JP3989177B2 - 塵芥収集車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧により動作する塵芥積込装置を備えた塵芥収集車に関するものである。
【従来の技術】
一般的に塵芥収集車に備えられる塵芥積込装置には、摺動板と押込板とを有し、この押込板が反転、一次圧縮、二次圧縮、押込みの各動作を順次行うことで塵芥を収集するプレス式と、押込板と回転板とを有し、この回転板がかき込んだ塵芥を押込板で押込むことで塵芥を収集する回転板式とがある。上記プレス式の塵芥積込装置の摺動板および押込板と、回転板式の塵芥積込装置の押込板および回転板とは、どちらも油圧により駆動されている。
【0002】
図3は一般的なプレス式の塵芥積込装置を備えた塵芥収集車の断面側面図であり、図5はこの塵芥積込装置の油圧系統図である。以下、この塵芥収集車の構成について図に基づいて説明する。
図3に示すように塵芥収集車1は、車体フレーム2、車体フレーム2に搭載された塵芥収集箱3、塵芥収集箱3の後部に取り付けられた塵芥積込装置4を備えている。この塵芥積込装置4には、左右一対のプッシュシリンダ5で斜め上下方向に摺動される摺動板6と、この摺動板6の下部に取り付けられ、左右一対のプレスシリンダ7で前後に回動する押込板8とが設けられている。また、塵芥積込装置4は、操作スイッチが設けられた操作盤9、摺動板6の上方位置、下方位置、および押込板8の前方位置、後方位置をそれぞれ検出する各リミットスイッチ(図示しない)、プッシュシリンダ5およびプレスシリンダ7へ圧油を供給する油圧回路Aを備えている。操作盤9には、積込スイッチ、緊急停止スイッチ等が設けられている。
【0003】
図5に示すように油圧回路Aは、圧油を供給する油圧ポンプ11、オイルタンク12、圧油の流路を制御する電磁式の方向制御弁13、14、所定以上の圧力が加わると開いて加わる圧力を減圧するリリーフ弁15を備えている。プッシュシリンダ5用の方向制御弁13は、ソレノイド13aの励磁時にプッシュシリンダ5を収縮させ、ソレノイド13bの励磁時にプッシュシリンダ5を伸長させ、両ソレノイド13a、13bの消磁時にプッシュシリンダ5を停止させるように動作する。プレスシリンダ7用の方向制御弁14は、ソレノイド14aの励磁時にプレスシリンダ7を伸長させ、ソレノイド14bの励磁時にプレスシリンダ7を収縮させ、両ソレノイド14a、14bの消磁時にプレスシリンダ7を停止させるように動作する。
【0004】
次に、塵芥収集時の動作について説明する。まず、プッシュシリンダ5が伸長されて摺動板6が上方位置にあり、プレスシリンダ7が伸長されて押込板8が前方位置である塵芥積込装置4の停止状態(図3、a位置)で積込スイッチが入れられると、方向制御弁14のソレノイド14bが励磁されてプレスシリンダ7を収縮させ、押込板8を後方位置になるまで反転させる(図3、b位置)。
押込板8が後方位置に到達したことがリミットスイッチにより検出されるとソレノイド14bが消磁される。次に、方向制御弁13のソレノイド13aが励磁されてプッシュシリンダ5を収縮させ、摺動板6を下方位置になるまで下降させることで塵芥を圧縮(一次圧縮)する(図3、c位置)。
【0005】
摺動板6が下方位置に到達したことがリミットスイッチにより検出されると、ソレノイド13aが消磁され、次に、方向制御弁14のソレノイド14aが励磁されてプレスシリンダ7を伸長させ、押込板8を前方位置になるまで回動させることでさらに塵芥を圧縮(二次圧縮)する(図3、d位置)。
押込板8が前方位置に到達したことがリミットスイッチにより検出されると、ソレノイド14aが消磁される。次に、方向制御弁13のソレノイド13bが励磁されてプッシュシリンダ5を伸長させ、摺動板6を上方位置になるまで上昇させることで塵芥を塵芥収集箱3に押込む(図3、a位置)。摺動板6が上方位置に到達したことがリミットスイッチにより検出されるとソレノイド13bが消磁される。以上の動作で反転、一次圧縮、二次圧縮、押込みの1サイクル(図3、a→b→c→d→a位置)が終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
塵芥収集車の収集物としては、生ごみ、粗大ゴミ、空き缶、空き瓶等いろいろな物が存在する。しかしながら、上記のような塵芥収集車では、すべての収集物に対してリリーフ弁15で設定された標準圧力で収集を行っている。これら収集物の内でリサイクルとして収集される空き缶、空き瓶等を標準圧力により収集すると、積込時につぶれたり、割れたりすることになる。例えば空き缶の場合、アルミ缶とスチール缶がつぶれて絡み付いた状態で収集すると、リサイクルの後工程で磁力選別機によってアルミ缶とスチール缶とを選別することができず、選別精度が下がることになる。また空き瓶の場合、積込時に割れたりすると、リサイクルの後工程で色別に選別することが困難になる。
また、袋に入った生ごみを上記のような塵芥積込装置の標準の圧力により収集すると、袋が破れて内容物が飛散し、作業者にかかったり、投入場所を汚したりすることがある。
本発明は上記の事情に鑑みて提案されたものであって、収集物、用途等に応じた負荷で塵芥積込を行うことができる塵芥収集車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために以下の手段を採用している。すなわち、油圧により動作する塵芥積込装置と、前記油圧を所定の設定圧に維持するための油圧調整手段とを備えた塵芥収集車において、
前記塵芥積込装置が、第1油圧シリンダと、この第1油圧シリンダによって上下に摺動される摺動板と、この摺動板の下部に取り付けられた押込板と、この押込板を前後に回動する第2油圧シリンダと、を有するプレス式のものであり、
前記油圧調整手段は、前記摺動板を下降させた状態で前記押込板の回動により塵芥を二次圧縮する場合のみの上記設定圧を変更可能である(請求項1)。よって、収集物、用途に応じて塵芥積込装置を動作させる油圧を切り換えることができる。
【0008】
上記油圧調整手段は、高圧設定用の第1リリーフ弁および低圧設定用の第2リリーフ弁を有し、上記油圧を高圧と低圧とに切り換えるものであってもよい(請求項2)。この場合には、収集物、用途に応じて塵芥積込装置を動作させる油圧を高圧と低圧の二段階に切り換えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明に係る塵芥収集車の一実施形態を構成する塵芥積込装置の油圧系統図であり、以下、図に基づいてこの塵芥収集車の構成について説明する。なお、本実施の形態の塵芥収集車の構成の内で図3に示す塵芥収集車と同様の部分については同図を用いて説明する。
【0010】
図3に示すように塵芥収集車1は、車体フレーム2、車体フレーム2に上に取り付けられる塵芥収集箱3、塵芥収集箱3の後部に取り付けられる塵芥積込装置4を備えている。この塵芥積込装置4には、左右一対の第1油圧シリンダ(プッシュシリンダ)5で摺動される摺動板6と、この摺動板6の下部に取り付けられ、左右一対の第2油圧シリンダ(プレスシリンダ)7で前後に回動する押込板8とが設けられている。また、塵芥積込装置4は、操作スイッチが設けられた操作盤9、摺動板6の上方位置、下方位置、および押込板8の前方位置、後方位置をそれぞれ検出する各リミットスイッチ(図示しない)、プッシュシリンダ5およびプレスシリンダ7へ圧油を供給する油圧回路Aを備えている。操作盤9には、図4に示すように積込スイッチSW−1、連絡用ブザースイッチSW−2、上昇スイッチSW−3、反転スイッチSW−4、緊急停止スイッチSW−5、低圧と標準圧を切り換える油圧切換スイッチSW−6等が設けられている。
【0011】
図1に示すように油圧回路Aは、圧油を供給する油圧ポンプ11、オイルタンク12、圧油の流路を制御する電磁式の方向制御弁13、14、油圧調整手段を構成する第1リリーフ弁(高圧設定用)21および第2リリーフ弁(低圧設定用)22、第2リリーフ弁22への圧油の流路を開くための電磁弁23、および逆止弁16を備えている。
油圧ポンプ11より供給される圧油は、プッシュシリンダ5の方向制御弁13、プレスシリンダ7の方向制御弁14に流れた後、オイルタンク12に戻るように構成されている。
【0012】
プッシュシリンダ5用の方向制御弁13は、ソレノイド13aの励磁時にプッシュシリンダ5を収縮させ、ソレノイド13bの励磁時にプッシュシリンダ5を伸長させ、両ソレノイド13a、13bの消磁時にプッシュシリンダ5を停止させるように圧油を制御する。プレスシリンダ7用の方向制御弁14は、ソレノイド14aの励磁時にプレスシリンダ7を伸長させ、ソレノイド14bの励磁時にプレスシリンダ7を収縮させ、両ソレノイド14a、14bの消磁時にプレスシリンダ7を停止させるように圧油を制御する。
また、油圧ポンプ11より供給される圧油は、第1リリーフ弁21を介してオイルタンク12に戻るように構成されている。この第1リリーフ弁21は、所定以上の圧力が加わると開いて圧油の圧力を標準圧に維持している。
【0013】
方向制御弁14よりプレスシリンダ7の伸長側油室へ至る流路には、電磁弁23を介して第2リリーフ弁22が接続されている。電磁弁23は、油圧切換スイッチで低圧が選択されるとソレノイド23aが励磁して第2リリーフ弁22への圧油の流路を開き、油圧切換スイッチで標準圧が選択されるとソレノイド23aが消磁して第2リリーフ弁22への圧油の流路を閉じる。第2リリーフ弁22は、所定以上の圧力が加わると開き、加わる圧力を減圧してプレスシリンダ7の伸長側油室に流れる圧油の圧力を低圧にする。なお、この実施の形態では第1リリーフ弁21を21MPa(標準圧)、第2リリーフ弁22を10MPa(低圧)に設定している。
【0014】
次に、操作盤9の油圧切換スイッチで低圧を選択して塵芥を収集する場合の動作について説明する。
まず、操作盤9の油圧切換スイッチで低圧が選択されると、電磁弁23のソレノイド23aが励磁されて第2リリーフ弁22への圧油の流路を開く。次に、プッシュシリンダ5が伸長されて摺動板6が上方位置にあり、プレスシリンダ7が伸長されて押込板8が前方位置である塵芥積込装置4の停止状態(図3、a位置)で操作盤9の積込スイッチが入れられると、方向制御弁14のソレノイド14bが励磁されてプレスシリンダ7を収縮させ、押込板8を後方位置になるまで反転させる(図3、b位置)。
【0015】
押込板8が後方位置に到達したことがリミットスイッチにより検出されると、ソレノイド14bが消磁される。次に、方向制御弁13のソレノイド13aが励磁されてプッシュシリンダ5を収縮させ、摺動板6を下方位置になるまで下降させることで塵芥を圧縮(一次圧縮)する(図3、c位置)。
摺動板6が下方位置に到達したことがリミットスイッチにより検出されると、ソレノイド13aが消磁される。次に、方向制御弁14のソレノイド14aが励磁されてプレスシリンダ7を伸長させ、押込板8を前方位置になるまで回動させることでさらに塵芥を圧縮(二次圧縮)する(図3、d位置)。このとき第2リリーフ弁22への圧油の流路が開いているので、プレスシリンダ7に加わる圧力は低圧となって、押込板8による圧縮が低圧で行われることになる。
【0016】
押込板8が前方位置に到達したことがリミットスイッチにより検出されると、ソレノイド14aが消磁される。次に、方向制御弁13のソレノイド13bが励磁されてプッシュシリンダ5を伸長させ、摺動板6を上方位置になるまで上昇させることで塵芥を塵芥収集箱3に押込む(図3、a位置)。摺動板6が上方位置に到達したことがリミットスイッチにより検出されると、ソレノイド13bが消磁される。以上の動作で反転、一次圧縮、二次圧縮、押込みの1サイクルが終了する。
【0017】
一方、操作盤9の油圧切換スイッチで標準圧を選択して塵芥を収集する場合は、電磁弁23により第2リリーフ弁22への圧油の流路が閉じているので、第2リリーフ弁22は動作せず、押込板8による二次圧縮も標準圧で行われることになる。この二次圧縮以外の反転、一次圧縮、押込みの各動作は上記の場合と同様である。
以上のように、電磁弁23、第2リリーフ弁22を設けたことにより、押込板8による二次圧縮を低圧で行うことができる。これにより、例えば粗大ゴミは標準圧(高圧)で、空き缶、空き瓶等を低圧で収集するというように、用途に応じて標準圧と低圧を切り換えることができる。
【0018】
(実施の形態2)
図2は本発明に係る塵芥収集車の他の実施形態を示す塵芥積込装置の油圧系統図であり、以下、図に基づいてこの塵芥収集車の構成および動作について説明する。なお、実施の形態1と同様の部分については説明を省略する。
実施の形態1では方向制御弁14よりプレスシリンダ7の伸長側油室への流路に、電磁弁23を介して第2リリーフ弁(低圧設定用)22を接続しているのに対して、本実施の形態は、図2に示すように油圧ポンプ11より方向制御弁13への流路に、電磁弁31を介して第2リリーフ弁(低圧設定用)32を接続している。
電磁弁31は、ソレノイド31aの励磁時に第2リリーフ弁32への圧油の流路を開き、ソレノイド31aの消磁時に第2リリーフ弁32への圧油の流路を閉じる。第2リリーフ弁32は、所定以上の圧力が加わると開き、加わる圧力を減圧するので、電磁弁31のソレノイド31aが励磁されると油圧回路A全体に流れる圧油の圧力を低圧にする。
【0019】
次に、実施の形態1と同様に二次圧縮の時に低圧となり、反転、一次圧縮、押込みの時に標準圧となるように電磁弁31のソレノイド31aを制御した場合の動作について説明する。
まず、プッシュシリンダ5が伸長されて摺動板6が上方位置にあり、プレスシリンダ7が伸長されて押込板8が前方位置である塵芥積込装置4の停止状態(図3、a位置)で操作盤9の積込スイッチが入れられると、方向制御弁14のソレノイド14bが励磁されてプレスシリンダ7を収縮させ、押込板8を後方位置になるまで反転させる(図3、b位置)。
押込板8が後方位置に到達したことがリミットスイッチにより検出されると、ソレノイド14bが消磁される。次に、方向制御弁13のソレノイド13aが励磁されてプッシュシリンダ5を収縮させ、摺動板6を下方位置になるまで下降させることで塵芥を圧縮(一次圧縮)する(図3、c位置)。
摺動板6が下方位置に到達したことがリミットスイッチにより検出されると、ソレノイド13aが消磁されるとともに、電磁弁31のソレノイド31aが励磁されて第2リリーフ弁32への圧油の流路が開かれる。次に、方向制御弁14のソレノイド14aが励磁されてプレスシリンダ7を伸長させ、押込板8を前方位置になるまで回動させることでさらに塵芥を圧縮(二次圧縮)する(図3、d位置)。このとき第2リリーフ弁32への圧油の流路が開いているので、プレスシリンダ7に加わる圧力は低圧となって、押込板8による圧縮が低圧で行われることになる。
【0020】
押込板8が前方位置に到達したことがリミットスイッチにより検出されるとソレノイド14aが消磁されるとともに、電磁弁31のソレノイド31aが消磁されて第2リリーフ弁32への圧油の流路が閉じられる。よって、油圧回路A全体に流れる圧油の圧力は標準圧に戻る。次に、方向制御弁13のソレノイド13bが励磁されてプッシュシリンダ5を伸長させ、摺動板6を上方位置になるまで上昇させることで塵芥を塵芥収集箱3に押込む(図3、a位置)。摺動板6が上方位置に到達したことがリミットスイッチにより検出されるとソレノイド13bが消磁される。以上の動作で反転、一次圧縮、二次圧縮、押込みの1サイクルが終了する。
【0021】
なお、本実施の形態では、二次圧縮の時にのみ低圧となる場合について説明したが、例えば一次圧縮と二次圧縮の時に低圧となるように電磁弁31を制御するることも可能である。
以上のように、電磁弁31、第2リリーフ弁32を設け、電磁弁31のソレノイド31aをあらかじめ設定したタイミングで励磁および消磁させることによって、反転、一次圧縮、二次圧縮、押込みの各動作について標準圧と低圧との切り換えを任意に行うことができる。これにより、用途に応じた圧力での収集作業ができる。
【0022】
なお、上記各実施の形態では、油圧の切り換えを標準圧、低圧の2段階切り換えとしているが、これに限られるものではなく、例えば3段階以上の切り換えであっても構わない。また、上記各実施の形態ではリリーフ弁を2つ設けているが、これに限られるものではなく、例えば手動調節式のリリーフ弁を1つ設けることも可能である。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る塵芥収集車では、油圧を所定の圧力とするための油圧調整手段を変圧可能に構成しているので、例えば粗大ゴミは標準圧(高圧)で、空き缶、空き瓶等を低圧で収集するというように、用途に応じて標準圧と低圧を切り換えることができる。よって、例えば空き缶の場合、アルミ缶とスチール缶がつぶれて絡み付いた状態で収集することがなくなり、リサイクルの後工程でアルミ缶とスチール缶とを磁力選別する際に選別精度が下がることがなくなる。また空き瓶の場合、積込時に割れたりすることなく収集することができ、リサイクルの後工程での色選別に支障をきたさなくなる。
また、袋に入った生ごみ等を低圧により収集すると、袋が割れて内容物が飛散して、作業者にかかったり、投入場所を汚したりすることがなくなる。
さらに、塵芥を低圧で収集することにより、塵芥収集車の燃料消費量の減少、低騒音化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塵芥収集車の一実施形態を構成する塵芥積込装置の油圧系統図である。
【図2】本発明に係る塵芥収集車の他の一実施形態を構成する塵芥積込装置の油圧系統図である。
【図3】一般的なプレス式の塵芥積込装置を備えた塵芥収集車の断面側面図である。
【図4】本発明に係る塵芥収集車の操作盤のスイッチ配置図である。
【図5】従来の塵芥積込装置の油圧系統図である。
【符号の説明】
A 油圧回路
1 塵芥収集車
2 車体フレーム
3 塵芥収集箱
4 塵芥積込装置
5 第1油圧シリンダ(プッシュシリンダ)
6 摺動板
7 第2油圧シリンダ(プレスシリンダ)
8 押込板
9 操作盤
11 油圧ポンプ
12 オイルタンク
13、14 方向制御弁
16 逆止弁
21 第1リリーフ弁
22、32 第2リリーフ弁
23、31 電磁弁
Claims (2)
- 油圧により動作する塵芥積込装置と、前記油圧を所定の設定圧に維持するための油圧調整手段とを備えた塵芥収集車において、
前記塵芥積込装置が、第1油圧シリンダと、この第1油圧シリンダによって上下に摺動される摺動板と、この摺動板の下部に取り付けられた押込板と、この押込板を前後に回動する第2油圧シリンダと、を有するプレス式のものであり、
前記油圧調整手段は、前記摺動板を下降させた状態で前記押込板の回動により塵芥を二次圧縮する場合のみの上記設定圧を変更可能であることを特徴とする塵芥収集車。 - 上記油圧調整手段は、高圧設定用の第1リリーフ弁および低圧設定用の第2リリーフ弁を有し、上記油圧を高圧と低圧とに切り換える請求項1に記載の塵芥収集車。
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