JP3989779B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動入賞口に球が入賞すると、複数の図柄が変動表示され、大当たり抽選に基づき、図柄が予め決められた配列に揃って停止した時、遊技者にとって有利な大当たり状態を発生させるパチンコ遊技機に関し、特に大当たりの際の停止図柄の判定ラインを、遊技者が選択して設定することができるパチンコ遊技機に関する。なお、この明細書における「大当たり」とは、特定の入賞口が開口して多くの遊技球が入賞可能な特別遊技状態を意味するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特定の始動入賞口に球が入ると、図柄変動表示装置の3列の図柄が上から下に流れるように変動表示され、その後、それらの図柄が停止して、例えば「666」のように、予め決められた図柄が、所定の判定ライン上で揃ったとき、特別遊技状態つまり大当たりとなって、可変入賞装置の電動開閉大入賞口が開閉動作して、多くの球を入賞させることができるパチンコ遊技機が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
また、この種のパチンコ遊技機では、特別遊技状態となる図柄の組み合わせが例えば「777」のように予め決められた図柄の組み合わせになった場合、確率変動を伴う特典、つまり次回の大当たりとなる抽選時の当選確率を高確率とするような特典を付与することが行われている。
【0004】
このような特別遊技状態と特典付与の抽選は、通常、演算処理装置における乱数発生手段を使用して行われ、演算処理部で乱数を取得し、その乱数が予め設定された数値であった場合、特別遊技状態とし、或いは特別遊技状態と特典付与を行うように処理される。
【0005】
しかしながら、図柄変動表示の3列の図柄が停止したときに判定する判定ラインは予め決められており、また、遊技球が始動入賞口に入った時点で、抽選によって大当りと確率変動の特典付与が決定されてしまうため、遊技者は単純に遊技球を打つ操作をするのみであって、パチンコゲームに遊技者の意志が反映されることがなく、このために、遊技者のパチンコゲームへの参加意識が乏しく、パチンコゲームへの遊技者の興趣が薄れている問題があった。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、図柄変動表示の停止図柄の判定ラインに対する特典等を遊技者が選択可能にすることにより、遊技者の遊技への参加意識を高めて、遊技者のパチンコゲームへの興趣を向上させることができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のパチンコ遊技機は、始動入賞口に遊技球が入賞すると、複数の図柄を変動表示する図柄変動表示装置と、抽選用の乱数を取得して抽選を行なう抽選手段と、を具備し、抽選手段の抽選により大当りが発生し、該図柄変動表示装置の図柄が判定ライン上で揃って停止したとき、大当たり状態となるパチンコ遊技機において、該判定ラインとして複数の判定ラインが該図柄変動表示装置の表示上に設定され、該複数の判定ラインに対し大当り、確率変動付き大当り、または小大当りの特典が変更可能に設定され、遊技者の押しボタンスイッチの操作により、該大当り、確率変動付き大当り、または小大当りの特典が選択設定され、第二押しボタンスイッチの操作により、該有効判定ラインが該判定ラインの中から選択設定され、該始動入賞口への遊技球の入賞がない状態で、該有効判定ラインの選択を行うと共に複数の判定ラインに対する大当り、確率変動付き大当り、または小大当りの特典の選択を行なう選択設定画面が、該図柄変動表示装置に表示され、遊技者が当該表示を見ながら該押しボタンスイッチまたは該第二押しボタンスイッチを操作して、該有効判定ラインを選択すると共に複数の判定ラインに対する該特典を選択し、該始動入賞口に遊技球が入賞した時点で、該有効判定ラインと該有効判定ラインに対する該特典が設定されることを特徴とする。
【0012】
【作用】
上記構成のパチンコ遊技機は、始動入賞口への遊技球の入賞がない状態で、複数の判定ラインに対する大当りを含む複数種の特典の選択設定画面が、図柄変動表示装置に表示される。遊技者は、その画面表示を見ながらスイッチ操作を行なって、複数の判定ラインに対する特典を選択する。その後、始動入賞口に遊技球が入賞した時点で、判定ラインに対する特典が設定される。例えば、判定ラインが、中央判定ライン、右下傾斜判定ライン、右上傾斜判定ラインの3本で構成される場合、例えば、中央判定ラインに対しては通常の大当りが初期設定され、右下傾斜判定ラインに対しては確率変動付きの大当りが初期設定され、右上傾斜判定ラインに対しては小規模な小大当りが初期設定される。この状態で、遊技者はスイッチを操作しながら、各判定ラインに対する大当り、確率変動付き大当り、小大当り等の特典を変更する。
【0013】
その後、遊技が行なわれ、始動入賞口に遊技球が入賞した時点で、判定ラインに対する特典が設定されるが、図柄変動表示の停止図柄の判定ラインに対する特典等を遊技者が選択して設定したことにより、遊技者の意志が遊技に反映され、遊技者の遊技への参加意識を高めて、遊技者のパチンコゲームへの興趣を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図を示している。図において、1はパチンコ機の木枠で、木枠1の前には前面枠2が蝶番を介して開閉可能に装着され、前面枠2の前面にはガラス扉5を開閉可能に設けた金枠が取り付けられ、前面枠2の内側に遊技盤3が着脱可能に取り付けられる。また、遊技盤3の背面側に合成樹脂製の機構板がヒンジを介して回動可能に装着される。
【0015】
ガラス扉5の下側に、前板7が図示しない発射レールや打球杆を覆うように開閉可能に装着され、前板7の前面には打球供給皿6が設けられる。更に、前面枠2の下部に、打球発射装置の一部を構成する打球発射ハンドル9が設けられると共に、打球供給皿6で貯留できなくなった賞球を貯留する下皿8が設けられる。
【0016】
遊技盤3上に外レールと内レールとで囲まれた遊技領域が形成され、その遊技領域の中央に、3列に配置された複数の図柄を順に上から下に移動(回動)させて表示する図柄変動表示装置10が配設される。図柄変動表示装置10は、カラー液晶表示器等の表示器10aに3列に配置した複数の数字や絵の図柄を、上から下に流して表示する画を表示する。
【0017】
この図柄変動表示装置10は、始動入賞時に例えば1から9までの数字或いは絵柄が流れるように表示されるが、始動入賞する前には、判定ラインの特典選択画面が表示される。この判定ラインは、図4の特典選択画面に示すように、中央判定ラインL1、右下傾斜判定ラインL2、右上傾斜判定ラインL3の3本の判定ラインからなり、3列の図柄表示部上につまり3列の図柄が3文字づつ3列3行に表示される部分に、3本の判定ラインが重ねて表示される。
【0018】
そして、各判定ラインL1〜L3の左側に、選択して設定される特典が変更可能に表示される。また、その画面の右側には、選択操作のメッセージとして、後述の押しボタンスイッチ17を操作して特典を選択設定する旨が表示される。遊技者は、この判定ラインの特典選択画面を見ながら、押しボタンスイッチ17を操作して、各判定ラインL1,L2,L3における特典を選択して設定する。
【0019】
表示器10aの上方に、保留球表示器15が複数のランプ等を配置して設けられ、保留球表示器15は、図柄変動時に、さらに始動入賞口13に入賞した球の数(保留個数)を記憶して表示する。保留球表示器15の上方に、普通図柄表示器16が設けられる。この普通図柄表示器16は、例えば1桁の4,5,6,7などの数値を高速で順に循環して表示するように構成され、盤面上に設けた通過ゲート4を球が通過し、ゲート検出器4aがそれを検出したとき、普通図柄表示器16には4〜7の数値が高速で循環・表示される。普通図柄表示器16の数字変動は、数秒後に停止するが、その停止図柄(数字)が所定の例えば「7」であった場合、後述の始動入賞口13の羽根13cを所定の秒数だけ開放する。
【0020】
図柄変動表示装置10の中央位置の下方に、始動入賞口13が設けられ、さらにその両側に通常入賞口12が配設され、始動入賞口13の下側に、可変入賞装置11が設けられる。始動入賞口13は開閉可能な羽根13cを有し、図2に示すように、始動入賞口ソレノイド13bにより羽根13cは開閉駆動され、そこに入賞した球はその内側に配設された始動入賞検出器14により検出される。可変入賞装置11には大入賞口として開閉動作する開閉部材11aが、電磁ソレノイド等により開閉可能に設けられる。
【0021】
また、可変入賞装置11の大入賞口内には、Vゾーンと呼ばれる継続入賞口が設けられ、継続入賞口に入賞した球を検出するための継続入賞口検出器(V検出器19)がその内側に設けられ、さらに大入賞口に入賞した球を検出する入賞口検出器18が設けられる。これらの入賞口に入賞した入賞球の数をカウントするカウンタがRAMの特定メモリ領域などに設けられ、カウント値が例えば9個になると、可変入賞装置11の開閉部材11aは大入賞口ソレノイドにより閉じられる。
【0022】
開閉部材11aの1回の開放が1ラウンドとされ、所定時間内に特定入賞口に入賞すると、ラウンドが更新され、最大で例えば16ラウンドつまり16回開閉部材11aが開放される。さらに、遊技者が遊技中に操作し易い位置、例えば打球供給皿6の上に、遊技者が予測する予測変動回数を決定するための押しボタンスイッチ17が設けられる。この押しボタンスイッチ17は、図4のような、判定ラインの特典選択画面が図柄変動表示装置10に表示されているときに、遊技者が押して各判定ラインL1,L2,L3に対する特典を設定する。遊技盤3上には、大当たり時などに点灯する装飾ランプ26が設けられる。
【0023】
図2に示すように、パチンコ遊技機の主制御部となるCPU20は、ゲームのプログラムが記憶された読み出し専用のROM21、大当たり抽選時に取得した乱数などを一時記憶し、或いは大入賞口の連続開閉回数(ラウンド数)等のデータを一時的に記憶する読み書き可能なRAM22、及び入出力回路23を備える。RAM22内には、遊技者によって選択設定された各判定ラインに対する特典を記憶する記憶領域が設けられる。
【0024】
CPU20は、基本的にはそのメインルーチンにおいて、遊技中に、始動入賞口13に遊技球が入賞して始動条件が成立すると、乱数発生器から大当たり抽選用の乱数を取得して、大当たり抽選の処理を行うと共に、抽選結果が大当たりとなり、図柄変動表示装置10の表示図柄が3本の判定ラインの何れかの上で揃って停止したとき、所定の大当り処理を実行すると共に、大当りの後に停止した判定ラインに付された特典が付与され、特典付与の処理を実行するように構成される。
【0025】
図2のブロック図に示すように、制御部の入出力回路23には、始動入賞検出器14、ゲート検出器4a、入賞検出器18、及びV検出器19が接続される。入賞検出器18は、可変入賞装置11の内側に設けられ、可変入賞装置11の開閉部材11aが開いて、その大入賞口に入賞した球を検知してその検知信号を出力する。V検出器19は、可変入賞装置11の内側に設けられ、その特定入賞口に入賞した球を検知してその検知信号を出力する。これらの検出器の検知信号は、入出力回路23を介してCPU20に取り込まれるように構成されている。
【0026】
次に、上記構成のパチンコ遊技機の動作を図3のフローチャートを参照して説明する。パチンコゲームの遊技中、始動入賞しない状態において、CPU20は、ステップ100で、図柄変動表示装置10を制御してその表示器10aに、判定ラインの特典選択設定用の画面を表示する。この特典選択画面では、図4に示すように、中央判定ラインL1、右下傾斜判定ラインL2、右上傾斜判定ラインL3の3本の判定ラインが、3列の図柄表示部上につまり3列の図柄が3文字づつ3列3行に表示される部分に、重ねて表示される。そして、各判定ラインL1,L2,L3に対して異なる種類の大当り特典が付されている。
【0027】
すなわち、中央判定ラインL1に対しては通常の大当りが初期設定され、右下傾斜判定ラインL2に対しては確率変動付きの大当りが初期設定され、右上傾斜判定ラインL3に対しては小規模な小大当りが初期設定される。確率変動付きの大当りは、次回の大当り抽選時の当選確率が通常より高確率となる特典であり、小大当りは通常の大当りより少ないラウンド数の大当りで、例えば1回のラウンド(可変入賞装置11の開閉部材11aが開く回数)のみの大当りである。
【0028】
このような判定ラインL1,L2,L3に対する大当り特典の設定は、遊技者が押しボタンスイッチ17の操作により、変更することが可能であり、次のステップ110で、遊技者が押しボタンスイッチ17を操作して、任意の組み合わせに変更する。例えば、押しボタンスイッチ17を一度押すと、図4から図5のように大当り特典の表示が変わり、もう一度スイッチ17を押すと、図5から図6のように大当り特典の表示が変わり、もう一度スイッチ17を押すと、図6から図4の表示に戻るように、表示制御される。
【0029】
例えば、遊技者が各判定ラインL1,L2,L3に対する大当り特典を図6のように設定したい場合、押しボタンスイッチ17を二度押して図6のような表示にする。これにより、中央判定ラインL1が小大当りに設定され、右下傾斜判定ラインL2が大当りに設定され、右上傾斜判定ラインL3が確率変動付きの大当りに設定される。この各判定ラインに対する大当り特典の設定は、始動入賞口に遊技球が入賞するまで、行なうことができ、始動入賞した時点で、後述のようにその設定が記憶され確定される。
【0030】
遊技が行なわれ、ステップ120で、遊技球が始動入賞口13に入賞すると、始動入賞検出器14がこれを検出し、始動入賞信号をCPU20に送る。このとき、CPU20は、次のステップ130で、乱数発生器から大当たり抽選用の乱数を取得して大当たり抽選を行い、ステップ140で、その時点の特典選択画面で設定された各判定ラインの大当り特典を記憶する。そして、ステップ150で、図柄変動表示装置10の図柄変動を開始し、表示器10aに3列の図柄を上から下に流れるように変動表示する。
【0031】
大当り抽選は、乱数発生器からの乱数の取得により行なわれ、取得した乱数がハズレ乱数であった場合、ハズレとなり、取得した乱数が確率変動付きの大当り用の乱数であった場合、確率変動付き大当りとなる。また、乱数が通常の大当り用の乱数であった場合、通常の大当りとなり、乱数が小規模の小大当り用の乱数であった場合、小大当りとなる。
【0032】
そして、CPU20は、ステップ160で、大当たり抽選用に取得した乱数による抽選結果に基づき、図柄変動表示装置10の3列の図柄を、選択設定された判定ラインL1,L2,L3上で揃えて停止させるように制御する。例えば、図4のように、遊技者によって大当り特典が選択設定されている場合、抽選結果が確率変動付き大当りとなったとき、図4のように、右下傾斜判定ラインL2に沿って、3列の図柄を「777」のように所定の図柄に揃えて停止させるように制御する。
【0033】
そして、図柄変動表示装置10の3列の図柄が、図4のように右下傾斜判定ラインL2に沿って「777」で停止したとき、次のステップ170で、確率変動付き大当りと判定し、次のステップ180で、次回の大当り抽選を、大当りが高確率で発生する条件で行なうように条件設定する。そして、次のステップ200で、大当り処理を実行し、大当り処理では、可変入賞装置11の大入賞口の開閉部材11aを所定時間、所定のラウンド数だけ開放して、多くの遊技球が入賞可能な状態とする。
【0034】
一方、抽選結果が通常の大当りであったときには、中央判定ラインL1に沿って、3列の図柄を「777」で停止させるように制御する。そして、図柄変動表示装置10の3列の図柄が、中央判定ラインL1に沿って「777」で停止したときに、ステップ190で、大当りと判定し、次のステップ200で、上記のように、可変入賞装置11の大入賞口の開閉部材11aを所定時間、所定のラウンド数だけ開放して、大当り処理を実行する。
【0035】
また、抽選結果が小大当りであったときには、右上傾斜判定ラインL3に沿って、3列の図柄を「777」で停止させるように制御する。そして、図柄変動表示装置10の3列の図柄が、右上傾斜判定ラインL3に沿って「777」で停止したときには、ステップ210で、小大当りと判定し、次のステップ220で、可変入賞装置11の大入賞口の開閉部材11aを1ラウンドだけ開放する小規模な小大当り処理を実行する。
【0036】
一方、抽選結果が、上記のような確率変動付き大当り、大当り、或いは小大当りとはならず、ハズレであった場合には、上記のような大当り処理などは行なわない。
【0037】
このように、遊技者は、始動入賞の前に、特典選択画面と押しボタンスイッチ17を使用して、図柄変動表示の各判定ラインに設定される特典を選択設定することができるから、遊技者の遊技への参加意識を高めて、パチンコゲームを楽しむことができ、確率変動付き大当り、大当り、或いは小大当りが発生した場合には、自らが設定した判定ラインの特典設定によって、大きな満足感を遊技者は与えることができる。
【0038】
なお、上記実施形態では、図柄変動表示装置10の表示画面上に、3本の判定ラインL1、L2、L3を固定的に設定したが、図7に示すように、5本の判定ライン(中央判定ラインL1、右下傾斜判定ラインL2、右上傾斜判定ラインL3、上判定ラインL4、下判定ラインL5)を表示し、遊技者がその5本の判定ラインの中から、3本の判定ラインを選択できるように構成することもできる。
【0039】
この場合、第二押しボタンスイッチを上記押しボタンスイッチ17とは別に配設し、この第二押しボタンスイッチを押すことにより、5本の判定ラインの中で選択された3本の有効な判定ラインが変わるようにし、選択された有効判定ラインは、その他の判定ラインとは表示色を相違させ、或いは明度を相違して表示し、識別ができるようにする。
【0040】
例えば、図7に示す例では、中央判定ラインL1、右下傾斜判定ラインL2、及び上判定ラインL4が有効判定ラインとして設定されているが、第二押しボタンスイッチを押す毎に、3本の有効判定ラインの表示が、上判定ラインL4,中央判定ラインL1,下判定ラインL5のように、上から順に移動し、或いはランダムに移動し、遊技者が自らの意志で5本の判定ラインの中から3本の有効な判定ラインを選択設定する。勿論この場合も、3本の判定ラインに設定する特典は、遊技者が押しボタンスイッチ17を押すことにより、大当り、確率変動付き大当り、小大当りを、各有効判定ラインに対し任意に選択設定することができる。
【0041】
また、複数の有効判定ラインが設定され、それらの有効判定ラインに大当り、確率変動付き大当り、小大当りを設定した場合、複数の有効判定ライン上に3つの図柄が揃って停止し、複数種類の大当りが同時に発生する場合もあるが、そのような場合には、遊技者にとって最も有利な大当りを発生させるようにすれば良い。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のパチンコ遊技機によれば、図柄変動表示の停止図柄の判定ラインに対する特典等を、遊技者が選択して設定することができるから、遊技者の意志が遊技に反映され、遊技者の遊技への参加意識を高めて、遊技者のパチンコゲームへの興趣を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。
【図3】パチンコ遊技機の動作を示すフローチャートである。
【図4】各判定ラインの特典選択画面を示す説明図である。
【図5】各判定ラインの特典をずらした状態の特典選択画面の説明図である。
【図6】各判定ラインの特典をずらした状態の特典選択画面の説明図である。
【図7】他の実施形態の特典選択画面の説明図である。
【符号の説明】
3−遊技盤
10−図柄変動表示装置
11−可変入賞装置
13−始動入賞口
14−始動入賞検出器
17ー押しボタンスイッチ
20−CPU
21−ROM
22−RAM

Claims (3)

  1. 始動入賞口に遊技球が入賞すると、複数の図柄を変動表示する図柄変動表示装置と、抽選用の乱数を取得して抽選を行なう抽選手段と、を具備し、抽選手段の抽選により大当りが発生し、該図柄変動表示装置の図柄が判定ライン上で揃って停止したとき、大当たり状態となるパチンコ遊技機において、
    該判定ラインとして複数の判定ラインが該図柄変動表示装置の表示上に設定され、該複数の判定ラインに対し大当り、確率変動付き大当り、または小大当りの特典が変更可能に設定され、遊技者の押しボタンスイッチの操作により、該大当り、確率変動付き大当り、または小大当りの特典が選択設定され、第二押しボタンスイッチの操作により、該有効判定ラインが該判定ラインの中から選択設定され、該始動入賞口への遊技球の入賞がない状態で、該有効判定ラインの選択を行うと共に複数の判定ラインに対する大当り、確率変動付き大当り、または小大当りの特典の選択を行なう選択設定画面が、該図柄変動表示装置に表示され、遊技者が当該表示を見ながら該押しボタンスイッチまたは該第二押しボタンスイッチを操作して、該有効判定ラインを選択すると共に複数の判定ラインに対する該特典を選択し、該始動入賞口に遊技球が入賞した時点で、該有効判定ラインと該有効判定ラインに対する該特典が設定されることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記判定ラインとして、中央判定ライン、右下傾斜判定ライン、右上傾斜判定ライン、上判定ライン、及び下判定ラインの5本の判定ラインが前記図柄変動表示装置の表示器上に設定可能とされ、前記別の第二押ボタンスイッチを押すことにより、該5本の判定ラインの中から有効な3本の有効判定ラインが選択可能に設定されることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記判定ラインの中の前記有効判定ラインは、表示色又は明度を変えることにより、他の判定ラインとは識別可能に表示されることを特徴とする請求項記載のパチンコ遊技機。
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