JP3990557B2 - 光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材およびこれを用いた光半導体素子収納用パッケージの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、LD(レーザダイオード)、PD(フォトダイオード)等の光半導体素子を気密に封止して収容するための光半導体素子収納用パッケージに使用されるレンズ部材およびこれを用いた光半導体素子収納用パッケージの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光半導体素子を収納するパッケージとしては、従来、図4(a)に斜視図で、(b)に断面図で、(c)に要部拡大断面図で示すような、封止材16bを溶融してレンズ部材16を固定する光半導体素子収納用パッケージが用いられている。この光半導体素子収納用パッケージは、Fe−Ni−Co合金等の金属材料から成り、その上面略中央部にLD、PD等の光半導体素子12を収容する凹部Aを有するとともに側部に凹部Aまで貫通する貫通孔11aが設けられた箱状の容器本体11と、50アロイ(Fe50重量%−Ni50重量%合金)等の金属材料から成り、容器本体11の側部の貫通孔11aに挿入固定され、または容器本体11の貫通孔11a周辺の外表面に固定され、凹部A側の端部にレンズ部材16が取着された、外側の端部に光ファイバが装着される筒状の固定部材15と、容器本体11の上面に凹部を覆うように取着される蓋体17とから構成されている。また、容器本体11の外側面には、通常、光半導体素子12と外部電気回路との電気的接続を行うためのFe−Ni−Co合金等の金属材料から成るリード端子13がホウ珪酸系ガラス等から成るリード端子封止材14を介して溶着されている。
【0003】
なお、レンズ部材16は、その形状が球状や半球状等の略球状のホウ珪酸系ガラスから成るレンズ本体16aと、レンズ本体16aの表面全体に被着された反射防止膜16cと、レンズ本体16aを固定部材15の容器本体11の凹部A側の端部に固定する封止材16bとで構成されている。また、容器本体11および固定部材15は、表面に酸化腐食を防止するとともに各部材接合用のろう材との濡れ性を改善するNiめっき層、Auめっき層が順次被着されており、固定部材15は、容器本体11の貫通孔11a内部に、または容器本体11の貫通孔11a周辺の外表面にAu−Sn合金等の金属ろう材で取着されている。
【0004】
そして、この光半導体素子収納用パッケージは、全面に反射防止膜16cが被着されたレンズ部材16を固定部材15の容器本体11の凹部A側の端部に封止材16bで取着し、しかる後、固定部材15を容器本体11の貫通孔11aに挿入固定する、または容器本体11の貫通孔11a周辺の外表面に固定することによって製作されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来のレンズ部材16およびこれを用いた光半導体素子収納用パッケージにおいては、レンズ本体16aと封止材16bとを反射防止膜16cを介して接合していることから、光半導体素子12が動作する際に発生する熱が長期間にわたりレンズ部材16に印加された場合、反射防止膜16cとレンズ本体16aや封止材16bとの間に熱膨張による不整合が発生し、反射防止膜16cとレンズ本体16aとの、あるいは反射防止膜16cと封止材16bとの接合強度が低下して、これらの界面から剥離してしまい、その結果、長期間にわたり正常かつ安定にレンズ部材16を固定保持させることが出来なくなってしまうととともに、光半導体素子収納用パッケージの気密封止が破れてしまい、内部に収容する光半導体素子を長期間にわたり正常、かつ安定に作動させることができないという問題点を有していた。
【0006】
また、従来の光半導体素子収納用パッケージの製造方法によれば、レンズ本体16aの全面に反射防止膜16cを被着したレンズ部材16を準備し、このレンズ部材16を固定部材15の容器本体11の凹部A側の端部に封止材16bを加熱溶融して固定し、しかる後、固定部材15を容器本体11の貫通孔11aに挿入固定する、または容器本体11の貫通孔11a周辺の外表面に固定することによって製作していることから、レンズ部材16に封止材16bの加熱溶融による大きな熱応力が加わって、反射防止膜16cとレンズ本体16aや封止材16bとの間に熱膨張の不整合が発生し、これらの接合強度が低下したり反射防止膜16cにクラックが発生して気密封止の信頼性が低下してしまう、あるいはレンズ部材16の光学特性が劣化してしまい、内部に収納する光半導体素子12を長期間にわたり正常かつ安定に作動させることが出来なくなってしまうという問題点を有していた。
【0007】
本発明はかかる従来技術の問題点に鑑み案出されたものであり、その目的は容器本体の内部に光半導体素子を気密に封止するとともに、長期間に渡り正常かつ安定に固定保持させることが出来る光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材およびこれを用いた光半導体素子収納用パッケージの製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材は、略球状のレンズ本体の大円上の表面に環状の封止材が被着されているとともに、該封止材の両側の前記レンズ本体の表面に反射防止膜が被着されていることを特徴とするものである。
【0010】
さらに、本発明の光半導体素子収納用パッケージの製造方法は、上面に凹部が形成され該凹部内に光半導体素子が収容されるとともに側部に前記凹部まで貫通する貫通孔が設けられた容器本体と、請求項1記載の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材と、前記貫通孔に挿入固定され、または前記容器本体の前記貫通孔周辺の外表面に固定され、一方の端部に前記光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材が取着されるとともに他方の端部に光ファイバが装着される筒状の固定部材とを準備する工程と、該固定部材の前記一方の端部に前記光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材を取着する工程と、前記光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材が取着された前記一方の端部が前記凹部側となるように、前記容器本体の前記貫通孔に前記固定部材を挿入固定する、または前記容器本体の前記貫通孔周辺の外表面に前記固定部材を固定する工程とを具備することを特徴とするものである。
【0011】
本発明の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材によれば、略球状のレンズ本体の大円上の表面に環状の封止材が被着されているとともに、この封止材の両側のレンズ本体の表面に反射防止膜が被着されて成るものとしたことから、封止材がレンズ本体と反射防止膜を介することなく直接接合し、その結果、光半導体素子が動作する際に発生する熱が長期間にわたり光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材に印加されたとしても、レンズ本体と封止材との接合強度が低下したり、封止材がレンズ本体から剥離してしまうことはなく、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材を長期間にわたり正常かつ安定に固定保持することが出来る。
【0012】
また、本発明の光半導体素子収納用パッケージの製造方法によれば、固定部材の端部に上記光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材を取着することから、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材に封止材の加熱溶融による大きな熱応力が加わったとしても、反射防止膜とレンズ本体や封止材との間に熱膨張の不整合が発生することはなく、これらの接合強度が低下したり反射防止膜にクラックが発生して気密封止の信頼性が低下してしまう、あるいは光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材の光学特性が劣化してしまうことはなく、内部に収容する光半導体素子を長期間にわたり正常かつ安定に作動させることが出来る光半導体素子収納用パッケージを提供できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に本発明の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材およびこれを用いた光半導体素子収納用パッケージの製造方法における光半導体素子収納用パッケージを添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
図1(a)、(b)は、それぞれ本発明の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材の実施の形態の一例を示す光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材の、封止材の直径方向から見た断面図、および封止材の直径方向と垂直な方向から見た断面図であり、図2(a)、(b)は、それぞれ本発明の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材を用いた光半導体素子収納用パッケージの製造方法における光半導体素子収納用パッケージの実施の形態の一例を示す斜視図、および蓋体を外した状態での平面図である。
【0015】
これらの図において、6aはレンズ本体、6bは封止材、6cは反射防止膜であり、これらで本発明の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6が構成されている。また、1は容器本体、2は半導体素子、3はリード端子、4はリード端子封止材、5は固定部材、7は蓋体であり、主に容器本体1、固定部材5、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6および蓋体7で本発明の光半導体素子収納用パッケージの製造方法における光半導体素子収納用パッケージが構成されている。なお、この実施例では、固定部材5が貫通孔1aに挿入固定されている例を示している。
【0016】
レンズ本体6aは、その直径が1.5mm程度の略球状であり、光半導体素子収納用パッケージにおいて、光ファイバ(図示せず)を通過した外部光を集光して光半導体素子2に導く、あるいは光半導体素子2の発する光を光ファイバに導く機能を有する。このようなレンズ本体6aは、ホウ珪酸系の高屈折ガラスから成り、レンズ本体6aの大円上の表面には環状の封止材6bが取着されている。なお、ここで大円とは、球を球の中心を通る平面で切った時にその切り口に出きる円をさす。
【0017】
封止材6bは、錫燐酸系の低融点ガラスから成り、内径がφ1.5mm程度、外径がφ2.7mm程度、厚みが全周に渡って0.6mm程度の環状であり、幅が0.15〜0.35mmである。封止材6bの幅は、気密封止の信頼性の観点からは0.15〜0.35mmが好ましく、その幅が0.15mm未満では、封止材6bの体積が不充分となり溶融時にレンズ本体6aの周りに封止材6bのメニスカスが充分に形成されず、レンズ本体6aの接合強度が不充分となる傾向があり、他方、0.35mmを超えると、封止材6bの体積が過多となり、レンズ本体6aの表面に封止材6bが広がり過ぎて光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6の光透過量を減少させ、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6の光学特性を低下させてしまう傾向がある。従って、封止材6bの幅は0.15〜0.35mmが好ましい。
【0018】
また、レンズ本体6aの環状の封止材6bの両側表面には、高屈折材と低屈折材とから成る多層膜の反射防止膜6cが蒸着法やディッピング法等の手法によって被着されている。反射防止膜6cは、通常TiO2やAl2O3等の高屈折材から成る薄膜とMgF2やSiO2等の低屈折材から成る薄膜とを交互に積層して成る多層膜であるが、MgF2あるいはSiO2の単層膜や、SiO2の単層膜を表面層としてTiO2膜とSiO2膜とを交互に重ねた多層膜や、SiO2を表面層としTiO2膜とAl2O3膜とを重ねる3層多層膜でもよく、膜厚と屈折率とを最適化することによりレンズ本体6a表面への外光の映り込みを防止する機能を有する。
【0019】
また、反射防止膜6cは、波長1260〜1620nmにおいては、光の透過率が98%以上、波長1550nmにおいては、光の透過率が99.5%以上とすることが好ましい。波長1260〜1620nmにおいて光の透過率が98%未満、波長1550nmにおいて光の透過率が99.5%未満であると、レンズ表面が光って見えたり外部の映り込みのためにレンズ本体6aを通過する光の軸がぼやけてしまう傾向がある。
【0020】
なお、封止材6bは、例えば五酸化燐30〜40重量%、一酸化錫47〜60重量%、酸化亜鉛1〜6重量%、酸化アルミニウム1〜4重量%および酸化珪素1〜3重量%を含むガラス成分にフィラーとしてコージェライト系化合物を外添加で16〜45重量%添加したものから成り、ホウ珪酸系ガラスから成るレンズ本体6aと強固な接合が可能となり、光半導体素子2が動作する際に発生する熱が長期間にわたり封止材6bとレンズ本体6aとの接合部に印加されたとしても、レンズ本体6aと封止材6bとの接合強度が低下したり、封止材6bがレンズ本体6aから剥離してしまうことはなく、レンズ本体6aを長期間にわたり正常かつ安定に固定保持することが出来る。
【0021】
封止材6bは、五酸化燐(P2O5)が30重量%未満であるとガラスの軟化溶融温度が高くなり、低温での光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6の金属製固定部材5への気密接合が困難となる傾向があり、他方、40重量%を超えると封止材6bの耐薬品性が低下し、光半導体素子収納用パッケージの気密封止の信頼性が大きく低下する傾向にある。従って、五酸化燐はその量が30〜40重量%の範囲であることが好ましい。
【0022】
また、一酸化錫(SnO)は、その量が47重量%未満であるとガラスの軟化溶融温度が高くなり、低温での光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6の金属製固定部材5への気密接合が困難となる傾向があり、他方、60重量%を超えると封止材6bの耐薬品性が低下し、光半導体素子収納用パッケージの気密封止の信頼性が大きく低下する傾向にある。従って、一酸化錫はその量が47〜60重量%の範囲であることが好ましい。
【0023】
さらに、酸化亜鉛(ZnO)は、その量が1重量%未満であるとガラスの軟化溶融温度が高くなり、低温での光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6の金属製固定部材5への気密接合が困難となる傾向があり、他方、6重量%を超えると封止材6bの結晶化が進んで流動性が低下し、光半導体素子収納用パッケージの気密封止が困難となる傾向がある。従って、酸化亜鉛はその量が1〜6重量%の範囲であることが好ましい。
【0024】
酸化アルミニウム(Al2O3)は、その量が1重量%未満であると封止材6bの耐湿性が低下し、光半導体素子収納用パッケージの気密封止の信頼性が低下する傾向にあり、他方、4重量%を超えると封止材6bの軟化溶融温度が高くなり、低温での光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6の金属製固定部材5への気密接合が困難となる傾向がある。従って、酸化アルミニウムはその量が1〜4重量%の範囲であることが好ましい。
【0025】
酸化珪素(SiO2)は、その量が1重量%未満であると封止材6bの熱膨張係数が大きくなってレンズ本体6aおよび金属製固定部材5の熱膨張係数と大きく相違して、光半導体素子収納用パッケージの気密封止の信頼性が低下してしまう傾向があり、他方、3重量%を超えると封止材6bの軟化溶融温度が高くなり、低温での光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6の金属製固定部材5への気密接合が困難となる傾向がある。従って、酸化珪素はその量が1〜3重量%の範囲であることが好ましい。
【0026】
さらに、フィラーとして添加されるコージェライト系化合物は、その量が16重量%未満であると封止材6bの強度が低下し、光半導体素子収納用パッケージの気密封止の信頼性が大きく低下する傾向があり、他方、45重量%を超えると封止材6bの熱膨張係数が小さくなってレンズ本体6aおよび金属製固定部材5の熱膨張係数と大きく相違して、光半導体素子収納用パッケージの気密封止の信頼性が低下してしまう傾向がある。従って、コージェライト系化合物はその量が16〜45重量%の範囲であることが好ましい。
【0027】
このような環状の封止材6bは、例えば、平均粒子径が5〜15μmの五酸化燐30〜40重量%、一酸化錫47〜60重量%、酸化亜鉛1〜6重量%、酸化アルミニウム1〜4重量%および酸化珪素1〜3重量%から成るガラス成分に平均粒子径が1〜10μmのコージェライト系化合物を外添加で16〜45重量%添加したものとバインダー等とを混合した混合物を、封止材6bの形状となる金型を用いて約10MPaの圧力でプレスすることにより形成される。
【0028】
そして、ガラス本体6aに環状の封止材6bを、例えば図3(a)に斜視図で、(b)に断面図で示すような、縦30mm×横40mm×高さ3mm程度、材質が例えばSUS304である3段構造の組立治具8を用いて固定位置合せする。組立治具8は、その上段および下段治具8a・8cでガラス本体6aと封止材6bを挟み込み、中段治具8bで封止材6bを固定位置合せする。そして、上段および下段治具8a・8cには開口部が設けられ、反転させることでガラス本体6a表面の封止材6bの両側外周面にそれぞれ反射防止膜6cを被着する。なお、この際、封止材6bには一切、反射防止膜6cが被着されないことが重要である。
【0029】
反射防止膜6cは、真空蒸着機を用い、この装置内に組立治具8を設置してガラス本体6a表面の封止材6bの両側外周面にそれぞれに、反射防止膜6cと成る高屈折材と低屈折材とを1.33×10−3〜1.33×10−4Paの真空中で加熱蒸発させて、ガラス本体6aの表面に厚みが約20〜200nmの薄膜を蒸着させることにより形成される。かくして本発明の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6によれば、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材16を略球状のレンズ本体6aの大円上の表面に環状の封止材6bが被着されているとともに、この封止材6bの両側のレンズ本体6aの表面に反射防止膜6cが被着されて成るものとしたことから、封止材6bがレンズ本体6aと反射防止膜6cを介することなく直接接合し、その結果、光半導体素子2が動作する際に発生する熱が長期間にわたり光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6に印加されたとしても、レンズ本体6aと封止材6bとの接合強度が低下したり、封止材6bがレンズ本体6aから剥離してしまうことはない。
【0030】
次に、上述の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材を用いた光半導体素子収納用パッケージの製造方法における光半導体素子収納用パッケージを、図2に基づいて説明する。容器本体1は、金属材料やセラミックス等の無機絶縁材料・樹脂等の有機材料から成り、その上面略中央部にLD、PD等の光半導体素子2を収容する凹部Aを有するとともに側部に凹部Aまで貫通する貫通孔1aが設けられた箱状であり、容器本体1が例えばFe−Ni−Co合金等の金属材料から成る場合、容器本体1となるFe−Ni−Co合金の母材を従来周知の切削加工やプレス加工、あるいは金属射出成形法(MIM)等により凹凸加工・打ち抜きを施すことにより形成される。また、貫通孔1aも容器本体1と同時に加工することにより形成される。そして、容器本体1の凹部A底面には、光半導体素子2がガラス等の接着剤を介して接着固定される。
【0031】
なお、容器本体1には、光半導体素子2と外部電気回路(図示せず)との電気的接続を行うためのFe−Ni−Co合金等の金属材料から成るリード端子3が、通常その一端が内部に、他端が外部に導出するように、ホウ珪酸系ガラス等から成るリード端子封止材4を介して固定されており、リード端子3の一端と光半導体素子2の電極とをボンディングワイヤ等の電気的接続部材8を開して電気的に接続するとともに、他端を外部電気回路に電気的に接続することにより、光半導体素子2と外部電気回路とが電気的に接続される。
【0032】
容器本体1の貫通孔1aには、筒状の固定部材5が挿入固定されている。固定部材5は、光ファイバ(図示せず)を光半導体素子収納用パッケージに固定する機能を有し、金属材料やセラミックス等の無機絶縁材料・樹脂等の有機材料から成る。固定部材5が、例えば金属材料から成る場合、50アロイ(Fe50重量%−Ni50重量%合金)等の金属材料が用いられ、固定部材5となる50アロイの母材を従来周知の切削加工やプレス加工、あるいは金属射出成形法(MIM)等により凹凸加工・打ち抜きを施すことにより形成される。
【0033】
なお、容器本体1および固定部材5が金属材料から成る場合は、その表面に酸化腐食を防止するとともに各部材接合用のろう材との濡れ性を改善するNiめっき層、Auめっき層を被着しておくことが好ましい。
【0034】
また、固定部材5の、容器本体1の凹部A側の端部には、上述の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6が取着されている。光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6は、レンズ本体6aと、封止材6bと、反射防止膜6cとから成り、光ファイバを通過した外部光を集光して光半導体素子2に導く、あるいは光半導体素子2の発する光を光ファイバに導く機能を有する。
【0035】
このような光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6は、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6の封止材6bの外周が筒状の固定部材5の内部に当接するように固定部材5に挿入し、あるいは封止材6bの直径と平行な面が固定部材5の容器本体1の凹部A側の端部に当接するように固定部材5に挿入し、しかる後、封止材6bを430〜500℃の温度の加熱炉で加熱溶融することにより固定部材5の容器本体1側部の内側の端部に固定される。
【0036】
本発明の光半導体素子収納用パッケージの製造方法における光半導体素子収納用パッケージにおいては、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6を略球状のレンズ本体6aの、大円上の表面に環状の封止材6bが被着されているとともに、この封止材6bの両側のレンズ本体6aの表面に反射防止膜6cが被着されて成るものとしたことから、封止材6bがレンズ本体6aと反射防止膜6cを介することなく直接接合し、その結果、光半導体素子2が動作する際に発生する熱が長期間にわたり光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6に印加されたとしても、レンズ本体6aと封止材6bとの接合強度が低下したり、封止材6cがレンズ本体6aから剥離してしまうことはなく、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6を長期間にわたり正常かつ安定に固定保持することが出来るとともに、光半導体素子収納用パッケージの気密封止が破れることはなく、内部に収容する光半導体素子2を長期間にわたり正常かつ安定に作動させることができる。
【0037】
なお、容器本体1の貫通孔1aへの筒状の固定部材5の取着は、Au−Sn合金等の金属ろう材で固定部材5を固定するとともに金属ろう材を約400℃の温度で加熱溶融することにより行なわれる。
【0038】
最後に、光半導体素子2を容器本体1の光半導体素子2搭載部に接着剤を介して搭載固定するとともに、光半導体素子2の各電極をリード端子3にボンディングワイヤ等の電気的接続手段8を介して電気的に接続させ、しかる後、容器本体1の上面に蓋体7を封止材を介して接合し、容器本体1と蓋体7とから成る容器内部に光半導体素子2を気密に収容することによって製品として光半導体装置が完成する。
【0039】
なお、蓋体7は、厚みが0.3〜0.4mmの平板で、金属材料や、セラミックス等の無機絶縁材料・樹脂等の有機材料から成り、例えばFe−Ni−Co合金等の金属材料から成る場合は、蓋体7となるFe−Ni−Co合金の母材を従来周知のプレス加工により打ち抜き加工を施すことにより形成される。
【0040】
次に上述の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材を用いた光半導体素子収納用パッケージの製造方法を、図1〜図3をもとに詳細に説明する。
【0041】
まず、上面に凹部Aが形成されこの凹部A内に光半導体素子2が収容されるとともに側部に凹部Aまで貫通する貫通孔1aが設けられた容器本体1と、上述の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6と、貫通孔1aに挿入固定され、容器本体1の凹部A側の端部に光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6が取着されるとともに外側の端部に光ファイバが装着される筒状の固定部材5とを準備する。
【0042】
容器本体1は、その大きさが縦10〜20mm、横5〜15mm、高さ2〜10mmの直方体であり、金属材料やセラミックス等の無機絶縁材料・樹脂等の有機材料から成り、光半導体素子2を気密に収納するとともに光半導体素子2が発生する熱を外部に良好に放散するという観点からは、例えばFe−Ni−Co合金等の金属材料から成り、容器本体1となるFe−Ni−Co合金の母材を従来周知の切削加工やプレス加工、あるいは金属射出成形法(MIM)等により凹凸加工・打ち抜きを施すことにより形成される。貫通孔1aも容器本体1と同時に加工することにより形成される。
【0043】
なお、容器本体1には、光半導体素子2と外部電気回路(図示せず)との電気的接続を行うためのFe−Ni−Co合金等の金属材料から成るリード端子3が、通常その一端が内部に、他端が外部に導出するように、ホウ珪酸系ガラス等から成るリード端子封止材4を介して固定されている。
【0044】
固定部材5は、その形状が筒状で、光ファイバを光半導体素子収納用パッケージに固定する機能を有し、容器本体1の側部に設けられた貫通孔1aに挿入固定される。このような固定部材5は、金属材料やセラミックス等の無機絶縁材料・樹脂等の有機材料から成り、例えば金属材料から成る場合、50アロイ(Fe50重量%−Ni50重量%合金)等の金属材料が用いられ、固定部材5と成る50アロイの母材を従来周知の切削加工やプレス加工、あるいは金属射出成形法(MIM)等により凹凸加工・打ち抜きを施すことにより形成される。
【0045】
なお、容器本体1および固定部材5が金属材料から成る場合は、その表面に酸化腐食を防止するとともに各部材接合用のろう材との濡れ性を改善するNiめっき層、Auめっき層を被着しておくことが好ましい。
【0046】
光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6は、上述のように、その直径が1.5mm程度の略球状であり、光ファイバを通過した外部光を集光して光半導体素子2に導く、あるいは光半導体素子2の発する光を光ファイバに導く機能を有する。このような光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6は、ホウ珪酸系の高屈折ガラスから成るレンズ本体6aと、この大円上の表面に取着された環状の封止材6bと、この封止材6bの両側のレンズ本体6aの表面に被着された反射防止膜6cとから構成されている。また、封止材6bは、錫燐酸系の低融点ガラス、例えば五酸化燐30〜40重量%、一酸化錫47〜60重量%、酸化亜鉛1〜6重量%、酸化アルミニウム1〜4重量%および酸化珪素1〜3重量%を含むガラス成分にフィラーとしてコージェライト系化合物を外添加で16〜45重量%添加したものから成り、その形状は内径φ1.5mm程度、外径φ2.7mm程度、厚みが全周に渡って0.6mm程度の環状であり、幅が0.15〜0.35mmである。さらに、反射防止膜6cは、TiO2やAl2O3等の高屈折材から成る薄膜とMgF2やSiO2等の低屈折材から成る薄膜とを交互に積層して成る多層膜であるが、MgF2あるいはSiO2の単層膜や、SiO2の単層膜を表面層としてSiO2膜とTiO2膜とを交互に重ねた多層膜や、SiO2を表面層としTiO2膜とAl2O3膜とを重ねる3層多層膜でもよく、膜厚と屈折率とを最適にすることでレンズ表面への外光の映り込みを防止する機能を有する。
【0047】
なお、レンズ本体6aへの反射防止膜6bの被着は、例えば縦30mm×横40mm×高さ3mm、縦4×横5配列で3段構造の材質SUS304からなる組立治具8を用いて行なう。3段構造である組立治具8の上段および下段治具8a・8cでガラス本体6aと封止材6bを挟み込み、中段治具8bで封止材6bを固定位置合せする。上段および下段治具8a・8cには開口部が設けられ、反転させることでガラス本体6a表面の封止材6bの両側外周面それぞれに反射防止膜6cを被着する。この際、封止材6bには反射防止膜6cが一切被着されないことが重要である。
【0048】
反射防止膜6cは、真空蒸着機を用い、この装置内に組立治具8を設置してガラス本体6a表面の封止材6bの両側外周面にそれぞれに、反射防止膜6cと成る高屈折材と低屈折材とを1.33×10−3〜1.33×10−4Paの真空中で加熱蒸発させて、ガラス本体6aの表面に厚みが約20〜200nmの薄膜を凝着させることにより形成される次に、筒状の固定部材5に光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6を挿入するとともに封止材6bを温度が430〜500℃の加熱炉で加熱溶融して固定する。なお、封止材6bの幅が0.15mm未満では、封止材6bの体積が不充分となり溶融時に光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6の周りに封止材6bのメニスカスが充分に形成されず、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6の接合強度が不充分となる傾向があり、他方、0.35mmを超えると、封止材6bの体積が過多となり、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6の表面に封止材6bが広がり過ぎて光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6の光透過量を減少させ、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6の光学特性を低下させてしまう傾向がある。
【0049】
本発明の光半導体素子収納用パッケージの製造方法によれば、筒状の固定部材5に、封止材6bが取着されるとともに、この封止材6bの両側の外周面に反射防止膜6cが被着されたレンズ本体6aを挿入し、封止材6bを加熱溶融して固定することから、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6に封止材6bの加熱溶融による大きな熱応力が加わったとしても、反射防止膜6cとレンズ本体6aや封止材6bとの間に熱膨張の不整合が発生することはなく、これらの接合強度が低下したり反射防止膜6cにクラックが発生して気密封止の信頼性が低下してしまう、あるいは、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材6の光学特性が劣化してしまうということもなく、内部に収納する光半導体素子2を長期間にわたり正常かつ安定に作動させることができる光半導体素子収納用パッケージを提供することができる。
【0050】
そして、容器本体1の貫通孔1aに筒状の固定部材5を挿入するとともに、Au−Sn合金等の金属ろう材で固定して光半導体素子収納用パッケージを製造する。なお、金属ろう材がAu−Sn合金の場合、その溶融温度は400℃程度である。
【0051】
最後に、光半導体素子2を容器本体1の光半導体素子2搭載部に接着剤を介して搭載固定するとともに、光半導体素子2の各電極をリード端子3にボンディングワイヤ等の電気的接続手段8を介して電気的に接続させ、しかる後、容器本体1の上面に蓋体7を封止材を介して接合し、容器本体1と蓋体7とから成る容器内部に光半導体素子2を気密に収容することによって製品として光半導体装置が完成する。なお、蓋体7は、厚みが0.3〜0.4mmの平板で、金属材料やセラミックス等の無機絶縁材料・樹脂等の有機材料から成り、例えばFe−Ni−Co合金等の金属材料から成る場合は、蓋体7となるFe−Ni−Co合金の母材を従来周知のプレス加工により打ち抜き加工を施すことにより形成される。
【0052】
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。例えば、上述の実施例では固定部材5が容器本体1の貫通孔1aに挿入される例を示したが、固定部材5が容器本体1の貫通孔1a周辺の外表面に固定されていてもよい。この場合、固定部材5の容器本体1への固定は、容器本体1表面と固定部材5の凹部A側の端部とをAu−Sn合金等の金属ろう材で固定すればよい。また、上述の実施例では封止材6bをガラスで示したが、これ以外の例えば、エポキシ樹脂などにも適用できる。また、製造方法においては各工程の順序が入れ替わっても適用できる。さらにガラス部材6を固定部材5の筒状の内部に取着することも何等問題ない。
【0053】
【発明の効果】
本発明の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材によれば、略球状のレンズ本体の大円上の表面に環状の封止材が被着されているとともに、この封止材の両側のレンズ本体の表面に反射防止膜が被着されて成るものとしたことから、封止材がレンズ本体と反射防止膜を介することなく直接接合し、その結果、光半導体素子が動作する際に発生する熱が長期間にわたり光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材に印加されたとしても、レンズ本体と封止材との接合強度が低下したり、封止材がレンズ本体から剥離してしまうことはなく、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材を長期間にわたり正常かつ安定に固定保持することが出来る。
【0054】
また、本発明の光半導体素子収納用パッケージの製造方法によれば、固定部材の端部に上記光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材を取着することから、光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材に封止材の加熱溶融による大きな熱応力が加わったとしても、反射防止膜とレンズ本体や封止材との間に熱膨張の不整合が発生することはなく、これらの接合強度が低下したり反射防止膜にクラックが発生して気密封止の信頼性が低下してしまう、あるいは光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材の光学特性が劣化してしまうことはなく、内部に収容する光半導体素子を長期間にわたり正常かつ安定に作動させることが出来る光半導体素子収納用パッケージを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)、(b)は、それぞれ本発明の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材の実施の形態の一例を示す光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材の、直径方向から見た断面図、および直径方向と垂直な方向から見た断面図である。
【図2】 (a)、(b)は、それぞれ本発明の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材を用いた光半導体素子収納用パッケージの製造方法における光半導体素子収納用パッケージの実施の形態の一例を示す斜視図、および蓋体を外した状態での平面図である。
【図3】 (a)、(b)は、それぞれガラス部材の組立治具の斜視図および側面図である。
【図4】 (a)〜(c)は、それぞれ従来の光半導体素子収納用パッケージを示す斜視図、断面図、およびその要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1、11・・・・・・・・・・容器本体
2、12・・・・・・・・・・光半導体素子
3、13・・・・・・・・・・リード端子
4、14・・・・・・・・・・リード端子封止材
5、15・・・・・・・・・・金属製固定部材
6、16・・・・・・・・・・光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材
6a、16a・・・・・・・・レンズ本体
6b、16b・・・・・・・・封止材
6c、16c・・・・・・・・反射防止膜
7、17・・・・・・・・・・蓋体
Claims (2)
- 略球状のレンズ本体の大円上の表面に環状の封止材が被着されているとともに、該封止材の両側の前記レンズ本体の表面に反射防止膜が被着されていることを特徴とする光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材。
- 上面に凹部が形成され該凹部内に光半導体素子が収容されるとともに側部に前記凹部まで貫通する貫通孔が設けられた容器本体と、請求項1記載の光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材と、前記貫通孔に挿入固定され、または前記容器本体の前記貫通孔周辺の外表面に固定され、一方の端部に前記光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材が取着されるとともに他方の端部に光ファイバが装着される筒状の固定部材とを準備する工程と、該固定部材の前記一方の端部に前記光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材を取着する工程と、前記光半導体素子収納用パッケージ用レンズ部材が取着された前記一方の端部が前記凹部側となるように、前記容器本体の前記貫通孔に前記固定部材を挿入固定する、または前記容器本体の前記貫通孔周辺の外表面に前記固定部材を固定する工程とを具備することを特徴とする光半導体素子収納用パッケージの製造方法。
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