JPH1138636A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JPH1138636A
JPH1138636A JP9211386A JP21138697A JPH1138636A JP H1138636 A JPH1138636 A JP H1138636A JP 9211386 A JP9211386 A JP 9211386A JP 21138697 A JP21138697 A JP 21138697A JP H1138636 A JPH1138636 A JP H1138636A
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隆治 山本
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悟 安田
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 刷版等の感光材料の基準端面からの位置決め
穴の位置精度を向上することができ、またパンチユニッ
トの交換を容易にする。 【解決手段】 テーブル12上で位置決めされた刷版2
に対して位置決め穴を穿孔するとともに光ビームを主走
査方向に照射して画像を記録する露光装置である。テー
ブル12上に載置された刷版2の基準端面Zに当接離反
自在に当接する位置決め板27を有する位置決め手段2
1と、刷版2に位置決め穴を穿孔するパンチユニット3
3A,33Bと、前記位置決め手段21およびパンチユ
ニット33A,33Bを主走査方向に対し進退自在に移
動させる位置決め駆動手段41を備える。また、取付ベ
ース40に位置決め手段21およびパンチユニット33
A,33Bを列設して位置決め・穿孔ユニット20を構
成し、該ユニット20を位置決め駆動手段41に対して
着脱自在に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、露光装置における
感光材料の位置決めおよび位置決めされた感光材料に対
する穿孔手段の位置決めに係り、特に感光材料の基準端
面からの位置決め穴の位置精度の向上に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー印刷は、周知のように、露光装置
により黄,赤,青および必要に応じて黒の各色毎に画像
が記録された刷版を印刷ドラムに付設して、重ね刷りす
ることによって行われる。このため、各色毎の刷版は、
その記録画像部同士が一致するように印刷ドラムに付設
する必要があり、印刷ドラムには刷版の位置決めのた
め、一組の位置決めピンを有するピンシステムが設けら
れ、刷版にはこの位置決めピンに係合する一組の位置決
め穴が開設されるのが通例である。
【0003】刷版を印刷ドラムに付設するには、従来、
オぺレータが刷版の位置決め穴を印刷ドラムの位置決め
ピンに差し込むことにより行っていたが、近年、刷版の
端面を基準として、刷版を印刷ドラムに供給し、位置決
め穴を位置決めピンに係合させ、刷版を印刷ドラムに自
動的に取り付ける刷版供給装置も登場するようになっ
た。図7は、このような一組の位置決め穴80a,80
bを有する刷版80の一例を示しており、通常、位置決
め穴80a,80bは刷版80の長辺中心C(位置決め
穴の長辺方向の穴基準位置)に対して等間隔で、基準端
面Zからd隔たった位置を中心として開設されている。
【0004】刷版に画像を記録する露光装置としては、
画像情報を含む光ビームを刷版に対して主走査方向に照
射する露光部と、刷版を載置して主走査方向と垂直な副
走査方向に進退自在に移動する載置部材と、載置部材上
に載置された刷版の基準端面を露光位置に対して位置決
めする位置決め装置と、載置部材上に位置決めされた刷
版の基準端面に対して一組のパンチユニットからなる穿
孔手段を進退自在に移動する穿孔装置を備えたものがあ
る。かかる露光装置によれば、刷版の基準端面に対して
位置決めされた穿孔中心に位置決め穴を穿孔することが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、刷版の
端面からの位置決め穴の位置精度を重要視する印刷機に
おいては、従来の露光装置では位置決め穴の位置精度が
十分でない場合があり、位置精度の向上が望まれてい
る。すなわち、従来の露光装置においては、刷版の位置
決め装置の駆動手段と穿孔装置におけるパンチユニット
の駆動手段が別々に構成されているため、位置決め手段
により感光材料をその基準端面を基準として位置決めし
た後、この基準端面に対してパンチユニットを移動させ
て位置決めしても、刷版の位置決め時の位置誤差に、パ
ンチユニットの位置決めの際の誤差が重合し、基準端面
からの位置決め穴の位置精度が十分出ないおそれがあ
る。
【0006】なお、従来の露光装置においても、位置決
め装置および穿孔装置に各々位置検出器を設けて、各検
出器からの位置情報に基づいて各装置を位置制御するこ
とにより、位置決め穴の位置精度を向上させることもで
きるが、装置の構造、制御方法が複雑になる。
【0007】また、穿孔位置の位置精度の向上のため、
穿孔装置には所定のピンシステムに対応した位置決め穴
を穿孔するための専用のパンチユニットが固着されてい
る。印刷機にはその種類毎に固有のピンシステムを有す
るのが通例であるため、従来の露光装置では、通常、限
られた一種類の位置決め穴しか穿孔することができず、
複数種の印刷機を使用する場合、各印刷機に適した位置
決め穴を容易に穿孔することができないという問題があ
った。
【0008】本発明はかかる問題に鑑み、装置を複雑化
することなく、刷版等のシート状感光材料の基準端面か
らの位置決め穴の位置精度を向上することができ、また
穿孔手段を容易に交換することができる露光装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明の露光装置は、載置部材上で位置決めされたシート状
の感光材料の基準端面に垂直な主走査方向に光ビームを
照射し、感光材料を基準端面と平行な副走査方向に相対
移動して画像を記録する露光装置であって、載置部材上
に載置された感光材料の基準端面に当接離反自在に当接
する位置決部材を有する位置決め手段と、感光材料に位
置決め穴を穿孔する穿孔手段と、前記位置決め手段およ
び穿孔手段を主走査方向に対し進退自在に移動させる位
置決め駆動手段を備えたことを特徴とする。
【0010】この露光装置によれば、位置決め手段と穿
孔手段とを共に位置決め駆動手段により主走査方向に移
動させることができるので、位置決め手段により主走査
方向に位置決めされた感光材料に位置決め穴を穿孔する
際、駆動機構や駆動制御が別々であることによっ生じる
位置誤差の累積が生じず、位置決め駆動手段のみの駆動
機構や駆動制御のレベルで、主走査方向に位置決めされ
た感光材料の基準端面から穿孔手段を高精度に位置決め
することができ、ひいては感光材料の基準端面から位置
決め穴の位置精度を向上させることができる。また、位
置決め手段および穿孔手段の各駆動手段を共通化したこ
とで、装置の簡易化、コストの低減を図ることができ
る。また、位置決め部材は感光材料の基準端面に対して
当接離反自在とされているため、位置決め部材を基準端
面に当接状態で感光材料を主走査方向に位置決めした
後、位置決め部材の当接を解除することで、穿孔手段の
穿孔位置の位置決めの際に、位置決め部材が感光材料の
基準端面に当接するおそれがないので、穿孔手段を位置
決め部材の配置に制約されることなく自由に設置するこ
とができる。
【0011】また、請求項2の発明によれば、取付ベー
スに穿孔手段を列設して穿孔ユニットを構成し、該穿孔
ユニットを位置決め駆動手段に対して着脱自在に装着す
るので、穿孔手段の取付精度の調整を穿孔ユニット単位
で行うことができ、精度調整作業を容易に行うことがで
きる。また、感光材料に他の種類の位置決め穴を穿孔す
る場合でも、当該位置決め穴を穿孔するための別の穿孔
ユニットを予め準備しておき、これを既設の穿孔ユニッ
トと交換することで、容易に対応することができる。
【0012】なお、感光材料とはアルミニウム合金等の
軽量金属薄板、ポリエステルフィルム等の合成樹脂シー
ト、紙などを基材として、これに感光剤を塗布したもの
であり、印刷用の刷版が代表的であるが、刷版に原寸露
光するためのフィルム等も含まれる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態として、
平面走査型の露光装置について説明する。図1は露光装
置1の概要を示す平面配置図であり、周知のように、露
光装置1は画像信号によって変調されるレーザ発振器6
と、レーザ発振器6によって発振された画像情報を含む
光ビームを露光位置Rで主走査方向Xに照射するための
ポリゴンミラーや集光レンズを有する光学系7とを有す
る露光部8を備えている。また、露光装置1には方形状
の刷版を多数収納する収納カセットを備えた刷版供給装
置(図示省略)が付設されており、収納カセットに収納
された刷版は一枚ずつ取り出されて、露光装置1に設け
られたテーブル12に供給載置される。供給された刷版
2は、図1に示すように、テーブル12の刷版供給位置
T1において、その隣合う2辺が方形状のテーブル12
の2辺よりはみ出すように載置される。図1中、S1は
このように載置された刷版2の長辺中心の位置を示す。
刷版2の長辺側端面は主走査方向位置を位置決めする際
の基準となる基準端面Zであり、印刷機に取り付ける際
の基準ともなる。なお、テーブル12は本発明の載置部
材に相当する。
【0014】前記テーブル12には、主走査方向Xに垂
直な副走査方向Yにテーブルを進退自在に移動させるテ
ーブル駆動手段13が付設されている。ここで、刷版2
の供給位置から見て露光位置側を前進方向、その反対側
を後退方向と呼ぶ。該テーブル駆動手段13は、副走査
方向に回転自在に架設された送りねじ(ボールねじ)1
5と、テーブル12の副走査方向の移動を摺動自在に支
持する一対の案内軸(図示省略)と、前記送りねじ15
にボールを介して係合すると共にテーブル12下面に付
設された連結部材16,16と、前記送りねじ15をベ
ルト伝導機構17を介して回転駆動する送りモータ(パ
ルスモータ)14を備え、前記連結部材16と送りねじ
15とでテーブル12のボールねじ送り機構を構成し、
送りねじ15の正逆回転により、連結部材16,16を
介してテーブル12を副走査方向に進退自在に移動させ
る。
【0015】前記テーブル12の刷版供給側において、
テーブル12の基準端面Z側には、図2および図3(図
1のA線要部断面)に示すように、刷版2の基準端面Z
に当接して刷版2をテーブル上で主走査方向に位置決め
する位置決め手段21と、主走査方向に位置決め後の刷
版2に対して基準端面Zからの所定位置に位置決め穴を
穿孔する穿孔手段32と、位置決め手段21および穿孔
手段32とを副走査方向に沿って配設した取付ベース4
0を備えた位置決め・穿孔ユニット20が設けられてい
る。該位置決め・穿孔ユニット20は位置決め駆動手段
41によって主走査方向に進退自在に移動可能とされて
いる。ここで、テーブル12の離隔位置から見てテーブ
ル12側を前進方向、その反対側を後退方向と呼ぶ。な
お、位置決め・穿孔ユニット20は本発明の穿孔ユニッ
トに相当する。
【0016】前記位置決め手段21は、この実施形態で
は3台の位置決めユニット22を備えており、各位置決
めユニット22は、取付ベース40の凹溝に嵌着固定さ
れた支持部材23によって取り付けられており、支持部
材23の水平方向に突設された軸支部材23Aには回動
軸24が水平に支持されている。該回動軸24には揺動
部材25が枢着され、揺動部材25の第1アーム26の
先端部には位置決め板27が取り付けられている。ま
た、揺動部材25には第1アーム26と垂直方向に第2
アーム28が延設されており、第2アーム28は引張ば
ねにより後方に付勢されて、前記支持部材23に取り付
けられたソレノイド部材29の伸縮軸30の先端に当接
している。なお、位置決め板27は本発明の位置決め部
材に相当する。
【0017】従って、ソレノイド部材29が作動する
と、伸縮軸30が引張ばねの引張力に抗して伸長し、第
1アーム26に取り付けられた位置決め板27は回動軸
24を中心として下方に回動し、刷版2の基準端面Zに
対して押し出し可能位置、すなわち図例のように垂下し
た状態になる。そして、ソレノイド部材29が不作動に
なると、第2アーム28は引張ばねにより後方に引っ張
られ、位置決め板27は刷版2と干渉しない上方位置に
退避する。
【0018】前記穿孔手段32は、この実施形態では、
刷版2に一対の位置決め穴を穿孔するための一組のパン
チユニット33A,33Bを備えており、これらは副走
査方向の基準位置Pを中心として等間隔に配置され、取
付ベース40の凹溝に嵌着固定された支持部材35に取
り付けられている。各パンチユニット33A,33Bに
は、挿入口36に対向するようにパンチ、ダイスが配設
され、穿孔モータ37の回転運動をパンチの上下運動に
変換するカム機構が設けられている。かかる構成によ
り、穿孔モータ37が1回転すると、パンチはダイス側
に下降後上昇し、この際、挿入口36に挿入された刷版
2には各々のパンチユニット33A,33Bにより一対
の位置決め穴が穿孔される。なお、パンチユニット33
A,33Bは、例えば特開平8−237447号公報に
開示されいるような公知のものを適宜使用することがで
きる。
【0019】前記位置決め手段21の位置決め板27
は、ソレノイド部材29の作動の有無により刷版2の基
準端面Zに対して当接離反自在に構成されているので、
位置決め板が常に位置決め可能状態(当接面が垂下した
状態)にある構成に比して、穿孔中心の位置決め板に対
する位置関係を自由に設定することができ、位置決め板
の配置に制約されることなく、パンチユニット33A,
33Bを取付ベース40に取り付けることができ、各位
置決めユニット22およびパンチユニット33A,33
Bを取付ベース40上にコンパクトに配置することがで
きる。
【0020】前記位置決め駆動手段41は、フレーム4
2に立設された一対の回転支持部材43により副走査方
向に回転自在に架設された送りねじ(ボールねじ)44
と、該送りねじ44と平行にフレーム42に架設された
一対の案内軸45と、前記送りねじ44にボールを介し
て係合する連結部材46と、該連結部材46および前記
案内軸45に摺動自在に挿通する摺動支持部材47が付
設された移動ベース48と、前記送りねじ44を回転駆
動する送りモータ(パルスモータ)49を備えている。
前記送りねじ44と連結部材46とで移動ベース48の
ボールねじ送り機構を構成しており、送りモータ49の
回転は駆動側プーリ50、伝導ベルト51、従動側プー
リ52を介して送りねじ44に伝達され、送りねじ44
の正逆回転により、連結部材46を介して移動ベース4
8は副走査方向に進退自在に移動する。
【0021】前記移動ベース48には、前記取付ベース
40を位置決めするため位置決めピン54が一対突設さ
れており、一方前記取付ベース40には該位置決めピン
54に係合する位置決め孔が設けられており、またその
両端部には取付ベース40を取り扱うための把手39が
設けられている。従って、取付ベース40は、把手39
を持って、取付ベース40に設けられた位置決め孔を移
動ベース48の位置決めピン54に係合させて、移動ベ
ース48に載置することにより、移動ベース48に対し
て着脱自在に取付られ、かつ予め取付ベース40に取り
付けられた各位置決めユニット22および各パンチユニ
ット33A,33Bの各位置は移動ベース48に対して
正確に位置決めされる。
【0022】このように、位置決め手段21を構成する
各位置決めユニット22および穿孔手段32を構成する
各パンチユニット33A,33Bは取付ベース40の長
さ方向に沿って列設されて位置決め・穿孔ユニット20
を構成するので、各位置決めユニット22および各パン
チユニット33A,33Bの取付精度の調整を位置決め
・穿孔ユニット20単位で行うことができ、精度調整作
業を容易に行うことができる。また、刷版2に他の機種
用の位置決め穴を穿孔する場合でも、当該位置決め穴を
穿孔する適宜のパンチユニットや位置決めユニットを備
えた別の位置決め・穿孔ユニットを予め準備しておき、
これを既設の位置決め・穿孔ユニット20と交換するこ
とで、簡単に対応することができる。さらに、一つの位
置決め駆動手段41により各位置決めユニット22およ
び各パンチユニット33A,33Bを主走査方向に移動
させることができるので、位置決めユニット22によっ
て位置決めされた刷版2に対して、その基準端面Zから
主走査方向の所定位置に正確に位置決め穴を穿孔するこ
とができる。
【0023】一方、前記テーブル12の前進側端部に
は、図5(図1のB方向矢視)に示すように、刷版2の
前端面(短辺側端面)をテーブル12の前端に沿って位
置決めする前端位置決め手段61が設けられている。該
前端位置決め手段61は、テーブル12の前端部の両端
に付設された支持部材62に回動自在に水平に支持され
た回動軸63と、該回動軸63の両端に固着された支持
アーム64の前端部に回転自在に支持された回転ローラ
65と、テーブル12両端の支持部材62の間で回動軸
63に対して3個所取り付けられた揺動アーム66と、
前記回転ローラ65に当接して支持アーム64を介して
回動軸63を回動させるカム板67を備えている。前記
揺動アーム66には支持部材62に一端が支持されたネ
ジリコイルばね(図示省略)が付設されており、回転ロ
ーラ65がカム板67に接する方向に回動軸63に回転
力を付与している。また、前記揺動アーム66の上端部
には刷版2の前端面をテーブル12の前端に位置決めす
るための位置決め部材68が付設されている。
【0024】前記回転ローラ65が当接するカム板67
の上面には、刷版2の供給時に回転ローラ65が当接す
る下段部70と、刷版2の前端位置決め時に回転ローラ
65が当接する上段部71と、該上段部71と前記下段
部70とをつなぐ傾斜部72が形成されている。前記下
段部70は、テーブル12の刷版供給位置T1におい
て、前記位置決め部材68がテーブル12に供給載置さ
れた刷版2の前端面から離隔した所に位置するように回
動軸63の回動角度を規制している。テーブル12の後
退により、回転ローラ65が下段部70から上段部71
に移動する際、支持アーム64の回動を介して揺動アー
ム66がテーブル12側に揺動して位置決め部材68が
刷版2の前端面をテーブル12の前端に押し出し、位置
決めする。前記回転ローラ65がカム板67の下段部7
0から前方に離脱した後は、図6に示すように、前記支
持部材62に突設されたピン69に支持アーム64が当
接して揺動アーム66の倒れが防止される。なお、回転
ローラ65が前記上段部70に位置するテーブル12の
後退位置を前端位置決め位置T2と呼び、このとき刷版
2の長辺中心はS2に位置する。
【0025】次に、露光装置の動作を、刷版2の位置決
め、穿孔動作を中心に説明する。まず、刷版供給装置に
よりテーブル12に供給された刷版2は、テーブル12
に対して刷版2の前端面がテーブル12の前端に一致す
るように前端位置決め手段61により位置決めされる。
すなわち、図1に示すように、テーブル12が刷版供給
位置T1にあるとき、刷版2の前端面と基準端面Zがテ
ーブル12上面よりはみ出るように供給載置される。そ
の後、テーブル12は前端位置決め位置T2に後退す
る。この際、図6に示すように、前端位置決め手段61
の回転ローラ65がカム板67の下段部70から傾斜部
72を経て上段部71に移動する。回転ローラ65の上
下方向の移動に従って、支持アーム64を介して回動軸
63が回動し、揺動アーム66の先端部に設けられた位
置決め部材68が刷版2の前端面をテーブル12の前端
に位置決めする。
【0026】次に、前端位置決めされた刷版2に対し、
位置決め手段21を用いて主走査方向の位置決めを行
う。すなわち、位置決め駆動手段41を駆動して、位置
決め・穿孔ユニット20を後退端(原点)から前進させ
る。このとき、図3に示すように、ソレノイド部材29
を作動させ、位置決め板27を下降して位置決め可能状
態(垂下状態)にしておく。位置決め・穿孔ユニット2
0の前進に伴い、位置決め板27が刷版2の基準端面Z
に当接し、さらに刷版2は主走査方向に押し出されて、
主走査方向の位置決めが行われる。
【0027】刷版2の主走査方向の位置決めが行われた
後、位置決め・穿孔ユニット20を一旦後退させ、ソレ
ノイド部材29の作動を停止して、位置決め板27を刷
版2と干渉しない上方位置に退避させる。この際、テー
ブル12上の刷版2は、テーブル12に多数開設された
吸引孔(図示省略)から真空吸引してテーブル12に固
定される。
【0028】その後、図1に示すように、前端面が位置
決めされた刷版2の長辺中心をS2位置から穿孔手段3
2の副走査方向の基準位置Pに一致させるようにテーブ
ル12を後退させた後、再び位置決め・穿孔ユニット2
0を前進させ、図4に示すように、パンチユニット33
A,33Bの挿入口36に刷版2の基準端面Zを進入さ
せ、穿孔中心Qが基準端面Zから所定距離(図7のd参
照)の穿孔位置に来たとき、位置決め駆動手段41の駆
動を停止し、各穿孔モータ37を駆動して位置決め穴を
穿孔する。その後、位置決め・穿孔ユニット20を後退
し、後退端で停止する。
【0029】以上のようにして、刷版2がテーブル12
上で位置決めされ、位置決め穴が穿孔された後、テーブ
ル駆動手段13により、テーブル12を穿孔位置から刷
版搬出位置へ前進移動させる。この間に刷版2は露光位
置Rで露光部8から出力された光ビームが照射され、画
像が記録される。画像記録後、真空吸引が解除されて、
テーブル12上の刷版2は搬出可能となる。
【0030】上記実施形態では、位置決め手段21には
3台の位置決めユニット22を備え、また穿孔手段32
には一対のパンチユニット33A,33Bを備えたもの
を示したが、位置決めユニット、パンチユニットの台数
は刷版の大きさ、位置決め穴の必要数に応じて適宜数設
ければよい。位置決めユニットは少なくとも1台あれば
よく、この場合、位置決め板27としては幅広のものを
用いればよい。また、位置決め部材としては、位置決め
板27に限らず、位置決め部分が棒状の位置決め棒を用
いてもよい。位置決めユニットを1台設ける場合は、第
1アームの両端部に少なくとも2個の位置決め棒を取り
付けるようにしてもよい。また、本実施形態の場合、刷
版2の基準端面Zの位置決めに際しては、刷版2の長辺
寸法に応じて3台の位置決めユニット22の内の適宜の
2台を使用すればよい。
【0031】また、上記実施形態では、位置決め手段2
1と穿孔手段32とを取付ベース40に付設した位置決
め・穿孔ユニット20を設けたが、位置決め手段21は
位置決め駆動手段41の移動ベース48に固着するもの
とし、穿孔手段32のみを取付ベースに列設してパンチ
交換用の穿孔ユニットとしてもよい。
【0032】また、上記実施形態では、テーブル12の
前端に対して刷版2の前端を機械的に位置決めする前端
位置決め手段61を設けたが、前端位置決めは必ずしも
必要ではなく、刷版2の前端を適宜の位置検出器で検出
し、その位置信号に基づいてテーブル12の移動を制御
してもよい。また、刷版供給装置についても必ずしも必
要ではなく、オぺレータがテーブル12上に載置するよ
うにしてもよい。
【0033】また、上記実施形態は、平面走査型の露光
装置について説明したが、本発明は刷版2を円筒状載置
部材の内面あるいは外面に装着載置する円筒走査型の露
光装置にも適用可能である。この場合、主走査方向は周
方向になり、副走査方向は円筒状載置部材の軸心方向と
なる。また、位置決め・穿孔ユニットは円筒状載置部材
の開口端に沿って円弧状に形成された取付ベースを備え
るものとなる。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、位置決め駆動
手段のみの駆動機構や駆動制御のレベルで、位置決め手
段により主走査方向に位置決めされた感光材料の基準端
面から穿孔手段を高精度に位置決めすることができ、基
準端面から位置決め穴の位置精度を向上させることがで
きる。また、位置決め手段および穿孔手段の各駆動手段
を共通化したことで、装置の簡易化、コストの低廉化を
図ることができる。また、位置決め部材は感光材料の基
準端面に対して当接離反自在とされているため、穿孔手
段の穿孔中心を位置決め部材の配置に制約されることな
く自由に設置することができ、穿孔手段を配置する際の
自由度が向上する。
【0035】請求項2に記載の発明によれば、他種の位
置決め穴を穿孔するための別の穿孔ユニットを予め準備
しておき、これを既設の穿孔ユニットと交換すること
で、感光材料に他種の位置決め穴を容易に穿孔すること
ができ、交換後に穿孔ユニットの位置調整を行う必要も
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面走査型の露光装置の概要を示す平面配置図
である。
【図2】位置決め・穿孔ユニットの全体構成を示す斜視
図である。
【図3】図1のA線における要部断面図であり、位置決
め・穿孔ユニットによる位置決め前の状態を示す。
【図4】図1のA線における要部断面図であり、位置決
め・穿孔ユニットによる位置決め後の穿孔状態を示す。
【図5】図1のB方向における要部矢視図であり、刷版
供給時の状態を示す。
【図6】図1のB方向における要部矢視図であり、前端
位置決め後の状態を示す。
【図7】端面を基準として印刷機ピンシステム用の位置
決め穴を有する刷版の平面図である。
【符号の説明】
1 露光装置 2 刷版 12 テーブル 13 テーブル駆動手段 20 位置決め・穿孔ユニット 21 位置決め手段 22 位置決めユニット 27 位置決め板 32 穿孔手段 33A,33B パンチユニット 41 位置決め駆動手段 61 前端位置決め手段 P 穿孔手段(一対のパンチユニット)の中心位置 R 露光位置 S1 刷版供給時における刷版の長さ方向中心位置 S2 前端位置決め時における刷版の長さ方向中心位置 T1 テーブルの刷版供給位置 T2 テーブルの刷版前端位置決め位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置部材上で位置決めされたシート状の
    感光材料の基準端面に垂直な主走査方向に光ビームを照
    射し、感光材料を基準端面と平行な副走査方向に相対移
    動して画像を記録する露光装置であって、 載置部材上に載置された感光材料の基準端面に当接離反
    自在に当接する位置決部材を有する位置決め手段と、 感光材料に位置決め穴を穿孔する穿孔手段と、 前記位置決め手段および穿孔手段を主走査方向に対し進
    退自在に移動させる位置決め駆動手段を備えたことを特
    徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 取付ベースに穿孔手段を列設して穿孔ユ
    ニットを構成し、該穿孔ユニットを位置決め駆動手段に
    対して着脱自在に装着することを特徴とする請求項1に
    記載した露光装置。
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