JP3981713B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動送風機を備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機としては、たとえば特開平11−42188号公報に記載の構成が知られている。
【0003】
この特開平11−42188号公報に記載の電気掃除機は、中空な掃除機本体である本体ケースを備えており、この本体ケースの前側にはこの本体ケースを厚み方向に貫通して吸気口が設けられている。また、この本体ケース内には、吸気口に連通しこの吸気口から塵埃を吸い込む電動送風機が収容されている。
【0004】
さらに、本体ケースの後側には、この本体ケースの内側に向かって突出した断面視略矩形状のコード口が形成されている。このコード口における本体ケースの前側に位置した面は、本体ケースの前方に向かって上方向に傾斜した傾斜面となっており、この傾斜面には、電源コードを掃除機本体の外部に引き出すコード引出口が設けられている。このコード引出口は、電動送風機の排気側に連通し、この電動送風機からの排気風を本体ケースの外部へと排出させる。またさらに、コード口の側面には、排気口が設けられている。この排気口は、コード引出口と同様に電動送風機の排気側に連通し、この電動送風機からの排気風を本体ケースの外部へと排出させてコード引出口からの排気風と干渉させる。
【0005】
そして、吸気口から塵埃とともに吸い込んだ空気が吸気風となり、フィルタにて塵埃が捕捉され、この吸気風が電動送風機を通過して排気風となる。この排気風は、コード引出口および排気口から本体ケースの外部へと排出される。このとき、排気口から排出される排気風がコード引出口から排出される排気風に干渉し、コード引出口から排出される排気風の風速を抑制する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この特開平11−42188号公報に記載の電気掃除機では、排気風を干渉させるためにコード口の一部である掃除機本体を傾斜させているので、本体ケースの構造が複雑になるという問題点を有している。
【0007】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、本体ケースの構造を簡単にすることが可能な電気掃除機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明の電気掃除機は、電動送風機からの排気風を排出させる複数の排気口と、これら排気口のそれぞれの内部に位置し、これら排気口から本体ケースの外部へと排出される排気風を拡げて、隣接する排気口間で互いに干渉させる整流体とを具備したものである。そして、複数の排気口から排出される排気風を排気口の内部に設けた整流体のみにより拡げて隣接する排気口間で互いに干渉させることができるため、排気口からの排気風を干渉させる新たな傾斜面などを本体ケースに設けなくてもよいので、本体ケースの構造を簡単にすることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気掃除機の一実施の形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
【0010】
図1ないし図5において、11は掃除機本体である本体ケースで、この本体ケース11は、電動送風機12の駆動にて生じる吸気風とともに吸い込んだ塵埃を、着脱可能な図示しない集塵パックにて集塵する電気掃除機である。
【0011】
また、この本体ケース11は、上面を開口した合成樹脂製の下部ケース13を備えており、この下部ケース13の上面には、上部ケース14が取り付けられるとともに下部ケース13の上面を開閉可能に閉塞する合成樹脂製の開閉蓋15が回動自在に軸支されている。そして、本体ケース体11の進行方向における前側下面には、旋回自在であり回転可能である図示しない旋回輪が取り付けられている。また、この本体ケース11の進行方向における後側側面には、大径の従動後輪16が回転自在に設けられている。よって、この本体ケース11は、図示しない旋回輪および従動後輪16により被掃除面としての床面を走行可能である。
【0012】
さらに、本体ケース11の前側略中央には、外部から空気を吸引する吸気口としての本体吸込口21が開口している。この本体吸込口21には、彎曲可能な細長略円筒状の接続管としてのホース体22が連通接続される。このホース体22の先端には、電動送風機12の動作モードなどが選択可能な手許操作部23が設けられている。この手許操作部23には、本体ケース11内の電動送風機12などの駆動状態を所定の状態に設定する複数の設定ボタン24が設けられているとともに、掃除する際に操作者が把持する把持部25が基端側に向けて突設されている。
【0013】
また、この手許操作部23の下側には、細長略円筒状の隙間ノズル26がこの手許操作部23の軸方向に沿って回動可能に取り付けられ、この手許操作部23の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管27が着脱可能に連通接続される。さらに、この延長管27の先端には、例えば室内の床面の絨毯などの上に設置させて、この絨毯上の塵埃を吸い込む吸込口体としての床ブラシ28が着脱可能に連通接続される。
【0014】
そして、図1に示すように、本体吸込口21に連通した本体ケース11内前側には、集塵パックが着脱可能に取り付けられて収容される集塵室31が区画形成されている。この集塵室31は、下部ケース13に対して開閉蓋15を回動させることにより開口する。また、この集塵室31の排気側である後側の本体ケース11内の一側には、この集塵室31の後側に連通した電動送風機室32が区画形成されている。この電動送風機室32には、電動送風機12が本体ケース11の進行方向に略沿って収容されている。
【0015】
さらに、この電動送風機室32の吸気側と集塵室31の排気側とは、下部ケース13の側面部に対して略垂直に立設した隔壁体としての平板状の隔壁用リブ33にて区画されている。そして、この隔壁用リブ33の略中心部には、集塵室31の本体吸込口21と電動送風機室32とを連通させる図示しない通気口が開口している。
【0016】
一方、電動送風機12の吸気側には、この電動送風機12の吸気側を覆うファンカバー34が取り付けられており、このファンカバー34の中心部には、吸気風を吸入する吸入口35が開口している。そして、この電動送風機12は、吸入口35を隔壁用リブ33の図示しない通気口の同心状に連通させた状態で、電動送風機室32内に収容されている。
【0017】
さらに、本体ケース11内における電動送風機室32の側方には、コードリール室41が区画形成されている。このコードリール室41は、電動送風機室32と連通されており、電動送風機12を通過した排気風がこのコードリール室41に排出される。
【0018】
また、コードリール室41には、略円筒形状のコードリール42が収容されている。このコードリール42は、中心軸部43を有しており、この中心軸部43は、電動送風機室32側の一端がこの電動送風機室32に向かって拡径され、排気風流通孔44が形成されている。
【0019】
そして、このコードリール42の外周面には、このコードリール42の周方向に沿って電源コード45が巻き付けられている。ここで、この電源コード45は、先端側にプラグ部45aが形成されており、基端側は、電動送風機12と電気的に接続されている。このプラグ部45aは、図示しない壁面に設けた外部電力供給口としてのコンセント部に取り外し可能に接続されて、このコンセント部を介して外部電力を電動送風機12へと供給する。
【0020】
またさらに、本体ケース11の進行方向の後側面上側には、略矩形板状の後部パネル51が取り付けられている。この後部パネル51における電動送風機室32の後側の略全域には、複数の円形状の排気口52が本体ケース11の進行方向に略沿った水平方向にこの後部パネル51を貫通し、本体ケース11の幅方向および高さ方向に互いに略等間隔に離間されて多数設けられている。このため、各排気口52は、本体ケース11の進行方向の後向きに沿った水平方向に略沿って開口している。
【0021】
また、これら排気口52内には、これら排気口52の内径寸法よりも外径寸法が径小に形成された略円錐形状の整流体53が、排気口52の下側とこの整流体53の外径寸法よりもやや小さい幅寸法を有した平面視略矩形状の連接部54を介してこれら排気口52と同心状に接続されて後部パネル51と一体に形成されている。このため、各排気口52は下側が閉塞された正面視で下向きの略C字状となっている。
【0022】
ここで、この整流体53は、尖端側が本体ケース11の進行方向前側、すなわち電動送風機12からの排気風の上流側に突出し、この本体ケース11の前側から後側、すなわち電動送風機12からの排気風の下流側に向かって拡開して形成されている。また、この整流体53の基端側は、後部パネル51の外側面と略面一の略平面状に形成されている。そして、この整流体53は、後部パネル51の厚さ寸法よりも小さい高さ寸法を有しており、この結果、この整流体53の尖端側は、厚さ方向の断面視で後部パネル51の内側面よりもやや本体ケース11の後側に位置し、この後部パネル51の内側面に対して本体ケース11の内側に突出しないように形成されている。
【0023】
一方、連接部54は、電動送風機12を通過した排気風における本体ケース11の進行方向後向きの下方向に排出される量を少なくし、床面などの上の塵埃の拡散を防止する。これら整流体53および連接部54により、各排気口52からの排気風はこの整流体53の外周面に略沿った方向に分岐され、各排気口52の開口方向に対してこれら排気口52の径方向に傾斜した方向、すなわち断面視で略ハ字状である風向55に略沿った方向に排出されて、隣接する排気口52からの排気風を互いに干渉させる。
【0024】
そして、後部パネル51におけるコードリール室41の後側には、略楕円形状のコード口61が本体ケース11の幅方向に長軸方向が略沿った状態で形成されている。また、このコード口61内における下側には、本体ケース11の前側から後側に向けて下方向に傾斜した傾斜面62が本体ケース11の内側方向に向けて形成されている。一方、コード口61内における上側には、略矩形状のコード引出口63が、本体ケース11の幅方向に長手方向が略沿った状態で本体ケース11の進行方向に略沿った水平方向に後部パネル51を貫通して開口している。このコード引出口63からは、電源コード45が本体ケース11の外部に引き出されるとともに電動送風機12を通過した排気風が排出される。
【0025】
次に、上記第1の実施の形態による掃除動作を説明する。
【0026】
まず、本体ケース11の開閉蓋15を下部ケース13に対して回動させて本体ケース11の集塵室31を開口し、この集塵室31に図示しない集塵パックを取り付けた後、開閉蓋15を下部ケース13に対して回動させて集塵室31を閉塞する。
【0027】
次いで、先端に床ブラシ28が連通接続された延長管27の基端をホース体22の手許操作部23の先端に連通接続するとともに、このホース体22の基端を本体ケース11の本体吸込口21に連通接続する。
【0028】
この状態で、本体ケース11のコード口61のコード引出口63から電源コード45のプラグ部45aを引き出して、このプラグ部45aを壁面のコンセント部に接続する。
【0029】
この後、ホース体22の把持部25を把持した状態で、このホース体22の手許操作部23の所定の設定ボタン24をオンし、本体ケース11内の電動送風機12を駆動させる。
【0030】
すると、床ブラシ28の先端から空気とともに塵埃が吸い込まれて吸気風となる。そして、この塵埃を含んだ吸気風は、床ブラシ28から延長管27およびホース体22を順次通過した後、本体ケース11の本体吸込口21へと導かれて、この本体ケース11の集塵室31内に収容された図示しない集塵パックへと送られる。
【0031】
このとき、この図示しない集塵パック内へと送られた吸気風に漂う塵埃は、この集塵パックを通過する際に、この集塵パックに捕捉されて、この集塵パック内に集塵される。
【0032】
さらに、この集塵パックを通過した吸気風は、隔壁用リブ33の図示しない通気口を介して電動送風機室32および電動送風機12のファンカバー34の吸入口35へと吸気される。
【0033】
そして、この吸気風は電動送風機12を通過して排気風となり、コードリール室41および各排気口52へと排出される。
【0034】
ここで、コードリール室41へと排出された排気風は、このコードリール室41に収容されたコードリール42の排気風流通孔44を介してコードリール42に排出され、電源コード45を冷却した後、コード引出口63を介して本体ケース11の外部へと排出される。
【0035】
一方、各排気口52へと排出された排気風は、これら排気口52の整流体53の略円錐形状の外周面に接触してこの整流体53の外周面に沿った方向に向けて整流される。
【0036】
このとき、各排気口52における整流体53の下側の連接部54は、これら排気口52から排出される排気風における本体ケース11の進行方向後向きの下方向へ排出される量を少なくする。
【0037】
この結果、この排気風は、各排気口52から、本体ケース11の進行方向後向きの下方向以外の方向において、これら排気口52の開口方向に対してこれら排気口52の径方向に傾斜した方向、すなわち断面視で略ハ字状である風向55に略沿って本体ケース11の外部へと排出される。
【0038】
したがって、これら排気口52から排出された排気風は、隣接した排気口52から排出された排気風と互いに干渉し合うことにより、拡散されて方向性を失うので、この排気風の風速が抑制される。
【0039】
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、各排気口52にそれぞれ整流体53を設けるだけで、各排気口52から排出される排気風を整流体53にて整流させることでこれら排気口52から排出される排気風を互いに干渉させることができる。この結果、本体ケース11に排気口52からの排気風を干渉させるための新たな傾斜面などを設なくてもよいので、本体ケース11の構造を簡単にできる。
【0040】
また、整流体53にてこれら排気口52から排出される排気風を整流して各排気口52の開口方向に対してこれら排気口52の径方向に傾斜した方向、すなわち断面視で略ハ字状である風向55に略沿った方向に排出させる。この結果、隣接する各排気口52から排出される排気風が互いに干渉することにより、これら排気口52からの排気風が拡散されて方向性を失うため、電動送風機12の吸引力を弱くしてこの排気風の風量を低下させることなくこの排気風の風速を抑制できる。
【0041】
さらに、電動送風機12からの排気風の風量を低下させないため、この電動送風機12からの排気風にて電源コード45、あるいは本体ケース11内の発熱しやすい図示しない電気部品などを効率よく冷却できる。
【0042】
また、各排気口52から排出される排気風の風速を抑制できることにより、この排気風が本体ケース11の遠方まで到達しにくくできるため、操作者に不快感を与えなくできる。
【0043】
またさらに、整流体53を、連接部54を介して排気口52の下側と接続したことにより、各排気口52から排出される排気風を本体ケース11の進行方向後向きの下方向に排出しなくできるため、床面などの塵埃をこの排気風にて拡散させなくできる。
【0044】
そして、整流体53は、尖端側が後部パネル51の厚さ方向に略沿っているため、この後部パネル51をたとえば合成樹脂にて成形する際には、この後部パネル51の厚さ方向に開く金型にて成形することによりアンダーカットが生じないので、金型の構造を簡単にでき、製造性を向上できる。
【0045】
また、整流体53の尖端側を後部パネル51の内側面から突出しなくしたことにより、この後部パネル51の排気口52の内側に図示しないフィルタなどを容易に取り付けできる。
【0046】
次に、本発明の電気掃除機の第2の実施の形態を図6を参照して説明する。
【0047】
この図6に示す実施の形態は、図1ないし図5に示す実施の形態と基本的に同様の構成を有しているが、各排気口52は、本体ケース11の厚さ方向である後部パネル51の厚さ方向に対して傾斜して貫通し、内周面が本体ケース11の進行方向前側から後側に向けて拡開して傾斜したテーパ形状の傾斜面となっている。すなわち、各排気口52は、本体ケース11の外側である電動送風機12からの排気風の下流側の開口面積S1が、本体ケース11の内側であるこの排気風の上流側の開口面積S2よりも大きい、いわゆる末広がりに拡開されて形成されている。
【0048】
また、後部パネル51における排気口52の本体ケース11の進行方向後側には、たとえばABS樹脂などの合成樹脂にてこの後部パネル51と略等しい形状に形成され、厚さ寸法がこの後部パネル51よりも小さい排気口パネル71がたとえば接着剤などにて接着され、後部パネル51と一体となっている。この排気口パネル71には、各排気口52に対応した位置に流通孔72がこの排気口パネル71の厚さ方向に貫通して設けられており、これら流通孔72は、内周面が排気口52の内周面の傾斜角度を延長した形状に傾斜して形成されている。この結果、各流通孔72の内周面は、各排気口52の内周面に連続した形状に形成されている。
【0049】
さらに、これら流通孔72には、排気口52の内径寸法よりも小さい外径寸法を有した略円錐形状の整流体53がこれら流通孔72と同心状に設けられており、これら整流体53は、これら整流体53の外径寸法よりも小さい幅寸法を有した略矩形板状の連接部54を介して各流通孔72の下側と接続されている。
【0050】
ここで、整流体53は、基端側が排気口パネル71の厚さ寸法と略等しい高さ寸法を有した略円柱形状に形成され、流通孔72内に位置し、本体ケース11の進行方向後側の側面が排気口パネル71の外側面と略面一となっている。一方、この整流体53の尖端側は、電動送風機12からの排気風の上流側である本体ケース11の進行方向前側に向けて突出しており、排気口52の内周面に略沿って傾斜、すなわち電動送風機12からの排気風の上流側から下流側に向けて拡開した外周面を有し、高さ寸法が後部パネル51の厚さ寸法よりも小さく形成されている。
【0051】
この結果、この整流体53の尖端側は、後部パネル51の内側面よりも本体ケース11の進行方向後側に位置している。また、この整流体53の外周面と、排気口52および流通孔72の内周面の傾斜にて、電動送風機12からの排気風は、排気口52および流通孔72の開口方向に対してこれら排気口52および流通孔72の径方向に傾斜した方向、すなわち断面視略ハ字状である風向73に略沿って排出される。
【0052】
そして、この図6に示す実施の形態にて掃除をする。この場合にも、各排気口52の内周面を本体ケース11の厚さ方向に対して傾斜させるとともに、各排気口52にそれぞれ整流体53を設けて各排気口52から排出される排気風を互いに干渉できるため、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
【0053】
また、整流体53を備えた排気口パネル71を別個に成形することにより、後部パネル51および排気口パネル71をそれぞれ後部パネル51および排気口パネル71の厚さ方向に開く金型にて成形することでアンダーカットが生じないため、この金型をより簡単な構造にでき、本体ケース11の製造性をより向上できる。
【0054】
なお、上記第2の実施の形態において、排気口パネル71を取り付けずに、排気口52のみにてこれら排気口52から排出される排気風を互いに干渉させる構成でもよい。この場合には、本体ケース11の構造をより簡単にすることが可能になる。
【0055】
また、排気口パネル71を取り付けずに、たとえば本体ケース11の上側の排気口52の開口方向を下向き、本体ケース11の下側の排気口52の開口方向を上向きにするなどして、これら排気口52から排出される排気風を互いに干渉させる構成にしてもよい。
【0056】
さらに、排気口52の内周面の傾斜角度および尖端部72の外周面の傾斜角度を、後部パネル51および排気口パネル71の厚さ寸法の和と比較して比較的小さくし、これら後部パネル51および排気口パネル71をこれら後部パネル51および排気口パネル71の厚さ方向に開く金型で一体に成形できるようにしてもよい。この結果、後部パネル51および排気口パネル71を成形する金型が一つで済むため、金型の製作コストおよびこの金型のメンテナンスなどが軽減されるので、製造コストを抑制できる。
【0057】
そして、上記各実施の形態において、整流体53は、電動送風機12からの排気を整流できて隣接する排気口52から排出される排気風を互いに干渉させることができれば、排気口52内から突出していてもよい。
【0058】
また、整流体53は、隣接する排気口52から排出される排気風を干渉させることができれば、連接部54にて排気口52内の上側など、いずれの場所と接続されてもよい。
【0059】
【発明の効果】
発明によれば、複数の排気口から排出される排気風を排気口の内部に設けた整流体のみにより拡げて隣接する排気口間で互いに干渉させることができるため、本体ケースの構造を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電気掃除機の第1の実施の形態の一部を示す説明図である。
【図2】 同上電気掃除機の排気口を示す平面図である。
【図3】 同上電気掃除機を示す平面図である。
【図4】 同上電気掃除機を示す斜視図である。
【図5】 同上電気掃除機の排気口を示す断面図である。
【図6】 本発明の電気掃除機の第2の実施の形態の排気口を示す断面図である。
【符号の説明】
11 体ケース
12 電動送風機
52 排気口
53 整流体
54 連接部

Claims (3)

  1. 電動送風機を収容した本体ケースと、
    この本体ケースを貫通して設けられ前記電動送風機からの排気風を排出させる複数の排気口と、
    これら排気口のそれぞれの内部に位置し、これら排気口から前記本体ケースの外部へと排出される排気風を拡げて、隣接する前記排気口間で互いに干渉させる整流体と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 整流体は、排気風の上流側から下流側へと拡開する円錐状に形成されている
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 整流体を排気口の下部に接続する連接部を具備した
    ことを特徴とした請求項1または2記載の電気掃除機。
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