JP2003180566A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2003180566A
JP2003180566A JP2001383091A JP2001383091A JP2003180566A JP 2003180566 A JP2003180566 A JP 2003180566A JP 2001383091 A JP2001383091 A JP 2001383091A JP 2001383091 A JP2001383091 A JP 2001383091A JP 2003180566 A JP2003180566 A JP 2003180566A
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cord
exhaust air
cleaner body
exhaust
outlet
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JP2001383091A
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Inventor
Akira Torisawa
陽 鳥澤
Noriaki Senda
典明 千田
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手がよく床面の塵埃を拡散させにくい
電気掃除機を提供する。 【解決手段】 コード引出口64とリール室排気口67とを
掃除機本体1のコードリール室の後側の上側に開口させ
る。電源コードをコード引出口64から引き出しやすいの
で使い勝手がよい。電動送風機からの排気風をコード引
出口64とリール室排気口67とから排出させる。リール室
排気口67から排出する排気風をコード引出口64から排出
する排気風に干渉させてコード引出口64から排出する排
気風の風速を低下させる。コード引出口64から排出する
排気風が床面に吹き付けられず、床面の塵埃を拡散させ
なくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機を備え
た電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気掃除機としては、た
とえば特開平11−42188号公報に記載の構成が知
られている。
【0003】この特開平11−42188号公報に記載
の電気掃除機は、中空なケース体としての掃除機本体を
備えており、この掃除機本体の進行方向前側略中央には
吸気口が開口形成されている。また、この掃除機本体内
には、吸気口から塵埃を吸い込み塵埃を捕捉するフィル
タを介して電動送風機が収容されている。さらに、この
掃除機本体内における電動送風機の側方には、電動送風
機に電源を供給する電源コードを収容した電源コード収
容部が区画形成されており、この電源コード収容部に
は、電動送風機からの排気風が排出される。
【0004】また、掃除機本体の電源コード収容部の後
側の下部には、掃除機本体の外部に向かって開口した断
面視略矩形状のコード口が形成され、このコード口内の
略中心域には、電源コードを掃除機本体の外部に引き出
すコード引出口が設けられている。さらに、コード口の
下面には、電源コード収容部と連通された排気口が設け
られている。
【0005】そして、電動送風機から塵埃とともに吸い
込んだ空気が吸気風となり、フィルタにて塵埃が捕捉さ
れ、この吸気風が電動送風機を通過して排気風となる。
この後、この排気風は、電源コード収容部に排出され、
コード引出口および排気口から掃除機本体の外部へと排
出される。このとき、排気口から排出される排気風がコ
ード引出口から排出される排気風に干渉し、コード引出
口から排出される排気風が抑制されつつ上方向に排出さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平11−42188号公報に記載の電気掃除機では、
コード引出口が掃除機本体の下側に形成されたコード口
に設けられていることにより、作業者がこのコード引出
口から電源コードを引き出しにくくいとともに、排気口
から排出された排気風を干渉させてこのコード引出口か
ら排出された排気風を上方向に向けてもこの排気風が被
掃除面の塵埃を巻き上げるおそれがある。また、このコ
ード引出口から排出された排気風の一部が、排気口から
排出された排気風にて上方向に向けられた後、コード口
の上面に当たって下方向に向きを変えられ被掃除面に吹
き付けられるおそれがある。このため、使い勝手が悪い
とともに被掃除面の塵埃を拡散させるおそれがあるとい
う問題点を有している。
【0007】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
で、使い勝手がよく被掃除面の塵埃を拡散させにくい電
気掃除機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電気掃除機は、
掃除機本体の上側に設けられ電源コードが引き出される
とともに電動送風機からの排気風を排出させるコード引
出口と、このコード引出口の下方に設けられ掃除機本体
の外部に向かって下方に傾斜した傾斜面と、この傾斜面
に設けられ電動送風機からの排気風を排出させ、コード
引出口から排出された排気風に干渉させてコード引出口
から排出された排気風の風速を低下させる排気口とを具
備したものである。そして、コード引出口を掃除機本体
の上側に設けたことによりこのコード引出口から電源コ
ードを引き出しやすく使い勝手がよいとともに、このコ
ード引出口から排出された排気風に排気口から排出され
る排気風を干渉させてこのコード引出口から排出された
排気風の風速を低下させるため、コード引出口から排出
された排気風が被掃除面に吹き付けられず、被掃除面の
塵埃を拡散させなくできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気掃除機の第1
の実施の形態の構成を図1ないし図6を参照して説明す
る。
【0010】図1ないし図6において、1は掃除機本体
で、この掃除機本体1は、電動送風機2の駆動にて生じ
る吸気風とともに吸い込んだ塵埃を、着脱可能な図示し
ない集塵パックにて集塵する電気掃除機である。
【0011】また、この掃除機本体1は、上面を開口し
た合成樹脂製の下部ケース3aを備えており、この下部ケ
ース3aの上側には、バンパ4を介して上部ケース3bと開
閉蓋5とが嵌合されている。ここで、バンパ4は、この
下部ケース3aの開口縁全周に沿って取り付けられてお
り、たとえばゴムなどの可撓性を有する部材にて形成さ
れている。また、このバンパ4は、下部ケース3aよりも
外側に突出し、掃除機本体1が掃除の際に壁などと衝突
して破損したりこの壁などを傷つけたりすることを防止
する。さらに、開閉蓋5は、たとえばABS樹脂などの
合成樹脂にて形成され、回動自在に軸支されて後述する
集塵室の上面を開閉可能に閉塞する。そして、これら下
部ケース3a、上部ケース3b、バンパ4および開閉蓋5と
によりケース体6が構成されている。
【0012】また、このケース体6の進行方向における
前側下面には、旋回自在であり回転可能である図示しな
い旋回輪が取り付けられている。さらに、このケース体
6の進行方向における後側側面には、大径の従動後輪7
が回転自在に設けられている。これにより、このケース
体6は、図示しない旋回輪および従動後輪7により被掃
除面としての床面を走行可能である。
【0013】またさらに、掃除機本体1の進行方向にお
ける前側略中央には、電動送風機2により外部から空気
を吸引する吸気口としての本体吸込口11が開口してい
る。この本体吸込口11には、彎曲可能な細長略円筒状の
接続管としてのホース体12が連通接続される。このホー
ス体12の先端には、電動送風機2の動作モードなどが選
択可能な手許操作部13が設けられている。この手許操作
部13には、掃除機本体1内の電動送風機2などの駆動状
態を所定の状態に設定する複数の設定ボタン14が設けら
れているとともに、掃除する際に作業者が把持する把持
部15が基端側に向けて突設されている。
【0014】また、この手許操作部13の下側には、細長
略円筒状の隙間ノズル21がこの手許操作部13の軸方向に
沿って回動可能に取り付けられ、この手許操作部13の先
端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管22が着脱可能
に連通接続される。さらに、この延長管22の先端には、
たとえば室内の床面の絨毯などの上に設置させて、この
絨毯上の塵埃を吸い込む吸込口体としての床ブラシ23が
着脱可能に連通接続される。
【0015】そして、図3に示すように、本体吸込口11
に連通した掃除機本体1内には、図示しない集塵パック
が着脱可能に取り付けられて収容される集塵室24が区画
形成されている。この集塵室24は、下部ケース3aに対し
て開閉蓋5を回動させることにより開口する。また、掃
除機本体1内における集塵室24の排気側、すなわち掃除
機本体1の進行方向における後側の掃除機本体1の幅方
向の一側には、この集塵室24の後側に連通し、内部に電
動送風機2が収容される電動送風機室25が区画形成され
ている。
【0016】さらに、この電動送風機室25の吸気側と集
塵室24の排気側とは、下部ケース3aの側面部に対して略
垂直に立設した隔壁体としての平板状の隔壁用リブ31に
て区画されている。そして、この隔壁用リブ31の略中心
部には、集塵室24の本体吸込口11と電動送風機室25とを
連通させる通気口32が図示しないフィルタを介して開口
している。
【0017】一方、電動送風機2の吸気側には、この電
動送風機2の吸気側を覆うファンカバー33が取り付けら
れており、このファンカバー33の中心部には、外気を吸
入する吸入口34が開口形成されている。そして、この電
動送風機2は、吸入口34を隔壁用リブ31の通気口32の同
心状に連通させた状態で、電動送風機室25内に収容され
ている。
【0018】さらに、掃除機本体1内における電動送風
機室25の側方には、掃除機本体1の上方向に突出した図
示しない区画板部が設けられている。この区画板部によ
り、電源コード収容部としてのコードリール室41が区画
形成されている。
【0019】また、区画板部には、この区画板部の面方
向に略垂直な方向、すなわち掃除機本体1の進行方向に
略直交する方向に貫通して、図示しない連通孔が設けら
れている。この連通孔を介して、電動送風機2を通過し
た排気風がコードリール室41に排出される。
【0020】そして、このコードリール室41には、略円
筒状のコードリール42が、電動送風機2の軸方向に略直
交する方向、すなわち掃除機本体1の幅方向に軸方向を
沿わせて収容されている。このコードリール42には、略
円筒状の中心軸部43が設けられている。この中心軸部43
は、連通孔と略同軸上に位置してケース体6に取り付け
られ、この中心軸部43の電動送風機室25側には、この電
動送風機室25に向けて拡径した排気風流通孔44が形成さ
れている。また、この中心軸部43の外周面の略中間域に
は、コードリール42の軸方向に略直交して鍔状に突出す
る略円板状のホイール部45が形成されている。
【0021】また、このホイール部45の外周縁には、中
心軸部43と略同軸上に略円筒状の巻取部51が設けられて
いる。この巻取部51は、断面視略コ字状に形成され、電
動送風機室25側の面には、中心軸部43の軸方向に沿って
複数の冷却孔51aが貫通して設けられている。さらに、
この巻取部51には、電源コード52がこの巻取部51の外周
面に沿って、たとえば中心軸部43の軸方向に6列分巻き
付けられている。これにより、電源コード52がコードリ
ール室41内に収容されている。
【0022】ここで、この電源コード52は、先端側にプ
ラグ部52aが形成されており、このプラグ部52aと反対側
である基端側は、中心軸部43に設けられた図示しない巻
取孔を通して電動送風機2と電気的に接続されている。
このプラグ部52aは、図示しない壁面に設けた外部電力
供給口としてのコンセント部に取り外し可能に接続さ
れ、この図示しないコンセント部を介して外部電力によ
る電源を電動送風機2に供給する。
【0023】またさらに、コードリール42の電動送風機
室25と反対側の側面には、略有底円筒状の押え板53が同
軸上に取り付けられ、この押え板53の内部には、図示し
ないぜんまいが配設されている。この図示しないぜんま
いの復元によりコードリール42の回転が復元し、巻取部
51から導出された電源コード52が再び巻き取られてコー
ドリール室41内に収容される。
【0024】そして、ケース体6の後側面には、略矩形
板状の後部パネル54が下部ケース3aと一体に形成されて
いる。この後部パネル54における電動送風機室25の後側
の内側面には図示しないフィルタが取り付けられてい
る。また、この後部パネル54における電動送風機室25の
後側の外側面には、この後部パネル54の長手方向である
掃除機本体1の幅方向に略沿った略矩形状の溝部55が、
この後部パネル54の幅方向である掃除機本体1の高さ方
向に互いに平行に離間されて、複数、たとえば8列設け
られている。これら溝部55には、これら溝部55に略沿っ
た長穴状の本体排気口56が後部パネル54の厚さ方向であ
る掃除機本体1の進行方向に略沿った水平方向に貫通し
て設けられている。
【0025】ここで、これら本体排気口56は、掃除機本
体1の高さ方向に並べて設けられて格子を形成してい
る。これら本体排気口56からは、電動送風機2を通過し
た排気風がこの本体排気口56の開口方向に略沿った方
向、すなわち図5に示す風向56aに略沿って排出され
る。
【0026】さらに、後部パネル54におけるコードリー
ル室41の後側上部には、略矩形状のコード口61が形成さ
れている。このコード口61は、高さ方向の位置が溝部55
と略等しい位置に設けられており、このコード口61の外
周には、このコード口61の外周に沿って全周分、フラン
ジ部62が掃除機本体1の進行方向における後側に突出し
て設けられている。
【0027】また、コード口61内の上側には、コード口
面63が後部パネル54の面方向、すなわち掃除機本体1の
高さ方向に略沿って形成されている。このコード口面63
には、略矩形状のコード引出口64が、掃除機本体1の幅
方向に長手方向が沿った状態で掃除機本体1の進行方向
に沿った水平方向に略沿って貫通して設けられている。
このため、このコード引出口64は掃除機本体1の進行方
向に沿った水平方向に略沿って開口しており、このコー
ド引出口64からは、電源コード52が引き出されるととも
に電動送風機2を通過し電源コード52に接触した排気風
がこのコード引出口64の開口方向に略沿った掃除機本体
1の進行方向後向きの水平方向、すなわち図1および図
5に示す風向64aに略沿って排出される。さらに、この
コード引出口64は、電源コード52のプラグ部52aの外形
よりも小さく形成され、これによりこのプラグ部52aが
コードリール室41に入り込むことが防止される。
【0028】一方、コード口61内の下側には、コード口
面63と連接し掃除機本体1の進行方向における前側から
後側、すなわち掃除機本体1の外部に向かって下方に傾
斜した傾斜面65が形成されている。この傾斜面65には、
コード引出口64から引き出された電源コード52がコード
リール室41に再び収容される際に接触することにより、
この電源コード52のプラグ部52aの跳ね上がりが防止さ
れる。
【0029】また、この傾斜面65には、掃除機本体1の
幅方向に略沿って溝部55と略等しい幅寸法を有した略矩
形状の傾斜面溝部66が、掃除機本体1の高さ方向に沿っ
て複数、たとえば3列互いに平行に離間して形成されて
いる。これら傾斜面溝部66には、排気口としての長穴状
のリール室排気口67が、これら傾斜面溝部66に沿って傾
斜面65の面方向に略垂直な方向に貫通して設けられてい
る。このため、これらリール室排気口67からは、電動送
風機2を通過し電源コード52に接触した排気風がこれら
リール室排気口67の開口方向に略沿った掃除機本体1の
進行方向後向きの上方向、すなわち図1および図5に示
す風向67aに略沿って積極的に排出され、コード引出口6
4から排出される排気風に干渉してこのコード引出口64
から排出される排気風の風速を低下させる。
【0030】次に、上記第1の実施の形態による掃除動
作を説明する。
【0031】まず、掃除機本体1の開閉蓋5を下部ケー
ス3aに対して回動させて掃除機本体1の集塵室24を開口
し、この集塵室24に図示しない集塵パックを取り付けた
後、開閉蓋5を下部ケース3aに対して回動させて集塵室
24を閉塞する。
【0032】次いで、先端に床ブラシ23が連通接続され
た延長管22の基端をホース体12の手許操作部13の先端に
連通接続するとともに、このホース体12の基端を掃除機
本体1の本体吸込口11に連通接続する。
【0033】この状態で、掃除機本体1のコード引出口
64から電源コード52のプラグ部52aを引き出して、この
プラグ部52aを図示しない壁面のコンセント部に接続す
る。
【0034】このとき、コード引出口64が掃除機本体1
の上側に設けられて作業者から近い位置にあるため、電
源コード52を引き出しやすい。
【0035】この後、ホース体12の把持部15を把持した
状態で、このホース体12の手許操作部13の所定の設定ボ
タン14をオンし、掃除機本体1内の電動送風機2を駆動
させる。
【0036】すると、床ブラシ23の先端から空気ととも
に塵埃が吸い込まれる。そして、この塵埃を含んだ吸気
風は、床ブラシ23から延長管22およびホース体12を順次
通過した後、掃除機本体1の本体吸込口11へと導かれ
て、この掃除機本体1の集塵室24内に収容された図示し
ない集塵パックへと送られる。
【0037】また、床ブラシ23にて掃除しにくい、たと
えば図示しない窓のレールなどを掃除する際には、延長
管22を手許操作部13から取り外し、隙間ノズル21を手許
操作部13の軸方向に回動させて手許操作部13に嵌合させ
て掃除する。
【0038】このとき、この図示しない集塵パック内へ
と送られた吸気風に漂う塵埃は、この図示しない集塵パ
ックを通過する際に、この図示しない集塵パック内に集
塵される。
【0039】さらに、この図示しない集塵パックを通過
した吸気風は、隔壁用リブ31の通気口を介して電動送風
機2のファンカバー33の吸入口34へと吸気される。
【0040】そして、この吸気風は電動送風機2内を通
過して排気風となり、この電動送風機2を通過して、後
部パネル54の本体排気口56および区画板部の連通孔に排
出される。
【0041】ここで、後部パネル54の本体排気口56へと
排出された排気風は、図示しないフィルタを介してこの
本体排気口56から掃除機本体1の外部へ風向56aに略沿
って排出される。
【0042】一方、区画板部の連通孔に排出された排気
風は、この連通孔を介してコードリール室41へと排出さ
れる。
【0043】そして、この排気風は排気風流通孔44およ
び冷却孔51aに排出され、電源コード52に接触してこの
電源コード52を冷却する。
【0044】さらに、この排気風は、コード引出口64お
よびリール室排気口67から掃除機本体1の外部へ、それ
ぞれこれらコード引出口64およびリール室排気口67の開
口方向に略沿った方向である風向64aおよび風向67aに略
沿って排出される。このため、リール室排気口67から排
出される排気風がコード引出口64から排出される排気風
に干渉してこのコード引出口64から排出される排気風の
風速を低下させる。
【0045】上述したように、上記第1の実施の形態に
よれば、コード引出口64を掃除機本体1の上側に設けた
ことにより、このコード引出口64から電源コード52を引
き出しやすく使い勝手がよいとともに、このコード引出
口64から排出された排気風に対してリール室排気口67か
ら排出される排気風を干渉させてコード引出口64から排
出される排気風の風速を低下させるため、このコード引
出口64から排出された排気風が床面に吹き付けられず、
床面の塵埃を拡散させなくできる。
【0046】また、床面の塵埃などを拡散しなくできる
ため、作業者に不快感を与えなくできる。
【0047】さらに、傾斜面65が形成されていることに
より、電源コード52をコードリール室41に再び収容する
際にこの電源コード52のプラグ部52aの上方向への跳ね
上がりを防止できる。同時に、コード引出口64から排出
された排気風の風速を低下させるために上向きの排気孔
を設けるにあたって、このプラグ部52aの跳ね上がりを
防止する傾斜面65を用いたため、後部パネル54の格別な
設計の変更をせずとも容易に上向きのリール室排気口67
を設けることができるため、製造性を向上できる。
【0048】また、電動送風機12からの排気風の風量を
低下させないため、電源コード52を充分に冷却できる。
【0049】そして、コード引出口64から排出される排
気風の風速を低下できることにより、比較的小さく形成
されたこのコード引出口64から排出される排気風による
騒音を抑制できる。
【0050】またさらに、コードリール42は冷却孔51a
を有していることにより、電源コード52を排気風にて効
率よく冷却できる。
【0051】なお、上記第1の実施の形態において、本
体排気口56およびリール室排気口67は、効率よく排気で
きればたとえば丸穴など他の形状でもよい。
【0052】次に、本発明の電気掃除機の第2の実施の
形態の構成を図7ないし図9を参照して説明する。
【0053】この図7ないし図9に示す実施の形態は、
図1ないし図6に示す実施の形態と基本的に同様の構成
を有しているが、後部パネル54が下部ケース3aおよび開
閉蓋5にて挟持されている。
【0054】また、各本体排気口56はこの後部パネル54
に略円形状に開口し、掃除機本体1の高さ方向に沿って
複数、たとえば7つ、掃除機本体1の幅方向に沿って複
数、たとえば11列、合計77個、略等間隔にこの後部
パネル54を掃除機本体1の進行方向に沿った水平方向に
略沿って貫通して設けられている。
【0055】このため、これら本体排気口56は進行方向
に沿った水平方向に略沿って開口し、これら本体排気口
56からは、電動送風機2を通過した排気風がこの本体排
気口56の開口方向に略沿った方向に排出される。
【0056】また、コード口61が、略楕円形状に形成さ
れており、掃除機本体1の幅方向に長軸方向が略沿った
状態で形成されている。さらに、コード口61内の上側に
は、掃除機本体1の高さ方向に略沿ってコード口面63が
形成されている。このコード口面63には、このコード口
面63の面方向に略垂直な方向に貫通してコード引出口64
が開口している。
【0057】このため、このコード引出口64は掃除機本
体1の進行方向に略沿った水平方向に略沿って開口して
いる。また、このコード引出口64からは、電源コード52
が引き出されるとともに電動送風機2を通過し電源コー
ド52に接触した排気風がこのコード引出口64の開口方向
に略沿った方向、すなわち図9に示す風向71に略沿って
排出される。
【0058】そして、コード口61内の下側には、傾斜面
65が、掃除機本体1の進行方向における前側から後側に
向けて徐々に下方に傾斜し、コードリール42の巻取部51
の周方向に略沿った凸弧状に彎曲して形成されている。
この傾斜面65には、掃除機本体1の高さ方向に略沿った
長穴状の排気口としてのリール室排気口67が、掃除機本
体1の幅方向に互いに平行に離間されて、複数、たとえ
ば5つ、この傾斜面65の面方向に対して略垂直な方向に
貫通して設けられている。
【0059】このため、これらリール室排気口67は掃除
機本体1の進行方向における後方向上向きに向けて開口
し、これらリール室排気口67からは、電動送風機2を通
過し電源コード52に接触した排気風がこれらリール室排
気口67の開口方向に略沿った方向、すなわち図9に示す
風向72に略沿って積極的に排出される。また、リール室
排気口67の幅寸法Wは、コード引出口64の幅寸法W
よりも大きく形成されている。
【0060】次に、上記第2の実施の形態の動作を説明
する。
【0061】まず、第1の実施の形態と同様に、集塵室
24に図示しない集塵パックを嵌装し、電源コード52のプ
ラグ部52aを図示しない壁に設けられたコンセント部に
接続させ電動送風機2を駆動させて掃除をする。
【0062】このとき、床ブラシ23から空気とともに吸
い込んだ塵埃は図示しない集塵パックにて集塵され、集
塵パックを通過した吸気風が電動送風機2を通過して排
気風となり、この排気風は本体排気口56および区画板部
の連通孔に排出される。
【0063】そして、この排気風は図示しないフィルタ
を介して本体排気口56から掃除機本体1の外部に排出さ
れ、あるいは区画板部の連通孔を介してコードリール室
41に排出される。
【0064】さらに、コードリール室41に排出された排
気風は、排気風流通孔44および冷却孔51aを介して電源
コード52に接触してこの電源コード52を冷却しつつリー
ル室排気口67およびコード引出口64から掃除機本体1の
外部に排出される。
【0065】このとき、コード引出口64から排出される
排気風が、このコード引出口64の開口方向である掃除機
本体1の進行方向に略沿った水平方向、すなわち風向71
に略沿って排出される。
【0066】一方、コード引出口64の下方に位置したリ
ール室排気口67から排出される排気風は、このリール室
排気口67の開口方向である掃除機本体1の進行方向にお
ける後方向上向き、すなわち風向72に略沿って排出さ
れ、コード引出口64から排出された排気風に干渉する。
この結果、リール室排気口67から排出される排気風にて
コード引出口64から排出された排気風が拡散され、この
コード引出口64から排出される排気風の風速が低下され
て弱められる。
【0067】また、リール室排気口67の幅寸法Wが、
コード引出口64の幅寸法Wよりも大きいことにより、
リール室排気口67から排出される排気風がコード引出口
64から排出される排気風に幅方向において包み込むよう
に略全て干渉するため、コード引出口64から排出される
排気風の風速がより低下されて弱められる。
【0068】上述したように、上記第2の実施の形態に
よれば、掃除機本体1の上側に形成したコード口61内の
上側にコード引出口64を設ける。そして、このコード口
61内の下側に傾斜面65を設けてこの傾斜面65にリール室
排気口67を形成し、このリール室排気口67から排出され
る排気風をコード引出口64から排出される排気風に干渉
させてこのコード引出口64から排出される排気風の風速
を低下させるなど、第1の実施の形態と同様の構成を有
することにより、この第1の実施の形態と同様の作用効
果を奏することができる。
【0069】さらに、リール室排気口67の幅寸法W
を、コード引出口64の幅寸法Wよりも大きく形成し
たことにより、リール室排気口67から排出される排気風
をコード引出口64から排出される排気風に掃除機本体1
の幅方向において包み込むように略全て干渉させること
ができるため、コード引出口64から排出される排気風を
より拡散でき、このコード引出口64から排出される排気
風の風速をより低下させて弱めることができる。
【0070】なお、上記第2の実施の形態において、リ
ール室排気口67は、たとえば本体排気口56よりも径小に
形成された略円形状の丸穴にし、複数を並べて設けても
よい。この場合には、丸穴が規則的に並ぶことにより掃
除機本体1の審美性が向上するとともに、電源コード52
がコードリール室41に収容される際にこの電源コード52
のプラグ部52aがこのリール室排気口67に引っかかるな
どしない。
【0071】さらに、リール室排気口67から排出される
排気風にてコード引出口64から排出される排気風の風速
を効率よく抑制できれば、リール室排気口67の幅寸法W
はコード引出口64の幅寸法Wよりも大きく形成しな
くてもよい。
【0072】そして、上記各実施の形態において、コー
ド引出口64の開口縁に図示しない突出部を設け、この図
示しない突出部にてコード引出口64から排出される排気
風を整流してリール室排気口67と干渉させてもよい。
【0073】また、本体排気口56を設けずに、電動送風
機2を通過した排気風を全てリール室排気口67およびコ
ード引出口64から排出させる構成にしてもよい。
【0074】さらに、コードリール42は、電源コード52
を容易に収容および引き出しできればなくてもよく、ま
た、他の方法で電源コード52を掃除機本体1内に収容し
てもよい。
【0075】
【発明の効果】本発明の電気掃除機によれば、コード引
出口を掃除機本体の上側に設けたことによりこのコード
引出口から電源コードを引き出しやすく使い勝手がよい
とともに、このコード引出口から排出された排気風に排
気口から排出される排気風を干渉させてこのコード引出
口から排出された排気風の風速を低下させるため、コー
ド引出口から排出された排気風が被掃除面に吹き付けら
れず、被掃除面の塵埃を拡散させなくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の第1の実施の形態を示す
一部を切り欠いた側面図である。
【図2】同上電気掃除機を示す平面図である。
【図3】同上電気掃除機を示す上面断面図である。
【図4】同上電気掃除機を示す斜視図である。
【図5】同上電気掃除機を示す斜視図である。
【図6】同上電気掃除機を示す上面図である。
【図7】本発明の電気掃除機の第2の実施の形態を示す
一部を切り欠いた側面図である。
【図8】同上電気掃除機を示す平面図である。
【図9】同上電気掃除機を示す一部を切り欠いた側面図
である。
【符号の説明】
1 掃除機本体 2 電動送風機 52 電源コード 64 コード引出口 65 傾斜面 67 排気口としてのリール室排気口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掃除機本体と、 この掃除機本体に収容された電動送風機と、 前記掃除機本体の内部に設けられ、前記電動送風機に電
    源を供給する電源コードと、 前記掃除機本体の上側に設けられ前記電源コードが引き
    出されるとともに前記電動送風機からの排気風を排出さ
    せるコード引出口と、 前記掃除機本体のこのコード引出口の下方に設けられこ
    の掃除機本体の外部に向かって下方に傾斜した傾斜面
    と、 この傾斜面に設けられ前記電動送風機からの排気風を排
    出させ、前記コード引出口から排出された排気風に干渉
    させて前記コード引出口から排出された排気風の風速を
    低下させる排気口とを具備したことを特徴とした電気掃
    除機。
  2. 【請求項2】 排気口は、コード引出口の幅よりも大き
    い幅を有したことを特徴とした請求項1記載の電気掃除
    機。
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