JP4531020B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電源供給と遮断の電源制御を伴う低消費電力モードを有する半導体集積回路に関し、特に、個別に動作電源の供給と遮断が可能にされた複数の電源領域を待つマイクロコンピュータに適用して有効な技術に関する。
多くのマイクロコンピュータにおいては低消費電力の低減を目的としてプログラム実行状態から低消費電力状態へ遷移する機能を有している。低消費電力状態としてはCPUスリープモード、全モジュールストップモード、ソフトウェアスタンバイモード、ハードウェアスタンバイモードなどがある。各モードでは、モジュールへのクロック供給の停止や、発振器を停止することで内部回路の動作を停止して、待機状態とすることにより消費電力の低減を図っている。
一方、半導体集積回路の製造プロセスにおいては回路素子の微細化に伴ってトランジスタの耐圧低下により動作電源電圧が低電圧化され、これに伴ってMOSトランジスタのゲート閾値電圧も低下される傾向にある。この動作電圧の低電圧化と閾値電圧の低下は低消費電力と動作の高速化にとって望ましいため、外部デバイスとのインタフェース信号振幅の整合性を図ることを要しない内部回路については、外部電源電圧を降圧した降圧電圧を動作電源とされる傾向にある。しかしながら、閾電圧の低下はMOSトランジスタのサブスレッショルドリーク電流等のリーク電流の増大に繋がり、上記低消費電力状態における待機電流が増大することになる。電源電圧の遮断を行なっていないからである。
そこで、低消費電力状態に遷移するときに内部回路の一部、または、全部への動作電源の供給を遮断(供給の停止)し、待機電流の低減を図る回路方式を採用することができる。例えば、ソフトウェアスタンバイモードのような所定の低消費電力モードにおいて、電源供給を必要としない内蔵ROMの電源を遮断し、また、ディープスタンバイモードのような所定の低消費電力モードにおいて、内蔵ROMに加えてCPU等の内部ロジックの全部又は一部の動作電源を遮断し、さらにはRAMのデータを保持する必要がない場合には当該RAMの動作電源も遮断したりすることができる。
マイクロコンピュータに対するリセットの指示や割り込み要求は低消費電力状態の解除要因とされる。これら解除要因はマイクロコンピュータとは非同期で発生されるから、低消費電力状態に遷移する途中でリセット(初期化)指示や割り込み要求によってその動作が中断されると、電源遮断シーケンスが乱れて、不所望な動作を生ずる虞がある。例えばクランプMOSトランジスタの負帰還制御によって降圧した動作電源を生成する電源回路に対し、クランプMOSトランジスタをカットオフしてからクランプMOSトランジスタの出力ノードをグランド電圧にディスチャージして電源遮断を行なう場合、電源遮断シーケンスの途中で初期化の指示があると、クランプMOSトランジスタのカットオフが不完全な状態でディスチャージが行われることにより、電源回路に貫通電流を生ずる。また、設定されている低消費電力状態によっては、リセットの指示に応答して電源遮断が解除されたとき回路に不定信号が供給されて誤動作若しくはデータ破壊を生ずる虞がある。例えば電源遮断が解除される前に不定伝播防止回路が非活性化されて電源遮断が解除されると、其の瞬間に回路に不定信号が供給されて誤動作若しくはデータ破壊を生ずる。
電源遮断状態を解除するための割り込み等の非同期解除要因の受付けを制御する技術に関連する文献として特許文献1がある。これには、消費電流の低減を目的とした複数の低消費電力動作モードを有するデバイス(DMAC、CPU等)において、低消費電力モードの遷移期間と、低消費電力モードへの遷移から所定期間には割り込みを禁止し、その期間経過後に割り込みを許容することについて記載される。特許文献2には、電源供給再開時に電源制御可能な回路へのリセット信号の固定解除が最後になるような遅延手段を消費電力低減回路に設けたことが記載される。
特開平09−069052号公報 特開2003−316486号公報
一定期間割り込みを抑制する特許文献1の技術では、リセットによる初期化の応答性が悪くなる。更に、リセット指示に応答する初期化動作に伴って不定伝播防止回路が非活性化された後に電源遮断が解除されるときの不都合等に対する解決にはならない。
特許文献2では、単なる遅延回路でリセット信号の伝播を遅延させるだけであり、その遅延量が小さ過ぎればデータ破壊等を生じ、大き過ぎればリセットの応答性が低下する。
本発明の目的は、低消費電力状態の解除要求に対する応答性が良好であって、低消費電力状態の解除に伴う誤動作を解消できる半導体集積回路を提供することにある。
言い換えれば、本発明の目的は、低消費電力状態を解除する要因の発生に即座に応答して低消費電力状態から定常状態に復帰して正常動作を継続可能なことを保証することができる半導体集積回路を提供することにある。
更に外部電源投入時や瞬断発生時の電源の異常動作を回避し、安定動作することを可能とする。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
〔1〕<リセットによる低消費電力モードの解除>
本発明に係る半導体集積回路は、動作電源の供給と遮断が制御される内部回路(2)と、動作モードに応じて前記内部回路に対する動作電源の供給と遮断を制御する電源制御回路(30)とを有する。前記電源制御回路は、記憶回路(35,36)及び電源制御シーケンス回路(39,39A)を有する。前記記憶回路は動作電源の供給と遮断を切換え指示する切換え指示データと動作電源の遮断及び解除の動作モードを決める低消費電力モードデータを入力して保持し、保持された前記切換え指示データと前記低消費電力モードデータは外部からのリセット指示に応答して初期化され、初期化された前記切換え指示データと前記低消費電力モードデータは前記内部回路への動作電源の供給を指示する。前記電源制御シーケンス回路は、前記記憶回路が保持する前記切換え指示データと前記低消費電力モードデータを参照して動作電源の遮断と供給の遷移制御を行い、前記低消費電力モードデータに応ずる動作電源の供給遮断状態において前記切換え指示データにより動作電源の供給遮断状態を解除するとき、動作電源の供給を受ける内部回路の動作が保証されるまで前記低消費電力モードデータの新たな参照を抑制する。
上記手段によれば、動作電源の供給遮断状態において前記切換え指示データにより動作電源の供給遮断状態を解除するとき、動作電源の供給を受ける内部回路の動作が保証されるまで前記低消費電力モードデータの新たな参照を抑制するから、動作電源の供給遮断状態が解除される直前まで維持されている低消費電力モードデータに応じた解除動作を保証でき、しかも、切換え指示データによる解除動作の指示に対して遅延無く解除動作を開始することができる。例えば、内部回路が複数の電源領域を有し、電源遮断された電源領域から電源遮断されていない電源領域への信号の不定伝播を防止する回路が配置されているとき、不定伝播防止回路の設定を行ってから電源遮断を行なうシーケンスを採用する低消費電力モードデータが記憶回路に設定されて低消費電力状態にされた場合を考えると、電源遮断解除の指示に応答するとき電源制御シーケンス回路は先に設定されている低消費電力モードデータを引き続き参照することにより、電源遮断を解除した後に、不定伝播防止回路を非活性にすることが保証される。したがって、電源遮断されている電源領域に再投入される動作電源が安定化されるまでに、後段の電源遮断されていなかった電源領域に不定な信号が伝播して内部に保持されているデータが破壊されることを抑制することができる。電源供給が再開された後の内部回路の正常動作を保証することができる。
<低消費電力モードへの遷移とリセットとの競合>
本発明の一つの具体的な形態として、前記電源制御シーケンス回路は、前記切換え指示データに応じて動作電源の供給遮断状態への遷移制御を開始したとき、動作電源の供給遮断を完了するまで前記切換え指示データの新たな参照を抑制する。動作電源の供給遮断を完了するまで前記切換え指示データの新たな参照が抑制されるから、電源遮断状態に遷移する途中でリセット指示や割り込み要求によって記憶回路の切換え指示データ及び低消費電力モードデータが変更されても、動作電源の供給遮断動作は中断されず、電源遮断シーケンスは途中で乱れず、電源遮断シーケンスの乱れに起因する不所望な動作を生ずることはない。例えばクランプMOSトランジスタの負帰還制御によって降圧した動作電源を生成する電源回路に対し、クランプMOSトランジスタをカットオフしてからクランプMOSトランジスタの出力ノードをグランド電圧にディスチャージして電源遮断を行なう場合、電源遮断シーケンスの途中で初期化の指示があると、クランプMOSトランジスタのカットオフが不完全な状態でディスチャージが行われることにより、電源回路に貫通電流を生ずるが、そのような状態が回避される。電源遮断動作が完了されたとき、前記リセット指示や割り込み要求に従って記憶回路の切換え指示データ及び低消費電力モードデータは既に変更されているので、電源遮断後は、それに従って即座に次の動作モードへの遷移が可能にされる。
<参照の抑制:バッファの更新許可>
本発明の更に具体的な形態として、前記記憶回路が保持する切換え指示データを入力して前記電源制御シーケンス回路が参照する切換え指示データバッファ(37)を更に有する。前記電源制御シーケンス回路は、前記動作電源の供給遮断を完了するのを待って前記切換え指示データバッファに対する保持データの更新を許可する。
本発明の更に具体的な形態として、前記記憶回路が保持する低消費電力モードデータを入力して前記電源制御シーケンス回路が参照する低消費電力モードデータバッファ(38)を更に有する。前記電源制御シーケンス回路は、前記動作電源の供給を受ける内部回路の動作が保証される期間に前記低消費電力モードデータバッファに対する保持データの更新を許可する。
<記憶回路;F/F・モードレジスタ>
本発明の更に具体的な形態として、前記内部回路は中央処理装置を有し、前記記憶回路は前記切換え指示データを出力するフリップフロップと、前記低消費電力モードデータを保持する低消費電力モードレジスタを有する。前記フリップフロップは、前記中央処理装置がスリープ命令を実行することによってセットされ、割り込みに応答してリセットされ、外部リセット要求に応答してリセットされ、セット状態で電源遮断を指示し、リセット状態で電源供給を指示し、前記フリップフロップの出力が切換え指示データとして前記切換え指示データバッファに供給される。前記低消費電力モードレジスタは前記CPUによってリード・ライトアクセスされ、低消費電力モードレジスタが保持する低消費電力モードデータが前記低消費電力モードデータバッファに供給される。
<不定伝播防止>
本発明の更に具体的な形態として、前記内部回路は夫々個別に動作電源の供給と遮断が可能にされた複数の電源領域(11,12,13)を有し、一の電源領域から他の電源領域への信号伝播経路には、上流側の電源領域における動作電源の遮断時に下流側の電源領域に至る信号伝播経路への出力を所定の論理値に固定する不定伝播防止回路(14,15)を有する。前記電源制御シーケンス回路は、前記記憶回路が保持する前記切換え指示データと前記低消費電力モードデータを参照して前記不定伝播防止回路による出力論理値の固定と解除の遷移制御を行う。
例えば、前記低消費電力モードデータの新たな参照を抑制する条件である前記動作電源の供給を受ける内部回路の動作が保証される状態は、前記不定伝播防止回路による出力論理値の固定解除を完了する状態である。
<クランプ電源>
本発明の更に具体的な形態として、外部から供給される外部電源に基づいて前記内部回路に供給する動作電源を生成する電源回路を有し、前記電源回路は、前記電源領域毎に降圧回路を有し、前記降圧回路は、ドレイン電圧が参照電圧に一致するようにクランプMOSトランジスタ(M1)のコンダクタンスを負帰還制御して前記ドレイン電圧を前記参照電圧に等しい電圧にクランプするクランプ回路(OPA)と、クランプMOSトランジスタのドレインを選択的にグランド電位に導通させるディスチャージMOSトランジスタ(M3)と、前記クランプMOSトランジスタを選択的にオフ状態に制御するカットオフMOSトランジスタ(M2)とを有する。前記電源制御シーケンス回路は、前記切換え指示データを順に遅延した複数の信号論理演算結果に従って前記クランプMOSトランジスタ及びディスチャージMOSトランジスタのスイッチ制御タイミングを生成し、前記切換え指示データの動作電源供給遮断を指示する変化に対して、前記カットオフMOSトランジスタによって前記クランプMOSトランジスタをオフ状態にしてから前記ディスチャージMOSトランジスタをオン状態にして電源遮断を行なうスイッチ制御タイミングを生成する。電源遮断状態とは、例えば、前記のように、前記カットオフMOSトランジスタと前記ディスチャージMOSトランジスタとによって電源回路の出力を停止することである。
<電源投入時の状態固定>
本発明の一つの具体的な形態として、前記半導体集積回路の外部から動作電源が投入されて安定するまでに、前記電源制御シーケンス回路は所定のプログラム実行状態もしくは所定の低消費電力モードデータに応ずる所定の低消費電力モードの状態に到達する。電源シーケンス制御回路は電源投入時に内部は不定にならないから、外部からのリセット指示があれば、それに応答して動作電源の遮断を解除するために必要な記憶回路の参照がいつまでも抑制される事態は生ぜず、電源投入によって半導体集積回路の内部を正常状態に遷移させることができる。
<動作電源の瞬断対策>
本発明の更に具体的な形態として、前記電源制御シーケンス回路(39A)は、前記所定のプログラム実行状態に到達するまで、前記内部回路から前記記憶回路に対する低消費電力モードデータの入力を非活性化する。動作電源の瞬間的な切断(瞬断)によって不安定になった内部回路が低消費電力モードデータを不定状態にすることによって前記電源制御シーケンス回路の状態が一意に定まらなくなるような状態を回避するのに役立つ。これは、電源投入時にリセットが指示されずに内部回路が不定な状態にされる場合にも電源制御シーケンス回路を介してプログラム実行状態もしくは所定の低消費電力モードに応じた電源供給状態に安定化させることが可能になる。
更に上記制御を確実化するには、前記電源制御シーケンス回路は、前記所定のプログラム実行状態もしくは低消費電力モードの状態に到達するまで、前記内部回路及び半導体集積回路の外部から前記記憶回路に対する切換え指示データの入力を非活性化するのがよい。
<誤動作防止>
本発明の一つの具体的な形態として、前記内部回路は前記記憶回路に低消費電力モードデータを書き込み可能な中央処理装置(CPU)を有する。前記電源制御シーケンス回路(39A)は、前記中央処理装置が前記記憶回路にアクセス可能なアクティブモードにおいては前記記憶回路に対し、前記切換え指示データによる動作電源遮断指示の入力を活性化する。前記電源制御シーケンス回路は、前記中央処理装置が前記記憶回路にアクセス不可能なインアクティブモードにおいては前記記憶回路に対し、前記切換え指示データによる動作電源遮断解除指示の入力を活性化する。内部回路の不定な動作によって低消費電力モードが不所望に変更される虞を未然に防止することができる。
更にそれを確実化するには、前記電源制御シーケンス回路は、前記インアクティブモードにおいて前記記憶回路に対する書き込みイネーブル信号を非活性にするのがよい。
〔2〕<電源投入時の状態固定>
本発明の別の観点による係る半導体集積回路は、動作電源の供給と遮断が制御される内部回路と、動作モードに応じて前記内部回路に対する動作電源の供給と遮断を制御する電源制御回路とを有し、前記電源制御回路は、記憶回路及び電源制御シーケンス回路を有する。前記記憶回路は動作電源の供給と遮断の切換えを制御するための制御データを入力して保持し、保持された前記制御データは外部からのリセット指示に応答して初期化され、初期化された前記制御データは前記内部回路への動作電源の供給を指示する。前記電源制御シーケンス回路は、前記記憶回路が保持する前記制御データを参照して動作電源の遮断と供給の遷移制御を行う。前記半導体集積回路の外部から動作電源が投入されて安定するまでに、前記電源制御シーケンス回路は所定のプログラム実行状態もしくは所定の制御データが指示するのと同じ所定の低消費電力モードの状態に到達する。電源シーケンス制御回路は電源投入時に内部は不定にならないから、外部からのリセット指示があれば、それに応答して動作電源の遮断を解除するために必要な記憶回路の参照がいつまでも抑制される事態は生ぜず、電源投入によって半導体集積回路の内部を正常状態に遷移させることができる。
<動作電源の瞬断対策>
本発明の一つの具体的な形態として、前記電源制御シーケンス回路は、前記所定のプログラム実行状態もしくは低消費電力モードの状態に到達するまで、前記内部回路から前記記憶回路に対する前記制御データの入力を非活性化する。動作電源の瞬断によって不安定になった内部回路が低消費電力モードデータを不定状態にすることによって前記電源制御シーケンス回路の状態が一意に定まらなくなるような状態を回避するのに役立つ。これは、電源投入時にリセットが指示されずに内部回路が不定な状態にされる場合にも電源制御シーケンス回路を介してプログラム実行状態もしくは所定の低消費電力モードに応じた電源状態に安定化させることが可能になる。
更に上記制御を確実化するには、前記電源制御シーケンス回路は、前記所定のプログラム実行状態もしくは低消費電力モードの状態に到達するまで、前記内部回路及び半導体集積回路の外部から前記記憶回路に対する切換え指示データの入力を非活性化するのがよい。
〔3〕<誤動作防止>
本発明の更に別の観点による係る半導体集積回路は、動作電源の供給と遮断が制御される内部回路と、動作モードに応じて前記内部回路に対する動作電源の供給と遮断を制御する電源制御回路とを有し、前記電源制御回路は、記憶回路及び電源制御シーケンス回路を有する。前記記憶回路は動作電源の供給と遮断を切換え指示する切換え指示データと動作電源の遮断及び解除の動作モードを決める低消費電力モードデータを入力して保持し、保持された前記切換え指示データと前記低消費電力モードデータは外部からのリセット指示に応答して初期化され、初期化された前記切換え指示データと前記低消費電力モードデータは前記内部回路への動作電源の供給を指示する。前記電源制御シーケンス回路は、前記記憶回路が保持する前記切換え指示データと前記低消費電力モードデータを参照して動作電源の遮断と供給の遷移制御を行う。前記内部回路は前記記憶回路に低消費電力モードデータを書き込み可能な中央処理装置を有する。前記電源制御シーケンス回路は、前記中央処理装置が前記記憶回路にアクセス可能なアクティブモードにおいては前記記憶回路に対し、前記切換え指示データによる動作電源遮断指示の入力を活性化する。前記電源制御シーケンス回路は、前記中央処理装置が前記記憶回路にアクセス不可能なインアクティブモードにおいては前記記憶回路に対し、前記切換え指示データによる動作電源遮断解除指示の入力を活性化する。内部回路の不定な動作によって低消費電力モードが不所望に変更される虞を未然に防止することができる。
更にそれを確実化するには、前記電源制御シーケンス回路は、前記インアクティブモードにおいて前記記憶回路に対する書き込みイネーブル信号を非活性にするのがよい。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、低消費電力状態の解除要求に対する応答性が良好であって、低消費電力状態の解除に伴う誤動作を解消できる。言い換えれば、低消費電力状態を解除する要因の発生に即座に応答して低消費電力状態から定常状態に復帰して正常動作を継続可能なことを保証することができる。
更に外部電源投入時や瞬断発生時の電源の異常動作を回避し、安定動作することを保証することができる。
《マイクロコンピュータ》
図1には本発明に係る半導体集積回路の一例であるマイクロコンピュータが示される。同図に示されるマイクロコンピュータ(MCU)1は、単結晶シリコンなどの1個の半導体基板に例えば相補型MOS集積回路の製造技術によって形成される。マイクロコンピュータ1は、動作電源の供給と遮断が制御される内部回路(COR)2、内部回路2に動作電源を供給する電源回路(POWS)3、マイクロコンピュータのリセットや低消費電力状態等を全体的に制御するシステム制御回路(SYSCNT)4を有する。前記内部回路2は、それぞれ個別に動作電源の供給と遮断が可能にされた複数の電源領域を有する。第1の電源領域には例えばROM等の第1回路(1stCT)11が形成される。第2の電源領域には、中央処理装置(CPU)、ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMAC)、割込みコントローラ(IRCNT)、バスコントローラ(BSCNT)、タイマなどの入出力制御回路、及びその他の周辺回路等がバス等で接続されたロジック回路(LOG)のような第2回路(2ndCT)12が形成される。第3の電源領域には例えばRAM等の第3回路(3rdCT)13が形成される。第1回路11及び第3回路13は第2回路12に含まれるCPUやDMACなどのバスマスタモジュールによってアクセスされる。
外部インタフェース回路として総称的に示された外部出力回路(EXOUT)5と外部入力回路(EXIN)6は、アドレス出力、データ入出力、外部割込み要求信号の入力、外部バスアクセス制御信号の出力等に用いられる。POUTは外部出力端子を総称し、PINは外部入力端子を総称する。外部入力端子PINには外部割り込み端子を含んでいる。クロック発振器(OSC)7は外部クロック端子PCKから入力されるクロック信号に同期する内部クロック信号CKを生成する。
電源回路3は外部電源端子PVCCから供給される外部電源電圧VCCを降圧して内部電源電圧vdd1、vdd2、vdd3を生成する。外部電源電圧は例えば5V又は3.3Vである。内部電源電圧vdd1、vdd2、vdd3は例えば1.5Vである。内部電源電圧vdd1は第1回路11の動作電源、内部電源電圧vdd2は第2回路12の動作電源、内部電源電圧vdd3は第3回路13の動作電源にされる。内部電源電圧vdd1、vdd2、vdd3は低消費電力モードに応じて供給と遮断が制御されるので、第1回路11の動作電源が遮断される低消費電力モードにおいて第1回路11から第2回路12への不定な信号の伝播を選択的に防止する不定伝播防止回路14と、第2回路の動作電源が遮断される低消費電力モードにおいて第2回路12から第3回路13への不定な信号の伝播を選択的に防止する不定伝播防止回路15が配置される。尚、不定伝播防止回路14,15が介在されない第1回路11乃至第3回路13の間のインタフェース信号は図示を省略している。
レベルダウンシフタ(LDS)16は外部電源電圧VCCの信号振幅を内部電源電圧vdd1、vdd2、vdd3の信号振幅にレベルダウンシフトする。レベルダウンシフタ16はシステム制御回路4、クロック発振器7及び外部入力回路6と第2回路12との間に配置される。レベルアップシフタ(LUS)17は内部電源電圧の信号振幅を外部電源電圧の信号振幅にレベルアップシフトする。レベルアップシフタ17は外部出力回路5及びシステム制御回路4と第2回路12との間に配置される。
システム制御回路4は、外部リセット端子PRESから供給されるリセット信号RES、第2回路12からレベルアップシフタ17を介して供給されるソフトウェアスタンバイ遷移信号S_STBY、ソフトウェアスタンバイ解除信号R_STBY、レジスタリード・ライト信号RR/W等を入力し、それら入力信号の状態に従って、マイクロコンピュータ1のリセット処理や低消費電力状態の制御等を行う。その制御の一つとして、電源回路3に対する電源回路制御信号20による内部電源電圧vdd1、vdd2、vdd3の供給遮断及び解除の制御を行う。この内部電源電圧vdd1、vdd2、vdd3の供給及び遮断制御に伴ってレベルアップシフタ17及び不定伝播防止回路14,15に対して出力固定制御信号21〜23による出力固定の制御を行う。更に、リセット処理や設定される低消費電力状態に応じたクロック発振器7に対する発振回路制御信号25による発振停止及び解除の制御、外部出力回路5及び外部入力回路6に対する外部出力制御信号26及び外部入力制御信号27による外部インタフェース制御、内部回路制御信号28による第2回路12に対する初期化制御等を行う。前記電源回路制御信号21及び出力固定制御信号21〜24は電源制御回路(POWCNT)30が生成する。
マイクロコンピュータ1の内部状態は、リセット状態、CPUプログラム実行状態、低消電力状態に大別される。リセット状態はリセット信号RESによりマイクロコンピュータ1の内部を初期化する初期化動作状態を意味する。CPUプログラム実行状態は第2回路12のCPUが動作プログラムを実行する状態を意味する。
《低消費電力状態》
図2には低消費電力状態の具体例が示される。低消電力状態はCPUスリープモード、全モジュールクロックストップモード、ソフトウェアスタンバイモード、ディープソフトウェアスタンバイモード、ハードウェアスタンバイモードに大別される。
ハードウェアスタンバイモードはスタンバイ端子(STBY)等の外部端子(図示せず)の状態に従って設定され、システム制御回路4以外の全ての回路に対する電源供給が停止され、リセット信号RESにより解除される。その他の低消費電力モードは、CPUがスリープ命令を実行したとき、スタンバイコントロールレジスタSBYCR、モジュールストップコントロールレジスタMSTPCR及びディープスタンバイコントロールレジスタDPSBYCRのような制御レジスタの設定状態に従って選択される。例えばSBYCR及びMSTPCRは第2回路12に配置され、DPSBYCRはシステム制御回路4の内部に配置され、CPUによってリードライト可能にされ、また、リセットの指示に応答して初期化される。
CPUスリープモードでは第2回路12のCPU及びその他の周辺モジュールに対するクロック信号の供給が停止され、動作電源の供給は全ての回路に対して維持される。図において“停止(保持)”とは、クロック供給が停止されても動作電源が供給されていて回路の内部状態がスタティックに保持されていることを意味する。CPUスリープモードは第2回路12の割り込みコントローラは動作可能であるから内部或いは外部からの割り込みによって解除可能にされる。
全モジュールクロックストップモードでは第2回路12においてウォッチドックタイマ等の一部の周辺回路を除いてクロックの供給が停止され、動作電源の供給は全ての回路に対して維持される。全モジュールクロックストップモードは第2回路12の割り込みコントローラは動作可能であるから内部或いは外部からの割り込み要求に応じて生成されるソフトウェアスタンバイ解除信号R_STBYによって解除可能にされる。
ソフトウェアスタンバイモードはクロック生成と供給を全て停止し、第1回路11(ROM)に対する電源供給を停止し、第2回路12及び第3回路13等、その他の回路に対する電源供給を維持して停止(保持)の状態にする。ソフトウェアスタンバイモードにおいて第2回路へのクロック供給は停止しているが、第2回路12に含まれる前記割り込みコントローラ(IRCNT)はクロックが供給されていなくても動作電源が供給されていれば外部からの割り込み要求信号に応答してソフトウェアスタンバイ解除信号R_STBYを生成することができ、これによってソフトウェアスタンバイモードの解除が可能にされる。
ディープソフトウェアスタンバイモードは第3回路(RAM)13に対して動作電源の供給又は遮断が選択可能にされ、その他の回路に対する動作電源の供給が遮断される。第2回路12が動作不可能にされているディープソフトウェアスタンバイモードにおいては、外部割り込み端子の内の所定の割り込み端子(解除要因端子)が直接システム制御回路4に供給され、当該解除要因端子を介してディープソフトウェアスタンバイモードを解除可能にされる。
特に制限されないが、スタンバイコントロールレジスタSBYCRはソフトウェアスタンバイビット(SSBY)等を有する。SSBY=0のとき、CPUによるスリープ命令の実行後にCPUスリープモードに遷移することを指示し、SSBY=1のとき、ソフトウェアスタンバイモード又はディープソフトウェアスタンバイモードに遷移することを指示する。ディープスタンバイコントロールレジスタDPSBYCRは、ディープスタンバイビット(DPSBY)及びRAMオフビット(RAMCUT)を有する。ディープスタンバイビット(DPSBY)は、SSBY=1のときDPSBY=0でソフトウェアスタンバイモードを指示し、SSBY=1のときDPSBY=1でディープソフトウェアスタンバイモードを指示する。RAMCUT=0で第3回路13(RAM)の動作電源を遮断しないことを指示し、RAMCUT=1で第3回路13(RAM)の動作電源を遮断することを指示する。
前記ディープスタンバイモードはソフトウェアスタンバイモードに比べて電源遮断される範囲が広くされ、更に低消費電力が強化されている。また、前記ディープスタンバイモードはハードウェアスタンバイモードに比べてRAMに復帰用データをストアする動作形態を選択して解除後に直前の状態に即座に復帰する動作を可能にする。
図3はマイクロコンピュータ1の内部状態に応じた内部回路2への動作電源の供給及び遮断状態を示す。図においてON[VDD]は降圧された対応する動作電源(vdd1、vdd2又はvdd3)が供給されることを意味する。OFF[GND]は対応する動作電源(vdd1、vdd2又はvdd3)が遮断されることを意味する。特にインアクティブ状態において“(保持)”とはCPUのレジスタ等に内部のデータがスタティックに保持されていることを意味する。“(リセット)”は内部データが初期化されることを意味する。“(不定)”とは内部データが不定であることを意味する。
《システム制御回路》
図4にはシステム制御回路4が例示される。システム制御回路4は、リセット信号生成回路31、外部入出力制御回路32、内部回路リセット信号生成回路33、発振制御回路34、及び電源制御回路(POWCNT)30を有する。リセット信号生成回路31は外部リセット端子PRESから入力されたリセット信号RESによる初期化指示に従って内部リセット制御信号res1〜res4を生成する。外部入出力制御回路32は内部リセット制御信号res1に応答して外部入力回路6及び外部出力回路5の動作を可能にする。内部回路リセット信号生成回路33は内部リセット制御信号res2に応答して内部回路制御信号28により内部回路2を初期化する。
前記電源制御回路30は、記憶回路としてソフトウェアスタンバイ保持回路35及び電源制御レジスタ(DPSBYCR)36を有し、その記憶回路35,36の出力を入力する電源制御状態バッファ37及び電源制御レジスタバッファ38を備え、電源制御状態バッファ37及び電源制御レジスタバッファ38の出力に基づいて電源制御を行う電源制御シーケンス回路39を有する。
ソフトウェアスタンバイ保持回路35は例えばセット・リセット型のフリップフロップにより構成され、ソフトウェアスタンバイ遷移信号S_STBYによってセットされ(出力信号40=ハイレベル)、ソフトウェアスタンバイ解除信号R_STBY又は所定の外部割込み端子PIRQiからの割り込み信号又は内部リセット信号res3によりリセットされる(出力信号40=ローレベル)。ソフトウェアスタンバイ保持回路35の出力信号40はハイレベルによりソフトウェアスタンバイモード又はディープスタンバイモードが指示されたことを意味し、信号40のローレベルはソフトウェアスタンバイモード又はディープスタンバイモードが解除されていることを意味する。発振制御回路34は信号40のハイレベル変化に応答して、所定のタイミングでクロック発信器7に対する発振動作を停止させ、信号40のローレベル変化に応答して、所定のタイミングでクロック発信器7に対する発振動作を再開させる。
電源制御レジスタ(DPSBYCR)36は、レジスタリード・ライト信号RR/Wによって書き込みイネーブルにされたときCPU等によって任意に制御データ(低消費電力モードデータ)の書込みが可能にされ、内部リセット信号res4によりリセットが指示されると制御データは初期化される。初期化された制御データはソフトウェアスタンバイモードを指示する値にされる。
電源制御状態バッファ37はソフトウェアスタンバイ保持回路35の出力信号40を入力して保持する。保持動作は電源制御シーケンス回路39から出力される更新許可信号41によって更新が許可されているとき(41=ハイレベル)に制限される。
電源制御レジスタバッファ38は電源制御レジスタ36に設定された制御データを入力して保持する。保持動作は電源制御シーケンス回路39から出力される更新許可信号42によって更新が許可されているとき(42=ハイレベル)に制限される。
前記電源制御シーケンス回路39は、前記電源制御レジスタ36が保持する制御データを電源制御レジスタバッファ38経由で参照し、ソフトウェアスタンバイ保持回路35が保持する信号40を電源制御状態バッファ37経由で参照し、それによって、電源制御信号20により動作電源Vdd1、vdd2、vdd3の遮断と供給の遷移制御を行い、また、出力固定制御信号21〜23により不定伝播防止回路14,15及びレベルアップシフタ17の出力固定の遷移制御を行う。更に前記電源制御シーケンス回路39は、所定の外部割込み端子PIRQiからの割り込み信号によりディープソフトウェアスタンバイモードが解除されたときは、内部リセット信号res5を生成し、信号28によって内部回路を初期化させる。
電源制御状態バッファ37の保持する値がローレベルからハイレベルへの変化が電源遮断動作開始のトリガとされ、ハイレベルからローレベルへの変化が電源遮断を解除する動作のトリガとされる。そして、電源遮断及び遮断解除の制御シーケンスは電源制御レジスタバッファ38が保持する制御データによって決定される。その制御データがソフトウェアスタンバイモードを指示していれば、内部回路2に対する電源遮断は行なわれないから、電源遮断の解除が指示されたときその制御データがソフトウェアスタンバイモードを示せば、電源制御シーケンス回路39は即座に内部回路2全体に対して電源供給を開始する。一方、ディープスタンバイモードが指示されていてれば、そのとき、動作電源の供給が維持されて内部データを保持することが可能にされている第3回路(RAM)13に関しては、電源遮断状態の第1回路(ROM)11に対する電源遮断を解除して動作電源が安定化するまで、不定伝播防止回路15の出力固定を解除しないように制御される。したがって、電源制御シーケンス回路39は、ソフトウェアスタンバイモード又はディープソフトウェアスタンバイモードへの遷移が完了された後、外部リセットによりその動作モードが解除されるときは、解除終了の動作シーケンスが完了されるまで、電源制御レジスタ36の参照を抑制する(電源制御レジスタバッファ38への取り込みを許可しない)。また、電源制御シーケンス回路39は、ソフトウェアスタンバイモード又はディープソフトウェアスタンバイモードへの遷移途上で、外部リセットによりその動作モードが解除されるときは、ソフトウェアスタンバイモード又はディープソフトウェアスタンバイモードへの遷移を完了するまで、ソフトウェアスタンバイ保持回路35の保持データの参照を抑制する(電源制御状態バッファ37への取り込みを許可しない)。
図5には電源回路3の一例が示される。電源回路3は基準電圧Vrefを発生する基準電圧発生回路50と、電源電圧vdd1を発生する降圧回路51、電源電圧vdd2を発生する降圧回路52、及び電源電圧vdd3を発生する降圧回路53を備える。前記降圧回路51はオペアンプOPAの出力にゲートが接続されpチャネル型のクランプMOSトランジスタM11ドレイン電圧が参照電圧Vrefに一致するようにMOSトランジスタM1のコンダクタンスを負帰還制御して前記ドレイン電圧を前記参照電圧Vrefに等しい電圧にクランプするクランプ回路と、クランプMOSトランジスタM1のドレインを選択的にグランド電位に同通させるnチャネル型のディスチャージMOSトランジスタM3と、前記クランプMOSトランジスタM1を選択的にオフ状態に制御するpチャンネル型のカットオフMOSトランジスタM2とを有する。降圧電源制御信号φA1はオペアンプOPAの活性化制御とカットオフMOSトランジスタM2のスイッチ制御を行う。降圧電源制御信号φA1のハイレベルによってオペアンプOPAを非活性化し、且つカットオフMOSトランジスタM2をオン状態に制御する。降圧電源制御信号φB1はMOSトランジスタM3をスイッチ制御する。クランプ回路を用いた降圧回路51の性質上、電源遮断では最初にMOSトランジスタM2をオンさせてMOSトランジスタM1をカットオフしてからMOSトランジスタM3をオンにする。電源遮断を解除するときはそれとは逆に、MOSトランジスタM3をオフにしてからMOSトランジスタM2をオフしてオペアンプOPAによる負帰還制御を開始させることが必要である。逆になると、電源電圧VCCからグランドGNDに貫通電流が流れ、無駄な電力消費が増大してしまう。その他の降圧回路52,53も同様に構成される。
電源制御シーケンス回路39は、電源制御信号φA1(φA2、φA3)とφB1(φB2、φB3)の遷移順序を規定したり、電源制御信号と出力固定制御信号21〜23との遷移順序を規定するのに、例えば図6に例示されるように、ローレベルからハイレベルに変化する信号を順次遅延した複数信号に対する論理和信号を用いて、ローレベルからハイレベルへの遷移を漸次遅延させ、その遷移の遅延の大きい信号から順次先にローレベルに戻すように制御信号を生成する。図6において、例えば信号SIG2〜SIG5は信号SIG1の順次遅延信号であり、信号SIG6は信号SIG1とSIG5の論理和信号、SIG7は信号SIG2とSIG4の論理和信号であるとする。このとき、信号SIG1を電源制御状態バッファ37が保持する信号とすると、信号SIG6を不定伝播防止回路の出力固定制御信号、SIG7を電源制御信号φA1(φA2、φA3)、SIG3を電源制御信号φB1(φB2、φB3)として用いるようにすればよい。このようなタイミング制御により、不定伝播防止回路の出力を固定した後に電源遮断が行なわれ、電源遮断解除を行なった後に不定伝播防止回路の出力固定が解除されるので電源遮断及び遮断解除に際して電源が維持されている回路において保持すべき内部データが不所望に破壊されない。また、MOSトランジスタM2のカットオフの後のMOSトランジスタM3がオンにされて電源遮断され、電源遮断の解除では先にMOSトランジスタM3がカットオフされてからMOSトランジスタM1を介するクランプ動作が開始されるから不所望な貫通電流を生じない。
前記電源制御シーケンス回路39における制御において、ソフトウェアスタンバイモード又はディープソフトウェアスタンバイモードへの遷移途上で、外部リセットによりその動作モードが解除されるときは、ソフトウェアスタンバイモード又はディープソフトウェアスタンバイモードへの遷移を完了するまで、ソフトウェアスタンバイ保持回路35の保持データの参照を抑制する(電源制御状態バッファ37への取り込みを許可しない)制御により、図6に示されるように、信号SIG1の立ち上がり変化によって始まった遅延と論理和演算による内部の電源遮断タイミングの生成が途中で途切れないようになる。信号SIG1の立ち上がりから信号SIG3の立ち上がり変化までの間に、信号SIG1が不所望に変化されると、SIG6、SIG7、SIG3の波形が乱れて制御順序を正規の順序に保てなくなる虞を生ずる。
《電源制御シーケンス》
図7にはソフトウェアスタンバイモードの遷移と割り込みによる解除の制御タイミングが例示される。時刻t0でソフトウェアスタンバイが発生(SSBY=1、DPSBY=0、スリープ命令実行)すると、それに従って電源制御シーケンス回路39は、クロック停止、不定伝播防止回路14の出力固定、第1回路11に対するφA1によるクランプMOSトランジスタM1のカットオフ、第1回路11に対するφB1によるディスチャージMOSトランジスタM3のターンオンを順次行って、第1回路11等に対する電源遮断を行ない、ソフトウェアスタンバイモードに遷移する。時刻t1に割り込み要求があると、ソフトウェアスタンバイ保持回路の35出力変化が電源制御状態バッファ37を介して電源制御シーケンス回路39に伝達され、電源制御レジスタバッファ38の制御データ(SSBY=1、DPSBY=0)に従って、クロック供給再開、第1回路11に対するφB1によるディスチャージMOSトランジスタM3のターンオフ、第1回路11に対するφA1によるクランプMOSトランジスタM1のターンオン、不定伝播防止回路14の出力固定解除を順次行って、ソフトウェアスタンバイモードが解除される。不定伝播防止回路14の出力固定解除は、動作電圧vdd1が動作保証電圧に到達したこと(H検知)を条件としている。
図8にはディープソフトウェアスタンバイモードの遷移と割り込みによる解除の制御タイミングが例示される。時刻t0でディープソフトウェアスタンバイが発生(SSBY=1、DPSBY=1、RAMCUT=0、スリープ命令実行)すると、それに従って電源制御シーケンス回路39は、クロック停止、不定伝播防止回路14、15の出力固定、第1回路11に対するφA1によるクランプMOSトランジスタM1のカットオフ、第2回路12に対するφA2によるクランプMOSトランジスタM1のカットオフ、第1回路11に対するφB1によるディスチャージMOSトランジスタM3のターンオン、第2回路12に対するφB2によるディスチャージMOSトランジスタM3のターンオンを順次行って、第1回路11及び第2回路12に対する電源遮断を行ない、ディープソフトウェアスタンバイモードに遷移する。時刻t1に割り込み要求があると、ソフトウェアスタンバイ保持回路35の出力変化が電源制御状態バッファ37を介して電源制御シーケンス回路39に伝達され、電源制御レジスタバッファ38の制御データ(SSBY=1、DPSBY=1、RAMCUT=0)に従って、クロック供給再開、第2回路12に対するφB2によるディスチャージMOSトランジスタM3のターンオフ、第1回路11に対するφB1によるディスチャージMOSトランジスタM3のターンオフ、第2回路12に対するφA2によるクランプMOSトランジスタM1のターンオン、第1回路11に対するφA1によるクランプMOSトランジスタM1のターンオン、不定伝播防止回路14、15の出力固定解除を順次行って、ディープソフトウェアスタンバイモードが解除される。尚、この例では内部電源電圧vdd1、vdd2の双方を電源遮断の対象としているので、理論的には第1回路11から第2回路12への不定伝播防止回路14は出力固定することを要しないが、電源制御シーケンサの制御論理を簡素化するために不定伝播防止回路14と15を一緒に制御対象にしている。
図9にはディープソフトウェアスタンバイモードの遷移とリセットによる解除の制御タイミングが例示される。時刻t0でディープソフトウェアスタンバイが発生(SSBY=1、DPSBY=1、RAMCUT=0、スリープ命令実行)すると、それに従って電源制御シーケンス回路39は、クロック停止、不定伝播防止回路14、15の出力固定、第1回路11に対するφA1によるクランプMOSトランジスタM1のカットオフ、第2回路12に対するφA2によるクランプMOSトランジスタM1のカットオフ、第1回路11に対するφB1によるディスチャージMOSトランジスタM3のターンオン、第2回路12に対するφB2によるディスチャージMOSトランジスタM3のターンオンを順次行って、第1回路11及び第2回路12に対する電源遮断を行ない、ディープソフトウェアスタンバイモードに遷移する。時刻t1にリセット信号RESによる初期化指示があると、ソフトウェアスタンバイ保持回路35はリセットされ、電源制御レジスタ36はソフトウェアスタンバイモードを指示する状態に初期化される(DPSBY=0)。この場合も、ソフトウェアスタンバイ保持回路35の出力変化が電源制御状態バッファ37を介して電源制御シーケンス回路39に伝達され、電源制御レジスタバッファ38の制御データ(SSBY=1、DPSBY=1、RAMCUT=0)に従って、クロック供給再開、第2回路12に対するφB2によるディスチャージMOSトランジスタM3のターンオフ、第1回路11に対するφB1によるディスチャージMOSトランジスタM3のターンオフ、第2回路12に対するφA2によるクランプMOSトランジスタM1のターンオン、第1回路11に対するφA1によるクランプMOSトランジスタM1のターンオン、不定伝播防止回路14、15の出力固定解除を順次行って、時刻t2にディープソフトウェアスタンバイモードが解除される。時刻t2まで更新許可信号42が更新禁止のローレベルにされており、この間、電源制御レジスタバッファ38の値が初期化された電源制御レジスタ36の値によって更新されることが抑止されている。その後、電源制御レジスタバッファ38の値は、初期化された電源制御レジスタ36の値によって更新される。図7及び図8では特に図示はしていないが、更新許可信号42による制御は図9の場合と同じように行なわれている。
図10には電源制御レジスタバッファ38に対する更新許可制御を行わない場合(当該バッファを設けなかった場合)の比較例を示す。その他の条件は図9と同じとする。リセット(時刻t1)に応答してソフトウェアスタンバイモードの設定値に初期化された電源制御レジスタ36の設定値が直接電源制御シーケンス回路に参照されると、シーケンス回路39はソフトウェアスタンバイ保持回路のリセット指示をトリガとして、ソフトウェアスタンバイモードからプログラム実行状態に遷移するための内部制御を開始し、第1回路11乃至第2回路12に対して動作電源を一斉に供給開始し、これと同時に不定伝播防止回路15の出力固定状態を解除する動作を開始する。そうすると、ディープソフトウェアスタンバイモードにおいて第3回路(RAM)13は、第2回路の動作電源が安定化するまでに固定出力が解除された不定伝播防止回路15から不定伝播を受けて、RAMの保持データが不所望に破壊される虞を生ずる。
図11にはディープソフトウェアスタンバイモードへの遷移とリセットによる解除が競合したときの制御タイミングが例示される。時刻t0でディープソフトウェアスタンバイが発生(SSBY=1、DPSBY=1、RAMCUT=0、スリープ命令実行)すると、それに従って電源制御シーケンス回路39は、クロック停止、不定伝播防止回路14、15の出力固定、第1回路11に対するφA1によるクランプMOSトランジスタM1のカットオフ、第2回路12に対するφA2によるクランプMOSトランジスタM1のカットオフ、第1回路11に対するφB1によるディスチャージMOSトランジスタM3のターンオン、第2回路12に対するφB2によるディスチャージMOSトランジスタM3のターンオンを順次行って、第1回路11及び第2回路12に対する電源遮断を行ない、ディープソフトウェアスタンバイモードに遷移する。この遷移途上の時刻t1にリセット信号RESによる初期化指示があると、ソフトウェアスタンバイ保持回路35はリセットされ、電源制御レジスタ36はソフトウェアスタンバイモードを指示する状態に初期化される(DPSBY=0)。このとき、ソフトウェアスタンバイ保持回路35の出力変化が電源制御状態バッファ37に取り込まれるのは、第1回路11及び第2回路12に対する電源遮断が完了された後のタイミングとされる(時刻t2)。これは、そのタイミングまで更新許可信号41が電源制御状態バッファ37の更新を抑制しているからである。時刻t2に電源制御状態バッファ37が更新されると、それに従って電源制御シーケンス回路39は、図9の時刻t1以降で説明したのと同様に、電源制御レジスタバッファ38の制御データ(SSBY=1、DPSBY=1、RAMCUT=0)に従って、クロック供給再開、第2回路12に対するφB2によるディスチャージMOSトランジスタM3のターンオフ、第1回路11に対するφB1によるディスチャージMOSトランジスタM3のターンオフ、第2回路12に対するφA2によるクランプMOSトランジスタM1のターンオン、第1回路11に対するφA1によるクランプMOSトランジスタM1のターンオン、不定伝播防止回路14、15の出力固定解除を順次行う。これにより時刻t3にディープソフトウェアスタンバイモードが解除される。時刻t3まで更新許可信号42が更新禁止のローレベルにされており、この間、電源制御レジスタバッファ38の値が初期化された電源制御レジスタ36の値によって更新されることが抑止されている。その後、電源制御レジスタバッファ38の値は、初期化された電源制御レジスタ36の値によって更新される。
図12には電源制御状態バッファに対する更新許可制御を行わない場合(当該バッファを設けなかった場合)の比較例を示す。その他の条件は図11と同じとする。ディープソフトウェアスタンバイモードへの遷移途上の時刻t1にリセット信号RESによる初期化指示があると、ソフトウェアスタンバイ保持回路35はリセットされ、電源制御レジスタ36はソフトウェアスタンバイモードを指示する状態に初期化される(DPSBY=0)。このとき、ソフトウェアスタンバイ保持回路の35出力変化の参照に更新許可制御を行わず直接電源制御シーケンス回路39に取り込まれると、図6の説明から明らかなように、ソフトウェアスタンバイ保持回路の35出力変化がそのまま固定制御信号22、23及び電源制御信号20の波形に影響し、例えば、図5の降圧回路51において、φA1のローレベルによってクランプMOSトランジスタM1がオン状態にされているとき、φB1のハイレベルによってディスチャージMOSトランジスタM3がターンオンされて、電源VCCからグランドGNDに貫通電流が流れる事態を生ずる。第2回路の12のための降圧回路52においても同じように貫通電流が流れる。
以上説明した電源制御シーケンスによれば、動作電源の供給遮断状態において前記制御状態バッファ37の保持データにより動作電源の供給遮断状態を解除するとき、動作電源の供給を受ける内部回路1の動作が保証されるまで、すなわち動作電源の電圧が規定の動作保証電圧に到達し、不定伝播を受ける虞がなくなるまで、電源制御レジスタバッファ38への前記低消費電力モードデータの新たな参照を抑制するから、動作電源の供給遮断状態が解除される直前まで維持されている低消費電力モードデータに応じた解除動作を保証できる。しかも、ソフトウェアスタンバイ保持回路35に対する電源遮断解除の動作の指示に対して遅延無く解除動作を開始することができる。
また、動作電源の供給遮断を完了するまでソフトウェアスタンバイ保持回路35の出力を前記電源制御状態バッファに取り込むことが抑制されるから、電源遮断状態に遷移する途中でリセット指示や割り込み要求によってソフトウェアスタンバイ保持回路35及び電源制御レジスタ36が保持するデータが変更されても、動作電源の供給遮断動作は中断されず、電源遮断シーケンスは途中で乱れず、電源遮断シーケンスの乱れに起因してクランプMOSトランジスタM1からディスチャージMOSトランジスタM3に不所望な貫通電流を生ずることはない。電源遮断動作が完了されたとき、前記リセット指示や割り込み要求に従ってソフトウェアスタンバイ保持回路35及び電源制御レジスタ36の必要なデータは既に変更されているので、電源遮断後は、それに従って即座に次の動作モードへの遷移が可能にされる。
≪電源投入時の状態固定≫
図13には電源制御回路30から見たマイクロコンピュータ1の状態遷移を示す。ここでは、/STBYはローイネーブルのハードウェアスタンバイ端子、/RESはローイネーブルのリセット端子を意味する。外部電源VCCが投入されたとき、電源制御状態バッファ37及び電源制御レジスタバッファ38の値はリセットの指示によっては一意に確定しない。更新許可信号41,42の影響を受けるからである。ここでは、電源投入時にハードウェアスタンバイモードが指示されていなければ、電源アクティブ状態又は電源インアクティブ状態を採る。特に、電源インアクティブ状態を採る場合には、電源制御シーケンス回路39は、外部電源VCCが投入されて安定するまでに、ソフトウェアスタンバイ、RAMを有効とするディープソフトウェアスタンバイ、又はRAMを無効とするディープソフトウェアスタンバイモードの状態に到達するように回路が構成されている。要するに、電源シーケンス制御回路39は、DPSBY,RAMCUTの各ビットが論理値0又は1の何れかで得られる内部状態に到達するように論理構成されている。例えば、図30において、外部電源VCCの投入によって電源制御シーケンス回路39がRAMを有効とするディープソフトウェアスタンバイモードに到達する場合、その後のリセット指示によって、電源アクティブ状態に遷移し、マイクロコンピュータ1はCPUによるプログラム実行可能な状態にされる。このように、電源シーケンス制御回路39は外部電源VCCの投入時に内部が不定にならないから、外部からのリセット指示があれば、それに応答して動作電源遮断を解除するために必要なソフトウェアスタンバイ保持回路35の参照がいつまでも抑制される事態は生ぜず、電源投入によって半導体集積回路の内部を正常状態に遷移させることができる。
≪動作電源の瞬断対策と誤動作防止≫
図14には電源制御回路30Aの別の例が示される。図4の構成に対して、ソフトウェアスタンバイ遷移信号S_STBYの入力を選択的に無効なレベル(ディスエーブルレベル)に固定する信号固定回路60、ソフトウェアスタンバイ解除信号R_STBYの入力を選択的に無効なレベルに固定する信号固定回路61、電源制御レジスタ36のレジスタリード・ライト信号RR/Wの入力を選択的に無効なレベルに固定する信号固定回路62を配置した点が相違される。信号固定回路60,62は電源制御シーケンス回路39Aから出力される固定制御信号63によって入力の固定と解除が制御される。信号固定回路61は電源制御シーケンス回路39Aから出力される固定制御信号64によって入力の固定と解除が制御される。前記電源制御シーケンス回路39Aは、外部電源VCCが投入されて、図13で説明したようにソフトウェアスタンバイ、RAMを有効とするディープソフトウェアスタンバイ、又はRAMを無効とするディープソフトウェアスタンバイモードの状態に到達するまでの間、信号固定回路60〜62の出力を所定のレベルに固定する。例えば信号固定回路60、61は入力するソフトウェアスタンバイ遷移信号S_STBYを無効(非活性)に固定し、ソフトウェアスタンバイ解除信号S_STBYを無効(非活性)に固定し、レジスタリード・ライト信号RR/Wをリード指示に固定する。これにより、動作電源の瞬間的な切断(瞬断)によって不安定になった内部回路2が低消費電力モードデータを不定状態にしたりソフトウェアスタンバイ保持回路35がセット状態とリセット状態を繰り返したりすることによって、前記電源制御シーケンス回路39Aの状態が一意に定まらなくなるような状態を回避するのに役立つ。これは、電源投入時にリセットが指示されずに内部回路2が不定な状態にされる場合にも電源制御シーケンス回路39Aを介して所定のプログラム実行状態もしくは低消費電力モードに応じた電源状態に安定化させることを可能にする。
また、前記電源制御シーケンス回路39は、第2回路12のCPUが電源制御レジスタ36に対してアクセス可能であって且つ前記信号S_STBY又はR_STBYによりソフトウェアスタンバイ保持回路35をセット及びリセット可能なアクティブモード(電源アクティブ状態)では、信号固定回路60,62の出力固定機能を非活性化し、且つ信号固定回路61の出力固定機能を活性化する。逆に、CPUが電源制御レジスタ36に対してアクセス不可能であって且つ前記信号S_STBYによりソフトウェアスタンバイ保持回路35をセット不可能なインアクティブモード(電源インアクティブ状態)では、信号固定回路60,62の出力固定機能を活性化し、且つ信号固定回路61の出力固定機能を非活性化する。電源投入後における内部回路2の不定な動作によって低消費電力モードが不所望に変更される虞を未然に防止することができる。電源制御回路30Aのその他の機能は図4で説明した機能と同じであるからその詳細な説明は省略する。
図15にはマイクロコンピュータの別の例が示される。同図に示されるマイクロコンピュータ1Bは、電源回路3で降圧された内部電源電圧vdd1の供給経路とvdd2の供給経路を選択的に導通させるpチャネル型のスイッチMOSトランジスタM10と、内部電源電圧vdd3の供給経路とvdd2の供給経路を選択的に導通させるpチャネル型のスイッチMOSトランジスタM11とを設け、そのスイッチ制御信号70、71をシステム制御回路4Bで生成するようにした点が図1と相違される。その他の構成は図1と同じであるからその詳細な説明は省略する。尚、スイッチM10、11は、pチャネル型のスイッチMOSトランジスタに限定されない。マイクロコンピュータ1Bにおいては、図3のスリープモードにおいて電源回路3は電源電圧vdd1、vdd2の供給が停止され、スイッチMOSトランジスタM10,M11がオン状態にされ、内部回路2には電源電圧vdd3が全体的に供給される。スリープモードにおいて内部回路2のデータ保持機能を達成するのに電源電圧vdd3による電流供給機能だけで充分であるから、vdd1、vdd2の供給を停止して低消費電力を実現している。ソフトウェアスタンバイモードにおいてもvdd3による電源供給機能だけを用いて低消費電力を図る。このときはスイッチMOSトランジスタM11をオン、M10をオフに制御する。第3回路13のRAMを有効とするディープソフトウェアスタンバイモードにおいてはvdd3による電源供給だけを生かし、スイッチMOSトランジスタM10,M11はオフにする。低消費電力状態への遷移及び解除の制御において、スイッチMOSトランジスタM10,M11は必要な電源供給と遮断の制御と一緒に行なえばよい。尚、PVCLは電源を平滑化する平滑容量素子が接続される外部端子である。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、内部回路の電源領域は3分割に限定されず、2分割又は4分割以上であってよい。また、ROMはマスクROMであってもよいし、記憶情報の書き込みや消去に外部電源電圧VCCよりも絶対値的に電圧レベルの高い電圧を要するフラッシュメモリ等であってもよい。フラッシュメモリ等において、そのような高電圧を生成するチャージポンプ回路やその他外部電源電圧VCCを動作電源とする回路については、その動作電源の遮断を行なわなくてもよい。また、電源制御レジスタ36は複数に分割されていなくてもよい。制御レジスタSBYCRは半導体集積回路内の別の場所にレイアウトしてもよい。
本発明に係る半導体集積回路の一例であるマイクロコンピュータを示すブロック図である。 低消費電力状態の具体例を示すモード説明図である。 マイクロコンピュータの内部状態に応じた内部回路への動作電源の供給及び遮断状態を示すモード説明図である。 システム制御回路を例示するブロック図である。 電源回路の一例を示す回路図である。 電源制御シーケンス回路におけるタイミング信号の生成手法の一例を示すタイミング波形図である。 ソフトウェアスタンバイモードの遷移と割り込みによる解除の制御タイミングを例示するタイミングチャートである。 ディープソフトウェアスタンバイモードの遷移と割り込みによる解除の制御タイミングを例示するタイミングチャートである。 ディープソフトウェアスタンバイモードの遷移とリセットによる解除の制御タイミングを例示するタイミングチャートである。 電源制御レジスタバッファに対する更新許可制御を行わない場合(当該バッファを設けなかった場合)の比較例を示すタイミングチャートである。 ディープソフトウェアスタンバイモードへの遷移とリセットによる解除が競合したときの制御タイミングを例示するタイミングチャートである。 電源制御状態バッファに対する更新許可制御を行わない場合(当該バッファを設けなかった場合)の比較例を示すタイミングチャートである。 電源制御回路から見たマイクロコンピュータの状態遷移図である。 電源制御回路の別の例を示すブロック図である。 マイクロコンピュータの別の例を示すブロック図である。
符号の説明
1、1B マイクロコンピュータ(MCU)
2 内部回路(COR)
3 電源回路(POWS)
4、4A システム制御回路(SYSCNT)
11 第1回路(1stCT)
12 第2回路(2ndCT)
13 第3回路(3rdCT)
5 外部出力回路(EXOUT)
6 外部入力回路(EXIN)
POUT 外部出力端子
PIN 外部入力端子
7 クロック発振器(OSC)
PCK 外部クロック端子PCK
PVCC 外部電源端子
VCC 外部電源電圧
vdd1、vdd2、vdd3 内部電源電圧
14,15 不定伝播防止回路
16 レベルダウンシフタ(LDS)
17 レベルアップシフタ(LUS)
PRES 外部リセット端子
RES 外部リセット信号
S_STBY ソフトウェアスタンバイ遷移信号
R_STBY ソフトウェアスタンバイ解除信号
RR/W レジスタリード・ライト信号
20 電源回路制御信号
21〜23出力固定制御信号
25 発振回路制御信号
26 外部出力制御信号
27 外部入力制御信号
28内部回路制御信号
29,29A 電源制御シーケンス回路
30 電源制御回路(POWCNT)
31 リセット信号生成回路
32 外部入出力制御回路
33 内部回路リセット信号生成回路
34 発振制御回路
35 ソフトウェアスタンバイ保持回路
36電源制御レジスタ(SBYCR、DPSBYCR)
37 電源制御状態バッファ
38 電源制御レジスタバッファ
39 電源制御シーケンス回路
41 電源制御状態バッファの更新許可信号
42 電源制御レジスタバッファの更新許可信号
51,52,53 降圧回路
OPA オペアンプ
M1 クランプMOSトランジスタ
M2 カットオフMOSトランジスタ
M3 ディスチャージMOSトランジスタ
φA1〜φA3、φB1〜φB3 電源制御信号
60〜62 信号固定回路
63,64 固定制御信号

Claims (11)

  1. 動作電源の供給と遮断が制御される内部回路と、動作モードに応じて前記内部回路に対する動作電源の供給と遮断を制御する電源制御回路とを有する半導体集積回路であって、
    前記電源制御回路は、記憶回路及び電源制御シーケンス回路を有し、
    前記記憶回路は動作電源の供給と遮断を切換え指示する切換え指示データと動作電源の遮断及び解除の動作モードを決める低消費電力モードデータを入力して保持し、保持された前記切換え指示データと前記低消費電力モードデータは外部からのリセット指示に応答して初期化され、初期化された前記切換え指示データと前記低消費電力モードデータは前記内部回路への動作電源の供給を指示し、
    前記記憶回路が保持する低消費電力モードデータを入力して前記電源制御シーケンス回路が参照する低消費電力モードデータバッファを更に有し、
    前記電源制御シーケンス回路は、前記記憶回路が保持する前記切換え指示データと前記低消費電力モードデータバッファ経由で前記低消費電力モードデータを参照して動作電源の遮断と供給の遷移制御を行い、前記低消費電力モードデータに応ずる動作電源の供給遮断状態において前記切換え指示データにより動作電源の供給遮断状態を解除するとき、動作電源供給する遷移制御の完了後に、前記低消費電力モードデータバッファに保持する前記低消費電力モードデータを更新する、半導体集積回路。
  2. 前記記憶回路が保持する切換え指示データを入力して前記電源制御シーケンス回路が参照する切換え指示データバッファを更に有し、
    前記電源制御シーケンス回路は、前記切換え指示バッファを経由した前記切換え指示データに応じて動作電源の供給遮断状態への遷移制御を開始したとき、動作電源の供給遮断を完了後に前記切換え指示データバッファに保持する前記切換え指示データを更新する請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記内部回路は中央処理装置を有し、
    前記記憶回路は前記切換え指示データを出力するフリップフロップと、前記低消費電力モードデータを保持する低消費電力モードレジスタを有し、
    前記フリップフロップは、前記中央処理装置がスリープ命令を実行することによってセットされ、割り込みに応答してリセットされ、外部リセット要求に応答してリセットされ、セット状態で電源供給遮断を指示し、リセット状態で電源供給を指示し、前記フリップフロップの出力が切換え指示データとして前記切換え指示データバッファに供給され、
    前記低消費電力モードレジスタは前記中央処理装置によってリード・ライトアクセスされ、低消費電力モードレジスタが保持する低消費電力モードデータが前記低消費電力モードデータバッファに供給される、請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 前記内部回路は夫々個別に動作電源の供給と遮断が可能にされた複数の電源領域を有し、一の電源領域から他の電源領域への信号伝播経路には、上流側の電源領域における動作電源の遮断時に下流側の電源領域に至る信号伝播経路への出力を所定の論理値に固定する不定伝播防止回路を有し、
    前記電源制御シーケンス回路は、前記記憶回路が保持する前記切換え指示データと前記低消費電力モードデータを参照して前記不定伝播防止回路による出力論理値の固定と解除の遷移制御を行う、請求項2記載の半導体集積回路。
  5. 前記電源制御シーケンス回路は、前記低消費電力モードデータに応ずる動作電源の供給遮断状態において切換え指示データにより動作電源の供給遮断状態を解除するとき、動作電源を供給する遷移制御を完了した後、不定伝播防止回路による出力論理値の固定解除を行い、前記固定解除完了後に低消費電力モードデータバッファに対する保持データの更新をする、請求項4記載の半導体集積回路。
  6. 外部から供給される外部電源に基づいて前記内部回路に供給する動作電源を生成する電源回路を有し、前記電源回路は、前記電源領域毎に降圧回路を有し、
    前記降圧回路は、ドレイン電圧が参照電圧に一致するようにクランプMOSトランジスタのコンダクタンスを負帰還制御して前記ドレイン電圧を前記参照電圧に等しい電圧にクランプするクランプ回路と、クランプMOSトランジスタのドレインを選択的にグランド電位に導通させるディスチャージMOSトランジスタと、前記クランプMOSトランジスタを選択的にオフ状態に制御するカットオフMOSトランジスタとを有し、
    前記電源制御シーケンス回路は、前記切換え指示データを順に遅延した複数の信号論理演算結果に従って前記クランプMOSトランジスタ及びディスチャージMOSトランジスタのスイッチ制御タイミングを生成し、前記切換え指示データの動作電源供給遮断を指示する変化に対して、前記カットオフMOSトランジスタによって前記クランプMOSトランジスタをオフ状態にしてから前記ディスチャージMOSトランジスタをオン状態にして電源遮断を行なうスイッチ制御タイミングを生成する請求項5記載の半導体集積回路。
  7. 前記半導体集積回路の外部から動作電源が投入されて安定するまでに、前記電源制御シーケンス回路は所定のプログラム実行状態もしくは所定の低消費電力モードデータに応ずる所定の低消費電力モードの状態に到達する、請求項2記載の半導体集積回路。
  8. 前記電源制御シーケンス回路は、前記所定のプログラム実行状態に到達するまで、前記内部回路から前記記憶回路に対する低消費電力モードデータの入力を非活性化する請求項7記載の半導体集積回路。
  9. 前記内部回路は前記記憶回路に低消費電力モードデータを書き込み可能な中央処理装置を有し、
    前記電源制御シーケンス回路は、前記中央処理装置が前記記憶回路にアクセス可能なアクティブモードにおいては前記記憶回路に対し、前記切換え指示データによる動作電源遮断指示の入力を活性化し、
    前記電源制御シーケンス回路は、前記中央処理装置が前記記憶回路にアクセス不可能なインアクティブモードにおいては前記記憶回路に対し、前記切換え指示データによる動作電源遮断解除指示の入力を活性化する、請求項2記載の半導体集積回路。
  10. 前記電源制御シーケンス回路は、前記インアクティブモードにおいて前記記憶回路に対する書き込みイネーブル信号を非活性にする請求項9記載の半導体集積回路。
  11. 動作電源の供給と遮断が制御される内部回路と、動作モードに応じて前記内部回路に対する動作電源の供給と遮断を制御する電源制御回路とを有する半導体集積回路であって、
    前記電源制御回路は、記憶回路及び電源制御シーケンス回路を有し、
    前記記憶回路は動作電源の供給と遮断の切換えを制御するための制御データを入力して保持し、
    前記電源制御シーケンス回路は、前記記憶回路が保持する前記制御データを参照して動作電源の遮断と供給の遷移制御を行い、
    前記半導体集積回路の外部から動作電源が投入されて安定するまでに、前記電源制御シーケンス回路は所定のプログラム実行状態もしくは所定の制御データが指示するのと同じ所定の動作電源が遮断された低消費電力モードの状態に到達し、電源制御シーケンス回路は、所定のプログラム実行状態もしくは低消費電力モードの状態に達成するまで、内部回路から記憶回路に対する制御データの入力を非活性化する半導体集積回路。
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