JP3978288B2 - コンタクトレンズの汚れを検知するための水性組成物およびそれを使用した汚れの検知方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンタクトレンズの汚れの検知に関するものであり、さらに詳しくは、コンタクトレンズに付着した生体由来成分からなる汚れを染料の染着性により容易に識別できる水性組成物およびその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリメタクリル酸メチルを主成分とするハードコンタクトレンズは、切削、研磨等の加工性が容易であり、しかも寸法安定性、機械的強度、透明性等に優れ、洗浄等が容易で保存性も良好であるなどの利点を有するため、広く普及してきた。しかし、角膜の生理学的な面から角膜への酸素供給の必要性が論じられるようになり、酸素透過性の極めて小さい、この種のハードコンタクトレンズは改良が必要とされ、種々のジメチルシロキサン誘導体やフッ素原子を含有する材料からなる酸素透過性ハードコンタクトレンズが開発されている。
【0003】
これらの酸素透過性ハードコンタクトレンズ表面は、通常のハードコンタクトレンズよりも表面エネルギーが小さいので涙液との馴染みが悪く、また汚れがコンタクトレンズに付着する傾向が強い。この汚れの主な原因は、コンタクトレンズに涙液や眼脂の成分で生体由来のタンパク、ムコイド物質、カルシウム化合物、剥離上皮、脂質などが吸着するか、あるいは吸着成分がコンタクトレンズ表面で変性して付着することによると考えられる。
【0004】
コンタクトレンズ表面に汚れが蓄積すると、レンズが曇る、角膜を傷つける、充血を起こす等の自覚症状が現れ、その装着を中止しなければならない場合が生じる。従って、汚れの除去は、コンタクトレンズの安全性からみて、非常に重要であり、必要不可欠である。このため、タンパク分解酵素等の酵素、界面活性剤、酸化剤等を使用した種々のコンタクトレンズ用洗浄剤が市販されている。
【0005】
通常、患者自身がこれらのコンタクトレンズ用洗浄剤を使用してコンタクトレンズを清浄に保つよう心掛けているが、コンタクトレンズの長期使用によるレンズ内部への汚れの取り込み、がんこな汚れの蓄積、不適切なコンタクトレンズ用洗浄剤の取扱い等によりコンタクトレンズが清浄な状態に保たれていない場合が多々ある。このとき、患者自身でコンタクトレンズが清浄な状態に保たれているかどうかを判断するには、コンタクトレンズを装用する前によく観察する以外に有効な手段がないのが実情である。なお、このような配慮がなされても、発見しにくい汚れが付着している場合が多く、結局、汚れに起因するさまざまな自覚症状が現れなければ、汚れが放置されたままコンタクトレンズを使用することとなる。
【0006】
そこで、コンタクトレンズに付着した成分について様々な分析が試みられている。たとえば、日本コンタクトレンズ学会誌(No.24:277−283,1982年)には、タンパクやムチンおよび脂質のそれぞれに対する染料の選択性を利用した方法が報告されている。この方法は簡便であるが、非水溶性の染料を用いなければならないことやコンタクトレンズ表面の脂質を短時間に染色することができない等の欠点を有するものである。また、大型で高価な機器と試薬および多大な時間をかけて、それらの汚れを分析する方法も行われている。たとえば、アミノ酸アナライザー、薄層クロマトグラフィー、X線マイクロアナライザー、電子顕微鏡等を用いた分析方法である。しかし、これらは患者自身が日常行える方法としては全く不適当である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、コンタクトレンズが清浄に保たれているかどうかを、非破壊的な方法によって患者自身が短時間で検知できるような組成物及びそれを使用した簡便な検知方法を提供することを課題とする。なお、本発明は、特に、コンタクトレンズに付着した生体由来成分からなる汚れの検知を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、従来から、生体染色等の染色剤として様々な分野で使用されている塩基性染料に着眼し、種々検討した結果、pH7以上の緩衝溶液中では、タンパク及び脂質共に染色しうることを見い出し、本発明を完成した。
【0009】
例えば、塩基性染料であるアルシアンブルーは、糖タンパク質およびムコ多糖体の染色、アズールは白血球のテトラクローム染色や核の染色、ブリリアントグリーンは水中の結腸細菌の染色、クリスタルバイオレットはグラム陰性細菌と陽性細菌との区別、メチレンブルーは動物組織学用一般染色剤やミルク中細菌の染色およびライト血液染色用、メチルグリーはミトコンドリアの対比染色、ピロニンは好塩基球の染色や動物細胞診断上の膿塗抹標本中淋菌の染色、サフラニンは細胞学用対比染色剤、トルイジンブルーは動物組織学における異染性染色剤、ナイルブルーは動物組織のメラニンとリポフスチンの識別用、ニュートラルレッドは血球生細胞超生染色用などとして有用であることが知られている。そこで、これらの染料を、その染色条件で、コンタクトレンズの汚れの染色に使用しても、タンパク汚れを染色するには適していたが、脂質汚れに対する染色性は全く不十分であった。
【0010】
しかし、驚くべきことに、pH7以上の緩衝溶液に塩基性染料を溶解した水性組成物は、タンパク汚れ、脂質汚れ共に、鮮明に染着し、その存在を明らかとすることがわかった。この組成物における塩基性染料の濃度は、塩基性染料を0.01〜5.0重量%程度であるのが好ましい。
【0011】
本発明では、かかる水性組成物、すなわち塩基性染料を含有するpH7以上の緩衝溶液に、患者装用済のコンタクトレンズを短時間浸漬後、未反応の染料を洗い流し、コンタクトレンズ表面の染色状態を見ることによって、コンタクトレンズ表面に付着した生体由来成分からなる汚れの存在を検知することが可能となる。
【0012】
その結果、検知された汚れ、すなわち染色された汚れは、洗浄液等でこすり洗いまたは洗浄保存液中に一定時間浸漬することにより、染着した染料と共に、コンタクトレンズから除去でき、清浄なコンタクトレンズとして繰り返し使用できることとなる。
【0013】
本発明に使用できる染料は、水溶性で、助色団に塩基性基を持ち、色素部分が陽イオンである塩基性染料(カチオン染料)類である。このような塩基性染料としては、小西謙三、黒木宣彦共著:槇書店出版,昭和57年発行の「合成染料の化学」に記載されるような公知のものがいずれも使用できるが、例えばマラカイトグリーン、アストラゾンブルー、ブリリアントグリーン、フチシン、パラロザリン、メチルバイオレットB、クリスタルバイオレット、エチルバイオレット、スプライトブルー、ビクトリアブルーB、ビクトリアブルーBO、アクリジンオレンジ2G、ユークレシン2GNX、ピロニンY、ローダミンS、ローダミンB、ローダミン6G、ニュートラルレッド、ニュートラルバイオレット、サフラニンO、インドリンB、インドリン3B、インドリン6B、ナイルブルーA、メチレンブルー、メチレングリーン、アルシアンブルー、アズール、、チオニン、トルイジンブルーまたはその塩からなる群から選択できるものであり、これらは1種で使用されても2種以上併用されてもよい。なお、特に実用性のある塩基性染料は、メチレンブルー、ニュートラルレッド、ナイルブルーAまたはその塩などである。
【0014】
その使用量は、コンタクトレンズの汚れに対する染色性とコンタクトレンズへの非特異的吸着等を考慮して、通常は、上述の塩基性染料の1種以上を緩衝溶液中、約0.01〜5.0重量%、好ましくは約0.05〜0.5重量%の割合となるように使用するのがよい。
【0015】
次に、塩基性染料を溶解する緩衝溶液としては、日本化学会編「化学便覧 基礎編II」(東京丸善(株)、1984年発行)354〜356頁に記載されている、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを含む緩衝剤、燐酸塩を含む緩衝剤、ホウ酸塩を含む緩衝剤、クエン酸又はクエン酸塩を含む緩衝剤、グリシンを含む緩衝剤等を例示できる。これらの緩衝溶液は、塩基性染料の溶解性、溶解安定性、汚れに対する染色性を参考にして選択するのがよく、その緩衝剤含有量を、約0.01〜10重量%とするのがよい。
【0016】
また、緩衝溶液のpHは、緩衝剤の種類に関係なくpH7以上に調製しなければならない。これは、pH7未満では汚れに対する染色性が全く失われるためである。本発明の場合、緩衝溶液のpHは、pH7以上、pH7〜9、特にpH7.5〜8.5の範囲に調製されることが望ましい。
【0017】
その他、緩衝溶液中には必要に応じて可溶化剤等を含有させることができる。可溶化剤としては、例えばサイクロデキストリン類が使用できるが、この添加はpH7以上の緩衝溶液中で塩基性染料、例えばメチレンブルー、ニュートラルレッド、ナイルブルーA等が不溶化するのを防止するのに有効である。
【0018】
サイクロデキストリン類としては、α−サイクロデキストリン、β−サイクロデキストリン、γ−サイクロデキストリンの他に、サイクロデキストリンに適当な官能基を導入した誘導体として、たとえば、メチル化サイクロデキストリン、ヒドロキシプロピル化サイクロデキストリン等が利用できる。これらは1種で使用されても2種以上併用されてもよい。この群において、特に実用性のあるサイクロデキストリンは、メチル化サイクロデキストリン、γ−サイクロデキストリンなどである。その使用量は、通常は、上述のサイクロデキストリンの1種以上を緩衝溶液中、約0.05〜25重量%、好ましくは約0.5〜2.5重量%の割合となるように使用するのがよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、実施例に従って本発明をさらに詳しく説明する。
〔人工タンパク汚れ付着レンズの作製〕
下記組成からなるタンパク汚れ液を、サンコンマイルドIII (酸素透過性ハードコンタクトレンズ,(株)サンコンタクトレンズ製)に滴下し、70℃〜80℃でタンパクを変性させて人工タンパク汚れ付着レンズを作製した。
タンパク汚れ液
塩化カルシウム二水和物(ナカライテスク(株)) 0.15μg
塩化ナトリウム(ナカライテスク(株)) 9μg
牛血清アルブミン(シグマ) 2.90μg
牛血清グロブリン(シグマ) 1.21μg
卵白リゾチーム(和光純薬工業(株)) 0.90μg
pH7(M/10)燐酸緩衝液 10μl
【0020】
〔人工脂質汚れ付着レンズの作製〕
下記組成からなる脂質汚れ液を、サンコンマイルドIII (酸素透過性ハードコンタクトレンズ,(株)サンコンタクトレンズ製)に滴下し、40℃〜50℃で乾燥して脂質汚れ付着レンズを作製した。
脂質汚れ液
塩化カルシウム二水和物(ナカライテスク(株)) 0.15μg
塩化ナトリウム(ナカライテスク(株)) 9μg
オレイン酸(ナカライテスク(株)) 0.60μg
リノレン酸(ナカライテスク(株)) 0.60μg
パルミチン酸(ナカライテスク(株)) 0.60μg
リノレン酸コレステロール(和光純薬工業(株)) 0.80μg
卵黄レシチン(和光純薬工業(株)) 2.90μg
pH7(M/10)燐酸緩衝液 10μl
【0021】
実験1〔非塩基性染料と塩基性染料の染色性〕
下記の如き3種の広域緩衝溶液(pH4、7、9に調整した、ホウ酸とクエン酸と燐酸塩の混合溶液)に、表1に示す35種類の染料を各々0.1%濃度になるよう溶解して染色液とした。各染色液に人工タンパク汚れ付着レンズ及び人工脂質汚れ付着レンズを60秒間浸漬後、水道水ですすぎ洗いし、レンズ表面の染色状態を、汚れ付着のないレンズに同様の方法(染色液浸漬及びすすぎ洗い)を適用した結果と、目視で比較した。
広域緩衝溶液
pH ホウ酸 クエン酸 燐酸三ナトリウム
4 1.92g 1.63g 適量 精製水で全量200mlとする
7 1.22g 1.04g 適量 精製水で全量200mlとする
9 1.85g 1.72g 適量 精製水で全量200mlとする
【0022】
実験結果を表1に示す。この結果から明らかなように、非塩基性染料はタンパク汚れを染色するが、脂質汚れには全く染色性を示さなかった。一方、塩基性染料は、pH4では、脂質汚れを染色しないが、pH7及び9では、タンパク汚れ及び脂質汚れ共に、良好に染色した。
【0023】
【表1】
【0024】
実験2〔塩基性染料の染色性と緩衝溶液のpH〕
pHを変化させた下記6種類の広域緩衝溶液を準備し、これらに3種類の塩基性染料(メチレンブルー、ナイルブルーA、ニュートラルレッド)を各々0.1%濃度になるよう溶解して染色液とした。各染色液に人工タンパク汚れ付着レンズ及び人工脂質汚れ付着レンズを60秒間浸漬後、水道水ですすぎ洗いして、各pHの染色液における汚れ付着レンズの染色状態をpH8のときの染色強度と目視で比較した。
広域緩衝溶液
pH ホウ酸 クエン酸 燐酸三ナトリウム
4 1.92g 1.63g 適量 精製水で全量200mlとする
5 1.66g 1.41g 適量 精製水で全量200mlとする
6 1.46g 1.24g 適量 精製水で全量200mlとする
7 1.22g 1.04g 適量 精製水で全量200mlとする
8 1.05g 0.89g 適量 精製水で全量200mlとする
9 0.85g 0.72g 適量 精製水で全量200mlとする
【0025】
図1〜図3に各染料のpHの違いによる人工タンパク汚れ付着レンズ及び人工脂質汚れ付着レンズに対する染色強度を比較した。タンパク汚れの染色強度は、染色液のpHにほぼ影響されなかった。しかし、脂質汚れの染色強度は、pH7未満では、いずれの染料も染色がほとんど認められなかったが、pH7以上になると染色強度が高くなった。これらの結果から、染色液のpHが7以上では、タンパク及び脂質汚れの検出が可能と考えられる。
【0026】
実験3〔患者装用済のレンズを用いた塩基性染料の染色性〕
pH8のホウ酸とクエン酸と燐酸塩を混合した広域緩衝溶液にナイルブルーAを0.1%濃度になるよう溶解して染色液とした。この染色液に患者装用済のレンズ100枚を60秒間浸漬後、水道水ですすぎ洗いして、レンズ表面の染色状態を観察した。
その結果、100枚中数枚に本染色液に染まるレンズが発見された。これらのレンズは、生体由来のタンパクあるいは脂質がレンズに付着したものと考えられた。
【0027】
実験4〔実験3で発見された染色レンズの処理〕
実験3で発見された染色レンズをニューケアマイルド(洗浄保存液(株)サンコンタクトレンズ製)で充分にこすり洗い後、ニューケアマイルドに浸けて一夜保存し、その後、水道水で充分すすぎ洗い後、再び、実験3と同じ方法でレンズを染色し、レンズ表面の染色状態を観察した。
その結果、最初に染色されたレンズは、洗浄液ですすぎ洗いと洗浄保存液による浸け置きによってレンズ表面に付着した汚れと染料が取り除かれ、その結果、染色液に染まらない清浄な状態に戻ったことがわかる。
【0028】
【発明の効果】
本発明の水性組成物を使用することにより、コンタクトレンズに付着した生体由来成分からなる汚れを、タンパク汚れも脂質汚れも、染料の染着性により容易に検知できる。このようにして検知した汚れは、その染着された色が消失するまで、完全に洗浄することにより、確実に洗浄除去できるので、常に、コンタクトレンズを清浄な状態で使用できる。
なお、本発明の汚れ検知法は、誰もが容易に実施できるので、次のような利点がある。
(1)レンズ装用者自身で簡単にレンズの清浄度合いが確認できる。
(2)レンズの汚れによる装用感の不調や障害の予防に役立つ。
(3)レンズおよびレンズケアの正しい管理や取扱に役立つ。
(4)レンズの汚れによるレンズ寿命を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メチレンブルーを使用した水性組成物による汚れの染色性と緩衝溶液のpHの関係を示すグラフ、Aはタンパク汚れに対するものであり、Bは脂質汚れに対するものである。
【図2】ナイルブルーを使用した水性組成物による汚れの染色性と緩衝溶液のpHの関係を示すグラフ、Aはタンパク汚れに対するものであり、Bは脂質汚れに対するものである。
【図3】ニュートラルレッドを使用した水性組成物による汚れの染色性と緩衝溶液のpHの関係を示すグラフ、Aはタンパク汚れに対するものであり、Bは脂質汚れに対するものである。
Claims (4)
- pH7以上の緩衝溶液に、塩基性染料を0.01〜5.0重量%の割合で溶解してなることを特徴とするコンタクトレンズの汚れを検知するための水性組成物。
- 上記塩基性染料が、メチレンブルー、ニュートラルレッド及びナイルブルーAからなる群から選ばれるものであることを特徴とする請求項1の組成物。
- 可溶化剤を含有することを特徴とする請求項1又は2の組成物。
- 患者装用済のコンタクトレンズを請求項1〜3いずれか1項の水性組成物に浸漬し、レンズ表面の染色状態によって、レンズ表面の汚れの程度を検知することを特徴とするコンタクトレンズの汚れの検知方法。
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