JP5850408B2 - 精米設備 - Google Patents

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Description

本発明は、精米機に糠パック装置を設けて精米機の発生糠を袋詰めすることにより糠パックとして持ち帰りが可能な精米設備の糠パック装置に関するものである。
特許文献1に記載のように、精米機にその排出糠を袋詰めする糠パック装置を設けた精米設備が知られている。この精米設備は、精米を行い、精米時に発生した糠を糠パック装置にて袋詰めされた糠を利用者が持ち帰ることができる。
特開2006−82084号公報
しかしながら、発生糠量は、利用者の精米量に応じて異なることから、精米量が少なく糠パック装置による糠パックの収容量が少ない場合は、糠パックの搬送姿勢が不安定となり、糠パック取出口から糠パックの取出し難くなる。
本発明の目的は、安定した取扱いが困難な糠量不足の糠パックに起因する搬送異常等の取扱い上の問題を解消することができる精米設備の糠パック装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、仕切壁(12)で客室(11a)と機械室(11b)に仕切られた建屋(11)の機械室(11b)に配置された精米機(6)と、
前記精米機(6)で玄米を精白処理して発生した糠について、糠パック処理により糠パック(P)として袋詰めする糠パック装置(7)と、前記客室(11a)に配置され、前記糠パック(P)を収容する収容容器(8)と、前記糠パック(8)を機械室(11b)内から前記収容容器(8)へ搬送する搬送装置(8a)と、玄米を受ける投入ホッパ(2)と、前記投入ホッパ(2)の糠パック処理に必要な最小限度量となる位置に設定された投入基準量センサ(2s)とを備え、前記糠パック処理は、前記投入ホッパ(2)の投入玄米量が最小限度量以上であることを条件として適用することを特徴とする精米設備を提供する
請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記糠パック処理は、記精白処理の開始時点までの糠パック選択スイッチ(17)の操作を条件として適用することを特徴とする精米設備を提供する。
請求項1に係る発明により、精米機(6)が玄米を精米処理する際の発生糠について、糠パック装置(7)により糠パックする際は、玄米が最小限度量以上の場合とすることにより、糠パックのための必要糠量の確保が可能となるので、糠量不足時の不完全なパッキングによる搬送装置(8a)における糠パックの搬送姿勢が不安定となり、糠パック取出口から糠パックの取出し難くなる問題を解消することができる。
請求項2に係る発明により、精米機(6)による精白処理の開始までに糠パック選択スイッチ(17)の操作によって糠パック処理を適用することにより、精米運転途中での糠パック選択スイッチ(17)の操作による糠量不足時の不完全なパッキングによる糠パックの搬送姿勢が不安定となり、糠パック取出口から糠パックの取出し難くなる問題を解消することができる。
精米設備のシステム構成展開図 精米設備の機器配置図 仕切部の客室側見取図 糠処理部の背面図 糠パック装置の内部構成の透視側面図 パッキング動作時の要部拡大斜視図 糠パックの搬出部の側面図 糠パック取出部の内部透視斜視図(a)および蓋の要部断面図(b) 精米設備のシステム構成ブロック図 排出糠の取扱についての制御処理のフローチャート 精米限定運転のフローチャート 糠パック定量排出のフローチャート 糠パックの搬送状態の側面図 糠パック排出のタイミングチャート 糠パック中途排出のフローチャート 糠量補正処理のフローチャート 糠パック装置の準備動作を含む制御処理のフローチャート 別例による糠パック排出時のタイミングチャート 糠処理部の別構成例の精米設備の要部平面図 糠パック装置の適用判別のフローチャート
上記技術思想に基づいて具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつつ説明する。
本発明に係る糠処理部を備える精米設備1は、図1にシステム構成展開図を示すように、投入された玄米を受ける投入ホッパ2と、この投入ホッパ2から取込んだ玄米を上位排出する第1昇降機3と、この第1昇降機3から受けた玄米中の異物を揺動選別する石抜機4と、その選別玄米を上位排出する第2昇降機5と、この第2昇降機5から玄米タンク6bを介して玄米を受ける精米機6と、その精白米を受ける白米タンク6aとを備えるとともに、精米機6の発生糠を切替部7aを介して受ける糠パック装置7と、この糠パック装置7から搬送装置8aを介して糠パックを受ける糠パック取出部8と、これら機器を統括制御する制御部C等から構成される。
上記精米設備1の具体的な構成は、図2に機器配置図を示すように、建家11を前後に仕切る仕切部(仕切壁)12を設け、前面側を穀粒の取扱いおよび精白度を設定をするための客室11aとし、後面側を機器格納用の機械室11bとする。上記建家11の片側端(図例は左側端)を投入側として投入ホッパ2を配置し、他側端(同右側端)を取出側として白米タンク6aと糠パック取出部8を配置し、投入ホッパ2から第1昇降機3、石抜機4、第2昇降機5、玄米タンク6b、精米機6を介して白米タンク6aに至る白米処理系と、精米機6の背面部から糠パック装置7、搬送装置8aを介して糠パック取出部8に至る糠処理系を形成する。
仕切部12には、その客室側見取図を図3に示すように、投入側に投入ホッパ2の玄米投入部14、中央部に操作盤13、取出側に白米タンク6aから白米を受ける白米取出部16と糠パック装置7から搬送装置8aを介して糠パックを受ける糠パック取出部8を配置する。玄米投入部14にはシャッタースイッチ14aが、操作盤13には料金投入部13a、標準、8分つき、5分つき等の白度選択と運転開始を兼ねる精白度選択部13bが、糠パック取出部8には発生糠を糠パックとして持ち帰るための糠パック選択スイッチ17がそれぞれ付帯する。糠パック選択スイッチ17は操作盤13に設けても良い。
糠パック装置7を含む糠処理系は、その背面図を図4に示すように、精米機6から搬送エアによる糠を受けるサイクロン21に横送り動作によって排出先を切替える糠移送螺旋による切替部7aを介してその一端に糠パック装置7を連通し、その排出口からベルトコンベヤによる搬送装置8aの始端までシュート23による低コストの搬送路を構成し、また、糠移送螺旋7aの他端に糠貯留部としての糠袋7bを取付け、精米処理時に選択により糠を貯留する。この糠移送螺旋7aにより、糠の要否に応じた選択が可能となるのみならず、糠パック処理系のトラブルに容易に対応することができる。
糠パック装置7は、図5に内部構成の透視側面図を示すように、袋用ビニールロール31と、筒ガイド体32と、筒形成用のシームヒータ33と、前後に開閉動作する溶着ヒータ付きカッター部34と、筒ガイド体32に臨む糠口35とを備えて構成される。
詳細には、図6にパッキング動作時の要部拡大斜視図を示すように、カッター部34は筒を閉じる溶着ヒータ34a,34bを切断位置の上下に備え、筒ガイド体32を介して袋用ビニールロール31から糠口35を囲むように引き出された連続シートの左右端をシームヒータ33により綴じ合わせて筒状の状態で待機する。袋詰め開始時点でカッター部34の上側溶着ヒータ34aが袋の底部を閉じて糠口35から糠を受け、袋詰め終了時点でパッキングによって締切るために、糠充填部分を下方に繰出した後にカッター部34がその下側溶着ヒータ34bで袋の口部を閉じるとともに切断動作することにより、糠パックPが下方に排出される。
上記糠パック装置7は、そのパッキングによる締切動作の間について、糠パック装置7へ糠を供給しないように構成する。すなわち、糠を糠パック装置7へ一時的に供給しない方法として、精米機6への玄米供給の一時停止、または精米機6の一時停止、または精米機6を連続運転を行いつつ切替部7aの糠移送螺旋7aを停止、または精米機6を連続運転を行いつつ切替部7aの糠移送螺旋7aを糠袋7b側への一時的な搬送方向切り替えによって糠パック装置7への糠の供給を一時停止する、といった方法がある。これらは精米設備の管理者がいずれかの方法を選択するか複数の方法を組み合わせるかをあらかじめ適宜設定できる。そして、パッキング完了によって糠パック装置7への糠の供給を再開するように、精米機6又は糠移送螺旋7aの駆動再開、あるいは糠移送螺旋7aの搬送方向を糠パック装置7側への切り替え、をするよう動作制御する。これにより、パッキング動作中に糠を供給することによる糠パック装置7内での糠の散乱を防止することができる。
また、上記構成の糠パック装置7は、精米機6の料金に対応する運転時間に基づいて発生糠量を換算することにより、所定量毎の糠について袋詰めすることができるので、大量の精米処理の場合でも、大型の糠パック装置を要することなく、小型の装置により一定量の糠パックによる排出が可能となる。
糠パック取出部8は、図7に糠パックの搬出部の側面図を示すように、糠パック装置7から機械室11bの外となる客室11aに向かう搬出路である搬送装置8aを設け、この搬送装置8aからシュート41を介して糠パックPを受けるように、糠パック取出部としての収容容器8を客室11aに配置して構成する。
上記糠パック装置7から糠パック取出部8に至る糠処理系の構成により、精米機6から受けた糠を袋詰めした糠パックPを搬送装置8aによって機械室外に搬出し、その搬出先の糠パック取出部8に糠パックPが収容される。したがって、機械室11bの外側に配置する収容容器8によって収容態様の自由度を確保することができるので、機械室11bのスペース増加を抑えつつ、糠パックPの収容量を確保して、前の精米時の糠パックPが残留している場合の対応を含め、糠パックPを容易に取出すことができる。
また、糠パック取出部8には、その内部透視斜視図(a)および蓋の要部断面図(b)を図8に示すように、その取出口にロック制御可能なロック機構42a付きの扉42を設け、搬送装置8aの動作と対応してロックすることにより、搬送装置8aが糠パックPを搬出している間は扉42が閉鎖され、取出し操作が搬送装置8aの停止中に限られるので、糠パックPの取扱い時の安全を確保することができる。なお、上記ロック機構42aの代わりに、扉42を覆うように可動ガード部材を出入り動作可能に構成してもよい。
(システム構成)
このように構成される精米設備の糠処理系による糠パックの排出制御は、精米機6との連携のために、精米処理系と一体の制御システムを構成する。
詳細には、制御システムの入出力ブロック図を図9に示すように、制御入力として、コインメックと通称する料金投入部13a、精白度選択スイッチ13b等の精米処理条件の入力に加え、糠パック選択スイッチ17、玄米タンク6bの繰出量を検出するロータリバルブ回転センサ6sの信号を制御部Cに入力し、これらの入力条件に応じて、投入ホッパ2から精米機6までの精米系と、糠移送螺旋7aから糠パック取出部8のロック機構42aまでの糠処理系を制御可能に構成する。
精米運転の概要について、図10のフローチャートに示している。
料金投入の第1のステップ(以下において、「S1」の如く略記する。)から玄米投入(S2)および精白度選択(S3)の入力によって精米設備1の各機器が起動(S4)して精米運転が開始(S5)される。
一方、糠パック選択スイッチ17による糠パック選択(S6)がされた場合は、精米機6の動作量に基づいて発生糠量を検出する糠量検出部を設け、例えば、精米機6の運転時間によって発生糠量を検出(換算)し、またはロータリバルブ回転センサ6sによる玄米タンク6bからの玄米供給量を精米機6の動作量として発生糠量を検出(換算)し、この玄米供給量のチェック(S7)により設定量に達した場合において、糠パック装置7が糠のパッキングを行い(S8)、パッキング中は糠を糠パック装置7へ供給しないようにする。そして、糠のパッキングが終了し、糠パックPが作成されると、糠パック装置7から糠が搬送装置8aへ供給され、次の糠パックPを作成する準備を行ったうえで、糠パック装置7への糠の供給を再開する(S9)。
また、玄米供給量のチェック(S7)により精米量が設定量に満たない場合で投入ホッパ2の底部に設ける玄米有無検出センサ2aが投入ホッパ2内の玄米が無くなったことを検出する(S10)と、以下の終了動作工程が開始される。すなわち、ロータリバルブ2cを停止し、石抜機4の石排出処理、残米処理を行う(S11)。そして、最後の糠パックPを作成する間には糠を糠袋7b側に移送し(S12)、最後の糠パックPが収容容器8に搬送された(S13)ときには装置各部が全停止し(S14)し、精米運転が終了する。
そして、利用者は作成された糠パックPを収容容器8から取り出すと共に、白米取出部16で白米タンク6aから精白米を取り出して持ち帰る。
なお、投入ホッパ2の底部に設ける玄米有無検出センサ2aが投入ホッパ2内の玄米が無くなったことを検出しないときでも、投入した料金に対応する運転時間が経過したら(S15)精米運転途中でも装置各部は全停止する。このときには利用者は再度料金を投入して精米運転を再起動させる。
糠パック選択スイッチ17による糠パック選択(S6)が無い場合は、ノードBによる精米限定の精米運転によって白米タンク6aから白米を取出すことができる。この精米限定の運転時は糠は糠移送螺旋7aで糠袋7b側に移送され収容される。
ノードBによる精米限定の精米運転は、図11のフローチャートに示すように、玄米有無検出センサ2aが投入ホッパ2内の玄米が無くなったことを検出する(S16)と、ロータリバルブ2cが停止し、次いで前述の終了動作工程(S17)を行った上で装置各部が全停止する(S18)。玄米有無検出センサ2aが投入ホッパ2内の玄米が無くなったことを検出しないときでも、投入した料金に対応する運転時間が経過したら(S19)精米運転途中でも装置各部は全停止する。
定量毎の糠をパックして搬送装置に排出する糠パック定量排出処理A1について詳細に説明すると、図12にそのフローチャートを示すように、精米機6の一定の動作量に対応する糠パック排出指令により、糠移送螺旋7aを切替えて発生糠を一時的に糠袋7bに貯留(S21)し、その間に糠パック装置7が糠パックPを排出(S22)すると、搬送装置8aによる搬送動作を介して糠パックを搬出(S23,S24a,S24b)し、その搬送動作の終了を待って糠パック取出部8のロック解除(S25,S26)を行う。
なお、糠パックPの作成及び排出時に糠を糠パック装置7に供給しない方法として、糠移送螺旋7aを切替えて発生糠を一時的に糠袋7bに貯留(S21)する以外にも、前述の精米機6の一時的停止や糠移送螺旋7aの一時停止でも良い。
上記搬送装置8aによる搬送動作は、図13に糠パックPの搬送状態の側面図を示すように、糠パック取出部8までの距離Lを搬送動作させ(S24a)、また、糠パック取出部8に設けた糠パック検出センサ30により、糠パック取出部8の収容スペースが少ないことを検出した場合は、搬送装置8a上に次の糠パックPを受けるために必要な距離L1だけ搬送装置8aを搬送動作させる(S24b)ことにより、搬送装置8aの搬送距離Lを含む広い収容スペースを確保することができるので、糠パック取出部8の糠パックPが満量に達しても、精米運転を継続して行うことができる。
なお、糠パック取出部8に糠パックPの残留の有無を検出する糠パック検出センサ30を設け、糠パック取出部8に糠パックPが残留する場合は糠パック検出センサ30により精米開始を牽制し、残留している糠パックPを取出すことによって精米作業を開始できるように制御構成することにより、糠パックPの残留時の対応を含む複雑なシステム構成を要することなく、糠パックPの取り忘れを防止する構成にしても良い。
このように、上記糠パック定量排出処理A1は、図14にタイミングチャートを示すように、糠パック選択スイッチ17による糠パック選択操作が精米機6の動作開始前の場合はその動作開始の時点T0から、また、精米機6の動作中の場合は糠パック選択の時点T0から、精米機6の所定の動作量の経過Tの都度T1繰り返し行う。したがって、糠パック選択スイッチ17の操作を忘れていても、精米運転開始後の糠パック選択スイッチ17の操作によりそれ以降の排出糠を糠パックとして持ち帰ることができる。
また、精米機6の精米終了による糠パック中途排出処理A2について詳細に説明すると、図15にそのフローチャートを示すように、精米機6の精米終了による糠パック排出指令により、残りの糠を糠袋7bに貯留(S31)して糠パック装置7が糠パックを排出(S32)すると、搬送装置8aの搬送動作を介して糠パックを搬出(S33,S34a,S34b)し、その搬送動作の終了を待って糠パック取出部8のロック解除(S35,S36)を行う。
このように、糠パック中途排出処理A2は、上掲の図14に示すように、精米機6の所定の動作量の経過Tを待つことなく、精米終了時点T2から最終糠について糠パック装置7が糠パックPとして排出し、搬送装置8aが糠パック取出部8または同搬送装置8a上に搬出する。
(糠量検出部)
ここで、糠量検出部について説明すると、精米機6によって発生する糠量は、その精米運転量と対応することから、精米機6の運転時間、または玄米タンク6bからの玄米供給量を精米機6の動作量として発生糠量を検出(換算)するとともに、精白度による補正を行うことにより、発生糠量を高精度で把握することができる。
すなわち、玄米30Kgの精米の発生糠量は、一般に、標準精白で3kg、8分つきで2.4kg、5分つきで1.5kgとなることから、図16に糠量補正のフローチャートを示すように、糠パック適用の場合(S41)において、玄米供給量の検出(S42)を行い、精白度選択部13bの操作に応じ(S43a,S43b)て、標準の糠量(S44a)、白度8分が標準の0.8倍(S44b)、白度5分以下が標準の0.5倍(S44c)の補正を行い、算出糠量が設定量に達した時点で糠パック装置7により袋詰め(S45,S46)を行う。
次に、糠パック装置7の準備動作対応の制御処理について説明すると、図17にフローチャートを示すように、料金投入部13aと糠パック選択スイッチ17の信号を条件(S51a,S51b)に、タイマ処理によって糠パック装置7の準備に必要な時間の経過(S52)を待った上で、発生糠量が所定量になるまで精米各部駆動、音声や液晶表示等による案内を伴う糠パック装置7の起動、糠移送螺旋7aの正転による糠供給(S53a〜S53d)を行う。
次いで、糠パック装置7のパック排出に必要な時間Tmのタイマ処理(S54)により、糠パック装置7の溶着とカットによる糠パック排出を行っているときに、糠移送螺旋7aの逆転(又は停止)、精米機6または玄米繰出の停止(S54a〜S54c)を行うことで糠パック装置7への糠供給を停止する。その後、糠パック装置7が待機状態となると、糠移送螺旋7aの正転(又は再起動)、精米機6の運転再開(S55)を行い、糠パック装置7への糠供給を再開する。この一連の制御処理を投入料金の限度による精米終了まで繰返す(S56)ことにより、パッキング動作が精米機器動作と連係した上で、精米利用者による糠パックの取出し操作を促して円滑なシステム動作が可能となる。
なお、図10のフローチャートと図17のフローチャートは同じ実施の形態の内容であるが、図10及び図11は概念的な表現で説明し、図17は具体的な技術的動作で説明するものである。また、図17においては、図10の終了動作工程は省略している。
糠パック装置7の動作は、一例を図18にタイミングチャートで示すように、糠移送螺旋7aの切替えによって糠供給を停止した時点T11から糠パック装置7のシール(閉封動作)を開始し、糠パックPを排出して次の分を製袋することによる準備完了の時点T12から規定時間T10の経過時T13の後に糠移送螺旋7aによる糠供給を開始することにより、糠パック装置7における糠の飛散を防止することができる。
次に、糠パックに対する課金処理については、精米量が増えると糠パック料金を割り引き、もしくは無料とし、例えば、精米量10kgでは糠パック料金を課金し、30kgでは無料とするサービス体系により、集客と売上げの両方を確保することが可能となる。
次に、糠処理部の別構成例として、図19に精米設備の要部平面図を示すように、機械室11bの後部の糠パック装置7の近傍に糠パックPの取出しスペースSを形成し、機械室11bのドア11c,11cから糠パックPの取出し可能とし、残留されている糠パックPを機械室11bから誰でも持ち帰り可能に構成することにより、糠パックPを客室11aまで搬出する搬送手段が不要となることから、スペース、メンテナンス等の問題を解消することができる。
(糠パック適用条件)
次に、糠パックの収容量を確保するための制御処理について説明する。
糠パック処理に際してその適用条件の判別を行い、不適合の場合は糠パック処理を除外して精米を行うことにより、精米設備の安定した取扱いを可能とする。
上記判別制御のために、図1、図9に示すように、投入ホッパ2には投入基準量センサ2sを設け、また、玄米タンク6bには玄米タンクセンサ6tを設ける。投入基準量センサ2sは、投入ホッパ2の投入玄米量が糠パック処理に必要な最小限度量となる位置に設定する。玄米タンクセンサ6tは、玄米タンク6bに玄米が到達したことを検出するセンサである。
糠パック処理は、図20の制御処理のフローチャートに示すように、精白度選択スイッチ13bの操作によって自動精米が開始された場合において、投入基準量センサ2sにより糠パック処理に必要な玄米投入量を条件(S61,S61a)とする。また、糠パック選択スイッチ17の操作を条件(S62,S62a)とする。さらに、糠パック選択スイッチ17を操作するタイミングを精米機6による精米運転が開始されるまでの間、すなわち、精白度選択スイッチ13bを操作する前、又は精白度選択スイッチ13bを操作してから玄米タンクセンサ6tに玄米が到達するまでの範囲(S63,S63a)までの操作を条件として糠パック装置7による糠パック処理を適用(S64)し、これらのいずれかの条件を満たさない場合は糠パック装置7による糠パック処理を除外して精米運転を行う。
上記制御処理により、投入玄米量を所定値以上に限定することによって糠パックに適合する糠量を確保することができる。また、糠パック選択スイッチ17の操作のタイミングが精白度選択スイッチ13bより先行する場合を含め、精米機6の精米動作の開始までとすることで精米糠の全量を糠パック対象とすることができる。したがって、糠パックの充填糠料が不十分で搬送等の際の不安定な取扱いを回避して、精米設備全体の安定動作を確保することができる。なお、上記精米動作の開始の判定は、精米機6の負荷電流、運転開始からの経過時間等に基づき、上記玄米タンクセンサ6tと同様に判定することができる。
次ぎに、糠パックについての課金処理について説明する。
糠パック料金を合わせた精米一括料金を料金投入部13aに投入する場合は、糠パック選択スイッチ17の操作によって糠パックの料金を引き落とし、残金が精米の基本料金以上となる場合に精米全自動運転を可能として精白度選択スイッチ13bを点灯等の表示により操作案内を行うことで、料金の先引き落としの課金処理が可能となる。この課金処理において、残金が精米の基本料金に満たない場合は、必要な追加料金のアナウンス等によって「追加料金」の投入を促すとともに、返却レバーによる返金処理およびその後の一定時間経過により自動返金を行うように後処理システムを構成する。
また、図3の仮想線による例示のように、糠パック取出部8の近傍等に糠パック料金投入部18を別途設け、この糠パック料金投入部18による糠パック料金の投入を条件として糠パック選択スイッチ17の操作を可能とすることで、糠パック利用に対応した課金処理を構成することができる。
以上に述べたように、本実施の形態の精米設備は、持参玄米の精米によって発生した糠の持ち帰りの際に、糠パックによって糠持ち帰りの利便性を良好にするためのものであり、この場合における糠量不足による糠パックの取扱いに伴う困難な問題を解消して精米設備の安定稼働を可能とするものである。
1 精米設備
2 投入ホッパ
2s 投入基準量センサ
6 精米機
6b 玄米タンク
6t 玄米タンクセンサ
7 糠パック装置
8 糠パック取出部
13a 料金投入部
13b 精白度選択スイッチ(自動精米スイッチ)
17 糠パック選択スイッチ
18 糠パック料金投入部
P 糠パック

Claims (2)

  1. 仕切壁(12)で客室(11a)と機械室(11b)に仕切られた建屋(11)の機械室(11b)に配置された精米機(6)と、
    前記精米機(6)で玄米を精白処理して発生した糠について、糠パック処理により糠パック(P)として袋詰めする糠パック装置(7)と、
    前記客室(11a)に配置され、前記糠パック(P)を収容する収容容器(8)と、
    前記糠パック(8)を機械室(11b)内から前記収容容器(8)へ搬送する搬送装置(8a)と、
    玄米を受ける投入ホッパ(2)と、
    前記投入ホッパ(2)の糠パック処理に必要な最小限度量となる位置に設定された投入基準量センサ(2s)とを備え、
    前記糠パック処理は、前記投入ホッパ(2)の投入玄米量が最小限度量以上であることを条件として適用することを特徴とする精米設備
  2. 前記糠パック処理は、記精白処理の開始時点までの糠パック選択スイッチ(17)の操作を条件として適用することを特徴とする請求項1記載の精米設備。
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