JP4070456B2 - 電気掃除機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動送風機を備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機としては、たとえば図6および図7に示す構成が知られている。この図6および図7に示す電気掃除機は、射出成形にて樹脂成形した掃除機本体としてのケース体1を備え、このケース体1の進行方向前側略中央には、吸気口2が開口している。また、このケース体1における吸気口2の上方には、取手3が設けられている。さらに、このケース体1内には、吸気口2から吸気する電動送風機4が収容されている。そして、ケース体1の進行方向の後面には、電動送風機4からの排気風が排出される複数の排気口5がこのケース体1の後面の比較的広い面積にわたって開口して効率よく排気できるようにしている。また、ケース体1の後側側面には、車輪としての従動後輪6が取り付けられている。この従動後輪6にて掃除機本体11は被掃除面としての床面などの上を走行可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の電気掃除機では、この電気掃除機を操作している際に、従動後輪6にてケース体1を移動させると、ケース体1の外周面が壁面などと接触してこの壁面などを傷つけるおそれがあることから、バンパを設ける構成が一般的である。
【0004】
しかしながら、ケース体1の後面には、効率よく排気するために比較的広い面積にわたって排気口5が設けられているため、この排気口5を塞がないようにケース体1にバンパを形成することが容易でないという問題点を有している。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、排気口の総面積を確保しつつ緩衝作用を備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気掃除機は、掃除機本体に設けられた凹部に設けられ電動送風機の排気側と連通した排気口と、弾性を有し、排気口を覆って凹部に取り付けられ、電動送風機からの排気風から塵埃を集塵して掃除機本体の外部へ排出する排気風の塵埃を集塵するフィルタ体とを具備し、このフィルタ体の下流側の面が凹部から掃除機本体の外面よりも外方に突出して最外面をなしているものである。そして、電動送風機からの排気風から塵埃を集塵する弾性を有するフィルタ体の下流側の面が凹部から掃除機本体の外面よりも外方に突出して最外面をなすことにより、このフィルタ体にバンパとしての機能を持たせることができるため、バンパを排気口とは別個に設ける必要がなくなるので、排気口の総面積を確保しつつ緩衝作用を備えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電気掃除機の一実施の形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
【0008】
図1ないし図5において、11は掃除機本体で、この掃除機本体11は、電動送風機12の駆動にて生じる吸気風とともに吸い込んだ塵埃を、着脱可能な図示しない集塵パックにて集塵する電気掃除機である。
【0009】
また、この掃除機本体11は、たとえばアクリロニトリル‐ブタジエン‐スチレン(acrylonitrile butadiene styrene:ABS)樹脂などの合成樹脂にて成形され上面を開口した下部ケース13を備えている。この下部ケース13の上面には、上部ケース14aが取り付けられるとともに、下部ケース13の後述の集塵室上面を開閉可能に閉塞するたとえばABS樹脂などの合成樹脂製の開閉蓋14bが回動自在に軸支されている。ここで、これら下部ケース13、上部ケース14a、および開閉蓋14bによりケース体15が構成されている。さらに、開閉蓋14bの前側には、図4および図5に示すように、掃除機本体11の進行方向前側に円弧状に突出した本体把持部としての取手16が形成されている。この取手16を把持することにより、作業者は掃除機本体11を持ち運び可能である。
【0010】
さらに、図4に示すように、掃除機本体11の前側略中央には、外部から空気を吸引する吸気口としての本体吸込口21が開口されている。この本体吸込口21には、彎曲可能な細長略円筒状の接続管としてのホース体22が連通接続される。このホース体22の先端には、電動送風機12の動作モードなどが選択可能な手許操作部23が設けられている。この手許操作部23には、掃除機本体11内の電動送風機12などの駆動状態を所定の状態に設定する複数の設定ボタン24が設けられているとともに、掃除する際に作業者が把持する把持部25が基端側に向けて突設されている。
【0011】
また、この手許操作部23の下側には、細長略円筒状の隙間ノズル26がこの手許操作部23の軸方向に沿って回動可能に取り付けられ、この手許操作部23の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管27が着脱可能に連通接続される。さらに、この延長管27の先端には、例えば室内の被掃除面としての床面の絨毯などの上に設置させて、この絨毯上の塵埃を吸い込む吸込口体としての床ブラシ28が着脱可能に連通接続される。
【0012】
そして、図5に示すように、本体吸込口21に連通した掃除機本体11内前側には、集塵パックが着脱可能に取り付けられて収容される集塵室31が区画形成されている。この集塵室31は、下部ケース13に対して開閉蓋14bを回動させることにより開口する。また、この集塵室31の排気側である後側の掃除機本体11内の一側には、この集塵室31の後側に連通した電動送風機室32が区画形成されている。この電動送風機室32には、電動送風機12が掃除機本体11の進行方向に略沿って収容されている。
【0013】
さらに、この電動送風機室32の吸気側と集塵室31の排気側とは、下部ケース13の側面部に対して略垂直に立設した隔壁体としての平板状の隔壁用リブ33にて区画されている。そして、この隔壁用リブ33の略中心部には、集塵室31の本体吸込口21と電動送風機室32とを連通させる図示しない通気口が開口されている。
【0014】
一方、電動送風機12の吸気側には、この電動送風機12の吸気側を覆うファンカバー34が取り付けられており、このファンカバー34の中心部には、吸気風を吸入する吸入口35が開口されている。そして、この電動送風機12は、吸入口35を隔壁用リブ33の図示しない通気口の同心状に連通させた状態で、電動送風機室32内に収容されている。
【0015】
さらに、掃除機本体11内における電動送風機室32の側方には、電源コード収容部としてのコードリール室41が区画形成されている。このコードリール室41には、電動送風機12を通過した排気風が排出される。
【0016】
また、コードリール室41には、略円筒形状のコードリール42が、掃除機本体11の幅方向に軸方向が略沿った状態で収容されている。このコードリール42は、中心軸部43を有しており、この中心軸部43は、電動送風機室32側がこの電動送風機室32に向かって拡径され、排気風流通孔44が形成されている。この排気風流通孔44には、コードリール室41に排出された電動送風機12からの排気風が流入する。
【0017】
またさらに、このコードリール42の外周面には、このコードリール42の周方向に沿って電源コード45が巻き付けられている。ここで、この電源コード45は、先端側にプラグ部45aが形成されており、基端側は、電動送風機12と電気的に接続されている。このプラグ部45aは、図示しない壁面に設けた外部電力供給口としてのコンセント部に取り外し可能に接続されて、このコンセント部を介して外部電力を電動送風機12へと供給する。
【0018】
そして、ケース体15の進行方向における前側下面には、旋回自在であり回転可能である図示しない旋回輪が取り付けられている。また、このケース体15の進行方向における後側側面である電動送風機室32およびコードリール室41の側方には、掃除機本体11の一部を構成する車輪としての大径の従動後輪46が回転自在に設けられている。よって、このケース体15は、これら旋回輪および従動後輪46により床面を走行可能である。
【0019】
また、図2に示すように、従動後輪46には、この従動後輪46の厚さ方向である掃除機本体11の幅方向における掃除機本体11の外側の一側面に、この従動後輪46と同心状の略円形状の後輪凹部51が設けられている。この後輪凹部51は、従動後輪46の掃除機本体11の幅方向における掃除機本体11の外側の面から、掃除機本体11の幅方向に略沿った掃除機本体11側に、深さ寸法T1分突出して形成されている。
【0020】
またさらに、この後輪凹部51の略中心域には、従動後輪46の回転軸である略円柱形状の車軸部52がこの従動後輪46と同心状に設けられている。この車軸部52は、後輪凹部51の内径寸法よりも小さい外径寸法を有し、掃除機本体11の幅方向に略沿った掃除機本体11の外側方向に突出して設けられている。そして、この車軸部52における掃除機本体11の幅方向の面は、従動後輪46の後輪凹部51が設けられた面と略面一となっている。
【0021】
さらに、後輪凹部51における車軸部52の周囲には、この車軸部52の外周に沿って、全体として略円環状の排気口としての後輪排気口53が形成されている。この後輪排気口53は、従動後輪46を掃除機本体11の幅方向に沿って貫通して形成されている。また、この後輪排気口53は、電動送風機12の排気側である電動送風機室32およびコードリール室41と連通している。
【0022】
そして、この後輪排気口53内には、従動後輪46の径方向に略沿った略矩形板状のリブとしてのスポーク54が複数、たとえば8つ、この後輪排気口53の外周と内周との間に架け渡して設けられている。これらスポーク54は、従動後輪46の周方向に略沿って等角度に互いに離間されて設けられている。これらスポーク54により、後輪排気口53は、従動後輪46の径方向に略沿って拡開された略扇形状に形成され、従動後輪46の周方向に略沿って8つに分割されている。さらに、これらスポーク54における掃除機本体11の幅方向の面は、後輪凹部51と略面一となっている。
【0023】
また、後輪排気口53には、略円環状のフィルタ体としての後輪フィルタ55が従動後輪46と同心状に取り付けられている。この後輪フィルタ55は、スポーク54における掃除機本体11の幅方向の外側面および後輪凹部51の周囲に、たとえば接着剤などにて接着して固定されている。また、この後輪フィルタ55は、たとえば不織布、あるいは発泡性ウレタンなどの弾性および通気性を有する部材にて形成され、開口方向が互いに交差し合う図示しない小孔を複数有している。そして、この後輪フィルタ55は、後輪排気口53に排出された電動送風機12からの排気風から塵埃を集塵して掃除機本体11の外部へと排出させる。
【0024】
またさらに、この後輪フィルタ55は、外径寸法が後輪凹部51の内径寸法と略等しく形成されている。そして、この後輪フィルタ55は、内径寸法が車軸部52の外径寸法と略等しく形成されており、内周に車軸部52の外周面が嵌挿されている。さらに、この後輪フィルタ55は、厚さ寸法T2が後輪凹部51の深さ寸法T1よりも大きく形成されている。このため、この後輪フィルタ55は、図3に示すように、従動後輪46の掃除機本体11の幅方向における掃除機本体11の外面から掃除機本体11の外部へ寸法(T2−T1)分突出している。この結果、この後輪フィルタ55に、バンパとしての機能を持たせることができる。
【0025】
そして、ケース体15の後側面上側には、たとえばABS樹脂などの合成樹脂にて成形した略矩形板状の後部パネル61が、長手方向を掃除機本体11の幅方向に略沿わせた状態で取り付けられている。さらに、この後部パネル61における掃除機本体11の進行方向後側の面には、略矩形状の本体凹部62が設けられている。この本体凹部62は、電動送風機室32の後側略全域にわたって形成されている。また、この本体凹部62は、後部パネル61における掃除機本体11の進行方向後側の面から、掃除機本体11の進行方向前向きに略沿った水平方向に向かって深さ寸法T3分突出して形成されている。
【0026】
さらに、この本体凹部62は、後部パネル61の長手方向である掃除機本体11の幅方向に長手方向を略沿わせた状態で形成されている。そして、この本体凹部62の略中心域には、この本体凹部62の内形寸法よりも小さい内形寸法を有した排気口としての略矩形状の本体排気口63が設けられている。この本体排気口63は、本体凹部62の内形全体に略沿った形状、すなわち掃除機本体11の幅方向に長手方向を略沿わせた状態に形成されている。また、この本体排気口63は、本体凹部62を掃除機本体11の進行方向に略沿った水平方向に貫通して形成され、電動送風機12の排気側である電動送風機室32に連通している。
【0027】
そして、この本体排気口63内には、正面視略十字板状の排気部リブ64が、本体排気口63における掃除機本体11の高さ方向および幅方向に互いに対向する辺の間に架け渡して設けられている。この排気部リブ64は、掃除機本体11の高さ方向および幅方向にそれぞれ略沿った、たとえば各1列の格子状に形成されている。このため、本体排気口63は、たとえば掃除機本体11の高さ方向および幅方向に沿ってそれぞれ2列、計4つに分割されている。さらに、この排気部リブ64は、掃除機本体11の進行方向後側の面が本体凹部62における掃除機本体11の進行方向後側の面と略面一となっている。
【0028】
また、本体排気口63には、フィルタ体としての本体フィルタ65が取り付けられている。この本体フィルタ65は、本体凹部62の内形に略沿った略矩形状に形成され、排気部リブ64および本体凹部62に、たとえば接着剤などにて接着して固定されている。また、この本体フィルタ65は、後輪フィルタ55と同様に、たとえば不織布、あるいは発泡性ウレタンなどの弾性および通気性を有する部材にて形成され、開口方向が互いに交差し合う図示しない小孔を複数有している。そして、この本体フィルタ65は、本体排気口63に排出された電動送風機12からの排気風から塵埃を集塵して掃除機本体11の外部へと排出させる。
【0029】
さらに、この本体フィルタ65は、厚さ寸法T4が本体凹部62の深さ寸法T3よりも大きく形成されている。このため、この本体フィルタ65は、図3に示すように、掃除機本体11の外面である後部パネル61における掃除機本体11の進行方向後側の面から、掃除機本体11の外部であるこの掃除機本体11の進行方向後側へ寸法(T4−T3)分突出している。この結果、この本体フィルタ65に、バンパとしての機能を持たせることができる。
【0030】
またさらに、後部パネル61のコードリール室41の後側には、略矩形状のコード口71が形成されている。このコード口71は、掃除機本体11の幅方向に長手方向が略沿った状態で形成されている。さらに、このコード口71は、掃除機本体11の高さ方向の上側寄りに形成されている。そして、このコード口71の内側面の下側は、掃除機本体11の進行方向前側に向かって上方向に傾斜した傾斜面となっている。
【0031】
また、このコード口71内の上側には、略矩形状のコード引出口72が設けられている。このコード引出口72は、掃除機本体11の幅方向に長手方向が略沿った状態で、掃除機本体11の進行方向に略沿った水平方向に後部パネル61を貫通して開口されている。このコード引出口72からは、電源コード45が掃除機本体11の外部に引き出されるとともに電動送風機12を通過した排気風が排出される。さらに、このコード引出口72は、電源コード45のプラグ部45aの外形よりも開口面積が小さく形成されており、これによりこのプラグ部45aがコードリール室41に入り込むことが防止される。
【0032】
次に、上記一実施の形態の動作を説明する。
【0033】
まず、掃除機本体11の開閉蓋14bを下部ケース13に対して回動させて掃除機本体11の集塵室31を開口し、この集塵室31に図示しない集塵パックを取り付けた後、開閉蓋14bを下部ケース13に対して回動させて集塵室31を閉塞する。
【0034】
次いで、先端に床ブラシ28が連通接続された延長管27の基端をホース体22の手許操作部23の先端に連通接続するとともに、このホース体22の基端を掃除機本体11の本体吸込口21に連通接続する。
【0035】
この状態で、掃除機本体11のコード口71のコード引出口72から電源コード45のプラグ部45aを引き出して、このプラグ部45aを壁面のコンセント部に接続する。
【0036】
この後、ホース体22の把持部25を把持した状態で、このホース体22の手許操作部23の所定の設定ボタン24をオンし、掃除機本体11内の電動送風機12を駆動させる。
【0037】
すると、床ブラシ28の先端から空気とともに塵埃が吸い込まれて吸気風となる。そして、この塵埃を含んだ吸気風は、床ブラシ28から延長管27およびホース体22を順次通過した後、掃除機本体11の本体吸込口21へと導かれて、この掃除機本体11の集塵室31内に収容された集塵パックへと送られる。
【0038】
このとき、この集塵パック内へと送られた吸気風に漂う塵埃は、この集塵パックを通過する際に、この集塵パックに捕捉されて、この集塵パック内に集塵される。
【0039】
さらに、この集塵パックを通過した吸気風は、隔壁用リブ33の図示しない通気口を介して電動送風機室32および電動送風機12のファンカバー34の吸入口35へと吸気される。
【0040】
そして、この吸気風は電動送風機12を通過して排気風となり、コードリール室41、後輪排気口53および本体排気口63へと排出される。
【0041】
ここで、コードリール室41へと排出された排気風は、このコードリール室41に収容されたコードリール42の排気風流通孔44を介してこのコードリール42に排出され、電源コード45を冷却して、コード引出口72を介して掃除機本体11の外部へと排出される。
【0042】
一方、後輪排気口53および本体排気口63へと排出された排気風は、この排気風に残留した塵埃を後輪フィルタ55および本体フィルタ65の小孔を通過する際に集塵された後、掃除機本体11の外部へと排出される。
【0043】
そして、掃除の際に掃除機本体11が障害物としての壁などに接近すると、従動後輪46および後部パネル61から突出した後輪フィルタ55および本体フィルタ65がこの壁などに接触して衝撃を緩衝し、掃除機本体11が直接壁などに衝突して掃除機本体11および壁などが傷つくことを防止する。
【0044】
また、作業者が取手16を把持して掃除機本体11を持ち運ぶ際にこの掃除機本体11が落下などした場合、あるいは取手16を上側にしてこの掃除機本体11を床面に載置した場合などには、本体フィルタ65が床面と接触して衝撃を緩衝し、この床面および掃除機本体11が傷つくことを防止する。
【0045】
上述したように、上記一実施の形態によれば、後輪フィルタ55および本体フィルタ65を掃除機本体11より外部へ突出させたことにより、これら後輪フィルタ55および本体フィルタ65にバンパとしての機能を持たせることができるため、掃除機本体11に後輪排気口53および本体排気口63とは別個にバンパを設ける必要がなくなるので、構成を簡単にできるとともに、後輪排気口53および本体排気口63の面積を大きくしても、これら後輪排気口53および本体排気口63からの排気が別個のバンパで阻止されることを防止できる。
【0046】
また、掃除機本体11の進行方向後側および側方にバンパを備えたことにより、掃除の際にこの掃除機本体11が壁などの障害物に当たった際の衝撃を緩衝するため、これら壁などを傷つけにくくできる。
【0047】
さらに、後輪排気口53および本体排気口63にスポーク54および排気部リブ64を設け、後輪フィルタ55および本体フィルタ65を、これらスポーク54および排気部リブ64に接着して固定したことにより、これら後輪フィルタ55および本体フィルタ65を後輪排気口53および本体排気口63に確実に固定できる。
【0048】
そして、後部パネル61に、比較的開口面積の大きい本体排気口63を設けたことにより、比較的小径の排気孔などをこの後部パネル61に複数設ける必要がなくなるため、この後部パネル61の射出成形用の金型の構造およびメンテナンスが簡単になるので、製造性を向上できる。
【0049】
また、後輪フィルタ55および本体フィルタ65は、開口方向が互いに交差した小孔を複数有することにより、電動送風機12からの排気風がこれら後輪フィルタ55および本体フィルタ65を通過する際に互いに干渉し合う。この結果、これら後輪フィルタ55および本体フィルタ65を介して排出される排気風の風速を、電動送風機12の吸引力を低下させることなく低減できる。
【0050】
なお、上記一実施の形態において、後輪フィルタ55および本体フィルタ65は、それぞれ両面テープなど他の方法で後輪凹部51および本体凹部61に取り付けてもよい。
【0051】
また、後輪排気口53を設けずに、電動送風機12からの排気風を本体排気口63のみから排出させる構成でもよい。あるいは、本体排気口63を設けずに、電動送風機12からの排気風を後輪排気口53のみから排出させる構成でもよい。
【0052】
さらに、後輪フィルタ55 および本体フィルタ65 は、弾性および通気性を有していれば、ゴム材など他の部材で形成されていてもよい。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、電動送風機からの排気風から塵埃を集塵する弾性を有するフィルタ体の下流側の面が凹部から掃除機本体の外面よりも外方に突出して最外面をなすことにより、このフィルタ体にバンパとしての機能を持たせることができるため、バンパを排気口とは別個に設ける必要がなくなるので、排気口の総面積を確保しつつ緩衝作用を備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電気掃除機の一実施の形態の一部を示す斜視図である。
【図2】 同上電気掃除機の車輪を示す斜視図である。
【図3】 同上電気掃除機のフィルタ装置の取り付け状態を示す斜視図である。
【図4】 同上電気掃除機を示す斜視図である。
【図5】 同上電気掃除機を示す平面図である。
【図6】 従来例の電気掃除機を示す平面図である。
【図7】 同上電気掃除機を示す正面図である。
【符号の説明】
11 掃除機本体
12 電動送風機
45 電源コード
51 後輪凹部
53 排気口としての後輪排気口
55 フィルタ体としての後輪フィルタ
62 本体凹部
63 排気口としての本体排気口
65 フィルタ体としての本体フィルタ
72 コード引出口
Claims (2)
- 電動送風機を備えた掃除機本体と、
この掃除機本体に設けられた凹部と、
この凹部に設けられ前記電動送風機の排気側と連通した排気口と、
弾性を有し、前記排気口を覆って前記凹部に取り付けられ、前記電動送風機からの排気風から塵埃を集塵して前記掃除機本体の外部へ排出する排気風の塵埃を集塵するフィルタ体とを具備し、
前記フィルタ体は、下流側の面が前記凹部から前記掃除機本体の外面よりも外方に突出して最外面をなしている
ことを特徴とした電気掃除機。 - 排気口は、掃除機本体の後部に後方に向けて開口形成された本体排気口を備え、
この本体排気口の近傍にて、前記掃除機本体の後部に後方に向けて開口形成され、電動送風機への給電用の電源コードを導出可能であるとともに、前記電動送風機の排気風の一部を前記掃除機本体の外部へと排出可能なコード引出口を具備している
ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
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