JP3985795B2 - 自動精米装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ボタン操作で精米と研米とを選択的に切替えて行わせる研米機能付きの自動精米装置に関し、精米及び研米を一時貯留するチャージタンクを共用化し単一構成として簡単化するものである。
同じ精米装置を用いて、精米作用と、この精白米を循環供給しながら研米を行なう技術や、チャージタンクを玄米用と白米用との複数配置する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。又、精米作業終了直前に、予め貯留していた精白米を精米室へ追加供給して、精米押出圧力を高めながら精白し未精米の発生を防止する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特公平8−24851号公報(第3頁、図1) 特許第2798079号公報(第2頁、図1)
自動精米装置では、所定のコインを操作盤に投入することによって、自動的に一定時間にわたる精米、及び研米が行われる形態が一般的であるが、小さく狭い簡易組立ハウス形態の建屋内部に各種の作用行程の装置が配置された過密的な配置構成となって、メンテナンス性等が阻害され易い。しかも、精白米を貯留するチャージタンクが、精米装置の上方に配置される形態では、これに伴って高揚程の昇降機等の増設を要して、一層煩雑化されることとなる。
請求項1に記載の発明は、玄米を投入する玄米ホッパー4と、玄米を精米処理あるいは白米を研米処理する精米装置11と、精米装置11から排出された精米あるいは研米を受けて取り出す製品ホッパー5と、精米装置から排出された白米を一時貯留するチャージタンク14と、チャージタンク14に貯留された精米を精米装置11に戻す繰出バルブ15と、精米装置11の排出経路側にチャージタンク14側又は製品ホッパー5側に切換える切替手段と、精米処理するか研米処理するかを設定する操作盤6とを設け、チャージタンク14は玄米ホッパー4の最大収容量を貯留可能の容量とする構成とし、操作盤6で精米処理を設定すると精米装置11による精米開始後から設定時間はチャージタンク14へ白米を供給するよう切替手段を切り替え、前記設定時間後は製品ホッパー5側へ排出し、精米終了時にチャージタンク14内に貯留された白米を繰出バルブ15で精米装置11に戻して精米処理して製品ホッパー5に排出する構成とし、操作盤6で研米処理を設定すると精米装置11で精米処理された全白米をチャージタンク14へ供給するよう切替手段を切り替え、玄米ホッパー4内の全玄米が精米処理されると繰出バルブ15が駆動を開始してチャージタンク14内の白米を精米装置11に戻し、研米処理を行い製品ホッパー5に排出するよう切替手段を切り替える構成としたものである。
操作盤6で精米処理を設定すると玄米ホッパー4から搬送される玄米を精米タンク12で受けて精米装置11へ供給して精米を行う。精米処理のみでは、精米初期の精白米を少量宛てチャージタンク14内に貯留させる。その他の精白米は製品ホッパー5へ取出す。又、この精米最終行程ではチャージタンク14に貯留した白米を、繰出バルブ15で精米タンク12へ戻して循環精米しながら製品ホッパー5へ取出す
又、研米処理を設定すると、精米装置11で精米処理されて排出された全白米をこのチャージタンク14内に貯留させる。精米作用が完了するとチャージタンク14内の貯留白米を繰出バルブ15で繰出し精米装置11へ還元させて研米作用を行なわせ、この研米を製品ホッパー5へ取出すものである
請求項2に記載の発明は、精米装置11へ玄米または白米を供給する精米タンク12には精米タンク12内の玄米または白米をなくなることを検出する下限センサ26を設け、操作盤6で研米処理を設定して玄米ホッパー4内の玄米を精米処理し、下限センサ26が精米タンク12内の玄米が無くなることを検出した後に、チャージタンク14に貯留された白米を繰出バルブ15で繰り出し精米装置11に戻して研米処理する構成としたことを特徴とする請求項1記載の自動精米装置としたものである。
請求項1に記載の発明は、精米装置11で精米処理、及び研米処理を行うときは、この精米装置11から排出された白米の全部乃至一部を玄米ホッパー4の最大収容量を貯留可能の容量とする単一のチャージタンク14を介して貯留させて、循環精米、及び研米作用を行わせることができるため、チャージタンク14の共用化で構成を簡単にできる。
請求項2に記載の発明は、精米装置11へ玄米または白米を供給する精米タンク12には精米タンク12内の玄米または白米をなくなることを検出する下限センサ26を設け、操作盤6で研米処理を設定して玄米ホッパー4内の玄米を精米処理し、下限センサ26が精米タンク12内の玄米が無くなることを検出した後に、チャージタンク14に貯留された白米を繰出バルブ15で繰り出し精米装置11に戻して研米処理する構成としたことを特徴とする請求項1記載の自動精米装置としたことで、研米処理を設定した時、チャージタンク14に貯留された白米を精米タンク12内の玄米が無くなることを検出してから精米装置11に戻すことができる。
図面に基づく実施例について、所定量の精米用玄米と、これに要するコインとを供給して自動的に精米、乃至研米する自動精米機は、精米、及び研米のための各種の機材を収容する機械室1と、仕切壁2で仕切られる操作室3とを形成の小さな簡易組立ハウス形態の精米ハウスHの構成としている。この仕切壁2には玄米を投入する玄米ホッパー4と、精米乃至研米された白米を受けて取出す製品ホッパー5、及び精米、研米作用を設定したり、コインを投入して精米運転操作を行うためのコインロールボックスを有した操作盤6等が配置される。この機械室1には、前記玄米ホッパー4の玄米を繰出す繰出バルブ7が設けられ、石抜昇降機8に連設される。この石抜昇降機8は石抜作用を行う石抜装置9にのぞませる。この石抜装置9は玄米中の砂礫類や異物等を選別除去する。この石抜装置9を経て流下された玄米は、モータM2で駆動される精米昇降機10を上昇されて、精米装置11上部の精米(玄米)タンク12に供給できる。精米装置11は前記製品ホッパー5の奥側上部に配置されて、この精米室口13から押出される白米を正面下の製品ホッパー5へ流下させたり、この横側のチャージタンク14へ流下させることができる。このチャージタンク14は底部にモータM3で駆動される繰出バルブ15を有して、この回転によってチャージタンク14内の白米を前記精米昇降機10へ流して、精米タンク12へ還元供給することができる。
前記精米装置11は、モータM1によって駆動される精米転子16を軸装し、外周に精米網17を有する精米室18内に構成される。この精米転子16の基部にはオーガ部19が形成されて、前記精米タンク12から流入される玄米を受けて精米室18の精米室口13へ押出す。この精米室口13には抵抗板20がウエイト21等によって閉鎖されるように弾発して設けられ、精米転子16の回転によって精米室18内の玄米を移送して摩擦しながら、この抵抗板20の圧力に抗して押出すことによって精米するものである。このウエイト21は、抵抗板20の上部軸22から突出されるアーム23に対して前後移動調節して、この抵抗板20の精米室口13を閉鎖する圧力を変えて精米度合を決めることができる。又、このウエイト21に拘らず抵抗板20を全開(無抵抗)状態とすることによって、精米作用を殆んどなくして研米作用を行わせることができる。この精米室口13の下側には前記製品ホッパー5へ流下案内するシューター24が設けられる。このシュータ24の途中には切替弁25が設けられて、流下する白米をチャージタンク14内へ案内することができる。
そして、精米作用は、該抵抗板20を閉鎖状態にしておいて、精米昇降機10から玄米を精米タンク12へ供給することによって行わせることができ、研米作用は、この精米された後の白米をチャージタンク14へ貯留しておき、精米作用後に抵抗板20を開放させた状態として、このチャージタンク14内の白米を繰出バルブ15の駆動で繰出して、精米昇降機10を経て精米タンク12へ還元供給させることによって行わせる。
一度に玄米供給されて精米できる量は、玄米ホッパー4に対する玄米の供給量や、操作盤6に対するコイン量等によって制限されるが、研米は精米全量を行われることがあるため、白米を貯留するチャージタンク14の容量を、この玄米最大供給量に相当する精米全量を貯留可能の容量として設定している。例えば、30kg詰め袋の玄米を収容できる容量に設定している。又、前記精米タンク12には、このタンク12内の玄米が精米室18内へ供給されて、殆んどなくなった状態を検出する下限センサ26が設けられ、この下限センサ26の検出によって、研米終了時の循環白米の循環供給の開始タイミングを判別させるための基準とするものである。
精米、及び研米作用は、操作盤6からの設定乃至指定によって行われるが、精米作用時は、抵抗板20が精米室口13を閉鎖した状態にあり、所定の精米押出抵抗を与えている。玄米ホッパー4から供給された玄米が、石抜昇降機8や石抜装置9、及び精米昇降機10等を経て精米タンク12に供給されると、この下限センサ26がONされると共に、この精米装置11の精米室18で精米されて精米室口13からシュータ24へ押出される。このとき、精米開始時から約30秒間は、切替弁25が精白米をシュータ24からチャージタンク14内へ流下するように切替えられており、繰出バルブ15が駆動されている。このため精米開始時は精米室18内の精米圧が低いために未精米の粒を生じてチャージタンク14へ回収されて再び精米タンク12へ還元されることによって精米させることができる。この精米開始後30秒を経過すると繰出バルブ15の回転が停止される。この回転停止後約15秒後に切替弁25が切替えられて、シュータ24を流下する白米を製品ホッパー5へ流出させる。このようにして、精米装置11によって精米された白米は、製品ホッパー5へ取出されて袋詰A等の処理が行われる。
精米終了の際、精米タンク12内の玄米が全て精米室18内へ供給されると下限センサ26がOFFとなり、チャージタンク14の繰出バルブ15を一定時間駆動する。前記繰出バルブ15の停止によって約15秒間にわたって貯留されていたチャージタンク14の白米が、昇降機10を経て精米タンク12へ循環白米として還元供給されて、精米室18内の残米を押出して、精米させるものである。このとき、精米タンク12の玄米が減少して下限センサ26がOFFとなっても所定時間内は精米制御は停止されないで精米作用が継続可能の状態にある。この所定時間(マスキング時間)は、該下限センサ26がOFFとなる約5秒前から開始されて、チャージタンク14の白米が循環白米として再度精米装置11へ還元供給されるまでに要する時間と略相当する時間長さに設定されていて、この所定時間内は、下限センサ26がOFFとなっても、このOFFを無視して精米制御を継続するものである。このため、チャージタンク14の白米がブリッジ現象等で繰出し遅れを生じたり、繰出バルブ15から精米昇降機10等にわたる搬送経路における搬送遅れ等があっても、未精米粒を精米室18に残留させた状態のまま精米作用を停止することをなくするものである。
前記所定時間(マスキング時間)は、精米制御の不作動時間として設定されるもので、玄米タンク12の下限センサ26がOFFになって玄米がなくなったことを検出しても、これを無視して精米制御の運転を維持継続させるものである。ここに、この所定時間の経過後に下限センサ26がOFFの状態のままとならないように、利用料金に応じたマスキング時間を設定することにより、搬送装置の異常などで下限センサ26のONのタイミングが遅れても、チャージタンク14内の白米を略全量排出することができる。又、前記下限センサ26に代えて、精米転子18の回転駆動負荷を検出して、この負荷の大小によって精米タンク12の玄米の有無を検出する負荷センサを設ける構成とすることもできる。
次に、精米後に研米する場合は、切替弁25がチャージタンク14へ流下案内するように切替えられていて、精米装置11で精米された白米は、前記精米開始時に30秒間にわたって駆動された繰出バルブ15の停止された後、全玄米が精米されてチャージタンク14内に収容貯留される。そして、精米タンク12内の玄米が精米されて下限センサ26がOFFすると、前記繰出バルブ15が駆動されてこのチャージタンク14内の白米を繰出する。該下限センサ26が玄米がなくなったことを検出して所定時間を経過すると、チャージタンク14の白米が精米昇降機10を経て精米タンク12に還元供給されて精米室18内で研米作用を受ける。
このとき、前行程の精米残留米は、この還元供給された白米によって押出されるが、研米開始時約30秒間は切替弁25がチャージタンク14側へ流下案内するように維持さられ、この30秒を経過すると切替弁25を製品ホッパー5側へ流下案内するように切替えられ、研米を製品ホッパー5へ取出す。このチャージタンク14の白米が全て精米タンク12へ還元されて、この下限センサ26がOFFの状態になると、前記所定時間内は研米運転制御が継続されて、一旦切替弁25をチャージタンク14側へ流下案内するように切替えると共に、この研米された白米を繰出バルブ15及び精米昇降機10等を経て精米タンク12内へ還元供給して補助白米として精米室18内の研米残粒を押出すものである。
このようにして精米室18内で処理された研米は、切替弁25の製品ホッパー5への流下案内されるように切替えられて、この製品ホッパー5へ全て取出される。
又、玄米ホッパー4に供給される玄米量の一部だけ研米するときは、前記チャージタンク14に切替収容する白米量を選定できる形態とする。切替弁25の切替でチャージタンク14内へ案内収容させた余りの精白米は、この切替弁25の切替で製品ホッパー5へ取出す。この精米後にチャージタンク14内の白米を精米タンク12へ還元供給して精米作用を行わせる。
前記自動精米装置においては、操作盤6に試しボタン27を設け(図5)、前記研米する研米コース利用前に利用者がこの試しボタン27を選択すると少量の玄米を取込んで研米処理が行われる。この時、利用料金は1単価分引き落すが、繰出バルブ15の運転時間の余りは最終コース選択時は追加する。利用者が研米コースで良ければ継続して研米コースボタンを選択して研米処理を行う。気に入らない場合は前記運転時間を加算して精米コースで処理を行う。米の性状等によって割れ易い米粒や、利用者が気に入らない場合であってもコースの再選択が可能となる。
この選択ボタンには、研米(おてがる)コースの選択ボタン28と、精米コースの選択ボタン29と、更に精白度を選択する選択ボタン30、31、32等が設けられていて、研米(おてがる)コースの選択ボタン28を押して精米と研米を行わせることができ、又これに代えて、試しコースの選択ボタン27を押せば、前記少量の玄米の精米と研米が行われる。又、精米コースの選択ボタン30を押すと上白米の精白度に仕上げられ、選択ボタン31では標準の精白度となり、選択ボタン32では8分搗きの精白度を指定できる。
又、図6のように研米(おてがる)コースの選択ボタン28と、通常の精米のみ行う精米コース選択ボタン29と、精米コースの精白度選択ボタン30、31、又は32とを設けることができる。研米コースは研米ボタン28のみの選択で研米処理を行い、精米コースは精米コースボタン29と精白度ボタン30、31、又は32を選択することにより起動させることができる。
図7においては、研米コースの選択ボタン28と精米のみ行う精米コース選択ボタン29と、各コースの仕上り選択ボタン30、31、32、33、34、35を有する。研米コースは、研米ボタン28のみの選択で起動可能であるが、起動後仕上りボタン33、34、又は35を押すことにより、研米処理時の圧力調整が選択可能となる。精米コースは、精米コースボタン29と仕上りボタン30、31、又は32を押すことにより起動して好みの精白度で精米が可能である。
研米コースにおいても仕上り選択可能である。古米などが投入された場合、研米コースでは米粒が割れて食味を落したり、精米量が著しく減ったりする。その場合、仕上りボタンを選択することにより研米時の圧力を低くして粒割れを防止できる。又、精米コースボタン29のみの操作で「上白」を指定して起動し、起動後に他の「標準」、「8分」搗き等の精白度に切替選択可能に構成することもできる。
図2、図8に基づいて、前記仕切壁2には、チャージタンク14内を透視できる確認窓36を設けている。研米コース選択時に白米を貯留するためのチャージタンク14内部を操作室3から作業者が直接透視して確認しながら作業できる。チャージタンク14も透視可能な構成としている。このチャージタンク14は仕切壁2に近い位置に設置されるため、このチャージタンク14と略同高さ位置において、前記操作盤6の下側部に設けている。
前記操作盤6は、使用者識別可能なカードを用いることによって精米、又は研米を行うことができるように設定することができる。この場合、カード番号に基づいて精米や研米の条件を設定できるようにしたり、人体情報リーダによって検出した人体情報、人体情報が指紋、又は情報、又は顔情報、音声情報、又は、これら人体情報と音声情報等に基づいて、条件を設定したり、代金支払い決済等を可能な構成とすることができる。
又は、この場合、使用者識別情報が得られるまでは精米運転を開始しないように構成したり、規定時間以上使用者識別情報が得られない場合は、ビデオ撮影を行うように構成することによって、セキュリティシステムを構築することができる。又、規定時間以上使用者識別情報が得られない場合は、注意信号、警告信号、又は通報信号を発するように構成することもできる。又、精米装置の主電源が切断された場合でもビデオ録画又は使用者識別情報の取得が可能な構成とすることもできる。
前記自動精米装置11では、この精米網17等から漏下される糠を処理する除糠サイクロン装置37が機械室1内に設けられるが、この機械室1のサイクロン37から分離落下される糠を受ける糠受ボックス38を構成し、糠受ボックス38内に操作室3側から袋受ドア39を開いて糠袋40を挿入することにより、除糠を袋詰めすることができ、使用者はこの糠を持ち帰えることができる(図9)。仕切壁2の一部には糠受ボックス38部に対向して下端の蝶番41の周りに開閉可能の袋受ドア39が設けられる。この袋受ドア全面、又は一部が透明材で形成されて内部を透視可能に構成し、ハンドル42を有し、内側には糠袋を吊持する袋ホルダ43を有する。糠受ボックス38の上側にサイクロン37の落下口44が設けられ、底部は網棚45が設けられ、この網棚45の下側には操作室3側から取出可能の回収箱46を設けている。
次に、図10においては、玄米ホッパー4から供給された籾を繰出バルブ7と石抜昇降機8を経て籾摺装置46へ供給して籾摺可能に構成し、この籾摺装置46で籾摺された玄米を繰出バルブ47を介して石抜装置9へ供給して、精米装置11へ供給するように構成したものである。そして、これら各繰出バルブ7、47を定量供給形態として、繰出バルブ47による籾摺装置46から石抜装置9への玄米供給量を、精米装置11の流量検出値の略1.2倍になるように設定する。これによって、籾摺による籾穀除去や石抜選別等によって玄米量は減少するが、精米タンク12における玄米貯留量を安定させることができる。
図11に基づいて、利用料金を収納する金庫50は建屋を構成する建屋部材52、53、54を貫通して一体的に構成される。コインメック48の下方に集金用ボックス49を設け、集金時はこのボックス49内からコインを集金する。又、集金するまでの間コインはコインメック48の下方から集金用ボックス49内を貫通し建屋の床面に至るまでの縦長筒状の金庫50内に収納されている。集金時はこの金庫50から集金ボックス49内までコインをコインリフタ51でリフトアップしてコイン受箱55に集金する。このコインリフタ51のリフトスイッチはキースイッチ等を用いて管理者のみが操作可能である。集金用ボックス49の扉を開けてもコインの収納された金庫50は容易には取出ができないため、盗難するのに長時間を要する。又、電源を切った場合はリフタ51が作動しないため、コインを取出すためには更に長時間を要する。
図12に基づいて、金庫50を建屋ハウスHの床56下部に埋設して、この床56構成部材と一体的にキー57で固定する。コインメック48との間はシュータ58で連通させる。
図13に基づいて、仕切壁2の金庫口59の内側に箱型の金庫50を上下方向の支持軸60の周りに回動自在に設ける。この金庫口59の一側には電動ロックピン61が出没可能に設けられる。このロックピン61は仕切壁2の内側面に沿って摺動するロックパネル62と一体構成として作動される。金庫50が金庫口59の内側に位置するとロックピン61をピン穴に嵌合させてロックさせることができる。又、金庫50の奥側には開閉可能の蓋63が設けられて、この蓋63の開きによってコイン受箱55を出し入れできる。ロックピン61を外すことによって金庫50を支持軸60の周りに金庫口59から前側Fへ回動させて、操作室3内へ開くことができる。この金庫50を金庫口59の内側へ収納させてロックピン61で係合ロックした状態では、金庫口59は金庫50の背面壁部で閉鎖される。ロックピン61の作動は電動的にスイッチ操作によって行なわれる。
精米時間と、製品ホッパー5に設ける製品シャッター64(図3参照)の開放時間を比較して、製品ホッパー5の容量を超えて精米を継続しようとする場合は、一定の規制手段にて白米排出を規制して精米装置11部の詰りを防止するものである。製品シャッターの開閉を検出する検出手段を設け、精米中の製品シャッター64の開放時間を検出し、製品ホッパー5の容量を越えての精米継続を規制する。この規制手段としては、図14に示すようなA手段とB手段とがある。A手段では、前記コインメック48に対するコインの投入を止めて、玄米ホッパー4からの玄米の繰り出しを停止する。この間に製品ホッパー5からの白米が取出されたことをシャッターセンサが検出すると、該コインの投入を行なって精米を継続させる。このとき、白米の取出が行なわれないときは、精米転子16を駆動するモータM1の電流値が設定値に達しているか否かによって、設定値に達しているときは精米を強制的に停止する。又、B手段では、精米の全停止状態から精白度を示す白度ランプ30、31、又は32の切替選択が可能であり、精米制御を継続することができる。このとき前回未処理時間を積算して運転が開始される。
精米装置の概略側面図。 その自動精米装置の平面配置図。 その一部の側面図。 その一部チャージタンク部の側面図。 その操作盤部の正面図。 その一部別実施例を示す正面図。 その一部別実施例を示す正面図。 その仕切壁部の正面図。 その糠受ボックス部の斜視図。 一部別実施例を示す籾摺り精米装置の行程経路図。 集金用ボックス、金庫部の正面図と、側面図。 一部別実施例を示す金庫設置部の正面図と、側面図。 一部別実施例を示す金庫設置部の平面作動図。 精米の継続制御規制手段のフローチャート。
符号の説明
4 玄米ホッパー
5 製品ホッパー
6 操作盤
10 精米昇降機
11 精米装置
12 精米タンク
14 チャージタンク
15 繰出バルブ
25 切替弁
26 下限センサ

Claims (2)

  1. 玄米を投入する玄米ホッパー4と、玄米を精米処理あるいは白米を研米処理する精米装置11と、精米装置11から排出された精米あるいは研米を受けて取り出す製品ホッパー5と、精米装置から排出された白米を一時貯留するチャージタンク14と、チャージタンク14に貯留された精米を精米装置11に戻す繰出バルブ15と、精米装置11の排出経路側にチャージタンク14側又は製品ホッパー5側に切換える切替手段と、精米処理するか研米処理するかを設定する操作盤6とを設け、チャージタンク14は玄米ホッパー4の最大収容量を貯留可能の容量とする構成とし、
    操作盤6で精米処理を設定すると精米装置11による精米開始後から設定時間はチャージタンク14へ白米を供給するよう切替手段を切り替え、前記設定時間後は製品ホッパー5側へ排出し、精米終了時にチャージタンク14内に貯留された白米を繰出バルブ15で精米装置11に戻して精米処理して製品ホッパー5に排出する構成とし、
    操作盤6で研米処理を設定すると精米装置11で精米処理された全白米をチャージタンク14へ供給するよう切替手段を切り替え、玄米ホッパー4内の全玄米が精米処理されると繰出バルブ15が駆動を開始してチャージタンク14内の白米を精米装置11に戻し、研米処理を行い製品ホッパー5に排出するよう切替手段を切り替える構成としたことを特徴とする自動精米装置。
  2. 精米装置11へ玄米または白米を供給する精米タンク12には精米タンク12内の玄米または白米をなくなることを検出する下限センサ26を設け、操作盤6で研米処理を設定して玄米ホッパー4内の玄米を精米処理し、下限センサ26が精米タンク12内の玄米が無くなることを検出した後に、チャージタンク14に貯留された白米を繰出バルブ15で繰り出し精米装置11に戻して研米処理する構成としたことを特徴とする請求項1記載の自動精米装置。
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