接続は保たれる。
【0029】
電源リレー4は、後述するように制御装置2から発信される電源供給停止信号によって開状態となり、制御装置2への電源供給が断たれる。一方、一旦開状態となった電源リレー4は、車両のイグニッションスイッチ26をオフからオン状態とすることによって再び閉状態となり、制御装置2への電源供給を復活させる。
【0030】
車高調整装置のアクチュエータを構成するリア右輪用エアダンパ6およびリア左輪用エアダンパ8は、各々右後輪10および左後輪12と車体(図示せず)との間に設置され、シリンダとシリンダ中に摺動可能に設けられたピストンとの間にエア室を備えており、エア室内の空気量を増減することによって、車両の車高調整を行う。尚、本実施の形態においては、エアダンパ6,8は後輪用のものとしているが、これに限る理由はなく、前輪用とする、あるいは4輪すべてに装着しても構わない。
【0031】
エアダンパ6,8を、選択的にエアコンプレッサ18あるいはエア排出路20に接続する電磁弁14,16は、各々3ポート3位置弁であり、制御装置2からの切換信号によって切換えられ、位置14a,16aにおいてエアダンパ6,8のエア室をエア排出路20に接続し、位置14b、16bにおいてエアダンパ6,8のエア室をエア排出路20およびエアコンプレッサ18から遮断し、位置14c,16cにおいてエアダンパ6,8のエア室をエアコンプレッサ18に接続する。
【0032】
エアコンプレッサ18は車高調整装置のアクチュエータを構成し、制御装置2からの駆動信号によって駆動され、圧縮空気を電磁弁14,16を介してエアダンパ6,8のエア室に導入する。
【0033】
すなわち、車両の車輪10,12と車体との間に設置されたエアダンパ6,8のエア室内に、エアコンプレッサ18からの圧縮空気が導入されることによって、エアダンパ6,8が伸張して車高が上昇し、逆にエアダンパ6,8のエア室からエア排出路20に向けて空気が排出されれば、エアダンパ6,8が短縮されて車高が下降する。
【0034】
車高センサ22は、例えばエアダンパ6,8近傍に取付けられた変位センサで、車輪に対する車体の高さ(換言すればエアダンパ6,8の伸縮量)を検出し、制御装置2に車高信号を送信する。車体速度センサ24は、例えばトランスミッション等に取付けられたパルスセンサで、車両の車体速度を検出して制御装置2に対し車体速度信号を送信する。
【0035】
イグニッションスイッチ26は、通常車両に設けられているもので、オンされることによってイグニッションスイッチ信号を制御装置2に送信する。ドアカーテシスイッチ28は、通常車両のドアあるいはリアハッチ等に設けられているもので、乗員乗降用のドアあるいは車両のリアハッチの開状態を検出して制御装置2に対しドアカーテシスイッチ信号を送信する。
【0036】
車高制御禁止スイッチ30は、車両に対する作業(例えば車両のタイヤの交換等)のために、一時的に車高調整装置の作動を禁止するためのものであり、乗員によってオンされると制御装置2に対して車高制御禁止信号を発信する。また、これらに加えて、電源Eの電圧を直接に検出し、制御装置2に対して電圧信号を発信する電圧センサを設けてもよい。
【0037】
図2は、本発明の実施の形態による車高調整装置の制御方法を表すジェネリックフローである。図2のステップS201において、制御装置2に対し、車高センサ22からの車高信号、車体速度センサ24からの車体速度信号が常に入力されるとともに、車両のイグニッションがオンされていれば、イグニッションスイッチ26からのイグニッションスイッチ信号が入力され、ドアあるいはリアハッチ等が開状態であればドアカーテシスイッチ28からのドアカーテシスイッチ信号が入力され、また、乗員が車高制御禁止スイッチ30を操作すれば、車高制御禁止スイッチ30からの車高制御禁止信号が入力される。
【0038】
次に、ステップS202において、ステップS201において制御装置2に対して入力された車高信号、車体速度信号、イグニッションスイッチ信号、ドアカーテシスイッチ信号および車高制御禁止信号に基づいて、車両の目標車高範囲を設定する。これは、エアダンパ6および8の各々につき、その伸縮量の範囲を設定することで実現される。その後、ステップS202にて設定した目標車高範囲に従って、ステップS203にて車高調整制御を行う。これは、後述する車高調整終了判定、目標車高範囲逸脱判定、制御装置電源供給判定および車高調整用アクチュエータ駆動判定の内のいくつかで構成されている。
【0039】
図3は本発明の第1の実施の形態による車高調整制御(図2に示したステップS203)を示すフローチャートである。ステップS301において、後述する制御装置2の車高調整終了フラグに基づいて、車高調整が終了しているか否か判定され、車高調整が終了していると判定されると、ステップS302において、イグニッションスイッチ26がオフされているか判定される。ステップS301において車高調整が終了していないと判定されると、ステップS306へと進み、その後、車高調整が完了される。
【0040】
ステップS302において、イグニッションスイッチ26がオフされていないと判定されると、ステップS306において、現在の車高が目標車高範囲内であるか否か判定され、目標車高範囲からはずれている場合、ステップS307へと進み、制御装置2からの制御信号に基づき電磁弁14あるいは16が切換えられ、エアダンパ6あるいは8のエア室に対し、エアコンプレッサ18からの圧縮空気が導入され車高が上昇されるか、あるいはエアダンパ6あるいは8のエア室からエア排出路20へ空気が排出され車高が下降されることによって、所望の車高範囲に調整される。その後、ステップS308へと進み、制御装置2において車高調整終了フラグが立てられる。
【0041】
ステップS302において、イグニッションスイッチ26がオフされていると判定されると、ステップS303において、イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間tOFFが、所定値T1以上であるか否かが判定される。イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間tOFFが、所定値T1以上であれば、ステップS305において、制御装置2からの電源供給停止信号に基づいて、電源リレー4(図1)が開状態となり、制御装置2への電源Eからの電圧供給が停止される。ステップS303において、イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間tOFFが、所定値T1未満であると判定されると、ステップS304へと進む。なお、ここで、所定値T1の値は、イグニッションスイッチ26がオフされた後の車高調整装置のアクチュエータの作動によって、車両の電源の負荷が大きくならないような値に設定される。
【0042】
ステップS304においては、後述する制御装置2の車高調整カウンタに基づいて、イグニッションスイッチ26がオフされた後のアクチュエータ(エアダンパ6,8およびエアコンプレッサ18等)の作動回数nが所定値K以上であるか否か判定される。すなわち、イグニッションスイッチ26がオフされた後の車高調整回数が所定値以上であるか判定される。なお、ここで、所定値Kの値は、イグニッションスイッチ26がオフされた後の車高調整装置のアクチュエータの作動によって、車両の電源の負荷が大きくならないような値に設定される。
【0043】
ステップS304において、イグニッションスイッチ26がオフされた後のアクチュエータの作動回数nが所定値K以上であると判定されると、ステップS305において、制御装置2からの電源供給停止信号に基づいて、電源リレー4が開状態となり、制御装置2への電源Eからの電圧供給が停止され、以後、再びイグニッションスイッチ26がオンされるまで、車高調整装置の作動は停止される。
【0044】
一方、ステップS304において、イグニッションスイッチ26がオフされた後のアクチュエータの作動回数nが所定値K未満であると判定されると、ステップS309において、現在の車高が目標車高範囲内であるか否か判定され、目標車高範囲からはずれていると判定されると、ステップS310へと進み、制御装置2からの制御信号に基づき電磁弁14あるいは16が切換えられ、エアダンパ6あるいは8のエア室に対し、エアコンプレッサ18からの圧縮空気が導入されるか、あるいはエアダンパ6あるいは8のエア室からエア排出路20へ空気が排出されることによって、所望の車高範囲に調整される。その後、ステップS311へと進み、制御装置2において車高調整終了フラグが立てられ、更に、ステップS312において、制御装置2の車高調整カウンタがインクリメントされる。
【0045】
ステップS306あるいはS309において、現在の車高が目標車高範囲内であるか否か判定するとき、目標車高の所定範囲からの逸脱量を積算し、積算値が所定値に達した場合に目標車高からの逸脱を検出してもよい。あるいは、目標車高の所定範囲から逸脱した回数が所定値に達した場合に、目標車高からの逸脱を検出するようにしてもよい。
【0046】
図3に示した本発明の第1の実施の形態においては、イグニッションスイッチ26がオフされた後のアクチュエータの作動回数nが所定値K以上であると判定されるときに、車両の電源の負荷が大きいと判断しているため、電源の負荷を検出するために特別な装置を必要としないという効果を有する。
【0047】
図4は本発明の第2の実施の形態による車高調整制御(図2に示したステップS203)を示すフローチャートである。ステップS401において車高調整が終了しているか否か判定され、車高調整が終了していると判定されると、ステップS402において、イグニッションスイッチ26がオフされているか判定される。ステップS401において車高調整が終了していないと判定されると、ステップS406へと進み、その後、車高調整が完了される。
【0048】
ステップS402において、イグニッションスイッチ26がオフされていないと判定されると、ステップS406において、現在の車高が目標車高範囲内であるか否か判定され、目標車高範囲からはずれている場合、ステップS407へと進み、制御装置2からの制御信号に基づき電磁弁14あるいは16が切換えられ、エアダンパ6あるいは8のエア室に対し、エアコンプレッサ18からの圧縮空気が導入されるか、あるいはエアダンパ6あるいは8のエア室からエア排出路20へ空気が排出されることによって、所望の車高範囲に調整された後、ステップS408へと進み、制御装置2において車高調整終了フラグが立てられる。
【0049】
ステップS402において、イグニッションスイッチ26がオフされていると判定されると、ステップS403において、イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間tOFFが、所定値T1以上であるか否かが判定される。イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間tOFFが、所定値T1以上であれば、ステップS404において、制御装置2からの電源供給停止信号に基づいて、電源リレー4が開状態となり、制御装置2への電源Eからの電圧供給が停止される。テップS403において、イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間tOFFが、所定値T1未満であると判定されると、ステップS405へと進む。なお、ここで、所定値T1の値は第1の実施の形態と同様に、イグニッションスイッチ26がオフされた後の車高調整装置のアクチュエータの作動によって、車両の電源の負荷が大きくならないような値に設定される。
【0050】
ステップS405においては、現在の車高が目標車高範囲内であるか否か判定され、目標車高範囲からはずれている場合、ステップS409へと進む。次に、ステップS409において、現在の車高と目標車高範囲との隔たり、および現在の車高を目標車高範囲内とするために必要とされるアクチュエータ(エアダンパ6,8およびエアコンプレッサ18等)の作動方向(エアダンパ6,8を伸張させるのか短縮させるのか)に基づいて、アクチュエータが作動するために必要とされる消費電力waが算出され、必要とされる消費電力waが所定値W以上であるか否か判定される。なお、ここで、所定値Wの値は、イグニッションスイッチ26がオフされた後の車高調整装置のアクチュエータの作動によって、車両の電源の負荷が大きくならないような値に設定される。
【0051】
アクチュエータを作動させるに必要とする消費電力waが所定値W以上である場合、アクチュエータ作動による車両の電源Eの負担が大きいと判断されて、制御装置2から電磁弁14,16、エアコンプレッサ18への制御信号出力を停止し、車高調整は行われない。一方、アクチュエータを作動させるに必要とする消費電力waが所定値W未満であると判定されると、ステップS407へと進み、車高調整が完了される。
【0052】
ステップS405あるいはS406において、現在の車高が目標車高範囲内であるか否か判定するとき、図3のステップS306あるいはS309と同様に、目標車高の所定範囲からの逸脱量を積算し、積算値が所定値に達した場合に目標車高からの逸脱を検出してもよい。あるいは、目標車高の所定範囲から逸脱した回数が所定値に達した場合に、目標車高からの逸脱を検出するようにしてもよい。
【0053】
図4に示した本発明の第2の実施の形態においては、現在の車高と目標車高範囲との隔たり、および現在の車高を目標車高範囲内とするために必要とされるアクチュエータの作動方向に基づいて算出したアクチュエータの消費電力が、所定値以上であると判定されるときに、車両の電源の負荷が大きいと判断しているため、電源の負荷を正確に検出できるという効果を有する。
【0054】
また、車両の電源の負荷が大きくなる方向、例えば、エアコンプレッサ18を駆動してエアダンパ6,8を伸張させる必要のある、車高を上昇させる方向のみのアクチュエータの作動を停止するようにすれば、車両の電源の負担の軽減と車高調整制御を、ある程度両立することができるという効果を有する。
【0055】
図5は本発明の第3の実施の形態による車高調整制御(図2に示したステップS203)を示すフローチャートである。ステップS501において、後述する制御装置2の車高調整終了フラグに基づいて、車高調整が終了しているか否か判定され、車高調整が終了していると判定されると、ステップS502において、イグニッションスイッチ26がオフされているか判定される。ステップS501において車高調整が終了していないと判定されると、ステップS504へと進み、その後、車高調整が完了される。
【0056】
ステップS502において、イグニッションスイッチ26がオフされていないと判定されると、ステップS504において、現在の車高が目標車高範囲内であるか否か判定され、目標車高範囲からはずれている場合、ステップS505へと進み、制御装置2からの制御信号に基づき電磁弁14あるいは16が切換えられ、エアダンパ6あるいは8のエア室に対し、エアコンプレッサ18からの圧縮空気が導入されるか、あるいはエアダンパ6あるいは8のエア室からエア排出路20へ空気が排出されることによって、所望の車高範囲に調整された後、ステップS506へと進み、制御装置2において車高調整終了フラグが立てられる。
【0057】
ステップS502において、イグニッションスイッチ26がオフされていると判定されると、ステップS503において、ドアカーテシスイッチ28からのドアカーテシスイッチ信号の有無に基づき、車両の乗員乗降用ドアあるいはリアハッチ等の開状態の有無が判定される。ステップS503において、乗員乗降用ドアあるいはリアハッチ等の開状態が判定されない場合、そのままステップS508へと進み、イグニッションスイッチ26がオフされた後に、車両の実際の車高が目標車高範囲内にあった時間tinが、所定値T2以上であるか否かが判定される。なお、ここで、所定値T2の値は、イグニッションスイッチ26がオフされた後の車高調整装置のアクチュエータの作動によって、車両の電源の負荷が大きくならないような値に設定される。
【0058】
ステップS503において、乗員乗降用ドアあるいはリアハッチ等の開状態が判定された場合、ステップS507において、所定値T2にTeが加えられた後、ステップS508へと進み、イグニッションスイッチ26がオフされた後に、車両の実際の車高が目標車高範囲内にあった時間tinが、所定値T2+Te以上であるか否かが判定される。すなわち、乗員乗降用ドアあるいはリアハッチ等の開状態が判定された場合、乗員が車両から降車中である、あるいは車両からの積荷の積み下ろし中であると判断し、後述する車高調整装置の制御を停止するまでの時間を延長する。従って、ここでTeは、乗員の車両からの降車が可能である、あるいは車両からの積荷の積み下ろしが可能である時間を考慮して設定される。
【0059】
従って、車両のイグニッションがオフされた後の車両からの積荷の積み下ろし等によって変化した車高を調整するための時間を確保でき、車高調整を確実に行える車高調整装置とすることができるという効果を有する。
【0060】
ステップS508において、イグニッションスイッチ26がオフされた後に、車両の実際の車高が目標車高範囲内にあった時間tinが、所定値T2(あるいはT2+Te)以上であると判定されると、ステップS509において、制御装置2からの電源供給停止信号に基づいて、電源リレー4が開状態となり、制御装置2への電源Eからの電圧供給が停止され、以後、再びイグニッションスイッチ26がオンされるまで、車高調整装置の制御は停止される。
【0061】
従って、車両からの積荷の積み下ろし等が終了した後に車高調整制御を停止することができ、車両の電源の負荷を軽減できる。
【0062】
一方、ステップS508において、イグニッションスイッチ26がオフされた後に、車両の実際の車高が目標車高範囲内にあった時間tinが、所定値T2(あるいはT2+Te)未満であると判定されると、ステップS504へと進み、車高調整が完了される。
【0063】
ステップS504において、現在の車高が目標車高範囲内であるか否か判定するとき、図3のステップS306あるいはS309と同様に、目標車高の所定範囲からの逸脱量を積算し、積算値が所定値に達した場合に目標車高からの逸脱を検出してもよい。あるいは、目標車高の所定範囲から逸脱した回数が所定値に達した場合に、目標車高からの逸脱を検出するようにしてもよい。
【0064】
図6は本発明の第4の実施の形態による車高調整制御(図2に示したステップS203)を示すフローチャートである。ステップS601において、イグニッションスイッチ26がオフされているか判定される。ステップS601において、イグニッションスイッチ26がオフされていないと判定されると、ステップS603へと進み、その後、車高調整が完了される。
ステップS601において、イグニッションスイッチ26がオフされていると判定されると、ステップS602において、後述する制御装置2の車高調整終了フラグに基づいて、車高調整が終了しているか否か判定され、車高調整が終了していると判定されると、ステップS606へと進む。ステップS602において車高調整が終了していないと判定されると、ステップS607へと進む。
【0065】
ステップS606においては、ドアカーテシスイッチ28からのドアカーテシスイッチ信号の有無に基づき、車両の乗員乗降用ドアあるいはリアハッチ等の開状態の有無が判定される。ステップS606において、乗員乗降用ドアあるいはリアハッチ等の開状態が判定されない場合、そのままステップS609へと進み、イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間tOFFが、所定値T3以上であるか否かが判定される。なお、ここで、所定値T3の値は、イグニッションスイッチ26がオフされた後の車高調整装置のアクチュエータの作動によって、車両の電源の負荷が大きくならないような値に設定される。
【0066】
ステップS606において、乗員乗降用ドアあるいはリアハッチ等の開状態が判定された場合、ステップS608において、所定値T3にTeが加えられた後、ステップS609へと進み、イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間tOFFが、所定値T3+Te以上であるか否かが判定される。すなわち、乗員乗降用ドアあるいはリアハッチ等の開状態が判定された場合、乗員が車両から降車中である、あるいは車両からの積荷の積み下ろし中であると判断し、後述する車高調整装置の制御を停止するまでの時間を延長する。従って、ここでTeは第3の実施の形態と同様に、乗員の車両からの降車が可能である、あるいは車両からの積荷の積み下ろしが可能である時間を考慮して設定される。
【0067】
ステップS609において、イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間tOFFが、所定値T3(あるいはT3+Te)以上であると判定されると、ステップS612において、制御装置2からの電源供給停止信号に基づいて、電源リレー4が開状態となり、制御装置2への電源Eからの電圧供給が停止され、以後、再びイグニッションスイッチ26がオンされるまで、車高調整装置の制御は停止される。
【0068】
一方、ステップS609において、イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間tOFFが、所定値T3(あるいはT3+Te)未満であると判定されると、ステップS603へと進み、車高調整が完了される。
【0069】
一方、ステップS607においてもステップS606と同様に、ドアカーテシスイッチ28からのドアカーテシスイッチ信号の有無に基づき、車両の乗員乗降用ドアあるいはリアハッチ等の開状態の有無が判定される。ステップS607において、乗員乗降用ドアあるいはリアハッチ等の開状態が判定されない場合、そのままステップS611へと進み、イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間tOFFが、所定値T4以上であるか否かが判定される。なお、ここで、所定値T4の値は、イグニッションスイッチ26がオフされた後の車高調整装置のアクチュエータの作動によって、車両の電源の負荷が大きくならないような値に設定される。
【0070】
ステップS607において、乗員乗降用ドアあるいはリアハッチ等の開状態が判定された場合、ステップS610において、所定値T4にTeが加えられた後、ステップS611へと進み、イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間tOFFが、所定値T4+Te以上であるか否かが判定される。すなわち、乗員乗降用ドアあるいはリアハッチ等の開状態が判定された場合、乗員が車両から降車中である、あるいは車両からの積荷の積み下ろし中であると判断し、後述する車高調整装置の制御を停止するまでの時間を延長する。ここでステップS610においては、乗員乗降用ドアあるいはリアハッチ等の開状態が判定された場合の延長時間を、前記したステップS608における延長時間Teと同じにしているが、これをあえて異なる時間値にしても構わず、つまりは、乗員の車両からの降車が可能である、あるいは車両からの積荷の積み下ろしが可能である時間を考慮して設定されればよい。
【0071】
ステップS611において、イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間tOFFが、所定値T4(あるいはT4+Te)以上であると判定されると、ステップS612において、制御装置2からの電源供給停止信号に基づいて、電源リレー4が開状態となり、制御装置2への電源Eからの電圧供給が停止され、以後、再びイグニッションスイッチ26がオンされるまで、車高調整装置の制御は停止される。
【0072】
一方、ステップS611において、イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間tOFFが、所定値T4(あるいはT4+Te)未満であると判定されると、ステップS603へと進み、車高調整が完了される。
【0073】
ここで、図6に示した実施の形態においては、T3<T4とすることが望ましい。これは、車高調整が終了していない場合は、車高調整が終了した場合に比べて、イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間について、少なくとも車高調整が終了するに要する時間を余分に考慮する必要があるためである。
【0074】
図6に示した本発明の第4の実施の形態によれば、車高調整が終了していない場合と車高調整が終了した場合との間で、車高調整制御の停止のための所定時間を変化させているため、車高調整が終了していない場合と車高調整が終了した場合の各々について、イグニッションスイッチのオフ後の車高調整制御のために、適正な所定時間を設定することができる。
【0075】
また、車高調整が終了していない場合であっても、イグニッションスイッチ26がオフされた後の経過時間が所定時間となれば車高調整制御を停止することができるため、確実に車両の電源の負荷を軽減できる。
【0076】
ステップS603において、現在の車高が目標車高範囲内であるか否か判定するとき、図3のステップS306あるいはS309と同様に、目標車高の所定範囲からの逸脱量を積算し、積算値が所定値に達した場合に目標車高からの逸脱を検出してもよい。あるいは、目標車高の所定範囲から逸脱した回数が所定値に達した場合に、目標車高からの逸脱を検出するようにしてもよい。
【0077】
図7は、本発明による車高調整装置を搭載した車両について、イグニッションスイッチをオフにした後の車高調整制御を説明する図である。図7(a)は、車両が走行中にブレーキを作動させ停止し、車両が前のめり状態(車両の後方部が前方部に対して車高が上昇した状態)になった直後に、運転者がイグニッションスイッチをオフにした状態を表している。
【0078】
図7(b)は、図7(a)に表した車両に対し、本発明の車高調整装置による車高調整制御を行ったところを表す図である。前のめり状態になった車両の姿勢は、イグニッションスイッチがオフになった後も所定時間だけ作動される車高調整制御によって、車両の後方部が前方部に対し車高が下降されるか、あるいは、車両の前方部が後方部に対し車高が上昇されるかして、車両の姿勢が正常状態に戻されている。
【0079】
図7(c)および図7(d)は、車両が停止中に主に乗員等が降車して、車体が軽量化することによって全体的に車高が上昇した状態を表している。これに対して、図7(e)は、イグニッションスイッチがオフになった後も所定時間だけ作動される本発明の車高調整制御によって、車体が全体的に下降され、車両の姿勢が正常状態に戻されている。
【0080】
図7(f)および図7(g)は、車両が停止中に後方の荷室にあった荷物を積み下ろして、車体の後方部が軽量化することによって、前方部に対し車高が上昇した状態を表している。これに対して、図7(h)は、イグニッションスイッチがオフになった後も所定時間だけ作動される本発明の車高調整制御によって、車体の後方部が前方部に対して車高が下降されるか、あるいは、車両の前方部が後方部に対し車高が上昇されるかして、車両の姿勢が正常状態に戻されている。
【0081】
図7(e)および図7(h)の場合、説明したように本発明では、イグニッションスイッチがオフになった後の、車両のドア(またはリアハッチ)の開状態を検出して、車高調整制御時間を延長しているため、乗員の降車あるいは荷物の積み下ろし等の作業にも対応できる。
【0082】
尚、第1の実施の形態および第2の実施の形態において、車両の電源Eの負荷を検出する方法として、各々、イグニッションスイッチ26をオフした後の、アクチュエータの作動回数、および実際の車高を目標車高範囲内にするために作動させるために必要とするアクチュエータの消費電力を使用しているが、これ以外に、前述した電圧センサを使用して、電源Eの実際の電圧を直接に測定すれば、更に正確に電源Eの負荷を検出できる。
【0083】
また、上記実施の形態では、車高を調整するアクチュエータとして、コンプレッサによって圧縮された空気がエア室に導入されるエアダンパが使用されているが、アクチュエータとしてはこれに限ったわけではなく、油圧ポンプと油圧ダンパとの組合せ、あるいは電気モータを利用した機構等、あらゆるものを適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車高調整装置のシステム図である。
【図2】 車高調整装置の制御方法の全体を表すフローチャートである。
【図3】 第1の実施の形態による制御方法を表す部分フローチャートである。
【図4】 第2の実施の形態による制御方法を表す部分フローチャートである。
【図5】 第3の実施の形態による制御方法を表す部分フローチャートである。
【図6】 第4の実施の形態による制御方法を表す部分フローチャートである。
【図7】 車両の車高調整制御を説明する図である。
【符号の説明】
2…制御装置、6,8…エアダンパ、14,16…電磁弁、18…エアコンプレッサ、26…イグニッションスイッチ、28…ドアカーテシスイッチ

Claims (7)

  1. 車体と車輪との間に介装され、車輪に対する車体の上下位置を調整する車高調整手段、
    車両の状態を検出する車両状態検出手段、および
    前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記車高調整手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は車両のイグニッションがオフされた後も、前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記車高調整手段を制御する車高調整装置において、
    更に、車両のイグニッションスイッチがオフされた後の前記車高調整手段の作動回数を検出する作動回数検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記作動回数検出手段によって検出された作動回数が所定回数以上であるとき、前記車高調整手段の制御を停止する車高調整装置。
  2. 車体と車輪との間に介装され、車輪に対する車体の上下位置を調整する車高調整手段、
    車両の状態を検出する車両状態検出手段、および
    前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記車高調整手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は車両のイグニッションがオフされた後も、前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記車高調整手段を制御する車高調整装置において、
    更に、車両のイグニッションがオフされた後の前記車高調整手段の作動電力を検出する作動電力検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記作動電力検出手段によって車両のイグニッションがオフされた後の前記車高調整手段の作動電力が大きいことが検出された場合、前記車高調整手段の作動を停止する車高調整装置。
  3. 車体と車輪との間に介装され、車輪に対する車体の上下位置を調整する車高調整手段、
    車両の状態を検出する車両状態検出手段、
    前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて目標車高範囲を設定する目標車高範囲設定手段、および
    現在の車高が前記目標車高範囲設定手段によって設定された目標車高範囲から逸脱していると判断した場合、前記車高調整手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は車両のイグニッションがオフされた後も、現在の車高が前記目標車高範囲設定手段によって設定された目標車高範囲から逸脱していると判断した場合、前記車高調整手段を制御するとともに、車両のイグニッションがオフされた後に、車高が目標車高範囲から逸脱していないと判断される時間が所定時間だけ継続した場合、前記車高調整手段の制御を停止する車高調整装置において、
    前記制御手段は、前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記所定時間を延長する車高調整装置。
  4. 前記制御手段は、前記車両状態検出手段によって車両のドアの開状態が検出されたとき、前記所定時間を延長する請求項3の車高調整装置。
  5. 車体と車輪との間に介装され、車輪に対する車体の上下位置を調整する車高調整手段、
    車両の状態を検出する車両状態検出手段、および
    前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記車高調整手段を制御する制御手段を備え、前記制御手段は車両のイグニッションがオフされた後も、所定時間だけ前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記車高調整手段を制御する車高調整装置において、
    前記制御手段は、前記車両状態検出手段によって検出された車両の状態に基づいて前記所定時間を延長する車高調整装置。
  6. 前記制御手段は、前記車両状態検出手段によって車両のドアの開状態が検出されたとき、前記所定時間を延長する請求項5の車高調整装置。
  7. 前記制御手段は、車両の車高調整制御終了の前と、車両の車高調整制御終了の後とによって前記所定時間を変化させる請求項5の車高調整装置。
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