JP3763148B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はモータファンからの排気空気を利用して移動操作を軽くした電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本発明者らは排気空気を利用した電気掃除機につき開発を進めており、既に特願平6ー19336号でその電気掃除機を提案している。
【0003】
以下、本発明者らが提案している電気掃除機を図10に基づいて説明する。掃除機本体1は、モータファン2・集塵袋3を内包している。掃除機本体1は、モータファン2・集塵袋3を覆う掃除機本体カバー4と、集塵袋3を出し入れするための蓋5を有している。掃除機本体1の上部には使用者が移動に用いる把手6を設けている。また掃除機本体1の下部には、清掃面の塵埃を吸い込む床ノズル7を設けている。床ノズル7には、清掃面に対して略平行な平面を有している浮上板8を設けており、モータファン2の排気空気9を浮上板8の中央部に設けた排気口10から吹き出して、床ノズル7および掃除機本体1を清掃面から浮かし、掃除機の移動を容易にしている。11は前記モータファン2の排気空気9を排気口10まで導いている排気流路である。12は床ノズル7に設けている塵埃を吸い込むための吸込口で、絨毯面で回転する回転ブラシ13を有している。14はこの塵埃を集塵袋3に導くための吸込流路、15は集塵袋3の入口である。
【0004】
以上の構成で、操作が軽くて使い勝手の良い電気掃除機として作用するものである。すなわち、使用者が把手6に設けているスイッチをオンしてモータファン2の作動を開始すると、吸込流16が発生して、床ノズル7の吸込口12から清掃面の塵埃を吸い込んで、吸込流路14を介して掃除機本体1内の集塵袋3まで導くものである。清掃面の種類が絨毯である場合には、回転ブラシ13が回転して掻き上げた絨毯面の塵埃を吸い込むものである。このときモータファン2の排気空気9は、排気流路11を通って浮上板8のほぼ中央部に設けている排気口10から吹き出されるようになっている。浮上板8は、清掃面に対して略平行な平面を有しており、この排気空気9により浮上板8には清掃面から浮上する力が作用することになる。つまり、使用者の掃除機の操作がこの浮上力によって非常に軽いものとなり、前後方向は勿論左右方向への移動も極めて容易になるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記構成の電気掃除機は、排気口10から吹き出された排気空気9の一部が床ノズル7の下部から外周囲側に出て行く際に、吸込口12以外の外周囲側に流れる排気流が清掃面の塵埃を吸込口12以外の方向へ吹き飛ばしてしまうという課題を有しているものである。
【0006】
本発明はこのような従来の構成が有している課題を解決しようとするもので、塵埃を床ノズルの外部へ吹き飛ばすことなく集塵室に導くように作用して集塵効率を高め、かつ操作の軽い電気掃除機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の第一の手段は、吸込圧を発生するモータファンおよび塵埃を収容する集塵室を有する掃除機本体と、掃除機本体の下部に設けられ、モータファンの吸込圧により清掃面の塵埃を前記集塵室に集塵する床ノズルとを備え、前記床ノズルの下面には、モータファンからの排気空気を排気する排気口と、清掃面に対して略平行かつ前記排気空気により浮上力を受ける浮上板を前記排気口の全周囲に設け、この浮上板の外周を囲むようにモータファンの吸込側に接続される吸込流路を接続した吸込口を設けたものである。
【0008】
また本発明の第二の手段は、吸込圧を発生するモータファンおよび塵埃を収容する集塵室を有する掃除機本体と、掃除機本体の下部に設けられ、モータファンの吸込圧により清掃面の塵埃を前記集塵室に集塵する床ノズルとを備え、前記床ノズルの下面には、モータファンからの排気空気を排気する排気口と、前記排気空気により清掃面に対して浮上力を受ける浮上板を設け、この浮上板の外周にはモータファンの吸込側に接続される吸込流路を接続した吸込口を設け、浮上板の下面に設けた吸込口には清掃面の塵埃を主体に吸い込む主吸込口を設け、この主吸込口を床ノズルの押し出し操作方向側に設けたものである。
【0009】
また本発明の第三の手段は、第二の手段における吸込口を溝形状に形成し、その最底部に吸込流路に接続している複数の吸込流路入口を設けたものである。
【0010】
また本発明の第四の手段は、第二または第三の手段における吸込口の断面形状を、吸込流路入口における吸込口の吸込力が略均一となるよう設定したものである。
【0011】
また本発明の第五の手段は、第二の手段における吸込口の内縁部に、排気口から浮上板の外周部へいくほど清掃面と浮上板下面との距離が大きくなっている傾斜面または段差面を設けたものである。
【0012】
また本発明の第六の手段は、吸込圧を発生するモータファンおよび塵埃を収容する集塵室を有する掃除機本体と、掃除機本体の下部に設けられ、モータファンの吸込圧により清掃面の塵埃を前記集塵室に集塵する床ノズルとを備え、前記床ノズルの下面には、モータファンからの排気空気を排気する排気口と、前記排気空気により清掃面に対して浮上力を受ける浮上板を設け、この浮上板の外周にはモータファンの吸込側に接続される吸込流路を接続した吸込口を設け、浮上板の下面外周に設けた吸込口の内縁部に、傾斜面または段差面を設け、この傾斜面または段差面に、モータファンの吸込側に接続される第2の吸込口を設けたものである。
【0013】
【作用】
本発明の第一の手段は、吸込口を浮上板の外周を囲むように設けているので、排気口から清掃面に吹き付けた排気空気を吸込口で吸い込んで、塵埃を床ノズルの外部へ吹き飛ばすことなく集塵室に全ての塵埃を導くように作用するものである。
【0014】
本発明の第二の手段は、床ノズルに設けている主吸込口を押し出し操作方向側としているため、大きな塵埃も容易に吸い込むように作用するものである。
【0015】
本発明の第三の手段は、浮上板の下面外周に設けた吸込口を溝形状に形成し、その最底部に吸込流路に接続している複数の吸込流路入口を設けたので、吸込口内部での排気空気の吸込力が均一となるように作用し、その結果、吸込流の総量を小さくでき、効率の高い集塵ができるものである。
【0016】
本発明の第四の手段は、吸込口の断面形状を、吸込流路入口における吸込力が略均一となるよう設定したため、吸込力が一層均一となるものである。
【0017】
本発明の第五の手段は、吸込口の内縁部に排気口から浮上板の外周部へいくほど清掃面と浮上板下面との距離が大きくなっている傾斜面または段差面を設けたので、排気空気が吸込口に達するときの流速を小さくするように作用する。その結果、吸込口に吸い込み易くなり、吸込流の総量を小さくでき、効率の高い集塵ができるものである。
【0018】
本発明の第六の手段は、吸込口の内縁部に設けた傾斜面または段差面上に、モータファンの吸込側に接続した第2の吸込口を設けたので、排気空気が吸込口に達するときの流速を小さくでき、その結果、吸込口に吸い込み易くなり、吸込流の総量を小さくでき、効率の高い集塵ができるものである
【0019】
【実施例】
(実施例1)
本発明の第一の手段の実施例を、図1・図2を用いて説明する。掃除機本体17は、吸込圧を発生するモータファン18を内蔵したモータファン室・モータファン18の吸込圧により塵埃を集塵する集塵袋19を内包した集塵室を備えている。掃除機本体17は、モータファン18・集塵袋19を覆う掃除機本体カバー20と、集塵袋19を出し入れするための蓋21を有している。掃除機本体17の上部には使用者が移動に用いる把手22を設けている。
【0020】
また掃除機本体17の下部には、清掃面の塵埃を吸い込む床ノズル23を設けている。床ノズル23はその下面には、清掃面に対して略平行とした浮上板24を設け、浮上板24には、排気流路25を介してモータファン18の排気空気26を排気する排気口27と、排気口27の外周に位置する吸込口28を設けている。浮上板24は排気空気26により清掃面に対して浮上力を受けるものである。また、吸込口28は集塵袋19に接続している吸込流路29に接続されている。
【0021】
以下本実施例の動作について説明する。モータファン18を作動させると、モータファン18の排気空気26とモータファン18の吸込流30とが同時に発生する。排気流路25を通って排気口27から清掃面に吹き付けられた排気空気26は、浮上板24を清掃面から浮上させるように作用する。この排気空気26は、浮上板24の外周を囲むように設けている吸込口28から吸い込まれて、吸込流路29から集塵袋19内に導かれるものである。
【0022】
このため本実施例によれば、従来の技術で述べたように排気空気26の一部が床ノズル23の下部から外周部に出て行くことはないものである。つまり、排気空気26とともに清掃面の塵埃を床ノズル23の外部へ吹き飛ばすようなことはないものである。また、浮上板24に浮上力が作用する結果、床ノズル23の下面と清掃面との摩擦抵抗は大幅に低下し、前後方向にも左右方向にも移動が容易で、操作の楽な電気掃除機として作用するものである。
【0023】
なお、本実施例では浮上力作用が最も効果的に機能する形態の一つの電気掃除機を示したが、これに限らず床ノズルを有する電気掃除機ならばどのような形態のものでも応用できるものである。また、本実施例では床ノズルの底面の形を略矩形としたが、円形や楕円形などどのような形のものであっても使用できるものである。
【0024】
(実施例2)
次に本発明の第二の手段の実施例を図3を用いて説明する。本実施例の電気掃除機の基本構成は図1と同様なので省略し、相違点を中心に説明する。掃除機本体の下部に配設した床ノズル31は、清掃面に略平行とした平面からなる浮上板32と、浮上板32の中央部に設けているモータファン18の排気空気を排気流路34を介して排気する排気口35と、浮上板32の外周に設けた吸込流路36によって集塵袋19に接続した吸込口37と、床ノズル31の押し出し操作方向側に設けている主吸込口38とを有している。主吸込口38は、排気空気および塵埃を集塵袋に導くための主吸込流路39に接続している。主吸込流路39は、吸込流路36と一体あるいは途中から合流して集塵袋19に接続している。
【0025】
以下本実施例の動作について説明する。上述したように本実施例では、特に、床ノズル31の押し出し操作方向側にゴミ吸込用の主吸込口38を設けた床ノズルとしているため、大きな塵埃を確実に掃除することができる電気掃除機とすることができるものである。
【0026】
(実施例3)
次に本発明の第三の手段の実施例を図4を用いて説明する。全体の構成は図1と同様であり説明を省略する。40は掃除機本体の下部に設けている床ノズルである。床ノズル40はその下面に、清掃面に略平行な平面からなる浮上板41と、浮上板41の中央部に設けているモータファン18の排気空気42を排気する排気口43、浮上板41の外周に設けた吸込口44と、主吸込口45とを有している。46は排気口43に排気空気42を導くための排気流路、47は排気空気42および塵埃を集塵袋19に導くための吸込流路である。
【0027】
本実施例では、吸込口44を溝形状に形成し、その最底部に吸込流路47に接続している複数の吸込流路入口48を設けているものである。なお吸込流路47は、図4に示しているように複数個から一体に合流するという形態である必要はなく、集塵袋19まで複数個のままでも良いし、吸込流路入口48から一体のままでも良いものである。
【0028】
以下本実施例の動作について説明する。前記しているように本実施例では、吸込口44の内部に、吸込流路47に通じる吸込流路入口48を複数個設けているものである。このため、吸込口44の内部における異なる場所での吸込力を略均一にすることができるものである。この結果、排気空気42が清掃面の塵埃を床ノズル40の外周部、特に主吸込口45が位置していない外周に吹き飛ばさないように設けた吸込口44の吸込流の総量を小さくでき、主吸込口45による吸込量を多くして効率良く集塵ができる。
【0029】
(実施例4)
以下本発明の第四の手段の実施例を図5を用いて説明する。本実施例においても、全体構成は図1のものと同様で説明を省略する。掃除機本体の下部に配設した床ノズル49はその下面に、清掃面に略平行な平面で構成している浮上板50と、浮上板50の中央部に設けているモータファン18の排気空気51を排気する排気口52と、浮上板50の外周に設けている吸込口53と、主吸込口54とを備えている。排気口52には、モータファン18に接続して排気空気51を導く排気流路55を接続している。吸込口53には、モータファン18に接続して吸込流を導いている吸込流路57に接続している複数の吸込流路入口58を設けている。本実施例では吸込口53の断面形状を、各吸込流路入口58における吸込口の吸込力が略均一となるよう設定している。
【0030】
すなわち、図5(a)、(b)に示しているように、この例では、清掃面に対向する垂直方向の断面形状を傾斜面59とすることにより、吸込流路入口58に近い吸込口53位置と、離れた吸込口53位置との吸込力が均一になるようにしている。
【0031】
以下本実施例の動作について説明する。前記したように本実施例においては、吸込口53の断面形状を傾斜面59とすることにより、吸込流路入口58から離れた吸込口53位置においては、近い位置に比して狭い通路となっているため、吸込口53位置における吸込力が強く、全体として吸込流路入口58に近い位置と同様な吸込力が発生し吸込力が均一化するものである。従って吸込流の総量の設定を小さくでき、効率良く集塵できる電気掃除機を実現するものである。
【0032】
なお、本実施例では吸込口53の清掃面と対向する面を傾斜させた構成としているが、これに代えて例えば吸込流路入口58から離れた吸込口53位置においては、近い位置に比して吸込口の平面における幅を狭くして全体として吸込口53に均一な吸込力が発生するようにしてもよく、とくに実施例の構成に限られるものではない。
【0033】
(実施例5)
以下本発明の第五の手段の実施例を図6を用いて説明する。本実施例においても、全体構成は図1のものと同様で説明を省略する。掃除機本体の下部に配設した床ノズル60はその下面に、清掃面に略平行な平面で構成している浮上板61と、浮上板61の中央部に設けているモータファン18の排気空気62を排気する排気口63と、浮上板61の外周に設けている吸込口64と、主吸込口65とを備えている。排気口63には、モータファン18に接続して排気空気62を導く排気流路65を接続している。吸込口64の内縁部に、段差面66が設けられている。また、図中のl、lはそれぞれ浮上板61および段差面66と清掃面との距離を表しており、l>lである。
【0034】
以下本実施例の動作について説明する。l>lであるから、排気空気62が通過する通路の断面積はl部分よりl部分の方が大きい。排気空気62は一定流量で流れるので、l部分よりl部分の方が流速が小さくなる。その結果、排気空気62を吸込口64に吸い込み易くなるので、吸込流の総量の設定を小さくでき、効率良く集塵できる電気掃除機を実現するものである。
【0035】
また本実施例によれば、吸込口で排気空気を吸い込み易いので、吸込口を小さくすることができ、床ノズルをコンパクトにすることもできる。
【0036】
なお本実施例では、段差面66を設けた構成としているが、これに代えて傾斜面としてもよく、排気口から浮上板の外周部へいくほど清掃面と浮上板下面との距離が大きくなっている構成であれば、実施例の構成に限られるものではない。
【0037】
参考例1
以下本発明の参考例を図7を用いて説明する。本参考例においても、全体構成は図1のものと同様で説明を省略する。掃除機本体の下部に配設した床ノズル67はその下面に、清掃面に略平行な平面で構成している浮上板68と、浮上板68の中央部に設けているモータファン18の排気空気69を排気する排気口70と、浮上板68の外周に設けている吸込口71と、主吸込口72とを備えている。排気口70には、モータファン18に接続して排気空気を導く排気流路73を接続している。吸込口71の外周部にはモータファン18からの排気空気を清掃面に噴射する噴射口74が設けられており、この噴射口74は清掃面に対して吸込口71の方向へ噴射すべく傾斜角a゜を有している。また、75は噴射流である。
【0038】
以下本参考例の動作について説明する。噴射口74から噴射された噴射流75は、排気空気69とぶつかりあう。このとき、排気空気69の流速は極めて小さくなるため、吸込口71の中へ流れ込み易くなる。従って吸込流の総量の設定を小さくでき、効率良く集塵できる電気掃除機を実現するものである。
【0039】
参考例2
以下本発明の参考例を図8を用いて説明する。本参考例においても、全体構成は図1のものと同様で説明を省略する。掃除機本体の下部に配設した床ノズル76はその下面に、清掃面に略平行な平面で構成している浮上板77と、浮上板77の中央部に設けているモータファン18の排気空気78を排気する排気口79と、浮上板77の外周に設けている吸込口80と、主吸込口81とを備えている。排気口79には、モータファン18に接続して排気空気を導く排気流路82を接続している。吸込口80の内縁部に、段差面83が設けられている。また、図中のl、lはそれぞれ浮上板77および段差面83と清掃面との距離を表し、l>lである。吸込口80の外周部にはモータファン18からの排気空気を清掃面に噴射する噴射口84が設けられており、この噴射口84は清掃面に対して吸込口80の方向へ噴射すべく傾斜角b゜を有している。また、85は噴射流である。
【0040】
以下本参考例の動作について説明する。l>lであるから、排気空気78が通過する通路の断面積はl部分よりl部分の方が大きい。ゆえに、l部分よりl部分の方が排気空気の流速は小さくなる。一方、噴射口84から噴射された噴射流85は、排気空気78とぶつかりあう。このとき、排気空気78の流速は極めて小さくなるため、吸込口80の中へ流れ込み易くなる。従って吸込流の総量の設定を小さくでき、効率良く集塵できる電気掃除機を実現するものである。
【0041】
また排気空気78の流速は段差面83によって小さくなっているので、噴射流85の総量は小さくてよい。従って排気空気を噴射口84に導く量は少量で済むので、浮上力を発生させる排気口79側への排気流量を多くする、すなわち浮上力を発生させない噴射流85の量を少なくでき、浮上力を低下を防止できる。
【0042】
(実施例
以下本発明の第の手段の実施例を図9を用いて説明する。本実施例においても、全体構成は図1のものと同様で説明を省略する。掃除機本体の下部に配設した床ノズル86はその下面に、清掃面に略平行な平面で構成している浮上板87と、浮上板87の中央部に設けているモータファン18の排気空気88を排気する排気口89と、浮上板87の外周に設けている吸込口90と、主吸込口91とを備えている。排気口89には、モータファン18に接続して排気空気を導く排気流路92を接続している。吸込口90の内縁部に、傾斜面93が設けられている。この傾斜面93には、モータファン18に接続した第2の吸込口94が設けられている。また、l、lはそれぞれ浮上板87および傾斜面93の端部と、清掃面との距離を表し、l>lである。
【0043】
以下本実施例の動作について説明する。l>lであるから、排気空気88が通過する通路の断面積はl部分よりl部分の方が大きい。ゆえに、l部分よりl部分の方が流速が小さくなる。一方、第2の吸込口94により、排気空気88の一部は第2の吸込口94に吸い込まれるが、ここで吸い込まれなかった残りの排気空気の流速はさらに弱められる。このように、傾斜面93による排気空気88の通路の断面積の影響と、第2の吸込口94の吸引による影響により、排気空気88の流速は非常に小さくなる。従って吸込口に吸い込み易くなり、吸込流の総量の設定を非常に小さくでき、効率良く集塵できる電気掃除機を実現するものである。
【0044】
【発明の効果】
本発明の第一の手段は、浮上板の外周を囲むように排気口から清掃面に吹き付けられた排気空気と塵埃とを吸い込む吸込口を有しているため、排気空気が清掃面の塵埃を床ノズルの外部へ吹き飛ばすことがなく全ての塵埃を集塵することができるものであり、集塵効率が高く、操作の軽い電気掃除機を実現するものである。
【0045】
本発明の第二の手段は、床ノズルに設けている塵埃を吸い込むための主吸込口を押し出し操作方向側とした構成として、大きな塵埃を確実に集塵することができる電気掃除機を実現するものである。
【0046】
本発明の第三の手段は、浮上板の下面外周に設けた吸込口を溝形状に形成し、その最底部に吸込流路に接続している複数の吸込流路入口を設けた構成として、吸込口の内部における塵埃の吸込力を均一にすることができ、吸込流の総量を小さくでき、効率の高い電気掃除機を実現するものである。
【0047】
また本発明の第四の手段は、浮上板の外周に設けた吸込口の断面形状を吸込口の吸込力が略均一となるよう設定して、吸込口での吸込力を一層均一なものとし、吸込流の総量を小さくした効率の高い電気掃除機を実現するものである。
【0048】
また本発明の第五の手段は、浮上板の外周に設けた吸込口の内縁部に、排気口から浮上板の外周部へいくほど清掃面と浮上板下面との距離が大きくなっている傾斜面または段差面を設けたので、排気空気が吸込口に達する際の流速を小さくできるため、吸込口に吸い込み易くなり、吸込流の総量を小さくでき、効率の高い電気掃除機を実現するものである。
【0049】
また本発明の第六の手段は、浮上板の外周に設けた吸込口の内縁部に設けた傾斜面または段差面上に、モータファンに接続した第2の吸込口を設けたので、傾斜面または段差面による排気空気の通路の断面積の影響と、第2の吸込口の吸引による影響により、排気空気の流速を非常に小さくできるため、吸込口に吸い込み易くなり、吸込流の総量の設定を非常に小さくでき、効率良く集塵できる電気掃除機を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の手段の実施例における電気掃除機の断面図
【図2】 同床ノズルの下面図
【図3】 本発明の第二の手段の実施例における電気掃除機の床ノズルの下面図
【図4】 本発明の第三の手段の実施例における電気掃除機の床ノズルの下面図
【図5】 (a)本発明の第四の手段の実施例における電気掃除機の床ノズルの下面図
(b)(a)におけるA−A断面図
【図6】 本発明の第五の手段の実施例における電気掃除機の床ノズルの断面図
【図7】 本発明の参考例1における電気掃除機の床ノズルの断面図
【図8】 本発明の参考例2における電気掃除機の床ノズルの断面図
【図9】 本発明の第の手段の実施例における電気掃除機の床ノズルの断面図
【図10】 本発明者らが提案している電気掃除機の断面図
【符号の説明】
17 掃除機本体
18 モータファン
23 床ノズル
24・32・41・50・61・68・77・87 浮上板
27・35・43・52・63・70・79・89 排気口
28・37・44・53・64・71・80・90 吸込口
29・36 吸込流路
31・38 主吸込口
48 吸込流路入口
66・83・93 段差面
74・84 噴射口
94 第2の吸込口

Claims (6)

  1. 吸込圧を発生するモータファンおよび塵埃を収容する集塵室を有する掃除機本体と、掃除機本体の下部に設けられ、モータファンの吸込圧により清掃面の塵埃を前記集塵室に集塵する床ノズルとを備え、前記床ノズルの下面には、モータファンからの排気空気を排気する排気口と、清掃面に対して略平行かつ前記排気空気により浮上力を受ける浮上板を前記排気口の全周囲に設け、この浮上板の外周を囲むようにモータファンの吸込側に接続される吸込流路を接続した吸込口を設けた電気掃除機。
  2. 吸込圧を発生するモータファンおよび塵埃を収容する集塵室を有する掃除機本体と、掃除機本体の下部に設けられ、モータファンの吸込圧により清掃面の塵埃を前記集塵室に集塵する床ノズルとを備え、前記床ノズルの下面には、モータファンからの排気空気を排気する排気口と、前記排気空気により清掃面に対して浮上力を受ける浮上板を設け、この浮上板の外周にはモータファンの吸込側に接続される吸込流路を接続した吸込口を設け、浮上板の下面に設けた吸込口は清掃面の塵埃を主体に吸い込む主吸込口を有し、この主吸込口を床ノズルの押し出し操作方向側に設けた電気掃除機。
  3. 浮上板の下面外周に設けた吸込口を溝形状に形成し、その最底部に吸込流路に接続している複数の吸込流路入口を設けた請求項記載の電気掃除機。
  4. 浮上板の下面外周に設けた吸込口の断面形状を、吸込流路入口における吸込口の吸込力が略均一となるよう設定した請求項2または3記載の電気掃除機。
  5. 浮上板の下面外周に設けた吸込口の内縁部に、排気口から浮上板の外周部へいくほど清掃面と浮上板下面との距離が大きくなっている傾斜面または段差面を設けた請求項記載の電気掃除機。
  6. 吸込圧を発生するモータファンおよび塵埃を収容する集塵室を有する掃除機本体と、掃除機本体の下部に設けられ、モータファンの吸込圧により清掃面の塵埃を前記集塵室に集塵する床ノズルとを備え、前記床ノズルの下面には、モータファンからの排気空気を排気する排気口と、前記排気空気により清掃面に対して浮上力を受ける浮上板を設け、この浮上板の外周にはモータファンの吸込側に接続される吸込流路を接続した吸込口を設け、浮上板の下面外周に設けた吸込口の内縁部に、傾斜面または段差面を設け、この傾斜面または段差面に、モータファンの吸込側に接続される第2の吸込口を設けた電気掃除機。
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