JP2021032134A - 吸気制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸気制御装置においてスロットルボディに固定された副被固定部材に対して外力が付与された場合でも、簡素な構成で該スロットルボディからの浮き上がりを確実に防止する。【解決手段】吸気制御装置10を構成するスロットルボディ16には、スロットルドラム46に連結されたケーブル56の案内されるガイドステー84が固定される取付ボス78と、吸気通路24の延在方向において、前記取付ボス78と同一方向に設けられ内燃機関のシリンダ室と繋ぐためのインレットパイプ12が接続される連結フランジ28とを備えている。ガイドステー84は、その取付片86の下部に取付ボス78から突出した嵌合ピン82が挿通され、上部が固定ボルト92によって前記取付ボス78へと固定されると共に、インレットパイプ12には、吸気通路24の延在方向から見て、前記嵌合ピン82を覆うように上流側フランジ102から延在した押さえ部112を備えている。【選択図】図2
Description
本発明は、内燃機関へ供給される吸気量を制御するための吸気制御装置に関する。
従来から、車両に搭載される内燃機関に対して供給される空気の流量(吸気量)を制御する吸気制御装置が用いられている。このような吸気制御装置は、例えば、特許文献1に開示されるように、スロットルボディにおける吸気道にスロットル弁が開閉自在に設けられ、このスロットル弁の中心に弁軸が連結されると共に、前記弁軸の一端部にはスロットルボディの外側においてスロットルドラムが連結されている。
このスロットルドラムは、車両のアクセル操作部に連結された操作ワイヤが接続され、この操作ワイヤは、その外側を覆う管状のガイドチューブの端部がガイドチューブステーに対し、前記アクセル操作部の操作によって進退自在に支持されている。
そして、ガイドチューブステーは、スロットルボディのステーボスの端面に対して一本のビスで締結されると共に、前記ビスの下側に隣接した位置決め孔には前記端面から突出した嵌合ピンが挿通されることで、前記ビスによって前記ガイドチューブステーを固定する際に前記嵌合ピンによって回り止めが営まれる。
上述した吸気制御装置では、運転者が車両のアクセル操作部を操作した際、その操作力が操作ワイヤへと伝達され、スロットルドラムの接線方向へと操作力が付与され前記操作ワイヤがガイドチューブステーの支持部に沿って直線的に案内される。
このガイドチューブステーに対してガイドチューブ(操作ケーブル)からスロットルドラムの回転中心を支点としたモーメント方向に荷重が付与された際、前記ガイドチューブステーには締結された一点を中心として嵌合ピン側に押し付けられるようなモーメントが発生するよう配置されており、このモーメントによって生じた荷重を好適に受け止められるようになっている。しかしながら、内燃機関の駆動時や車両の走行時に生じる振動が前記モーメントによって付勢される荷重に加わった場合には、共振が生じてビスによる締結部位を支点としてガイドチューブステーにおける取付部位の嵌合ピン側が前記端面から浮き上がってしまうことがある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、スロットルボディに固定された副被固定部材に対して外力が付与された場合でも、簡素な構成で該スロットルボディからの浮き上がりを確実に防止することが可能な吸気制御装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の態様は、内燃機関の燃焼室に接続され燃焼室に流入する吸気が通過する吸気通路の少なくとも一部を構成するスロットルボディと、スロットルボディに設けられ吸気通路の通路断面積を変化させて吸気の量を調整するスロットル弁と、吸気通路の外周部を構成する円胴部と、円胴部に対して吸気通路の延在方向と略直交する方向に張り出した取付フランジと、取付フランジに設けられる複数の被固定部材とを備えた吸気制御装置において、
複数の被固定部材のうちの少なくとも一つが、複数の主締結部材によって取付フランジに対して固定される主被固定部材であり、
複数の被固定部材のうち少なくとも一つが、一つの副締結部材によって取付フランジに対して固定される副被固定部材であり、
取付フランジには、主被固定部材の固定される主固定面と、副被固定部材の固定される副固定面とを備え、
主固定面及び副固定面は互いに略平行に形成され、吸気通路の延在方向において円胴部とは反対側に設けられると共に、延在方向と略直交する方向において吸気通路の外側にそれぞれ設けられており、
副固定面には、副固定面に対して直交する方向に突出した嵌合部が設けられ、副被固定部材が嵌合部と嵌合されると共に、嵌合部に対して離間して配置される副締結部材によって固定され、
吸気通路の延在方向から見た際に、主被固定部材と副被固定部材とが、副締結部材に対して嵌合部側となる部位で重なり合うように配置される。
複数の被固定部材のうちの少なくとも一つが、複数の主締結部材によって取付フランジに対して固定される主被固定部材であり、
複数の被固定部材のうち少なくとも一つが、一つの副締結部材によって取付フランジに対して固定される副被固定部材であり、
取付フランジには、主被固定部材の固定される主固定面と、副被固定部材の固定される副固定面とを備え、
主固定面及び副固定面は互いに略平行に形成され、吸気通路の延在方向において円胴部とは反対側に設けられると共に、延在方向と略直交する方向において吸気通路の外側にそれぞれ設けられており、
副固定面には、副固定面に対して直交する方向に突出した嵌合部が設けられ、副被固定部材が嵌合部と嵌合されると共に、嵌合部に対して離間して配置される副締結部材によって固定され、
吸気通路の延在方向から見た際に、主被固定部材と副被固定部材とが、副締結部材に対して嵌合部側となる部位で重なり合うように配置される。
本発明によれば、吸気制御装置を構成するスロットルボディには、吸気通路の外周部を構成する円胴部に対して吸気通路の延在方向と略直交する方向に張り出した取付フランジを備え、この取付フランジには、主固定面に対して複数の主締結部材で主被固定部材が固定されると共に、主固定面と略平行な副固定面に対して一つの副締結部材で副被固定部材が固定され、この主固定面及び副固定面は、吸気通路の延在方向において円胴部とは反対側で、吸気通路の外側にそれぞれ設けられている。
そして、副被固定部材は、副固定面に形成された嵌合部と嵌合されると共に、嵌合部に対して離れて配置される副締結部材によって副固定面に固定され、吸気通路の延在方向から見て、副締結部材に対して嵌合部側となる部位で主被固定部材と副被固定部材とが重なり合うように配置されている。
従って、副被固定部材に対して外力が付与され、取付フランジの副固定面に対して副締結部材で副固定面に固定された締結部を基点として副被固定部材の嵌合部側が取付フランジから離間する方向に付勢された場合でも、取付フランジに固定された主被固定部材が嵌合部側となる位置で副被固定部材に重なり合っているため、主被固定部材によって副被固定部材が押さえられることで変位が規制される。
その結果、スロットルボディに固定された副被固定部材に対して外力が付与された場合でも、吸気通路の延在方向から見て嵌合部側で副被固定部材と重なり合うように主被固定部材を配置するという簡素な構成で、副被固定部材の取付フランジからの浮き上がりを確実に防止することができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、スロットルボディの取付フランジには、その主固定面に対して複数の主締結部材で主被固定部材が固定されると共に、主固定面と略平行な副固定面に対して一つの副締結部材で副被固定部材が固定され、副固定面において、副被固定部材が嵌合部と嵌合されると共に、嵌合部に対して離間して配置された副締結部材によって副被固定部材が固定されている。
その結果、副被固定部材に対して外力が付与され、取付フランジの副固定面に対して副締結部材で副固定面に固定された締結部を基点として副被固定部材の嵌合部側が取付フランジから離間する方向に付勢された場合でも、吸気通路の延在方向から見て、主被固定部材と副被固定部材とを重なり合うように配置するという簡素な構成で、取付フランジに対する副被固定部材の浮き上がりを主被固定部材によって確実に防止することができる。
本発明に係る吸気制御装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
この吸気制御装置10は、図1〜図3に示されるように、内燃機関のインレットパイプ(主被固定部材)12と外気が導入されるエアダクト14との間に設けられ、スロットルボディ16と、該スロットルボディ16の内部に回転自在に支持されるシャフト18と、該シャフト18に連結され前記スロットルボディ16の内部に回転自在に設けられるバルブ(スロットル弁)20と、前記スロットルボディ16に対して進退自在に螺合されるアイドル調整弁22とを含む。なお、この吸気制御装置10は、車両に搭載された車載状態において、シャフト18が略水平となり、且つ、アイドル調整弁22が上方(矢印A1方向)となるように搭載されて用いられる。
スロットルボディ16は、例えば、金属製材料から形成され、その中心には断面円形状の吸気通路24が貫通し、該吸気通路24の上流側(矢印B1方向)となる一端部には円筒状に形成された円胴部26が形成され、下流側(矢印B2方向)となる他端部には内燃機関に接続されたインレットパイプ12と連結される連結フランジ(取付フランジ)28が形成されている。
そして、円胴部26にはエアダクト14が接続され吸気通路24へと外気が導入され、この外気が該吸気通路24を通じて他端部に接続されたインレットパイプ12を通じて内燃機関へと供給される。
この吸気通路24の内部には円盤状のバルブ20が設けられ、その中央部がねじ32を介して前記吸気通路24の延在方向(矢印B1、B2方向)と直交するように設けられたシャフト18に連結される。
このシャフト18は、その両端部がスロットルボディ16のシャフト孔34へとそれぞれ挿通されることで回転自在に支持され、その一端部が吸気通路24の延在方向と直交する幅方向一方側(矢印C1方向)の第1側部36から外側へと突出し、該第1側部36に装着されたセンサユニット38の回転検出センサ(図示せず)へと連結される。
また、スロットルボディ16の第1側部36には、センサユニット38に対して上方となる位置に、図示しないソレノイドバルブを内部に有したソレノイドユニット40が装着される。このソレノイドユニット40は、通電作用下にソレノイドバルブが開閉動作することで後述するバルブ通路64を通じて空気を吸気通路24内へ供給可能に設けられている。
さらに、スロットルボディ16には、その円胴部26の上部に上方(矢印A1方向)へ向かって突出した位置にボス部42が形成され、このボス部42にはアイドル調整弁22が上下方向(矢印A1、A2方向)に沿って進退自在に螺合されている(図3参照)。
一方、シャフト18の他端部は、幅方向他方側(矢印C2方向)となる第2側部44からスロットルボディ16の外側へと突出してスロットルドラム46と連結される。
スロットルドラム46は、例えば、略円盤状に形成された第1及び第2プレート48、50が所定間隔離れて隣接するように設けられ、該第1及び第2プレート48、50の中央部が互いに接続されシャフト18の他端部と連結されている。また、スロットルドラム46には、スロットルボディ16との間にシャフト18と同軸状に設けられたスプリング52が介装され、このスプリング52の弾発力は、スロットルドラム46にシャフト18を介して連結されたバルブ20を全閉状態(図3参照)とする方向に回転力を付勢している。
また、第1プレート48と第2プレート50との間には、シャフト18の延在方向(矢印C1、C2方向)に沿って所定間隔となり、径方向内側へと窪んだ溝部54が形成され、この溝部54には、例えば、車両のアクセル操作部と連結されたケーブル56が巻き付けられ、該ケーブル56の一端部が第2プレート50の係止孔58(図4参照)に連結されている。
そして、このケーブル56は、図4に示されるように、スロットルドラム46の溝部54から第1及び第2プレート48、50の接線方向へと取り出され、後述するガイドステー84のガイド溝98へと挿通されることで直線状に案内されてケーブル56の他端部が図示しない車両のアクセル操作部に連結されている。
さらに、図1〜図3に示されるように、スロットルボディ16の内部には、吸気通路24に設けられたバルブ20の上流側(図3中、矢印B1方向)と下流側(図3中、矢印B2方向)とをバイパスするバイパス通路60と、センサユニット38の吸気圧センサ(図示せず)で検出される空気を取り込むためのセンサ用通路62と、ソレノイドユニット40の駆動作用下に吸気の供給されるバルブ通路64とが形成され、それぞれ連結フランジ28の下流側端面に開口している(図2参照)。
連結フランジ28は、吸気通路24の延在方向(矢印B1、B2方向)と略直交する方向に延在した平面状に形成され、吸気通路24、バイパス通路60、センサ用通路62及びバルブ通路64の周りを取り囲むように環状のシール部材66が装着されると共に、該シール部材66に対して外側となり吸気通路24の延在方向と直交する幅方向一端側(矢印C1方向)及び幅方向他端側(矢印C2方向)にそれぞれ第1及び第2締結部(主固定面)68、70が形成される。
第1及び第2締結部68、70は、連結フランジ28の外縁部に対して若干だけ幅方向外側に突出し、連結フランジ28と略同一平面となるように形成されると共に、前記第1締結部68が、後述するセンサユニット38の設けられた幅方向一端側(矢印C1方向)の下方角部に形成され、前記第2締結部70が、スロットルドラム46の設けられた幅方向他端側(矢印C2方向)の上方角部に形成される。
そして、第1及び第2締結部68、70には、インレットパイプ12を締結するための締結ボルト(主締結部材)72が螺合されるボルト孔74がそれぞれ形成されている。
また、スロットルボディ16には、連結フランジ28に対して第2側部44側となる幅方向他端側(矢印C2方向)に、吸気通路24の延在方向に対して略直交した取付面(副固定面)76を有した取付ボス(取付フランジ)78が形成される。
この取付ボス78は、例えば、上下方向(矢印A1、A2方向)に長尺な略長方形のブロック状に形成され、その吸気通路24の延在方向に沿った下流側(矢印B2方向)に平面状に形成された取付面76を有している。この取付面76は、上下方向に沿って延在し、上部に形成された締結孔80と、該締結孔80の下方に設けられた嵌合ピン(嵌合部)82とが形成される。
締結孔80は、その内周面にねじが形成され、取付ボス78において吸気通路24の延在方向(矢印B1、B2方向)に沿って貫通している。嵌合ピン82は、断面円形状に形成され取付面76に対して取付ボス78から離間する方向(矢印B2方向)に所定長さだけ突出すると共に、締結孔80に対して下方向(矢印A2方向)に所定間隔離れて形成されている。すなわち、締結孔80の延在方向と嵌合ピン82の突出方向とが略平行となるように形成されている。
そして、上述した取付ボス78には、スロットルドラム46に連結されたケーブル56が挿通され案内されるガイドステー(副被固定部材)84が取り付けられる。
ガイドステー84は、例えば、金属製材料からなる板材を折曲することで形成され、平板状に形成され取付ボス78に固定される取付片86と、該取付片86に対して所定角度だけ傾斜するように形成されケーブル56を案内するガイド片88と、前記取付片86及び前記ガイド片88に対して略直交して両者を接続する接続部90とからなる。
取付片86は、取付ボス78の形状に対応して上下方向に長尺な略長方形状に形成され、その上部に形成され固定ボルト92の挿通される第1孔部94と、該第1孔部94に対して下方(矢印A2方向)に形成された第2孔部96とを備える。
そして、取付片86は、取付ボス78の取付面76に当接するように取り付けられた際、該取付面76を覆う共に第1孔部94が締結孔80に臨んで一直線状となり、第2孔部96には嵌合ピン82が挿通される。なお、第2孔部96の直径は、嵌合ピン82の直径と略同等又は若干だけ大きく形成されている。
ガイド片88は、例えば、平板状に形成され、その幅方向他端側(矢印C2方向)にはケーブル56を案内するための一組のガイド溝98が形成され、該ガイド溝98は、ガイド片88が取付片86に対して所定角度だけ傾斜することでスロットルドラム46の外周面に臨むように配置されている。
換言すれば、図4に示されるように、ガイド溝98は、スロットルドラム46の接線方向から斜め上方向で一直線状に取り出されるケーブル56の軌跡上となる位置に形成されている。
そして、ガイドステー84は、その取付片86の第2孔部96に取付ボス78の嵌合ピン82が挿通され、第1孔部94に挿通された固定ボルト(副締結部材)92を締結孔80へと螺合させることで、前記取付面76に対して取付片86が面接触し、且つ、ガイド片88が前記取付ボス78に対して吸気通路24の延在方向に沿った下流側(矢印B2方向)に所定距離だけ離れた状態でスロットルボディ16に対して固定される。
この際、取付片86は、第1孔部94へと挿通された固定ボルト92で取付ボス78へと締結する際に、嵌合ピン82が第2孔部96へと挿入されているため、該固定ボルト92の回転によって該取付片86が回転してしまうことが防止される。すなわち、嵌合ピン82は、ガイドステー84を取付ボス78へと固定する際の回り止めとして機能する。
そして、図示しない運転者が車両のアクセル操作部を操作することでガイドステー84のガイド溝98に沿ってケーブル56が引っ張られ、第1及び第2プレート48、50からなるスロットルドラム46が所定量だけ回転し、それに伴って、シャフト18及びバルブ20が一体的に回転する。
次に、スロットルボディ16の連結フランジ28に連結されるインレットパイプ12について説明する。
このインレットパイプ12は、図1に示されるように、例えば、金属製材料から鋳造によって管状に形成され、その内部には吸気の流通する通路100が形成されると共に、その上流側端部に形成され吸気制御装置10に連結される上流側フランジ102と、下流側端部に連結され図示しない内燃機関のシリンダブロックに連結される下流側フランジ104とを有している。
上流側フランジ102は、例えば、スロットルボディ16の連結フランジ28に対応した略矩形状に形成され、その角部には前記連結フランジ28の第1及び第2締結部68、70に臨むように第1及び第2取付部106、108が形成される。そして、第1及び第2取付部106、108には、上流側フランジ102の厚さ方向(矢印B1、B2方向)に貫通し、締結ボルト72の挿通される挿通孔(図示せず)がそれぞれ形成される。
また、第2取付部108には、図1、図2及び図4に示されるように、幅方向外側(矢印C2方向)に向かって突出した押さえ部112が形成され、この押さえ部112は、図1に示される吸気通路24の延在方向から見て、スロットルボディ16の嵌合ピン82側に向かって延在し、その先端が前記嵌合ピン82を覆うように形成されると共に、取付ボス78に取り付けられるガイドステー84の表面を覆うように設けられる。
換言すれば、押さえ部112は、図4に示されるように、吸気通路24の延在方向において、ガイドステー84の取付片86を挟んで取付ボス78とは反対側(矢印B2方向)となる位置に設けられている。なお、押さえ部112は、ガイドステー84の取付片86に対して接触していてもよいし、所定間隔のクリアランスを有して非接触であってもよい。
そして、インレットパイプ12の上流側フランジ102は、その第1取付部106が幅方向一端側(矢印C1方向)に形成されてスロットルボディ16の第1締結部68に臨み、第2取付部108が幅方向他端側(矢印C2方向)に形成され第2締結部70に臨んだ状態で連結フランジ28の下流側端面に当接し、且つ、シール部材66が両者の間に挟持された状態で、図示しない挿通孔に挿通された締結ボルト72が第2締結部70(ボルト孔74)へとそれぞれ螺合されることで、前記上流側フランジ102によって連結フランジ28が覆われた状態で締結される。
本発明の実施の形態に係る吸気制御装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、内燃機関が始動して車両におけるアクセル操作部(図示せず)が操作されていないアイドリング状態において、図3に示されるように、バルブ20によって吸気通路24が全閉状態となり、エアダクト14を通じて供給された吸気は、バイパス通路60を通じてバルブ20の下流側へと流れ、インレットパイプ12を通じて内燃機関のシリンダ室(燃焼室)へと供給される。
次に、図示しない運転者によってアクセル操作部が操作されることで、このアクセル操作部に連結されたケーブル56が引っ張られ、該ケーブル56の連結されたスロットルドラム46がスプリング52の弾発力に抗して所定回転量だけ回転することでシャフト18と共にバルブ20が吸気通路24内で回転する。
この場合、ケーブル56に付与される引っ張り力が荷重としてガイド溝98を介してガイドステー84へと付与され、ガイドステー84の取付片86には、固定ボルト92によって取付ボス78に締結された締結点(締結部)を基点として嵌合ピン82の挿通された下端部側が押し付けられるようなモーメント力が発生するように配置されている。しかしながら、上述した吸気制御装置は、一般的に内燃機関のごく近くに配置されるものであり、該内燃機関の振動を受けやすいことに加え、車両の走行に伴う振動が合わさった場合には共振が発生し、取付片86の嵌合ピン82の挿通された下端部側が浮き上がるようなモーメントが発生することがある。
このような場合でも、嵌合ピン82に臨むようにインレットパイプ12の押さえ部112が設けられているため、前記嵌合ピン82の挿通された取付片86の下端部側が取付ボス78から浮き上がってしまうことが確実に防止される。
そして、吸気通路24内でバルブ20が回転することで弁開状態となり、車両の外部から取り込まれた吸気は、エアダクト14から前記吸気通路24へと流通し、前記バルブ20の開度によって流量が制御された後、下流側に接続されたインレットパイプ12を通じて内燃機関のシリンダ室へと所望の吸気量で供給される。
以上のように、本実施の形態では、吸気制御装置10を構成するスロットルボディ16には、スロットルドラム46に連結されたケーブル56の案内されるガイドステー84が取付ボス78に対して固定されると共に、内燃機関のシリンダ室に接続されるインレットパイプ12が、前記取付ボス78と同一方向となる吸気通路24の延在方向に沿った下流側の連結フランジ28に対して連結されている。そして、ガイドステー84の取付片86は、その下部に取付ボス78から突出した嵌合ピン82が挿通された状態で、上部が固定ボルト92によって固定されると共に、吸気通路24の延在方向から見て、インレットパイプ12の上流側フランジ102から幅方向外側へ突出した押さえ部112によって前記嵌合ピン82が覆われている。
従って、車両のアクセル操作部を操作することでケーブル56が引っ張られ、該ケーブル56の案内されるガイドステー84に対して荷重が付与され、その取付片86が固定ボルト92によって固定された締結点を基点とし、締結のなされていない嵌合ピン82の挿通された下端側が取付ボス78から離間する方向に付勢された場合でも、前記取付片86が前記離間する方向に設けられた押さえ部112によって好適に保持される。
その結果、スロットルボディ16に連結されるインレットパイプ12にガイドステー84側へと延在する押さえ部112を設けるという簡素な構成で、前記押さえ部112によって取付ボス78に対する前記ガイドステー84の浮き上がりを確実に防止することができる。
また、上述した押さえ部112は、例えば、インレットパイプ12を鋳造によって成形する際に同時に形成することができるため、製造コストの増加を招くことなく、スロットルボディ16に対するガイドステー84の浮き上がりを防止可能である。
なお、本発明に係る吸気制御装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…吸気制御装置 12…インレットパイプ
16…スロットルボディ 18…シャフト
20…バルブ 24…吸気通路
28…連結フランジ 46…スロットルドラム
56…ケーブル 68…第1締結部
70…第2締結部 72…締結ボルト
76…取付面 78…取付ボス
82…嵌合ピン 84…ガイドステー
86…取付片 88…ガイド片
92…固定ボルト 102…上流側フランジ
112…押さえ部
16…スロットルボディ 18…シャフト
20…バルブ 24…吸気通路
28…連結フランジ 46…スロットルドラム
56…ケーブル 68…第1締結部
70…第2締結部 72…締結ボルト
76…取付面 78…取付ボス
82…嵌合ピン 84…ガイドステー
86…取付片 88…ガイド片
92…固定ボルト 102…上流側フランジ
112…押さえ部
Claims (1)
- 内燃機関の燃焼室に接続され該燃焼室に流入する吸気が通過する吸気通路の少なくとも一部を構成するスロットルボディと、該スロットルボディに設けられ前記吸気通路の通路断面積を変化させて前記吸気の量を調整するスロットル弁と、前記吸気通路の外周部を構成する円胴部と、該円胴部に対して前記吸気通路の延在方向と略直交する方向に張り出した取付フランジと、該取付フランジに設けられる複数の被固定部材とを備えた吸気制御装置において、
前記複数の被固定部材のうちの少なくとも一つが、複数の主締結部材によって前記取付フランジに対して固定される主被固定部材であり、
前記複数の被固定部材のうち少なくとも一つが、一つの副締結部材によって前記取付フランジに対して固定される副被固定部材であり、
前記取付フランジには、前記主被固定部材の固定される主固定面と、前記副被固定部材の固定される副固定面とを備え、
前記主固定面及び前記副固定面は互いに略平行に形成され、前記吸気通路の延在方向において前記円胴部とは反対側に設けられると共に、前記延在方向と略直交する方向において前記吸気通路の外側にそれぞれ設けられており、
前記副固定面には、該副固定面に対して直交する方向に突出した嵌合部が設けられ、前記副被固定部材が前記嵌合部と嵌合されると共に、前記嵌合部に対して離間して配置される副締結部材によって固定され、
前記吸気通路の延在方向から見た際に、前記主被固定部材と前記副被固定部材とが、前記副締結部材に対して前記嵌合部側となる部位で重なり合うように配置される、吸気制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019152653A JP2021032134A (ja) | 2019-08-23 | 2019-08-23 | 吸気制御装置 |
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JP (1) | JP2021032134A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2019
- 2019-08-23 JP JP2019152653A patent/JP2021032134A/ja active Pending
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JP7492483B2 (ja) | 2021-03-30 | 2024-05-29 | 日立Astemo株式会社 | 吸気制御装置 |
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