JP3785937B2 - 受像管装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン、コンピューターディスプレイ等に用いられるカラー受像管、特に、テンションマスクを用いた受像管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カラー受像管は、図1に示すようにパネル6とファンネル7とからなるガラスバルブの中を真空にしており、その中にシャドウマスク3、それを支持するフレーム2、電子ビーム5を放出し電界レンズでフォーカスさせる電子銃9がそれぞれ封入されてなり、ファンネルを囲むように電子ビーム5を偏向する偏向ヨーク8が装着されている。磁気シールド1は、フレーム2に装着されており、受像管の使用される地域や画面の向く方角により地磁気の電子ビームへの影響が変わってランディング特性が変わる等の問題を解決するために、地磁気を遮蔽して電子ビームへの影響を軽減する役割を担っている。前記磁気シールドによる地磁気特性の向上を図るために下記に示す発明が提案されている。例えば、特開昭54−25157号には、図9に示すように磁気シールドの長辺側側壁面22に側壁部長さの1/2以上の側壁方向長さを有する開口窓30を設けて、消磁コイルによる消磁の後の磁気シールドへの残留磁界の電子ビームへの影響を抑制する手段が記述されている。また、特公昭63−67307号には、図10に示すように、磁気シールドの長辺側側壁面22に各々電子ビームの進行方向に対応して延在し管軸と直角方向の幅が延在する長さの3分の1以下である少なくとも2つの開孔31を有し、側壁部の中心軸に対して対称になるように構成する発明の記述がある。これにより、短辺側側壁面21から横方向の磁界が入射した時に、磁気シールド内部で上下バレル型の磁界になる事を抑制し、ランディングへの影響を軽減している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、管軸に直角な磁気シールドの断面の様子を示す図5において、磁気シールドの短辺側側壁面21に向かって水平方向の磁界(以後、横磁界)24が入射した時、磁気シールドのコーナー部で特に遮蔽できない漏れ磁界が大きく、前記漏れ磁界に起因するY方向の磁界Byが発生して、図6に示すように画面上コーナー部で上部は内側、下部は外側に電子ビームが移動する非対称パターンが発生することが我々の実験で判明した。TV管では蛍光体がストライプ状に上下に形成されているために、上下方向のビーム移動は色ずれを起こさないが、上記水平方向のビーム移動は水平方向のランディング移動を引き起こして色ずれによる画質の著しい悪化が発生する。本発明は前記課題を考慮して解決するための手段を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るカラー受像管は、磁気シールドの短辺側側壁面において、フレームと接触する磁気シールド底面付近の高さ位置に、横長のスリット孔少なくとも1個設けられたカラー受像管であって、前記スリット孔は、管軸方向における前記磁気シールド底面からのシールドの高さをh、前記側面上の管軸と直角な方向においては前記短辺側側面の中心軸からシールド端面までの距離をwとした時に、高さ方向では前記磁気シールド底面から上下0.3hの範囲に、前記短辺側側面の中心軸からの距離では0.4w以上の範囲に設けられていることを特徴とする。また、テンションマスクと組み合わせることがより有効である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて具体的に説明する。図3は、本発明を実施した磁気シールド1の一実施形態である。長辺側側壁面22、短辺側側壁面21、図2に示すテンション型シャドウマスクのフレームとマスク部との間の間隙部10に磁界が入り込むのを遮蔽するための出っ張り部24とからなる。短辺側側壁面21には横長のスリット孔23を複数個設けてある。図4は、前記磁気シールドの短辺側側壁面21を正面から見た図である。本実施形態では、36型120°偏向角アスペクト比16:9のTV受像管用磁気シールドにおいて、幅5mm、長さ10mmの横長のスリット孔を2組、磁気シールド底面26のライン上に20mmの間隔を離して配置している。これにより、前記スリットを設けた部位において、磁気抵抗が大きくなるため磁気が流れにくくなり、図5で示した横磁界に起因する漏れ磁界25も小さくなる。従って、漏れ磁界により発生するY方向の磁界Byが小さくなり、従って、図6のビーム移動、そして、ランディング移動量も低減される。図7は、上記スリットを設けた場合と設けなかった場合のByを比較したものである。横軸は磁気シールド底面の位置を0としてシールド高さ方向の距離を取り、横磁界0.5Gを加えた時の前記Byを縦軸にプロットしたものである。明らかに、スリット孔を設けた方がByが低減されていることがわかる。図8は同様に、横軸にスリット有り(△点)とスリット無し(○点)の2種類を取り、縦軸にランディング移動量の測定値をプロットしたものである。ばらつきを考慮して3本のTV管でそれぞれ実測を行い、平均したものを併記して矢印で結んだ。この図からも、スリット23を設けた方が、ランディング移動量が軽減して色ずれが起こりにくくなっていることがわかる。以上のように、スリット23を設けることにより色ずれの課題が改善できることが実験により確認された。本実施形態ではスリット孔23を、磁気シールド底面の位置に配置したが、必ずしもこれに限定されるものではない。前記スリット孔の位置を規定するために、図4において、側面の中心軸28と磁気シールドの水平方向端部29までの距離w、磁気シールドがフレームと接触する磁気シールド底面26と磁気シールドのネック側端面27との間の管軸方向の高さhをそれぞれ定義する。このとき、スリット孔を設ける位置は、高さ方向で磁気シールド底面26を中心に上下方向に0.3hの範囲、中心軸28からの距離では0.4w以上の位置にあれば、上記効果が得られることも実験で確認した。スリット孔は一つの大きな横長孔でも良いが、複数個に分けた方が磁気シールドの強度において望ましい。また、上記範囲において、スリット孔を複数列に並べて配置しても構わない。また、軸28に対して対称にスリット孔23を配するのが望ましいが、場合によっては、地磁気特性の非対称成分を除去するために敢えて非対称に孔形状、もしくは、配置を変えることもある。
【0006】
また、本実施形態では、磁気シールドの短辺側側面が一つの平面である場合を示したが、前記側面が途中で折り曲げ加工されていたり、段差があっても構わない。また、マスク板厚が薄くフレーム部とマスクの間で間隙があるテンションマスクにおいて、本発明の解決するべき課題が顕著に表れる。従って、テンションマスクとの組み合わせでより効果が顕著に出る。
【0007】
【発明の効果】
水平方向の磁界(横磁界)が磁気シールドの短辺側側壁部に入射した時に発生する、前記短辺側側壁部のコーナー部の漏れ磁界を軽減して、ランディング移動による色ずれを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気シールドを用いたカラー受像管を示す断面図
【図2】テンション方式シャドウマスクの構造を示す図
【図3】本発明の磁気シールドを示す図
【図4】本発明の磁気シールドの短辺側側壁面を示す図
【図5】磁気シールド内部でのコーナー部の漏れ磁界を示す図
【図6】磁気シールド内部の漏れ磁界による画面から見た電子ビームの移動を示す図
【図7】本発明を用いた時の漏れ磁界Byの低減効果を示す図
【図8】本発明を用いた時の横磁界によるランディング移動量の低減効果を示す図
【図9】従来技術の磁気シールドの第1の例を示す図
【図10】従来技術の磁気シールドの第2の例を示す図
【符号の説明】
1 磁気シールド
2 フレーム
3 シャドウマスク
4 蛍光体スクリーン
5 電子ビーム
6 パネル
7 ファンネル
8 偏向ヨーク
9 電子銃
10 短辺側におけるフレームとマスクの間隙部
11 シャドウマスクに設けられたスロット形状の電子ビーム通過孔
12 振動抑制のためのダンパーワイヤー
13 シャドウマスクの上下方向に加えるテンション力
21 磁気シールドの短辺側側壁面
22 磁気シールドの長辺側側壁面
23 本発明の磁気シールドに設けるスリット孔
24 フレームとマスクの間隙部10において地磁気をシールドするための出っ張り部
25 磁気シールドのコーナー部での漏れ磁界
26 磁気シールド底面
27 磁気シールドのネック側端面
28 磁気シールドの短辺側側面における中心軸
30 従来技術の磁気シールドで設けられた開口部の第1の例
31 従来技術の磁気シールドで設けられた開口部の第2の例

Claims (2)

  1. 磁気シールドの短辺側側壁面において、フレームと接触する磁気シールド底面付近の高さ位置に、横長のスリット孔少なくとも1個設けられたカラー受像管であって、
    前記スリット孔は、管軸方向における前記磁気シールド底面からのシールドの高さをh、前記側面上の管軸と直角な方向においては前記短辺側側面の中心軸からシールド端面までの距離をwとした時に、高さ方向では前記磁気シールド底面から上下0.3hの範囲に、前記短辺側側面の中心軸からの距離では0.4w以上の範囲に設けられていることを特徴とするカラー受像管
  2. テンションマスクと組み合わせることを特徴とする請求項1に記載のカラー受像管。
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