JP3979056B2 - エレベータの転落防止用エプロン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗客がエレベータの昇降路内へ転落することを防止するエレベータの転落防止用エプロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エレベータの転落防止用エプロンは、例えば、特開平9−67076号公報に開示されたものがある。
【0003】
図6〜図8は特開平9−67076号公報に開示されたエレベータの転落防止用エプロンの概略構造を示し、図6はエレベータの転落防止用エプロンの正面図、図7はかごが最下階に停止した時の転落防止用エプロンの状態を示す側面図、図8はかごが何らかの原因により最下階を行き過ぎて緩衝器が作動した時の転落防止用エプロンの状態を示す側面図である。図6〜図8において、1は昇降路、2は昇降路の最下端に設けられたピット、3は昇降路1内を昇降するかご、4はかご3の乗降客の出入口、5はかご3の出入口4に設けられたかごの戸、6は乗場、7は乗場6に設けられた乗場の戸、8は板状の転落防止用エプロンである。この転落防止用エプロン8は、何らかの原因によりかご3が乗場6から上方にずれて停止した場合に、乗客を昇降路1内へ転落させずに安全に救出するために設けられている。9はかごの戸5の下端に対向して、かご3のかご床11上に設けられたかごの敷居である。ここで転落防止用エプロン8は、転落防止用エプロン8の上端部に設けられた取付穴(図示せず)を通して小ネジ8aで敷居9に溶接などで固定されたナット(図示せず)を結合させて取付けている。10は転落防止用エプロン8の曲げ強度を増大させる補強用部材のエプロン補強部材である。このエプロン補強部材10は、転落防止用エプロン8に溶接などで固定された連結片8bとエプロン補強部材10の一端をボルト・ナット(図示せず)などで固定し、かご床11に溶接などで固定された取付片11aとエプロン補強部材10の他端をボルト・ナット(図示せず)などで固定して取付けている。12はピット2に設置された緩衝器である。この緩衝器12は、かご3が何らかの原因により最下階を行き過ぎた時にかご3のかご枠3aと当り、かご3への衝撃を緩和して停止させるように動作する。13はピット2の深さに応じて緩衝器12の取付位置を調整するための嵩上台である。
【0004】
ここで、従来の特開平9−67076号公報に開示されたようなエレベータにおけるピット2の深さは、かご3が何らかの原因により最下階を行き過ぎて緩衝器12が作動した時でも転落防止用エプロン8がピット2の底面に接触しない値にされる。従って、最下階の乗場6のフロア面からピット2の底面までの距離(以下ピット深さ)Eは、最下階に停止したかご3のかご枠3aの下面と緩衝器12が当たるまでの距離Aと、緩衝器12の緩衝動作における最大のストロークBを加えた値だけかご3が最下階を行き過ぎても、転落防止用エプロン8の底面がピット2の底面に当たらないように転落防止用エプロン8の底面からピット2の底面までの距離Cを確保する値とされていた。同時に、緩衝器12を適正な位置に取付けるため、嵩上台13の高さDが決定されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の特開平9−67076号公報に開示されたエレベータにおけるピット深さEは、かご3が何らかの原因により最下階を行き過ぎて緩衝器12が作動した時でも転落防止用エプロン8がピット2の底面に当たらない値にしなければならないという制限があり、ピット深さEを短縮することが困難という課題があった。
【0007】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ピット深さEの決定において、転落防止用エプロン8がピット2の底面に当たることを可能とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明におけるエレベータの転落防止用エプロンは、かごの敷居部の前端に板状の転落防止用エプロンが垂設され、かごのかご床と転落防止用エプロンとを連結したエプロン補強部材を設けたエレベータの転落防止用エプロンにおいて、転落防止用エプロンは、転落防止用エプロン本体に曲げ強度低減部を設けたものである。
【0009】
また、曲げ強度低減部は、転落防止用エプロン本体に貫通孔を複数設けたものである。
【0010】
また、転落防止用エプロン本体は、転落防止用エプロン本体とエプロン補強部材との連結部近傍に開口部を設けたものである。
【0011】
また、転落防止用エプロン本体とエプロン補強部材との連結部の下方に曲げ強度低減部を設けたものである。
【0012】
また、この発明におけるエレベータの転落防止用エプロンは、かごの敷居部の前端に板状の転落防止用エプロンが垂設され、前記かごのかご床と前記転落防止用エプロンとを連結したエプロン補強部材を設けたエレベータの転落防止用エプロンにおいて、転落防止用エプロンは、固定部材と、該固定部材上を摺動する摺動部材とを有し、前記固定部材は、該固定部材とエプロン補強部材との連結部近傍に開口部を有し、前記摺動部材は、水平方向の両端がコの字状に加工され、このコの字状の部分の間に前記固定部材を挟み込むように配置したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるエレベータの転落防止用エプロンの正面図、図2は、かごが何らかの原因により最下階を行き過ぎて緩衝器が作動した時の本発明の実施の形態1によるエレベータの転落防止用エプロンの状態を示す側面図である。図1及び図2において、1は昇降路、2は昇降路の最下端に設けられたピット、3は昇降路1内を昇降するかご、4はかご3の乗降客の出入口、5はかご3の出入口4に設けられたかごの戸、6は乗場、7は乗場6に設けられた乗場の戸、28は板状の転落防止用エプロンである。この転落防止用エプロン28は、何らかの原因によりかご3が乗場6から上方にずれて停止した場合に、乗客を昇降路1内へ転落させずに安全に救出するために設けられている。9はかごの戸5の下端に対向して、かご3のかご床11上に設けられたかごの敷居である。ここで転落防止用エプロン28は、転落防止用エプロン28の上端部に設けられた取付穴(図示せず)を通して小ネジ28aで敷居9に溶接などで固定されたナット(図示せず)を結合させて敷居9に取付けている。10は転落防止用エプロン28の曲げ強度を増大させる補強用部材のエプロン補強部材ある。このエプロン補強部材10は、転落防止用エプロン28に溶接などで固定された連結片28bに設けられた貫通穴(図示せず)にボルト17を通し、このボルト17とエプロン補強部材10の一端に溶接などで固定されたナット(図示せず)とを結合させて転落防止用エプロン28に固定し、かご床11に溶接などで固定された取付片11aとエプロン補強部材10の他端をボルト・ナット(図示せず)などで固定して取付けている。16はボルト17の取り付け又は取り外しを乗場6の側より行うことができるように転落防止用エプロン28に設けられた貫通穴、14は転落防止用エプロン28に複数設けられた貫通孔(以下、スリット)、28cは複数のスリット14のために転落防止用エプロン28の板圧方向の曲げに対する強度が他の部分より低減した曲げ強度低減部、15はスリット14より下方の転落防止用エプロン28の曲げ強度を確保するために転落防止用エプロン28に固定された補強材、12はピット2に設置された緩衝器である。この緩衝器12は、かご3が何らかの原因により最下階を行き過ぎた時にかご3のかご枠3aと当たり、かご3への衝撃を緩和して停止させるように動作する。ここで、緩衝器12は、ピット2の深さに応じて緩衝器12の取付位置を調整するために用いられる嵩上台を介在せずにピット2に設置されており、ピット深さは嵩上台の高さの分だけ浅くなっている。
【0015】
次に動作について説明する。
かご3が何らかの原因により最下階を行き過ぎて緩衝器12が作動するに至った時、転落防止用エプロン28の最下端がピット2の底面に当たり、転落防止用エプロン28に対して、転落防止用エプロン28の最下部から上方に向かう力が加わり、転落防止用エプロン28の板圧方向の曲げに対する強度が他の部分より低減した曲げ強度低減部28cで折れ曲がる。
ここで、転落防止用エプロン28の最下部は昇降路1の水平方向に傾斜した傾斜部分28dを有しており、かご3が何らかの原因により最下階を行き過ぎて緩衝器12が作動するに至った時、昇降路1の水平方向にずれた傾斜部分28dの下端でピット2の底面と当たる。その結果、上記の転落防止用エプロン28の最下部から上方に向かう力と共に転落防止用エプロン28を曲げようとする力も加わり、曲げ強度低減部28cにおいて、さらに確実の折れ曲がる。
【0016】
次に、転落防止用エプロン28の最下部がピット2の底面に当たって折れ曲がった転落防止用エプロン28を正常なものと交換する方法を説明する。
転落防止用エプロン28の折れ曲がりは、曲げ強度低減部28cで生じるため、曲げ強度低減部28cの上方に、エプロン補強部材10を連結するために設けられた連結片28bの近傍は変形が少ない。従って、乗場6側から転落防止用エプロン28の貫通穴16を通してボルト17を取り外して転落防止用エプロン28からエプロン補強部材10を分離させることが容易にできる。次に、転落防止用エプロン28の上端部から小ネジ28を取り外して折れ曲がった転落防止用エプロン28を取り外すことができる。
【0017】
また、正常な転落防止用エプロン28の取付けは、転落防止用エプロン28の上端部と敷居9に溶接などで固定されたナットとを小ネジ28aで結合させ、乗場6側から貫通穴16を通して転落防止用エプロン28に固定された連結片28bとエプロン補強部材10に固定されたナットとをボルト17で結合させることで正常な転落防止用エプロン28を取り付けることができる。
【0018】
なお、上記実施の形態では、転落防止用エプロン28を敷居9に取付けるように構成したが、これを、敷居9近傍のかご床11に取付けるように構成しても良い。ここで、敷居9と転落防止用エプロン8が取付可能な敷居9近傍のかご床11とにより敷居部9aを構成する。
また、上記実施の形態では、緩衝器12は、ピット2の深さに応じて緩衝器12の取付位置を調整するために用いられる嵩上台を介在せずにピット2に設置したが、かご3が何らかの原因により最下階を行き過ぎて緩衝器12が作動するに至った時、転落防止用エプロン28の最下端がピット2の底面に当たり、転落防止用エプロン28が曲げ強度低減部28cで折れ曲がるだけのピット深さにおいて嵩上台を介在させても良い。
【0019】
以上のように、本発明の実施の形態1によるエレベータの転落防止用エプロン28は、かご3が何らかの原因により最下階を行き過ぎて緩衝器12が作動するに至った時、転落防止用エプロン28の最下部をピット2の底面に当てた後、かご3への損傷を与えないように転落防止用エプロン28を折れ曲がるようにしたので、ピット深さを浅くすることができるという効果がある。
【0020】
また、転落防止用エプロン28に貫通穴16を設けたので、乗場6側から転落防止用エプロン28とエプロン補強部材10を分離でき、転落防止用エプロン28の交換が容易であるという効果がある。
【0021】
また、エプロン補強部材10を連結するための連結片28bを曲げ強度低減部28cの上方に設けたので、転落防止用エプロン28の最下部がピット2の底面に当たっても連結片28bの近傍は変形等が少なくされるので乗場6側から転落防止用エプロン28とエプロン補強部材10を容易に分離でき、転落防止用エプロン28を乗場6側から容易に交換できるという効果がある。
【0022】
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2によるエレベータの転落防止用エプロンの正面図、図4は、かごが何らかの原因により最下階を行き過ぎて緩衝器が作動した時の本発明の実施の形態2によるエレベータの転落防止用エプロンの状態を示す正面図、図5は、かごが何らかの原因により最下階を行き過ぎて緩衝器が作動した時の本発明の実施の形態2によるエレベータの転落防止用エプロンの状態を示す側面図である。図3乃至図5において、38は転落防止用エプロン、38aは転落防止用エプロン38を構成する板状の固定部材、38bは転落防止用エプロン38を構成する稼動部材である。固定部材38aは、固定部材38aの上端部に設けられた取付穴(図示せず)を通して小ネジ38cで敷居9に溶接などで固定されたナット(図示せず)を結合させて敷居9に取付けている。また、稼動部材38bは、水平方向の両端がコの字状に加工されており、この両端のコの字状の部分の間に挟み込むように固定部材38aを配置させ、固定部材38aの水平方向の両端部と稼動部材38bのコの字状の部分とにおいて稼動部材38bを固定部材38aの上部方向または下部方向に摺動可能に固定部材38aを保持している。10aは転落防止用エプロン38の曲げ強度を増大させる補強用部材のエプロン補強部材である。このエプロン補強部材10aは、固定部材38aに溶接などで固定された連結片38dに設けられた貫通穴(図示せず)にボルト17を通し、このボルト17とエプロン補強部材10aの一端に溶接などで固定されたナット(図示せず)とを結合させて固定部材38aに固定し、かご床11に溶接などで固定された取付片11aとエプロン補強部材10aの他端をボルト・ナット(図示せず)などで固定して取付けている。16aはボルト17の取り付け又は取り外しを乗場6の側より行うことができるように固定部材38aに設けられた貫通穴、19は稼動部材38bに設けられたストッパーである。このストッパー19は、貫通穴16aの中を上下に移動可能に配置されている。通常、ストッパー19は、図3に示したように稼動部材38bの自重で貫通穴16aの下端に当接している。ストッパー19が貫通穴16aの下端に当接した状態の転落防止用エプロン38は、何らかの原因によりかご3が乗場6から上方にずれて停止した場合に、乗客を昇降路1内へ転落させずに安全に救出するように動作する。また、かご3が何らかの原因により最下階を行き過ぎて転落防止用エプロン38の最下部がピット2の底面に当たった時、転落防止用エプロン38に対して、転落防止用エプロン38の最下部から上方に向かう力が発生する。この力により稼動部材38bは、稼動部材38bの水平方向の両端にあるコの字状の部分と固定部材38aの水平方向の両端部とを摺動させて固定部材38aの上部方向に移動する。
【0023】
次に動作について説明する。
かご3が何らかの原因により最下階を行き過ぎて緩衝器12が作動するに至った時、転落防止用エプロン38の最下端がピット2の底面に当たり、転落防止用エプロン38に対して、転落防止用エプロン38の最下部から上方に向かう力が発生する。この力により、転落防止用エプロン38の稼動部材38bは、図4及び図5に示すように稼動部材38bの水平方向の両端にあるコの字状の部分と固定部材38aの水平方向の両端部とを摺動させて固定部材38aの上部方向に移動する。
また、上記の転落防止用エプロン38の稼動部材38bが固定部材38aの上部方向に移動した図4及び図5に示す状態からストッパー19が稼動部材38bの自重で貫通穴16aの下端に当接した図3に示す正常な状態への回復は、かご3を上方の階へ移動させることにより実現される。ここで、かご3を上方の階へ移動させることにより、転落防止用エプロン38の最下端がピット2の底面から離間し、稼動部材38bは、自重で稼動部材38bの水平方向の両端にあるコの字状の部分と固定部材38aの水平方向の両端部とを摺動させて固定部材38aの下部方向へ移動し、ストッパー19は、図3に示したように稼動部材38bの自重で貫通穴16aの下端に当接する。
【0024】
次に、転落防止用エプロン38に交換が必要な程度に変形が生じた時に行う正常な転落防止用エプロン38との交換方法を説明する。
まず、かご3を上方の階へ移動させて、変形が生じた転落防止用エプロン38の稼動部材38bの上端から固定部材38aの貫通穴16aを通してボルト17を操作できる図3に示した状態とする。その結果、乗場6側から固定部材38aの貫通穴16aを通してボルト17を取り外して転落防止用エプロン38からエプロン補強部材10aを分離させることが容易にできる。次に、固定部材38aの上端部から小ネジ38cを取り外して折れ曲がった変形した転落防止用エプロン38を取り外すことができる。
【0025】
また、正常な転落防止用エプロン38の取付けは、固定部材38aの上端部と敷居9に溶接などで固定されたナットとを小ネジ38cで結合させ、乗場6側から貫通穴16aを通して固定部材38aに固定された連結片38dとエプロン補強部材10aに固定されたナットとをボルト17で結合させることで正常な転落防止用エプロン38を取り付けることができる。
【0026】
なお、上記実施の形態では、転落防止用エプロン38を敷居9に取付けるように構成したが、これを、敷居9近傍のかご床11に取付けるように構成しても良い。ここで、ここで、敷居9と転落防止用エプロン8が取付可能な敷居9近傍のかご床11とにより敷居部9bを構成する。
【0027】
以上のように、本発明の実施の形態2によるエレベータの転落防止用エプロン38は、かご3が何らかの原因により最下階を行き過ぎて緩衝器12が作動するに至った時、転落防止用エプロン38の最下部をピット2の底面に当てた後、かご3への損傷を与えないように稼動部材38bの水平方向の両端にあるコの字状の部分と固定部材38aの水平方向の両端部とを摺動させて固定部材38aの上部方向に移動するようにしたので、ピット深さを浅くすることができるという効果がある。
【0028】
また、固定部材38aに貫通穴16aを設けたので、乗場6側から転落防止用エプロン38とエプロン補強部材10aを分離でき、転落防止用エプロン38の交換が容易であるという効果がある。
【0029】
【発明の効果】
この発明におけるエレベータの転落防止用エプロンは、かごが何らかの原因により最下階を行き過ぎて緩衝器が作動するに至った時、転落防止用エプロンの最下部をピットの底面に当てた後、かごへの損傷を与えないように転落防止用エプロンを折れ曲がるようにしたので、ピット深さを浅くすることができる。
【0030】
また、転落防止用エプロンに貫通穴を設けたので、乗場側から転落防止用エプロンとエプロン補強部材を分離でき、転落防止用エプロンの交換が容易である。
【0031】
また、エプロン補強部材を連結するための連結片を曲げ強度低減部の上方に設けたので、転落防止用エプロンの最下部がピットの底面に当たっても連結片の近傍は変形等が少なくされるので乗場側から転落防止用エプロンとエプロン補強部材を容易に分離でき、転落防止用エプロンを乗場側から容易に交換できる。
【0032】
また、かごが何らかの原因により最下階を行き過ぎて緩衝器が作動するに至った時、転落防止用エプロンの最下部をピット2の底面に当てた後、かごへの損傷を与えないように稼動部材の水平方向の両端にあるコの字状の部分と固定部材の水平方向の両端部とを摺動させて固定部材の上部方向に移動するようにしたので、ピット深さを浅くすることができる。
【0033】
また、固定部材に貫通穴を設けたので、乗場側から転落防止用エプロンとエプロン補強部材を分離でき、転落防止用エプロンの交換が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1によるエレベータの転落防止用エプロンの正面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1によるエレベータの転落防止用エプロンの側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態2によるエレベータの転落防止用エプロンの正面図である。
【図4】 本発明の実施の形態2によるエレベータの転落防止用エプロンの正面図である。
【図5】 本発明の実施の形態2によるエレベータの転落防止用エプロンの側面図である。
【図6】 従来のエレベータの転落防止用エプロンの正面図である。
【図7】 従来のエレベータの転落防止用エプロンの側面図である。
【図8】 従来のエレベータの転落防止用エプロンの側面図である。
【符号の説明】
1 昇降路、2 ピット、3 かご、6 乗場、9 敷居、9a 敷居部、9b敷居部、10 エプロン補強部材、10a エプロン補強部材、11 かご床、14 貫通孔、28 転落防止用エプロン、28b 連結片、28c 曲げ強度低減部、38 転落防止用エプロン、38a 固定部材、38b 稼動部材、38d 連結片
Claims (3)
- かごの敷居部の前端に板状の転落防止用エプロンが垂設され、前記かごのかご床と前記転落防止用エプロンとを連結したエプロン補強部材を設けたエレベータの転落防止用エプロンにおいて、転落防止用エプロンは、転落防止用エプロン本体とエプロン補強部材との連結部の下方に曲げ強度低減部を具備したことを特徴とするエレベータの転落防止用エプロン。
- 曲げ強度低減部は、転落防止用エプロン本体に貫通孔を複数具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの転落防止用エプロン。
- 転落防止用エプロン本体は、該転落防止用エプロン本体とエプロン補強部材との連結部近傍に開口部を具備したことを特徴とする請求項1記載のエレベータの転落防止用エプロン。
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