JP2004147995A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定条件が満たされることで大当たりが発生し、遊技盤面に設けられた可変入賞装置に遊技球が入賞可能となるパチンコ遊技機であって、大当たり動作中もさらなる期待感をもって興趣に富んだ遊技をすることを可能にする。
【解決手段】所定条件を満たすことにより大当たりが発生し、遊技盤面に設けられた可変入賞装置7に遊技球が入賞可能となるパチンコ遊技機において、可変入賞装置内に複数の遊技球入口10a,10b,10cを設けるとともに該各遊技球入口に遊技球検出手段11a,11b,11cを設け、1個の遊技球につき払い出される賞球の数が該各遊技球入口毎に異なるように設定した。また、各遊技球入口の賞球数を表示する賞球数表示手段12を設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】所定条件を満たすことにより大当たりが発生し、遊技盤面に設けられた可変入賞装置7に遊技球が入賞可能となるパチンコ遊技機において、可変入賞装置内に複数の遊技球入口10a,10b,10cを設けるとともに該各遊技球入口に遊技球検出手段11a,11b,11cを設け、1個の遊技球につき払い出される賞球の数が該各遊技球入口毎に異なるように設定した。また、各遊技球入口の賞球数を表示する賞球数表示手段12を設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定条件が満たされることで大当たりが発生し、遊技盤面に設けられた可変入賞装置に遊技球が入賞可能となるパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特許第3039765号公報
【特許文献2】
特許第3058868号公報
【0003】
例えば第1種パチンコ遊技機は、上記特許文献1,2に示されたように、遊技盤面にカラー液晶表示器,CRT等の図柄変動表示器が設けられ、遊技者の打った遊技球がチューリップ型の始動口に入ると、該図柄変動表示器に1〜8の数字および☆◆◎等の記号またはキャラクター等の図柄が夫々上下または左右に流れる如くに複数列(通常は3列)にて変動表示され、その表示の変動は数秒後に順に停止し、その停止図柄が所定の確率(1/300程度)で偶然性をもって例えば「222」,「777」,「☆☆☆」のように予め定められた所定図柄となった場合に大当たりとなり、可変入賞装置(大入賞口)の開閉扉がソレノイドの作動により開成状態となり、その開成状態の可変入賞装置に打球が所定個数(通常は10個)入球するか、または開成状態で所定制限時間(通常は30秒)が経過すると、いわゆる第1ラウンドが終わって該可変入賞装置は一旦は閉じるが、この第1ラウンド中に該可変入賞装置内に設けられている継続入賞口(Vゾーン)に打球が入球していた場合には第2ラウンドが始まってすぐにまた該可変入賞装置が開かれ、開成状態となった可変入賞装置にまた打球が所定個数(通常10個)入球するか、または開成状態で所定制限時間(通常30秒)が経過すると、第2ラウンドが終わって該可変入賞装置はまた閉じるが、その第2ラウンド中にまた継続入賞口に打球が入球していた場合には第3ラウンドが始まりすぐにまた該可変入賞装置が開かれ、こうして各ラウンド中に継続入賞口に打球が入賞したことを条件として最終ラウンド(通常第16ラウンド)になるまで該可変入賞装置が継続的に開かれ、このような大当たり動作中に多数の景品球を取得できることから遊技者に多くの利益がもたらされるように構成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記大当たりが発生したとき最終ラウンドまでに取得できる景品球の総数は、従来のパチンコ遊技機では概ね一定数に決まっていたので、大当たり動作中における遊技性に面白みが欠ける欠点があった。
そこで本発明は、大当たり動作中も興趣に富んだ遊技をすることが可能なパチンコ遊技機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明は、所定条件を満たすことにより大当たりが発生し、遊技盤面に設けられた可変入賞装置に遊技球が入賞可能となるパチンコ遊技機において、可変入賞装置内に複数の遊技球入口を設けるとともに該各遊技球入口に遊技球検出手段を設け、1個の遊技球につき払い出される賞球の数が該各遊技球入口毎に異なるように設定したことを特徴とする。
【0006】
また本発明は上記パチンコ遊技機において、1個の遊技球につき払い出される賞球の数は、大当たりのラウンド毎に変更されるようにしたことを特徴とする。
【0007】
また本発明は上記パチンコ遊技機において、複数の遊技球入口のうちのいずれかの遊技球入口が大当たりの継続入賞口を兼ねたものであることを特徴とする。
【0008】
また本発明は上記パチンコ遊技機において、複数の遊技球入口に夫々1個の遊技球につき払い出される賞球の数を表示する賞球数表示手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に発明の実施形態を図面に従い説明する。図1にこのパチンコ遊技機における遊技盤1の正面を示し、図中、2は該遊技盤1上に設けられたカラー液晶表示器からなる図柄変動表示器、3,4は両袖部普通入賞口、5はソレノイドにより一対の羽根が開閉動し得るように設けられたチューリップ型の始動口、6は天入賞口である。7は該始動口5の下方に設けられた大きな長方形状の大入賞口からなる可変入賞装置で、該可変入賞装置7にはソレノイドの作動により開閉動する開閉扉8が設けられている。また、該可変入賞装置7内には、図2,図3に拡大して示したように、シーソー型の遊技球案内板9が左右に傾動自在に支持され、該遊技球案内板9の奥部の左側と中央と右側に夫々遊技球入口10a,10b,10cが並設される。そして該各遊技球入口に遊技球検出手段たる球センサ11a,11b,11cが設けられる。また、12は該可変入賞装置7の下側の遊技盤面上に設けられたセグメント表示装置からなる賞球数表示手段である。
【0010】
図4はCPU,ROM,RAM,I/Oからなる遊技制御基板15に接続される本発明に関連する入出力機器を示したブロック図で、16,17は前記両袖部普通入賞口3,4に入賞した遊技球を検出する球センサ、18は前記始動口5に入賞した遊技球を検出する球センサ、19は前記天入賞口6に入賞した遊技球を検出する球センサであり、該各球センサは前記球センサ11a,11b,11cとともに該遊技制御基板15に接続される。また、該遊技制御基板にはさらに前記図柄変動表示器2、賞球数表示手段12、可変入賞装置7のソレノイド20、始動口5の羽根を開閉動させるソレノイド21、および、賞球払出制御基板22を介して賞球払出装置23が接続される。そしてこれらにより該遊技制御基板15は、図柄変動表示機能,大当たり判定機能,大当たり動作制御機能,抽選機能を有する。
【0011】
そしてこのパチンコ遊技機では球センサ18により始動口5への遊技球の入賞が検知されると、始動信号が発信され図柄変動表示器2に1〜8の数字および☆◆◎等の記号またはキャラクター等の図柄が複数列にて変動表示され、その表示の変動は数秒後に停止し、その停止図柄が「777」等の所定態様を形成した場合に大当たりが発生する。
【0012】
次に、このパチンコ遊技機の作動を図5の大当たり動作を示すフローチャートに従い説明する。上記のように大当たりが発生すると、ステップaにて第1ラウンド目の賞球数および継続入賞口の位置設定がなされる。即ち、この第1ラウンド目では遊技球入口10a,10b,10cに遊技球が入賞した場合に払い出される賞球数がいずれの遊技球入口でも15個で継続入賞口を中央の遊技球入口10bに設定される。そしてステップbにて、図2に示したように、賞球数表示手段12にその賞球数を遊技球入口10a,10b,10c毎に表示するとともに、継続入賞口がこの3つの遊技球入口のうちのどれであるかを「V」マークにより表示する。そしてステップcにて可変入賞装置7の開閉扉をソレノイド20の作動により開成させ該可変入賞装置に遊技球が入賞可能なるようにする。このため、これらの遊技球入口に入賞した遊技球が球センサ11a,11b,11cにより検知されるとCPUからの指令により賞球払出制御基板22を介して賞球払出装置23が作動し、遊技球1個につき15個の賞球が遊技者に払い出される。また、継続入賞口である遊技球入口10bへ遊技球が入賞し球センサ11bにより該遊技球が検知された場合は、大当たり動作の次ラウンドへの継続が担保される。
【0013】
また、ステップd,eにて、球センサ11a,11b,11cのいずれかから遊技球の入賞が検知されると、次ラウンドの賞球数および継続入賞口位置を決定するための乱数が取得される。そして、ステップfにて可変入賞装置7内に遊技球が10個入賞または30秒経過したことが判定されると、ステップgに移行して可変入賞装置7の開閉扉をソレノイド20の作動により閉成させる。そしてステップhにて上記継続入賞口への入賞の有無が判別され、継続入賞口へ入賞していた場合はステップiに移行し、継続入賞口へ入賞していなかった場合はこの大当たり動作を終了する。ステップiではラウンド数がカウントされ、最終ラウンド(通常第16ラウンド)に達していない場合はステップjにて前記乱数に従い各遊技球入口10a,10b,10cに遊技球が入賞した場合に払い出される賞球数、および継続入賞口の位置が設定され、ステップkにてその設定状況が、図3に例示したように、賞球数表示手段12に遊技球入口10a,10b,10c毎に表示される。
【0014】
【表1】
【表2】
【0015】
表1はステップeにて取得された乱数と各遊技球入口10a,10b,10cに設定された賞球数との関係を例示するものであり、例えば乱数値が「1」であった場合は、左側の遊技球入口10aに遊技球が入賞した場合に払い出される賞球数は5個、中央の遊技球入口10bに遊技球が入賞した場合に払い出される賞球数は10個、右側の遊技球入口10cに遊技球が入賞した場合に払い出される賞球数は15個に設定される。また、表2に例示したように、例えば乱数値が「1」であった場合は、左側の遊技球入口10aが継続入賞口となって左側の遊技球入口10aに遊技球が入賞した場合に大当たり動作が次ラウンドへ継続されることとなる。
【0016】
そして、条件が満たされた場合にステップcに戻り、可変入賞装置7の開閉扉を再度開成させ第2ラウンドとなって該可変入賞装置に遊技球が入賞可能なるようにする。以下同様に継続条件が満たされれば第3ラウンド,第4ラウンド…と続けることができる。このようにこの実施形態では、各ラウンド毎に新たに取得された乱数によって各遊技球入口10a,10b,10cに賞球数、および継続入賞口が設定される。このため、この大当たり動作中も遊技者はこの可変入賞装置内のどの遊技球入口に遊技球を入賞させたら最も有利であるかを考えつつ遊技盤面上の遊技球を打つべき位置を狙うことことができ、その適否によってこの大当たり動作中に取得できる景品球の総数が影響するので、常に緊張感のある興趣に富んだ遊技をすることが可能となる。
【0017】
なお、この実施形態では各ラウンド毎に賞球数の設定が変わるようにしたが、1度の設定が最終ラウンドまで変わらないようにすることもできる。また、上記遊技球案内板9は可変入賞装置7内に入った遊技球の行方を左右するものであるが、モータ等により傾動させる構成とすることでさらに面白みを増すことも可能である。また、この実施形態では賞球数、および継続入賞口の位置を賞球数表示手段12によって表示するようにしたが、例えば「333」「555」「777」等の特定の図柄で大当たりが発生したときのみ表示するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】
このように本発明は、所定条件を満たすことにより大当たりが発生し、遊技盤面に設けられた可変入賞装置に遊技球が入賞可能となるパチンコ遊技機において、可変入賞装置内に複数の遊技球入口を設けるとともに該各遊技球入口に遊技球検出手段を設け、1個の遊技球につき払い出される賞球の数が該各遊技球入口毎に異なるように設定したので、大当たり動作中も期待感をもって興趣に富んだ遊技をすることを可能にする顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤の実施形態を示す正面図。
【図2】図1の可変入賞装置の拡大正面図。
【図3】図2の作動状態図。
【図4】本発明に係るパチンコ遊技機の実施形態を示すブロック図。
【図5】本発明に係るパチンコ遊技機の実施形態を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 遊技盤
2 図柄変動表示器
5 始動口
7 可変入賞装置
8 開閉扉
9 遊技球案内板
10a,10b,10c 遊技球入口
11a,11b,11c 球センサ
12 賞球数表示手段
15 遊技制御基板
22 賞球払出制御基板
23 賞球払出装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定条件が満たされることで大当たりが発生し、遊技盤面に設けられた可変入賞装置に遊技球が入賞可能となるパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特許第3039765号公報
【特許文献2】
特許第3058868号公報
【0003】
例えば第1種パチンコ遊技機は、上記特許文献1,2に示されたように、遊技盤面にカラー液晶表示器,CRT等の図柄変動表示器が設けられ、遊技者の打った遊技球がチューリップ型の始動口に入ると、該図柄変動表示器に1〜8の数字および☆◆◎等の記号またはキャラクター等の図柄が夫々上下または左右に流れる如くに複数列(通常は3列)にて変動表示され、その表示の変動は数秒後に順に停止し、その停止図柄が所定の確率(1/300程度)で偶然性をもって例えば「222」,「777」,「☆☆☆」のように予め定められた所定図柄となった場合に大当たりとなり、可変入賞装置(大入賞口)の開閉扉がソレノイドの作動により開成状態となり、その開成状態の可変入賞装置に打球が所定個数(通常は10個)入球するか、または開成状態で所定制限時間(通常は30秒)が経過すると、いわゆる第1ラウンドが終わって該可変入賞装置は一旦は閉じるが、この第1ラウンド中に該可変入賞装置内に設けられている継続入賞口(Vゾーン)に打球が入球していた場合には第2ラウンドが始まってすぐにまた該可変入賞装置が開かれ、開成状態となった可変入賞装置にまた打球が所定個数(通常10個)入球するか、または開成状態で所定制限時間(通常30秒)が経過すると、第2ラウンドが終わって該可変入賞装置はまた閉じるが、その第2ラウンド中にまた継続入賞口に打球が入球していた場合には第3ラウンドが始まりすぐにまた該可変入賞装置が開かれ、こうして各ラウンド中に継続入賞口に打球が入賞したことを条件として最終ラウンド(通常第16ラウンド)になるまで該可変入賞装置が継続的に開かれ、このような大当たり動作中に多数の景品球を取得できることから遊技者に多くの利益がもたらされるように構成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記大当たりが発生したとき最終ラウンドまでに取得できる景品球の総数は、従来のパチンコ遊技機では概ね一定数に決まっていたので、大当たり動作中における遊技性に面白みが欠ける欠点があった。
そこで本発明は、大当たり動作中も興趣に富んだ遊技をすることが可能なパチンコ遊技機を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明は、所定条件を満たすことにより大当たりが発生し、遊技盤面に設けられた可変入賞装置に遊技球が入賞可能となるパチンコ遊技機において、可変入賞装置内に複数の遊技球入口を設けるとともに該各遊技球入口に遊技球検出手段を設け、1個の遊技球につき払い出される賞球の数が該各遊技球入口毎に異なるように設定したことを特徴とする。
【0006】
また本発明は上記パチンコ遊技機において、1個の遊技球につき払い出される賞球の数は、大当たりのラウンド毎に変更されるようにしたことを特徴とする。
【0007】
また本発明は上記パチンコ遊技機において、複数の遊技球入口のうちのいずれかの遊技球入口が大当たりの継続入賞口を兼ねたものであることを特徴とする。
【0008】
また本発明は上記パチンコ遊技機において、複数の遊技球入口に夫々1個の遊技球につき払い出される賞球の数を表示する賞球数表示手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に発明の実施形態を図面に従い説明する。図1にこのパチンコ遊技機における遊技盤1の正面を示し、図中、2は該遊技盤1上に設けられたカラー液晶表示器からなる図柄変動表示器、3,4は両袖部普通入賞口、5はソレノイドにより一対の羽根が開閉動し得るように設けられたチューリップ型の始動口、6は天入賞口である。7は該始動口5の下方に設けられた大きな長方形状の大入賞口からなる可変入賞装置で、該可変入賞装置7にはソレノイドの作動により開閉動する開閉扉8が設けられている。また、該可変入賞装置7内には、図2,図3に拡大して示したように、シーソー型の遊技球案内板9が左右に傾動自在に支持され、該遊技球案内板9の奥部の左側と中央と右側に夫々遊技球入口10a,10b,10cが並設される。そして該各遊技球入口に遊技球検出手段たる球センサ11a,11b,11cが設けられる。また、12は該可変入賞装置7の下側の遊技盤面上に設けられたセグメント表示装置からなる賞球数表示手段である。
【0010】
図4はCPU,ROM,RAM,I/Oからなる遊技制御基板15に接続される本発明に関連する入出力機器を示したブロック図で、16,17は前記両袖部普通入賞口3,4に入賞した遊技球を検出する球センサ、18は前記始動口5に入賞した遊技球を検出する球センサ、19は前記天入賞口6に入賞した遊技球を検出する球センサであり、該各球センサは前記球センサ11a,11b,11cとともに該遊技制御基板15に接続される。また、該遊技制御基板にはさらに前記図柄変動表示器2、賞球数表示手段12、可変入賞装置7のソレノイド20、始動口5の羽根を開閉動させるソレノイド21、および、賞球払出制御基板22を介して賞球払出装置23が接続される。そしてこれらにより該遊技制御基板15は、図柄変動表示機能,大当たり判定機能,大当たり動作制御機能,抽選機能を有する。
【0011】
そしてこのパチンコ遊技機では球センサ18により始動口5への遊技球の入賞が検知されると、始動信号が発信され図柄変動表示器2に1〜8の数字および☆◆◎等の記号またはキャラクター等の図柄が複数列にて変動表示され、その表示の変動は数秒後に停止し、その停止図柄が「777」等の所定態様を形成した場合に大当たりが発生する。
【0012】
次に、このパチンコ遊技機の作動を図5の大当たり動作を示すフローチャートに従い説明する。上記のように大当たりが発生すると、ステップaにて第1ラウンド目の賞球数および継続入賞口の位置設定がなされる。即ち、この第1ラウンド目では遊技球入口10a,10b,10cに遊技球が入賞した場合に払い出される賞球数がいずれの遊技球入口でも15個で継続入賞口を中央の遊技球入口10bに設定される。そしてステップbにて、図2に示したように、賞球数表示手段12にその賞球数を遊技球入口10a,10b,10c毎に表示するとともに、継続入賞口がこの3つの遊技球入口のうちのどれであるかを「V」マークにより表示する。そしてステップcにて可変入賞装置7の開閉扉をソレノイド20の作動により開成させ該可変入賞装置に遊技球が入賞可能なるようにする。このため、これらの遊技球入口に入賞した遊技球が球センサ11a,11b,11cにより検知されるとCPUからの指令により賞球払出制御基板22を介して賞球払出装置23が作動し、遊技球1個につき15個の賞球が遊技者に払い出される。また、継続入賞口である遊技球入口10bへ遊技球が入賞し球センサ11bにより該遊技球が検知された場合は、大当たり動作の次ラウンドへの継続が担保される。
【0013】
また、ステップd,eにて、球センサ11a,11b,11cのいずれかから遊技球の入賞が検知されると、次ラウンドの賞球数および継続入賞口位置を決定するための乱数が取得される。そして、ステップfにて可変入賞装置7内に遊技球が10個入賞または30秒経過したことが判定されると、ステップgに移行して可変入賞装置7の開閉扉をソレノイド20の作動により閉成させる。そしてステップhにて上記継続入賞口への入賞の有無が判別され、継続入賞口へ入賞していた場合はステップiに移行し、継続入賞口へ入賞していなかった場合はこの大当たり動作を終了する。ステップiではラウンド数がカウントされ、最終ラウンド(通常第16ラウンド)に達していない場合はステップjにて前記乱数に従い各遊技球入口10a,10b,10cに遊技球が入賞した場合に払い出される賞球数、および継続入賞口の位置が設定され、ステップkにてその設定状況が、図3に例示したように、賞球数表示手段12に遊技球入口10a,10b,10c毎に表示される。
【0014】
【表1】
【表2】
【0015】
表1はステップeにて取得された乱数と各遊技球入口10a,10b,10cに設定された賞球数との関係を例示するものであり、例えば乱数値が「1」であった場合は、左側の遊技球入口10aに遊技球が入賞した場合に払い出される賞球数は5個、中央の遊技球入口10bに遊技球が入賞した場合に払い出される賞球数は10個、右側の遊技球入口10cに遊技球が入賞した場合に払い出される賞球数は15個に設定される。また、表2に例示したように、例えば乱数値が「1」であった場合は、左側の遊技球入口10aが継続入賞口となって左側の遊技球入口10aに遊技球が入賞した場合に大当たり動作が次ラウンドへ継続されることとなる。
【0016】
そして、条件が満たされた場合にステップcに戻り、可変入賞装置7の開閉扉を再度開成させ第2ラウンドとなって該可変入賞装置に遊技球が入賞可能なるようにする。以下同様に継続条件が満たされれば第3ラウンド,第4ラウンド…と続けることができる。このようにこの実施形態では、各ラウンド毎に新たに取得された乱数によって各遊技球入口10a,10b,10cに賞球数、および継続入賞口が設定される。このため、この大当たり動作中も遊技者はこの可変入賞装置内のどの遊技球入口に遊技球を入賞させたら最も有利であるかを考えつつ遊技盤面上の遊技球を打つべき位置を狙うことことができ、その適否によってこの大当たり動作中に取得できる景品球の総数が影響するので、常に緊張感のある興趣に富んだ遊技をすることが可能となる。
【0017】
なお、この実施形態では各ラウンド毎に賞球数の設定が変わるようにしたが、1度の設定が最終ラウンドまで変わらないようにすることもできる。また、上記遊技球案内板9は可変入賞装置7内に入った遊技球の行方を左右するものであるが、モータ等により傾動させる構成とすることでさらに面白みを増すことも可能である。また、この実施形態では賞球数、および継続入賞口の位置を賞球数表示手段12によって表示するようにしたが、例えば「333」「555」「777」等の特定の図柄で大当たりが発生したときのみ表示するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】
このように本発明は、所定条件を満たすことにより大当たりが発生し、遊技盤面に設けられた可変入賞装置に遊技球が入賞可能となるパチンコ遊技機において、可変入賞装置内に複数の遊技球入口を設けるとともに該各遊技球入口に遊技球検出手段を設け、1個の遊技球につき払い出される賞球の数が該各遊技球入口毎に異なるように設定したので、大当たり動作中も期待感をもって興趣に富んだ遊技をすることを可能にする顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ遊技機の遊技盤の実施形態を示す正面図。
【図2】図1の可変入賞装置の拡大正面図。
【図3】図2の作動状態図。
【図4】本発明に係るパチンコ遊技機の実施形態を示すブロック図。
【図5】本発明に係るパチンコ遊技機の実施形態を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 遊技盤
2 図柄変動表示器
5 始動口
7 可変入賞装置
8 開閉扉
9 遊技球案内板
10a,10b,10c 遊技球入口
11a,11b,11c 球センサ
12 賞球数表示手段
15 遊技制御基板
22 賞球払出制御基板
23 賞球払出装置
Claims (4)
- 所定条件を満たすことにより大当たりが発生し、遊技盤面に設けられた可変入賞装置に遊技球が入賞可能となるパチンコ遊技機において、
可変入賞装置内に複数の遊技球入口を設けるとともに該各遊技球入口に遊技球検出手段を設け、1個の遊技球につき払い出される賞球の数が該各遊技球入口毎に異なるように設定したことを特徴とするパチンコ遊技機。 - 1個の遊技球につき払い出される賞球の数は、大当たりのラウンド毎に変更されるようにした請求項1に記載のパチンコ遊技機。
- 複数の遊技球入口のうちのいずれかの遊技球入口が大当たりの継続入賞口を兼ねたものである請求項1または2に記載のパチンコ遊技機。
- 複数の遊技球入口に夫々1個の遊技球につき払い出される賞球の数を表示する賞球数表示手段を設けた請求項1〜3に記載のパチンコ遊技機。
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
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---|---|---|---|---|
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-
2002
- 2002-10-31 JP JP2002318790A patent/JP2004147995A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008212297A (ja) * | 2007-03-01 | 2008-09-18 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2020151400A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2020151395A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7147653B2 (ja) | 2019-03-22 | 2022-10-05 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7375316B2 (ja) | 2019-03-22 | 2023-11-08 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
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