JP3974117B2 - 孔版印刷用インキ - Google Patents
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Description
孔版原紙(マスター)の製版・着版・排版動作、インキの供給動作や印刷動作等が自動制御された輪転式孔版印刷機は、デジタル孔版印刷機等の名称でオフィスや学校などで広く利用されている。
印刷物の乾燥を速めることは、孔版印刷にとって極めて重要な課題である。印刷物が乾燥しないと作業者はその印刷物を取り扱うことができず、孔版印刷の「短時間で高品質の印刷物を得る」利点が充分に活かされないからである。
また、孔版印刷においては、孔版原紙と印刷用紙とが押し当てられた時の印刷圧力により、インキは孔版原紙の穿孔部を通過して印刷用紙表面へと転移するので、仮に印刷用紙へのインキの浸透速度を速めるためにインキの粘度を低くすると、インキは穿孔部を通過しやすくなってインキ転移量が過剰となり、細字や細線などが滲んで繊細な画像が得られないとともに乾燥性が悪い、という問題があった。
そこで、本発明は、インキの粘度の高低にかかわらず被印刷体へのインキ転移量を制御することができ、それにより繊細な画像を印刷することができるとともに、熱、光、反応性物質の付与等の特殊な手段、装置、エネルギー等を使用しなくても印刷物の乾燥性を改善することのできる孔版印刷用インキ、および、それを用いた孔版印刷方法を提供することを目的とする。
そこで、第1の本発明は、23℃においてインキから直径15mmのクロム鋼球を150mm/sで引き上げたときのインキ曳糸長が30mm以上である孔版印刷用インキに関する。
第2の本発明は、直鎖構造型不飽和カルボン酸系水溶性高分子を含む水性インキである孔版印刷用インキ(孔版印刷用水性インキ)に関する。
第3の本発明は、上記本発明に係る孔版印刷用インキを用いる孔版印刷方法に関する。
曳糸長の測定は、具体的には、図8に示したような測定機器を用いて行うことができる。この測定機器は、インキの入った容器201、直径15mmのクロム鋼球202、ステッピングモータ203、ベルト204を備えている。クロム鋼球202は、ステッピングモータ203により回転するベルト204に固定されており、一定速度で上下するようになっている。測定環境を23℃とし、容器201内のインキにクロム鋼球202全体を、その球の上部がちょうどインキ液面のラインと一致するように浸漬し、毎秒150mmの速度で垂直に引き上げたときの様子を、測定機器の正面に設置された撮影機(図示せず)を用いて撮影・録画し、インキ液面と鋼球との間に形成されたインキ曳糸がちぎれる直前のインキ曳糸の最大長(インキ液面と鋼球下部との距離)を、録画した画像から読みとるようにする。
このようにインキの粘度を低くすることにより、被印刷体へのインキの浸透速度を向上させることができ、容易に印刷物の乾燥性を高めることができる。
水性インキの場合は、通常、水と着色剤と曳糸性付与剤が含まれている。
水は、印刷物の乾燥性を高めるとともに、インキの曳糸長や粘度を制御する観点から、インキ中に50重量%以上含まれていることが好ましく、65重量%以上含まれていることがより好ましい。一方、水の配合量の上限は、特に限定はなく、他の配合成分とのバランスから適宜設定すればよく、たとえば80重量%以下程度であることが好ましい。
この不飽和カルボン酸系水溶性高分子としては、たとえば、アクリル酸またはメタクリル酸(以下、両者をまとめて「(メタ)アクリル酸」と記す。)、無水マレイン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン酸およびイタコン酸からなる群から選ばれる1種以上の不飽和カルボン酸を主鎖に含む水溶性高分子が挙げられ、それらの塩も含まれる。この不飽和カルボン酸系水溶性高分子は、水に溶解させると数多くの陰電荷をもつ超多価イオン高分子となり、この強いイオン雰囲気により曳糸性付与効果が生じると考えられる。
塩としては、一価金属塩、アミン塩が好ましく、たとえばポリ(メタ)アクリル酸であれば、それらの塩として、ポリ(メタ)アクリル酸ナトリウム、ポリ(メタ)アクリル酸カリウム、ポリ(メタ)アクリル酸アンモニウム、ポリ(メタ)アクリル酸トリエタノールアミン等が挙げられる。他にも、好ましい例として、ポリイタコン酸ナトリウム、ポリマレイン酸ナトリウム、アクリル酸−メタクリル酸共重合体ナトリウム、アクリル酸−マレイン酸共重合体ナトリウム、アクリル酸−アクリルアミド共重合体ナトリウム等が挙げられる。
上記不飽和カルボン酸系水溶性高分子のなかでも、インキの粘度を高くすることなく曳糸長を大きくすることが可能なことから、不飽和カルボン酸モノマー(アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸)のみから構成された重合体(単独重合体もしくは共重合体)およびこれらの重合体の塩が好ましく用いられ、ポリアクリル酸およびその塩が特に好ましく用いられる。
水溶性有機溶剤としては、室温で液体であり、水に溶解可能な有機化合物が用いられる。たとえば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、イソプロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブタノール、2−メチル−2−プロパノール等の低級アルコール類;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ペンタエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール等のグリコール類;グリセリン;アセチン類(モノアセチン、ジアセチン、トリアセチン);トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、テトラエチレングリコールジエチルエーテル等のグリコール類の誘導体;トリエタノールアミン、1−メチル−2−ピロリドン、β−チオジグリコール、スルホランを用いることができる。平均分子量200、300、400、600等の平均分子量が190〜630の範囲にあるポリエチレングリコール、平均分子量400等の平均分子量が200〜600の範囲にあるジオール型ポリプロピレングリコール、平均分子量300、700等の平均分子量が250〜800の範囲にあるトリオール型ポリプロピレングリコール、等の低分子量ポリアルキレングリコールを用いることもできる。これらの水溶性有機溶剤は単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。
水溶性高分子系増粘剤としては、天然高分子、半合成高分子、合成高分子を用いることができる。天然高分子としては、たとえば、アラビアガム、カラギーナン、グアガム、ローカストビーンガム、ペクチン、トラガントガム、コーンスターチ、コンニャクマンナン、寒天等の植物系天然高分子;プルラン、キサンタンガム、デキストリン等の微生物系天然高分子;ゼラチン、カゼイン、にかわ等の動物系天然高分子、を用いることができる。半合成高分子としては、たとえば、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等のセルロース系半合成高分子;ヒドロキシエチルスターチ、カルボキシメチルスターチナトリウム、シクロデキストリン等のデンプン系半合成高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコール等のアルギン酸系半合成高分子;ヒアルロン酸ナトリウム、を用いることができる。合成高分子としては、たとえば、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリN−ビニルアセトアミド、ポリアクリルアミド等のビニル系合成高分子;ポリエチレンオキサイド、ポリエチレンイミン、ポリウレタンを用いることができる。
粘土鉱物系の増粘剤としては、たとえば、モンモリロナイト、ヘクトライト、サポナイト等のスメクタイト系粘土鉱物を用いることができる。
なお、増粘剤として例示した上記水溶性高分子は、その種類と量によっては、インキの増粘剤以外にも、印刷用紙への着色剤の定着剤等として用いることができる。また、着色剤として顔料を用いる場合においては、顔料の分散剤として用いることもできる。
インキ中にアルカリ可溶性樹脂を含有させて、印刷用紙等の被印刷体への着色剤の定着剤等として用いることができる。着色剤として顔料を用いる場合は、顔料の分散剤としてアルカリ可溶性樹脂を用いることもできる。アルカリ可溶性樹脂とは、水には不溶性であるが、アルカリの存在下では水可溶性になる高分子のことを意味する。したがって、たとえばアクリル酸-アクリル酸エステル共重合体のように、化合物名が同じであっても、本発明においては、その溶解性により水溶性高分子またはアルカリ可溶性樹脂に分類される。
アルカリ可溶性樹脂は、多量に含有させると印刷機の非使用後の印刷性能に支障をきたす恐れがあるため、インキ中に固形分換算で5重量%以下の範囲で含有させることが好ましく、より好ましくは3重量%以下である。
水中油(O/W)型樹脂エマルションとしては、たとえば、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニリデン−アクリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン等の樹脂エマルションを用いることができる。これらの2種以上を併用してもよい。
樹脂エマルションは、多量に含有させると印刷機の非使用後の印刷性能に支障をきたす恐れがあるため、インキ中に固形分換算で5重量%以下の範囲で含有させることが好ましく、より好ましくは2重量%以下である。
体質顔料としては、たとえば、白土、タルク、クレー、珪藻土、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、アルミナホワイト、シリカ、カオリン、マイカ、水酸化アルミニウムを用いることができ、これらの2種以上を併用してもよい。
体質顔料は、多量に含有させると被印刷体への着色剤の定着を阻害したり、印刷機の非使用後の印刷性能に支障をきたす恐れがあるため、5重量%以下の範囲で含有させることが好ましく、より好ましくは2重量%以下である。
この直鎖構造型不飽和カルボン酸系水溶性高分子の詳細は、上記第1の本発明のインキにおいて説明したと同じである。その分子量は1万〜1000万であることが好ましく、その配合量は0.01〜5重量%であることが好ましい。第2の本発明のインキには、他に、水と着色剤とが含まれ、さらに各種の任意成分を含んでいてもよく、それらの詳細も上記第1の本発明に係るインキにおいて説明したと同じである。水は50重量%以上含まれていることが好ましい。
インキの粘度については、23℃において1Pa/sの速度で剪断応力を0Paから増加させたときの10Paにおけるインキ粘度が500mPa・s以下であることが好ましい。
用いられる印刷機は、特に限定はされないが、操作性に優れる点からデジタル孔版印刷機を用いることが好ましい。
この孔版印刷装置は、回転自在で、かつ、インキ不透過性部材で形成された外周壁を有し、この外周壁の表面に孔版原紙が装着されるドラムと、このドラムの前記外周壁の最大印刷エリアより印刷上流位置にインキ供給部を有し、このインキ供給部より前記外周壁の表面にインキを供給するインキ供給手段と、給紙された印刷媒体を前記外周壁に押圧するプレスロールとを備えている。
さらにこの装置では、従来のように、印刷機からのインキ漏れを防止する等の印刷機とのマッチング性のためにインキの粘度をある程度高く設定する必要がない。
したがって、仮にインキの粘度が高い場合は、プレスロールによる押圧力を高く設定する必要が生じ、これが高すぎるとインキ転移量が多くなったり孔版原紙の伸びによる画像伸縮が発生したりする恐れがあるが、本発明のインキとして低粘度のインキを用いる場合は、このような問題が生じることもなく、上記孔版印刷装置におけるインキの供給が最適なものとなり、印刷面端部における画像欠けがなく、かつ、印刷媒体へのインキの浸透速度を向上させることができ、容易に印刷物の乾燥性を高めることができる。
図1は孔版印刷装置の概略構成図、図2はドラムの斜視図、図3は図2中A1−A1線に沿う断面図、図4は図2中B1−B1線に沿う断面図、図5はインキ供給部を示すドラムの平面図、図6は図5中C1−C1線に沿う断面図、図7はインキの拡散メカニズムを説明する部分断面図である。
図1に示すように、孔版印刷装置は、原稿読み取り部1と、製版部2と、印刷部3と、給紙部4と、排紙部5および排版部6とから主に構成されている。
そして、プラテンロール21と原紙送りロール22の回転により長尺状の孔版原紙18を搬送し、イメージセンサ16で読み取った画像データに基づきサーマルヘッド20の各点状発熱体が選択的に発熱動作することにより孔版原紙18に感熱穿孔して製版し、この製版された孔版原紙18を原紙カッタ24で切断して所定長さの孔版原紙18を作製する。
そして、製版部2から搬送される孔版原紙18の先端を原紙クランプ部27でクランプし、このクランプした状態でドラム26が回転されて孔版原紙18がドラム26の外周面に巻き付け装着され、ドラム26の回転に同期して給紙部4より給紙される印刷用紙(印刷媒体)37をプレスロール35でドラム26に巻装された孔版原紙18に押圧することによって印刷用紙37に孔版原紙18の穿孔からインキ56が転写されて画像が印刷されるようになっている。
排紙部5は、印刷処理された印刷用紙37をドラム26から分離する用紙分離爪44と、この用紙分離爪44によりドラム26から離間された印刷用紙37が搬送される搬送通路45と、この搬送通路45より排紙される印刷用紙37が載置される排紙台46とを有する。
図5および図6に示すように、インキ拡散溝65と複数の連通孔66およびインキ供給口55aは、外周壁53の印刷方向Mの直交方向(即ち、印刷直交方向N)に沿って形成されたインキ供給用凹部67と、この内部に配置されたインキ分配部材68とによって形成されている。インキ供給口55aは、印刷直交方向Nに沿って形成され、外周壁53の印刷直交方向Nにほぼ均等にインキ56を供給するようになっている。
まず、製版モードが選択されると、製版部2では、プラテンロール21と原紙送りロール22の回転により孔版原紙18を搬送し、原稿読み取り部1で読取った画像データに基づきサーマルヘッド20の多数の発熱体が選択的に発熱動作することにより孔版原紙18に感熱穿孔して製版し、この製版した孔版原紙18の所定箇所を原紙カッタ24で切断して所望寸法の孔版原紙18を作る。
次に、印刷モードが選択されると、印刷部3ではドラム26が回転駆動されると共に、インキ供給手段54の駆動が開始される。すると、インキ56がインキ供給口55aより外周壁53に供給され、この供給されたインキ56が外周壁53と孔版原紙18の間に保持されると共に、プレスロール35が待機位置から押圧位置に変位される。
新たな製版を開始する等によって排版モードが選択されると、ドラム26の原紙クランプ部27がクランプ解除位置に変位され、クランプ解除された孔版原紙18の先端側がドラム26の回転に伴って排版搬送手段47で導びかれ、排版ボックス48に収納される。
さらに、インキ56は、基本的に大気との接触が最低限に抑えられるため、ほとんど劣化しない最良の状態で印刷に供される。また、インキ56の劣化防止管理が必要ないため、インキ56の選択自由度を広げることができる。
着色剤としてカーボンブラック(三菱化学株式会社製「#40」)5.0%、顔料分散剤としてポリビニルピロリドン(第一工業製薬株式会社製「K17」)1.0%、および蒸留水14.0%を混合し、ビーズミルで充分に分散させて顔料分散液20.0%を調製した。別に、蒸留水19.9%を撹拌させながら、ここに直鎖構造型ポリアクリル酸ナトリウム(1)(日本純薬株式会社製「アロンビスS」:分子量400万〜500万)0.1%をゆっくりと添加して溶解させた。得られた直鎖構造型ポリアクリル酸ナトリウム水溶液20.0%、顔料分散液20.0%、水溶性有機溶剤としてポリエチレングリコール(和光純薬株式会社製「ポリエチレングリコール#200」)15.0%、および蒸留水の残部(45.0%)を混合して、実施例1のインキを得た。
表1および表2に示す配合とした以外は実施例1と同様にして、各実施例および比較例のインキを得た。各表中の配合成分の詳細は、以下のとおりである。
・直接染料:ダイワ化成株式会社製「Daiwa IJ Blue319H」
・直鎖構造型ポリアクリル酸ナトリウム(2):日本純薬株式会社製「アロンビスM」(分子量200万〜300万)
・直鎖構造型ポリアクリル酸:日本純薬株式会社製「ジュリマーAC−10H」(分子量約15万、20%水溶液;ただし表1中の配合量は固形分換算値)
・直鎖構造型アクリル酸−メタクリル酸共重合体:日本純薬株式会社製「ジュリマーAC−20H」(分子量約5万〜8万、20%水溶液;ただし表1中の配合量は固形分換算値)
・架橋構造型ポリアクリル酸ナトリウム:日本純薬株式会社製「レオジック250H」
・架橋構造型ポリアクリル酸共重合体:BFグッドリッチ社製「カーボポール940」
・カルボキシメチルセルロースナトリウム:関東化学株式会社製
インキの粘度は、ハーケ社製応力制御式レオメータRS75(コーン角度1°、直径60mm)を用いて測定した。
結果を表1および表2に併せて示す。
26 ドラム
35 プレスロール
37 印刷用紙(印刷媒体)
53 外周壁
54 インキ供給手段
55A,55B,55C,55D インキ供給部
55d インキ供給口
56 インキ
M 印刷方向
N 印刷直交方向
Claims (12)
- 23℃においてインキから直径15mmのクロム鋼球を150mm/sで引き上げたときのインキ曳糸長が30mm以上である孔版印刷用インキ。
- 前記インキ曳糸長が500mm以下である請求項1記載の孔版印刷用インキ。
- 水性インキである請求項1または2記載の孔版印刷用インキ。
- 直鎖構造型不飽和カルボン酸系水溶性高分子を含む水性インキであって、インキ中の水の含有量が50重量%以上である孔版印刷用インキ。
- 直鎖構造型不飽和カルボン酸系水溶性高分子を含む水性インキであって、23℃において1Pa/sの速度で剪断応力を0Paから増加させたときの10Paにおけるインキ粘度が500mPa・s以下である孔版印刷用インキ。
- 23℃においてインキから直径15mmのクロム鋼球を150mm/sで引き上げたときのインキ曳糸長が30mm以上である請求項4または5記載の孔版印刷用インキ。
- 前記インキ曳糸長が500mm以下である請求項6記載の孔版印刷用インキ。
- 前記直鎖構造型不飽和カルボン酸系水溶性高分子の分子量が1万〜1000万である請求項4〜7のいずれか1項記載の孔版印刷用インキ。
- 前記直鎖構造型不飽和カルボン酸系水溶性高分子を0.01〜5重量%含有する請求項4〜8のいずれか1項記載の孔版印刷用インキ。
- 水を50重量%以上含有する請求項3および5〜9のいずれか1項記載の孔版印刷用インキ。
- 23℃において1Pa/sの速度で剪断応力を0Paから増加させたときの10Paにおけるインキ粘度が500mPa・s以下である請求項1〜4および6〜10のいずれか1項記載の孔版印刷用インキ。
- 請求項1〜11のいずれか1項記載の孔版印刷用インキを用いる孔版印刷方法。
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