JP2002058830A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2002058830A
JP2002058830A JP2001165280A JP2001165280A JP2002058830A JP 2002058830 A JP2002058830 A JP 2002058830A JP 2001165280 A JP2001165280 A JP 2001165280A JP 2001165280 A JP2001165280 A JP 2001165280A JP 2002058830 A JP2002058830 A JP 2002058830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
symbol
display
displayed
big hit
counter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001165280A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Nagano
光容 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyomaru Industry Co Ltd filed Critical Toyomaru Industry Co Ltd
Priority to JP2001165280A priority Critical patent/JP2002058830A/ja
Publication of JP2002058830A publication Critical patent/JP2002058830A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】「図柄表示ゲーム」の内容が斬新で趣向性が高
く、遊技者がいつまでも興味を持って遊技を継続するこ
とが可能な遊技機を提供する。 【解決手段】パチンコ機1は、図柄表示部3に「特定大
当たり図柄」が確定表示された場合に、予め設定された
所定回数分だけ図柄表示部3に特別図柄が確定表示され
るまで、あるいは次に「大当たり図柄」が確定表示され
るまでの間、一定期間における「大当たり」の生起確率
が高くなる「高確率状態」を生起させるようになってい
る。また、「高確率状態」中においては、特別図柄の確
定表示の積算回数が所定回数に近づくにしたがって、特
別図柄を変動表示する時間が長くなるようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、スロ
ットマシーン等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一例であるパチンコ機として、
普通電動役物に遊技球が入賞した場合に、図柄表示部に
表示された特別図柄が変動表示を開始し、変動表示後に
停止表示(確定表示)され、確定表示された特別図柄が
予め設定された「大当たり図柄」(たとえば、「1,
1,1」)である場合に、「大当たり」となり、遊技者
にとって有利な「大当たり状態」が生起し、大入賞口が
きわめて高い確率で所定回数だけ断続的に開成するパチ
ンコ機(いわゆる図柄合わせタイプのパチンコ機)が知
られている。また、図柄合わせタイプのパチンコ機の中
には、特定の「大当たり図柄」(たとえば、「7,7,
7」)が確定表示されて「大当たり状態」が生起した場
合に、「大当たり状態」の終了後に、予め設定された所
定回数分だけ図柄表示部に特別図柄が確定表示されるま
で(たとえば、特別図柄が50回の変動・確定表示を繰
り返すまで)、あるいは次に「大当たり図柄」が確定表
示されるまで、一定時間当たりの「大当たり」の生起確
率が高い「高確率状態」を生起させるものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た「高確率状態」を生起させる図柄合わせタイプのパチ
ンコ機は、「高確率状態」である場合とその他の場合と
で、図柄の変動の態様が一様であるため、遊技内容に新
鮮味がなく、遊技者に飽きられ易い、という欠点があっ
た。また、特別図柄が所定回数だけ変動・確定表示を繰
り返した場合には、「高確率状態」が終了してしまうた
め、「高確率状態」中に「大当たり」が生起しなかった
場合には、遊技者に、「高確率状態」の期間を非常に短
く感じさせてしまい、遊技者の遊技に対する興味を消失
させてしまうこともあった。
【0004】本発明の目的は、上記従来の図柄合わせタ
イプのパチンコ機が有する課題を解消し、遊技内容が斬
新で、遊技者がいつまでも興味を持って遊技することが
可能な遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の内、請求項1に
記載された発明の構成は、複数の図柄を表示可能な図柄
表示部が設けられており、所定条件の充足により図柄表
示部の図柄が変動表示を開始し、変動表示後に確定表示
され、確定表示された図柄が、予め設定された大当たり
図柄である場合には、通常の遊技状態よりも遊技者にと
って有利な特別遊技状態が生起するとともに、特定条件
が充足された場合には、特別遊技状態が終了した後に、
通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な特定遊技状
態が生起する遊技機であって、前記特定遊技状態が、予
め設定された所定回数分だけ図柄表示部に図柄が確定表
示されたこと、あるいは大当たり図柄が確定表示された
ことを条件に終了するものであるとともに、前記特定遊
技状態中における図柄の確定表示の積算回数の増加に伴
って、図柄を変動表示する時間の平均値が変化すること
にある。請求項2に記載された発明の構成は、請求項1
に記載された発明において、特定条件が、特定の大当た
り図柄が確定表示されること、大当たり図柄が確定表示
された場合に、その確定表示から特別遊技状態の終了ま
での間に確率変動予報手段が所定の信号を報知するこ
と、大当たり図柄が確定表示された場合に、その確定表
示から特別遊技状態の終了までの間に図柄表示部に予め
設定された確率変動予報図柄が表示されることの内のい
ずれかであることにある。請求項3に記載された発明の
構成は、請求項1、または請求項2に記載された発明に
おいて、特定遊技状態中における図柄の変動表示中に
は、大当たり図柄の一部を表示する場合の内の少なくと
も一部の場合に、大当たり図柄の一部を表示しない場合
と異なるリーチ変動態様で図柄の変動表示が行われると
ともに、図柄の確定表示の積算回数が所定回数に近づく
にしたがって、図柄の変動表示中に、リーチ変動態様で
図柄の変動表示を行う確率が高くなることにある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の遊技機の一実施形
態であるパチンコ機について、図面に基いて詳細に説明
する。
【0007】図1は、実施例1のパチンコ機1の正面を
示したものであり、パチンコ機1の正面の中央よりやや
上方には略円形の遊技領域2が設けられている。そし
て、遊技領域2の下方には、供給皿14と貯留皿16と
が上下に連設されており、貯留皿16の右サイドには、
発射ハンドル15が突設されている。また、遊技領域2
の中央上部には、図柄表示部3が設けられている。図柄
表示部3は、1枚の液晶板によって形成された液晶画面
33を有しており、その液晶画面33の左表示部位1
0、右表示部位11、中表示部位12の各表示部位に、
一桁の数字や一文字のアルファベット等(たとえば、
「0」〜「9」、「A」〜「E」)の所定種類の特別図
柄を表示することができるようになっている(なお、左
表示部位10、右表示部位11、中表示部位12に表示
される特別図柄を、それぞれ、左図柄、右図柄、中図柄
という)。
【0008】さらに、図柄表示部3の下方には、チュー
リップ形状の普通電動役物(図柄始動口)4が設けられ
ており、その普通電動役物4の内部には、遊技球の入賞
を検出する遊技球検出装置40(図3参照)が設けられ
ている。また、普通電動役物4の両サイドには、それぞ
れ、変動入賞領域である左ゲート5および右ゲート6が
設けられており、普通電動役物4の下側には、扉が前方
へ開閉する形状の大入賞口7が設置されている。さら
に、大入賞口7の下側には、普通図柄表示領域9が設け
られている。普通図柄表示領域9は、7セグメントのL
ED板によって形成されており、そのLED板に、一桁
の数字や記号等の所定種類の普通図柄を表示することが
できるようになっている。一方、図柄表示部3の上方に
は、特別図柄の変動中における普通電動役物4への入賞
を記憶するメモリーランプ(変動記憶部)25,25・
・が設けられている。なお、図1に示されるように、遊
技領域2には、上記部材の他に、サイドランプ23,2
3、電飾ランプ8,8・・、種々の入賞口、風車、およ
び多数の障害釘等が設けられている。
【0009】一方、図2は、パチンコ機1の裏面を示し
たものであり、パチンコ機1の中央よりやや下側には、
パチンコ機1の作動内容を制御するメイン制御装置17
が設置されている。また、メイン制御装置17の上方に
位置した図柄表示部3には、液晶画面33に表示する特
別図柄を制御するための図柄変動制御装置18が内蔵さ
れており、メイン制御装置17と接続された状態になっ
ている。さらに、図柄表示部3の右側(パチンコ機1の
裏面から見た場合の右側)には、遊技球払出装置36が
設置されている。
【0010】また、図3は、パチンコ機1の制御機構を
示したものであり、パチンコ機1には、メイン制御装置
17と別個に、図柄変動制御装置18が設けられてい
る。メイン制御装置17には、記憶手段であるROM3
7、RAM38、タイマ(図示せず)、外部出力端子
(図示せず)等が設けられているとともに、インターフ
ェイス43を介して、普通図柄表示領域9、遊技球検出
装置40、各種入賞口を開閉作動させるための作動装置
(ソレノイド等)44、メモリーランプ25、効果音を
発生させるためのスピーカ13、電飾ランプ8等が接続
されている。
【0011】また、メイン制御装置17には、普通図柄
の「当たり」を決定するaカウンタ、普通図柄の「はず
れ図柄」を決定するbカウンタ、「大当たり」の生起を
決定するcカウンタ、特別図柄を変動表示させる態様
(以下、「図柄変動パターン」という)を決定するdカ
ウンタ(変動態様決定カウンタ)、図柄表示部3の各表
示部位10〜12に確定表示する「確定表示図柄」(左
図柄・右図柄・中図柄)を決定するe〜gカウンタ等の
ループカウンタ、および「高確率状態」の発生期間を制
限するための積算カウンタであるhカウンタ(期間制限
カウンタ)等が内蔵されている。
【0012】各ループカウンタは、電源投入時から所定
の規則に従って所定の数値の間をごく短時間(1割込
2.000ms)の内に1ずつ加算しながらループカウ
ントする(最大値の次には最小値に戻る)ようになって
おり、aカウンタは、0〜99(100通り)の間を、
bカウンタは、0,1(2通り)の間を、cカウンタ
は、0〜310(311通り)の間を、dカウンタは、
0〜150(151通り)の間を、eカウンタは、0〜
14(15通り)の間を、それぞれループカウントする
ようになっている。さらに、fカウンタは、0〜14
(15通り)の間を、eカウンタの数値が14から0に
なる毎に(すなわち、15割込の内に)1ずつ加算しな
がらループカウントするようになっており、gカウンタ
は、0〜14(15通り)の間を、fカウンタが14か
ら0になる毎に(すなわち、225割込の内に)1ずつ
加算しながらループカウントするようになっている。
【0013】また、メイン制御装置17のROM37に
は、図4の如きbカウンタの数値に対応した「はずれ図
柄」、図5の如きe〜gカウンタの数値に対応した「確
定表示図柄」(左図柄、右図柄、中図柄)等が記憶され
ている。さらに、ROM37には、dカウンタの数値に
対応した5種類の「図柄変動パターン」が、図6〜図1
1の如くA〜Eの5つのテーブルに分かれて記憶されて
いる。そして、各「図柄変動パターン」毎に、特別図柄
の変動を継続する期間(以下、「図柄変動継続時間」と
いう)が設定されている。各テーブルに記憶された「図
柄変動パターン」の内「変動継続時間」が24秒以上の
ものは、後述する「リーチ変動態様」に対応した「リー
チ態様変動パターン」であり、「変動継続時間」が24
秒未満のものは、それ以外の「非リーチ態様変動パター
ン」である。また、各テーブルにおいては、Aテーブ
ル、Bテーブル、Cテーブル、Dテーブル、Eテーブル
の順に、「非リーチ態様変動パターン」の変動継続時間
が長くなっており、長い変動継続時間の「リーチ態様変
動パターン」と対応したdカウンタの数値の個数が多く
なっている。さらに、ROM37には、dカウンタの数
値に対応した「大当たり用変動パターンテーブル」も記
憶されている。
【0014】一方、図柄変動制御装置18には、図3の
如く、図柄表示CPU29、メインROM(記憶手段)
27、メインRAM31、調整回路26、インターフェ
イス22,28、外部出力端子35等が設けられてい
る。そして、図柄変動CPU29が、接続ケーブル30
を介してメイン制御装置17と接続され、インターフェ
イス28が液晶画面33に接続された状態になってい
る。
【0015】以下、実施例1のパチンコ機1の作動内容
について説明する。
【0016】遊技者等によって発射ハンドル15が回動
操作された場合には、発射装置(図示せず)によって、
遊技球が遊技領域2に打ち込まれる。打ち込まれた遊技
球が各種入賞口に入賞した場合には、賞品球として、所
定数の遊技球が、遊技球払出装置36によって払い出さ
れる。また、遊技領域2に打ち込まれた遊技球が、左ゲ
ート5あるいは右ゲート6を通過した場合には、普通図
柄表示領域9に表示された普通図柄が変動を開始すると
同時に、通過した瞬間に、aカウンタが、ループカウン
トしている数値の中から1つの数値を選択する。さら
に、普通図柄の変動開始と同時に、「当たり判定」が行
われ、aカウンタによって選択された数値が何であるか
判断される。そして、aカウンタによって選択された数
値が所定の10通りの数値であると判断された場合には
「当たり」となり、その他の場合(90通り)には「は
ずれ」となる。
【0017】「当たり」となった場合には、普通図柄の
変動開始から所定時間(たとえば、約29秒)後に、普
通図柄表示領域9に所定の「当たり図柄」(たとえば、
「7」)が表示されるとともに、普通電動役物4が所定
時間(たとえば、約0.5秒間)開成する。なお、普通
電動役物4は、閉成時においても、開成時に比べて低い
確率ではあるが、遊技球が入賞可能になっている。ま
た、「はずれ」と判定された場合には、bカウンタが選
択した数値に対応した「はずれ図柄」(図4参照)が、
新たな普通図柄として、普通図柄の変動開始から所定時
間(たとえば、約29秒)後に、普通図柄表示領域9に
表示される。普通図柄の変動中、または普通電動役物4
の開成中に遊技球が左ゲート5または右ゲート6を通過
したときは、次回以降に普通図柄を変動させる変動記憶
として最高4個まで記憶される。
【0018】そして、開成中あるいは閉成中の普通電動
役物4に遊技球が入賞した場合には、その入賞が普通電
動役物4に内蔵された遊技球検出装置40によって検出
され、メイン制御装置17に入賞検出信号が送信され
る。なお、後述するように、遊技球が普通電動役物4へ
入賞することによって、特別図柄が変動を開始し、特別
図柄の変動中、あるいは後述する「大当たり状態」中に
遊技球が普通電動役物4に入賞したときは、後に特別図
柄を変動させる「始動記憶」として最高4個まで記憶さ
れ、その個数だけメモリーランプ25,25・・が点灯
する。
【0019】メイン制御装置17に入賞検出信号が送信
されると、c〜gカウンタが、それぞれ、ループカウン
トしている数値の中から1つの数値を選択する(以下、
メイン制御装置17に入賞検出信号が送信された直後に
おけるc〜gカウンタによる数値の選択を「抽選」とい
う)。そして、「抽選」において、cカウンタが所定の
「大当たり数値」(たとえば、“7”)を選択した場合
には、「大当たり」が生起し、「大当たり数値」以外の
数値を選択した場合には、「はずれ」となる。したがっ
て、1回の「抽選」における「大当たり」の生起確率
は、1/311である。さらに、「抽選」においてcカ
ウンタが所定の「大当たり数値」を選択し、かつeカウ
ンタが所定の「特定数値」(たとえば、“3”,
“5”,“7”,“10”)を選択した場合には、「特
定大当たり」が生起し、「抽選」においてcカウンタが
所定の「大当たり数値」を選択し、かつeカウンタが
「特定数値」と異なる「非特定数値」を選択した場合に
は、「非特定大当たり」が生起する(すなわち、eカウ
ンタは、生起させる「大当たり状態」を「特定大当た
り」とするか「非特定大当たり」とするかを決定するカ
ウンタとして機能する)。したがって、「特定大当た
り」が生起する確率は、4/15である。また、「特定
大当たり」が生起した場合には、hカウンタが所定の数
値(たとえば、“50”)にセットされる。
【0020】一方、メイン制御装置17は、図12の如
きフローチャートにしたがって、「変動パターン決定プ
ログラム」を繰り返し実行している。かかる「変動パタ
ーン決定プログラム」においては、まず、ステップ(以
下、単にSで示す)1で、「抽選」におけるcカウンタ
の選択数値が、「大当たり数値」に対応した数値である
か否か判断される。そして、「YES」と判断された場
合(すなわち、「大当たり」が生起した場合)には、S
17で、メイン制御装置17のROM37に記憶された
「大当たり用変動パターンテーブル」(図11参照)の
中から「抽選」においてdカウンタが選択した数値に対
応した「図柄変動パターン」が呼び出される。そして、
S18で、呼び出された「図柄変動パターン」に基づい
て、図柄変動開始後に、その「図柄変動パターン」と対
応した「変動継続時間」だけ特別図柄を継続して変動さ
せるコマンドが作成され、作成されたコマンドが、「第
1コマンド」として、メイン制御装置17から図柄変動
制御装置18に送信される。
【0021】さらに、S19で、「抽選」におけるeカ
ウンタの選択数値に対応した「確定表示図柄」(図5参
照)が、ROM37から呼び出される。そして、呼び出
された情報に基づいて、S20で、「抽選」におけるe
カウンタの選択数値に対応した「確定表示図柄」を液晶
画面33の左表示部位10に確定表示させるコマンド
と、同じ「確定表示図柄」を液晶画面33の右表示部位
11に確定表示させるコマンドと、同じ「確定表示図
柄」を液晶画面33の中表示部位12に確定表示させる
コマンドとが作成される。そして、作成された3つのコ
マンドが、「第2コマンド」として、メイン制御装置1
7から図柄変動制御装置18に送信される。したがっ
て、「抽選」においてcカウンタが「大当たり数値」を
選択したと判断された場合には、メイン制御装置17か
ら図柄変動制御装置18に、左表示部位10、右表示部
位11、中表示部位12に同一の特別図柄を確定表示さ
せる旨を含めた「第2コマンド」が送信されることにな
る。なお、左表示部位10、右表示部位11、中表示部
位12の特別図柄が同一である特別図柄の組合せ(たと
えば、「1,1,1」)を「大当たり図柄」という。ま
た、「大当たり図柄」の内、表示部位10〜12の特別
図柄が「特定数値」に対応した特別図柄であるもの(た
とえば、「3,3,3」)を「特定大当たり図柄」とい
い、「大当たり図柄」の内、「特定大当たり図柄」以外
のものを「非特定大当たり図柄」という。
【0022】また、S1で「NO」と判断された場合
(すなわち、「抽選」において「はずれ」となった場
合)には、S2で、「高確率状態」であるか否か判断さ
れる。そして、「YES」と判断された場合(すなわ
ち、「高確率状態」の生起中に「はずれ」となった場
合)には、S3が実行され、hカウンタの数値が“1
0”以上であるか否か判断される。さらに、「YES」
と判断された場合には、S4が実行され、hカウンタの
数値が“20”以上であるか否か判断される。一方、S
3で、「NO」と判断された場合には、S11で、メイ
ン制御装置17のROM37内の「Aテーブル」(図6
参照)の中から、「抽選」においてdカウンタが選択し
た数値と対応した「図柄変動パターン」が呼び出され
る。このようにS3以降のステップが実行されることに
よって、hカウンタの数値に応じて、「変動パターン」
を呼び出すテーブルが決定される。そして、hカウンタ
の数値が“10”以上“20”未満である場合には、S
13により、「Bテーブル」の中から「抽選」において
dカウンタが選択した数値と対応した「図柄変動パター
ン」が呼び出され、hカウンタの数値が“20”以上
“30”未満である場合には、S14により、「Cテー
ブル」の中から「抽選」においてdカウンタが選択した
数値と対応した「図柄変動パターン」が呼び出され、h
カウンタの数値が“30”以上“40”未満である場合
には、S15により、「Dテーブル」の中から「抽選」
においてdカウンタが選択した数値と対応した「図柄変
動パターン」が呼び出され、hカウンタの数値が“4
0”以上である場合には、S7により、「Eテーブル」
の中から「抽選」においてdカウンタが選択した数値と
対応した「図柄変動パターン」が呼び出される。
【0023】しかる後、S8で、呼び出された「図柄変
動パターン」に基づいて、図柄変動開始後に、その「図
柄変動パターン」と対応した「変動継続時間」だけ特別
図柄を継続して変動させるコマンドが作成され、作成さ
れたコマンドが、「第1コマンド」として、メイン制御
装置17から図柄変動制御装置18に送信される。さら
に、S9で、「抽選」におけるe〜gカウンタの選択数
値に対応した3つの「確定表示図柄」が、ROM37か
ら呼び出される。そして、呼び出された情報に基づい
て、S10で、「抽選」におけるeカウンタの選択数値
に対応した「確定表示図柄」を左表示部位10に確定表
示させるコマンドと、「抽選」におけるfカウンタの選
択数値に対応した「確定表示図柄」を右表示部位11に
確定表示させるコマンドと、「抽選」におけるgカウン
タの選択数値に対応した「確定表示図柄」を中表示部位
12に確定表示させるコマンドとが作成され、作成され
た3つのコマンドが、「第2コマンド」として、メイン
制御装置17から図柄変動制御装置18に送信される。
【0024】なお、「抽選」において「はずれ」となっ
た場合であって、e〜gカウンタが偶発的に同一の数値
を選択した場合には、gカウンタの数値に“1”が加算
され、その数値に対応した「確定表示図柄」を中表示部
位12に確定表示させるコマンドが作成され、「第2コ
マンド」に含められて、メイン制御装置17から図柄変
動制御装置18に送信される。したがって、「はずれ」
となった場合には、メイン制御装置17から図柄変動制
御装置18へ、各表示部位10〜12に、少なくとも1
つが異なる特別図柄の組合せを確定表示させる旨を含め
た「第2コマンド」が送信されることになる。また、
「抽選」においてdカウンタが「リーチ態様変動パター
ン」と対応した数値を選択した場合には、「抽選」にお
けるeカウンタの選択数値に対応した「確定表示図柄」
を液晶画面33の左表示部位10に確定表示させるコマ
ンドと、同じ「確定表示図柄」を液晶画面33の右表示
部位11に確定表示させるコマンドと、「抽選」におけ
るgカウンタの選択数値に対応した「確定表示図柄」を
液晶画面33の中表示部位12に確定表示させるコマン
ドとが作成され、「第2コマンド」に含められて、メイ
ン制御装置17から図柄変動制御装置18に送信され
る。したがって、「抽選」においてdカウンタが「リー
チ態様変動パターン」と対応した数値を選択した場合に
は、メイン制御装置17から図柄変動制御装置18へ、
左表示部位10と右表示部位11に、同一の特別図柄の
組合せ(すなわち、「大当たり図柄」の一部、以下「リ
ーチ図柄」という)を確定表示させる旨を含めた「第2
コマンド」が送信されることになる。加えて、「抽選」
においてdカウンタが「非リーチ態様変動パターン」と
対応した数値を選択した場合には、左表示部位10と右
表示部位11が異なる特別図柄の組合せ(すなわち、
「リーチ図柄」と異なる「非リーチ図柄」)を確定表示
させる旨を含めた「第2コマンド」、あるいは、左表示
部位10と右表示部位11に「リーチ図柄」を確定表示
させる旨を含めた「第2コマンド」が送信されるように
なっている。
【0025】加えて、メイン制御装置17は、「第1コ
マンド」を送信した後、タイマが時間の計測を開始し、
「第1コマンド」に含まれている「変動継続時間」が経
過した時点で、液晶画面33の各表示部位10〜12に
おいて変動している特別図柄を停止させるための「第3
コマンド」を作成し、作成した「第3コマンド」を図柄
変動制御装置18に送信する。なお、図11は、メイン
制御装置17が図柄変動制御装置18に「第1コマン
ド」〜「第3コマンド」を送信する際のタイムチャート
を示したものであり、「第1コマンド」C1が送信され
た後、1割込毎に、「第2コマンド」である3つのコマ
ンドC2−1,C2−2,C2−3が送信され、しかる
後、「変動継続時間」の経過後に、「第3コマンド」C
3が送信される。
【0026】一方、図柄変動制御装置18は、「第1コ
マンド」を受信すると、液晶画面33の各表示部位10
〜12に表示された左図柄・右図柄・中図柄の変動を開
始させるとともに、「第1コマンド」に含まれた「図柄
変動パターン」にしたがって、その「図柄変動パター
ン」と対応した「変動継続時間」だけ、特別図柄の変動
を継続させる。なお、特別図柄の変動は、液晶画面33
中の各表示部位10〜12において、「一桁の数字や一
文字のアルファベット等が上から下へスクロールして別
の数字やアルファベット等に切り替わる動画」を表示す
ること等によって行われる。加えて、「図柄変動パター
ン」の種類に応じて、特別図柄のスクロールの速度、ス
クロール中に表示される動画の内容(たとえば、メッセ
ージや登場するキャラクター等)が異なっている。
【0027】また、図柄変動制御装置18は、「第3コ
マンド」を受信すると、液晶画面33の各表示部位10
〜12において変動している特別図柄を、左表示部位1
0、右表示部位11、中表示部位12の順に停止させ、
最終的に、「第2コマンド」として送信された3つのコ
マンドに含まれた「確定表示図柄」を、左表示部位1
0、右表示部位11、中表示部位12に確定表示する。
したがって、「抽選」においてcカウンタが「大当たり
数値」を選択した場合(すなわち、「大当たり」が生起
した場合)には、各表示部位10〜12に、「大当たり
図柄」が確定表示され、cカウンタが「大当たり数値」
以外の数値を選択した場合(すなわち、「はずれ」とな
った場合)には、各表示部位10〜12に、少なくとも
1つが異なる3つの特別図柄の組合せ(たとえば、
「1,2,3」)が確定表示される。また、「第1コマ
ンド」を受信した後にメインROM27から呼び出され
た「図柄変動パターン」が「リーチ態様変動パターン」
である場合には、左表示部位10、右表示部位11に
「確定表示図柄」を確定表示した後に、中表示部位12
で未だ変動している特別図柄を、通常と異なる「リーチ
変動態様」によって、高速で変動させたり低速で変動さ
せたりした後に、中表示部位12に「確定表示図柄」を
確定表示する。なお、上述したように、「高確率状態」
中の「抽選」においてdカウンタが「非リーチ態様変動
パターン」と対応した数値を選択した場合には、「非リ
ーチ図柄」を確定表示させる旨を含めた「第2コマン
ド」、あるいは、左表示部位10と右表示部位11に
「リーチ図柄」を確定表示させる旨を含めた「第2コマ
ンド」が送信されるため、「高確率状態」中における図
柄の変動表示中には、「リーチ図柄」を表示する場合の
内の一部の場合にのみ、「リーチ変動態様」で図柄の変
動表示が行われる。
【0028】そして、液晶画面33に「大当たり図柄」
が確定表示された場合には、遊技者にとって有利な「特
別遊技状態」である「大当たり状態」が生起し、大入賞
口7が、所定時間(たとえば、約25秒)あるいは所定
個数(たとえば、9個)の遊技球の入賞を検出するまで
開成する。そして、大入賞口7内に設けられた特定領域
(図示せず)に遊技球が入賞することを条件として、大
入賞口7が、所定時間あるいは所定個数の遊技球の入賞
を検出するまでの開成を、所定回数だけ断続的に繰り返
す。また、「大当たり状態」が生起した場合には、スピ
ーカ13から効果音が発生するとともに、サイドランプ
23,23、電飾ランプ8,8・・等が点滅して、雰囲
気が盛り上げられる。
【0029】さらに、液晶画面33に「特定大当たり図
柄」が表示された場合には、「大当たり状態」終了後
に、遊技者にとって有利な「特定遊技状態」である「高
確率状態」が生起する。「高確率状態」が生起した場合
には、サイドランプ23,23等が「大当たり状態」時
とは異なる態様で点滅し、かかる事態が周囲に報知され
る。なお、パチンコ機1は、電源投入時点では、「低確
率状態」となるように設定されている。
【0030】「高確率状態」においては、普通図柄の
「当たり判定」において、判定データ(aカウンタの数
値)が、所定の97通りの数値(たとえば、“3”〜
“99”)である場合に、「当たり」と判定される。こ
のため、「当たり」の生起確率は97/100に増大す
る。したがって、普通電動役物4が頻繁に開成し、遊技
球が高い頻度で普通電動役物4に入賞するようになる。
それゆえ、特別図柄の変動回数も増大する。さらに、
「高確率状態」においては、「抽選」時に、cカウンタ
が所定の15通りの数値を選択した場合に、「大当た
り」と判定される。このため、「大当たり」の生起確率
は15/311に増大する。したがって、「高確率状
態」の生起中、遊技者は、多くの賞品球を獲得すること
ができ、ほとんど遊技球を消費しない上、短期間の内に
きわめて高い確率で「大当たり」を生起させ得る。
【0031】また、特定「大当たり」が生起した場合に
は、hカウンタが所定の数値(“50”)にセットされ
るが、「高確率状態」が生起した後には、特別図柄が変
動を開始・確定表示を繰り返す毎に、hカウンタの数値
から“1”ずつ減算される。そして、hカウンタの数値
が“0”となった場合に、「高確率状態」が終了する。
また、「高確率状態」中に図柄表示部3に「大当たり図
柄」が確定表示された場合(すなわち、「高確率状態」
中に「大当たり」が生起した場合)にも、「高確率状
態」が終了する(すなわち、「高確率状態」は、予め設
定された所定回数分だけ図柄表示部3に特別図柄が確定
表示されたこと、あるいは「大当たり図柄」が確定表示
されたことを条件に終了する)。
【0032】上記の如く、パチンコ機1は、メイン制御
装置17のROM37のA〜Eテーブルにおいて、Aテ
ーブル、Bテーブル、Cテーブル、Dテーブル、Eテー
ブルの順に、「非リーチ態様変動パターン」の変動継続
時間が長くなっており、長い変動継続時間の「非リーチ
態様変動パターン」と対応したdカウンタの数値の個数
が多くなっている。そして、「変動パターン決定プログ
ラム」を実行し、「高確率状態」においては、hカウン
タの数値が“10”以上“20”未満である場合、“2
0”以上“30”未満である場合、“30”以上“4
0”未満である場合、“40”以上である場合に、それ
ぞれ、Aテーブル、Bテーブル、Cテーブル、Dテーブ
ル、Eテーブルの中から、「抽選」においてdカウンタ
が選択した数値と対応した「図柄変動パターン」を呼び
出し、その「図柄変動パターン」によって、特別図柄を
変動表示させるようになっている。したがって、「高確
率状態」中においては、特別図柄の確定表示の積算回数
の増加に伴って(特別図柄の確定表示の積算回数が所定
回数(50回)に近づくにしたがって)、特別図柄が変
動表示される時間(平均値)が長くなる(特別図柄を長
い時間変動させる確率が段階的に高くなる)。
【0033】パチンコ機1は、上記の如く、「高確率状
態」が、予め設定された所定回数分(50回分)だけ図
柄表示部に図柄が確定表示されたこと、あるいは「大当
たり図柄」が確定表示されたことを条件に終了するもの
であるとともに、「高確率状態」中における特別図柄の
確定表示の積算回数の増加に伴って、特別図柄が変動表
示される時間の平均値が長くなるため、「高確率状態」
の期間を短く感じさせたりせず、いつまでも遊技者の遊
技に対する興味を消失させない。
【0034】また、パチンコ機1は、「特定大当たり図
柄」が確定表示されることによって「高確率状態」が生
起するものであるため(すなわち、「高確率状態」を生
起させる特定条件が、「特定大当たり図柄」が確定表示
されることであるため)、遊技者は、図柄表示部3にお
ける特別図柄の変動・確定表示に、非常に高い関心を示
すことになるので、いつまでも飽きることなく遊技を楽
しむことができる。
【0035】さらに、パチンコ機1は、「高確率状態」
中における図柄の変動表示中には、「リーチ図柄」を表
示する場合の内の少なくとも一部の場合に、「リーチ図
柄」を表示しない場合(すなわち、「非リーチ図柄」を
表示する場合)と異なる「リーチ変動態様」で図柄の変
動表示が行われるとともに、図柄の確定表示の積算回数
の増加に伴って、特別図柄の変動表示中に、「リーチ変
動態様」で図柄の変動表示を行う確率が高くなるため、
「高確率状態」の終了間際には、遊技者は、「大当た
り」生起に対して特に大きな期待を抱くことになるの
で、いつまでも興味を持って遊技を継続することができ
る。
【0036】なお、本発明の遊技機の構成は、上記実施
形態の態様に何ら限定されるものではなく、各種入賞
口、図柄表示部、普通電動役物、メモリーランプ、各種
ゲート、大入賞口、電飾ランプ、普通図柄表示領域、供
給皿、発射ハンドル、貯留皿、メイン制御装置、図柄変
動制御装置、各種ループカウンタ、遊技球検出装置、遊
技球払出装置等の形状・構造・機能・設置態様等、普通
図柄・特別図柄の種類、変動態様、「当たり図柄」・
「大当たり図柄」の種類、「当たり」・「大当たり」の
生起確率、「抽選」の方法、コマンドを作成・送信する
方法、「大当たり状態」における遊技内容(「大当たり
状態」における大入賞口の開成態様等)、「高確率状
態」における遊技内容、「図柄変動パターン」の決定方
法、「リーチ図柄」の種類、「リーチ態様表示」の内容
等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に
応じて適宜変更できる。
【0037】たとえば、遊技機は、遊技球が所定のゲー
トを通過した場合に普通図柄を変動させるものに限定さ
れず、遊技球が所定の入賞口に入賞した場合に普通図柄
を変動させるものでも良い。また、遊技球が図柄始動口
に入賞した場合に特別図柄を変動させるものに限定され
ず、遊技球が所定のゲートを通過した場合に特別図柄が
変動するものでも良い。一方、図柄表示部に3つの表示
部位が設けられたものに限定されず、2つ以下あるいは
4つ以上の表示部位が設けられており、それらの各表示
部位に表示された特別図柄が所定のもの、あるいは所定
の組合せとなった場合に「大当たり状態」が生起するも
のでも良い。
【0038】また、上記実施形態においては、図柄表示
部に特定の大当たり図柄が確定表示された場合に、特定
遊技状態である「高確率状態」が生起する遊技機につい
て説明したが、本発明の遊技機は、図14の如く、確率
変動予報手段45が設けられており、「大当たり図柄」
が確定表示された場合に、その確定表示から特別遊技状
態の終了までの間に確率変動予報手段45が所定の信号
を報知した場合(たとえば、所定の図柄やメッセージを
表示した場合、所定の態様で発光した場合、所定の音声
を発生した場合)に特定遊技状態が生起するものでも良
い。かかる遊技機によれば、遊技者は、確定表示から特
別遊技状態の終了までの間に確率変動予報手段から発せ
られる信号に、非常に高い関心を示すことになるので、
いつまでも飽きることなく遊技を楽しむことができる。
なお、かかる構成を採用する場合には、確率変動予報手
段の形状、構造、設置態様等は、特に限定されない。
【0039】さらに、遊技機は、「大当たり図柄」が確
定表示された場合に、その確定表示から特別遊技状態の
終了までの間に図柄表示部に、キャラクターやシンボル
マーク等の特定の動画やメッセージ等の予め設定された
確率変動予報図柄が表示された場合に、特定遊技状態が
生起するもの等でも良い。かかる遊技機によれば、遊技
者は、確定表示から特別遊技状態の終了までの間におけ
る図柄表示部の表示に、非常に高い関心を示すことにな
るので、いつまでも飽きることなく遊技を楽しむことが
できる。
【0040】また、遊技機は、上記実施形態の如く、
「高確率状態」中における特別図柄の確定表示の積算回
数の増加に伴って、特別図柄を長い時間変動させる確率
が高くなるものに限定されず、特定遊技状態中における
図柄の確定表示の積算回数の増加に伴って、図柄を変動
させる時間を一定時間ずつ延長させるものや、特定遊技
状態中における図柄の確定表示の積算回数の増加に伴っ
て、図柄を変動表示する時間が短くなるもの等でも良
い。一方、特定遊技状態中における図柄の確定表示の積
算回数の増加に伴って図柄を変動表示する時間を長くす
るための方法は、上記実施形態の如く、期間制限カウン
タ(hカウンタ)の数値に応じて、記憶手段(ROM、
RAM等)に記憶された異なるテーブルから「抽選」に
おける変動態様決定カウンタ(dカウンタ)の選択数値
に対応した「図柄変動パターン」を選択する方法に限定
されず、図柄変動制御装置を利用して、期間制限カウン
タの数値に応じて、変動継続時間を所定の時間だけ延長
する方法等の他の方法を採用することも可能である。ま
た、遊技機は、上記実施形態の如く、特定遊技状態中に
おける図柄の確定表示の積算回数の増加に伴って、図柄
を変動表示する時間が長くなるものに限定されず、特定
遊技状態中における図柄の確定表示の積算回数の増加に
伴って、図柄を変動表示する時間が短くなるもの等でも
良い。
【0041】さらに、遊技機は、「大当たり図柄」を確
定表示する場合の少なくとも一部の場合に、確定表示す
る「大当たり図柄」と同一あるいは異なる「大当たり図
柄」を一旦停止させる態様で表示するものでも良い。
【0042】加えて、遊技機は、メイン制御装置と図柄
変動制御装置とが併設されたものに限定されず、メイン
制御装置のみが設けられたものでも良い。加えて、遊技
機は、メイン制御装置から図柄変動制御装置へ3つのコ
マンドを送信するものに限定されず、2つ以下あるいは
4つ以上のコマンドを送信するものでも良い。また、メ
イン制御装置においてコマンドを作成したり、送信した
りするための方法も、上記実施形態の如きプログラムに
何ら限定されず、種々のプログラムを用いることができ
る。また、場合によっては、予めコマンドをROM等に
記憶しておき、必要に応じて適宜呼び出して送信する方
法等を採用することもできる。加えて、遊技機は、発光
制御装置や効果音制御装置等のメイン制御装置や図柄変
動制御装置以外の制御装置を搭載したものでも良い。
【0043】なお、上記実施形態においては、本発明の
遊技機を、いわゆる第1種のパチンコ機に応用した一例
について説明したが、本発明の遊技機は、いわゆる第3
種のパチンコ機等の異なる形式のパチンコ機や、テレビ
ゲーム等に応用することも可能である。
【0044】
【発明の効果】請求項1の遊技機は、特定遊技状態が、
予め設定された所定回数分だけ図柄表示部に図柄が確定
表示されたこと、あるいは大当たり図柄が確定表示され
たことを条件に終了するものであるとともに、特定遊技
状態中における図柄の確定表示の積算回数の増加に伴っ
て、図柄が変動表示される時間の平均値が変化するた
め、「高確率状態」の期間を短く感じさせたりせず、い
つまでも遊技者の遊技に対する興味を消失させない。
【0045】請求項2の遊技機は、特定条件が、特定の
大当たり図柄が確定表示されること、大当たり図柄が確
定表示された場合に、その確定表示から特別遊技状態の
終了までの間に確率変動予報手段が所定の信号を報知す
ること、大当たり図柄が確定表示された場合に、その確
定表示から特別遊技状態の終了までの間に図柄表示部に
予め設定された確率変動予報図柄が表示されることの内
のいずれかであるため、遊技者は、図柄表示部における
特別図柄の変動・確定表示、確定表示から特別遊技状態
の終了までの間に確率変動予報手段から発せられる信
号、あるいは確定表示から特別遊技状態の終了までの間
における図柄表示部の表示に、非常に高い関心を示すこ
とになるので、いつまでも飽きることなく遊技を楽しむ
ことができる。
【0046】請求項3の遊技機は、特定遊技状態中にお
ける図柄の変動表示中には、大当たり図柄の一部を表示
する場合の内の少なくとも一部の場合に、大当たり図柄
の一部を表示しない場合と異なるリーチ変動態様で図柄
の変動表示が行われるとともに、図柄の確定表示の積算
回数が所定回数に近づくにしたがって、図柄の変動表示
中に、リーチ変動態様で図柄の変動表示を行う確率が高
くなるため、「高確率状態」中における図柄の変動態様
がエキサイティングであり、趣向性が高いので、遊技者
を飽きさせたりしない。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面を示す説明図である。
【図2】パチンコ機の背面を示す説明図である。
【図3】パチンコ機の制御機構を示す説明図である。
【図4】bカウンタの数値と対応した「はずれ図柄」を
示す説明図である。
【図5】e〜gカウンタの値と対応した「確定表示図
柄」を示す説明図である。
【図6】dカウンタの数値と対応した「図柄変動パター
ン」を示す説明図である。
【図7】dカウンタの数値と対応した「図柄変動パター
ン」を示す説明図である。
【図8】dカウンタの数値と対応した「図柄変動パター
ン」を示す説明図である。
【図9】dカウンタの数値と対応した「図柄変動パター
ン」を示す説明図である。
【図10】dカウンタの数値と対応した「図柄変動パタ
ーン」を示す説明図である。
【図11】dカウンタの数値と対応した「図柄変動パタ
ーン」を示す説明図である。
【図12】メイン制御装置の作動内容を示すフローチャ
ートである。
【図13】メイン制御装置が図柄変動制御装置に「第1
コマンド」〜「第3コマンド」を送信する際のタイムチ
ャートである。
【図14】パチンコ機の正面を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・パチンコ機、2・・遊技領域、3・・図柄表示
部、4・・普通電動役物、5・・左ゲート、6・・右ゲ
ート、7・・大入賞口、8・・電飾ランプ、9・・普通
図柄表示領域、10・・左表示部位、11・・右表示部
位、12・・中表示部位、13・・スピーカ、14・・
供給皿、15・・発射ハンドル、16・・貯留皿、17
・・メイン制御装置、18・・図柄変動制御装置、22
・・インターフェイス、23・・サイドランプ、25・
・メモリーランプ、26・・調整回路、27・・RO
M、28・・インターフェイス、29・・図柄表示CP
U、31・・RAM、33・・液晶画面、35・・外部
出力端子、36・・遊技球払出装置、37・・ROM、
38・・RAM、40・・遊技球検出装置、43・・イ
ンターフェイス、44・・作動装置、45・・確率変動
予報手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の図柄を表示可能な図柄表示部が設
    けられており、所定条件の充足により図柄表示部の図柄
    が変動表示を開始し、変動表示後に確定表示され、確定
    表示された図柄が、予め設定された大当たり図柄である
    場合には、通常の遊技状態よりも遊技者にとって有利な
    特別遊技状態が生起するとともに、特定条件が充足され
    た場合には、特別遊技状態が終了した後に、通常の遊技
    状態よりも遊技者にとって有利な特定遊技状態が生起す
    る遊技機であって、 前記特定遊技状態が、予め設定された所定回数分だけ図
    柄表示部に図柄が確定表示されたこと、あるいは大当た
    り図柄が確定表示されたことを条件に終了するものであ
    るとともに、 前記特定遊技状態中における図柄の確定表示の積算回数
    の増加に伴って、図柄を変動表示する時間の平均値が変
    化することを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 特定条件が、 特定の大当たり図柄が確定表示されること、 大当たり図柄が確定表示された場合に、その確定表示か
    ら特別遊技状態の終了までの間に確率変動予報手段が所
    定の信号を報知すること、 大当たり図柄が確定表示された場合に、その確定表示か
    ら特別遊技状態の終了までの間に図柄表示部に予め設定
    された確率変動予報図柄が表示されることの内のいずれ
    かであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 特定遊技状態中における図柄の変動表示
    中には、大当たり図柄の一部を表示する場合の内の少な
    くとも一部の場合に、大当たり図柄の一部を表示しない
    場合と異なるリーチ変動態様で図柄の変動表示が行われ
    るとともに、図柄の確定表示の積算回数が所定回数に近
    づくにしたがって、図柄の変動表示中に、リーチ変動態
    様で図柄の変動表示を行う確率が高くなることを特徴と
    する請求項1、または請求項2に記載の遊技機。
JP2001165280A 2000-06-05 2001-05-31 遊技機 Pending JP2002058830A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001165280A JP2002058830A (ja) 2000-06-05 2001-05-31 遊技機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-168107 2000-06-05
JP2000168107 2000-06-05
JP2001165280A JP2002058830A (ja) 2000-06-05 2001-05-31 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001167171A Division JP2002058831A (ja) 2000-06-05 2001-06-01 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002058830A true JP2002058830A (ja) 2002-02-26

Family

ID=26593346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001165280A Pending JP2002058830A (ja) 2000-06-05 2001-05-31 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002058830A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284429A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2010284420A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2014079603A (ja) * 2013-09-27 2014-05-08 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2014079604A (ja) * 2013-09-27 2014-05-08 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2015134248A (ja) * 2015-04-28 2015-07-27 株式会社ニューギン 遊技機
JP2015144912A (ja) * 2015-05-18 2015-08-13 株式会社ソフイア 遊技機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010284429A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2010284420A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2014079603A (ja) * 2013-09-27 2014-05-08 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2014079604A (ja) * 2013-09-27 2014-05-08 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2015134248A (ja) * 2015-04-28 2015-07-27 株式会社ニューギン 遊技機
JP2015144912A (ja) * 2015-05-18 2015-08-13 株式会社ソフイア 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6685656B2 (ja) スロットマシン
JP6560535B2 (ja) 遊技機
JP6550639B2 (ja) 遊技機
JP2900312B2 (ja) 遊技機
JP6550638B2 (ja) 遊技機
JP2011229765A (ja) 遊技機、遊技機の制御方法及び制御プログラム
JP2006061243A (ja) 遊技機
JP4406953B2 (ja) 遊技機
JP6586294B2 (ja) スロットマシン
JP5467222B2 (ja) 遊技機
JP6685655B2 (ja) 遊技機
JP2023174886A (ja) 遊技機
JP2017056082A (ja) 遊技機
JP2002058831A (ja) 遊技機
JP2002058830A (ja) 遊技機
JP2002346026A (ja) 遊技機
JP2004329782A (ja) 遊技機
JP2000014889A (ja) 遊技機
JP2001017648A (ja) 遊技機
JP7374461B2 (ja) 遊技機
JP4613375B2 (ja) 遊技機
JP2001239012A (ja) 遊技球入賞装置
JP2001239021A (ja) 遊技球入賞装置
JP2000070490A (ja) 遊技機
JP6513063B2 (ja) 遊技機