JP3981234B2 - マイクロコンピュータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマイクロコンピュータに関し、詳しくは、電源端子等にノイズを受けても、所定の処理を行うセットとして停止せずに、ほぼ所望通りに機能し続けることが可能なマイクロコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のセットでは、一般的に、ノイズが進入してマイクロコンピュータが暴走すると、ウォッチドッグタイマーによりその暴走を検出し、リセットをかけて、マイクロコンピュータを正常動作に復帰させている。または、時計をリセットしたくない場合等では、リセットをかけず、マイクロコンピュータをスタンバイ状態に移行させて、ユーザのキー入力を待つ状態にしている。また、特開昭61−67119号公報に示される技術では、電源端子に進入するノイズを検出し、ノイズ検出ときには、データ等を再設定することにより、データ等がノイズで破壊された場合であっても、重大な誤動作に至ることを抑制するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の技術では、ノイズ進入時には、マイクロコンピュータをリセット又はスタンバイ状態へ移行させて、所定の処理を行うセットを停止しているため、その所定の処理はノイズ進入時にそのまま停止することになる。また、また、前記公報に開示される技術では、ノイズの進入の検出時には、マイクロコンピュータの内部で既に誤動作が生じてしまっている可能性があるため、データ等を再設定しても、所定の処理の動作を正しく継続できない場合がある。従って、従来の技術では、例えば所定の処理として、設定時間までに「調理」を自動で完了するように設定されたセット等の場合には、自動で「調理」を開始させたものの、その「調理」の動作が途中で中断、又は誤動作して、正常に完了しないという問題がある。
【0004】
本発明は斯かる課題に鑑み、その目的は、所定の処理の実行中にマイクロコンピュータの電源端子等にノイズが進入した場合であっても、その所定の処理を行うセットが停止することなく、所定の処理の動作又はこれにほぼ等しい動作を正しく継続し得るようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明では、ノイズの進入時には、ノイズレベルの低い段階で所定の処理に必要な重要な情報をプロテクトしておき、誤動作が生じるノイズレベルに増大するとこの時点でCPUを停止させて、CPUの暴走を防止する。そして、ノイズレベルが低くなれば、この段階でCPUを動作させ、前記プロテクトした正しい情報を用いて所定の処理を続行することとする。
【0006】
即ち、請求項1記載の発明のマイクロコンピュータは、ノイズレベルの低い段階で所定の処理に必要な情報をプロテクトし、ノイズレベルが前記ノイズレベルの低い段階からこの低い段階のノイズレベルよりも高いノイズレベルになるまでの間は、前記プロテクトした情報を用いてCPUの動作を継続し、その後、前記高いノイズレベルになると前記CPUを停止させることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明のマイクロコンピュータは、CPU及び記憶手段を備えて所定の処理を行うマイクロコンピュータであって、第1検出レベル及びこの検出レベルを超える第2検出レベルを基準にノイズを検出するノイズ検出手段と、前記所定の処理の動作中に前記ノイズ検出手段が前記第1検出レベルでノイズを検出したとき、前記所定の処理の続行に必要な重要な情報を前記記憶手段に書き換え不能に保存するプロテクト手段と、ノイズ レベルが前記第1検出レベルを越えてから前記第2検出レベルになるまでの間において前記CPUが前記プロテクト手段により書き換え不能に保存された前記所定の処理の続行に必要な重要な情報を用いて前記所定の処理の動作を継続している状況で前記ノイズ検出手段が前記第2検出レベルでノイズを検出したとき、前記CPUによる所定の処理を中断させる中断制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、前記請求項2記載のマイクロコンピュータにおいて、更に、前記所定の処理の中断中に前記ノイズ検出手段が前記第1検出レベルでノイズを検出しなくなったとき、前記プロテクト手段で保存された重要な情報を用いて前記所定の処理の動作を続行させる復帰手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の発明は、前記請求項2又は3記載のマイクロコンピュータにおいて、前記第1検出レベルは、所定の低位側の検出レベルと所定の高位側の検出レベルとにより構成され、前記プロテクト手段は、前記ノイズ検出手段が前記低位側の検出レベルでノイズを検出したとき、この検出時に前記CPUの状態を決定する重要な情報を前記記憶手段に書き換え不能に保存すると共に、前記ノイズ検出手段が前記高位側の検出レベルでノイズを検出したとき、前記所定の処理の状態を示す重要な情報を前記記憶手段に書き換え不能に保存し、前記復帰手段は、ノイズ検出手段が前記低位側の検出レベルでノイズを検出しなくなったとき、前記プロテクト手段で保存された前記CPUの状態を決定する重要な情報及び前記所定の処理の状態を示す重要な情報を用いて前記所定の処理の動作を続行させることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、前記請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、前記復帰手段は、前記ノイズ検出手段の出力を受け、前記第1検出レベルでノイズが検出されなくなったとき、前記ノイズ検出手段の出力に基づいて、前記プロテクト手段により保存された重要な情報の書き換えを可能にすることを特徴とする。
【0011】
請求項6記載の発明は、前記請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、前記復帰手段は、前記プロテクト手段により保存された重要な情報及び前記所定の処理の中断時における情報を用いて前記所定の処理の動作の続行を開始することを特徴とする。
【0012】
請求項7記載の発明は、前記請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、前記復帰手段は、前記所定の処理の動作を続行する時、前記プロテクト手段により保存された重要な情報及びその続行の開始時の情報を用いて、前記所定の処理の動作を続行することを特徴とする。
【0013】
請求項8記載の発明は、前記請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、前記復帰手段は、前記所定の処理の動作を続行しようとする時、最初に、前記所定の処理とは異なる特殊処理を行うことを特徴とする。
【0014】
請求項9記載の発明は、前記請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、前記CPUは、所定周期のクロック信号を受け、このクロック信号に基づいて動作し、前記所定の処理の動作中に前記ノイズ検出手段が前記第1検出レベルでノイズを検出したとき、前記クロック信号を分周し、この分周したクロック信号を前記CPUに与える分周手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項10記載の発明は、前記請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、前記所定の処理の動作中に前記ノイズ検出手段が前記第1検出レベルでノイズを検出したとき、前記所定の処理を簡易にした簡易処理を行う継続手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項11記載の発明は、前記請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、前記ノイズ検出手段は、電圧発生端子に所定電圧を発生する第1の電圧発生手段と、ソースがグランドに接続され、ドレインをノイズ検出信号の出力端子とし、ゲートに前記第1の電圧発生手段の所定電圧を受けるNチャンネルトランジスタと、前記出力端子の電圧をHレベルに初期化する初期化手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
請求項12記載の発明は、前記請求項11記載のマイクロコンピュータにおいて、前記第1の電圧発生手段は、電源と前記電圧発生端子とに接続された第1の抵抗及び第1のコンデンサと、グランド電位未満の電位を有する配線と前記電圧発生端子とに接続された第2の抵抗とを備えることを特徴とする。
【0018】
請求項13記載の発明は、前記請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、前記ノイズ検出手段は、電圧発生端子に所定電圧を発生する第2の電圧発生手段と、ソースが電源に接続され、ドレインをノイズ検出信号の出力端子とし、ゲートに前記第2の電圧発生手段の所定電圧を受けるPチャンネルトランジスタと、前記出力端子の電圧をLレベルに初期化する初期化手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
請求項14記載の発明は、前記請求項13記載のマイクロコンピュータにおいて、前記第2の電圧発生手段は、グランドと前記電圧発生端子とに接続された第3の抵抗及び第2のコンデンサと、電源電位を越える電位を有する配線と前記電圧発生端子とに接続された第4の抵抗とを備えることを特徴とする。
【0020】
請求項15記載の発明は、前記請求項11又は13記載のマイクロコンピュータにおいて、前記初期化手段は、所定周期毎に1回初期化することを特徴としている。
【0021】
請求項16記載の発明は、前記請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータにおいて、複数の電源端子及び複数のグランド端子と、内部電源配線及び内部グランド配線と、前記複数の電源端子と前記内部電源配線との間に配置された複数の第1の切断手段と、前記複数のグランド端子と前記内部グランド配線との間に配置された複数の第2の切断手段とを備え、前記プロテクト手段、前記中断制御手段及び前記復帰手段は、前記第1の切断手段が切断動作をした状態、又は前記第2の切断手段が切断動作をした状態で初めて動作可能になることを特徴とする。
【0022】
請求項17記載の発明は、前記請求項1記載のマイクロコンピュータにおいて、前記CPUの停止後、ノイズレベルが前記ノイズレベルの低い段階を下回ると、前記プロテクトした情報を用いて前記CPUの動作を再開することを特徴とする。
【0023】
前記により、請求項1ないし請求項17記載の発明のマイクロコンピュータでは、次の作用が得られる。例えば、第1検出レベルとしてマイクロコンピュータ内の全ての部分で誤動作が生じない程度のノイズレベルを採用し、第2検出レベルとしてマイクロコンピュータ内の多くの部分で誤動作が生じる程度のノイズレベルを採用すると、第1検出レベルのノイズが検出された時点、即ち全く正常に等しい状況において、所定の処理の続行に必要な重要な情報が後の復帰に備えてプロテクトされる。従って、その後のノイズの増大に伴って第2検出レベルでCPUの動作が停止制御されても、ノイズが無くなれば、前記プロテクトされた重要な且つ正しい情報に基づいてCPUは所定の処理を続行することができる。しかも、重要な情報のみが書き換え不要に保存、プロテクトされるので、CPUの暴走を避けることができ、また他の情報は更新可能であるので、所定の処理の続行が可能である。
【0024】
特に、請求項5記載の発明では、第1検出レベルでノイズが検出されなくなれば、ノイズ検出手段の出力により、初めて前記保存、プロテクトされた正しい情報のプロテクトが解除され、CPUの指令では解除されないるので、たとえCPUが暴走したとしても、このCPUで前記プロテクトされた情報が誤った情報に書き換えられることが確実に防止される。
【0025】
また、請求項7及び請求項8記載の発明では、CPUの停止後、処理の対象についての状況が変化等した場合であっても、更新された情報を用いて処理が続行、又はその状況の変化に応じた特殊処理が行われるので、所定の処理が一時中断しても、その所定の処理を中断せずに完了したとほぼ同様の結果が得られる。
【0026】
更に、請求項9記載の発明では、クロック信号が分周してCPUに与えられるので、ノイズの進入によりクロック信号の周期が見かけ上短くなっても、CPUはノイズで誤動作することが有効に防止され、CPUの暴走が効果的に防止される。
【0027】
加えて、請求項11ないし請求項15記載の発明では、ノイズ検出手段において、第1及び第2の電圧発生手段が発生する所定の電圧を可変にすれば、任意のノイズレベルを検出できるので、第1の検出レベルを容易且つ任意に設定できて、所定の処理を続行するのに必要な重要な情報を保存、プロテクトするノイズレベルを設定するのに好適なノイズ検出手段が提供される。
【0028】
また、請求項16記載の発明では、ノイズの進入時に、例えば第1検出レベルで第1又は第2の切断手段が動作して電源端子やグランド端子が内部電源配線又は内部グランド配線と断たれるので、ノイズによる所定の処理の誤動作を未然に防止することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0030】
図1は、本発明の実施の形態のマイクロコンピュータの構成を示すブロック図である。
【0031】
図1において、1は所定の処理として例えば「調理」を行うマイクロコンピュータ、2は内部電源配線、3は内部グランド配線、4はCPU、5及び6はRAMであって、一方のRAM5は前記「調理」の進行等の状態を示す重要な情報を格納するメモリであり、他方のRAM6は作業用メモリである。前記CPU4はレジスタ9を備え、このレジスタ9には、CPU4の状態を決定する重要な情報が格納される。前記RAM5及びレジスタ9により記憶手段を構成する。前記レジスタ9に格納されるCPU4の状態を決定する重要な情報と、一方のRAM5に格納される「調理」の状態を示す重要な情報とは、「調理」という所定の処理を続行するのに必要な重要な情報を成す。
【0032】
また、図1において、8はクロック信号を分周する分周回路、10は周辺回路、100〜103は外部グランド端子、104〜107は外部電源端子、108は前記分周回路8が接続される発振入力端子である。
【0033】
また、111〜118は8個のノイズ検出回路(ノイズ検出手段)であって、そのうち4個のノイズ検出回路111〜114は、前記外部グランド端子100〜103の各々に進入するノイズを検出し、他方のノイズ検出回路115〜118は、前記外部電源端子104〜107の各々に進入するノイズを検出する。前記各ノイズ検出回路111〜118が出力するノイズ検出信号の格納場所は、メモリマップされており、前記CPU4でそのノイズ検出信号を読み込み可能である。前記ノイズ検出回路111〜118は、後述する図2に示すように所定周期毎にリセットされるが、ノイズのサンプリングはこのリセットタイミングの直前に設定される。また、前記8個のノイズ検出回路111〜118は、各々、低位側の第1検出レベルとしてノイズレベル1(L)を、高位側の第1検出レベルとしてノイズレベル1(H)を、第2検出レベルとしてノイズレベル2を予め有し、ノイズが進入した際に、これ等3種の検出レベルでノイズを検出する。その具体的な構成は図7〜図9に示すが、その説明は後述する。
【0034】
また、図1において、内部グランド配線2及び内部電源配線3のレイアウトは、4個の外部グランド端子100〜103及び外部電源端子104〜107からマイクロコンピュータ1の中央部分に向かってレイアウトされ、その中央部分からCPU4、RAM5、6、ROM7、周辺回路10へ供給されるようにレイアウトされる。このレイアウトは、電源供給に対するインピーダンスを下げると共に、CPU4、RAM5、6、ROM7、周辺回路10の各々への電源の供給を等しくして、安定させるためである。
【0035】
図6は、レベル検出回路111〜118のレベル検出信号に基づいてレジスタ9及びRAM5の格納情報を保存、プロテクトする回路の概略構成を示す。同図において、500は、図9に示すようにレベル検出回路111〜118のレベル検出信号を統合処理する処理回路であって、何れかのレベル検出回路からレベル0、レベル1(L)、レベル1(H)又はレベル2のレベル検出信号が出力されると、この信号を外部出力する。654はレベル0検出信号、651はレベル1(L)検出信号、652はレベル1(H)検出信号、653はレベル2検出信号である。
【0036】
また、図6において、セットリセットフリップフロップ回路502は、レベル1(L)検出信号651によりセットされて出力がHレベルとなる一方、ノイズ0検出信号654によりリセットされてその出力がLレベルになる。ANDゲート504は、前記フリップフロップ回路502の出力がHレベルの期間でイネーブル信号520の出力を停止する。イネーブル信号520は、直接にレジスタ9に入力されると共に、ゲート504を介してもレジスタ9に入力される。レジスタ9は、CPU4をスタンバイ状態へ移行させるための制御ビット590aと、それ以外の複数のビット590bとを有する。レベル1(L)検出信号651が出力されると、セットリセットフリップフロップ回路502の出力がHレベルとなり、前記ANDゲート504がイネーブル信号520の出力を停止するので、レジスタ9内の複数ビット590bへの情報の書き込みが禁止される。一方、前記書き込み禁止の状態であっても、イネーブル信号520の制御ビット590aへの出力は継続しており、レジスタ9内の制御ビット590aには書き込み可能である。尚、ここにいうスタンバイ状態とは、CPU4が停止している状態をいう。
【0037】
更に、図6において、セットリセットフリップフロップ回路503は、レベル1(H)検出信号652によりセットされて出力がHレベルとなり、ノイズ0検出信号654によりリセットされて出力がLレベルとなる。ORゲート505は、セットリセットフリップフロップ回路503の出力がHレベルの期間でライトイネーブル信号521のRAM5への供給を禁止する。同様に、ANDゲート513、514・・は、各々、セットリセットフリップフロップ回路503の出力がHレベルの期間で、イネーブル信号522、523のレジスタ515、516・・への供給を停止する。前記レジスタ515、516・・は、出力端子の値を保持するレジスタ等で構成される。従って、レベル1(H)検出信号652の出力時には、RAM5への情報の書き込みが禁止されると共に、レジスタ515,516・・への情報の書き込みが禁止される。
【0038】
従って、図6の以上の構成により、何れかのレベル検出回路111〜118がノイズのレベル1(L)を検出すると、そのレベル1(L)検出信号651に基づいて、レジスタ9への情報の書き込みを禁止して、その保存情報を書き換え不能に保存、プロテクトすると共に、何れかのレベル検出回路111〜118がノイズのレベル1(H)を検出すると、そのレベル1(H)検出信号652に基づいて、RAM5への情報の書き込みを禁止して、その保存情報を書き換え不能に保存、プロテクトするようにしたプロテクト手段530を構成する。
【0039】
更に、図6において、処理回路500からレベル2検出信号653が出力されると、割り込みが発生し、この割り込みによりCPU4が、レジスタ9内で書き込み可能な状態にある制御ビット590aにスタンバイ指令(Hレベル)を書き込んでセットすることにより、CPU4をスタンバイ状態にする。この構成により、何れかのレベル検出回路111〜118がノイズのレベル2を検出すると、CPU4をスタンバイ状態に移行させて、CPU4による「調理」動作を中断させる中断制御手段540を構成する。
【0040】
加えて、図6において、レベル1(L)検出信号651及びレベル1(H)検出信号の出力後に、レベル0検出信号654が出力されると、この検出信号654により2個のセットリセットフリップフロップ回路502、503がリセットされて、これ等回路の出力がLレベルになり、前記イネーブル信号520〜523がレジスタ9、RAM5に出力されることが復帰することにより、これ等レジスタ9、RAM5の格納情報の保存、プロテクトが解除される。更に、レベル0検出信号654の出力により、図3に示すように割り込みが発生し、この割り込みによりCPU4がスタンバイ状態から動作状態に復帰して、前記プロテクトが解除されたレジスタ9、RAM5の格納情報に基づいて、中断していた「調理」動作が続行される。以上により、何れのノイズ検出手段111〜118もノイズ1(L)を検出しなくなったノイズ消失後は、「調理」動作を続行するようにした復帰手段550を構成する。
【0041】
以上のように構成された本発明のマイクロコンピュータ1について、その動作を説明する。
【0042】
図3はマイクロコンピュータ1に備えるCPU4の割り込み処理内容を示すフローチャート図、図4はマイクロコンピュータ1の動作の流れを示す図である。本動作の説明では、例えばトラックの無線機のようなノイズ源が近づいて来て遠ざかるまでの制御、具体的には図2に示すように、電源端子104にノイズが進入し、そのノイズレベルがレベル0から次第に上昇し、レベル1(L)、レベル1(H)、レベル2になった後、下降してレベル1(H)、レベル1(L)、レベル0になる場合について説明する。
【0043】
図3において、ステップ700は、検出されたノイズレベルによって分岐をする分岐ステップであり、検出されたノイズレベルがレベル1(L)のときステップ701へ、レベル1(H)のときステップ702へ、レベル2のときステップ703へ、レベル0のときステップ705へ分岐する。
【0044】
図4では、左から右に向かって時間軸が存在する。ここで、レベル1(L)のノイズは、マイクロコンピュータ1の内部の回路全てが誤動作しない程度の弱いノイズであり、レベル1(H)のノイズは、マイクロコンピュータ1の内部の回路の何れかで誤動作が起こり始める程度のノイズであり、レベル2のノイズは、マイクロコンピュータ1の内部の回路がかなりの頻度で誤動作する程度のノイズであり、レベル0はレベル1(L)未満のノイズであってノイズが検出できない状態を示す。レベル1(L)検出信号、レベル1(H)検出信号及びレベル2検出信号は割り込み信号にもなっていて、この割り込み信号によりCPU4に割り込みが発生する。
【0045】
最初、ノイズがなく、レベル0検出信号が出力されている。電源端子104にノイズが進入し、ノイズ検出回路115がレベル1(L)検出信号を検出する。レベル1(L)のノイズが発生すると、このレベル1(L)検出信号により割り込みが発生し、CPU4は割り込み処理ルーチンの中でステップ701へ分岐する。
【0046】
ステップ701では、CPU4は全てのノイズ検出回路111〜118の値を順番に読み出して、どのノイズ検出回路がノイズを検出したかを調査し、レベル検出回路115がレベル1(L)のノイズを検出したことを判定する。また、レベル1(L)検出信号が出力されると、セットリセットフリップフロップ回路502がセットされることにより、イネーブル信号520のレジスタ9への供給が禁止され、レジスタ9の内容がプロテクトされる。レジスタ9はCPU4の状態を決定する重要な情報を格納するレジスタであって、進入したノイズのレベルがレベル1(H)にまで高くなって誤動作が生じ始める前に、その重要な情報が破壊されない前にCPU4の状態を保存することが目的である。
【0047】
次に、ノイズレベルがレベル1(H)になると、CPU4の内部で誤動作が起こり始めるので、更にRAM5の保存情報をプロテクトすると共に、クロック信号の分周回路8の分周比を大きくして誤動作を防ぐ。「調理」を行うセットの場合、ノイズの影響で誤動作して時刻が狂うことは避けたいが、調理は継続したいので、レベル1(H)ではRAM5の保存情報をプロテクトする。ここで、RAM5には、PCPU4のスタンバイ状態からの復帰のために、レベル1(H)検出時のセットの状態を示す重要な情報、例えば時刻などが格納される。このセットの状態を示す情報は、「調理」を行うセットの場合、その調理の種類、どの程度まで調理が進行したか、温度、時刻などがあるが、前記RAM5に格納、プロテクトされる重要な情報は、既述の通り時刻等であり、調理の対象物の温度情報などは含まれなくてもよい。従って、レベル1(H)検出後は、時刻の更新を行わず、「調理」に関する制御のみを行う。RAM5のプロテクトは、具体的には、ノイズレベル1(H)が検出されると、セットリセットフリップフロップ回路503がセットされて、RAM5へのライトイネーブル信号521の供給が禁止されることにより、行われる。
【0048】
また、レベル1(H)が検出されると、CPU4は図3のステップ702の割り込み処理ルーチンへ分岐し、この割り込み処理ルーチンにおいて分周回路8の分周比を大きく再設定して、クロック信号の周期を分周する。発振端子108にノイズが重畳すると、クロック信号の源発振の周期が見掛け上短くなるが、分周比が大きい場合、ノイズの進入に起因してクロック信号の見かけ上短くなった周期があっても、CPU4はそのノイズで誤動作することが有効に防止される。このレベル1(L)検出信号の出力時に、分周回路8の分周比を大きくする割り込み処理ルーチンを実行することにより、分周手段560を構成する。
【0049】
前記のようにRAM5への情報の書き込みを禁止した状況では、その所定の「調理」動作ための制御を簡易化した簡易処理を行う必要がある。具体的には、時計の機能は通常処理には含まれるが、簡易処理には含まれない。また、時刻を表すデータはRAM5に格納されており、レベル1(H)のノイズを検出した段階ではRAM5への時刻の書き込み更新は禁止されており、時刻を更新することはできない。この簡易処理により、「調理」を継続するのに最低限必要な制御が行われる。図5のメインルーチンの流れ図に示すように、ステップ800でノイズレベル1(H)が検出されると、CPU4の処理が変化して、ステップ801の簡易処理ルーチンへ分岐する。この構成により、ノイズレベル1(H)の検出時には、「調理」動作を簡易にした簡易処理を行う継続手段570を構成する。この簡易処理の実行時には、前記分周回路8の分周比は前記簡易処理ルーチンを実行できる範囲で最大値にする。これにより、ノイズの影響を極力避けることができる。尚、図5においてメインルーチンは無限ループになっており、ノイズレベルがレベル1(H)未満の場合には、分岐ステップ800から通常処理ステップ802へ分岐する。
【0050】
そして、進入したノイズのレベルがレベル2になる。この状況では、かなりの頻度で誤動作が生じる状態であるため、CPU4をスタンバイ状態にすることにより、CPU4の動作を停止させる。具体的には、図3に示すように、レベル2検出信号により割り込みが発生し、CPU4が割り込み処理ルーチンへ分岐して、ステップ703において「調理」を行うセットを安全な状態、例えば加熱動作を停止するよう制御した後、ステップ704において、CPU4のレジスタ9の制御ビット590aへの書き込み動作により、この制御ビット590をセットして、CPU4をスタンバイ状態に制御する。
【0051】
その後、進入したノイズのレベルがレベル1(H)、レベル1(L)、更にレベル0に低下すれば、レベル0検出信号のみにより割り込みが発生し、スタンバイ状態にあったCPU4はそのスタンバイ状態が解除されて、ステップ705の割り込み処理ルーチンを実行する。この割り込み処理ルーチンにより、分周回路8の分周比が元に戻される。更に、ステップ706において、セットリセットフリップフロップ回路503がリセットされて、RAM5内のプロテクトされていた格納情報から、ノイズレベル1(H)のノイズが発生した時点の「調理」のセットの状態を復帰すると共に、前記セットリセットフリップフロップ回路503のリセットと共にセットリセットフリップフロップ回路502もリセットされて、レジスタ9及び他のレジスタ515、516・・の格納情報のプロテクトが解除される。CPU4は、これら格納情報及び前記割り込みルーチン発生直後にRAM(作業用メモリ)6に新たに格納された調理対象の情報に基づいて、中断された「調理」動作を続行する。従って、ノイズの進入後数秒が経過すると、一時的に加熱を止めても、「調理」動作を再開して調理を完了することができる。
【0052】
ここに、レジスタ9及びRAM5の格納情報のプロテクトの解除は、レベル0検出信号のみにより行われ、CPU4の指令では解除されないので、たとえCPU4が暴走していたとしても、レジスタ9及びRAM5内の正しい格納情報は、CPU4により誤った情報に書き換えられることが防止される。
【0053】
所定の時間までに「調理」を完了するように設定されたセットの場合、レベル2のノイズ検出後からレベル0になるまでの期間の数秒間は加熱動作が停止し、「調理」は中断されるが、レベル0になった後は、セットの状態を復帰することにより、レベル1(H)のノイズが発生した際の「調理」動作の続きを開始し、中断した加熱処理がある場合にはその加熱処理が再開される。数秒間は加熱動作が中断するものの、「調理」動作を継続して、所定の調理は最後まで行われる。
【0054】
尚、「調理」動作を続行する時には、「調理」用のセットが安全な状態、例えば加熱処理が停止した状態に制御された状態にあって、「調理」動作の中断により調理対象の温度が幾分低下している関係上、その低下温度分温度上昇させるように高めの温度で加熱処理を行う等、所定の処理とは異なる特殊処理を一時的に行っても良い。また、「調理」動作の続行の開始時には、プロテクトが解除されたレジスタ9及びRAM5及び他のレジスタ515、516の格納情報と、「調理」動作を中断した時点の調理対象の情報とに基づいて、「調理」動作を再開してもよい。
【0055】
尚、以上の説明では、ノイズレベル2を越えるノイズが進入する場合を説明したが、ノイズレベル2未満のノイズ等が進入する場合もある。この場合には、CPU4はスタンバイ状態に入らない。また、この場合には、レベル1(L)及びレベル1(H)の各検出信号651、652の出力により、図6に示したセットリセットフリップフロップ回路502、503が制御されると共に、CPU4への割り込み処理が行われる。
【0056】
次に、ノイズ検出回路111〜118の具体的構成を説明する。図7は、ノイズ検出回路111の内部構成を示すブロック図である。他のノイズ検出回路112〜118の内部構成も同様であるので、これ等の図示は省略する。
【0057】
図7において、301は低位側の第1検出レベルとしてノイズレベル1(L)を検出し、レベル1(L)検出信号311を出力するレベル検出回路、302は高位側の第1検出レベルとしてノイズレベル1(H)を検出し、レベル1(H)検出信号312を出力するレベル検出回路、303は第2検出レベルとしてノイズレベル2を検出し、レベル2検出信号313を出力するレベル検出回路である。ここで、レベル1(L)のノイズは、マイクロコンピュータ1の内部の回路全てが誤動作しない程度の弱いノイズであり、レベル1(H)のノイズは、マイクロコンピュータ1の内部の回路の何れかで誤動作が起こり始める程度のノイズであり、レベル2のノイズは、マイクロコンピュータ1の内部の回路がかなりの頻度で誤動作する程度のノイズである。308は所定の一定周期で周期信号315を出力するタイマーであって、周期信号315はラッチ304にクロック信号316に同期して取り込まれ、初期化信号314として出力されて、ノイズ検出回路301〜303を初期化する。ラッチ305〜307はノイズ検出信号を周期信号315により取り込む。前記タイマー308からの周期信号315が図2のノイズのサンプリングの周期を規定する。また、前記ラッチ304からの初期化信号314が図2のリセットを指示する信号である。ラッチ304が配置されるので、ラッチ305〜307がノイズ検出信号を取り込んだ後、レベル検出回路301〜303が初期化される。また、ラッチ305〜307は、各々、レベル1(L)検出信号321、レベル1(H)検出信号322、レベル2検出信号323を出力する。
【0058】
図8(a)は、グランド端子100に進入するノイズを検出するノイズ検出回路111内に備えるレベル検出回路301の内部構成を示す。また、同図(b)は、電源端子104に進入するノイズを検出するノイズ検出回路115内に備えるレベル検出回路401の内部構成を示す。
【0059】
図8(a)のレベル検出回路301において、203は電源電位VDDを有する配線、204はグランド電位GNDを有する配線、206はグランド電位GNDよりも微小電位低い所定電位GND1の電位を持つ配線である。231は第1の電圧発生回路(第1の電圧発生手段)であって、第1及び第2の抵抗221、222と第1のコンデンサ226とを備える。この両抵抗221、222は電源電位VDDと前記所定電位GND1とを分圧し、その両者の接続点oを所定分圧電圧の電圧発生端子としている。前記第1のコンデンサ226は、この電圧発生端子oの発生電圧を安定に保持する役目を果たす。210はNchトランジスタであって、ソースはグランド電位GNDの配線204に接続され、ドレインはノイズ検出信号の出力端子outに接続され、ゲートは前記第1の電圧発生回路230の電圧発生端子oの発生電圧がゲート電圧VNGとして与えられる。211はpチャネルトランジスタよりなる初期化回路(初期化手段)であって、初期化信号230を受けてONし、電源電位VDDをノイズ検出信号の出力端子outに与えて、この出力端子outの電圧をHレベルに初期化する。前記初期化信号230が出力される周期、即ちノイズ検出回路のリセット周期は、図2に示すように、ノイズサンプリング周期と同一であるが、ノイズサンプリングタイミングの直後に設定される。
【0060】
図8(b)のレベル検出回路302において、203は電源電位VDDを有する配線、204はグランド電位GNDを有する配線、205は電源電位VDDよりも微小電位高い所定電位VDD1の電位を持つ配線である。232は第2の電圧発生回路(第2の電圧発生手段)であって、第3及び第4の抵抗224、223と第2のコンデンサ225とを備え、この両抵抗224、223はグランド電位GNDと前記所定電位VDD1とを分圧し、その両者の接続点oを所定分圧電圧の電圧発生端子としている。前記第2のコンデンサ225は、この電圧発生端子oの発生電圧を安定に保持する役目を果たす。212はPchトランジスタであって、ソースは電源電位VDDの配線203に接続され、ドレインはノイズ検出信号の出力端子outに接続され、ゲートは前記第2の電圧発生回路232の電圧発生端子oの発生電圧がゲート電圧VPGとして与えられる。213はnチャネルトランジスタよりなる初期化回路(初期化手段)であって、初期化信号233を受けてONし、グランド電位GNDをノイズ検出信号の出力端子outに与えて、この出力端子outの電圧をLレベルに初期化する。前記初期化信号233が出力される周期、即ちノイズ検出回路のリセット周期は、図2に示すように、ノイズサンプリング周期と同一であるが、ノイズサンプリングタイミングの直後に設定される。
【0061】
次に、図8(a)のレベル検出回路301の動作を説明する。最初、初期化信号230によって初期化回路のPchトランジスタ211がONし、ノイズ検出信号311がHレベルに初期化されて、グランド端子でのノイズが検出されていない状態を示す。次に、グランド電位GNDがノイズの進入により一瞬下がり、Nchトランジスタ210のゲート電圧VNGとグランド電位GNDとの電位差がNchトランジスタ210の閾値電圧Vt以上になると、Nchトランジスタ210がONし、出力端子outのレベル検出信号はLレベルに変更されて、ノイズが検出される。
【0062】
図8(b)のレベル検出回路302は、電源端子104に重畳する電源電位VDDを越える電位のノイズを検出する。その動作は前記図8(a)のレベル検出回路301と同様であるので、その説明を省略する。但し、出力端子outのレベル検出信号がLレベルのときノイズが検出されていないことを示し、レベル検出信号の値がHレベルのときノイズが検出されたことを示す。
【0063】
前記図7のノイズ検出回路111において、3個のレベル検出回路301〜303のうち2個のレベル検出回路302、303は、図8(a)のレベル検出回路301と同様の構成を持つ。但し、第1の電圧発生回路231内の2個の抵抗221、222の抵抗値の比を変更して、電圧発生端子oでの発生電圧を変化させることにより、Nchトランジスタ210のゲート電圧VNGが変更されている。これにより、各レベル検出回路301〜303のノイズ検出レベルを変更している。従って、各レベル検出回路301〜303は、レベル1(L)、レベル1(H)、レベル2のノイズを検出する。他のノイズ検出回路112〜118についても同様である。
【0064】
図9は、ノイズ検出回路111〜118からのレベル検出信号を統合処理する処理回路500の内部構成を示す。
【0065】
図9の処理回路500において、111〜118は図1で既に説明したノイズ検出回路である。641はグランド側のレベル検出回路111〜114の何れからのレベル1(L)検出信号を受けてHレベル信号を出力するNANDゲート、642は同様にレベル1(H)検出信号を受けてHレベル信号を出力するNANDゲート、643はレベル2検出信号を受けてHレベル信号を出力するNANDゲートである。また、646は電源側のレベル検出回路115〜118の何れかからのレベル1(L)検出信号を受けてHレベル信号を出力するORゲート、645は同様にレベル1(H)検出信号を受けてHレベル信号を出力するORゲート、644はレベル2検出信号を受けてHレベル信号を出力するORゲートである。
【0066】
更に、647はグランド側及び電源側のノイズ検出回路111〜118からのレベル1(L)検出信号を受けてそのレベル1(L)検出信号(Hレベル)を出力するORゲート、648は同様にレベル1(H)検出信号を受けてそのレベル1(H)検出信号を出力するORゲート、649はレベル2検出信号を受けてそのレベル2検出信号を出力するORゲートである。加えて、650は全てのノイズ検出回路111〜118がノイズを検出しないときにレベル0検出信号を出力するNORゲートである。ここで、ノイズ検出回路111〜118はメモリマップされており、CPU4がその値を読み出すことができる。また、ORゲート647〜649から出力されるレベル1(L)検出信号、レベル1(H)検出信号、レベル2検出信号もメモリマップされており、CPU4がその値を読み出すことができる。
【0067】
(変形例)
図10は、本発明のマイクロコンピュータ1の構成の変形例を示す。図10の変形例では、4個の電源端子104〜107と内部電源配線3との間に各々切断スイッチ(第1の切断手段)120〜123、及び4個のグランド端子100〜103と内部グランド配線2との間に各々切断スイッチ(第2の切断手段)125〜128を配置すると共に、これ等切断スイッチに対応して各々制御レジスタ130〜137を配置し、これ等制御レジスタ130〜137に切断指令を書き込むようにしたものである。各ノイズ検出回路111〜118は、対応する電源端子104〜17又はグランド端子100〜103と対応する切断手段120〜123、125〜128との間の内部電源配線3又は内部グランド配線2の間でノイズを検出する。
【0068】
本変形例では、何れかの電源端子104〜107又はグランド端子100〜103からノイズが進入し、対応するノイズ検出回路111〜118がその検出レベル1(L)のノイズレベルを検出すると、CPU4は、対応する制御レジスタ130〜137に切断指令を書き込む。その結果、対応する切断スイッチ120〜123、125〜128が開放して、対応する電源端子100〜103と内部電源配線3との接続又は対応するグランド端子104〜107と内部グランド配線2との接続が切断される。この場合、切断スイッチの動作に基づいて、既述したレジスタ9への重要な情報の保存、プロテクトは行われない。従って、電源端子又はグランド端子100〜103にノイズが進入しても、そのノイズレベルが低い段階でノイズが内部電源配線3又は内部グランド配線2に進入することを防止できるので、CPU4の正常動作を確保して、CPU4により「調理」を行うための所定の処理を中断することなく続行できる。尚、進入したノイズのレベルがレベル1(L)未満に降下した際には、開放動作した切断スイッチは再び閉動作するようにCPU4により制御される。
【0069】
一方、4個の電源端子104〜107の全て又は4個のグランド端子100〜103の全てにノイズが同時に進入した場合には、電源供給のために、少なくとも1個の電源端子又はグランド端子と内部電源配線3又は内部グランド配線2との接続は確保される。この状況となって、初めて既述したレジスタ9への重要な情報の保存、プロテクトが行われる。従って、ノイズが内部電源配線3又は内部グランド配線2に進入した場合であっても、既述したレジスタ9及びRAM5への重要な情報の保存、プロテクト、CPU4のスタンバイ状態への制御、ノイズ消失状態でのCPU4のスタンバイ状態への制御の解除により、CPU4の暴走を招くことなく所定の処理を復帰、続行させることが可能である。
【0070】
尚、以上の説明では、図8においてNチャネルトランジスタ210のゲート電位VNG、及びPチャネルトランジスタ212のゲート電位VPGは、共に電圧発生手段231、232内での抵抗分割によりマイクロコンピュータ1内部で生成したが、入力端子を介してマイクロコンピュータ1の外部から与えても良いのは勿論である。この場合、所定の処理を行うセットの事情に応じてノイズレベル1(L)、レベル1(H)、レベル2の値を任意に設定でき、各セット毎に最適な制御が可能になる。
【0071】
また、以上の説明では、進入したノイズのレベルがレベル1(L)未満、即ちレベル0に低下した段階でレジスタ9及びRAM5の保存情報のプロテクトを解除すると共にCPU4のスタンバイ状態を解除し、クロック信号の分周比を元に戻したが、その他、これ等の解除をレベル1(H)未満に低下した段階で行っても良いのは勿論である。更に、レベル1(L)とレベル1(H)とは1つのレベルに共通化しても良い。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1ないし請求項17記載の発明のマイクロコンピュータによれば、ノイズの進入時に、第1検出レベルのノイズが検出された時点、即ち全く正常に等しい状況において、所定の処理の続行に必要な重要な情報が後の復帰に備えてプロテクトされ、その後、第2検出レベルでCPUの動作が停止制御される。従って、ノイズが第1検出レベル未満に低下すると、前記プロテクトされた重要な且つ正しい情報に基づいてCPUは所定の処理を続行することができる。しかも、重要な情報のみが書き換え不要に保存、プロテクトされるので、CPUの暴走を避けることができる。
【0073】
特に、請求項5記載の発明によれば、ノイズが第1検出レベル未満に低下すると、この時点で、ノイズ検出手段の出力により初めて保存、プロテクトされた正しい情報の書き換えが可能になるので、たとえCPUが暴走しても、この暴走CPUで前記プロテクトされた情報が誤って書き換えられることが確実に防止される。
【0074】
また、請求項7及び請求項8記載の発明によれば、CPUの停止後、処理の対象についての状況が変化等した場合であっても、更新された情報を用いた処理の続行、又は特殊処理を行ったので、所定の処理を一時中断させても、その所定の処理を中断せずに完了したとほぼ同様の結果が得られる。
【0075】
更に、請求項9記載の発明によれば、クロック信号が分周されてCPUに与えられるので、ノイズの進入によりクロック信号の周期が見かけ上短くなっても、このクロック信号を分周した信号をCPUに与えたので、CPUがノイズで誤動作することを有効に防止でき、CPUの暴走を効果的に防止できる。
【0076】
加えて、請求項11ないし請求項15記載の発明によれば、ノイズレベルを設定するのに好適なノイズ検出手段を提供できる。
【0077】
また、請求項16記載の発明によれば、ノイズの進入時に、ノイズレベルが低い段階で電源端子又はグランド端子と内部電源配線又は内部グランド配線との接続を断ったので、ノイズによる所定の処理の誤動作を未然に且つ実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるマイクロコンピュータの内部構成を示すブロック図である。
【図2】 ノイズ波形並びにノイズ検出回路リセット及びサンプリング周期を示す図である。
【図3】 同マイクロコンピュータのノイズ進入時での割り込み処理ルーチンを示す流れ図である。
【図4】 本発明の実施の形態のマイクロコンピュータのノイズ進入時における動作を示す図である。
【図5】 同マイクロコンピュータのメインルーチンを示す流れ図である。
【図6】 同マイクロコンピュータの特徴部分を示す内部構成図である。
【図7】 同マイクロコンピュータに備えるノイズ検出回路の内部構成を示すブロック図である。
【図8】 同ノイズ検出回路に備えるレベル検出回路の具体的構成を示し、(a)はグランド側のノイズ検出用、(b)は電源電圧側のノイズ検出用である。
【図9】 同マイクロコンピュータに備える複数のノイズ検出回路のノイズ検出信号の処理回路を示すブロック図である。
【図10】 本発明の実施の形態のマイクロコンピュータの変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ
2 内部電源配線
3 内部グランド配線
4 CPU
5 RAM(記憶手段)
6 RAM
7 ROM
8 分周回路
9 レジスタ(記憶手段)
100〜103 外部グランド端子
104〜107 外部電源端子
108 発振入力端子
111〜118 ノイズ検出回路
レベル1(L) 低位側の第1検出レベル
レベル1(H) 高位側の第1検出レベル
レベル2 第2検出レベル
120〜123
125〜128 切断スイッチ
130〜137 制御レジスタ
VDD 電源電圧
GND グランド電位
210 Nchトランジスタ
211、213 初期化回路(初期化手段)
212 Pchトランジスタ
221 第1の抵抗
222 第2の抵抗
223 第4の抵抗
224 第3の抵抗
225 第2のコンデンサ
226 第1のコンデンサ
230、233 初期化信号
231 第1の電圧発生回路(第1の電圧発生回路)
232 第2の電圧発生回路(第2の電圧発生回路)
o 電圧発生端子
301〜303 レベル検出回路
out ノイズ検出信号の出力端子
311〜316 レベル検出信号
315 周期信号
316 クロック信号
502、503 セットリセットフリップフロップ回路
530 プロテクト手段
540 中断制御手段
550 復帰手段
560 分周手段
570 継続手段
801 簡易処理ルーチン
802 通常処理ルーチン

Claims (17)

  1. ノイズレベルの低い段階で所定の処理に必要な情報をプロテクトし、
    ノイズレベルが前記ノイズレベルの低い段階からこの低い段階のノイズレベルよりも高いノイズレベルになるまでの間は、前記プロテクトした情報を用いてCPUの動作を継続し、
    その後、前記高いノイズレベルになると前記CPUを停止させる
    ことを特徴とするマイクロコンピュータ。
  2. CPU及び記憶手段を備えて所定の処理を行うマイクロコンピュータであって、
    第1検出レベル及びこの検出レベルを超える第2検出レベルを基準にノイズを検出するノイズ検出手段と、
    前記所定の処理の動作中に前記ノイズ検出手段が前記第1検出レベルでノイズを検出したとき、前記所定の処理の続行に必要な重要な情報を前記記憶手段に書き換え不能に保存するプロテクト手段と、
    ノイズレベルが前記第1検出レベルを越えてから前記第2検出レベルになるまでの間において前記CPUが前記プロテクト手段により書き換え不能に保存された前記所定の処理の続行に必要な重要な情報を用いて前記所定の処理の動作を継続している状況で前記ノイズ検出手段が前記第2検出レベルでノイズを検出したとき、前記CPUによる所定の処理を中断させる中断制御手段と
    を備えたことを特徴とするマイクロコンピュータ。
  3. 更に、前記所定の処理の中断中に前記ノイズ検出手段が前記第1検出レベルでノイズを検出しなくなったとき、前記プロテクト手段で保存された重要な情報を用いて前記所定の処理の動作を続行させる復帰手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2記載のマイクロコンピュータ。
  4. 前記第1検出レベルは、所定の低位側の検出レベルと所定の高位側の検出レベルとにより構成され、
    前記プロテクト手段は、前記ノイズ検出手段が前記低位側の検出レベルでノイズを検出したとき、この検出時に前記CPUの状態を決定する重要な情報を前記記憶手段に書き換え不能に保存すると共に、前記ノイズ検出手段が前記高位側の検出レベルでノイズを検出したとき、前記所定の処理の状態を示す重要な情報を前記記憶手段に書き換え不能に保存し、
    前記復帰手段は、ノイズ検出手段が前記低位側の検出レベルでノイズを検出しなくなったとき、前記プロテクト手段で保存された前記CPUの状態を決定する重要な情報及び前記所定の処理の状態を示す重要な情報を用いて前記所定の処理の動作を続行させる
    ことを特徴とする請求項2又は3記載のマイクロコンピュータ。
  5. 前記復帰手段は、
    前記ノイズ検出手段の出力を受け、前記第1検出レベルでノイズが検出されなくなったとき、前記ノイズ検出手段の出力に基づいて、前記プロテクト手段により保存された重要な情報の書き換えを可能にする
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータ。
  6. 前記復帰手段は、
    前記プロテクト手段により保存された重要な情報及び前記所定の処理の中断時における情報を用いて前記所定の処理の動作の続行を開始する
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータ。
  7. 前記復帰手段は、
    前記所定の処理の動作を続行する時、前記プロテクト手段により保存された重要な情報及びその続行の開始時の情報を用いて、前記所定の処理の動作を続行する
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータ。
  8. 前記復帰手段は、
    前記所定の処理の動作を続行しようとする時、最初に、前記所定の処理とは異なる特殊処理を行う
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータ。
  9. 前記CPUは、所定周期のクロック信号を受け、このクロック信号に基づいて動作し、
    前記所定の処理の動作中に前記ノイズ検出手段が前記第1検出レベルでノイズを検出したとき、前記クロック信号を分周し、この分周したクロック信号を前記CPUに与える分周手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータ。
  10. 前記所定の処理の動作中に前記ノイズ検出手段が前記第1検出レベルでノイズを検出したとき、前記所定の処理を簡易にした簡易処理を行う継続手段を備えた
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータ。
  11. 前記ノイズ検出手段は、
    電圧発生端子に所定電圧を発生する第1の電圧発生手段と、
    ソースがグランドに接続され、ドレインをノイズ検出信号の出力端子とし、ゲートに前記第1の電圧発生手段の所定電圧を受けるNチャンネルトランジスタと、
    前記出力端子の電圧をHレベルに初期化する初期化手段とを備える
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータ。
  12. 前記第1の電圧発生手段は、
    電源と前記電圧発生端子とに接続された第1の抵抗及び第1のコンデンサと、
    グランド電位未満の電位を有する配線と前記電圧発生端子とに接続された第2の抵抗とを備える
    ことを特徴とする請求項11記載のマイクロコンピュータ。
  13. 前記ノイズ検出手段は、
    電圧発生端子に所定電圧を発生する第2の電圧発生手段と、
    ソースが電源に接続され、ドレインをノイズ検出信号の出力端子とし、ゲートに前記第2の電圧発生手段の所定電圧を受けるPチャンネルトランジスタと、
    前記出力端子の電圧をLレベルに初期化する初期化手段とを備える
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータ。
  14. 前記第2の電圧発生手段は、
    グランドと前記電圧発生端子とに接続された第3の抵抗及び第2のコンデンサと、
    電源電位を越える電位を有する配線と前記電圧発生端子とに接続された第4の抵抗とを備える
    ことを特徴とする請求項13記載のマイクロコンピュータ。
  15. 前記初期化手段は、所定周期毎に1回初期化する
    ことを特徴とする請求項11又は13記載のマイクロコンピュータ。
  16. 複数の電源端子及び複数のグランド端子と、
    内部電源配線及び内部グランド配線と、
    前記複数の電源端子と前記内部電源配線との間に配置された複数の第1の切断手段と、
    前記複数のグランド端子と前記内部グランド配線との間に配置された複数の第2の切断手段とを備え、
    前記プロテクト手段、前記中断制御手段及び前記復帰手段は、前記第1の切断手段が切断動作をした状態、又は前記第2の切断手段が切断動作をした状態で初めて動作可能になる
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のマイクロコンピュータ。
  17. 前記CPUの停止後、ノイズレベルが前記ノイズレベルの低い段階を下回ると、前記プロテクトした情報を用いて前記CPUの動作を再開する
    ことを特徴とする請求項1記載のマイクロコンピュータ。
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