JP2003180998A - パチンコ遊技機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】大当たり時の特典付与の期待感を遊技者に大き
く感じさせ、遊技者のパチンコゲームへの興趣を向上さ
せることができるパチンコ遊技機を提供する。 【解決手段】パチンコ遊技機は、始動入賞口１３に遊技
球が入賞すると、図柄変動表示装置１０が複数の図柄を
変動表示すると共に、大当たり抽選を行う。ＣＰＵ２０
は、大当たり抽選とは別個に、遊技者に有利な特典を付
与するか否かの抽選を行い、特典付与の抽選結果が当選
となった場合、特典付与可能な状態とすると共に、遊技
者にはその特典付与可能な状態を報知する。始動入賞口
１３に入賞して図柄の変動表示が行われ、抽選により大
当たりが発生したとき、特典付与可能な状態にあれば、
大当たり処理を行った後に、特典が付与される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、始動入賞口に球が
入賞すると、複数の図柄が変動表示され、大当たり抽選
により大当たりが発生し、図柄が予め決められた配列に
揃って停止した時、遊技者にとって有利な大当たり状態
を発生させるパチンコ遊技機に関する。なお、この明細
書における「大当たり」とは、特定の入賞口が開口して
多くの遊技球が入賞可能な特別遊技状態を意味するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】従来、特定の始動入賞口に球が入ると、
図柄変動表示装置の３列の図柄が上から下に流れるよう
に変動表示され、その後、それらの図柄が停止して、例
えば「６６６」のように、予め決められた図柄が揃った
とき、特別遊技状態つまり大当たりとなって、可変入賞
装置の電動開閉大入賞口が開閉動作して、多くの球を入
賞させることができるパチンコ遊技機が知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】また、この種のパチン
コ遊技機では、特別遊技状態となる図柄の組み合わせが
例えば「７７７」のように予め決められた図柄の組み合
わせになった場合、次回の大当たりとなる抽選時の当選
確率を高くする確率変動などの特典を付与することが行
われている。

【０００４】このような特別遊技状態と特典付与の抽選
は、通常、演算処理装置における乱数発生手段を使用し
て行われ、演算処理部で乱数を取得し、その乱数が予め
設定された数値であった場合、特別遊技状態とし、或い
は特別遊技状態と特典付与を行うように処理される。

【０００５】したがって、遊技球が始動入賞口に入っ
て、図柄変動表示装置が図柄の変動表示を開始し、抽選
が行われたときに、大当たりとなるか否かと特典付与に
なるか否かが決定されてしまうため、つまり、大当たり
抽選と特典付与抽選が同時に行われ、図柄変動表示装置
の停止図柄によりその特典付与の有無が決まってしまう
ため、遊技者にとっては、特典付与が大当たりの付属品
のようなものとなって、面白みにかけ、期待感を持って
遊技を楽しむことができにくい問題があった。

【０００６】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、大当たり時の特典付与の期待感を遊技者に大きく感
じさせ、遊技者のパチンコゲームへの興趣を向上させる
ことができるパチンコ遊技機を提供することを目的とす
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１のパチンコ遊技機は、始動入賞口
に遊技球が入賞すると、複数の図柄を変動表示する図柄
変動表示装置と、抽選用の乱数を取得して大当たりの抽
選を行なう大当たり抽選手段と、を具備し、大当たり抽
選手段の抽選により大当たりが発生し、図柄変動表示装
置の図柄が予め決められた配列に揃って停止したとき、
大当たり状態となるパチンコ遊技機において、遊技者に
大当たりとは別の特典を付与するために大当たり抽選と
は別に特典抽選を行う特典抽選手段と、特典抽選手段の
抽選により特典付与可能な状態になったことを報知する
特典報知手段と、特典抽選手段の抽選により特典付与可
能な状態になった状態で、大当たりとなったとき、大当
たり処理の後に、遊技者に有利な特典を付与する処理を
行う特典付与手段と、を備えたことを特徴とする。

【０００８】ここで、請求項２のように、特典付与可能
な状態は、特典付与フラグをオンしてからオフするまで
の予め決められた時間として設定することができる。

【０００９】また、請求項３のように、特典付与可能な
状態は、特典付与フラグをオンしてからオフするまでの
間に、始動入賞口に遊技球が入賞して図柄変動表示装置
が変動表示を行う回数が予め決められた回数になるまで
の間として設定することができる。

【００１０】また、遊技者に付与する特典としては、請
求項４のように、次回の大当たり抽選時に大当たりとな
る確率を通常時より高く設定する特典、或いは、請求項
５のように、電動羽根付き入賞口の羽根の開放回数また
は開放時間を通常時より多く設定する特典とすることが
できる。

【００１１】

【作用】上記パチンコ遊技機は、遊技中に、始動入賞口
に球が入賞すると、抽選用の乱数を取得して大当たり抽
選を行なうと共に、図柄変動表示装置において複数の図
柄が変動表示される。抽選により大当たりが決定し複数
列の図柄が揃って停止した場合には、大当たり処理が実
行され、可変入賞装置の電動開閉大入賞口が開閉動作し
て、多くの球を入賞させ得る状態とする。

【００１２】一方、大当たり抽選とは別個に、特典抽選
手段が大当たりとは別の遊技者に有利な特典を付与する
か否かの抽選を行い、特典付与の抽選結果が当選となっ
た場合、特典付与可能な状態とすると共に、遊技者には
その特典付与可能な状態を報知する。そして、上記のよ
うに、始動入賞口に入賞して図柄の変動表示が行われ、
抽選により大当たりが発生したとき、特典付与可能な状
態にあれば、大当たり処理を行った後に、遊技者に有利
な特典、例えば、次回の大当たり抽選時に大当たりとな
る確率を通常時より高く設定する特典、或いは、電動羽
根付き入賞口の羽根の開放回数または開放時間を通常時
より多く設定するなど特典が付与される。

【００１３】このように、始動入賞口に入賞しない場合
であっても、特典付与抽選が行われ、特典付与可能な状
態となった場合には、それが遊技者に報知され、特典付
与可能な状態で、大当たりが発生した後に、遊技者には
有利な特典が付与されるから、遊技者は、大当たりだけ
ではなく、特典付与可能状態になることに対しても、大
きな期待感を持ってパチンコゲームを楽しむことがで
き、遊技者のパチンコゲームへの興趣を向上させること
ができる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１はパチンコ遊技機の正面図を
示している。図において、１はパチンコ機の木枠で、木
枠１の前には前面枠２が蝶番を介して開閉可能に装着さ
れ、前面枠２の前面にはガラス扉５を開閉可能に設けた
金枠が取り付けられ、前面枠２の内側に遊技盤３が着脱
可能に取り付けられる。また、遊技盤３の背面側に合成
樹脂製の機構板がヒンジを介して回動可能に装着され
る。

【００１５】ガラス扉５の下側に、前板７が図示しない
発射レールや打球杆を覆うように開閉可能に装着され、
前板７の前面には打球供給皿６が設けられる。更に、前
面枠２の下部に、打球発射装置の一部を構成する打球発
射ハンドル９が設けられると共に、打球供給皿６で貯留
できなくなった賞球を貯留する下皿８が設けられる。

【００１６】遊技盤３の前面には、中央に、例えば３列
に配置された複数の図柄を順に上から下に移動（回動）
させて表示する図柄変動表示装置１０が配設される。図
柄変動表示装置１０は、カラー液晶表示器等の表示器１
０ａに３列に配置した複数の数字や絵の図柄を、上から
下に流して表示する画を表示する。この図柄変動表示装
置１０は、通常時は例えば１から８までの数字或いは絵
柄が流れるように表示される。

【００１７】表示器１０ａの上方に、保留球表示器１５
が複数のランプ等を配置して設けられ、保留球表示器１
５は、図柄変動時に、さらに始動入賞口１３に入賞した
球の数（保留個数）を記憶して表示する。保留球表示器
１５の上方に、普通図柄表示器１６が設けられる。この
普通図柄表示器１６は、例えば１桁の４，５，６，７な
どの数値を高速で順に循環して表示するように構成さ
れ、盤面上に設けた通過ゲート４を球が通過し、ゲート
検出器４ａがそれを検出したとき、普通図柄表示器１６
には４〜７の数値が高速で循環・表示される。普通図柄
表示器１６の数字変動は、数秒後に停止するが、その停
止図柄（数字）が所定の例えば「７」であった場合、後
述の始動入賞口１３の羽根１３ｃを所定の秒数だけ開放
する。

【００１８】図柄変動表示装置１０の中央位置の下方
に、始動入賞口１３が設けられ、さらにその両側に通常
入賞口１２が配設され、始動入賞口１３の下側に、可変
入賞装置１１が設けられる。始動入賞口１３は開閉可能
な羽根１３ｃを有し、図２に示すように、始動入賞口ソ
レノイド１３ｂにより羽根１３ｃは開閉駆動され、そこ
に入賞した球はその内側に配設された始動入賞検出器１
４により検出される。可変入賞装置１１には大入賞口と
して開閉動作する開閉部材１１ａが、電磁ソレノイド等
により開閉可能に設けられる。

【００１９】また、可変入賞装置１１の大入賞口内に
は、Ｖゾーンと呼ばれる継続入賞口が設けられ、継続入
賞口に入賞した球を検出するための継続入賞口検出器が
その内側に設けられ、さらに大入賞口に入賞した球を検
出する大入賞口検出器が設けられる。これらの入賞口に
入賞した入賞球の数をカウントするカウンタがＲＡＭの
特定メモリ領域などに設けられ、カウント値が例えば９
個になると、可変入賞装置１１の開閉部材１１ａは大入
賞口ソレノイドにより閉じられる。

【００２０】開閉部材１１ａの１回の開放が１ラウンド
とされ、所定時間内に特定入賞口に入賞すると、ラウン
ドが更新され、最大で例えば１６ラウンドつまり１６回
開閉部材１１ａが開放される。さらに、遊技盤３の盤面
上に、特典付与の可能な状態となったことを報知するた
めの報知用ランプ１７が設けられる。

【００２１】図２に示すように、パチンコ遊技機の主制
御部となるＣＰＵ２０は、ゲームのプログラムが記憶さ
れた読み出し専用のＲＯＭ２１、連続開閉回数（ラウン
ド数）等のデータを一時的に記憶する読み書き可能なＲ
ＡＭ２２、及び入出力回路２３を備える。ＣＰＵ２０
は、そのメインルーチンにおいて、遊技中に、始動入賞
口１３に遊技球が入賞して始動条件が成立すると、乱数
発生器から大当たり抽選用の乱数を取得して、大当たり
抽選の処理を行うと共に、抽選結果が大当たりとなった
場合、後述の特典付与フラグがオンしている状態では、
大当たり処理の後、特典付与の処理を実行するように構
成される。

【００２２】また、ＣＰＵ２０は、例えば、別のタイマ
ー割り込み処理において、所定の時間になると、乱数発
生器から特典付与抽選用の乱数を取得して、特典付与の
抽選を行い、抽選結果が特典付与となった場合、特典付
与フラグをオンし、その特典付与可能状態を報知する処
理を実行する。

【００２３】図柄変動表示装置１０は、ＣＰＵ２０から
のコマンド信号を入力して動作し、表示器１０ａを制御
して３列の数字や絵の図柄を、上から下に流して表示す
るように変動表示させると共に、例えばリーチ用の画像
表示を行ない、その後、予め決められた２つの図柄が揃
うように図柄を停止させ、リーチ状態とする。さらに、
図柄変動表示装置１０は、その後、大当たり抽選用に取
得した乱数が大当たり用の数値であった場合、３列の数
字や絵の図柄を所定の図柄に揃えて停止させ、大当たり
状態を表示する。

【００２４】図２のブロック図に示すように、制御部の
入出力回路２３には、始動入賞検出器１４、ゲート検出
器４ａ、可変入賞検出器１８、及び特定入賞検出器（Ｖ
検出器）１９が接続される。可変入賞検出器１８は、可
変入賞装置１１の内側に設けられ、可変入賞装置１１の
開閉部材１１ａが開いて、その大入賞口に入賞した球を
検知してその検知信号を出力する。Ｖ検出器１９は、可
変入賞装置１１の内側に設けられ、その特定入賞口に入
賞した球を検知してその検知信号を出力する。これらの
検出器の検知信号は、入出力回路２３を介してＣＰＵ２
０に取り込まれるように構成されている。

【００２５】次に、上記構成のパチンコ遊技機の動作を
図３、図４のフローチャートを参照して説明する。パチ
ンコゲームの遊技中に、遊技球が始動入賞口１３に入賞
すると、始動入賞検出器１４がこれを検出し、始動入賞
信号をＣＰＵ２０に送る。すると、ＣＰＵ２０は、始動
条件成立として、図３のステップ１００からステップ１
１０に進み、図柄変動表示装置１０の表示を制御して、
３列の図柄を上から下に流れるように変動表示させると
共に、乱数発生器から大当たり抽選用の乱数を取得して
大当たり抽選を行う。

【００２６】次に、ＣＰＵ２０は、ステップ１２０で、
大当たり抽選用に取得した乱数が大当たり用の乱数か否
かを判定し、大当たり用の乱数と判定した場合には、次
にステップ１３０に進み、後述の特典付与フラグがオン
にセットされているか否かを判定する。一方、取得した
乱数が大当たり用の乱数ではないと判定した場合は、こ
の処理を終了する。

【００２７】上記ステップ１３０で、特典付与フラグが
オフの状態にあると判定したときには、ステップ１６０
に進み、所定の大当たり処理を行うのみで、特典付与の
処理を行わず、この回の処理を終了する。

【００２８】一方、ステップ１３０で、特典付与フラグ
がオンにセットされていると判定した場合、次にステッ
プ１４０に進み、大当たり処理を行った後、ステップ１
５０にて、特典付与の処理を実行する。ここで、特典付
与処理としては、例えば、次回の大当たり抽選時に大当
たりとなる確率を通常時より高く設定するような処理、
若しくは普通図柄表示器１６の数字表示が特定の「７」
などになったとき、始動入賞口１３の羽根１３ｃの開く
回数または開く時間を、通常時より多く設定するような
遊技者に有利な処理を実行する。

【００２９】また、ステップ１４０または１６０の大当
たり処理としては、変動表示する図柄変動表示装置の３
列の表示を、予め決められた大当たり用の図柄に揃えて
停止させると共に、ＣＰＵ２０は可変入賞装置１１に制
御信号を送って、開閉部材１１ａを開閉動作させ、大入
賞口としての可変入賞装置１１を開口させ、遊技球の入
賞を促進させる。また、大当たりとなった場合、ＣＰＵ
２０は装飾用ランプを点滅表示し、音声を出力するなど
して、予め決められた大当たりのための演出処理を実行
する。

【００３０】一方、ＣＰＵ２０は、所定時間間隔で割り
込み処理を行うタイマー割り込みルーチンにおいて、図
４に示すような特典付与フラグのセット・リセット処理
を行う。ＣＰＵ２０は、所定時間にこの処理に入ると、
先ず、ステップ２００からステップ２１０に進み、乱数
発生器から乱数を取得して、特典付与の有無を決めるた
めの抽選を行う。

【００３１】そして、ステップ２２０にて、特典付与を
行うか否かを判定し、特典付与用の乱数が取得されて特
典付与を行うと判定した場合、次に、ステップ２３０に
進み、特典付与フラグをオンにセットする。一方、特典
付与用の乱数が取得されず特典付与しないと判定した場
合、ステップ２００に戻り、上記ステップを再度実行す
る。

【００３２】上記ステップ２３０で特典付与フラグをオ
ンした後、次にステップ２４０に進み、特典付与が可能
な状態となったことを遊技者に知らせるための報知処理
を行う。この特典付与可能状態の報知処理は、報知用ラ
ンプ１７を点灯して行われるが、図柄変動表示装置１０
の表示器に特定のキャラクターなどを表示してそれを報
知し、或いは音声を出力してそれを報知することもでき
る。

【００３３】ステップ２４０の次にステップ２４５に
て、特典付与の抽選の無効化処理を行い、特典付与フラ
グがオンしている状態では、特典付与抽選を行わないよ
うにする。そして次に、ステップ２５０に進み、特典付
与可能状態が終了したか否かを判定する。

【００３４】特典付与可能状態は、例えば、特典付与フ
ラグをオンしてからの経過時間（例えば１０分間）、或
いは始動入賞内に入賞して図柄変動表示装置１０が変動
表示を行う回数が所定の回数（例えば５０回）に達した
とき、終了するように設定することができる。したがっ
て、ＣＰＵ２０はその経過時間または変動表示の回数を
計数し、特典付与可能状態が終了したと判定した場合、
次に、ステップ２６０に進み、特典付与フラグをオフに
リセットする。そして次のステップ２７０で、特典付与
抽選の無効化を中止して抽選を有効化し、この処理を終
了する。

【００３５】このように、特典を付与するか否かの決定
が、大当たり抽選とは異なる処理つまり異なる時点で実
施され、特典付与が抽選により決定された場合、それを
遊技者に報知し、所定の時間内に或いは始動入賞の所定
回数内に大当たりが発生した場合には、その後に、遊技
者に有利な特典、例えば次回に発生する大当たりの確率
が極めて高くなる、或いは入賞口の羽根の開き回数や開
放時間が多くなるような特典が付与されるから、遊技者
は、特典付与可能状態になった場合、大きな期待感を持
ってパチンコ遊技を今まで以上に楽しむことができる。

【００３６】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、以下のような実施形態でも実施可能であ
る。

【００３７】 上記では、特典付与の抽選結果に基づ
く特典付与フラグのセット・リセット処理は、所定時間
毎に実行するタイマー割り込み処理で行ったが、始動入
賞口へ遊技球が入賞し図柄変動表示装置の図柄が変動す
る回数が所定の値になったとき、或いは始動入賞口以外
の特定の入賞口またはゲートに遊技球が入賞したとき
に、その処理を実行するようにすることもできる。

【００３８】 特典付与フラグがオンされ、特典付与
状態の報知が行われた後、普通図柄表示器の符号が変動
表示される時間を通常より短くし、または「７」が表示
される確率を通常より高くし、或いは電動羽根付き入賞
口の開放時間を通常より長くして、遊技球の打数の減少
を防止するように構成することもできる。

【００３９】 特典付与抽選の当選確率は一定とせ
ず、例えば大当たり抽選の当選確率に応じて、例えば大
当たり抽選の当選確率が高くなっている場合には、特典
付与抽選の当選確率を高くするように構成することもで
きる。

【００４０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のパチンコ
遊技機によれば、始動入賞口に入賞しない場合であって
も、特典付与抽選が行われ、特典付与可能な状態となっ
た場合には、それが遊技者に報知され、特典付与可能な
状態で、大当たりが発生した後に、遊技者には有利な特
典が付与されるから、遊技者は、大当たりだけではな
く、特典付与可能状態になることに対しても、大きな期
待感を持ってパチンコゲームを楽しむことができ、延い
ては遊技者のパチンコゲームへの興趣を向上させること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態を示すパチンコ遊技機の正
面図である。

【図２】パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。

【図３】パチンコ遊技機の動作を示すメインルーチンの
フローチャートである。

【図４】パチンコ遊技機の動作を示す割り込み処理のフ
ローチャートである。

【符号の説明】

３−遊技盤 １０−図柄変動表示装置 １１−可変入賞装置 １３−始動入賞口 １４−始動入賞検出器 ２０−ＣＰＵ ２１−ＲＯＭ ２２−ＲＡＭ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 始動入賞口に遊技球が入賞すると、複数
   の図柄を変動表示する図柄変動表示装置と、抽選用の乱
   数を取得して大当たりの抽選を行なう大当たり抽選手段
   と、を具備し、大当たり抽選手段の抽選により大当たり
   が発生し、該図柄変動表示装置の図柄が予め決められた
   配列に揃って停止したとき、大当たり状態となるパチン
   コ遊技機において、 遊技者に大当たりとは別の特典を付与するために前記大
   当たり抽選とは別に特典抽選を行う特典抽選手段と、 該特典抽選手段の抽選により特典付与可能な状態になっ
   たことを報知する特典報知手段と、 該特典抽選手段の抽選により特典付与可能な状態で、大
   当たりとなったとき、大当たり処理の後に、遊技者に有
   利な特典を付与する処理を行う特典付与手段と、 を備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
2. 【請求項２】 前記特典付与可能な状態は、特典付与フ
   ラグをオンしてからオフするまでの予め決められた時間
   として設定されることを特徴とする請求項１記載のパチ
   ンコ遊技機。
3. 【請求項３】 前記特典付与可能な状態は、特典付与フ
   ラグをオンしてからオフするまでの間に、始動入賞口に
   遊技球が入賞して図柄変動表示装置が変動表示を行う回
   数が予め決められた回数になるまでの間として設定され
   ることを特徴とする請求項１記載のパチンコ遊技機。
4. 【請求項４】 前記特典として、次回の大当たり抽選時
   に大当たりとなる確率を通常時より高く設定することを
   特徴とする請求項１記載のパチンコ遊技機。
5. 【請求項５】 前記特典として、電動羽根付き入賞口の
   該羽根の開放回数または開放時間を、通常時より多く設
   定することを特徴とする請求項１記載のパチンコ遊技
   機。