JP3977643B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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Description
【従来の技術】
印刷で使用される印刷版は、CTP(Computer to Plate)またはプレートセッターと言われる画像記録装置によって各色画像が記録される。印刷版は画像記録が完了すると印刷機の版胴に取り付けられる。複数枚の印刷版を用いて、1枚の印刷用紙に複数色の画像を刷り重ねることによりこの印刷用紙上に多色画像が形成される。
【0002】
印刷版の印刷機版胴への取り付け作業は、印刷版の所定位置にあらかじめ形成されていた位置決め用のパンチ孔を規準にして行われる。
【0003】
ここで、位置決め用のパンチ孔と印刷版上の記録画像との位置関係は、すべての印刷版において同一である必要がある。さもないと、印刷用紙に転写される画像に見当ずれが生じる。従来行われていた作業を図22および図23を用いて説明する。
【0004】
印刷までの作業は概略、画像記録装置10、パンチ装置20、印刷装置30を用いて行われる。
【0005】
画像記録装置10は、図22(a)に示すように、概略、印刷版Pが装着される記録ドラム11、印刷版Pに対して画像信号に応じて変調された光ビームを照射する記録ヘッド12、記録ドラム11を回転させるモータ13、記録ヘッド12を記録ドラム11の軸方向に移動させる副走査モータ14・送りねじ15を含んでいる。記録ドラム11表面には印刷版Pを位置決めするための第1ピン16および第2ピン17が立設されている。
【0006】
印刷版Pの端面Peをこれら第1および第2ピン16、17に当接させることでこの印刷版Pは記録ドラム11の外周面上で位置決めされ、真空吸引手段その他の固定手段により記録ドラム11の外周面に固定される。
【0007】
その後、記録ヘッド12により印刷版P上に記録画像IMが形成される。ここではシアン色に対応する画像IM(C)が形成されるとする。
【0008】
画像記録装置10における画像記録の完了後、印刷版Pは記録ドラム11から取り外され、パンチ装置20へ運ばれる。パンチ装置20は、図22(b)にその概略を示すように、印刷版Pを固定するためのパンチ台21と、このパンチ台21上で印刷版Pを位置決めするためのパンチ用第1位置決めピン26、パンチ用第2位置決めピン27と、印刷版Pにパンチを行うためのパンチユニット(図示せず)を有している。
【0009】
印刷版Pはパンチ台21上に、その端面Peを前記第1ピン26および第2ピン27を当接させて位置決めされた後、パンチユニットによりパンチされ、パンチ孔Pi、Pjが形成される。
【0010】
印刷版Pは次に、印刷装置30に運ばれる。印刷装置30は図22(c)にその概略を示すように、印刷版Pを巻き付けるための版胴31と、この版胴31上で印刷版Pを位置決めするための印刷用第1位置決めピン36と、印刷用第2位置決めピン37と、版胴31の周囲に印刷版Pを固定する固定装置、インキ供給装置、給水装置、印刷用紙送り装置(いずれも図示せず)、を備えている。
【0011】
印刷版Pは版胴31上に、パンチ孔Pi、Pjをそれぞれ前記第1ピン36、第2ピン37に嵌合させて位置決めされた後、図示しない固定装置により固定される。その後、印刷用紙送り装置から送られる印刷用紙に対して、インキ供給装置、給水装置により印刷版P上の画像IM(C)が転写される。
【0012】
【従来技術の課題】
印刷版Pはアルミニウム等の金属板を所定長に裁断し、表面に画像形成層を形成して作成される。通常は、印刷版Pの端面Peが直線状になるように作成される。しかし製造上の精度が低い場合や製造後の外的な要因により、図23(a)に示すように端面PeにうねりPwが生じてしまうことがある。このように印刷版Pの端面Peが直線状でない場合、以下に詳述するように、印刷用紙上に形成される多色画像に見当ずれが生じる問題がある。
【0013】
図23(a)乃至(c)を用いて、先述の画像記録装置10、パンチ装置20、印刷装置30を用いて作業した場合の問題点を説明する。印刷版Pの端面Peの、パンチ用第2位置決めピン27に当接する位置には、うねりPwが生じているとする。
【0014】
印刷版Pは前述の手順により画像記録装置10の記録ドラム11上に位置決めされその後、固定される。この際、印刷版Pの端面PeのうねりPwは第1および第2ピン16、17に当接しないので印刷版Pは正常に位置決めされ、正確な記録画像IMが記録される。なお、ここではM色の画像に対応する記録画像IM(M)が形成されるとする。
【0015】
このように記録画像は正確に記録されるが、パンチ装置20のパンチ台21に固定する際には、先述のうねりPwがパンチ用第2位置決めピン27に当接した状態で位置決めされるので、印刷版Pは傾いた状態で固定される。このためパンチ孔PiおよびPjは本来の位置からずれた位置に形成される。
【0016】
印刷装置30では上記ずれたパンチ孔PiおよびPjを印刷用位置決めピン36、37に嵌合させて位置決めする。このため印刷版P上の記録画像IM(M)は版胴31上で本来の取付角度からずれて配設される。このため、印刷用紙上のシアン色の記録画像IM(C)の上に、マゼンタ色の記録画像IM(M)を刷り重ねると見当ずれが生じる。
【0017】
なお上記では、印刷装置用のパンチ孔を画像記録装置10とは別のパンチ装置20において作成したが、パンチ装置20が画像記録装置内に配置されている場合でも上記問題は生じていた。また同様の見当ずれは版エッジ基準で画像を形成した後、別のパンチ装置で穿孔する場合にも発生する可能性がある。
【0018】
したがって、本発明の目的は、加工誤差が生じている印刷版を使用しても色ずれのない多色画像を印刷用紙上に形成することのできる画像記録装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記課題を解決するために本発明は以下に述べるような特徴を有している。
【0020】
第1の発明は、印刷版の幅方向に関して、前記印刷版を位置決めする幅寄せ機構と、前記幅方向に伸長する印刷版の端面に当接することにより、前記幅方向に交差する方向に関して、前記印刷版を位置決めする位置決め手段P1、P2と、前記幅寄せ機構および前記位置決め手段P1、P2によって位置決めされた印刷版に印刷装置用の位置決め部を形成する第1のパンチャーと、前記位置決めされた印刷版に切り欠きを形成する第2のパンチャーとを備えたパンチユニットと、位置決め手段P3、P4によって、印刷版を前記幅方向および前記幅方向に交差する方向に関して位置決めして保持する印刷版保持手段と、前記印刷版保持手段に向けて前記印刷版を移動させる移動手段と、前記印刷版保持手段に保持された印刷版に対して画像記録を行う画像記録手段とを備え、前記位置決め手段P3、P4は、前記移動手段による印刷版の移動方向先端部に当接し、前記移動手段は、前記パンチユニット上において前記端面のうち前記位置決め手段P1に当接した端面個所P1’が前記位置決め手段P3に当接するように、かつ、前記切り欠きが前記位置決め手段P4に嵌合するように、印刷版を移動させることを特徴とする。
【0021】
第1の発明によれば、印刷版に印刷装置用位置決め部を形成するときに位置決め手段P1に当接した印刷版端面個所P1’が、印刷版保持手段上の位置決め手段P3に当接するように位置決めしてから画像記録を行うので、端面の直進性が均一でない複数枚の印刷版に対して画像記録を行い、これらの印刷版を用いて印刷装置で同一の印刷用紙に前記画像を刷り重ねる場合でも印刷用紙上に形成される画像にずれが生じることがない。
【0023】
第2の発明は、第1の発明に係る画像記録装置であって、前記位置決め手段P4は、前記切り欠きに嵌合するピンとして形成されていることを特徴とする。
【0024】
第2の発明によれば、位置決めピンと切り欠きとを嵌合させることにより印刷版を印刷版保持手段上で位置決めしているので、印刷版の位置決めを容易に行うことができる。
【0025】
第3の発明は、第1または2の発明に係る画像記録装置であって、前記パンチユニットが、前記位置決めされた印刷版に切り欠きを形成する第3のパンチャーをさらに備え、前記位置決め手段P3が、複数の位置決め部材を備え、前記第3のパンチャーによって形成された切り欠きは、前記複数の位置決め部材のうちのいずれかと前記印刷版との当接を回避させるための逃げ用の切り欠きであることを特徴とする。
【0026】
第4の発明は、フレームと、前記フレームの上部に固定された収納/搬送機構と、前記フレーム内において、前記収納/搬送機構の斜め下に配置されたドラムと、前記収納/搬送機構を上位置と下位置との間で回転させる駆動機構と、前記収納/搬送機構に収納された印刷版をその幅方向に関して位置決めする幅寄せ機構と、パンチユニットと、前記ドラムの外周面上に密着された印刷版に光ビームを走査する記録ヘッドとを備え、前記パンチユニットが、前記幅方向に伸長する印刷版の端面に当接することによって、前記印刷版を、前記幅方向に交差する方向に関して位置決めする位置決め手段P1、P2と、前記幅寄せ機構および前記位置決め手段P1、P2によって位置決めされた印刷版に印刷装置用の位置決め部を形成する第1のパンチャーと、当該位置決めされた印刷版に切り欠きを形成する第2のパンチャーとを備える画像記録装置であって、前記ドラムの外周面上に配設され、印刷版の移動方向先端部にのみ当接して該印刷版を前記幅方向および前記幅方向に交差する方向に関して位置決めする位置決め手段P3、P4をさらに備え、前記下位置にある時の前記収納/搬送機構は、前記パンチユニット上で、前記端面のうち前記位置決め手段P1と当接する端面箇所P1’が前記位置決め手段P3に当接するように、かつ、前記第2のパンチャーによって形成された切り欠きが前記位置決め手段P4に嵌合するように、前記印刷版を前記ドラムに向けて送り出し、前記記録ヘッドは、前記位置決め手段P3、P4によって前記ドラムの外周面上で位置決めされた印刷版に対して画像記録を行うことを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明に係る画像記録装置であって、前記ドラムの外周面に配設され、前記端面に当接して該印刷版を前記幅方向に交差する方向に関して位置決めする位置決め手段P5をさらに備え、前記パンチユニットは、前記幅寄せ機構によってその幅方向に関して位置決めされた印刷版に切り欠きを形成する第3のパンチャーをさらに備え、比較的幅の狭い第1の印刷版に関しては、前記パンチユニットが当該第1の印刷版に対して前記第1のパンチャーで印刷装置用の位置決め部を形成するとともに前記第2のパンチャーで切り欠きを形成し、前記下位置にある時の前記収納/搬送機構は、前記端面箇所P1’が前記位置決め手段P3に当接するように、かつ、前記第2のパンチャーによって形成された切り欠きが前記位置決め手段P4に嵌合するように、前記印刷版を前記ドラムに向けて送り出し、比較的幅の広い第2の印刷版に関しては、前記パンチユニットが当該第2の印刷版に対して前記第1のパンチャーで印刷装置用の位置決め部を形成するとともに前記第2のパンチャーで切り欠きを形成し、前記第3のパンチャーが前記位置決め手段P3を逃げる逃げ用の切り欠きを形成し、前記下位置にある時の前記収納/搬送機構は、前記パンチユニット上で、前記端面のうち前記位置決め手段P3と当接する端面箇所P3’が前記位置決め手段P5に当接するように、かつ、前記第2のパンチャーによって形成された切り欠きが前記位置決め手段P1に嵌合するように、前記印刷版を前記ドラムに向けて送り出し、前記記録ヘッドは、前記位置決め手段P3、P4によって前記ドラムの外周面上で位置決めされた第1の印刷版または、前記位置決め手段P4、P5によって前記ドラムの外周面上で位置決めされた第2の印刷版に対して画像記録を行うことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係る画像記録装置の構成を示す分解図である。当該画像記録装置において、略直方体形状のフレーム1の各部に、大略的に、収納/搬送機構2、駆動機構3、パンチユニット4、記録ドラム5、露光ヘッド6および電装部7が取り付けられている。なお、駆動機構3は、図1を明確にするため、同図には示されていない。
【0028】
ここで、図2は、図1に示す1点鎖線A−A’に沿う断面を矢印Bの方向から見たときの収納/搬送機構2を示す図である。なお、図2に示す構成の全てが、図1に示されていないことを注釈しておく。図1および図2において、収納/搬送機構2は、2枚の側板21により挟み込まれ固定される2枚のトレイ22および23、送りローラ24、ローディング用の搬送ローラ25、およびアンローディング用の搬送ローラ26を備えている。このように、2枚のトレイ22および23は、2枚の側板21によって、上下配置されかつ一体的に構成される。なお、トレイ23はトレイ22の直上に配置されるので、以降、トレイ23を上トレイ23と称し、さらに、トレイ22を下トレイ22と称する。
【0029】
送りローラ24は、下トレイ22に収納された印刷版を搬送ローラ25の方向へ搬送するためのローラである。上記搬送ローラ25および搬送ローラ26は、それぞれ一方の側板21から他方のそれへと架け渡されるように配置される2個1組のローラである。また、搬送ローラ25は、下トレイ22の先端に近接する位置で、2個1組のローラが当接するように配置される。さらに、搬送ローラ26は、上トレイ23の先端に近接する位置で、2個1組のローラが当接するように配置される。以上のような送りローラ24および搬送ローラ25は、一方の側板21に固定されたモータM50とベルト(図示せず)で連結されており、当該モータM50が生成する駆動力を受けて回転する。また、搬送ローラ26は、一方の側板21に固定されたモータM54とベルト(図示せず)で連結されており、当該モータM54が生成する駆動力を受けて回転する。
【0030】
また、下トレイ22および上トレイ23の所定箇所には、小孔27および28が形成され、当該小孔27および28の直下にはセンサPH50およびPH54が固定される。このセンサPH50およびPH54は、小孔27および28の直上に印刷版があるか否かを検出する。
【0031】
以上の構成を有する収納/搬送機構2は、図1中、1点鎖線の矢印αで示すようにフレーム1の上部に固定される。ただし、収納/搬送機構2は、2枚の側板21から外側に突出する回転軸29を回転中心として、所定範囲内で回転する(図1および図2中の矢印β参照)。駆動機構3は、かかる収納/搬送機構2の回転を実現する。図3は、図1に示す矢印Cの方向から見たときの駆動機構3を示す図である。また、図4は、図3に示す駆動機構3の分解図である。
【0032】
図3および図4において、駆動機構3は、カムフォロアガイド31、モータM55、カムギア32、およびカムフォロア33を2個ずつ備え、さらに、センサ検出版34、センサPH55およびPH56を少なくとも1個備える。各カムフォロアガイド31は、直方体形状の外形を有しており、この直方体に小判型の貫通孔が形成される。各カムフォロアガイド31は、両方の貫通孔が収納/搬送機構2を介して対向するように、各側板21に1個ずつ固着される(図4参照)。各モータM55は、互いに収納/搬送機構2を介して対向するように、各側板21の近傍に配置されており、かつフレーム1に固定される。各カムギア32は、各側板21に対向するようにフレーム1に固定される。ただし、各カムギア32は、各モータM55が生成する駆動力を受け、自身の軸を中心として回転する。各カムフォロア33は、各カムギア32が有する一方面(側板21との対向面)の外縁に固定されており、当該カムギア32の軸を中心として円運動する。また、各カムフォロア33は、カムフォロアガイド31の貫通孔の上下幅と略同一径の円盤形状を有しており、図4中の1点鎖線の矢印Dで示すように、当該貫通孔に填り込む。これによって、各カムフォロアガイド31と各カムギア32とが、各カムフォロア33により連結され、その結果、収納/搬送機構2は駆動機構3により支持される。
【0033】
また、円盤形状のセンサ検出版34は、一方のカムギア32と同心円をなすように配置されており、当該カムギア32と一緒に回転する。センサ検出版34の外周上には、一個のスリット35が形成されている。センサPH55およびPH56は、回転するセンサ検出版34に形成されたスリット35を検出できるようにフレーム1に固定されている。
【0034】
以下、上記のような構成の駆動機構3の動作を、図5を参照して説明する。なお、モータM55は、図5を明確にするため、同図には示されていないことを注釈しておく。図5(a)において、センサPH55は、自身の直上に位置するセンサ検出版34のスリット35を検出している。かかる検出時、各カムフォロア33は、自身が円運動可能な範囲の最下端近傍に位置するため、収納/搬送機構2は、当該最下端近傍に対応する位置(以下、下位置と称す)で駆動機構3により支持される。この時、各カムギア32が、各モータM55により生成された駆動力を受けて、矢印γが示す方向に回転し始めると、各カムフォロア33は、同方向に、つまり、現在位置する最下端近傍から上方向に円運動し始める。これによって、各カムフォロア33は、各カムフォロアガイド31が固定されている収納/搬送機構2を下位置から上方向に移動させる。
【0035】
ところで、図5(b)において、センサ検出版34のスリット35は、上記カムギア32の回転と一緒に、センサPH55の直上の位置から矢印γの方向に円運動し、やがて、センサPH56の直上に位置する。センサPH56は、自身の直上に位置するスリット35を検出する。かかる検出時、各モータM55は駆動力の生成を停止する。これによって、各カムフォロア33は、円運動可能な範囲の最上端近傍に位置し、収納/搬送機構2は、当該最上端近傍に対応する位置(以下、上位置と称す)で駆動機構3に支持されて停止する。以上の駆動機構3の動作により、収納/搬送機構2は下位置と上位置との間を上下動する。
【0036】
次に、図1に示すパンチユニット4について説明する。パンチユニット4は、取付用部材42と、パンチャー41a〜eとを含む。各パンチャー41a〜eの役割は以下の通りである(図20参照)。すなわち、パンチャー41aは印刷版Pを記録ドラム5上に位置決めするための切り欠き51aeを形成するための部材であり、パンチャー41b及びcは逃がし用の切り欠き51be及びce(図示せず)を形成するための部材である。残りのパンチャー41d及びeは画像記録が行われた後の印刷版Pを印刷装置において位置決めする際に基準となるパンチ孔51de及びeeを生成するための部材である。
【0037】
図6は、図1に示す一点鎖線E−E’に沿う断面を矢印Fの方向から見たときのパンチユニット4を示している。先述のようにパンチユニット4は5個のパンチャー41a〜eを有しているがここでは第2のパンチャー41bの断面が示されている。パンチャー41bは、大略的に、本体43b、センサPH62b、モータM60b、パンチ44b、および基準ピン47bを有する。本体43bには、隙間45bが形成されており、当該隙間45bには、第1の供給パスライン(後述)を搬送されてくる印刷版Pが挿入される。隙間45bには基準ピン47bが配設されており、隙間45bに挿入された印刷版Pの先端を基準ピン47bに当接させて位置決めさせる。センサPH62bは、隙間45bに印刷版Pが挿入されたか否かを検出する。モータM60bは、センサPH62bが印刷版Pを検出すると、駆動力を生成する。この駆動力は、本体43b内部のカム機構(図示せず)により、パンチ44bを上下動させる力に変換される。パンチ44bは、このカム機構から伝達された力を受けて上下動して、隙間45b内に載置された印刷版Pを打ち抜く。これによって、印刷版Pの一方端には、切り欠きが形成される。
【0038】
上記説明は第3のパンチャー41cにも当てはまる。第2、第3パンチャー41b、c以外のパンチャー41a、d、eのうち、第1のパンチャー41aとはパンチ44の断面形状が異なることで第2、第3パンチャー41b、cと相違し、第4、第5のパンチャー41d、eとはパンチ44の断面形状および基準ピン47の有無の点で第2、第3パンチャー41b、cと相違する。他の点においては上述の第2パンチャー41bとほぼ同様の機構である。
【0039】
パンチ44の断面形状は以下のとおりである。すなわち、第1のパンチャー41aのパンチ44aは、断面形状が半径rの円である。第2および第3のパンチャー41b、cのパンチ44b、cの断面形状は、一端にくぼみが設けられた横長の小判型である。また、第4および第5のパンチャー41d、41eのパンチ44d、eの断面形状は矩形である。
【0040】
図7は第1パンチャー41aの要部斜視図である。図7に示すように、第1パンチャー41aの本体43aにはパンチ44aが上下動するための貫通孔48aが形成されている。貫通孔48aは本体43aの上面から隙間45aに到達するまで伸びている。パンチ44aは、基準ピン47aよりも本体43aの中心から−x方向に偏った位置に位置付けされる。基準ピン47aは、本体43a内部の平坦面49a上に、本体43aの中心からx方向に偏った位置に配置される。パンチ44aの断面は全円であり、x・−x方向の直径線が基準ピン47aの接線と一致するように位置付けられている。
【0041】
図8を用いて第2のパンチャー41bにおけるパンチ44bの断面形状および基準ピン47bの取付位置を示す。
【0042】
図8は第2パンチャー41bの要部斜視図である。図8に示すように、第2パンチャー41bの本体43bには貫通孔48bが形成されている。貫通孔48bは本体43bの上面から隙間45bに到達するまで伸びている。貫通孔48bの一部には基準ピン47bが埋め込み固定されている。基準ピン47bの下端は平坦面49bに達している。
【0043】
パンチ44bは基準ピン47bによって占められていない貫通孔48bの空間を上下動する。パンチ44bの一側面には、基準ピン47との接触を防止するためにくぼみ44bhが形成されている。なお、このくぼみ44bhと基準ピン47との間隔は微小量であることが望ましい。
【0044】
なお、第2パンチャー41bとしては図9に示す態様のものも使用可能である。
【0045】
この例では、基準ピン47bはパンチ44bの先端に取り付けられていてパンチ44bとともに上下動する。平坦面49bには図示しない凹部が形成されているおり、パンチ44bが下降したときに、基準ピン47bを平坦面49bの下に逃がすことができるようになっている。この例では、パンチ44bの上下位置を調整することにより、基準ピン47bまたはパンチ44bを隙間45bに対して選択的に位置付けることができる。
【0046】
再び図6に戻って、パンチユニット4の取付用部材42は、略直方体形状の外形を有しており、その長手方向に沿って溝46が形成されている。この溝46には、各パンチャー41a〜eが取り付けられる。なお、取付用部材42に上記溝46を形成せず、ノック穴およびボルト穴等を形成することにより、パンチャー41a〜eを固定してもかまわない。以上のパンチユニット4は、図1において一点鎖線の矢印δで示すようにフレーム1上に固定される。
【0047】
図10は、上述のようにフレーム1上に固定されたパンチユニット4、記録ドラム5、および露光ヘッド6を示した斜視図である。なお、収納/搬送機構2、駆動機構3および電装部7は、図10を明確にするために同図から省略している。
【0048】
図10において、取付用部材42には、5つのパンチャー41a〜eが固定されている。このパンチャー41aは基準位置切り欠き用として用いられ、パンチャー41bおよびcは逃がし切り欠き用として用いられる。また、パンチャー41dおよびeは印刷装置位置決め用のパンチ孔を形成するために用いられる。また、取付用部材42の前面の両端には、それぞれ幅寄せモータ401が固定されている。この幅寄せモータ401は、取付用部材42の前面に沿って水平方向に延びる回転可能の一対のボールねじ403を回転駆動させる。それぞれのボールねじ403には、幅寄せベアリング402が螺合している。この幅寄せベアリング402の上面には、円柱状で回転可能な保持部404(一方は、図示せず)が設けられている。つまり、上記幅寄せモータ401が回転することにより、幅寄せベアリング402は、図示S方向に移動する。
【0049】
なお、印刷版がパンチユニット4に導かれた場合、上記印刷版は、1対の幅寄せベアリング402の間に載置される。所定の原点位置から幅寄せモータ401を回転させることにより、1対の幅寄せベアリング402を中央部に移動させると、幅寄せベアリング402の保持部404の外周面が印刷版の両側の端面に当接することにより、印刷版が取付用部材42の中央部に位置決めされる(以下、センターリング機構とする)。
【0050】
次に、図1および図10に示す記録ドラム5について説明する。図11は、図1に示す1点鎖線G−G’に沿う断面を矢印Hの方向から見たときの記録ドラム5およびその周辺を示す図である。図1、図10および図11において、記録ドラム5は、フレーム1内であって、収納/搬送機構2およびパンチユニット4の斜め下の位置に配置される。記録ドラム5は、略円筒形状を有しており、モータM1が生成する駆動力を受け、当該円筒の軸を中心として回転する。この記録ドラム5の外面(環状面)には、第2の供給パスライン(後述)を搬送されてくる印刷版P(図1中、斜線を付した部分参照)が巻き付けられ装着される。
【0051】
また、当該画像記録装置は、記録ドラム5の外面上に印刷版Pを固定するための構成として、少なくとも3個の位置決めピン51と、先端クランプ52と、後端クランプ53とを備える。これらの位置決めピン51は、当該記録ドラム5の外面上に固定されており(詳細な位置については、後述する)、第2の供給パスライン(後述)を搬送されてくる印刷版の一方端を、パンチャー41aで形成された切り欠きと位置決めピン51aとが嵌合しながらクランプ可能に構成されている。後端クランプ53は、記録ドラム5の外面に対して着脱自在に構成されており、当該記録ドラム5から離脱している時には、図示しない第1のクランプ駆動部により保持されているが、記録ドラム5に取り付けられた時には、第2の供給パスライン(後述)を搬送されてくる印刷版の他方端をクランプする。
【0052】
また、ロータリーエンコーダ54は、記録ドラム5の回転軸に取り付けられており、種々の角度位置を検出する。当該画像記録装置では、先端クランプ52がクランプする第1の角度位置X、後端クランプ53の配置位置に関連する第2の角度位置Z、および先端クランプ52のクランプ解除する第3の角度位置Qが予め規定されている。各角度位置は、図11に示したように、予め定められた基準線Sを基準とする。先端クランプ52は、第1の角度位置Xに位置する時に、図示しない第1のクランプ駆動部により駆動され、印刷版の一方端をクランプし、また、第3の角度位置Qに位置する時に、図示しない第2のクランプ駆動部により駆動され、クランプしていた印刷版の一方端を解放する。また、後端クランプ53は、第2の角度位置で、図示しない第3のクランプ駆動部により記録ドラム5の外面上に取り付けられ、印刷版の他方端をクランプする。かかる外面上に取り付けられた後端クランプ53は、さらに、第2の角度位置Zに位置する時に、第3のクランプ駆動部により当該外面上から取り外され、印刷版の他方端を解放する。なお、第1〜第3のクランプ駆動部に関しては、これら自体が本願発明を構成するものではないため、詳細な説明を省略する。
【0053】
さらに、当該画像記録装置は、記録ドラム5の外面上に印刷版を密着させるための構成として、記録ドラム5の外面上に形成される複数の印刷版吸着用の小孔および溝(以下、吸着孔および吸着溝55と称す)と、吸着孔および吸着溝55と共に真空系を構成するブロア(図示せず)と、記録ドラム5の近傍に配置されるスクイズローラ(図示せず)とを備えている。これら吸着孔および吸着溝55、ブロア並びにスクイズローラとに関しては、本願発明の趣旨と関係が無いため、それらの詳細な説明を省略する。
【0054】
次に、露光ヘッド6について説明する。露光ヘッド6は、図1中の1点鎖線εおよび図10で示すように、記録ドラム5に近接して配置されるテーブル61上に載置されており、送りねじ機構62が生成する駆動力により、記録ドラム5の回転軸に対して平行な方向に送られつつ、後述する電装部7から与えられる画像データに基づいて変調された光ビームを、記録ドラム5と一緒に回転する印刷版上で走査し、これによって露光を行う。
【0055】
電装部7は、図1中の1点鎖線の矢印ζで示すように、フレーム1の側部に取り付けられている。また、電装部7は、上述の構成各部と電気的に接続されており、当該構成各部との間で信号の送受を行いつつ、当該画像記録装置の動作を制御する。
【0056】
次に、収納/搬送機構2と印刷版Pとの動作について説明する。なお、図12〜図19は、当該収納/搬送機構2と印刷版Pとの動作を示す側面概略図である。以下、図12〜図19を参照して、当該収納/搬送機構2と印刷版Pとの動作について説明する。
【0057】
まず、パンチングされるべき印刷版Pが、図12に示すように、収納/搬送機構2の下トレイ22に供給される。この印刷版Pは、オペレータの手作業により下トレイ22に供給されたり、当該画像記録装置に付加的に取り付けられる自動印刷版供給機構(図示せず)により自動的に供給されたりする。収納/搬送機構2のセンサPH50は、上記印刷版Pが供給されたことを検出すると、その旨を示す検出信号を電装部7に出力する。電装部7は、上記検出信号が入力すると、下トレイ22に現在収納されている印刷版Pに対するパンチング処理工程を開始するため、各モータM55を駆動する。駆動機構3は、各モータM55が駆動力を受けて、収納/搬送機構2を下位置から上位置に移動させる。これによって、図13に示すように、収納/搬送機構2の搬送ローラ25と、パンチユニット4の隙間45とが一直線上に配置され、それらの間に、2点鎖線の矢印ηで示すような第1の供給パスラインが形成される。
【0058】
電装部7は、第1の供給パスラインが形成された後、モータM50を駆動する。送りローラ24および搬送ローラ25は、図14に示すように、モータM50の駆動力を受けて、収納/搬送機構2からパンチユニット4へと印刷版Pを供給する方向(矢印θ参照)に回転する。以降、この送りローラ24および搬送ローラ25の回転を正回転と称する。これによって、印刷版Pは、下トレイ22の面上を送りローラ24の回転により搬送ローラ25の方向へと送られ、搬送ローラ25により、その一方端側から第1の供給パスライン上に送り出される。送り出された印刷版Pは、第1の供給パスライン上を直線的に搬送され、さらに、この第1の供給パスラインの途中で、上述したセンタリング機構により、各パンチャー41に対する位置を調整される。位置調整された印刷版Pは、やがて各パンチャー41の隙間45に導かれる。各パンチャー41の隙間45に導かれた印刷版Pに対しては、後述する手順にしたがって切り欠きやパンチ孔を形成するパンチングが行われる。
【0059】
電装部7は、パンチング終了後、モータM50を駆動する。送りローラ24および搬送ローラ25は、図15に示すように、モータM50の駆動力を受けて、パンチ済みの印刷版Pをパンチユニット4から収納/搬送機構2へと引き抜く方向(矢印ι参照)に、略一定速度で回転する。以降、この送りローラ24および搬送ローラ25の回転を負回転と称する。これらの負回転により、パンチ済みの印刷版Pは、第1の供給パスラインを逆行して下トレイ22内に再収納される。
【0060】
次に、電装部7は、モータM50の駆動を停止し、各モータM55を駆動する。駆動機構3は、図16に示すように、各モータM55の駆動力を受けて、収納/搬送機構2を上位置から下位置に移動させ、下位置で停止させる。これによって、収納/搬送機構2と記録ドラム5とが対向するように配置される。続いて、下トレイ22に現在収納されている印刷版Pのローディングが実行される。
【0061】
電装部7は、モータM1を駆動させ、記録ドラム5を先端クランプ52が角度位置Xになる位置で停止させる。ここで、先端クランプ52の角度位置Xでは、下位置に位置する収納/搬送機構2と記録ドラム5とが、搬送ローラ25から伸びる直線と記録ドラム5の外面と接するような(または、交差するような)配置関係となる。このような直線と外面との接点(または交点)が、角度位置Xと規定される。さらに、搬送ローラ25と角度位置Xに位置する先端クランプ52とを結ぶ線分κが第2の供給パスラインとして規定される。
【0062】
そして、電装部7は、モータM50を駆動する。これによって、送りローラ24および搬送ローラ25を、上述と同様に正回転し、図17に示すように、印刷版Pを下トレイ22から第2の供給パスライン上に記録ドラム5に向けて送り出す(矢印λ参照)。送り出された印刷版Pは、その一方端に形成された切り欠きが位置決めピン51に嵌合することにより記録ドラム5に対して位置決めされる。
【0063】
電装部7は、印刷版Pの一方端が記録ドラム5に対して位置決められた後、第1のクランプ駆動部が先端クランプ52を駆動して、印刷版Pの一方端をクランプさせる。その後、電装部7は、モータM1を、図18の矢印μで示す方向に、つまり、印刷版Pを自身の外面に巻き付けることが可能な方向に回転する。以下、記録ドラム5の矢印μ方向への回転を正回転と称する。
【0064】
これによって、印刷版Pは、図18に示すように、下トレイ22から排出されながら、記録ドラム5の外面上に巻き付けられていく。また、印刷版Pは、記録ドラム5に装着される最中、スクイズローラによりその外面に押しつけられ、さらに上述した真空系による真空吸着により、記録ドラム5の外面上に密着する。やがて、印刷版Pは、搬送ローラ25および記録ドラム5の回転により下トレイ22から完全に排出される。そして、図19に示すように、先端クランプ52が、第1の角度位置Xから角度Yだけ円運動すると、印刷版Pの他方端(後端)は、現在第3のクランプ駆動部に保持されている後端クランプ53の直下(つまり、第2の角度位置Z)に到達する。
【0065】
そして、電装部7は、角度YでモータM1の駆動を停止する。これによって、印刷版Pの他方端(後端)は、保持された後端クランプ53の直下に停止する。その後、電装部7が第3のクランプ駆動部を駆動すると、図19中の矢印νで示すように、各後端クランプ53が記録ドラム5の外面上に取り付けられる。これによって、各後端クランプ53は、印刷版Pの他方端をクランプし、記録ドラム5の外面上に当該他方端を固定する。このようにして、印刷版Pは、収納/搬送機構2によってパンチユニット4に導かれ、正確な位置でパンチングされた後、記録ドラム5に導かれ位置決めされ装着される。
【0066】
(パンチユニット4での各パンチャーの位置関係) 次に、上述したパンチャー41によって形成される切り欠きおよびパンチ孔と、記録ドラム5に設けられている位置決めピン51との詳細な位置および形状について図20(a)(b)、および図21(a)(b)を用いて説明する。図20(a)および図21(a)はパンチユニット4を用いて印刷版に切り欠きおよびパンチ孔を開ける様子を簡略化して示した図である。また、図20(b)および図20(b)は、パンチユニット4によって切り欠きおよびパンチ孔が開けられた後、ドラム5上に移され位置決めピン51a〜cを用いて位置決めされた状態を簡略化して示した図である。なお、説明を簡単にするために、無関係な部位については省略して説明する。
【0067】
図20(a)に示すように、印刷版のパンチングには5つのパンチャー41a〜eが使用される。前述したようにパンチャー41a〜eにはパンチ44a〜eが設けられている。また、パンチャー41a〜cには基準ピン47a〜cが設けられている。基準ピン47a〜cはそれぞれの中心が、基準線L(後述)に直交する同一直線上に位置している。
【0068】
パンチユニット4には印刷版Pをその幅方向について位置決めする際の基準となる基準線Lが設定されている。この基準線Lはパンチユニット4の長手方向中央とほぼ一致する。5個のパンチャー41a〜eはこの基準線Lを基準にして配置されている。
【0069】
印刷版Pは、パンチユニット4においてセンター基準で位置決めされる。すなわち、印刷版Pは幅寄せベアリングの保持部404、404によってその幅方向に関する中心線がパンチユニット4の基準線Lに一致するように移動される。
【0070】
この状態で印刷版Pの端面Peをパンチャー41a〜cの基準ピン47a〜cのうちの2本に当接させて印刷版幅方向に直交する方向に関する位置決めがされる。その後、印刷版Pの幅に応じたパンチャー41a〜eが選択されて印刷版Pにパンチ孔および切り欠きが形成される。
【0071】
(記録ドラム5上での各位置決めピンの位置関係) 印刷版Pは、記録ドラム5表面においてもセンター基準で位置決めされる。図20(b)に示すように、記録ドラム5の回転軸方向に関するほぼ中央位置が印刷版Pを装着する際の基準線(基準線L’)に設定されている。印刷版Pはその幅方向中央位置がこの基準線L’に一致するように記録ドラム5上で幅方向に位置決めされる。
【0072】
記録ドラム5上には、3本の位置決めピン51a〜cが立設されている。位置決めピン51a〜cは全円の円筒形で、それぞれはパンチ44aと同じ半径rとされている。第2、第3位置決めピン51b、51cは第1位置決めピン51aよりも距離rだけ前方に配置されている。また第1〜第3位置決めピン51a〜cの横方向位置は以下のように基準線L’を基準に決定されている。
【0073】
第1の位置決めピン51aは、その中心と基準線L’との記録ドラム5の回転軸方向の間隔が、パンチユニット4における基準線Lとパンチ44aの中心との印刷版Pの幅方向の間隔と等しい距離d1になるように固定されている。また、第1の位置決めピン51aの大きさはパンチャー41aのパンチ44aと同じ半径rとされている。
【0074】
第2の位置決めピン51bは、その中心と基準線L’との記録ドラム5の回転軸方向の間隔が、パンチユニット4における基準線Lと基準ピン47b中心との間隔と等しい距離d2になるように固定されている。
【0075】
同様に、第3の位置決めピン51cは、その中心と基準線L’との記録ドラム5の回転軸方向の間隔が、パンチユニット4における基準線Lと基準ピン47c中心との間隔と等しい距離d3になるように固定されている。
【0076】
第1の位置決めピン51aと第2、第3の位置決めピン51b、cのいずれかとが、印刷版Pの端面Peに当接する。すなわち、比較的幅の狭い印刷版Pは、位置決めピン51aと51bが当接する。一方、比較的幅の広い印刷版Pは、図20(b)に示すように、第1、第3位置決めピン51a、cが当接する。この場合、第2の位置決めピン51bが端面Peに当接することを防ぐために逃げ用の切り欠き51beが形成される。
【0077】
次に、パンチング作業と画像形成作業の概略を図20(a)、(b)を用いて説明する。最初に印刷版Pはパンチユニット4に向けて矢印方向に搬送される。幅寄せベアリング402の保持部404によって印刷版幅方向の位置決めが行われた後、パンチャー41a〜eに端面Peが挿入される。次に、使用される印刷版Pの幅に応じて、必要な逃げ用切り欠きが形成される。この例では、第2パンチャー41bによって逃げ用切り欠き51beが形成される。
【0078】
印刷版Pは次に少し引き戻された後、再びパンチユニット4に向けて送られる。印刷版Pの端面Peには逃げ用切り欠き51beが形成されているので、印刷版Pは第1および第3の基準ピン47a、cのみと当接する。これによって印刷版Pの端面Peが基準ピン47a、cの中心を結んだ直線と平行になるように位置決めされる。このときに、第3基準ピン47cに当接する印刷版Pの端面部分をPe3という。
【0079】
それから印刷版Pが各パンチャーの隙間45a〜45eに真空力により固定される。この状態で、パンチャー41aによって記録ドラム位置決め用の切り欠き51aeが形成される。切り欠き51aeの頂点を端面部分Pe1という。切り欠き51aeの打ち抜きと同時に、パンチャー41d、eによって印刷装置位置決め用のパンチ孔51de、eeが形成される。
【0080】
印刷版Pはパンチング完了後に記録ドラム5に移される。印刷版Pは切り欠き51aeを位置決めピン51aに嵌合させ、かつ、端面Peを位置決めピン51cに当接させることで記録ドラム5上で位置決めされる。
【0081】
印刷版Pの切欠き51aeを記録ドラム5の第1位置決めピン51aに嵌合させることによって印刷版Pの幅方向の位置合わせが行われる。すなわち、印刷版Pはセンター合わせされる。
【0082】
また、印刷版Pの切り欠き51aeと第1位置決めピン51aとの嵌合と、端面Peと第3位置決めピン51cとの当接とによって、印刷版Pの幅方向に直交する方向の位置決めが行われる。
【0083】
このとき、第3位置決めピン51cと当接する印刷版Pの端面部分は、パンチユニット4上で第3基準ピン47cに当接した印刷版Pの端面部分Pe3である。これは、第1位置決めピン51aと第3位置決めピン51cとの中心間隔が、パンチユニット4における第1パンチ44aと第3基準ピン47cとの中心間隔と等しくされているためである。
【0084】
印刷版Pは、位置決め完了後、前述の先端クランプ52と、後端クランプ53、記録ドラム5表面の吸着孔および吸着溝55に発生する真空によって記録ドラム5の表面に固定される。その後、記録ヘッド6によって記録画像IMが印刷版Pの表面に形成される。ここではマゼンタ版の記録画像IM(M)が形成されているとする。
【0085】
次に、別の色版(シアン版)の画像を記録する際の作業を図21(a)、(b)を用いて説明する。先にマゼンタ版に関する作業で使用された印刷版Pと異なり、次に説明する印刷版P’は、端面PeにうねりPwが生じている。
【0086】
印刷版P’は、最初にパンチユニット4に向けて矢印方向に搬送される。幅寄せベアリング402の保持部404によって印刷版幅方向の位置決めが行われた後、パンチャー41a〜eに端面Peが挿入される。次に、印刷版P’の幅に応じた逃げ用の切り欠きが形成される。この例では、第2のパンチャー41bによって逃げ用きり欠き51beが形成される。
【0087】
印刷版P’は次に少し引き戻された後、再びパンチユニット4に向けて送られる。上記のように印刷版P’の端面Peには逃げ用切り欠き51beが形成されているので印刷版P’は第2基準ピン47bと当接しない。印刷版P’の端面Peは、第1および第3の基準ピン47a、cと当接する。この際、第3の基準ピン47cは印刷版端面PeのうねりPwと当接するため、印刷版P’は第1基準ピン47aと第3基準ピン47cの中心を結んだ直線から微小角度だけ傾斜した状態で位置決めされる。第3基準ピン47cに当接する印刷版P’の端面部分を端面部分Pe30という。
【0088】
それから印刷版P’はパンチャー41a〜eの隙間45a〜eに固定される。この状態で、パンチャー41aによって記録ドラム位置決め用の切り欠き51aeが形成される。切り欠き51aeの頂点を端面部分Pe10という。切り欠き51aeの打ち抜きと同時にパンチャー41d、eによって印刷装置位置決め用のパンチ孔51de、eeが形成される。
【0089】
パンチング完了後に印刷版P’は記録ドラム5に移される。印刷版P’は切り欠き51aeを第1位置決めピン51aに嵌合させ、かつ、端面Peを第3位置決めピン51cに当接させることで記録ドラム5上で位置決めされる。印刷版P’はこの状態で固定され、その後シアン版の画像IM(C)が記録される。
【0090】
このとき、印刷版P’は端面PeのうねりPwのために微小角度傾斜している。しかし、その傾き量はパンチユニット4において印刷装置用パンチ孔51de、eeを形成したときの傾き量と等しい。これは、パンチユニット4上で位置決めしたときの条件と実質的に同一の条件で、印刷版P’を記録ドラム5上で位置決めしているためである。
【0091】
このため、うねりがある印刷版P’における印刷装置用孔パンチ孔51de、eeと記録画像IMとの位置関係は、うねりがない印刷版Pにおけるそれらの位置関係と同一になる。すなわち、シアン版の記録画像IM(C)と印刷装置用位置決め孔51de、eeとの位置関係は、マゼンタ版の記録画像IM(M)と印刷装置用位置決め孔51de、eeとの位置関係と同一になる。このため、印刷版Pと印刷版P’を同一の印刷用紙に刷り重ねても、印刷画像には色ずれが生じない。
【0092】
(変形例) 上記実施の形態では、印刷版Pの端面Peの切り欠きを記録ドラム5上の位置決めピン51に嵌合させていた。しかし、必ずしも印刷版Pに記録ドラム位置決め用切り欠きを形成する必要はない。たとえば、端面Peを記録ドラム5上に立設された位置決めピンに直接当接させるようにしてもよい。ただし、この場合、印刷版Pを幅方向に位置合わせをするための何らかの手段が必要になる。たとえば、パンチユニット4における幅寄せベアリング402の保持部404のような部材で印刷版Pを幅方向に位置合わせする必要がある。また、この場合において、センター基準ではなく、印刷版Pの側面がパンチユニット4および記録ドラム5の基準線に一致するように幅方向の位置決め(側面位置決め)を行ってもよい。
【0093】
さらに、上記実施の形態では、外面円筒型の装着部材上に印刷版Pを固定して画像記録を行ったが、印刷版Pを内面円筒型の装着部材上に固定して画像記録を行う装置あるいは、平面の装着部材上に固定して画像記録を行う装置においても本発明は適用可能である。
【0094】
また、上記実施の形態では、記録ドラム位置決め用の切り欠きと印刷装置位置決め用のパンチ孔とを画像記録装置内に配設されたパンチユニット4によって形成していたが、これらの一方または両方を画像記録装置外のパンチユニットで形成するようにする場合でも本発明の適用は可能である。なお、印刷用装置位置決め用のパンチ穴の形成は画像記録の前後いずれにおいても可能である。
【0095】
また、上記実施の形態では、印刷装置用パンチ孔は矩形をしていたが、他の形状であっても本発明は適用可能である。また、パンチ孔でなく切り欠きであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像記録装置の構成を示す分解図である。
【図2】図1に示す1点鎖線A−A’に沿う断面を矢印Bの方向から見たときの収納/搬送機構2を示す図である。
【図3】図1に示す矢印Cの方向から見たときの駆動機構3を示す図である。
【図4】図3に示す駆動機構3の分解図である。
【図5】図3および図4に示す駆動機構3の動作を説明するための図である。
【図6】図1に示す1点鎖線E−E’に沿う断面を矢印Fの方向から見たときのパンチユニット4を示している。
【図7】第1パンチャー41aの一部分の斜視図である。
【図8】第2パンチャー41bの一部分の斜視図である。
【図9】第2パンチャー41bの別の例の一部分の斜視図である。
【図10】図1に示すパンチユニット4、記録ドラム5およびその周辺を示す斜視図である。
【図11】図1に示す1点鎖線G−G’に沿う断面を矢印Hの方向から見たときの記録ドラム5及びその周辺を示す図である。
【図12】印刷版Pが収納/搬送機構2の下トレイ22に供給された時の様子を示す図である。
【図13】第1の供給パスラインを説明する図である。
【図14】送りローラ24及び搬送ローラ25の正回転を示す図である。
【図15】送りローラ24及び搬送ローラ25の負回転を示す図である。
【図16】先端クランプ52の第1の角度位置Xを説明するための図である。
【図17】印刷版Pのローディング時に、送りローラ24及び搬送ローラ25が正回転する様子を示す図である。
【図18】記録ドラム5の正回転により、その外面に印刷版Pが巻き付けられる様子を示す図である。
【図19】先端クランプ52が、記録ドラム5の回転により、先端クランプ52が第1の角度位置Xから角度Yだけ円運動したときの様子を示す図である。
【図20】パンチユニット4および記録ドラム5での印刷版Pの位置決めを模式的に示す図である。
【図21】パンチユニット4および記録ドラム5上での印刷版P’の位置決めを模式的に示す図である。
【図22】従来の位置決め方法を模式的に示す図である。
【図23】従来の位置決め方法を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 収納/搬送機構
22 下トレイ
23 上トレイ
25 ローディング用の搬送ローラ
3 駆動機構
4 パンチユニット
41 パンチャー
44 パンチ
45 隙間
404 保持部
5 記録ドラム
47、51 位置決めピン
6 露光ヘッド
7 電装部
P 印刷版
P’ 印刷版
Claims (5)
- 印刷版の幅方向に関して、前記印刷版を位置決めする幅寄せ機構と、
前記幅方向に伸長する印刷版の端面に当接することにより、前記幅方向に交差する方向に関して、前記印刷版を位置決めする位置決め手段P1、P2と、
前記幅寄せ機構および前記位置決め手段P1、P2によって位置決めされた印刷版に印刷装置用の位置決め部を形成する第1のパンチャーと、
前記位置決めされた印刷版に切り欠きを形成する第2のパンチャーと、
を備えたパンチユニットと、
位置決め手段P3、P4によって、印刷版を前記幅方向および前記幅方向に交差する方向に関して位置決めして保持する印刷版保持手段と、
前記印刷版保持手段に向けて前記印刷版を移動させる移動手段と、
前記印刷版保持手段に保持された印刷版に対して画像記録を行う画像記録手段と、
を備え、
前記位置決め手段P3、P4は、前記移動手段による印刷版の移動方向先端部にのみ当接し、
前記移動手段は、前記パンチユニット上において前記端面のうち前記位置決め手段P1に当接した端面個所P1’が前記位置決め手段P3に当接するように、かつ、前記切り欠きが前記位置決め手段P4に嵌合するように、印刷版を移動させることを特徴とする画像記録装置。 - 請求項1に記載の画像記録装置であって、
前記位置決め手段P4は、前記切り欠きに嵌合するピンとして形成されていることを特徴とする画像記録装置。 - 請求項1または2に記載の画像記録装置であって、
前記パンチユニットが、前記位置決めされた印刷版に切り欠きを形成する第3のパンチャーをさらに備え、
前記位置決め手段P3が、複数の位置決め部材を備え、
前記第3のパンチャーによって形成された切り欠きは、前記複数の位置決め部材のうちのいずれかと前記印刷版との当接を回避させるための逃げ用の切り欠きであることを特徴とする画像記録装置。 - フレームと、
前記フレームの上部に固定された収納/搬送機構と、
前記フレーム内において、前記収納/搬送機構の斜め下に配置されたドラムと、
前記収納/搬送機構を上位置と下位置との間で回転させる駆動機構と、
前記収納/搬送機構に収納された印刷版をその幅方向に関して位置決めする幅寄せ機構と、
パンチユニットと、
前記ドラムの外周面上に密着された印刷版に光ビームを走査する記録ヘッドと、
を備え、
前記パンチユニットが、
前記幅方向に伸長する印刷版の端面に当接することによって、前記印刷版を、前記幅方向に交差する方向に関して位置決めする位置決め手段P1、P2と、
前記幅寄せ機構および前記位置決め手段P1、P2によって位置決めされた印刷版に印刷装置用の位置決め部を形成する第1のパンチャーと、
当該位置決めされた印刷版に切り欠きを形成する第2のパンチャーと、
を備える画像記録装置であって、
前記ドラムの外周面上に配設され、印刷版の移動方向先端部にのみ当接して該印刷版を前記幅方向および前記幅方向に交差する方向に関して位置決めする位置決め手段P3、P4をさらに備え、
前記下位置にある時の前記収納/搬送機構は、前記パンチユニット上で、前記端面のうち前記位置決め手段P1と当接する端面箇所P1’が前記位置決め手段P3に当接するように、かつ、前記第2のパンチャーによって形成された切り欠きが前記位置決め手段P4に嵌合するように、前記印刷版を前記ドラムに向けて送り出し、
前記記録ヘッドは、前記位置決め手段P3、P4によって前記ドラムの外周面上で位置決めされた印刷版に対して画像記録を行うことを特徴とする画像記録装置。 - 請求項4に記載の画像記録装置であって、
前記ドラムの外周面に配設され、前記端面に当接して該印刷版を前記幅方向に交差する方向に関して位置決めする位置決め手段P5をさらに備え、
前記パンチユニットは、前記幅寄せ機構によってその幅方向に関して位置決めされた印刷版に切り欠きを形成する第3のパンチャーをさらに備え、
比較的幅の狭い第1の印刷版に関しては、前記パンチユニットが当該第1の印刷版に対して前記第1のパンチャーで印刷装置用の位置決め部を形成するとともに前記第2のパンチャーで切り欠きを形成し、前記下位置にある時の前記収納/搬送機構は、前記端面箇所P1’が前記位置決め手段P3に当接するように、かつ、前記第2のパンチャーによって形成された切り欠きが前記位置決め手段P4に嵌合するように、前記印刷版を前記ドラムに向けて送り出し、
比較的幅の広い第2の印刷版に関しては、前記パンチユニットが当該第2の印刷版に対して前記第1のパンチャーで印刷装置用の位置決め部を形成するとともに前記第2のパンチャーで切り欠きを形成し、前記第3のパンチャーが前記位置決め手段P3を逃げる逃げ用の切り欠きを形成し、前記下位置にある時の前記収納/搬送機構は、前記パンチユニット上で、前記端面のうち前記位置決め手段P3と当接する端面箇所P3’が前記位置決め手段P5に当接するように、かつ、前記第2のパンチャーによって形成された切り欠きが前記位置決め手段P1に嵌合するように、前記印刷版を前記ドラムに向けて送り出し、
前記記録ヘッドは、前記位置決め手段P3、P4によって前記ドラムの外周面上で位置決めされた第1の印刷版または、前記位置決め手段P4、P5によって前記ドラムの外周面上で位置決めされた第2の印刷版に対して画像記録を行うことを特徴とする画像記録装置。
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