JP3990342B2 - ボタン電話システム - Google Patents

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本発明は、複数の電話機を収容する制御装置を含むボタン電話システムに関し、特に、該システムにおける各電話機の動作モードの制御に関する。
従来、企業などの事業施設においては、社員が利用する複数の電話機を、いわゆるボタン電話装置あるいは構内交換機(PBX)のような制御装置に接続し、制御装置により各電話機の回線接続を制御するシステムが構築されている。この種のシステムには、業務が行われる昼間の時間帯や、多くの社員が不在となる夜間の時間帯のような所定の時間帯に応じて、制御装置が電話機の動作モードを制御するシステムが存在する。その例として、後述の特許文献1および2に記載されたものがある。
特許文献1のシステムでは、制御装置となる主装置に、年間の平日・休日・特日を判断するためのテーブルを格納しておき、主装置がこのテーブルを利用して、全ての電話機に対し昼間モードおよび夜間モードの切り替えを行う。また、特許文献2のシステムでは、電話機への着信があったとき、主装置が当該電話機の呼び出し継続時間をカウントし、予め設定された時間を経過しても当該電話機が応答しないとき、主装置は、ユーザが不在であると判断して、省電力化を図る夜間モードに切り替える。
特開平5−219549号公報 特開平9−65391号公報
しかしながら、上記文献1の手法にあっては、動作モードの切り替え日時が到来すると、主装置は、全ての電話機に対し一斉にモード切り替えを行うことから、残業や休日出勤を行うユーザの電話機をも夜間モードに設定されるという不都合がある。また、上記文献2の手法では、ユーザが一時的に離席し、その間の着信に応答できない場合は、たとえ昼間の業務時間帯であっても自動的に夜間モードに切り替えられるという不都合が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電話機の動作モードを各ユーザの利用状況に応じて制御するボタン電話システムを提供することを目的とする。
また、本発明に係るボタン電話システムは、それぞれが第1および第2の動作モードを有する複数の電話機と、該複数の電話機のそれぞれに対する音声メッセージを蓄積するボイスメール装置と、前記複数の電話機および前記ボイスメール装置を収容する制御装置とを備え、前記ボイスメール装置は、前記各電話機への音声メッセージを格納するメッセージ格納部と、該メッセージ格納部における音声メッセージの蓄積状況を示す蓄積情報を前記制御装置に通知する蓄積通知部とを有し、前記制御装置は、前記蓄積通知部からの蓄積情報に基づき該蓄積情報に対応する電話機に前記第1および第2の動作モード間の切り替えを指示するモード制御部とを有し、前記各電話機は、前記制御装置からの前記指示に基づき自電話機に前記第1又は第2の動作モードを設定するモード設定部を有する。
本発明に係るボタン電話システムによれば、各ユーザによる電話機の利用状況に適応した動作モードを当該電話機に設定することができる。これにより、電話機に対するユーザの利便性が高められる。
[実施例1]
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係るボタン電話システムの実施例1の構成を示すブロック図である。システム101は、企業内に設けられたボタン電話システムであり、本発明における制御装置となるボタン電話装置100と、このボタン電話装置100に収容されたn台の電話機201、202、・・・、20nとを備える。
本実施例のシステム101は、ボタン電話装置100が各社員の電話機201〜20nに対し、昼間の業務時間帯における電話機の利用に適した「昼モード」と、多くの社員が退勤した時間帯に適用する「夜間モード」との切り替えを制御する。動作モードの切り替えにおいて、例えば、「昼モード」から「夜間モード」に切り替わる場合、ボタン電話装置100が、着信音を鳴動させる電話機を限定する、あるいは着信に対する応答を自動音声案内に切り替える、あるいは電話機の消費電力を抑制させる等、従来知られた制御を行う。このように、電話機201〜20nに対するモード切り替えをボタン電話装置100が制御することにより、社員が各自の電話機を切り替え操作する手間が省かれ、また、操作忘れによりモード切り替えが行なわれないことを防止できる。
ボタン電話装置100は、図1に示すように、時刻および日付の管理を行う時計11と、装置全体の制御を行う中央制御部12と、システムの動作を決定するシステムデータ及び後述のモード設定情報を蓄積するための記憶部13と、電話機201〜20nとの通信を行うための電話機インタフェース部14とを有する。中央制御部12は、本発明におけるモード制御部の機能を果たし、時計11から供給される日時情報と記憶部13のモード設定情報とに基づき電話機201〜20nの動作モードを決定する。
電話機201〜20nは、いずれも同一の構成を成し、例えば電話機201は、数字キーを含むダイヤルキーパッド21と、ユーザが各種機能を設定するための機能キー22と、ハンドセット23と、液晶ディスプレイのような表示部24と、スピーカ25と、これらのハードウェア構成の制御およびボタン電話装置100との接続を制御する制御部26を有する。制御部26は、本発明におけるモード設定部の機能を果たし、ボタン電話装置100からの指示により電話機201の動作モードを設定する。また、上記のダイヤルキーパッド21および機能キー22は、本発明における入力処理部に対応し、本実施例では、動作モードの切り替えに関し後述する延長処理において、機能キー22は延長要求キーとなり、ダイヤルキーパッド21は、具体的な延長時間を入力するキーとなる。
図2に、ボタン電話装置100の記憶部13が保持するモード設定情報の構成例を示す。モード設定情報は、所定の時間帯ごとに電話機201〜20nに設定される動作モードのスケジュールを示すものであり、電話機201〜20nのそれぞれについて、予め記憶部13に登録される。例えば、電話機201のためのモード設定情報は、図2に示すように、「スケジュールNo.」の「1」が月曜日から金曜日における「昼モード」および「夜間モード」の切り替え時刻を示し、例えば月曜日の朝8時に夜間モードから昼モードに切り替わり、その後の18時には昼モードから夜間モードに切り替わることが示されている。また、同様に、「スケジュールNo.」の「2」および「3」は、それぞれ土曜日および日曜日に関するスケジュールとなる。
さらに、モード設定情報には、図2に示すように「延長時間」が含まれる。この「延長時間」には、実行中の動作モードの適用を延長させる延長処理の際の、その延長時間が記述されており、例えば、図示の「スケジュールNo.」の「1」においては「1時間」の延長が可能となる。よって、例えば月曜日の昼モード実行中に、電話機201から延長の要求があった場合、夜間モードへの切り替えが本来の18時から、19時に延期される。なお、この「延長時間」は、図示の例のような曜日ごとの設定に限らず、電話機ごとに特定の延長時間、あるいは全ての電話機で共通した延長時間を設定してもよい。
実施例1のシステム101の動作を、図3に示すフローチャートに沿って説明する。ここでは、一例として、電話機201の動作モードの切り替え制御について説明する。ボタン電話装置100の中央制御部12は、一定間隔で、電話機201の時計11から時刻情報を読み出し(ステップS101)、読み出した時刻情報と、図2に沿って説明したモード設定情報の各スケジュールとを比較する(ステップS102)。そして、モード設定情報における動作モード切替時刻および曜日と時刻情報とが一致したとき、すなわち動作モードを切り替えるべき時刻が到来したとき(ステップS103:Yes)、中央制御部12は、電話機インタフェース部14を介して電話機201の利用状態を確認する(ステップS104)。
電話機201が社員に利用されておらず空きの状態であれば(ステップS105:Yes)、中央制御部12は、電話機インタフェース部14を介して、電話機201の制御部26に対し、動作モードを切り替えることを表示するよう指示する。この指示を受けた制御部26は、表示部24に対し、動作モードの切り替えを社員に報知するよう指示する(ステップS106)。表示部24での表示後、一定時間内に、延長要求キーとなる機能キー22により、モード切り替えの延長を要求するためのキー入力がない場合には(ステップS107:No)、制御部26は、現時点でのモード切り替えが承諾されたものとして、電話機201に対し、当該スケジュールに沿った動作モードに切り替えるよう指示する(ステップS108)。
また、社員が動作モードの切り替え延長のために機能キー22を押下し(ステップS107:Yes)、続けてダイヤルキーパッド21から具体的な延長時間を入力した場合には(ステップS108:Yes)、入力された値を延長時間として、他方の動作モードへの切り替えを保留する。また、ダイヤルキーパッド21から延長時間の入力がない場合は(ステップS108:No)、予め記憶部13内に登録されている図2のモード設定情報から「延長時間」を取得し、この時間分、動作モードの切り替えを延期する。その後、上記のいずれかの方法で指定された延長時間が経過したとき(ステップS111:Yes)、中央制御部12は、電話機201に動作モードの切り替えを指示する(ステップS108)。
なお、動作モードの切り替え時刻が到来したときに電話機201が使用中の場合には(ステップS105:No)、中央制御部12は、電話機201に対し、動作モードの切り替え時刻が到来したことを表示部24に表示させるよう指示する(ステップS112)。そして、この表示を視認した利用者が機能キー22を押下した場合には(ステップS113:Yes)、上記と同様な手順に沿って、指定の延長時間後に動作モードを切り替えるよう動作し(ステップS109以降)、機能キー22が押下されず延長が要求されなかった場合には(ステップS113:No)、電話機201が空き状態に戻った段階で(ステップS114)、動作モードを切り替える(ステップS108)。
以上説明したように、実施例1のシステム101によれば、ボタン電話装置100に収容される電話機201〜20nのそれぞれにモード設定情報を設定することから、各電話機に固有のタイミングでモード切り替えを行うことができる。これにより、各社員の勤務スケジュールに応じて、電話機の動作モードを設定することが可能となり、利用者の利便性が高められる。さらに、モード切り替えの延期を可能としたことから、残業や休日出勤等、予定外の場面にも柔軟に対処することができる。
実施例1に関する上記説明では、電話機201〜20nに設定する動作モードが「昼モード」および「夜間モード」のいずれかであったが、この2種類のモードに限らず、記憶部13のモード設定情報を適宜変更すれば、例えば、早朝・昼・夜間のような3つ以上の動作モードを制御することも可能である。また、電話機201〜20nからモード切り替えの延長を要求する際の操作方法も、上記説明した方法に限らず、適宜設定することができる。
[実施例2]
図4は、本発明に係るボタン電話システムの実施例2の構成を示すブロック図である。本実施例のシステム102は、上記実施例1と同様な電話機201〜20nを備え、また、これらの電話機を収容するボタン電話装置100には、社員のID情報が記録された磁気カードあるいはICカードのような外部記録媒体から当該ID情報を読み取るカードリーダ301、302、・・・、30nが外部機器接続部15を介して接続されている。カードリーダ301〜30nは、本発明におけるID取得部の機能を果たす。なお、図示の例では、カードリーダ301〜30nが電話機201〜20nと同数のn個設けられているが、この構成に限らず、例えば、複数の社員で共用するカードリーダを1台のみ設けるような構成であってもよい。
ボタン電話装置100の記憶部13には、実施例1で説明した図2のモード設定情報に代えて、各電話機201〜20nを利用する社員の出退勤管理を行うための出退勤情報が保持されている。この出退勤情報の一例として、図5に、電話機201を利用する社員に関する出退勤情報を示す。図示の例では、当該社員の「ID情報」として「001」が設定され、当該社員が出勤する時間帯である「出勤時間帯」が8時から10時、退勤の時間帯である「退勤時間帯」が17時から20時に設定されている。これらの情報は、例えば、各社員が当該電話機からダイヤルキーパッド21や機能キー22を用いて、事前にボタン電話装置100に登録する。
また、図5に示すように、出退勤情報には、当該社員の出退勤状況が記録される。これは、上記の「出勤時間帯」あるいは「退勤時間帯」において、カードリーダ301によりID情報を読み取った日時を記録したものであり、例えば、2003年10月1日に関しては、当該社員が8時50分に出勤し、その後18時30分に退勤したことが記録されている。
実施例2におけるボタン電話装置100の中央制御部12は、図5の出退勤情報に基づき、社員が勤務する間は当該電話機201を「昼モード」に設定し、退勤後は「夜間モード」に設定するよう制御する。
本実施例のモード切り替え制御の手順を、図6に示すフローチャートに沿って説明する。ここでは、一例として、電話機201を利用する社員の出勤処理に関し説明する。まず、電話機201を利用する社員が、出勤時、カードリーダ301に自己のIDカードを通すと(ステップS201)、ボタン電話装置100の中央制御部12は、カードリーダ301から外部機器接続部15を介してID情報を取得する(ステップS202)。
中央制御部12は、ID情報を取得した時刻を時計11により確認し、この時刻が図5の「出勤時間帯」に該当することを認識すると、当該社員の出勤処理を行うべく、当該ID情報に対応する電話機番号を記憶部13から取得する(ステップS203)。ここでは、電話機201の電話機番号として「201」を取得したとする。続いて、中央制御部12は、電話機番号「201」を用いて、電話機201における現在の動作モードを確認する(ステップS204)。その結果、現在のモードが「夜間モード」であった場合(ステップS205:Yes)、これを「昼モード」に切り替えるよう電話機201に指示し(ステップS206)、先に時計11から得た時刻情報を、図5の出退勤情報に出勤時刻として記録する(ステップS207)。
また、その後の退勤処理においては、上記出勤処理の手順に対応した手順に沿って、当該利用者が「退勤時間帯」にIDカードを通したことを契機に、「昼モード」から「夜間モード」に切り替えるよう制御する。
実施例2のシステム102によれば、電話機201〜20nに対応する社員の出退勤管理と、当該電話機の動作モードの制御とを併せて行うことが可能となり、これにより、社員の勤務状況に適した動作モードを効率的に提供することができる。
なお、上記実施例2では、社員がIDカードを通した時点が出勤であるのか又は退勤であるのかを識別するために、ID情報を取得した時刻を出退勤情報の「出勤時間帯」および「退勤時間帯」に照合する手順を設けたが、この手順を省くことも可能である。すなわち、IDカードが通される毎に、時間帯に関係なく「昼モード」および「夜間モード」を反転させるようにしてもよい。このような設定により、例えば、日々の出退勤時間帯が変動しやすい部門の社員にも対処することができる。
また、本発明におけるID取得部として、上記実施例ではカードリーダ301〜30nを用いたが、このように外部記録媒体を読み取る機構に限らず、例えば、社員が自己のIDをキー入力する機構であってもよい。
[実施例3]
図7は、本発明に係るボタン電話システムの実施例3の構成を示すブロック図である。本実施例のシステム103は、上記実施例1と同様な電話機201〜20nを備え、これらの電話機を収容するボタン電話装置100には、発着信制御を行う外線インタフェース16を介して外線から受信した音声メッセージを、電話機201〜20nごとに蓄積するボイスメール装置400が接続されている。
ボイスメール装置400は、各電話機201〜20nへの音声メッセージを格納するメールボックス41、42、・・・、4nと、外線あるいはシステム103内からの音声メッセージの受け付けおよびメールボックス41〜4nに対するメッセージ聴取要求を制御する制御部40とを有する。ボイスメール装置400は、各電話機201〜20nへの着信に対し応答がないとき、あるいは事前の設定等により、当該電話機に代わって音声メッセージを受け付ける従来知られた機構であり、ここでは詳細な構成についての説明は省略する。ボイスメール装置400の制御部40は、本発明における蓄積通知部の機能を果たし、各メールボックス41〜4nにおける音声メッセージの蓄積数が、予め設定された閾値に達したとき、その旨を示す蓄積情報をボタン電話装置100に通知する。
本実施例では、音声メッセージの蓄積数を、当該電話機からボイスメール装置400へのアクセス状況の判断に用いる。具体的には、メールボックスにおいて音声メッセージが閾値に達するまで蓄積したとき、当該電話機からメールボックスへのアクセスが途絶えており、ユーザが不在であると判断する。蓄積数に関する閾値は、適宜設定が可能であるが、一例として、勤務中のユーザが電話機を操作できない間に蓄積され得るメッセージ数を設定することができる。例えば、会議等で離席する間には約3件のメッセージが蓄積されると予測した場合、閾値を4件以上に設定し、実際の蓄積数が当該閾値に達したとき、ボイスメール装置400に長期間アクセスがない、すなわち当該ユーザは退勤し不在であると判断する。これは、ユーザが勤務中であれば電話機からメッセージを聴取して削除することが可能であるが、削除されずに蓄積数が増え続けることは当該ユーザの不在を示唆するとの考えに基づく。
実施例3のシステム103の動作手順を、図8に示すフローチャートに沿って説明する。ここでは、一例として、電話機201に関する動作手順を示す。まず、外線からの着信を外線インタフェース部16が検出すると、中央制御部12に対し着信情報が送られる。中央制御部12は、これを受けると、記憶部13に予め登録されている着信先の情報を確認し、得られた着信先の電話機を鳴動させる。ここでは、電話機201を着信先とする(ステップS300)。
電話機201において着信が報知される間、応答されることなく所定時間が経過すると(ステップS301)、中央制御部12は、この着信をボイスメール装置400に転送する(ステップS302)。次いで、中央制御部12が、着信先である電話機201の電話番号をボイスメール装置400の制御部40に通知すると、制御部40は、電話機201に対応するメールボックス41に対し着信を接続し、接続したメールボックス41内に音声メッセージを蓄積する(ステップS303)。
ボイスメール装置400の制御部40は、メールボックス41にメッセージを蓄積する都度、その蓄積数と閾値とを比較する(ステップS304)。そして、蓄積したメッセージ数が閾値に達したことを検知したとき(ステップS305)、その旨を示す蓄積情報を電話機インタフェース部14を介してボタン電話装置100に通知する(ステップS306)。
ボタン電話装置100の中央制御部12は、ボイスメール装置400から蓄積情報を受けると、電話機201からボタン電話装置100への操作が所定期間にあったか否かを判定する。これは、電話機201を利用する社員が勤務中であるか否かを再確認するための手順であり、電話操作があったことが検知されたときは(ステップS307:Yes)、メールボックス41へのアクセスは途絶えていたが、当該社員は勤務中であると判断し、動作モードを切り替えることなく処理を終了する。
また、電話機201からのボタン電話装置100への操作が無い場合は(ステップS307:No)、当該社員が退勤し不在であると判断し、予め記憶部13に記録した電話機201の動作モードを読み出し(ステップS308)、これが「昼モード」になっていた場合には(ステップS309:Yes)、電話機201に対し動作モードを「夜間モード」に切り替えるよう指示し(ステップS310)、記憶部13内の動作モード情報を更新する(ステップS311)。
さらに、本実施例において「夜間モード」から「昼モード」に切り替える手順を、図9のフローチャートに沿って説明する。上記の判断により電話機201が「夜間モード」に切り替えられた後、出勤した当該社員が電話機201から音声メッセージを聞くために、ボイスメール装置400のメールボックス41にアクセスし、その旨を中央制御部12が検出すると(ステップS320)、中央制御部12は、記憶部13から電話機201の動作モードを読み出す(ステップS321)。そして、現在のモードが「夜間モード」であれば「昼モード」に切り替えるよう電話機201に指示し(ステップS322、323)、記憶部13の動作モード情報を更新する(ステップS324)。このように、図9に沿った手順では、「夜間モード」時にボイスメール装置400へのアクセスがあったことを契機に、当該社員が出勤したと判断し、「昼モード」へ切り替えるように制御する。
なお、ボイスメール装置400の蓄積メッセージが、外線を介してシステム103の外部からも聴取可能である場合、中央制御部12は、ボイスメール装置400へのアクセスが外線によるものであるか、あるいはシステム内のアクセスであるのかを判断し、システム内のアクセス、すなわち電話機201〜20nからのアクセスのみを、上記の動作モードの切り替えに適用するよう制御する。
以上説明したように、実施例3のシステム103によれば、ボイスメール装置400へのメッセージ蓄積状況を利用して、動作モードの切り替えを制御することができ、電話機201〜20nを利用する社員が意識することなく、当該社員の勤務状態に適した動作モードに切り替えることができる。
上記説明した手順では、音声メッセージの蓄積数が閾値に達したときに、「夜間モード」に設定するよう制御したが、これに限らず、例えば、「昼モード」時に蓄積数が閾値未満であっても、この蓄積数が5時間や10時間のような長時間を経ても増減しない場合は、当該社員が不在であるとみなして「夜間モード」に切り替える等、メッセージの蓄積数を利用した種々の設定が可能である。
[実施例4]
図10は、本発明に係るボタン電話システムの実施例4の構成を示すブロック図である。実施例4のシステム104における各電話機201〜20nは、図10に示すように、上記実施例で説明した構成に加え、本発明における入力処理部の機能を果たす起動ボタン27およびシャットダウンボタン28を備える。システム104において、各電話機201〜20nの起動ボタン27およびシャットダウンボタン28は、当該社員の出勤退管理に用いられ、具体的には、社員の出勤時に起動ボタン27が押下され、退勤時にシャットダウンボタン28が押下される。
ボタン電話装置100の記憶部13には、各電話機201〜20nを利用する社員ごとに出退勤時刻が記録される。この情報は、例えば図5に沿って実施例2で説明した出退勤情報と同様な構成を利用することができる。中央制御部12は、各電話機201〜20nにおける起動ボタン27の押下を検知したとき、時計11の時刻情報を利用して、当該社員の出勤時刻を記録し、また、シャットダウンボタン28の押下を検知したときは退勤時刻を記録する。
図11および図12に示すフローチャートに沿って、本実施例における動作モードの切り替え制御の手順を説明する。ここでは、一例として、電話機201に関する手順を示す。まず、図11において、電話機201を利用する社員が出勤時に起動ボタン27を押下すると(ステップS401)、制御部26は、その旨をボタン電話装置100へ通知する。
ボタン電話装置100の中央制御部12は、電話機インタフェース部14を介して、電話機201の起動ボタン27が押下されたことを検知すると、この時点で時計11から取得した時刻情報を、予め記憶部13内に登録されている当該社員の出退勤情報に出勤時刻として記録する(ステップS402)。次いで、中央制御部12は、電話機201の現時点の動作モードを確認し(ステップS403)、「夜間モード」であった場合は、出勤に伴い「昼モード」に切り替えるよう電話機201に指示する(ステップS404、S405)。
また、図12より、当該社員が退勤する際、電話機201のシャットダウンボタン28を押下すると(ステップS410)、その旨がボタン電話装置100に通知され、中央制御部12が記憶部13に当該社員の退勤時刻を記録する(ステップS411)。そして、電話機201の動作モードを確認し(ステップS412)、現在「昼モード」に設定されていれば、当該社員の退勤に伴い「夜間モード」に切り替えるよう電話機201に指示する(ステップS413、S414)。
実施例4のシステム104によれば、社員の出退勤管理と併せて電話機のモード切り替えを制御することができ、社員の勤務状況に応じた動作モードを提供することができる。
実施例4の上記手順では、社員の出退および退勤といった2つの場面に応じて「昼モード」および「夜間モード」を切り替える例を説明したが、これに限らず、例えば、勤務中・一時外出中・退勤後のような3つ以上の場面に対応した複数の動作モードを設定することもできる。その場合、場面の遷移時に社員が操作するための複数の機能キー22を設けてもよいが、電話機のダイヤルキーパッド21上で、キーの組み合わせにより所定のコマンドを入力するように設定してもよい。
本発明による実施例1のボタン電話システムの構成を示すブロック図である。 実施例1のモード設定情報を説明するための説明図である。 実施例1の動作手順を示すフローチャートである。 本発明による実施例2のボタン電話システムの構成を示すブロック図である。 実施例2の出退勤情報を説明するための説明図である。 実施例2の動作手順を示すフローチャートである。 本発明による実施例3のボタン電話システムの構成を示すブロック図である。 実施例3の動作手順を示すフローチャート(その1)である。 実施例3の動作手順を示すフローチャート(その2)である。 本発明による実施例4のボタン電話システムの構成を示すブロック図である。 実施例4の動作手順を示すフローチャート(その1)である。 実施例4の動作手順を示すフローチャート(その2)である。
符号の説明
101〜104 ボタン電話システム
100 ボタン電話装置
201〜20n 電話機
301〜30n カードリーダ
400 ボイスメール装置
11:時計、12:中央制御部、13:記憶部、14:電話機インタフェース部、15:外部機器接続部、16:外線インタフェース
21:ダイヤルキーパッド、22:機能キー、23:ハンドセット、24:表示部、25:スピーカ、26:制御部、27:起動ボタン、28:シャットダウンボタン
40:制御部、41〜4n:メールボックス

Claims (3)

  1. それぞれが第1および第2の動作モードを有する複数の電話機と、該複数の電話機のそれぞれに対する音声メッセージを蓄積するボイスメール装置と、前記複数の電話機および前記ボイスメール装置を収容する制御装置とを備え、
    前記ボイスメール装置は、前記各電話機への音声メッセージを格納するメッセージ格納部と、該メッセージ格納部における音声メッセージの蓄積状況を示す蓄積情報を前記制御装置に通知する蓄積通知部とを有し、
    前記制御装置は、前記蓄積通知部からの蓄積情報に基づき該蓄積情報に対応する電話機に前記第1および第2の動作モード間の切り替えを指示するモード制御部とを有し、
    前記各電話機は、前記制御装置からの前記指示に基づき自電話機に前記第1又は第2の動作モードを設定するモード設定部を有することを特徴とするボタン電話システム。
  2. 前記ボイスメール装置の蓄積通知部は、音声メッセージの蓄積数が所定の閾値に達したとき前記蓄積情報を出力し、
    前記制御装置のモード制御部は、前記蓄積情報を受けたとき、当該電話機に前記第1の動作モードを設定するよう指示することを特徴とする請求項記載のボタン電話システム。
  3. 前記制御装置のモード制御部は、前記第1の動作モードの設定を指示した電話機における電話操作の有無を判定し、当該電話機に電話操作があったことを検知したとき、当該電話機に前記第2の動作モードへの切り替えを指示することを特徴とする請求項記載のボタン電話システム。
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