JP3829272B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は運転時に発生する排気圧力により掃除機本体を浮上させるようにした浮上式電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は例えば特開平6−327589号公報に開示されている従来の電気掃除機の要部の構成を示す断面図である。
図において、51は掃除機本体であって、集塵室52の後方に電動送風機53が装備されている。54は集塵室52と電動送風機53とを区画する仕切壁であって多数の通気孔54aが設けられている。
集塵室52には接続ホースHの差込口55が設けられ、この差込口55に通気性を有する紙製の集塵袋56がセットされる。そして、電動送風機53を起動すると、その吸引力により空気中の塵埃が接続ホースHを通じて集塵袋56に集塵され、更に電動送風機53を通過した後は本体後壁に設けられた排気口57から該掃除機本体51の後方へ排気されるようになっている。図中、矢印は排気方向を示している。
【0003】
また、掃除機本体1の後部には移動手段としての左右一対の車輪58が本体外側面よりも下方へ突出する状態で取り付けられているとともに、前部中央には舵取ローラ59が設けられており、機体を牽引すると、これら車輪58及び舵取ローラ59により掃除機本体51を移動させられるようにしてある。60は機体持ち運び用の把手である。
さらに、掃除機本体51の底壁61に排気吐出口62が形成されており、この排気吐出口62から下方、つまり床面へ向けて電動送風機53の排気流が吹き出すようになっている。一方、掃除機本体51の外底部には排気吐出口62を取り巻くように環状のスカート63、64が二重に装着されている。
【0004】
これらのスカート63、64はいずれも断面が内側に湾曲した円弧状となる形状に形成されており、内周側の第1スカート63に対し、外側の第2スカート64を長く形成して、第1スカート63の下端が床面に接触していない場合にも常に第2スカート64の下端が床面に接触するように構成されている。
また、底壁61には複数個の排気流入口65が第1、第2スカート63、64間に沿って穿設してあり、この排気流入口65を掃除機本体51内に形成された排気路66を介して排気口67に連通させてある。
【0005】
従来の電気掃除機は上記のように構成されており、電動送風機53を起動すると、その吸引力により空気中の塵埃が接続ホースHを通じて集塵袋56に集塵され、更に電動送風機53を通過した後は掃除機本体51の底壁61に形成された排気吐出口62から吹き出される。図中、矢印は排気方向を示している。
排気吐出口62から吹き出した空気は、床面Cと底壁61間における第1スカート63に取り巻かれた空間より構成される排気圧力室67で発生する排気圧を上昇させ、掃除機本体51を浮上させる。この掃除機本体51の浮上によって車輪68及び舵取ローラ69が床面Cから離れ、掃除機本体51は僅かな牽引力によって容易に走行させる状態となる。
【0006】
掃除機本体51がさらに浮上して第1スカート63と床面C間に隙間Gが生じると、排気圧力室67内の空気は第1、第2スカート63、64間の環状空間68に進入し、さらに排気流入口65及び排気路66を経て排気口57から外部に排出され、掃除機本体51の浮上高さが程良く維持される。また、第1スカート63が浮上したときも第2スカート64が床面Cと接触していることにより、排気圧力室67内の塵埃が第2スカート64により捕捉され、該塵埃の外部への飛散を防止し得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の電気掃除機では、電気送風機53からの排気圧で掃除機本体51が浮上し、車輪58も床面Cから離れ、スムースな移動を行えるが、電動送風機53の非運転時である例えば電気掃除機を使用するために室内の保管場所より清掃場所に掃除本体51を移動させる、或いは掃除終了後に保管場所に移動させる等において、車輪58が第1、第2スカート63、64の内方で、且つ第1、第2スカート63、64の下端より上方に装着されているために、第1、第2スカート63、64が床面Cを擦って摩耗しやすくなったり、床面Cの段差等に引っかかり、第1、第2スカート63、64が破れたりして、電動送風機53の運転時である掃除時において、排気が第1、第2スカート63、64から漏れ、掃除機本体51の浮上が困難となるような事態が生じるという問題があった。
【0008】
かかる問題を解決するものとして図14に示す特開平8−299230号公報に開示された浮上式のアップライト型電気掃除機が提案されている。
このアップライト型電気掃除機は、掃除機本体の下部に設けられている床ノズルを移動可能にするローラーを回転自在に支持するローラ支持部材は排気流の圧力を受ける受圧部を有し、受圧部に電動送風機の排気流の圧力が加わるとローラーが上方に移動し、受圧部に排気流の圧力が加わらないと弾性部材によってローラーが下方に強制的に移動するように構成されている。
従って、電動送風機の非運転時である例えば掃除機使用するために室内の保管場所より清掃場所に掃除機本体を移動させる、或いは掃除終了後に保管場所に移動させる等においては、弾性部材によってローラーが下方に強制的に移動させられているから、床ノズルの下端が床面を擦ったり、床面の段差等に引っかかり、床ノズルが壊れたりすることは解消された。
【0009】
しかしながら、このような従来のアップライト型電気掃除機では、ローラ支持部材や受圧部や弾性部材を設けなければならず、構成が複雑になって高価になり、また電動送風機の運転時である掃除時において集塵袋が塵埃で一杯になって目詰まりを起こして排気流の圧力が低下した場合にはローラーが上方に移動しないため、排気が床ノズルの下端から漏れ、掃除機本体の浮上が困難となるような事態も生じるおそれがあるという問題が依然残されているものであった。
【0010】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、掃除機本体の底部外周にスカート体があっても、電気掃除機を使用しない運搬時にスカート体が邪魔になるず、床面を容易に走行させることができる電気掃除機を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電気掃除機は、延長パイプに接続されている吸気ホースの吸気パイプが接続されるパイプ差込口を有する集塵室と、集塵室の空気を吸引する電動送風機を有する電動送風機室を内蔵した掃除機本体と、掃除機本体の底部に設けられ、電動送風機の排気を吹き出す吹出口と、掃除機本体の底部外周に設けられ、電動送風機の排気が排気吹出口より吹き出されたときに掃除機本体を浮上させる浮上空間を形成するスカート体と、掃除機本体の両側壁に回転自在に取り付けられた走行用車輪とを備えた電気掃除機において、前記走行用車輪はその一部が前記スカート体の後端及び掃除機本体の下部後端から一部はみ出して取り付けられているものである。
【0012】
また、前記掃除機本体のパイプ差込口の下方に前記掃除機本体の底部前方を覆うソリ部を設けるようにしてもよい。
さらに、前記吸気ホースに移動用操作ハンドルを着脱自在に取り付けるようにしてもよい。
また、前記延長パイプの把手付近と前記吸気ホースの一部とを保持する保持部材を設けるようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の要部の構成を示す断面図、図2は同電気掃除機の構成を示す底面図、図3は同電気掃除機を走行させた状態を示す説明図である。
図において、1は掃除機本体、1aは掃除機本体1の上部に設けられた本体移動用ハンドル、2は掃除機本体1の前部に設けられ、集塵袋3が収容される集塵室、4は掃除機本体1の後部前方に設けられ、電動送風機5を収容する電動送風機室、6は掃除機本体1の後部後方に設けられ、コードリール7を収容するコードリール室、8は掃除機本体1の後部上方に設けられ、制御基板9を収容する制御室である。
【0014】
10は集塵袋3の口部に取り付けられた台紙、11は吸気ホース12の後端に取り付けられた吸気パイプで、集塵室3のパイプ差込口3aに接続されている。そして、集塵袋3の台紙10を吸気パイプ11に嵌め付け、台紙10の周縁を集塵室3に設けられた台紙受部3bに係合させたときに集塵袋3が吸気パイプ11にシール状態に取り付けられる。なお、吸気ホース12の先端に後述する延長パイプ13が接続され、その延長パイプ13の先端に後述する床用吸込具14が接続されている。
【0015】
15は集塵室3と電動送風機室5とを仕切り、吸気口15aを有する仕切壁、16は電動送風機室5とコードリール室6を遮断する隔壁で、電動送風機5の排気をコードリール室6に送る連通口17が設けられている。18は電動送風機室5及びコードリール室6と制御室8を遮断する隔壁で、電動送風機5の排気を制御室8に送る連通口19が設けられている。20はコードリール室6の後部に設けられた第1の後排気口、21は制御室8の後部に設けられた第2の後排気口である。22は集塵室3の前部に設けられた前排気口である。23はコードリール7に巻き付けられた電源コードである。
【0016】
25は掃除機本体1の底部の全体に設けられた扁平状の排気室で、その上側にコードリール室6と連通する連通口25aと集塵室3と連通する連通口25bを有し、その下側の外周に所定間隔を置いて複数の浮上排気口25cが設けられている。26は排気室25の直下でその底面の略全体に設けられた均圧室で、その中央部分は排気連通口27を介して電動送風機室5と連通し、その底面外周に床面に排風を吹き出すために所定間隔を置いて複数の浮上排風出口26aが設けられている。
【0017】
30は掃除機本体1の底部に設けられた均圧室25の外周全体にスカート保持具31によって浮上排風出口26aを下側から覆うよう着脱自在に取り付けられた軟質材のスカート体、32はパイプ差込口3aの下方で均圧室25の前方にスカート保持具31に下端が係止され、上端側が排気室25の底部前方を覆うソリ部である。
35は掃除機本体1のコードリール室28の側壁に回転自在に取り付けられた走行用車輪で、電動送風機5の非運転時に掃除本体1を走行させるために走行用車輪35の一部が掃除機本体1の底部、即ち均圧室26の底面からスカート体30の長さより少し短い寸法分だけはみ出すと共に、掃除機本体1を傾斜させて走行させるために走行用車輪35の一部が掃除機本体1の後端位置のスカート体30から図2に示すd寸法だけはみ出して取り付けられている。
【0018】
次に、本発明の実施の形態1の電気掃除機の動作を説明する。
電動送風機5を駆動すると、床用吸込み具14から空気とともにゴミが吸い込まれ、延長パイプ13、吸気ホース12及び吸気パイプ11を介して集塵袋3内にいき、集塵袋3でゴミが濾過された空気が電動送風機5を通過し、電動送風機5の排気口5aから電動送風機室4に入る。
電動送風機室4に入った空気の一部は連通口17を経てコードリール室6に入ると共に連通口19を経て制御室8に入り、その後は第1及び第2後排気口20、21から外部に排出される。従って、コードリール室6内のコードリール7に巻き付けられている電源コード23が冷却されると共に制御室8内の制御基板9が冷却される。
【0019】
また、電動送風機室4に入った空気の残りは排気連通口27を経て均圧室25に入り、均圧室25の浮上排風口25cよりスカート体30を押し広げ、スカート体30を床面Cに圧接させた後床面Cに排出され、スカート体30により流れが妨げられて一定の圧力が発生し、その圧力により掃除機本体1を持ち上げて均圧室26の底面と床面Cとスカート体30との間に浮上空間Sを作る。浮上空間Sを作った空気は浮上排気口25cを経て排気室25に入り、排気室25に入った空気は連通口25aを経てコードリール室6に入ると共に連通口25bを経て集塵室3に入り、その後は第2後排気口21及び前排気口22から外部に排出される。
【0020】
この実施の形態1では、掃除機本体1のコードリール室28の側壁に回転自在に取り付けられた走行用車輪35の一部が掃除機本体1の底部、即ち均圧室26の底面からスカート体30の長さより少し短い寸法分だけはみ出すと共に掃除機本体1の後端位置のスカート体30からはみ出すように取り付けられているから、電動送風機5の非運転時である例えば電気掃除機を使用するために室内の保管場所より清掃場所に掃除機本体1を移動させる、或いは掃除終了後に保管場所に移動させる等の場合に、例えば吸気ホース12を手で持って掃除機本体1の前方を持ち上げて掃除機本体1を走行用車輪35により走行させることにより、スカート対30は床面Cに接触せず、走行用車輪35のみが床面Cに接触するためにスカート体30の摩耗等が生じない。
【0021】
また、走行用車輪35のみが床面Cに接触するため、図3に示すように床面Cに敷居等の段差Dがあっても、掃除機本体1は容易に乗り越えることができる。
更に、掃除機本体1のパイプ差込口3aの下方で均圧室25の前方にスカート保持具31に下端が係止され、上端側が排気室25の底部前方を覆うソリ部32が設けられているから、均圧室25の外周全体にスカート保持具31によって垂下するよう取り付けられた軟質材のスカート体30が掃除機本体1と床面Cに敷居等の段差Dとの間に挟まれたとしてもソリ部32があるためにスカート体30の破れや摩耗がなく、段差Dも確実に乗り越えることができる。
【0022】
実施の形態2.
図4は本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の吸気ホースの構成を示す平面図、図5は同電気掃除機の吸気ホースの構成を示す一部を切断した側面図、図6は同電気掃除機を走行させた状態を示す説明図である。
この実施の形態2は吸気ホース12に移動用ハンドル40を着脱自在に設けたものである。
その移動用操作ハンドル40は内面に吸気ホース12の凹凸と同様の凹凸を有する一対の略U字のホース取付具41、41と、一対のホース取付具41、41の両端にそれぞれ設けられ、ネジ穴42aを有する取付片42と、一方のホース取付具41の中央に突設された把手43と、吸気ホース12を取り囲むように取り付けられた一対の略U字のホース取付具41、41の両端にそれぞれ設けられた取付片42、42の整合されたネジ穴42a、42aに螺合する固定ネジ44とから構成されている。
【0023】
この実施の形態2では、吸気ホース12に把手43を有する移動用操作ハンドル40を設けているので、図6に示すように移動用操作ハンドル40の把手43を持って掃除機本体1の前方を持ち上げることにより、掃除機本体1を走行用車輪35により簡単に走行させることができる。
また、移動用操作ハンドル40は内面に吸気ホース12の凹凸と同様の凹凸を有するので、吸気ホース8に移動用操作ハンドル40が取り付けられている場合に移動用操作ハンドル40の内面の凹凸と吸気ホース12の凹凸とが嵌合しているため、移動用操作ハンドル40の把手43を持って掃除機本体1の前方を持ち上げても、その取付位置がずれるおそれはない。
さらに、この移動用操作ハンドル40は吸気ホース8に固定ネジ44の螺回操作によって着脱自在であるので、使用者の身長差に応じて吸気ホース12に対して移動用操作ハンドル40の取り付け位置を簡単に変えることができるため、使用者に対応させて掃除機本体1を走行用車輪35により走行させることができる。
【0024】
実施の形態3.
図7は本発明の実施の形態3に係る電気掃除機の延長パイプと吸気ホースの構成を示す平面図、図8は同電気掃除機の背面の構成を示す背面図、図9は同電気掃除機の掃除本体に延長パイプを係止させた状態を示す平面図、図10は同電気掃除機の使用状態を示す説明図、図11は同電気掃除機を走行させた状態を示す説明図、図12は同電気掃除の吸気ホースの変形例の断面図である。
この実施の形態3は、延長パイプ13の把手13aに吸気ホース12の一部を保持する保持部材50を設けたものである。
その保持部材50は延長パイプ13の把手13a付近に取り付けた係留リング51aを有する環状止め具51と、吸気ホース12の略中間部に取り付けた鉤状係止片52aを有するホース取付環52とから構成されている。
53は掃除機本体1の上部で本体移動用ハンドル1aの横にネジ54で取り付けられ、延長パイプ13の先端側を挟持する略U字状のパイプ挟持片である。
【0025】
この実施の形態3では、延長パイプ13の把手13aに吸気ホース12の一部を保持する保持部材50を設けたので、図11に示すように延長パイプ13の把手13a付近に取り付けた環状止め具51の係留リング51aに吸気ホース8の略中間部に取り付けたホース取付環52の鉤状係止片52aを係止させることにより、延長パイプ13の把手13a付近に吸気ホース12の略中間部が係止されるため、使用者は延長パイプ13の把手13aを持って掃除機本体1の前方を持ち上げることにより、吸気ホース8が邪魔にならず、掃除機本体1を走行用車輪35により簡単に走行させることができる。このとき、延長パイプ13の先端側を掃除機本体1の上部で本体移動用ハンドル1aの横に取り付けられた略U字状のパイプ挟持片53に挟持させておくことにより、床用吸込具14が床面Cから離れるため、床用吸込具14も邪魔にならず、掃除機本体1を走行用車輪35により簡単に走行させることができる。
【0026】
なお、上記実施の形態3の吸気ホース12の一部を保持する保持部材50は係留リング51aを有する環状止め具51と、鉤状係止片52aを有するホース取付環52とから構成されているが、図12に示すように延長パイプ13の把手部13a付近にネジ54で取り付けた略U字状の挟持片55によって保持部材50を構成しても、吸気ホース12の一部を保持できることはいうまでもない。また、その略U字状の挟持片55を吸気ホース12に取り付け、延長パイプ13の把手部13a付近を挟持するようにしてもよい。さらに、保持部材50が吸気ホース12と延長パイプ13の把手13a付近を保持するものであってもよい。
【0027】
なお、上記実施の形態では、電動送風機5の排気を排気連通口27から均圧室26に吹き出し、均圧室26の浮上排風出口26aより床面Cに吹き出して掃除機本体1を浮上させるようにしているが、排気連通口27を排気吹出口として電動送風機5の排気を直接床面Cに吹き出すようにしても掃除機本体1を浮上させることができることはいうまでもない。
また、上記実施の形態では、図示しないモータ部と送風ファンよりなる電動送風機5の排気はモータ部だけでなく、送風ファンからも分流させて排気連通口27へ流すようにすれば、浮上空間Sは高温にならず、床面Cの変色等が防止できることとなる。さらに、浮上空間Sを通過した排気をモータ部を冷却した排気と合流させれば、掃除機本体1の第1の後排気口20から出る排気を冷却することができる。
【0028】
また、コードリール室6にはコードリール7の代わりに電動送風機5のモータ部を駆動する充電池を収納するようにしてもよい。
さらに、浮上空間Sの排気は浮上排気口25cを経て排気室25に入り、連通口25bを経て集塵室2に入り、前排気口22から外部に排出されるようにしているが、吸気パイプ11や吸気ホース12及び延長パイプ13を二重構造にして集塵室2に入った排気をこれらを経て床用吸込具14に戻し、床用吸込具14で再び吸い込み、集塵室2に戻すように循環させるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、掃除機本体を浮上させる電気掃除機であって、掃除機本体の両側壁に回転自在に取り付けられた走行用車輪はその一部がスカート体の後端及び掃除機本体の下部後端から一部はみ出して取り付けられているので、電気掃除機を使用するために室内の保管場所より清掃場所に掃除機本体を移動させる、或いは掃除終了後に保管場所に移動させる等の場合に、吸気ホースを手で持って掃除機本体の前方を持ち上げて掃除機本体を走行用車輪により走行させることにより、スカート大破床面に接触せず、走行用車輪のみが床面に接触するためにスカート体は床面に接触せず、走行用車輪のみが床面に接触するためにスカート体の摩耗等が生せず、床面に敷居等の段差があっても、掃除機本体は結いに乗り越えることができるという効果がある。
【0030】
また、掃除機本体のパイプ差込口の下方に掃除機本体の底部前方を覆うソリ部を設けたので、掃除機本体の底部外周全体に垂下するよう取り付けられたスカート体が掃除機本体と床面の敷居等の段差との間に挟まれたとしてもソリ部があるためにスカート体の破れや摩耗がなく、段差も確実に乗り越えることができるという効果がある。
【0031】
さらに、吸気ホースに移動用操作ハンドルを着脱自在に取り付けので、吸気ホースに取り付けられた移動用操作ハンドルの把手を持って掃除機本体の前方を持ち上げて掃除機本体を走行用車輪により走行させることにより、スカート体は床面に接触せず、走行用車輪のみが床面に接触するためにスカート体の摩耗等が生ぜず、床面に敷居等の段差があっても、掃除機本体は容易に乗り越えることができ、しかも移動用操作ハンドルは吸気ホースに着脱自在であるので、使用者の身長差に応じて吸気ホースに対して移動用操作ハンドルの取り付け位置を簡単に変えることができるため、使用者に対応させて掃除機本体を走行用車輪により走行させることができるという効果がある。
【0032】
また、延長パイプの把手付近と吸気ホースの一部とを保持する保持部材を設けたので、延長パイプの把手付近と吸気ホースの略中間部とが保持されるため、使用者は延長パイプの把手を持って掃除機本体の前方を持ち上げることにより、吸気ホースが邪魔にならず、掃除機本体を走行用車輪により簡単に走行させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の要部の構成を示す断面図である。
【図2】 同電気掃除機の構成を示す底面図である。
【図3】 同電気掃除機を走行させた状態を示す説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の吸気ホースの構成を示す平面図である。
【図5】 同電気掃除機の吸気ホースの構成を示す一部を切断した側面図である。
【図6】 同電気掃除機を走行させた状態を示す説明図である。
【図7】 本発明の実施の形態3に係る電気掃除機の延長パイプと吸気ホースの構成を示す平面図である。
【図8】 同電気掃除機の背面の構成を示す背面図である。
【図9】 同電気掃除機の掃除機本体に延長パイプを係止させた状態を示す平面図である。
【図10】 同電気掃除機の使用状態を示す説明図である。
【図11】 同電気掃除機を走行させた状態を示す説明図である。
【図12】 図12は同電気掃除の吸気ホースの変形例の断面図である。
【図13】 図13は従来の電気掃除機の要部の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体、2 集塵室、2a パイプ差込口、4 電動送風機室、5電動送風機、11 吸気パイプ、27 排気吹出口(排気連通口)、30 スカート体、32 ソリ部、35 走行用車輪。

Claims (4)

  1. 延長パイプに接続されている吸気ホースの吸気パイプが接続されるパイプ差込口を有する集塵室と、集塵室の空気を吸引する電動送風機を有する電動送風機室を内蔵した掃除機本体と、掃除機本体の底部に設けられ、電動送風機の排気を吹き出す吹出口と、掃除機本体の底部外周に設けられ、電動送風機の排気が排気吹出口より吹き出されたときに掃除機本体を浮上させる浮上空間を形成するスカート体と、掃除機本体の両側壁に回転自在に取り付けられた走行用車輪とを備えた電気掃除機において、
    前記走行用車輪はその一部が前記スカート体の後端及び掃除機本体の下部後端から一部はみ出して取り付けられたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記掃除機本体のパイプ差込口の下方に前記掃除機本体の底部前方を覆うソリ部を設けたことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
  3. 前記吸気ホースに移動用操作ハンドルを着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項1又は2のいずれか記載の電気掃除機。
  4. 前記延長パイプの把手付近と前記吸気ホースの一部とを保持する保持部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2のいずれか記載の電気掃除機。
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