JP3976525B2 - ワイヤハーネス製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動体としての自動車に配索されるワイヤハーネスを組み立てるワイヤハーネス製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体としての自動車は、種々の電子機器が搭載される。このため、前記自動車は、前記電子機器に電源などからの電力やコンピュータなどからの制御信号などを伝えるために、ワイヤハーネスを配索している。ワイヤハーネスは、複数の電線と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタと、クリップなどの外装品などを備えている。クリップは、電線の所定箇所に取り付けられる。クリップは、電線を前記自動車のボディパネルなどに取り付ける。
【0003】
前記ワイヤハーネスを組み立てる際には、一旦、複数の電線と複数のコネクタなどからなるサブハーネスを複数製造し、これらのサブハーネスを互いに組み付けてきた。その後、前記クリップなどの外装品を所定箇所に取り付ける。その後、コネクタの端子金具の相互間の導通検査を行うとともに、外観検査を行ってきた。
【0004】
このため、前記ワイヤハーネスを製造する製造ラインは、複数のサブハーネス組立ラインと、ワイヤハーネス組立ラインと、を備えている。サブハーネス組立ラインは、サブハーネスを組み立てる。
【0005】
該サブハーネスは、複数の電線と、これらの電線の端部などに取り付けられた端子金具と、前記端子金具を収容するコネクタハウジングなどを備えている。端子金具とコネクタハウジングとでコネクタを構成している。前記サブハーネスは、全ての端子金具がコネクタハウジング内に収容されているわけではなく、一部の端子金具は剥き出しである。
【0006】
ワイヤハーネス組立ラインは、複数のサブハーネスを互いに組み付ける。このとき、剥き出しの端子金具を、他のサブハーネスのコネクタハウジング内に収容する。このため、サブハーネス組立ラインでは、前記クリップやプロテクタなどの外装品を取り付けることができないとともに導通検査を行うことができなかった。ワイヤハーネス組立ラインは、外装品を取り付けてワイヤハーネスを組み立てる。その後、ワイヤハーネスを、前記ワイヤハーネス組立ラインから離れた導通検査装置まで搬送する。そして、導通検査装置で導通検査を行うとともに、外観検査を施して、ワイヤハーネスを得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
さらに、前記自動車には、ユーザなどから多種多様な要望がよせられている。このため、一つの車種でも、グレード間で異なる電子機器を装備することが望まれている。したがって、同一車種でも、多様なワイヤハーネスを配索する。同一車種のワイヤハーネスであっても、グレードなどが異なると前記電線同士の接続状況や外装品の取り付け位置などが異なる。
【0008】
従来、複数の種類のワイヤハーネスを組み立てる場合には、作業員の前記外装品の付け忘れや、サブハーネスの配索ミスなどの作業ミスを防止するために、ワイヤハーネスの種類毎に前述したワイヤハーネス組立ラインを設置してきた。
【0009】
このため、多種多様なユーザの要望に応える為には、より多くのワイヤハーネス組立ラインを設置する必要が生じる。このため、ワイヤハーネス組立ラインの設置にかかるスペースが増大する傾向であった。そのうえ、一つのワイヤハーネス組立ラインで組み立てるワイヤハーネスの数も少なくなる。したがって、ワイヤハーネスの製造にかかるコストや所要時間が増加して、ワイヤハーネスの生産効率が低下することが考えられる。
【0010】
したがって、本発明の目的は、生産効率を低下させることなく、複数種のワイヤハーネスを組み立てることができるワイヤハーネス製造装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のワイヤハーネス製造装置は、複数種のワイヤハーネスを組み立てるワイヤハーネス製造装置において、複数種のワイヤハーネスは、それぞれ電線と該電線に取り付けられた端子金具と前記端子金具を保持する絶縁体とを有するサブハーネスを複数備え、かつ、これらのサブハーネスが互いに組み付けられて外装品が取り付けられて構成されており、前記サブハーネスを布線して前記ワイヤハーネスを形成する布線ボードを複数備え、前記布線ボードが組み立てるワイヤハーネスの種類毎に対応して設けられ、かつ、前記布線ボードが組み立てる種類のワイヤハーネスの外装品を、前記布線ボードに布線されたサブハーネスに取り付ける外装品取り付け治具を備え、前記外装品取り付け治具は、前記布線ボードに重ねられるとともに、各布線ボードが布線するサブハーネスの外形に沿った孔を有する治具本体と、該治具本体に取り付けられかつ前記外装品を保持できる外装品保持部と、を備えたことを特徴としている。
【0014】
請求項2に記載の本発明のワイヤハーネス製造装置は、請求項1に記載のワイヤハーネス製造装置において、前記外装品保持部は、前記治具本体に取り付けられる保持部本体と、該保持部本体に取り付けられかつ前記外装品を保持する保持部と、を備えているとともに、前記保持部本体は前記治具本体に対し変位自在であり前記保持部が前記サブハーネスに接離自在であることを特徴としている。
【0015】
請求項3に記載の本発明のワイヤハーネス製造装置は、請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス製造装置において、前記サブハーネスは、複数のワイヤハーネス間で互いに共通な共通サブハーネスと、一つのワイヤハーネス特有の特有サブハーネスと、を含んでおり、前記布線ボードには、前記共通サブハーネスが供給されるとともに、組み立てるワイヤハーネス特有の特有サブハーネスが供給されることを特徴としている。
【0016】
請求項1に記載された本発明によれば、布線ボードがワイヤハーネスの種類毎に対応して設けられている。このため、作業員がサブハーネスを布線ボードに布線する際に作業ミスが生じにくくなる。
【0017】
布線ボードが組み立てる種類のワイヤハーネスの外装品を、布線ボードに布線されたサブハーネスに取り付ける外装品取り付け治具を備えている。このため、作業員が、布線ボードに布線されたサブハーネスに、所望の外装品を確実に取り付けることができる。
【0018】
外装品取り付け治具の治具本体に、サブハーネスの外形に沿った孔が形成されている。このため、治具本体を布線ボードに重ねた際に、孔の内側にサブハーネスを通すことにより、作業員が、布線ボードに布線されたサブハーネスに、所望の外装品をより確実に取り付けることができる。
【0019】
請求項2に記載された本発明によれば、外装品を保持する保持部が、布線ボードに布線されたサブハーネスに接離自在となっている。このため、治具本体を布線ボードに重ねた後、保持部をサブハーネスに近づけることによって、容易に、外装品を取り付けることができる。
【0020】
請求項3に記載された本発明によれば、ワイヤハーネスが共通サブハーネスと特有サブハーネスとを備えている。これらのサブハーネス毎に布線ボードに供給される。したがって、組み立てる種類のワイヤハーネスを構成するサブハーネスをより一層確実に布線ボードに布線できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネス製造装置を図1ないし図17を参照して説明する。
【0022】
本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネス製造装置1(図1に示す)は、図5に示すワイヤハーネス2を組み立てる装置である。ワイヤハーネス2は、移動体としての自動車に配索されて、該自動車に搭載される電子機器に、電源などからの電力やコンピュータからの制御信号などを伝える。
【0023】
ワイヤハーネス2は、図5に示すように、複数の電線3と、圧接コネクタ4と、コネクタ5と、外装品としてのクリップ6と、を備えている。電線3は、導体などからなる芯線と、該芯線を覆う絶縁材料などからなる被覆部と、を備えた所謂被覆電線である。
【0024】
クリップ6は、電線3の適宜箇所に取り付けられている。クリップ6は、図8に示すように、電線保持部8と、係止爪9と、を備えている。電線保持部8は、輪状に形成されている。電線保持部8は、内側に複数の電線3を通して、該電線3を保持する。
【0025】
係止爪9は、電線保持部8から該電線保持部8の外周方向に突出している。係止爪9は、自動車のボディパネルやインストルメントパネルなどの各種のパネルに設けられた孔に係止する。クリップ6は、係止爪9がパネルの孔に係止するなどして、電線3即ちワイヤハーネス2をパネルに取り付ける。
【0026】
ワイヤハーネス2は、サブハーネスとしての図6に示す圧接−圧接サブハーネス12と、サブハーネスとしての図7に示す圧接−圧着サブハーネス13と、のうち一方を複数備えているか、圧接−圧接サブハーネス12と圧接−圧着サブハーネス13とのうち任意に選択されるものを二つ以上備えている。勿論、ワイヤハーネス2は、圧接−圧接サブハーネス12と圧接−圧着サブハーネス13との双方を複数備えていても良い。
【0027】
図6に示す圧接−圧接サブハーネス12は、互いに並設された複数の電線3(以下圧接−圧接サブハーネス12のものを電線3aと示す)と、図9ないし図11に示す端子金具としてのJC用圧接端子30(以下圧接−圧接サブハーネス12のものをJC用圧接端子30aと示す)と、絶縁体としての図12ないし図15に示す圧接ハウジング40(以下圧接−圧接サブハーネス12のものを圧接ハウジング40aと示す)と、前記クリップ6とを備えている。
【0028】
JC用圧接端子30aは、複数の電線3aの両端部に圧接されて取り付けられている。JC用圧接端子30aは、圧接ハウジング40aの後述する端子収容溝41内に収容されている。クリップ6は、電線3aの所定箇所に取り付けられている。
【0029】
図7に示す圧接−圧着サブハーネス13は、互いに並設された複数の電線3(以下圧接−圧着サブハーネス13のものを電線3bと示す)と、JC用圧接端子30(以下圧接−圧着サブハーネス13のものをJC用圧接端子30bと示す)と、圧接ハウジング40(以下圧接−圧着サブハーネス13のものを圧接ハウジング40bと示す)と、端子金具としての圧着端子14と、絶縁体としてのコネクタハウジング15と、前記クリップ6を備えている。
【0030】
JC用圧接端子30bは、複数の電線3bの一端部に圧接されて取り付けられている。JC用圧接端子30bは、圧接ハウジング40bの後述する端子収容溝41内に収容されている。圧着端子14は、導電性の板金などが折り曲げられて形成されている。圧着端子14は、複数の電線3bの他端部に圧着されて取り付けられている。
【0031】
コネクタハウジング15は、絶縁性の合成樹脂からなりかつ箱状に形成されている。コネクタハウジング15は、圧着端子14を収容可能な端子収容室16を複数備えている。コネクタハウジング15は、端子収容室16内に電線3bの他端部に圧着された圧着端子14を収容している。コネクタハウジング15と、端子収容室16内に収容された圧着端子14とでコネクタ5を構成している。クリップ6は、電線3bの所定箇所に取り付けられている。
【0032】
JC用圧接端子30a,30bは、互いに同一の構成であるので、以下、JC用圧接端子30aを代表して説明する。JC用圧接端子30aは、導電性の板金などを折り曲げるなどして形成されている。JC用圧接端子30aは、図9及び図10などに示すように、電線3aが載置される平坦な連結壁35aと、一対の側壁35bと、電線接続部31と、電気接触部32とを備えている。
【0033】
連結壁35aは、帯板状に形成されている。一対の側壁35bは、それぞれ帯板状に形成されている。一対の側壁35bは、幅方向に沿った連結壁35aの両縁に連なっている。一対の側壁35bは、それぞれ連結壁35aに対し立設している。
【0034】
電線接続部31は、互いに対向する一対の折曲げ片33と、圧接部31aと、を備えている。折曲げ片33は、連結壁35aに対し立設している。折曲げ片33は、連結壁35aに向かって曲げられることにより連結壁35aに載置された電線3aを保持する。
【0035】
圧接部31aは、それぞれ互いに対向する三対の圧入刃34a,34b,34cを備えている。圧入刃34a,34b,34cは、それぞれ、連結壁35aに対し立設している。三対の圧入刃34a,34b,34cは、それぞれ、側壁35bの内面からこれら一対の側壁35bが互いに近づく方向に突出している。
【0036】
圧入刃34a,34b,34cは、それぞれの間に電線3aを圧入することにより、電線3aの被覆部を切り込んで該電線3aの芯線に接触する。圧入刃34a,34b,34cは、前記電線3aとJC用圧接端子30aとの間の電気的な接続を確保する。即ち、電線3aと圧接する。
【0037】
電気接触部32は、連結壁35aに開口した開口孔36(図10に示す)と、連結壁35aから立設可能な接続手段としての接触片37とを備えている。接触片37は、帯状に形成されている。接触片37は、一端が連結壁35aに連なっている。
【0038】
接触片37は、曲げられることによって、前記連結壁35aに対し立設した状態と、図9中の二点鎖線で示すように連結壁35aと平行な状態と、に亘って変位自在となっている。接触片37は、曲げられて連結壁35aに対し立設した状態にされるとこの状態を維持し、連結壁35aに平行な状態にされるとこの状態を維持する。
【0039】
なお、接触片37が連結壁35aに対し立設した状態は接続状態をなしており、接触片37が連結壁35aに沿った状態は絶縁状態をなしている。開口孔36には、図10に示すように、連結壁35aの端部と接触片37とを圧接するための接触ばね片36aが設けられている。
【0040】
前述した構成のJC用圧接端子30aは、連結壁35aが互いに平行でかつ間隔を存した状態で積み重ねられる。そして、電気接触部32は、図10中下方に位置するJC用圧接端子30aの接触片37が図10中上方に位置する他のJC用圧接端子30aの開口孔36内に挿入されることによって、互いに積み重ねられたJC用圧接端子30aを互いに電気的に接続する。
【0041】
このとき、下方に位置するJC用圧接端子30aの接触片37は、上方に位置する他のJC用圧接端子30の連結壁35aと接触ばね片36aとによって挟まれている。
【0042】
JC用圧接端子30aは、圧接ハウジング40aの端子収容溝41内に圧入される。JC用圧接端子30aは、端子収容溝41内に圧入されることで、圧接ハウジング40aに収容・保持される。
【0043】
前記端子収容溝41内に圧入された際に、互いに隣り合うJC用圧接端子30aを相互に電気的に接続する際には、図11に示すように、電線接続部31寄りの連結壁35aの端部を相互に連結する連結部39が除去されずに残される。互いに隣り合うJC用圧接端子30aを相互に電気的に絶縁状態に保つ際には前記連結部39を連結壁35aから除去する。なお、前記連結部39は、本明細書に記した接続手段をなしている。
【0044】
前記接触片37及び連結部39は、圧接ハウジング40aが複数積層された際に、予め定められるパターンにしたがってJC用圧接端子30を相互に電気的に接続する。
【0045】
圧接ハウジング40a,40bは、互いに同一の構成であるので、以下圧接ハウジング40aを代表して説明する。圧接ハウジング40aは、絶縁性の合成樹脂などからなり、図12から図16に示すように、矩形状のプレート本体42と、複数の端子収容溝41と、を備えている。
【0046】
プレート本体42は、底壁42aと、底壁42aからそれぞれ立設した複数の隔壁43と、を備えている。底壁42aは、平面形状が略矩形状に形成されている。底壁42aは、略平坦に形成されている。隔壁43は、互いに平行である。隔壁43は、前記底壁42aの幅方向に沿って互いに並設している。
【0047】
前記端子収容溝41は、互いに隣り合う隔壁43と底壁42aとで囲まれている。端子収容溝41は、複数設けられている。これらの端子収容溝41は、隔壁43が並設する方向に沿って、並設している。端子収容溝41は、それぞれ、JC用圧接端子30aを収容可能である。
【0048】
圧接ハウジング40aは、端子収容溝41内にJC用圧接端子30aを収容して、JC用圧接端子30aを保持する。このとき、圧接ハウジング40aは、複数のJC用圧接端子30aを保持する際には、端子収容溝41が並設する方向に沿ってJC用圧接端子30aを並設する。
【0049】
圧接ハウジング40aは、図14に示すように、複数の端子収容溝41のうち任意に選択される端子収容溝41内にJC用圧接端子30aを収容する。圧接ハウジング40aはJC用圧接端子30aを収容する際には、図13に示すようにそれぞれの端子収容溝41の一端部41aから挿入される。
【0050】
また、圧接ハウジング40aは、互いに積層された際に、最上方にカバーハウジング49が重ねられる。カバーハウジング49は、その構成が圧接ハウジング40と略同等であるため、構成が圧接ハウジング40と同一箇所には同一符号を付して説明を省略する。カバーハウジング49には、図16及び図17に示すように、隔壁43が設けられておらず、端子収容溝41が形成されていない。
【0051】
また、前記圧接ハウジング40a及びカバーハウジング49は、積層された際に互いを固定する係止部44と係止受け部45とをそれぞれ複数備えている。さらに、圧接ハウジング40aは、下方に位置するJC用圧接端子30aの接触片37が上方に位置するJC用圧接端子30aの開口孔36内へ侵入することを妨げない図示しない孔を複数備えている。
【0052】
圧接ハウジング40aは、図14に示すように、端子収容溝41内にJC用圧接端子30aを収容する。JC用圧接端子30aに図15に示すように、電線3aを圧接する。そして、圧接ハウジング40aとカバーハウジング49とは、図16に示すように、プレート本体42が互いに平行でかつ間隔をあけて積層される。そして、係止部44と係止受け部45とが互いに係止して、図17に示すように、前記圧接コネクタ4を構成する。
【0053】
前記圧接コネクタ4は、ジョイントコネクタ(Joint Connector)となる。なお、ジョイントコネクタとは、一般にコネクタハウジング内に収容された複数の端子相互を所定のパターンにしたがって電気的に接続したものをいう。この場合、複数積層される圧接ハウジング40aが前記コネクタハウジングに相当する。
【0054】
また、図14ないし図17に示した例では、すべての端子収容溝41にJC用圧接端子30aを収容した状態を示しているが、前記圧接ハウジング40aは必ずしもすべての端子収容溝41にJC用圧接端子30aを収容するわけではない。即ち、圧接ハウジング40aは、複数の端子収容溝41のうち必要とされる端子収容溝41にJC用圧接端子30aを収容する。
【0055】
前述した構成のワイヤハーネス2は、前記サブハーネス12,13の圧接ハウジング40a,40bを予め定められるパターンにしたがって固定することによって、得られる。すると、前記JC用圧接端子30a,30bが予め定められるパターンにしたがって電気的に接続して、電線3a,3b同士が予め定められるパターンにしたがって電気的に接続する。
【0056】
こうして、圧接ハウジング40a,40bを互いに積層するとともに、接続状態の接触片37によって、互いに異なる圧接ハウジング40a,40bに保持されたJC用圧接端子30a,30bが電気的に接続される。また、連結部39によって、互いに隣り合うJC用圧接端子30a,30bが互いに電気的に接続している。こうして、圧接ハウジング40a,40bを互いに積層することなどによって、電線3a,3bを予め定められるパターンにしたがって電気的に接続できる。
【0057】
このため、ワイヤハーネス2には、図5に示すように、複数のサブハーネス12,13の電線3a,3bが束ねられて構成される幹17と、一つのサブハーネス12,13の電線3a,3bから構成される枝18と、が形成される。勿論、ワイヤハーネス2は、これらの幹17と枝18とを備えている。
【0058】
また、前記ワイヤハーネス2は、圧接ハウジング40aがJC用圧接端子30aを装着した箇所などが互いに異なる複数の圧接−圧接サブハーネス12を備えることがある。これらの圧接−圧接サブハーネス12は、互いに品番の異なるものであり、以下第1の圧接−圧接サブハーネス12a、第2の圧接−圧接サブハーネス12b、第3の圧接−圧接サブハーネス12c……第nの圧接−圧接サブハーネスと呼ぶ。これらの圧接−圧接サブハーネス12a,12b,12cの構成は、前述した圧接−圧接サブハーネス12と同等であるので説明を省略する。
【0059】
また、前記ワイヤハーネス2は、圧接ハウジング40bがJC用圧接端子30bを装着した箇所などが互いに異なる複数の圧接−圧着サブハーネス13を備えることがある。これらの圧接−圧着サブハーネス13は、互いに品番の異なるものであり、以下第1の圧接−圧着サブハーネス13a、第2の圧接−圧着サブハーネス13b、第3の圧接−圧着サブハーネス13c……第nの圧接−圧着サブハーネスと呼ぶ。これらの圧接−圧着サブハーネス13a,13b,13cの構成は、前述した圧接−圧着サブハーネス13と同等であるので説明を省略する。
【0060】
このため、ワイヤハーネス2には、例えば、第1の圧接−圧接サブハーネス12aと、第2の圧接−圧接サブハーネス12bと、第3の圧接−圧接サブハーネス12cとを備えたものがある。以下、これを第1のワイヤハーネス2aと呼ぶ。
【0061】
ワイヤハーネス2には、例えば、第1の圧接−圧接サブハーネス12aと、第2の圧接−圧接サブハーネス12bと、第1の圧接−圧着サブハーネス13aと、第2の圧接−圧着サブハーネス13bとを備えたものがある。以下、これを第2のワイヤハーネス2bと呼ぶ。
【0062】
ワイヤハーネス2には、例えば、第1の圧接−圧接サブハーネス12aと、第2の圧接−圧接サブハーネス12bと、第3の圧接−圧着サブハーネス13cとを備えたものがある。以下、これを第3のワイヤハーネス2cと呼ぶ。これらのワイヤハーネス2a,2b,2cは、前述したワイヤハーネス2と構成が同等であるため、説明を省略する。
【0063】
また、前述したワイヤハーネス2a,2b,2cは、ワイヤハーネス製造装置1で組み立てられる。ワイヤハーネス製造装置1が組み立てるワイヤハーネス2a,2b,2cは、同一車種でかつグレードが互いに異なる自動車に装備されるのが望ましい。勿論、ワイヤハーネス製造装置1が組み立てるワイヤハーネス2a,2b,2cは、異車種の自動車に装備されても良い。
【0064】
ワイヤハーネス2a,2b,2cは、それぞれ、前述したように圧接−圧接サブハーネス12a,12b,12cと圧接−圧着サブハーネス13a,13b,13cとを備えている。これらのうち図示例では第1及び第2の圧接−圧接サブハーネス12a,12bは、ワイヤハーネス2a,2b,2c間で互いに共通な共通サブハーネスをなしている。また、図示例では、第3の圧接−圧接サブハーネス12cと、第1ないし第3の圧接−圧着サブハーネス13a,13b,13cは、各ワイヤハーネス2a,2b,2c特有の特有サブハーネスをなしている。
【0065】
ワイヤハーネス製造装置1は、複数種のワイヤハーネス2a,2b,2cを組み立てる。ワイヤハーネス製造装置1は、図1に示すように、圧接−圧接サブハーネス組立ライン20と、圧接−圧着サブハーネス組立ライン21と、ワイヤハーネス組立ライン22と、を備えている。
【0066】
圧接−圧接サブハーネス組立ライン20は、それぞれ、前記第1ないし第3の圧接−圧接サブハーネス12a,12b,12cを組み立てる第1ないし第3の圧接−圧接サブハーネス組立ライン20a,20b,20cを備えている。これらの圧接−圧接サブハーネス組立ライン20a,20b,20cには、電線・外装品ストック23から必要な電線3aとクリップ6などの外装品が供給される。
【0067】
これらの圧接−圧接サブハーネス組立ライン20a,20b,20cでは、電線3aを所定の長さに切断するとともに、圧接ハウジング40aの所定の端子収容溝41にJC用圧接端子30aを挿入する。そして、JC用圧接端子30aに電線3aを圧接する。その後、枝18に相当する箇所に、該枝18に取り付けられるクリップ6などの外装品(以下枝用の外装品6aと呼び図5に示す)を取り付ける。なお、枝用の外装品6aは、本明細書に記した第1の外装品に相当する。その後、導通検査を行って、外観検査を行う。
【0068】
圧接−圧着サブハーネス組立ライン21は、それぞれ、前記第1ないし第3の圧接−圧着サブハーネス13a,13b,13cを組み立てる第1ないし第3の圧接−圧着サブハーネス組立ライン21a,21b,21cを備えている。これらの圧接−圧着サブハーネス組立ライン21a,21b,21cには、電線・外装品ストック23から必要な電線3bとクリップ6などの外装品が供給される。
【0069】
これらの圧接−圧着サブハーネス組立ライン21a,21b,21cでは、電線3bを所定の長さに切断するとともに、圧接ハウジング40bの所定の端子収容溝41にJC用圧接端子30bを挿入する。さらに、電線3bの他端部に圧着端子14を圧着する。そして、JC用圧接端子30bに電線3bの一端部を圧接するとともに、圧着端子14をコネクタハウジング15の端子収容室16内に挿入する。
【0070】
その後、枝18に相当する箇所に、該枝18に取り付けられるクリップ6などの外装品(以下枝用の外装品6aと呼び図5に示す)を取り付ける。その後、導通検査を行って、外観検査を行う。
【0071】
ワイヤハーネス組立ライン22は、図1に示すように、複数の布線ボード100と、図示しない圧接コネクタ組立ユニットと、図3に示す外装品取り付け治具120と、図示しないハーネス検査ユニットとを備えている。複数の布線ボード100は、板状に形成されている。布線ボード100は、図1及び図3に示すように、輪状のレール102などによって、工場のフロア上をレール102に沿って走行する。即ち、布線ボード100は、無端走行する。図示例では、布線ボード100は、八つ設けられている。
【0072】
布線ボード100の表面には、前記コネクタ5と、圧接コネクタ4と、クリップ6などの外装品や、電線3(3a,3b)の配索パターンが描かれている。布線ボード100は、図3に示すように、複数の結き具103と、圧接ハウジング保持部104と、を備えている。結き具103は、それぞれ、前記サブハーネス12,13を結くことができる。結き具103は、前記配索パターンにしたがって、前記サブハーネス12,13を支持(布線)する。
【0073】
圧接ハウジング保持部104は、前記プレート本体42が互いに間隔をあけかつ平行な状態で、サブハーネス12,13の圧接ハウジング40a,40bとカバーハウジング49とを保持する。
【0074】
なお、前述した布線ボード100のうち一部は、前記第1のワイヤハーネス2aを組み立てるものであり、符号100a(図1に示す)で示す。前述した布線ボード100のうち他の一部は、前記第2のワイヤハーネス2bを組み立てるものであり、符号100b(図1に示す)で示す。前述した布線ボード100のうち更に他の一部は、前記第3のワイヤハーネス2cを組み立てるものであり、符号100c(図1に示す)で示す。
【0075】
こうして、複数の布線ボード100a,100b,100cは、組み立てるワイヤハーネス2a,2b,2cの種類毎に対応して設けられている。即ち、布線ボード100aでは前記第1のワイヤハーネス2aのみを組み立てる。布線ボード100bでは前記第2のワイヤハーネス2bのみを組み立てる。布線ボード100cでは前記第3のワイヤハーネス2cのみを組み立てる。
【0076】
圧接コネクタ組立ユニットは、布線ボード100の走行経路即ちレール102の近傍に配されている。圧接コネクタ組立ユニットは、圧接ハウジング保持部104に保持された圧接ハウジング40a,40bとカバーハウジング49とを互いに近づける方向に押圧する。係止部44と係止受け部45とを互いに係止させる。圧接コネクタ組立ユニットは、圧接コネクタ4を組み立てる。
【0077】
外装品取り付け治具120は、ワイヤハーネス製造装置1が組み立てるワイヤハーネス2a,2b,2cそれぞれに対応して少なくとも一つ設けられている。このため、ワイヤハーネス製造装置1は、少なくとも、組み立てるワイヤハーネス2a,2b,2cの種類と同数の外装品取り付け治具120を備えている。即ち、図示例では、ワイヤハーネス製造装置1は、第1のワイヤハーネス2a用の外装品取り付け治具120と、第2のワイヤハーネス2b用の外装品取り付け治具120と、第3のワイヤハーネス2c用の外装品取り付け治具120と、を備えている。なお、図3中には、外装品取り付け治具120を一つのみ示している。
【0078】
これらの外装品取り付け治具120は、布線ボード100にサブハーネス12,13を取り付ける工程より、布線ボード100の走行経路中の後工程側に設けられている。外装品取り付け治具120は、図3に示すように、板状の治具本体121と、外装品保持部としての外装品保持治具122と、を備えている。
【0079】
治具本体121は、昇降自在に設けられており、降下して布線ボード100に重なる。治具本体121は、布線ボード100が布線するサブハーネス12,13の外形に沿った孔123を備えている。孔123は、勿論、治具本体121を貫通している。治具本体121は、孔123の内側に布線ボード100に支持されたサブハーネス12,13即ち組み立てるワイヤハーネス2を通すことができる。治具本体121は、サブハーネス12,13を支持した布線ボード100が走行してくると、降下して、孔123の内側にサブハーネス12,13を通した格好で、布線ボード100に重ねられる。
【0080】
外装品保持治具122は、図3及び図4に示すように、治具本体121に取り付けられている。外装品保持治具122は、図4に示すように、基部124と、アーム部125と、保持部126と、を備えている。
【0081】
基部124は、治具本体121に取り付けられている。基部124は、治具本体121の表面から突出している。アーム部125は、棒状に形成されている。アーム部125は、一端部が、軸127を中心として回転自在に基部124と連結している。これらの基部124とアーム部125とは、本明細書に記した保持部本体をなしている。
【0082】
保持部126は、アーム部125の他端部に取り付けられている。保持部126は、その表面にクリップ6を着脱できる溝128を設けている。保持部126は、前記軸127を中心として、アーム部125が回転することで、図4中の矢印Kに沿って変位する。即ち、アーム部125は、治具本体121に対し変位自在である。こうして、保持部126は、治具本体121が布線ボード100に重ねられると、該布線ボード100に支持されたサブハーネス12,13に近づいたり離れたり(接離)する。
【0083】
前述した構成によれば、外装品取り付け治具120は、孔123内に布線ボード100が支持(布線)したサブハーネス12,13を通した格好で、治具本体121を布線ボード100に重ねる。そして、溝128にクリップ6を取り付けた外装品保持治具122のアーム部125を軸127を中心として回転させて、保持部126をサブハーネス12,13に近づける。そして、保持部126の溝128に保持されたクリップ6をサブハーネス12,13に取り付けることができる。こうして、外装品取り付け治具122は、布線ボード100に布線されたサブハーネス12,13にクリップ6を取り付けることができる。
【0084】
ハーネス検査ユニットは、布線ボード100に支持されて、互いに組み付けられているとともに該クリップ6などが取り付けられたサブハーネス12,13(即ちワイヤハーネス2)に導通検査を施す。ハーネス検査ユニットは、サブハーネス12,13間の導通状況を確認して、ワイヤハーネス2の良否を判定する。
【0085】
前述した構成のワイヤハーネス組立ライン22では、各サブハーネス組立ライン20a,20b,20c,21a,21b,21cから、サブハーネス12a,12b,12c,13a,13b,13cが供給されている。そして、各布線ボード100が組み立てるワイヤハーネス2の品番に応じて、必要なサブハーネス12a,12b,12c,13a,13b,13cを、布線ボード100の結き具103に結く。即ち、布線ボード100に必要なサブハーネス12a,12b,12c,13a,13b,13cを配索する。
【0086】
圧接コネクタ組立ユニットで、圧接ハウジング40a,40bを互いに合体させる。その後、外装品取り付け治具120などを用いて、幹17に相当する箇所に、該幹17に取り付けられるクリップ6などの外装品(以下幹用の外装品6bと呼び図5に示す)を取り付ける。なお、幹用の外装品6bは、本明細書に記した第2の外装品に相当する。その後、前記ハーネス検査ユニットで、ワイヤハーネス2に導通検査を施す。そして、ワイヤハーネス2に外観検査などを施す。
【0087】
前述した構成のワイヤハーネス製造装置を用いて、ワイヤハーネス2を製造する際には、まず、図2中のステップS1aからステップS6aに亘って圧接−圧接サブハーネス組立ライン20が、圧接−圧接サブハーネス12を組み立てる。また、図2中のステップS1bからステップS6bに亘って圧接−圧着サブハーネス組立ライン21が、圧接−圧着サブハーネス13を組み立てる。
【0088】
圧接−圧接サブハーネス組立ライン20が、圧接−圧接サブハーネス12を組み立てる際には、まず、ステップS1aにおいて、圧接ハウジング40aにJC用圧接端子30aを取り付けるとともに、ステップS2aにおいて、電線3aを所望の長さに切断して、ステップS3aに進む。ステップS3aでは、圧接ハウジング40aに取り付けられたJC用圧接端子30aに電線3aを圧接する。こうして、端子付きの圧接ハウジング40aと電線3aとを組み付けて、ステップS4aに進む。
【0089】
ステップS4aでは、枝用の外装品6aを取り付けて、ステップS5aに進む。ステップS5aでは導通検査を行って、ステップS6aに進んで外観検査を行う。こうして、圧接−圧接サブハーネス12を組み立てる。
【0090】
圧接−圧着サブハーネス組立ライン21が、圧接−圧着サブハーネス13を組み立てる際には、まず、ステップS1bにおいて、圧接ハウジング40bにJC用圧接端子30bを取り付けるとともに、ステップS2bにおいて、電線3bを所望の長さに切断して、ステップS2cに進む。ステップS2cでは、電線3bの他端部に圧着端子14を圧着して、ステップS3bに進む。
【0091】
ステップS3bでは、圧接ハウジング40bに取り付けられたJC用圧接端子30bに電線3bの一端部を圧接するとともに、圧着端子14を端子収容室16内に挿入する。こうして、端子付きの圧接ハウジング40bと電線3bとを組み付けるとともに、圧着端子14をコネクタハウジング15内に挿入して、ステップS4bに進む。
【0092】
ステップS4bでは、枝用の外装品6aを取り付けて、ステップS5bに進む。ステップS5bでは導通検査を行って、ステップS6bに進んで外観検査を行う。こうして、圧接−圧着サブハーネス13を組み立てる。前記ステップS5a,S6a,S5b,S6bは、本明細書に記した第1の判定工程をなしている。さらに、前記ステップS1aからステップS6aまでと、前記ステップS1bからステップS6bまでは、本明細書に記したサブハーネス組立工程をなしている。
【0093】
圧接−圧接サブハーネス12と圧接−圧着サブハーネス13とを組み立てた後は、図2中のステップS7に進む。ステップS7では、ワイヤハーネス組立ライン22が圧接ハウジング40a,40bを互いに積層して、圧接コネクタ4などを組み立てる。このように、前記サブハーネス12,13を互いに組み付けて、ステップS8に進む。
【0094】
ステップS8では、幹用の外装品6bを取り付けて、ステップS9に進む。ステップS9では、ハーネス検査ユニット101で導通検査を行って、ステップS10に進んで外観検査を行う。こうして、ワイヤハーネス2を組み立てる。なお、前記ステップS9は、本明細書に記した第2の判定工程をなしている。前記ステップS7からステップS10までは、本明細書に記したワイヤハーネス組立工程をなしている。
【0095】
本実施形態によれば、布線ボード100がワイヤハーネス2の種類毎に対応して設けられている。このため、作業員がサブハーネス12,13を布線ボード100に布線する際に作業ミスが生じにくくなる。したがって、ワイヤハーネス製造装置1は、ワイヤハーネス2の生産性を低下させることなく、複数種のワイヤハーネス2を組み立てることができる。
【0096】
また、ワイヤハーネス製造装置1は、布線ボード100が組み立てる種類のワイヤハーネス2のクリップ6などの外装品を、布線ボード100に布線されたサブハーネス12,13に取り付ける外装品取り付け治具120を備えている。外装品取り付け治具120の治具本体121に、サブハーネス12,13即ちワイヤハーネス2の外形に沿った孔123が形成されている。
【0097】
このため、治具本体121を布線ボード100に重ねた際に、孔123の内側にサブハーネス12,13を通すことにより、作業員が、布線ボード100に布線されたサブハーネス12,13に、所望のクリップ6を確実に取り付けることができる。したがって、ワイヤハーネス2の生産性をより低下させることなく、複数種のワイヤハーネス2をより確実に組み立てることができる。
【0098】
また、外装品取り付け治具120の外装品保持治具122の保持部126が、サブハーネス12,13に接離自在となっている。このため、治具本体121を布線ボード100に重ねた後、保持部126をサブハーネス12,13に近づけることによって、容易に、クリップ6を取り付けることができる。したがって、ワイヤハーネス2の生産性をより低下させることなく、複数種のワイヤハーネス2を確実に組み立てることができることにくわえ、ワイヤハーネス2を容易に組み立てることができる。
【0099】
さらに、ワイヤハーネス2が共通サブハーネス12a,12bと特有サブハーネス12c,13a,13b,13cとを備えている。これらのサブハーネス12a,12b,12c,13a,13b,13c毎に布線ボード100に供給される。
【0100】
このため、布線ボード100が組み立てる種類のワイヤハーネス2を構成するサブハーネス12a,12b,12c,13a,13b,13cをより一層確実に布線ボード100に布線できる。したがって、ワイヤハーネス2の生産性をより一層低下させることなく、複数種のワイヤハーネス2をより一層確実に組み立てることができる。
【0101】
また、サブハーネス組立工程で、枝を構成するサブハーネス12,13の電線3a,3bに枝用の外装品6aを取り付ける。このため、ワイヤーネス組立工程で、取り付ける外装品6a,6bの数を抑制できる。したがって、ワイヤハーネス組立工程において、幹用の外装品6bの取り付けにかかる作業量及び所要時間を抑制できる。したがって、ワイヤハーネス組立工程において、複数種のワイヤハーネス2をより一層確実に組み立てることができる。
【0102】
外装品6a,6bの取り付けにかかる作業量を抑制できるので、作業員が外装品6a,6bを付け忘れるなどの作業ミスが生じにくくなる。したがって、ワイヤハーネス2の歩留まりの低下を抑制できる。また、外装品6a,6bの取り付けにかかる所要時間を抑制できるので、ワイヤハーネス2の生産性の低下を抑制できる。
【0103】
サブハーネス組立工程で、導通検査及び外観検査などを行って、各サブハーネス12,13の良否を確認する。このため、ワイヤハーネス組立工程で行う導通検査では、サブハーネス12,13間の導通状況を確認すればよい。このため、ワイヤハーネス2の良否を確認する際の作業量及び所要時間を抑制できる。したがって、ワイヤハーネス組立ライン22中で、ワイヤハーネス2の良否を確認できる。さらに、ワイヤハーネス組立ライン22で、複数種のワイヤハーネス2をより一層確実に組み立てることができる。
【0104】
したがって、ワイヤハーネス2の良否を確認するために、前記ワイヤハーネス組立ライン22外にワイヤハーネス2を搬送する必要が生じない。したがって、ワイヤハーネス2の良否を確認するためにかかる所要時間を抑制して、ワイヤハーネス2の生産性の低下をより抑制できる。
【0105】
また、圧接ハウジング40a,40bを互いに積層するとともに、接続状態の接触片37によって、互いに異なる圧接ハウジング40a,40bに保持されたJC用圧接端子30a,30bが電気的に接続される。また、連結部39によって、互いに隣り合うJC用圧接端子30a,30bが互いに電気的に接続している。こうして、圧接ハウジング40a,40bを互いに積層することなどによって、電線3a,3bを予め定められるパターンにしたがって電気的に接続できる。
【0106】
このため、ワイヤハーネス組立ライン22などにおいて、電線3a,3bを互いに直接接続するなどのジョイント加工などを行う必要が生じない。したがって、ワイヤハーネス組立ライン22での作業量を抑制できる。したがって、ワイヤハーネス組立ライン22で、複数種のワイヤハーネス2をより確実に組み立てることができる。
【0107】
また、本発明では、前記JC用圧接端子30と圧接ハウジング40の代わりに、端子金具として図18などに示すJB用圧接端子50と、絶縁体として図20などに示す圧接プレート60と、を用いても良い。
【0108】
JB用圧接端子50は、導電性の板金などを折り曲げるなどして形成されている。JB用圧接端子50は、図18などに示すように、電線3が接続される電線接続部51と、電気接触部52と、複数の係止片58と、を備えている。電線接続部51は、電線3が載置される平坦な載置壁55と、一対の側壁56a,56bと、かしめ片53と、圧接部51aと、を備えている。
【0109】
載置壁55は、帯板状に形成されている。一対の側壁56a,56bは、それぞれ、帯板状に形成されている。一対の側壁56a,56bは、載置壁55の幅方向に沿って間隔を存する両縁に連なっている。一対の側壁56a,56bは、それぞれ、載置壁55に立設している。一対の側壁56a,56bは、互いの間に圧接部51aに圧接される電線3を位置させる。
【0110】
かしめ片53は、載置壁55に立設している。かしめ片53は、載置壁55の幅方向の縁に連なっている。かしめ片53は、載置壁55に被さるように曲げられることにより、載置壁55との間に電線3を挟んで保持する。即ち、かしめ片53は、電線3を載置壁55にかしめる。
【0111】
圧接部51aは、互いに対向する二対の圧接刃54a,54bを備えている。圧接刃54a,54bは、載置壁55に立設している。圧接刃54a,54bは、側壁56a,56bの内面からこれら一対の側壁56a,56bが互いに近づく方向に突出している。
【0112】
圧接刃54a,54bは、それぞれ、互いの間に電線3を圧入することにより、電線3の被覆部を切り込んで芯線に接触する。圧接刃54a,54bは、前記電線3と電気的に接続する。即ち、圧接刃54a,54bは、電線3と圧接する。
【0113】
電気接触部52は、載置壁55の幅方向の一方の縁に連なっている。即ち、電気接触部52は、電線接続部51と連なっている。電気接触部52と電線接続部51とは、JB用圧接端子50の平面形状がL字状となる位置に配されている。電気接触部52は、電線接続部51に対し、載置壁55に載置される電線3の長手方向から屈曲した位置に配されている。
【0114】
電気接触部52は、角筒状に形成されている。電気接触部52はその筒孔が圧接プレート60の図示しない孔に連通するように配される。電気接触部52の筒孔内には、接続手段としての図19などに示す接続バー70が挿入される。
【0115】
この接続バー70は、導電性の金属などからなりかつ帯板状に形成されている。電気接触部52の筒孔内には、接続ばね片57が設けられている。接続ばね片57は、接続バー70を電気接触部52の筒孔の内面に向かって押圧する。接続ばね片57は、接続バー70と電気接触部52とを電気的に接続する。
【0116】
電気接触部52は、圧接プレート60が互いに積層された際に、筒孔内に接続バー70が挿入されることによって、互いに重なるJB用圧接端子50同士を電気的に接続する。こうして、電気接触部52は、他の端子金具としての他のJB用圧接端子と接続する。
【0117】
係止片58は、側壁56a,56bの一部が切り欠かれて形成されている。係止片58は、側壁56a,56bそれぞれに設けられている。それぞれの係止片58は、一端部が側壁56a,56bに連なり、かつ他端部が側壁56a,56bから離れている。それぞれの係止片58は、特に前記他端部が側壁56a,56bの外面から外方向に突出している。係止片58は、JB用圧接端子50が圧接プレート60に装着された際に、前記他端部が後述する隔壁63bの内面に係止可能である。
【0118】
JB用圧接端子50は、電線接続部51が圧接プレート60の後述する電線収容溝61の溝本体61a内に収容され、かつ電気接触部52が電線収容溝61の後述する収容部64内に収容される。JB用圧接端子50は、他端部間の間隔が狭くなる方向に係止片58が押圧されて、溝本体61a及び収容部64内に圧入される。JB用圧接端子50は、溝本体61a及び収容部64内に圧入されることで、圧接プレート60に収容される(又は保持されるともいい又は装着されるともいう)。
【0119】
圧接プレート60は、絶縁性の合成樹脂などからなり、プレート状即ち平板状に形成されている。圧接プレート60は、図20ないし図22に示すように、矩形状のプレート本体62と、複数の電線収容溝61と、を備えている。プレート本体62は、ほぼ平坦な底壁63aと、底壁63aから立設した複数の隔壁63bと、を備えている。隔壁63bは、互いに平行でかつ間隔を存している。隔壁63bは、それぞれプレート本体62の長手方向に沿って、延びている。
【0120】
電線収容溝61は、隣り合う隔壁63bと底壁63aとで囲まれて形成されている。電線収容溝61は、プレート本体62の幅方向に沿って、即ち前記隔壁63bが互いに並設する方向に沿って、並設されている。電線収容溝61は、互いに平行である。電線収容溝61は、プレート本体62の長手方向に沿って延びている。電線収容溝61は、電線3とJB用圧接端子50とを収容可能である。
【0121】
電線収容溝61は、図20に示すように、溝本体61aと、収容部64とを備えている。溝本体61aは、隣り合う隔壁63bの内面と、底壁63aの表面とで、形成されている。溝本体61aは、前記隔壁63bに沿って延在している。溝本体61aは、電線3と、JB用圧接端子50の電線接続部51と、を収容する。
【0122】
収容部64は、隣り合う一対の隔壁63bの間隔を拡げるように、前記隔壁63bから凹に形成されている。収容部64は、一つの電線収容溝61を形成する隣り合う一対の隔壁63bそれぞれに設けられている。収容部64は、溝本体61aの長手方向に沿って、一方の隔壁63bと他方の隔壁63bとに、交互に設けられている。
【0123】
こうして、収容部64は、電線収容溝61の溝本体61aの長手方向に沿って複数並設されている。収容部64は、JB用圧接端子50の電気接触部52を収容する。収容部64には、一つの孔が設けられている。前記孔は、それぞれプレート本体62の底壁63aを貫通している。
【0124】
また、前記圧接プレート60は、複数の係止突起66と図示しない複数の係止受け突起とを備えている。これらの係止突起66と係止受け突起とは、互いに係止する。これらの係止突起66と係止受け突起とが互いに係止して、圧接プレート60が互いに積層されて固定する。
【0125】
圧接プレート60は、JB用圧接端子50を、前記電線収容溝61の溝本体61aの長手方向と、これらの電線収容溝61が並設する方向と、の互いに交差する二方向に沿って前記底壁63a上に並べる。即ち、圧接プレート60は、JB用圧接端子50を、底壁63a上に二次元のマトリックス状に配置する。
【0126】
圧接プレート60の溝本体61aと収容部64とにJB用圧接端子50を装着する。このとき、JB用圧接端子50を、底壁63aに近づけてプレート本体62に装着する。係止片58が隔壁63bの内面に係止して、JB用圧接端子50は電線収容溝61内に収容されて、圧接プレート60に固定される。
【0127】
そして、溝本体61a及び収容部64内に収容されたJB用圧接端子50に、電線3を圧接する。このとき、電線3を、電線接続部51の圧接刃54a,54b間に圧入するとともに、電線収容溝61内に挿入する。同一の電線3が圧接したJB用圧接端子50は、互いに電気的に接続する。
【0128】
この状態で、圧接プレート60を、図21に示すように、プレート本体62が互いに平行でかつ間隔を存して積層する。そして、圧接プレート60は、互いに近づけられて、係止突起66と係止受け突起とが互いに係止して固定される。圧接プレート60は、所定の孔及び電気接触部52の筒孔内に接続バー70が挿入されて、図22に示すように、圧接配線盤110を構成する。
【0129】
圧接配線盤110は、JB用圧接端子50を底壁63a上に配置する位置及び接続バー70を挿入する位置を選択することによって、JB用圧接端子50に圧接される電線3を、予め定められるパターンにしたがって接続する。
【0130】
また、前述した実施形態では、外装品としてクリップ6を示している。しかしながら、本発明では、クリップ6に限定することなく、例えば、プロテクタやチューブなどの他の外装品を用いても良いことは勿論である。
【0131】
さらに、前述した実施形態では、外装品取り付け治具120の治具本体121を板状に形成している。しかしながら、本発明では、治具本体121をシート状に形成しても良い。
【0132】
また、本発明のワイヤハーネス製造装置1で組み立てられるワイヤハーネス2は、両端部に圧着端子14が取り付けられた電線3を一本又は二本以上備えていても良いことは勿論である。そして、ワイヤハーネス2は、電線3と電線3の両端部に取り付けられたコネクタ5とを有するサブハーネスを備えていても良いことは勿論である。
【0133】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明は、布線ボードがワイヤハーネスの種類毎に対応して設けられている。このため、作業員がサブハーネスを布線ボードに布線する際に作業ミスが生じにくくなる。したがって、ワイヤハーネスの生産性を低下させることなく、複数種のワイヤハーネスを組み立てることができる。
【0134】
布線ボードが組み立てる種類のワイヤハーネスの外装品を、布線ボードに布線されたサブハーネスに取り付ける外装品取り付け治具を備えている。このため、作業員が、布線ボードに布線されたサブハーネスに、所望の外装品を確実に取り付けることができる。したがって、ワイヤハーネスの生産性をより低下させることなく、複数種のワイヤハーネスをより確実に組み立てることができる。
【0135】
外装品取り付け治具の治具本体に、サブハーネスの外形に沿った孔が形成されている。このため、治具本体を布線ボードに重ねた際に、孔の内側にサブハーネスを通すことにより、作業員が、布線ボードに布線されたサブハーネスに、所望の外装品をより確実に取り付けることができる。したがって、ワイヤハーネスの生産性をより低下させることなく、複数種のワイヤハーネスをより一層確実に組み立てることができる。
【0136】
請求項2に記載の本発明は、外装品を保持する保持部が、布線ボードに布線されたサブハーネスに接離自在となっている。このため、治具本体を布線ボードに重ねた後、保持部をサブハーネスに近づけることによって、容易に、外装品を取り付けることができる。したがって、ワイヤハーネスの生産性をより低下させることなく、複数種のワイヤハーネスを確実に組み立てることができることにくわえ、ワイヤハーネスを容易に組み立てることができる。
【0137】
請求項3に記載の本発明は、ワイヤハーネスが共通サブハーネスと特有サブハーネスとを備えている。これらのサブハーネス毎に布線ボードに供給される。したがって、組み立てる種類のワイヤハーネスを構成するサブハーネスをより一層確実に布線ボードに布線できる。したがって、ワイヤハーネスの生産性をより一層低下させることなく、複数種のワイヤハーネスをより一層確実に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネス製造装置の構成を示す説明図である。
【図2】図1に示されたワイヤハーネス製造装置でワイヤハーネスを製造する工程の流れを示すフローチャートである。
【図3】図1に示されたワイヤハーネス製造装置の布線ボードと外装品取り付け治具とを示す斜視図である。
【図4】図3に示された外装品取り付け治具の外装品保持治具を示す斜視図である。
【図5】図1に示されたワイヤハーネス製造装置で組み立てられるワイヤハーネスの概略の構成を示す模式図である。
【図6】図5に示されたワイヤハーネスの圧接−圧接サブハーネスの一例を示す斜視図である。
【図7】図5に示されたワイヤハーネスの圧接−圧着サブハーネスの一例を示す斜視図である。
【図8】図6及び図7に示されたサブハーネスのクリップの斜視図である。
【図9】図6及び図7に示されたサブハーネスのJC用圧接端子を示す斜視図である。
【図10】図9に示されたJC用圧接端子が互いに重ねられて相互に電気的に接続する状態を示す説明図である。
【図11】図9に示されたJC用圧接端子が互いに並設されて相互に電気的に接続する状態を示す説明図である。
【図12】図6及び図7に示されたサブハーネスの圧接ハウジングを示す斜視図である。
【図13】図12に示された圧接ハウジングにJC用圧接端子が圧入される状態を示す斜視図である。
【図14】図12に示された圧接ハウジングにJC用圧接端子が保持された状態を示す斜視図である。
【図15】図14に示された圧接ハウジングに保持されたJC用圧接端子に電線が圧接される状態を示す斜視図である。
【図16】図15に示された圧接ハウジングが互いに間隔を存して重ねられた状態を示す斜視図である。
【図17】図16に示された圧接ハウジングが互いに固定された状態を示す斜視図である。
【図18】図1に示されたワイヤハーネス製造装置で組み立てられるワイヤハーネスの端子金具の変形例としてのJB用圧接端子を示す斜視図である。
【図19】図18に示されたJB用圧接端子同士を接続するための接続バーを示す斜視図である。
【図20】図1に示されたワイヤハーネス製造装置で組み立てられるワイヤハーネスの絶縁体の変形例としての圧接プレートなどを示す斜視図である。
【図21】図20に示された圧接プレートが互いに間隔を存して重ねられた状態を示す斜視図である。
【図22】図21に示された圧接プレートが互いに固定された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス製造装置
2 ワイヤハーネス
2a 第1のワイヤハーネス
2b 第2のワイヤハーネス
2c 第3のワイヤハーネス
3 電線
3a 電線
3b 電線
6 クリップ(外装品)
12 圧接−圧接サブハーネス(サブハーネス)
12a 第1の圧接−圧接サブハーネス(共通サブハーネス)
12b 第2の圧接−圧接サブハーネス(共通サブハーネス)
12c 第3の圧接−圧接サブハーネス(特有サブハーネス)
13 圧接−圧着サブハーネス(サブハーネス)
13a 第1の圧接−圧着サブハーネス(特有サブハーネス)
13b 第2の圧接−圧着サブハーネス(特有サブハーネス)
13c 第3の圧接−圧着サブハーネス(特有サブハーネス)
14 圧着端子(端子金具)
15 コネクタハウジング(絶縁体)
30,30a,30b JC用圧接端子(端子金具)
40,40a,40b 圧接ハウジング(絶縁体)
50 JB用圧接端子(端子金具)
60 圧接プレート(絶縁体)
100,100a,100b,100c 布線ボード
120 外装品取り付け治具
121 治具本体
122 外装品保持治具(外装品保持部)
123 孔
124 基部(保持部本体)
125 アーム部(保持部本体)
126 保持部
Claims (3)
- 複数種のワイヤハーネスを組み立てるワイヤハーネス製造装置において、
複数種のワイヤハーネスは、それぞれ電線と該電線に取り付けられた端子金具と前記端子金具を保持する絶縁体とを有するサブハーネスを複数備え、かつ、これらのサブハーネスが互いに組み付けられて外装品が取り付けられて構成されており、
前記サブハーネスを布線して前記ワイヤハーネスを形成する布線ボードを複数備え、
前記布線ボードが組み立てるワイヤハーネスの種類毎に対応して設けられ、かつ、前記布線ボードが組み立てる種類のワイヤハーネスの外装品を、前記布線ボードに布線されたサブハーネスに取り付ける外装品取り付け治具を備え、
前記外装品取り付け治具は、
前記布線ボードに重ねられるとともに、各布線ボードが布線するサブハーネスの外形に沿った孔を有する治具本体と、
該治具本体に取り付けられかつ前記外装品を保持できる外装品保持部と、
を備えたことを特徴とするワイヤハーネス製造装置。 - 前記外装品保持部は、
前記治具本体に取り付けられる保持部本体と、
該保持部本体に取り付けられかつ前記外装品を保持する保持部と、を備えているとともに、
前記保持部本体は前記治具本体に対し変位自在であり前記保持部が前記サブハーネスに接離自在であることを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネス製造装置。 - 前記サブハーネスは、複数のワイヤハーネス間で互いに共通な共通サブハーネスと、一つのワイヤハーネス特有の特有サブハーネスと、を含んでおり、
前記布線ボードには、前記共通サブハーネスが供給されるとともに、組み立てるワイヤハーネス特有の特有サブハーネスが供給されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のワイヤハーネス製造装置。
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