JP3974995B2 - エンジン用吸気量制御装置 - Google Patents

エンジン用吸気量制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン用吸気量制御装置に関し、特に、上下に延びる吸気通路を有する通路形成体と、スロットル弁およびスロットルドラムが固定されて通路形成体に回動可能に支承される弁軸と、スロットル弁を迂回するバイパス通路の開度を調節する補助空気調節弁とを備えるスロットル装置が、吸気系の途中に介設され、ブローバイガスもしくはEGRガスを導く導管がスロットル装置よりも上流側で吸気系に接続されるエンジン用吸気量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上下方向に延びる吸気通路を有するスロットル装置(所謂ダウンフロー型のスロットル装置)が吸気系の途中に介設されるものが、たとえば特開平4−72522号公報等により知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、エンジン本体からのブローバイガスやEGRガスを導く導管が、吸気系のうちスロットル装置よりも上流側たとえばエアクリーナに接続されるようにした構成も従来から知られており、そのような構成では、ブローバイガスに含まれる未燃オイルや、EGRガスに含まれる可能性がある微細な煤やタールが、吸気通路内に導入されることになり、そのようなオイル、煤もしくはタールがバイパス通路内に入ると、補助空気調節弁の作動不良や故障の原因となる可能性がある。しかるに、上記特開平4−72522号公報で開示されたスロットル装置では、バイパス通路への前記オイル等の流入を防止するための配慮がなされていない。
【0004】
一方、水平な吸気通路を有するスロットル装置(所謂サイドフロー型スロットル装置)において、バイパス通路への前記オイル等の流入を防止するようにしたものが、実開昭62−117245号公報および実開昭63−10236号公報で開示されている。これらのものでは、水平な吸気通路の下部内面にバイパス通路の上流端を開口せしめ、該バイパス通路の上流開口端よりも上方位置で吸気通路の内面に溝部が設けられており、吸気通路の内面を流下するオイルを前記溝部に溜めるようにして、オイル等がバイパス通路内に流入するのを極力防止するようにしている。
【0005】
しかるに、このようなサイドフロー型スロットル装置に適用された構造を上記ダウンフロー型スロットル装置に単純に適用しても、吸気通路に導入されたオイル等は、該吸気通路内の流通方向に沿って流下するので、バイパス通路内へのオイル等の流入を防止することは困難である。
【0006】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、スロットル装置よりも上流側の吸気系に導入されたブローバイガスに含まれるオイルもしくはEGRガスに含まれる可能性のある煤やタールがバイパス通路内に流入して補助空気調節弁の作動不良や故障の原因となることを極力防止するようにしたエンジン用吸気量制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、上下に延びる吸気通路を有する通路形成体と、前記吸気通路を横切って通路形成体に回動可能に支承される弁軸と、吸気通路を開閉可能として前記弁軸に固定されるスロットル弁と、通路形成体の外側方で前記弁軸の一端に固定されるスロットルドラムと、前記弁軸の他端側で通路形成体の外側に形成され該弁軸の通路形成体への嵌合部を通して前記吸気通路に通じ得る作動室と、前記吸気通路の前記スロットル弁よりも上流側および下流側間を結ぶバイパス通路の開度を調節する補助空気調節弁とを備えるスロットル装置が、吸気系の途中に介設され、ブローバイガスもしくはEGRガスを導く導管が前記スロットル装置よりも上流側で前記吸気系に接続されるエンジン用吸気量制御装置において、前記吸気通路の周方向に沿って前記吸気系への前記導管の接続位置に対応する部分で吸気通路の内面には、該吸気通路の上流端に外端を開口させるとともに気通路の長手方向に沿って延びる溝が設けられ、その溝と前記バイパス通路の吸気通路への上流側開口端とは、前記弁軸の軸線に直交して吸気通路の中心を通る平面に関して前記スロットルドラムとは反対側において、前記吸気通路の周方向で相互に異なる位置に配置され、前記溝の内端位置は、前記吸気通路の長手方向に沿って前記バイパス通路の前記上流側開口端とほぼ同等の位置、もしくは該開口端から前記弁軸までの間の位置に設定されることを特徴とする。
【0008】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、スロットル装置よりも上流側の吸気系内に導管により導入されたブローバイガスに含まれるオイルもしくはEGRガスに含まれる可能性がある煤やタールの大部分が、吸気通路の周方向に沿って吸気系への前記導管の接続位置に対応して吸気通路の内面に設けられた溝内に導かれることになり、その溝内を流過する前記オイル等は、溝の両側面により吸気通路の周方向に沿って溝の両側に拡散することを抑制されつつ、前記両側面で案内されて溝の対面方向に拡散されることになる。したがって、吸気流中に分散した前記オイル等の少量がバイパス通路内に流入することは避けられないものの、大量のオイル等が集中してバイパス通路内に流入することを確実に防止することができ、補助空気調節弁が作動不良や故障を生じることを極力防止することができる。
【0009】
而して上記溝が無い場合には、吸気通路内に流入したオイル等の大部分が集中してスロットル弁上に直接落下し、弁軸を伝わって作動室側に流入するおそれがあるのであるが、前記溝の設置によってオイル等を拡散することができるので、スロットル弁上へのオイル等の集中的な落下を防止して前記作動室へのオイル等の流入を極力防止できる上に、前記溝からその溝の対面側すなわち作動室とは反対側にオイル等が拡散するので、前記作動室へのオイルや煤の流入をより一層効果的に防止することができる。
【0010】
ところで、前記溝内を下方に流過してきたオイル等は、該溝の内端で下方への流過を阻止されることになり、溝の内端近傍で溝の両側面による拡散が集中的に行なわれることになるが、上記したように溝の内端位置が、吸気通路の長手方向に沿ってバイパス通路の上流側開口端とほぼ同等の位置、もしくは同開口端から前記弁軸までの間の位置に設定されることにより、オイル等の集中的な拡散がバイパス通路の前記開口端とほぼ同等の位置か、該開口端よりも下方で行なわれることなり、バイパス通路へのオイル等の流入がより効果的に防止されることになる。
【0011】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記作動室は、前記通路形成体に固定される蓋部材および通路形成体間に形成されていて、その内部に、前記弁軸の他端に固定されるレバーと、該レバーおよび通路形成体間に設けられる戻しばねとが収納されることを特徴とし、この特徴によれば、作動室内の戻しばねに前記オイル等が悪影響を及ぼすことを極力防止することができ、また例えば、前記作動室内で前記レバーに連結される開度センサが、その開度センサの一部を前記蓋部材として通路形成体に固定される場合には、開度センサの検出精度が前記オイル等による悪影響で低下することも極力防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示す本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0013】
図1ないし図9は本発明の一実施例を示すものであり、図1はエンジンルーム内でのエアクリーナ、スロットル装置および吸気マニホールドの配置を示す図、図2はスロットル装置を図1の2矢視方向から見た平面図、図3はスロットル装置を図1の3矢視方向から見た底面図、図4は図2の4−4線断面図、図5は図2の5−5線断面図、図6は図2の6−6線に沿うスロットル装置の概略断面図、図7は図3の7−7線に沿うスロットル装置の概略断面図、図8は図3の8−8線に沿って示すアイドル調節弁の拡大縦断面図、図9は吸気通路の長手方向に直交する平面上でのバイパス通路、溝、スロットルドラムおよび作動室の配置を示す図である。
【0014】
先ず図1において、車両のエンジンルーム内でボンネット10の下方に配置されるエアクリーナ11と、該エアクリーナ11の下部に連結されるダウンフロー型のスロットル装置12と、該スロットル装置12の下部に連結される吸気マニホールド13とで、エンジンの吸気系9が構成されており、吸気マニホールド13が接続されるエンジン本体(図示せず)からブローバイガスを導く導管14が、吸気系9の前記スロットル装置12よりも上流側、この実施例ではエアクリーナ11に接続される。
【0015】
図2ないし図5において、スロットル装置12は金属製の通路形成体15を備えるものであり、該通路形成体15には、上端がエアクリーナ11に接続される吸気通路16が上下に延びて形成されており、該吸気通路16を横切る弁軸17が通路形成体15に回動可能に支承され、吸気通路16を開閉可能なバタフライ形のスロットル弁18が一対のねじ部材19,19により弁軸17に固定される。
【0016】
弁軸17の一端部は、軸受27を通路形成体15との間に介在せしめて通路形成体15を貫通するものであり、弁軸17には、軸受27における内輪の一端を当接せしめる環状の段部17aが設けられる。また弁軸17の他端には、ナット28が同軸に螺合されるものであり、このナット28と、前記軸受27における内輪の他端に一端を当接させて弁軸17を同軸に囲繞する円筒状のスペーサ29の他端との間に、スロットルドラム30が挟持、固定される。このスロットルドラム30には、スロットル操作に応じた駆動力を該スロットルドラム30を介して弁軸17に伝達するためのスロットルワイヤ31(図1参照)が巻掛け、連結される。
【0017】
前記軸受27の外輪は、通路形成体15と、前記スペーサ29を同軸に囲繞して通路形成体15に嵌合されるカラー32との間に挟持されるものであり、カラー32の内面およびスペーサ29の外面間には環状のシール部材33が嵌入、保持される。これにより、弁軸17の一端部は通路形成体15を気密に貫通して外部に突出されることになる。またスロットルドラム30および前記カラー32間には、コイル状のねじりばねである第1戻しばね34が介装される。
【0018】
弁軸17の他端部は、通路形成体15に一体に設けられた円筒状の支持部20にブッシュ21を介して支承されており、支持部20から突出した弁軸17の他端にはレバー22が固着される。また通路形成体15には、前記支持部20を囲繞して該支持部20よりも外方に突出する取付筒部23が一体に設けられており、該取付筒部23の外端開口部は、ガスケット24を取付筒部23の外端との間に介在させた蓋部材25が複数のねじ部材26…で締結されることにより閉塞される。これにより、蓋部材25および通路形成体15間には、前記支持部20およびブッシュ21間、ならびに弁軸17およびブッシュ21間を介して吸気通路16に連通する作動室36が形成されることになり、この作動室36内で弁軸17の他端にレバー22が固着され、コイル状のねじりばねである第2戻しばね35が作動室36内でレバー22と通路形成体15との間に設けられる。この第2戻しばね35と、前記第1戻しばね34とは、スロットル弁18の閉弁方向に弁軸17を付勢するばね力を発揮する。
【0019】
ところで、前記取付筒部23は、スロットル弁18の開度を検出する開度センサを取付けるためのものであり、該開度センサが用いられないときには、蓋部材25で取付筒部23の外端開口部が閉塞されるものである。
【0020】
図6および図7を併せて参照して、通路形成体15には、アイドリング時に吸気を導くべくスロットル弁18の上流側および下流側間を結ぶバイパス通路38が、スロットル弁18を迂回するようにして形成されており、該バイパス通路38は、上流側通路39および下流側通路40から成るものである。而してスロットル弁18よりも上流側で吸気通路16の内面に上流側通路38の一端が開口され、該上流側通路38の他端は、通路形成体15の吸気マニホールド13との接合面15aに開口される。すなわち通路形成体15への吸気マニホールド13の接合時に上流側通路39の他端は吸気マニホールド13で閉じられることになる。また下流側通路40は、吸気通路16の周方向に沿って前記上流側通路39に隣接した位置で通路形成体15に設けられるものであり、該下流側通路40の一端は前記上流側通路39の中間部に対応した位置に配置され、下流側通路40の他端は、通路形成体15の前記接合面15aに開口されるとともに吸気通路16の下流端に連通される。したがって通路形成体15への吸気マニホールド13の接合時に、下流側通路40の他端は吸気通路16の下流端に連通することになる。
【0021】
さらに図8を併せて参照して、前記バイパス通路38の開度は、通路形成体15に直接取付けられる補助空気調節弁としてのアイドル調節弁45により調節される。このアイドル調節弁45は、バイパス通路38の中間部で通路形成体15に形成される弁座41に着座可能な弁体46が動力伝達手段47を介してステップモータ48に連結されて成るものであり、ステップモータ駆動式に構成されている。
【0022】
前記弁座41は、バイパス通路38における上流側通路39の中間部に通じる弁孔42を形成して下流側通路40の一端側に臨むようにして通路形成体15に設けられるものであり、弁孔42は、弁軸17に直交して吸気通路16の中心を通る平面43から外側方に間隔をあけた位置で前記平面43と平行な軸線を有するようにして通路形成体15に設けられる。また通路形成体15には、前記弁孔42と同軸である取付け孔44が、下流側通路40に内端を開口させるとともに外端を通路形成体15の外側面に開口させるようにして設けられる。
【0023】
ステップモータ48は、従来周知のものであり、その構造について詳細には説明しないが、外周面に永久磁石49を有するロータ50と、該ロータ50の外周面との間にわずかな間隙を隔てて固定配置されるとともに軸方向に隣接した一対のステータ51,52とを備える。両ステータ51,52は、合成樹脂から成る筒状のモールド部53に共通に設けられており、ロータ50は、軸方向の移動を阻止されるようにしてボールベアリング54を介して該モールド部53に回転自在に支承される。
【0024】
このステップモータ48のハウジング55にはフランジ部56が結合されており、ステップモータ48の一部を前記取付け孔44内に突入させるようにして前記フランジ部56が複数のボルト57…により通路形成体15の外面に締結される。
【0025】
動力伝達手段47は、弁体7に一端が同軸にかつ一体に連結される被動軸58と、ステップモータ48のロータ50とが螺合されて成るものである。すなわち被動軸58に設けられた雄ねじ59が、ロータ50に同軸に設けられたねじ孔60に螺合されるものであり、被動軸58の外面にその軸方向に沿って形成された案内溝61に、前記モールド部53に設けられた突条62が嵌合されることにより、被動軸58の軸線まわりの回転は阻止される。したがってステップモータ48の回転に応じて被動軸58が軸方向に作動することになり、それによりアイドル調節弁45が開閉作動することになる。しかも弁体46と、前記モールド部53との間には、コイル状の戻しばね63が設けられており、この戻しばね63のばね力により、アイドル調節弁45は閉弁方向、すなわち弁体46を弁座41に着座せしめる方向に付勢されることになる。
【0026】
而して前記弁体46の開閉作動方向は、弁孔42の軸線と同軸の方向であり、弁孔42は、弁軸17に直交して吸気通路16の軸線を通る平面43から外側方に間隔をあけた位置で前記平面43と平行な軸線を有するものであるので、ステップモータ駆動式のアイドル調節弁45は、前記平面43から間隔dをあけた位置で該平面43と平行な方向に弁体46を開閉作動せしめる位置、すなわち前記平面43から間隔dをあけた位置に該平面43と平行な軸線を配置するようにして通路形成体15に直接取付けられることになる。
【0027】
ステップモータ48の作動は、制御ユニットC(図5および図6参照)により制御されるものであり、この制御ユニットCには、スロットルドラム30に当接してスロットル弁18の全閉位置を検出することを可能としたアイドルスイッチ64からの信号が入力される。
【0028】
図2および図3に特に注目して、スロットルドラム30の側方で通路形成体15には支持腕部65が一体に設けられており、アイドルスイッチ64は、その検出子64aを支持腕部65からスロットルドラム30側に突出せしめるようにして支持腕部65に取付けられ、スロットルドラム30には、スロットル弁18の全閉時に前記アイドルスイッチ64の検出子64aに当接する被検出部30aが一体に設けられる。
【0029】
図2に特に注目して、吸気通路16の周方向に沿ってエアクリーナ11への導管14の接続位置に対応する部分で吸気通路16の内面には、その吸気通路16の上流端に外端を開口させるとともに弁軸17よりも上流側で内端を閉じるようにして吸気通路16の長手方向に沿って延びる溝68が設けられている。しかも該溝68は、通路形成体15の鋳造成形上、吸気通路16の上流端に向うにつれて幅および深さを次第に大とするように形成されている。
【0030】
また前記溝68は、弁軸17の軸線に直交して吸気通路16の中心を通る平面43に関して、弁軸17の一端に固定されているスロットルドラム30とは反対側で吸気通路16の内面に設けられているものであり、この溝68の内端位置は、この実施例のように、吸気通路16の長手方向に沿ってバイパス通路38の上流端の吸気通路16への開口端から弁軸17までの間の位置に設定されるか、バイパス通路38の上流端の吸気通路16への開口端とほぼ同等の位置に設定される。
【0031】
ところで、吸気通路16の長手方向に直交する平面上でのバイパス通路38、溝68、スロットルドラム30および作動室36の配置について検討すると、図9で示すように、弁軸17の軸線をX軸とし、吸気通路16の中心でX軸に直角に交わる方向をY軸としたときに、スロットルドラム30および作動室36がX軸上に配置され、バイパス通路38が第2象限に配置されるのに対し、溝68は第2象限に隣接する第3象限に配置される。
【0032】
次にこの実施例の作用について説明すると、スロットル装置12の通路形成体15に設けられるバイパス通路38の中間部で通路形成体15に弁座41が形成されており、その弁座41に弁体46を着座させ得るようにしたステップモータ駆動式のアイドル調節弁45が、弁軸17の軸線に直交して吸気通路16の中心を通る平面43と平行な方向を開閉作動方向として通路形成体15に直接取付けられるので、吸気通路15の軸線に直交する方向を開閉作動方向としてアイドル調節弁45を通路形成体15に取付けるものに比べると、スロットル装置12の横幅を小さくすることができる。しかもスロットル弁18の開度を検出する開度センサに代えて、該開度センサよりも小さいアイドルスイッチ62を用いてスロットル弁18の全閉位置を検出するので、弁軸17の軸線方向で通路形成体15から比較的大きく突出する開度センサが通路形成体15に取り付けられない分、スロットル装置12の横幅をより一層小さくすることができる。
【0033】
またアイドル調節弁45の開閉作動方向が、前記平面43から間隔dをあけた位置で該平面43と平行に設定されているので、前記平面43上に開閉作動方向を設定したものに比べると、スロットル装置12の縦幅も小さくなる。
【0034】
しかも導管14によりエアクリーナ11に導入されたブローバイガスに含まれるオイルの大部分は、吸気通路16の周方向に沿ってエアクリーナ11への前記導管14の接続位置に対応して吸気通路16の内面に設けられた溝68内に導かれる。この溝68内で下方に流れる前記オイルは、溝68の両側面により吸気通路16の周方向に沿って溝68の両側に拡散することを抑制されつつ、前記両側面で案内されて溝68の対面方向に拡散されることになる。したがって、第3象限に配置されている溝68から第2象限側、すなわちバイパス通路38の吸気通路16への上流開口端側へのオイルの拡散を抑えつつ、吸気流中にオイルが拡散されることになり、拡散されたオイルの少量がバイパス通路38内に流入することは避けられないものの、大量のオイルが集中してバイパス通路38内に流入することを確実に防止することができ、アイドル調節弁45が作動不良や故障を生じることを極力防止することができる。
【0035】
また溝68が、弁軸17の軸線に直交して吸気通路16の中心を通る平面43(図9ではY軸)に関してスロットルドラム30とは反対側で吸気通路16の内面に設けられるものであることにより、吸気通路16に流入したオイルが、作動室36に流入することを極力防止することができる。すなわち溝68が設けられていない場合には、吸気通路16内に流入したオイルの大部分が集中してスロットル弁18上に直接落下し、弁軸17を伝わって作動室36側に流入するおそれがあるのであるが、前記溝68によってオイルを拡散することができるので、スロットル弁18上へのオイルの集中的な落下を防止して前記作動室36へのオイルの流入を極力防止することができる上に、溝68からその対面側すなわち作動室36とは反対側にオイルが拡散するので、前記作動室36へのオイルの流入をより一層効果的に防止することができ、作動室36内の戻しばね35に前記オイルが悪影響を及ぼすことを極力防止することができる。
【0036】
溝68内を下方に流過してきたオイルは、溝68の内端で下方への流過を阻止されることになり、溝68の内端近傍で溝68の両側面による拡散が集中的に行なわれるものである。しかるに溝68の内端位置が吸気通路16の長手方向に沿ってバイパス通路38の上流端の吸気通路16への開口端とほぼ同等の位置、もしくは前記開口端から弁軸までの間の位置に設定されているので、オイルの集中的な拡散がバイパス通路38の前記開口端とほぼ同等の位置か、該開口端よりも下方で行なわれることなり、バイパス通路38へのオイルの流入がより効果的に防止されることになる。
【0037】
上記実施例では、スロットル弁18の全閉位置を検出するアイドルスイッチ64を用いてアイドル調節弁45の開度調節を行なうようにしたが、スロットル弁18の開度を検出すべく作動室36内でレバー22に連結されて通路形成体15に固定される開度センサを、前記アイドルスイッチ64に代えて用いることも可能であり、この場合、蓋部材としての開度センサが通路形成体15に固定されるのであるが、開度センサおよび通路形成体15間に形成される作動室36内へのオイルの流入を防止することができるので、戻しばね35にオイルによる悪影響が生じることを防止することが可能となるだけでなく、前記オイルによる悪影響で開度センサの検出精度が低下することも極力防止することができる。
【0038】
ところで、上記実施例では、バイパス通路38が図9で示すように第2象限に存在する場合について説明したが、バイパス通路38導管14および溝68は、Y軸(弁軸17の軸線に直交して吸気通路16の中心を通る平面43上)に関してスロットルドラム30とは反対側、すなわち第2および第3象限のいずれかに在ることが、作動室36へのオイルの流入を防止する上で必要である。しかも溝68からはオイルもが対面方向に拡散されるものであり、また導管14から流入したオイルが吸気通路16内を落下してバイパス通路38に流入することを極力回避するためには、導管14および溝68が存在する象限を除いてバイパス通路38を配置することが望ましい。したがって、上記実施例の図9で示すように、第2象限にバイパス通路38が存在する場合には、第3象限に導管14および溝68が配置されることが必須条件となり、また第3象限にバイパス通路38が存在するときには第2象限に導管14および溝68が配置されることが必須条件となる。
【0039】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
【0040】
たとえば、上記実施例では、導管14がブローバイガスを導くものであったが、煤やタールを含む可能性があるEGRガスを導く導管14が、吸気系9においてスロットル装置12よりも上流側に接続される場合についても本発明を適用可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、スロットル装置よりも上流側の吸気系内に導管により導入されたブローバイガスに含まれるオイルもしくはEGRガスに含まれる煤やタールの大部分が、吸気通路の周方向に沿って吸気系への前記導管の接続位置に対応して吸気通路の内面に設けられた溝内に導かれることになり、その溝内を流過する前記オイル等は、溝の両側面により吸気通路の周方向に沿って溝の両側に拡散することを抑制されつつ、前記両側面で案内されて溝の対面方向に拡散され、従って、吸気流中に分散した前記オイル等の少量がバイパス通路内に流入することは避けられないものの、大量のオイルもしくは煤やタールが集中してバイパス通路内に流入することを確実に防止し、補助空気調節弁が作動不良や故障を生じることを極力防止することができる。
【0042】
而して上記溝が無い場合には、吸気通路内に流入したオイル等の大部分が集中してスロットル弁上に直接落下し、弁軸を伝わって作動室側に流入するおそれがあるが、前記溝の設置によってオイル等を拡散することができるので、スロットル弁上へのオイル等の集中的な落下を防止して前記作動室へのオイル等の流入を極力防止できる上に、前記溝からその溝の対面側すなわち作動室とは反対側にオイル等が拡散するので、前記作動室へのオイル等の流入をより一層効果的に防止することができる。
【0043】
ところで、前記溝内を下方に流過してきたオイル等は、該溝の内端で下方への流過を阻止されることになり、溝の内端近傍で溝の両側面による拡散が集中的に行なわれることになるが、上記溝の内端位置が、吸気通路の長手方向に沿ってバイパス通路の上流側開口端とほぼ同等の位置、もしくは同開口端から前記弁軸までの間の位置に設定されることにより、オイル等の集中的な拡散がバイパス通路の前記開口端とほぼ同等の位置か、該開口端よりも下方で行なわれることなり、バイパス通路へのオイル等の流入がより効果的に防止されることになる。
【0044】
また請求項2記載の発明によれば、作動室内の戻しばねに前記オイルもしくは煤やタールが悪影響を及ぼすことを極力防止することができ、また例えば、作動室内で前記レバーに開度センサが連結される場合には、開度センサの検出精度が低下することも防止することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】 エンジンルーム内でのエアクリーナ、スロットル装置および吸気マニホールドの配置を示す図である。
【図2】 スロットル装置を図1の2矢視方向から見た平面図である。
【図3】 スロットル装置を図1の3矢視方向から見た底面図である。
【図4】 図2の4−4線断面図である。
【図5】 図2の5−5線断面図である。
【図6】 図2の6−6線に沿うスロットル装置の概略断面図である。
【図7】 図3の7−7線に沿うスロットル装置の概略断面図である。
【図8】 図3の8−8線に沿って示すアイドル調節弁の拡大縦断面図である。
【図9】 吸気通路の長手方向に直交する平面上でのバイパス通路、溝、スロットルドラムおよび作動室の配置を示す図である。
【符号の説明】
9・・・吸気系
12・・・スロットル装置
14・・・導管
15・・・通路形成体
16・・・吸気通路
17・・・弁軸
18・・・スロットル弁
22・・・レバー
25・・・蓋部材
30・・・スロットルドラム
35・・・戻しばね
36・・・作動室
38・・・バイパス通路
43・・・平面
45・・・補助空気調節弁としてのアイドル調節弁
68・・・溝

Claims (2)

  1. 上下に延びる吸気通路(16)を有する通路形成体(15)と、前記吸気通路(16)を横切って通路形成体(15)に回動可能に支承される弁軸(17)と、吸気通路(16)を開閉可能として前記弁軸(17)に固定されるスロットル弁(18)と、通路形成体(15)の外側方で前記弁軸(17)の一端に固定されるスロットルドラム(30)と、前記弁軸(17)の他端側で通路形成体(15)の外側に形成され該弁軸(17)の通路形成体(15)への嵌合部を通して前記吸気通路(16)に通じ得る作動室(36)と、前記吸気通路(16)の前記スロットル弁(18)よりも上流側および下流側間を結ぶバイパス通路(38)の開度を調節する補助空気調節弁(45)とを備えるスロットル装置(12)が、吸気系(9)の途中に介設され、ブローバイガスもしくはEGRガスを導く導管(14)が前記スロットル装置(12)よりも上流側で前記吸気系(9)に接続されるエンジン用吸気量制御装置において、
    前記吸気通路(16)の周方向に沿って前記吸気系(9)への前記導管(14)の接続位置に対応する部分で吸気通路(16)の内面には、該吸気通路(16)の上流端に外端を開口させるとともに気通路(16)の長手方向に沿って延びる溝(68)が設けられ
    その溝(68)と前記バイパス通路(38)の吸気通路(16)への上流側開口端とは、前記弁軸(17)の軸線に直交して吸気通路(16)の中心を通る平面(43)に関して前記スロットルドラム(30)とは反対側において、前記吸気通路(16)の周方向で相互に異なる位置に配置され、
    前記溝(68)の内端位置は、前記吸気通路(16)の長手方向に沿って前記バイパス通路(38)の前記上流側開口端とほぼ同等の位置、もしくは該開口端から前記弁軸(17)までの間の位置に設定されることを特徴とする、エンジン用吸気量制御装置。
  2. 前記作動室(36)は、前記通路形成体(15)に固定される蓋部材(25)および通路形成体(15)間に形成されていて、その内部に、前記弁軸(17)の他端に固定されるレバー(22)と、該レバー(22)および通路形成体(15)間に設けられる戻しばね(35)とが収納されことを特徴とする、請求項1記載のエンジン用吸気量制御装置
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