JP3974369B2 - 陰極線管の色選別装置及び陰極線管 - Google Patents

陰極線管の色選別装置及び陰極線管 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスクリーンが形成されるパネルを平坦化、大型化して構成された陰極線管に関し、より詳しくは前記陰極線管で具現される画像をカラー化するための色選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像表示装置の代表的な装置である陰極線管は、時代的な要求に応じて多様な形態に発展しているが、近来は画面全体で自然で鮮明な映像を具現するために、スクリーンが形成されるパネルの前面を平坦に構成した、いわゆる平面陰極線管が主となる。
【0003】
また、陰極線管(例:テレビ、コンピュータのモニター)で具現される画像を一層大きい画面で見ることを望む消費者の嗜好によって、陰極線管の画面の大きさ、言い換えるとスクリーンが形成されるパネルの大きさも大型化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように陰極線管がパネルを平坦化、大型化して構成される時には、カラー具現のために採用されている色選別装置、つまりシャドーマスクも大型化するのが一般的な状況であるが、曲率を有するシャドーマスクの大型化には強度の問題をはじめ多数の難しさがあるために、陰極線管の業界では新たなモデルの色選別装置を陰極線管に適用している実情である。
【0005】
この新たな色選別装置は多数の電子ビーム通過孔部を有するマスクが従来のような曲率の有る形には作られず、前記パネルと同様に平坦な状態に具備されて、所定のテンション(張力)を受けて維持できるようにする構造を有し、これに対する従来の技術としてはソニー(株)出願の日本国特開昭62-249339号に開示された陰極線管用色選別装置がある。
【0006】
この色選別装置は、所定のピッチを有して配列された複数のグリッド部材からなる電極構造体をフレーム上にテンションを与えて形成された、いわゆるアパーチャグリル方式の色選別装置であって、同公報の図1及び図2によると、その色選別装置における前記電極構造体の上にこの電極構造体の長辺(テンションに対して垂直方向の辺)に沿って印加されるテンション分布は前記電極構造体の中心部から両端部側に行くほど漸進的に増加する傾向を示す。
【0007】
また、同じくソニー(株)出願の米国特許第5,801,479号に開示された色選別電極体も、前述した例と同様なアパーチャグリル方式の色選別装置であって、その技術で提供されるアパーチャグリル上にかかるテンション分布も、このアパーチャグリルの長辺に沿って前記アパーチャグリルの中心部から両端部へ近づくほど増加する分布度を見せる。
【0008】
しかし、前記のようなアパーチャグリル方式の色選別装置は、公知のように、曲率を有して形成された通常の成形マスクに比べてドーミング現象や変色現象などの特性が改善できる利点はあるが、外部から付加される音や衝撃等によって容易に振動(以下、便宜上ハウリングと表記する)する短所がある。
【0009】
このような短所を補完するために、前記アパーチャグリル方式の色選別装置ではアパーチャグリルの振動防止手段として同じくソニー(株)の米国特許第5,382,871号に開示されたように、アパーチャグリルの外側面を横切ってダンパーワイヤーを設置している。
【0010】
しかし、前記ダンパーワイヤーが設置された色選別装置は、たとえ前記ダンパーワイヤーによって外部要因(音または衝撃)によってアパーチャグリルが振動するのを防止することができるとしても、実質的に前記ダンパーワイヤーを有する色選別装置が陰極線管に適用されて作用する時には、前記ダンパーワイヤーによる不必要な線が画面の上に生じて具現画像の画質を低下させる問題点がある。このような問題点は前記陰極線管がコンピュータモニター用に具備される時、さらに顕著に起こっている実情である。
【0011】
この他、松下電子工業(株)の日本国特開平11−250824号には、インバール(Invar;36% Ni−Fe合金)材質からなり、電子ビームの移動が全く発生しない時の張力に対して5〜90%の張力が加えられるシャドーマスクを有するカラー受像管が開示されている。
【0012】
このカラー受像管を使えば、前述したアパーチャグリル方式の色選別装置で使用しているダンパーワイヤーを使用しなくてもシャドーマスクで起こる振動が効果的に抑制できるので、ダンパーワイヤーによる視覚上の問題を防止することができるが、シャドーマスクに高価なインバール材を使うため、製造に負担が大きい問題がある。
【0013】
このように従来に平面陰極線管に適用されている色選別装置は、シャドーマスク(またはアパーチャグリル)上にかかるテンション分布を差別化しながら一つの組立体で構成されて平面陰極線管に適用されているが、前記のようにそれぞれの問題点があるため、平面陰極線管を使用する消費者や前記陰極線管を製造する製造者に最上の満足を与えられない短所がある。
【0014】
従って、本発明は前記従来の問題点を勘案して案出されたものであって、本発明の目的は、平面陰極線管で良好なカラーを具現するために提供される色選別装置で、視覚、性能、価格などの面で使用上の満足度を最適化することができる陰極線管用色選別装置を提供することにある。
【0015】
また、本発明の他の目的は、前記のような色選別装置を有する平面形陰極線管を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
これに本発明は前記目的を実現するために、請求項1に記載されているように、長軸と短軸とにより設定される形状を有する鉄系材質のマスク及び、当該マスクが前記長軸または短軸の方向に引張されて結合されるフレームを含み、前記マスクの前記短軸方向に形成され、前記長軸方向に互いに所定の間隔をおいて配置される複数のストリップ及び、当該複数のストリップの夫々の間の前記マスクの前記短軸方向の一つのライン上において、リアルブリッジを介して複数個配置される、前記短軸方向に長いスロット形の電子ビーム通過用孔部を含み、前記電子ビーム通過用孔部内には、当該電子ビーム通過用孔部の両側のストリップから前記マスクの前記長軸方向に沿って延長形成されるダミーブリッジが、当該電子ビーム通過用孔部内に対向配置される構造で複数の組をなして形成され、前記長軸方向における、前記マスクの中心部をA、両端部をB、前記マスクの長辺の長さを2L、前記AからL/4以上である位置のある一部をCとする時、前記A部位のストリップ上に付加されるテンションが前記B部位のストリップ上に付加されるテンションより小さく、前記長軸方向に沿って前記マスク上のストリップ上に付加されるテンション分布曲線が、
式(|SA-C|<|SC-B|)を満足する陰極線管の色選別装置、
ここで、
縦軸をテンション、横軸を前記長軸方向の位置とする二次元平面で、
A-Cは前記テンション分布曲線上の位置Aにおけるテンションと位置Cにおけるテンションとをつなげる直線の傾斜、
C-Bは前記テンション分布曲線上の位置Cにおけるテンションと位置Bにおけるテンションとをつなげる直線の傾斜、
を提案する。
【0017】
また、本発明は前記目的を実現するために、請求項15に記載されているように、実質的に外面は平坦で内面は曲率を有して形成されるとともに、前記内面に蛍光スクリーンが形成されるパネルと、このパネルに連結設置されて外周面に電子ビームを偏向させるための偏向ユニットが設置されるファンネルと、このファンネルに連結設置されて内側に多数の電子ビームを放射走査するための電子銃が設置されるネック、及び前記パネル内側に固定設置されて、前記多数の電子ビームが各々前記蛍光スクリーンを形成する該当蛍光体にランディングできるように区分する色選別装置を含む構成で、長軸と短軸とにより設定される形状を有する鉄系材質のマスク及びこのマスクが前記長軸または短軸の方向に引張されて結合されるフレームを含み、前記マスクの前記短軸方向に形成され、前記長軸方向に互いに所定の間隔をおいて配置される複数のストリップ及び、当該複数のストリップの夫々の間の前記マスクの前記短軸方向の一つのライン上において、リアルブリッジを介して複数個配置される、前記短軸方向に長いスロット形の電子ビーム通過用孔部を含み、前記電子ビーム通過用孔部内には、当該電子ビーム通過用孔部の両側のストリップから前記マスクの前記長軸方向に沿って延長形成されるダミーブリッジが、当該電子ビーム通過用孔部内に対向配置される構造で複数の組をなして形成され、前記長軸方向における、前記マスクの中心部をA、両端部をB、前記マスクの長辺の長さを2L、前記AからL/4以上である位置のある一部をCとする時、前記A部位のストリップ上に付加されるテンションが前記B部位のストリップ上に付加されるテンションより小さく、前記長軸方向に沿って前記マスク上のストリップ上に付加されるテンション分布曲線が、
式(|SA-C|<|SC-B|)を満足する陰極線管、
ここで、
縦軸をテンション、横軸を前記長軸方向の位置とする二次元平面で、
A-Cは前記テンション分布曲線上の位置Aにおけるテンションと位置Cにおけるテンションとをつなげる直線の傾斜、
C-Bは前記テンション分布曲線上の位置Cにおけるテンションと位置Bにおけるテンションとをつなげる直線の傾斜、
を提案する。
【0018】
前記のような構成によって本発明による陰極線管の色選別装置は、概略長方形の形状からなるマスクのストリップ上に印加されるテンション分布を、前記マスクの長辺を基準に見た時、マスクの中心部から両側端に向かってある一定の部位まではテンションがほぼ類似している値を示し、前記一定の部位から両側端までのテンションは前記一定の部位からその値を大きく上昇させる。つまり、前記マスク上で全体的に見た時、前記テンション分布形状は、いわゆるフラットU字型からなる。
【0019】
このようなテンション分布は、テンションマスクにおいて、マスクの中央部よりも周辺部において振動減衰効果を高めることができる。つまり、テンションの小さいマスクの中央部で振動が大きくなり易くその減衰時間も長くなる。しかし、前記マスクの中央部を通じて画面の中央部にランディングされる電子ビームは、照射方向がマスクの振動方向と一致するため、マスクの振動による影響をあまり受けない。これに対して、マスク周辺部のテンションを高めておくことで、当該領域でのマスクの振動を小さく抑え、且つ減衰時間を短くすることができる。よって、電子ビームがマスクの振動方向とは異なる方向から照射されるマスクの周辺部においても、マスクの振動の影響を低減することができ、実質的に画質具現に問題を起こす心配はあまりない。
【0020】
本願発明のテンション分布は、前記マスクが有する孔部のパターン及びその材質特性と共に前記マスクが平面陰極線管に適用される時、外部要因による振動防止及びドーミング減少などの特性面で最上の条件を有することができるようになる。
さて、請求項2に記載されているように、前記Aを基準に前記短軸方向を軸にして前記マスクを二等分割した状態で、前記SC-Bが正の傾斜を有する側において、
前記Cは、前記テンション分布曲線の接線の傾斜が、前記Cに対して前記L/4に近い方向に隣接した部位における前記テンション分布曲線の接線の傾斜より大きく、且つ、正の値である部位に設定される、構成とすると、中央部側において傾斜が小さく、端部側において傾斜が大きな形状を有しながら、中央側で凸の形状を確保できる。
さらに、請求項3に記載の構成に関しても、同様である。
また、請求項4に記載されているように、前記テンション分布曲線の上に設定されるC-C区間の平均テンションをTC-C/av、C−B区間の間の最大テンションをTC-B/maxとして、前記TC-C/avとTC-B/maxとが式(TC-B/max≧1.3TC-C/av)を満足するようにしておくと、中央側と端部側とのテンション関係を適切に維持して、ハウリング特性の改善に充分な効果を得ることができる。ここで、請求項5に記載されているように、前記最大テンションが20×0.98kPa以上であることが好ましい。
この構成を採用すると、ハウリング特性改善により良い効果を得られる。
また、請求項6に記載されているように、前記テンション分布曲線の上に設定されるC−C区間の平均テンションをTC-C/av、最小テンションをTC-C/min、最大テンションをTC-C/maxとして、前記 TC-C/av、TC-C/min、TC-C/maxが、
式(|TC-C/max−TC-C/min|/TC-C/av<0.2)を満足することが好ましい。
この場合も、中央側と端部側とのテンション関係を適切に維持して、ハウリング特性の改善に充分な効果を得ることができる。
さらに、請求項7に記載されているように、前記BとCとの間のある特定部位をDとして、前記テンション分布曲線が式(|SC-D|>|SD-B|)を満足することが好ましい、
ここで、
縦軸をテンション、横軸を前記長手軸方向の位置とする二次元平面上で、
C-Dは前記テンション分布曲線の上の位置Cにおけるテンションと位置Dにおけるテンションとをつなげる直線の傾斜、
D-Bはテンション分布曲線の上の位置Dにおけるテンションと位置Bにおけるテンションとをつなげる直線の傾斜。
この構成を採用すると、ハウリング特性改善により良い効果を得られる。
さらに、請求項8に記載されているように、前記長軸方向を基準にしてBとDとの間の距離をLEとして、当該LEが式(LE <0.3L)を満足することが好ましい。
この構成で、ハウリング特性改善により良い効果を得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を明確にするための好ましい実施例を添付した図面を参考にして説明する。
【0022】
図1は 、本願発明の実施例による色選別装置が適用された陰極線管を示した一部切り欠き斜視図であり、図2は図1に示した陰極線管の部分断面図である。図2において、Vで示す断面は鉛直方向断面を示し、Hで示す断面は水平方向断面を示す。図3の長軸(X−X)、短軸(Y−Y)方向との対応で示すと、例えば、短軸方向が鉛直方向、長軸方向が水平方向となる。
【0023】
図示された前記陰極線管は、ガラス体からなるチューブで外管を形成しているが、この外管は内面に蛍光スクリーン20が形成されるパネル22と、このパネル22に連結設置されて外周上に偏向ユニット24を設置しているファンネル26と、このファンネル26に連結設置されて内部に多数の電子ビームを前記スクリーン20に走査するようにする電子銃28が装着されるネック30が組合わせられてなる。
【0024】
この陰極線管は図面から分かるように、前記パネル22の外面が平坦に形成された平面形の陰極線管であって、この時、前記パネル22の内面は水平方向に所定の曲率を有して形成される。このような陰極線管に適用される色選別装置32は通常の陰極線管の色選別装置であるシャドーマスクと同様に前記パネル22の内側に設置されて、前記電子銃28から放射走査された多数(R、G、B)の電子ビームを色選別するようになるが、その構成は図3に詳細に示されている。
【0025】
図3は、本発明による色選別装置32を示した斜視図であって、その構成は長軸(X−X)及び短軸(Y−Y)により設定される形状(例:長方形)を有するマスク34と、このマスク34が長軸(X−X)または短軸(Y−Y)方向に引張されて結合されるフレーム36を有している。
【0026】
本実施例でマスク34は平坦な鉄(Fe)系材質の薄板で形成されて、短軸(Y−Y)方向の両側に引張された状態で前記フレーム36に結合されるが、この時、マスク34は図4に示すように、互いに所定の間隔をおいて配置される複数のストリップ34a及び、このストリップ34aの間に所定の鉛直及び水平ピッチをおいて形成される複数の電子ビーム通過用孔部34bが組合わせられて形成される。
【0027】
ストリップ34aは前記短軸(Y−Y)方向に沿って配置され、やはりこの短軸(Y−Y)に沿って孔部34bと隣接孔部34bとの間にはリアルブリッジ34cが、それぞれ配置される。つまり、前記孔部34bは前記短軸(Y−Y)方向を基準に一つのラインの上に前記リアルブリッジ34cを介して複数個配置され、この時、前記孔部34bにおいてある一方向、たとえば前記長軸(X−X)方向には前記孔部34b内に配置されるダミーブリッジ34dが前記ストリップ34aから一体的に延長形成される。
【0028】
本実施例において前記ダミーブリッジ34dは、前記孔部34b内に対向配置される構造で複数の組をなして形成されるが、その個数は、前記陰極線管の作用時に実質的な前記マスク34の熱変形量を考慮して前記孔部34b内に最小5個(一列基準)から最大13個にして形成されるのが好ましい。
【0029】
このようなダミーブリッジ34dの形成パターンや個数は前記の例に限定されるわけではなく、このようなダミーブリッジ34dが形成される前記マスク34の上のダミーブリッジ領域は、前記陰極線管の仕様によって前記マスク32上の全体または一定の部位に選択的に形成するのが可能である。
【0030】
前記フレーム36は本発明において、それぞれ一対に具備される支持部材36a、36b及び剛性部材36c、36dからなるが、ここで前記支持部材36a、36bは前記長軸(X−X)方向に沿って長く配置される形状を有し、前記剛性部材36c、36dは前記短軸(Y−Y)方向に沿って所定の長さほど配置される直線部360c、360dとこの直線部360c、360dの両端が前記直線部360c、360dに対して垂直上方に配置できるように曲率を有する非直線部362c、362dを含めて形成される。
【0031】
もちろん、前記剛性部材36c、36dの形状は前記の例に限定されるわけではない。つまり、その形状は前記の例の他にも図5、6に示すように、一側端から他の一側端までの全体的な形状が連続的な非直線型からなる、たとえば円弧(図5参照)または概略半楕円形(図6参照)からなるのが可能である。また、前記の各種従来技術のような場合も可能である。
【0032】
このように構成される前記フレーム36は、まず、前記支持部材36a、36bを所定の間隔をおいて概略平行に配置した状態で、前記剛性部材36c、36dを前記支持部材36a、36bの互いに異なる両端下端部に溶接などの方法で結合して前記支持部材36a、36bと剛性部材36c、36dを一体にし、前記支持部材36a、36bの上端部に前記短軸(Y−Y)方向に引張された前記マスク34を結合してこのマスク34と共に一つのアセンブリーを形成する。
【0033】
一方、本発明の色選別装置は、本発明によって前記長軸(X−X)方向に前記マスク34を横切って配置される従来の振動防止手段であるダンパーワイヤーを保有せずとも前記マスク34に対する振動が効果的に防止できるように構成されるが、これは前記マスク34のストリップ34aの上に付加されるテンション分布によって実現することができる。
【0034】
前記マスク34のストリップ34aに付加されるテンション分布とこれによるマスクの振動防止効果に関する内容を図面を参照してさらに説明する。
【0035】
図7は、前記マスク34のストリップ34aに付加されるテンション分布を説明するために示した概略図であって、図面におけるグラフの横軸は前記マスク34上の位置(P)を、縦軸は前記マスク34ストリップ34aの各位置に付加されるテンション(T)を示す。
【0036】
前記長軸(X−X)方向に沿って前記マスク34を見た時、前記マスク34の中心部をA、両端部をB、前記中心部Aと両端部Bとの間のある一部部位をCとすると、前記長軸(X−X)方向に沿って前記マスク34のストリップ34aに付加されるテンションは、式(|SA-C|<|SC-B|)を満足する分布曲線(C/Lと称する)を形成するようになる、
【0037】
ここで、縦軸をテンション、横軸を前記長手軸方向の位置とする二次元平面で、
A-Cは前記テンション分布曲線上の位置Aにおけるテンションと位置Cにおけるテンションとをつなげる直線の傾斜、
C-Bは前記テンション分布曲線上の位置Cにおけるテンションと位置Bにおけるテンションとをつなげる直線の傾斜を示す。
【0038】
つまり、前記マスク34のストリップ34aに付加されるテンションは、前記分布曲線(C/L)で、前記A点からC点までの傾斜絶対値が前記C点からB点までの傾斜絶対値より小さくなるように形成される。
【0039】
このようなテンション分布は、例えば図面のように、左右対称に想定される前記両Cの間の区間(C-C)では実質的に平坦に維持される値を有するテンションが付加され、前記CからBまで間の各区間(C-B)の間ではその値が少なくとも前記Cに付加されるテンション値より大きい値を有し上昇するテンションが付加される。
【0040】
前記のようにCが設定される部位は、前記長軸(X−X)方向における前記シャドーマスク34の長辺の長さを2L、前記中心部(A)を0とした時、L/4地点とL地点との間に設定されるのが好ましい。
【0041】
さらに詳しくは、前記Aを基準に前記短軸方向を軸にして前記マスクを二等分割する状態で、まず図の右半分を考えると、前記SC-Bが正の傾斜を有する側(図面を基準に見た時、右側)で、前記Cは、前記テンション分布曲線の接線の傾斜が、前記Cに対して前記L/4に近い方向に隣接した部位における前記テンション分布曲線の接線の傾斜より大きく、且つ、0より大きな(即ち正の)部位に設定され、また図の左半分を考えると、前記SC-Bが負の傾斜を有する側(図面を基準に見た時、左側)で、前記Cは前記テンション分布曲線の接線の傾斜を、前記Cに対して前記L/4に近い方向に隣接した部位の前記テンション分布曲線の接線の傾斜より小さく、且つ、0より小さい(即ち負の)部位に設定される。
【0042】
図8(イ)は、実質的に本発明が適用された色選別装置のマスクに付加されるテンション分布を示したグラフであって、図示するように、マスクの中心部Aと両端部Bとの間に設定されるC-C区間の間のテンションは22×0.98kPa(22kgf/mm2)でほぼ平坦な値を示す反面、前記C-B区間のテンションは前記テンションより大きい値を示しながら上昇している。
【0043】
前記マスクが前記のようなテンション分布を有する時に、マスク各部位のストリップ上で起こる振動による振幅(a)は図8(ロ)に示したグラフのようになる。
即ち、図示するようにマスク全体のストリップから見る振幅(a)は最小35μmから最大70μmで、その差異が微小であることが分かる。
【0044】
前記マスク34に対する振動特性は、本発明において概略400gの重量を有する円形の錘を真空状態で所定(概略、59cm)の高さから前記色選別装置が装着された陰極線管パネルの中央部位に落下させて、これを打撃し、この時に発生するマスクの振幅の程度を測定したものである。
【0045】
図9(イ)乃至図10(ロ)は、本発明による他の実施例によるマスクのテンション分布及びこれらに対応する振幅程度を示したグラフであって、これらの例においても、前記同様の結果が得られれいることが分かる。
【0046】
図11(イ)乃至図11(ロ)は、本発明に対する比較例を説明するためのグラフであって、図11(ロ)は前記実施例と同様な構造(材質及び孔部のパターン)を有するマスク上の中心部に一定のテンションを加え、両周辺部に行くほど前記中心部のテンションの程度よりは次第に小さくなるテンション程度が加えられる、いわゆるA字型のテンション分布を図示したものである。図11(ロ)は前記マスクが前記のようなA字型のテンション分布を有する時に示される振幅の程度を図示化したものであって、図11(ロ)からわかるように、この場合にはマスクの両周辺部に対する振幅を大きくしてハウリング特性を低下させる。
【0047】
このように本発明においては、マスクのストリップ上に付与されるテンション分布として、陰極線管に適用されるテンションマスクのハウリング問題を克服したが、最終的に図12(イ)及び図12(ロ)から本発明と他の比較例とを比較してみると、本発明によるマスク(図12(イ)、12(ロ)の#1参照)がマスク全般にかけて類似に加えられたテンション分布を有するマスク(図12(イ)、図12(ロ)の#2参照)と、前記A字型のテンション分布を有するマスク(図12(イ)、図12(ロ)の#3参照)に比べて、周辺部に対する振幅を少なくして、より安定的なハウリング特性を示すことがわかる。
【0048】
前記図12(イ)と図12(ロ)とは、それぞれ前記の各場合のテンション分布及び振幅の特性を理論的に解釈して示したものであり、この時、図12(イ)はマスクの一側(左側)を基準にして示したものであり、図12(ロ)は便宜上マスクの一側(右側)だけを基準にして示したものである。
【0049】
一方、前記本発明によるテンション分布における前記マスク34各部位のストリップに付加されるテンション(T)は式(TC-B/max≧1.3TC-C/av)をさらに満足するのが好ましい。この式において、TC-C/avは前記C-C区間の間の最少テンションを、TC-B/maxは前記C-B区間の間の最大テンションを示す。
【0050】
つまり、前記マスク34上における前記C-B区間にかかる最大テンションは前記C-C区間にかかる最小テンションより1.3倍に同一であるか、それより大きい値を有するのが良いが、これは前記最大テンションが前記最少テンションの1.3倍より小さい値を有するようになると、前記マスク34の周辺部にかかるテンションが低くて、この周辺部で起こる振動の振幅が大きくなってハウリング特性を低下させるためである。
実質的に前記の関係における前記最大テンション(TC-B/max)は、少なくとも20×0.98kPa(20kgf/mm2)以上からなるのが好ましい。その上限は、掛け得る最大テンションとなる。
【0051】
また、本発明における前記C-C区間に設定されるテンションは、その平均テンションをTC-C/avとし、前記区間の最小テンションをTC-C/min、最大テンションをTC-C/maxとして、式(|TC-C/max-TC-C/min|/TC-C/av<0.2)を満足するのが好ましい。
【0052】
つまり、前記C-C区間に設定されるテンションは、前述したようにほぼ平坦な値を有して前記区間に設定されるが、実質的には図8(イ)のように少なくとも一つの極値(最大値または最小値)を有するテンション分布曲線を形成するようになる。
このような場合、前記区間に付加されるテンションは前記式に満足して設定されるのがマスクのハウリング特性を改善させるのに好ましい。
【0053】
同様に、本発明によるテンション分布は、図13に示すように、前記マスク34の中心部Aから両端部Bへ行くほどテンションを前記C点から急激に増加させ、前記両端部Bに近接しては多少低下する傾向を示すこともある。
【0054】
これを言い換えると、前述した前記マスク34の各位置(A、B、C)を基本とし、前記BとCとの間のある一特定部位をDとして、前記テンション分布曲線は式(|SC-D|>|SD-B|)を満足するようになる、
【0055】
ここで、
縦軸をテンション、横軸を前記長手軸方向の位置とする二次元平面上で、
C-Dは前記テンション分布曲線の上の位置Cにおけるテンションと位置Dにおけるテンションとをつなげる直線の傾斜、
D-Bはテンション分布曲線の上の位置Dにおけるテンションと位置Bにおけるテンションとをつなげる直線の傾斜を示す。
【0056】
このようなテンション分布曲線は、図3に示すように、前記マスク34の短辺部側両端に少なくとも一つ以上の振動減衰部材40が設置される場合、その該当部位の振動減衰時間を有利にしながら前記振動減衰部材40の効果をさらに良くすることができる特性を示すが、前記のDとBとの間の距離(LE)は、前記AからBまでの距離をLとした時、LE<0.3Lの関係を満足するのが好ましい。
【0057】
一方、本発明による色選別装置のマスクテンション分布は、前記色選別装置の製造工程中、これに対する黒化処理後に前記マスク上に分布する程度を示すものであり、同時に本願発明が適用できる陰極線管は、その画面の大きさを29、32、34インチなど主に大型機種で画面の比率は4:3または16:9の全てに適用可能である。
【0058】
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、特許請求の範囲と発明の詳細な説明及び添付した図面の範囲内で多様に変形して実施するのが可能であり、これも本発明の範囲に属するのは当然のことである。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、本発明による陰極線管の色選別装置は、マスクのストリップ上に付加される実質的なテンション分布程度によってマスクのハウリング特性、特に周辺部に対するハウリング特性を向上させることができ、大型及び平面化した陰極線管に適用する時に該当陰極線管の品位を一層高める効果を有する。
【0060】
このような色選別装置は、主な構成要素であるマスクの材質が鉄であるので製造上にもインヴァール材質からなるマスクを有する従来の色選別装置に比べても利点を有し、さらに振動減衰のためにマスクを横切って配置されるダンパーワイヤーのような装置を有しなくてもいいので、適用陰極線管の実質的な作用時に画面上に現れる視覚上の問題点を予防することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による色選別装置が適用された陰極線管を示した部分切開斜視図
【図2】図1に示した陰極線管の部分断面図
【図3】本発明の実施例による色選別装置を示した斜視図
【図4】本発明の実施例による色選別装置の構成に含まれるマスクを示した平面図
【図5】本発明の実施例による色選別装置を示した側面図
【図6】本発明の他の実施例による色選別装置を示した側面図
【図7】本発明の実施例による色選別装置のマスク上に付加されるテンション分布を説明するために示した概略図
【図8】本発明の実施例によるマスクのテンション分布及びこれによる振幅を説明するために示したグラフ
【図9】本発明の実施例によるマスクのテンション分布及びこれによる振幅を説明するために示したグラフ
【図10】本発明の実施例によるマスクのテンション分布及びこれによる振幅を説明するために示したグラフ
【図11】本発明の比較例によるマスクのテンション分布及びこれによる振幅を説明するために示したグラフ
【図12】本発明の実施例によるマスクと比較例によるマスクのテンション分布及びこれによる振幅を比較するために示したグラフ
【図13】本発明の他の実施例によるマスクのテンション分布を説明するためのグラフ
【符号の説明】
20 蛍光スクリーン
22 パネル
24 偏向ユニット
26 ファンネル
28 電子銃
30 ネック
32 色選別装置
34 マスク
34a ストリップ
34b 孔部
34c リアルブリッジ
34d ダミーブリッジ
36 フレーム
36a、36b 支持部材
36c、36d 剛性部材
360c、360d 直線部
362c、362d 非直線部
40 振動減衰部材

Claims (16)

  1. 長軸と短軸とにより設定される形状を有する鉄系材質のマスク及び、当該マスクが前記長軸または短軸の方向に引張されて結合されるフレームを含み、
    前記マスクの前記短軸方向に形成され、前記長軸方向に互いに所定の間隔をおいて配置される複数のストリップ及び、当該複数のストリップの夫々の間の前記マスクの前記短軸方向の一つのライン上において、リアルブリッジを介して複数個配置される、前記短軸方向に長いスロット形の電子ビーム通過用孔部を含み、
    前記電子ビーム通過用孔部内には、当該電子ビーム通過用孔部の両側のストリップから前記マスクの前記長軸方向に沿って延長形成されるダミーブリッジが、当該電子ビーム通過用孔部内に対向配置される構造で複数の組をなして形成され、
    前記長軸方向における、前記マスクの中心部をA、両端部をB、前記マスクの長辺の長さを2L、前記AからL/4以上である位置にある一部位をCとして、
    前記A部位のストリップに付加されるテンションが前記B部位のストリップに付加されるテンションより小さく、前記長軸方向に沿った前記マスク上のストリップに付加されるテンション分布曲線が下記の式を満足する陰極線管の色選別装置、
    Figure 0003974369
    ここで、
    縦軸をテンション、横軸を前記長軸方向の位置とする二次元平面上で、
    A-Cは前記テンション分布曲線上の位置Aにおけるテンションと位置Cにおけるテン
    ションとをつなげる直線の傾斜、
    C-Bは前記テンション分布曲線上の位置Cにおけるテンションと位置Bにおけるテン
    ションとをつなげる直線の傾斜。
  2. 前記Aを基準に前記短軸方向を軸にして前記マスクを二等分割した状態で、前記SC-Bが正の傾斜を有する側において、
    前記Cは、前記テンション分布曲線の接線の傾斜が、前記Cに対して前記L/4に近い方向に隣接した部位における前記テンション分布曲線の接線の傾斜より大きく、且つ、正の値である部位に設定される、請求項1に記載の陰極線管の色選別装置。
  3. 前記Aを基準に前記短軸方向を軸にして前記マスクを二等分割した状態で、前記SC-Bが負の傾斜を有する側において、
    前記Cは、前記テンション分布曲線の接線の傾斜が、前記Cに対して前記L/4に近い方向に隣接した部位における前記テンション分布曲線の接線の傾斜より小さく、且つ、負の値である部位に設定される、請求項2に記載の陰極線管の色選別装置。
  4. 前記テンション分布曲線の上に設定されるC−C区間の平均テンションをTC-C/av、C−B区間の間の最大テンションをTC-B/maxとして、前記TC-C/avとTC-B/maxとが下記の式を満足する、請求項1に記載の陰極線管の色選別装置、
    Figure 0003974369
  5. 前記最大テンションが20×0.98kPa以上である、請求項4に記載の陰極線管の色選別装置。
  6. 前記テンション分布曲線の上に設定されるC−C区間の平均テンションをTC-C/av、最小テンションをTC-C/min、最大テンションをTC-C/maxとして、前記
    C-C/av、TC-C/min、TC-C/maxが下記の式を満足する、請求項1に記載の陰極線管の色選別装置、
    Figure 0003974369
  7. 前記BとCとの間のある特定部位をDとして、前記テンション分布曲線が下記の式を満足する、請求項1に記載の陰極線管の色選別装置、
    Figure 0003974369
    ここで、
    縦軸をテンション、横軸を前記長軸方向の位置とする二次元平面上で、
    C-Dは前記テンション分布曲線の上の位置Cにおけるテンションと位置Dにおけるテンションとをつなげる直線の傾斜、
    D-Bはテンション分布曲線の上の位置Dにおけるテンションと位置Bにおけるテンションとをつなげる直線の傾斜。
  8. 前記長軸方向を基準にしてBとDとの間の距離をLEとして、当該LEが下記の式を満足する、請求項7に記載の色選別装置、
    Figure 0003974369
  9. 前記マスクの短辺部側の両端に少なくとも一つ設置されて前記マスクの振動を減衰させる振動減衰部材をさらに含む、請求項1に記載の陰極線管の色選別装置。
  10. 前記フレームが、互いに所定の間隔をおいて配置される一対の支持部材及び、
    前記支持部材の間に配置され、当該支持部材に結合されて前記マスクに印加されるテンションを維持するようにする一対の剛性部材を含む、請求項1に記載の陰極線管の色選別装置。
  11. 前記剛性部材が一側端から他の一側端までの全体的な形状が直線部と非直線部とが組み合わせられて形成される、請求項10に記載の陰極線管の色選別装置。
  12. 前記剛性部材が、一側端から他の一側端までの全体的な形状が連続的な非直線型からなる、請求項10に記載の陰極線管の色選別装置。
  13. 前記剛性部材が円弧状に形成された、請求項12に記載の陰極線管の色選別装置。
  14. 前記剛性部材が半楕円状に形成された、請求項12に記載の陰極線管の色選別装置。
  15. 内面に蛍光スクリーンが形成されるパネルと、当該パネルに連結設置されるとともに、前記内面に蛍光スクリーンが形成されるパネルと、当該パネルに連結設置されて外周面に電子ビームを偏向させるための偏向ユニットが設置されるファンネルと、当該ファンネルに連結設置されて内側に多数の電子ビームを放射走査するための電子銃が設置されるネック、及び前記パネル内側に固定設置されて、前記多数の電子ビームが各々前記蛍光スクリーンを形成する該当蛍光体にランディングできるように区分する色選別装置を含み、長軸と短軸とにより設定される形状を有する鉄系材質のマスク及び当該マスクが前記長軸または短軸の方向に引張されて結合されるフレームを含み、前記マスクの前記短軸方向に形成され、前記長軸方向に互いに所定の間隔をおいて配置される複数のストリップ、及び、当該複数のストリップの夫々の間の前記マスクの前記短軸方向の一つのライン上において、リアルブリッジを介して複数個配置される、前記短軸方向に長いスロット形の電子ビーム通過用孔部を含み、前記電子ビーム通過用孔部内には、当該電子ビーム通過用孔部の両側のストリップから前記マスクの前記長軸方向に沿って延長形成されるダミーブリッジが、当該電子ビーム通過用孔部内に対向配置される構造で複数の組をなして形成され、
    前記長軸方向における、前記マスクの中心部をA、両端部をB、前記マスクの長辺の長さを2L、AからL/4以上である位置のある一部をCとする時、前記A部位のストリップの上に付加されるテンションが前記B部位のストリップの上に付加されるテンションより小さく、前記長軸方向に沿って前記マスクの上のストリップの上に付加されるテンション分布曲線が下記の式を満足する陰極線管、
    Figure 0003974369
    ここで、
    縦軸をテンション、横軸を前記長軸方向の位置とする二次元平面上で、
    A-C は前記テンション分布曲線の上の位置Aにおけるテンションと位置Cにおけるテンションとをつなげる直線の傾斜、
    C-B はテンション分布曲線の上の位置Cにおけるテンションと位置Bにおけるテンシ
    ョンとをつなげる直線の傾斜。
  16. 前記パネルが、外面は実質的に平坦に形成されて内面は曲率を有して形成される、請求項15に記載の陰極線管。
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