JP3973634B2 - レーダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、複数の測定対象体までの距離を検出するレーダ装置に関するものである。
この種のレーダ装置として、特開平5−232228号公報に開示されたレーダ装置(距離測定装置)が知られている。このレーダ装置は、同公報中の図1に示すように、発光信号発生回路、LDドライバ、半導体レーザ、受光素子、アンプ、1番目〜n番目(nは2以上の整数)のゲート回路、第1〜第nの対象物時間測定回路、および測距値演算回路を備えて構成されている。この場合、1番目〜n番目のゲート回路は、それぞれRSフリップフロップおよびコンパレータを備えている。このレーダ装置では、発光信号発生回路が、LDドライバ、各対象物時間測定回路、および1番目のゲート回路に対して共通のスタート信号を出力する。この際に、発光信号発生回路からスタート信号の立ち上がりエッジが出力された時点から、LDドライバが半導体レーザを駆動して光パルス信号の送信を開始し、各対象物時間測定回路が時間計測を開始し、1番目のゲート回路が動作を開始する。具体的には、1番目のゲート回路におけるRSフリップフロップが、S入力端子に入力されたスタート信号の立ち上がりエッジによってセットされて、Q出力端子からコンパレータのイネーブル端子にHighレベル(以下、「Hレベル」ともいう)の信号を出力する。したがって、イネーブル端子にHレベルの信号を入力した1番目のゲート回路のコンパレータが動作可能状態となる。
一方、半導体レーザによって送信された光パルス信号は、レーダ装置からそれぞれ異なった距離に位置するn個の測定対象体(測定対象物)によって反射される。したがって、時間差を伴ったn個の光パルス信号が受光素子で受信される。この場合、受光素子は、1番目に受信した光パルス信号を光電変換して受信パルス信号としてアンプに出力する。次に、アンプは、受光素子から出力された受信パルス信号をコンパレータの基準電圧よりも大きなレベルまで増幅して各ゲート回路のコンパレータに出力する。この場合、動作可能状態にある1番目のゲート回路のコンパレータのみが受信パルス信号の入力に同期して作動して、第1対象物時間測定回路、1番目のゲート回路のRSフリップフロップのR端子、および2番目のゲート回路のRSフリップフロップのS端子に対してLowレベル(以下、「Lレベル」ともいう)からHレベルに立ち上がる信号を出力する。これにより、第1対象物時間測定回路は時間計測を終了する。また、1番目のゲート回路のRSフリップフロップは、リセットされてQ出力端子からコンパレータのイネーブル端子にLレベルの信号を出力する。したがって、このコンパレータは、イネーブル端子にLレベルの信号を入力することによって動作不可能状態となり、出力信号をHレベルからLレベルに立ち下げる。また、2番目のゲート回路のRSフリップフロップは、S入力端子に入力した立ち上がりエッジによってセットされてQ出力端子から2番目のゲート回路におけるコンパレータのイネーブル端子にHレベルの信号を出力する。したがって、イネーブル端子にHレベルの信号を入力した2番目のゲート回路のコンパレータが動作可能状態となる。
次に、受光素子が、2番目の光パルス信号を受信したときには、受信した光パルスを光電変換して受信パルス信号としてアンプに出力する。この場合、上記の動作と同様にして、アンプは、受光素子から出力された受信パルス信号をコンパレータの基準電圧よりも大きなレベルまで増幅して各ゲート回路のコンパレータに出力する。この場合、動作可能状態にある2番目のゲート回路のコンパレータのみが受信パルス信号を入力して作動し、第2対象物時間測定回路、2番目のゲート回路のRSフリップフロップのR端子、および3番目のゲート回路のRSフリップフロップのS端子に対してLレベルからHレベルに立ち上がる信号を出力する。これにより、第2対象物時間測定回路は時間計測を終了する。また、2番目のゲート回路のRSフリップフロップは、リセットされてQ出力端子からコンパレータのイネーブル端子にLレベルの信号を出力する。したがって、このコンパレータは、イネーブル端子にLレベルの信号を入力することによって動作不可能状態となり、出力信号をHレベルからLレベルに立ち下げる。また、3番目のゲート回路のRSフリップフロップは、S入力端子に入力した立ち上がりエッジによってセットされてQ出力端子から3番目のゲート回路におけるコンパレータのイネーブル端子にHレベルの信号を出力する。したがって、イネーブル端子にHレベルの信号を入力した3番目のゲート回路のコンパレータが動作可能状態となる。
次いで、上記した動作と同様にして、順次受信される第L番目(Lは3以上(n−1)以下の各整数)の光パルス信号は、光電変換されて第L番目のゲート回路のみを通過してそれぞれ第L対象物時間測定回路の時間計測を終了させる。したがって、光パルス信号を送信してから各測定対象体によって反射されて受信するまでの各時間を計測することが可能となる。この結果、計測した各時間から各測定対象体までの距離が算出される。
特開平5−232228号公報(第2−4頁、第1図)
ところが、このレーダ装置には、以下の問題がある。すなわち、このレーダ装置の各対象物時間測定回路は、ゲート回路のコンパレータから出力されたパルス信号を入力した時点で時間計測を終了している。一方、第(L+1)番目のゲート回路のRSフリップフロップは、第L番目のゲート回路のコンパレータから出力されたパルス信号を入力してセット状態となる。この場合、第L番目のコンパレータは、入力した受信パルス信号の前部エッジに同期して立ち上がるパルス信号を生成する。ところが、このコンパレータのHレベルのパルス信号の出力と連動して第L番目のゲート回路のRSフリップフロップがリセットされるため、このRSフリップフロップのQ出力端子から第L番目のコンパレータのイネーブル端子にLレベルの信号が出力される。したがって、このコンパレータは、動作不可能状態になって、Hレベルの信号を出力した直後において、出力していたHレベルの信号を瞬時にLレベルに立ち下げる。このため、受信パルス信号よりも非常に狭いパルス幅のパルス信号が出力される。したがって、このレーダ装置には、対象物時間測定回路やゲート回路のRSフリップフロップによる検出が可能なパルス幅よりも狭いパルス信号がコンパレータから出力されたときに、各回路が正常に作動しないことに起因して、測定対象体に対する測定漏れを生じることがあるという問題点が存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、測定対象体に対する測定漏れを有効に防止し得るレーダ装置を提供することを主目的とする。
本発明に係るレーダ装置は、変調信号に同期してトリガ信号を生成すると共に当該変調信号で変調した高周波信号を送信する送信部と、n個(nは2以上の整数)の測定対象体でそれぞれ反射された各前記高周波信号を受信してn個の復調信号を順次出力する受信部と、前記トリガ信号と前記各復調信号とに基づいて前記各測定対象体までの距離を測定可能な検出信号をn個生成する検出信号生成部とを備え、前記検出信号生成部は、n個のTフリップフロップおよび(n−1)個の論理回路を有し、前記各Tフリップフロップは、前記トリガ信号がプリセット端子にそれぞれ入力されると共に、前記受信部から順次出力される前記n個の復調信号がクロック端子にそれぞれ入力され、前記n個のTフリップフロップのうちの1番目のTフリップフロップは、出力信号を入力することにより、前記受信部から出力された前記n個の復調信号のうちの1番目の復調信号と前記トリガ信号との時間差に応じたパルス幅の信号を前記各検出信号のうちの1番目の検出信号として出力端子から出力し、前記n個のTフリップフロップのうちの(j+1)番目(jは1以上(n−1)以下の各整数)のTフリップフロップは、j番目の論理回路が当該(j+1)番目のTフリップフロップの出力信号、およびj番目のTフリップフロップの出力信号の極性反転信号を論理積処理して出力する信号を入力することにより、前記受信部から出力された前記n個の復調信号のうちの(j+1)番目の復調信号と前記トリガ信号との時間差に応じたパルス幅の信号を前記各検出信号のうちの(j+1)番目の検出信号として出力端子から出力する。
本発明に係るレーダ装置では、検出信号生成部は、n個のTフリップフロップおよび(n−1)個の論理回路を有し、各Tフリップフロップは、トリガ信号がプリセット端子にそれぞれ入力されると共に、受信部から順次出力されるn個の復調信号がクロック端子にそれぞれ入力され、n個のTフリップフロップのうちの1番目のTフリップフロップは、出力信号を入力することにより、受信部から出力されたn個の復調信号のうちの1番目の復調信号とトリガ信号との時間差に応じたパルス幅の信号を各検出信号のうちの1番目の検出信号として出力端子から出力し、n個のTフリップフロップのうちの(j+1)番目(jは1以上(n−1)以下の各整数)のTフリップフロップは、j番目の論理回路が(j+1)番目のTフリップフロップの出力信号、およびj番目のTフリップフロップの出力信号の極性反転信号を論理積処理して出力する信号を入力することにより、受信部から出力されたn個の復調信号のうちの(j+1)番目の復調信号とトリガ信号との時間差に応じたパルス幅の信号を各検出信号のうちの(j+1)番目の検出信号として出力端子から出力する。したがって、このレーダ装置によれば、トリガ信号と第1から第n番目の復調信号との時間差に応じたパルス幅のn個の検出信号を生成することができるため、例えば検出信号生成部の後段に配設したパルス幅計測部がこのn個の検出信号のパルス幅を確実に計測できる結果、測定漏れを有効に防止しつつn個の測定対象体までの距離を算出することができる。
以下、本発明に係るレーダ装置の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、レーダ装置1の構成について、図面を参照して説明する。
レーダ装置1は、図1に示すように、パルス信号生成部2、送信部3、送信アンテナ4、受信アンテナ5、受信部6、検出信号生成部7、パルス幅計測部8−1〜8−n(nは2以上の整数。以下同様)および距離演算部9を備え、複数の測定対象体11−1〜11−n(一例として車両)との間の距離L1〜Lnを測定可能に構成されている。なお、パルス信号生成部2、送信部3、および送信アンテナ4は、本発明における送信部を構成し、受信アンテナ5および受信部6は、本発明における受信部を構成する。また、レーダ装置1は、一例として、上記した各構成要素が1枚のプリント基板に搭載された状態で樹脂モールドされることによって一体化(モジュール化)されている。
パルス信号生成部2は、一例として、内部に配設された水晶発振器(図示せず)から出力される内部クロックに基づいて、図1に示すように、パルス状のトリガ信号STGを生成して検出信号生成部7に出力する。また、パルス信号生成部2は、トリガ信号STGに同期してパルス状の変調信号ST を生成して送信部3に出力する。送信部3は、一例として準ミリ波帯の所定周波数(例えば24GHz)の搬送波を連続して生成して、入力した変調信号ST で搬送波を変調して高周波信号STRを生成すると共に、生成した高周波信号STRを送信アンテナ4から送信させる。一方、受信アンテナ5は、送信アンテナ4を介して送信された高周波信号STRのうちのn個の測定対象体11−1〜11−nによってそれぞれ反射された高周波信号STRを受信して高周波信号SRR1 〜SRRn として受信部6に出力する。この場合、同図に示すように、受信アンテナ5は、最初にレーダ装置1との距離が最も短い測定対象体11−1から反射された高周波信号STRを受信して高周波信号SRR1 を受信部6に出力し、その後にレーダ装置1との距離が次に短い測定対象体11−2から反射された高周波信号STRを受信して高周波信号SRR2 を受信部6に出力し、その後、レーダ装置1との距離が短い順序で測定対象体11−3〜11−nによって反射された高周波信号STRを受信して高周波信号SRR3 〜SRRn を受信部6に順次出力する。以下、高周波信号SRR1 〜SRRn を特に区別しないときは、単に「高周波信号SRR」ともいう。この場合、送信アンテナ4および受信アンテナ5は、一例として、パッチアンテナで構成されている。
受信部6は、図1に示すように、入力した高周波信号SRRを復調して復調信号SR を検出信号生成部7に出力する。この場合、高周波信号SRRには上記した高周波信号SRR1 〜SRRn が含まれている。したがって、受信部6から出力される復調信号SR には、同図に示すように、高周波信号SRR1 〜SRRn の各パルスに対応する復調信号SR1〜SRnが含まれている。以下、復調信号SR1〜SRnを特に区別しないときは、単に「復調信号SR 」ともいう。また、各復調信号SR1〜SRn(第1番目から第n番目の復調信号)は、この順序で受信部6から出力される。
検出信号生成部7は、トリガ信号STGと復調信号SR とに基づいて、例えば、トリガ信号STGの立ち上がりエッジに同期して立ち上がり、各復調信号SR1〜SRnの立ち上がりエッジに同期して立ち下がるn個のパルス状の検出信号W1〜Wnを生成して出力する。また、検出信号生成部7は、一例として、図2に示すように、n個のプリセット端子付きのTフリップフロップ(以下、「TFF」ともいう)70−1〜70−n(以下、区別しないときには、「TFF70」ともいう)、n個のインバータ71−0,71−1〜71−(n−1)(以下、インバータ71−1〜71−(n−1)を区別しないときには、「インバータ71」ともいう)、および(n−1)個のアンド回路72−1〜72−(n−1)(以下、区別しないときには、「アンド回路72」ともいう)を備えて構成されている。各TFF70は、それぞれのプリセット端子(PRN端子)にインバータ71−0を介してトリガ信号STGを入力して、トリガ信号STGの立ち上がりエッジに同期して、出力端子(Q端子、つまり非反転出力端子)からHレベルの信号を出力する。また、各TFF70は、それぞれのクロック端子に復調信号SR を入力して、入力端子(T端子)にHレベルの信号が入力されている状態で復調信号SR の立ち上がりエッジが入力されたときには、それまでに出力端子(Q端子)から出力していた信号に対して極性反転した信号を出力する
また、TFF70−m(mは1以上n以下の各整数。以下同様)は、図2に示すように、出力端子(Q端子)からパルス幅計測部8−mに検出信号Wmを出力する。また、TFF70−j(jは1以上(n−1)以下の各整数。以下同様)は、その出力端子(Q端子)からインバータ71−jに検出信号Wjを出力する。この場合、TFF70−1は、出力端子(Q端子)から入力端子(T端子)に検出信号W1を出力する。一方、TFF70−(j+1)は、その入力端子(T端子)にアンド回路72−jから出力される信号を入力すると共に、その出力端子(Q端子)からアンド回路72−jの一方の入力端子に検出信号W(j+1)を出力する。
インバータ71−jは、図2に示すように、TFF70−jによって出力される検出信号Wjを入力してその極性反転信号をアンド回路72−jの他方の入力端子に出力する。アンド回路72−jは、他方の入力端子から入力した検出信号Wjの極性反転信号と、TFF70−(j+1)の出力端子(Q端子)から出力されて一方の入力端子から入力した検出信号W(j+1)との論理積の信号をTFF70−(j+1)の入力端子(T端子)に出力する。なお、インバータ71−jおよびアンド回路72−jは、両者が相俟って、本発明における論理回路を構成する。すなわち、インバータ71−jおよびアンド回路72−jで構成されるj番目の論理回路は、TFF70−jによって出力される検出信号Wjの極性反転信号、およびTFF70−(j+1)によって出力される検出信号W(j+1)を論理積処理し、この処理によって生成された信号をTFF70−(j+1)の入力端子に出力する。
各パルス幅計測部8−1〜8−nは、検出信号生成部7から出力された各検出信号W1〜Wnの各パルス幅Tw1〜Twnをそれぞれ計測する。また、各パルス幅計測部8−1〜8−nは、図1に示すように、計測した各パルス幅Tw1〜Twnを示すパルス幅データD1〜Dnを距離演算部9に出力する。距離演算部9は、各パルス幅Tw1〜Twnの1/2の時間と光速とに基づいて、レーダ装置1と各測定対象体11−1〜11−nとの間の距離L1〜Lnを演算する。また、距離演算部9は、演算した距離L1〜Lnを示す距離データLDを外部機器に出力する。
次に、レーダ装置1を用いた距離測定方法について、図1〜3を参照して説明する。
このレーダ装置1では、図1に示すように、パルス信号生成部2が、トリガ信号STGを生成して検出信号生成部7に出力すると共に、トリガ信号STGに同期して生成した変調信号ST を送信部3に出力する(送信ステップ)。この際に、検出信号生成部7は、パルス信号生成部2によって出力されたトリガ信号STGに同期して検出信号W1〜Wnの生成を開始する(検出信号生成ステップ)。具体的には、図2に示すように、各TFF70は、それぞれのプリセット端子(PRN端子)にインバータ71−0を介してトリガ信号STGを入力する。この場合、図3に示すように、各TFF70は、トリガ信号STGの立ち上がりエッジに同期してHレベルに立ち上がる検出信号W1〜Wnを各TFF70の出力端子(Q端子)から出力する。この際に、同図に示すように、TFF70−1の入力端子(T端子)は、出力端子(Q端子)と連動してHレベルとなる。続いて、各インバータ71−jがHレベルの各検出信号Wj(TFF70−jの出力)の極性を反転したLレベルの信号をアンド回路72−jの他方の入力端子に出力する。この際に、アンド回路72−jの一方の入力端子には検出信号W(j+1)であるHレベルの信号が入力されている。このため、アンド回路72−jは、Lレベルの信号を出力する。この結果、同図に示すように、TFF70−(j+1)は、入力端子(T端子)がLレベルに維持されて復調信号SR の受付けが禁止される(制御ステップ)。
送信部3は、図1に示すように、パルス信号生成部2によって出力された変調信号ST で変調した高周波信号STRを生成して、送信アンテナ4に出力する。これにより、送信アンテナ4から高周波信号STRが送信される(送信ステップ)。この場合、受信アンテナ5は、パルス信号生成部2による変調信号ST (つまりトリガ信号STG)の出力から所定時間Tw1〜Twn経過後に、測定対象体11−1〜11−nによってそれぞれ反射されたn個の高周波信号STRを順次入力する。この場合、所定時間Tw1〜Twnは、高周波信号STRがレーダ装置1とそれぞれの測定対象体11−1〜11−nとの間の距離L1〜Lnを往復する時間、つまり距離L1〜Lnの2倍の距離(L1×2〜Ln×2)を伝搬するのに必要とされる時間を意味する。
受信部6は、受信アンテナ5から入力した高周波信号SRRを受信することにより、復調信号SR を復調する。この場合、この復調信号SR として、図1,3に示すように、それぞれの高周波信号SRR1 〜SRRn に対応する復調信号SR1 〜SRn が、トリガ信号STGから所定時間Tw1〜Twnの経過後にこの順で復調される。次いで、復調信号SR1〜SRnは、受信部6から検出信号生成部7に順次出力される(シーケンシャルに出力される。受信ステップ)。この場合、検出信号生成部7では、図2に示すように、最初に入力した復調信号SR1は、各TFF70のクロック端子に入力する。この際に、図3に示すように、復調信号SR1の立ち上がりエッジに同期して、入力端子(T端子)にHレベルの信号が入力されていた状態のTFF70−1が、その出力信号(Q端子)をHレベルからLレベルに立ち下げる。これにより、所定時間Tw1のパルス幅の検出信号W1が生成される(検出信号生成ステップ)。また、TFF70−1の入力端子(T端子)には、TFF70−1の出力端子(Q端子)の立ち下がりと連動して、Lレベルの信号が入力される。これにより、TFF70−1は、その動作を停止する。次に、インバータ71−1が、Lレベルの検出信号W1を極性反転したHレベルの信号をアンド回路72−1の他方の入力端子に出力する。この際に、アンド回路72−1の一方の入力端子には検出信号W2であるHレベルの信号が入力されている。このため、アンド回路72−1は、インバータ71−1の出力がLレベルからHレベルに立ち上がるのと連動してTFF70−2の入力端子(T端子)への入力信号をLレベルからHレベルに立ち上げる。これにより、図3に示すように、TFF70−2の入力端子(T端子)には、LレベルからHレベルに立ち上がる信号が入力される。この結果、TFF70−2は、復調信号SR の受付けが許容されて、検出信号W2の生成(立ち下がりエッジの生成)が許容される(制御ステップ)。
次に、2番目の復調信号SR2が検出信号生成部7に入力したときには、図2に示すように、復調信号SR2は、各TFF70のクロック端子に入力される。この際に、図3に示すように、復調信号SR2の立ち上がりエッジに同期して、入力端子(T端子)にHレベルの信号が入力されている状態のTFF70−2が、その出力信号(Q端子)をHレベルからLレベルに立ち下げる。これにより、所定時間Tw2のパルス幅の検出信号W2が生成される(検出信号生成ステップ)。また、アンド回路72−1の一方の入力端子には、TFF70−2の出力端子(Q端子)の立ち下がりと連動して、Lレベルの信号が入力される。このため、アンド回路72−1は、TFF70−2の出力信号(Q端子)がHレベルからLレベルに立ち下げるのと連動してTFF70−2の入力端子(T端子)への入力信号をHレベルからLレベルに立ち下げる。これにより、図3に示すように、TFF70−2の入力端子(T端子)には、HレベルからLレベルに立ち下がる信号が入力される。したがって、TFF70−2は、その動作を停止する。次に、インバータ71−2が、Lレベルの検出信号W2を極性反転したHレベルの信号をアンド回路72−2の他方の入力端子に出力する。この際に、アンド回路72−2の一方の入力端子には検出信号W3であるHレベルの信号が入力されている。このため、アンド回路72−2は、インバータ71−2の出力がLレベルからHレベルに立ち上げるのと連動してTFF70−3の入力端子(T端子)への入力信号をLレベルからHレベルに立ち上げる。これにより、図3に示すように、TFF70−3の入力端子(T端子)には、LレベルからHレベルに立ち上がる信号が入力される。この結果、TFF70−3は、復調信号SR の受付けが許容されて、検出信号W3の生成(立ち下がりエッジの生成)が許容される(制御ステップ)。
この場合、検出信号生成部7には、復調信号SRj+1(具体的には、復調信号SR3,・・・SRn)が順次入力される。この際に、検出信号生成部7は、上記した動作と同様に作動する。具体的には、図3に示すように、復調信号SRjを入力した後の状態では、TFF70−jの出力信号(Q端子)がLレベルに立ち下がっているため、インバータ71−jには、Lレベルの信号が入力されている。したがって、インバータ71−jは、Lレベルの信号を極性反転して、Hレベルの信号をアンド回路72−jの他方の入力端子に出力する。この際に、アンド回路72−jの一方の入力端子にはHレベルの検出信号W(j+1)が入力されている。このため、アンド回路72−jは、TFF70−(j+1)の入力端子(T端子)にHレベルの信号を出力する。この結果、TFF70−(j+1)は、復調信号SR の受付けが許容されて、検出信号W(j+1)の生成(立ち下がりエッジの生成)が許容される(制御ステップ)。この状態において、検出信号生成部7に復調信号SRj+1が入力されたときには、復調信号SRj+1の立ち上がりエッジに同期して、入力端子(T端子)にHレベルの信号を入力していたTFF70−(j+1)が、その出力信号(Q端子)をHレベルからLレベルに立ち下げる。これにより、所定時間Tw(j+1)のパルス幅の検出信号W(j+1)が生成される(検出信号生成ステップ)。また、アンド回路72−jの一方の入力端子には、TFF70−(j+1)の出力端子(Q端子)の立ち下がりと連動して、Lレベルの信号が入力される。このため、アンド回路72−jは、TFF70−(j+1)の出力信号(Q端子)がHレベルからLレベルに立ち下げるのと連動してTFF70−(j+1)の入力端子(T端子)への入力信号をHレベルからLレベルに立ち下げる。これにより、図3に示すように、TFF70−(j+1)の入力端子(T端子)には、HレベルからLレベルに立ち下がる信号が入力される。したがって、TFF70−(j+1)は、その動作を停止する。
一方、パルス幅計測部8−1〜8−nは、図1に示すように、検出信号生成部7から出力された検出信号W1〜Wnのパルス幅Tw1〜Twnを計測する。続いて、パルス幅計測部8−1〜8−nは、同図に示すように、計測した各パルス幅Tw1〜Twnを示すパルス幅データD1〜Dnを距離演算部9に出力する。距離演算部9は、各パルス幅計測部8−1〜8−nから出力されたパルス幅データD1〜Dnに基づいて各測定対象体11−〜11−nまでのそれぞれの距離L1〜Lnを演算する(測定ステップ)。また、距離演算部9は、演算した距離L1〜Lnを示す距離データLDを外部機器に出力する。
このように、このレーダ装置1では検出信号生成部7がトリガ信号と各復調信号SR1〜SRnとの時間差に応じたパルス幅Tw1〜Twnの検出信号W1〜Wnを生成する。したがって、このレーダ装置1によれば、パルス幅計測部8−1〜8−nが検出信号W1〜Wnのパルス幅Tw1〜Twnを確実に計測することができるため、測定対象体11−1〜11−nに対する測定漏れを有効に防止しつつ、距離演算部9が、各パルス幅計測部8−1〜8−nから出力されたパルス幅データD1〜Dnに基づいて各測定対象体11−〜11−nまでのそれぞれの距離L1〜Lnを確実に演算することができる。
また、このレーダ装置1では、検出信号生成部7が、n個のTFF70および(n−1)個の論理回路(インバータ71とアンド回路72)を用いた簡易な構成でありながら、トリガ信号STGと第1から第n番目の復調信号SR1〜SRnとの時間差に応じたパルス幅の検出信号W1〜Wnを確実に生成することができる。このため、このレーダ装置1によれば、検出信号生成部7を小形かつ安価に構成することができる。この結果、小形かつ安価なレーダ装置1を提供することができる。
なお、上記の例では、トリガ信号STG、復調信号SR および検出信号W1〜Wnのパルスとして、前部エッジおよび後部エッジがそれぞれ立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの正パルスで構成した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、トリガ信号STG、復調信号SR および検出信号W1〜Wnの少なくとも1つを、前部エッジおよび後部エッジがそれぞれ立ち下がりエッジおよび立ち上がりエッジの負パルスで構成することもできる。
また、本発明における検出信号生成部7として、各TFF70、各インバータ71、および各アンド回路72を備えて構成した例について上記したが、等価的に同様に作動する論理回路で構成することもできる。
レーダ装置1の構成を示すブロック図である。 検出信号生成部7の構成を主として示すブロック図である。 検出信号生成部7の動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 レーダ装置
2 パルス信号生成部
3 送信部
4 送信アンテナ
5 受信アンテナ
6 受信部
7 検出信号生成部
11−1〜11−n 測定対象体
70−1〜70−n Tフリップフロップ
71−0〜71−(n−1) インバータ
72−1〜72−(n−1) アンド回路
SR ,SR1〜SR1n 復調信号
STG トリガ信号
W1〜Wn 検出信号

Claims (1)

  1. 変調信号に同期してトリガ信号を生成すると共に当該変調信号で変調した高周波信号を送信する送信部と、n個(nは2以上の整数)の測定対象体でそれぞれ反射された各前記高周波信号を受信してn個の復調信号を順次出力する受信部と、前記トリガ信号と前記各復調信号とに基づいて前記各測定対象体までの距離を測定可能な検出信号をn個生成する検出信号生成部とを備え、
    前記検出信号生成部は、n個のTフリップフロップおよび(n−1)個の論理回路を有し、
    前記各Tフリップフロップは、前記トリガ信号がプリセット端子にそれぞれ入力されると共に、前記受信部から順次出力される前記n個の復調信号がクロック端子にそれぞれ入力され、
    前記n個のTフリップフロップのうちの1番目のTフリップフロップは、出力信号を入力することにより、前記受信部から出力された前記n個の復調信号のうちの1番目の復調信号と前記トリガ信号との時間差に応じたパルス幅の信号を前記各検出信号のうちの1番目の検出信号として出力端子から出力し、
    前記n個のTフリップフロップのうちの(j+1)番目(jは1以上(n−1)以下の各整数)のTフリップフロップは、j番目の論理回路が当該(j+1)番目のTフリップフロップの出力信号、およびj番目のTフリップフロップの出力信号の極性反転信号を論理積処理して出力する信号を入力することにより、前記受信部から出力された前記n個の復調信号のうちの(j+1)番目の復調信号と前記トリガ信号との時間差に応じたパルス幅の信号を前記各検出信号のうちの(j+1)番目の検出信号として出力端子から出力するレーダ装置。
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