JP3973467B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、多層配線の接続信頼性を向上させることができるダマシン法を用いた半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の高集積化及びチップサイズの縮小化に伴い、配線の微細化及び多層配線化が進められており、多層配線構造を形成する方法として、いわゆるダマシン(Damascene)法と呼ばれるプロセスが一般的に行われている。このダマシン法は、絶縁膜にビア孔又は配線溝を形成した後、基板全面に導電性膜を堆積し、化学機械的研磨法(CMP:Chemical Mechanical Polishing)によって研磨することにより配線やビアを形成するものである。この方法は、エッチング法による加工が困難な銅系の導電材料を用いた多層配線の形成方法として適している。
【0003】
この従来のダマシンプロセスについて図面を参照して説明する。図14及び図15は、従来のダマシンプロセスの一形態であるビアファーストデュアルダマシンプロセスの手順を示す工程断面図である。
【0004】
まず、図14(a)に示すように、例えば、MOSトランジスタ等が形成された基板1に、第1配線溝3aのエッチングストッパとなる第1エッチングストッパ膜2と第1層間膜3とを順次堆積し、その上に形成したレジストパターンをマスクとして、公知のドライエッチング技術を用いて第1層間絶縁膜3と第1エッチングストッパ膜2とをエッチングして第1配線溝3aを形成する。
【0005】
次に、図14(b)に示すように、配線材料の下地となるバリアメタル4をスパッタリング法により堆積し、その上に、Cuのメッキ成長を促すシードメタル(図示せず)をスパッタリング法により堆積した後、配線材料となるCuを電解メッキ法により形成し、メッキ成膜後、Cuの結晶性を改善するために200〜400℃程度の温度で高温アニールを行う。
【0006】
次に、図14(c)に示すように、CMP法によって第1層間膜3上のCu5aを除去して、第1配線溝3aをCu5aで埋め込み、下層配線5を形成する。
【0007】
次に、図15(a)に示すように、下層配線5の拡散防止膜となる第1キャップ膜6、ビア層間膜7、第2配線溝11aのエッチングストッパとなる第2エッチングストッパ膜10、第2層間膜11を順次堆積する。そして、ビア孔用のレジストパターンをマスクとして、第2層間膜11、第2エッチングストッパ膜10、ビア層間膜7を順次エッチングして、これらを貫通するビア孔を形成した後、第2配線溝11a用のレジストパターンをマスクとして、第2層間膜11をエッチングして第2配線溝11aを形成した後、露出した第2エッチングストッパ膜10及び下層配線6上部の第1キャップ膜6を除去する。
【0008】
次に、図15(b)に示すように、スパッタリング法により、配線材料の下地となるバリアメタル12とCuのメッキ成長を促すシードメタル(図示せず)をスパッタリング法により堆積した後、配線材料となるCuを電解メッキ法により形成し、メッキ成長後、Cuの結晶性を改善するために200℃〜400℃程度の温度で高温アニールを行う。
【0009】
そして、図15(c)に示すように、CMP法によって第2層間膜11上のCu13aを除去して、ビア孔と第2配線溝11aとを同時にCu13aで埋め込んで、ビア9と上層配線13とを形成する。その後、同様の工程を繰り返すことにより、所望の多層配線構造の半導体装置を形成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述したダマシン法では、ビア孔や配線溝へのCuの結晶性を向上させるために、Cuの電解メッキ後CMP前に、200℃から400℃程度の温度でアニール処理を行っているが、このような高温アニールを行うと、金属材料の塑性変形に起因して室温に戻した状態で配線やビアに300MPa程度の大きな引っ張り応力が残留する。そして、この残留引っ張り応力によって、CMP工程においてCu配線の一部が欠落する、いわゆるかけ不良が発生しやすくなるという問題がある。また、多層配線形成後、半導体チップ実装後においてもCu配線内に引っ張り応力が残留するため、ストレスマイグレーションに伴う不良(例えば、配線・ビア間の断線等)が長期間に渡って少しずつ発生する危険性がある。
【0011】
このストレスマイグレーションに伴う断線について、図16及び図17を参照して説明する。図16はシングルダマシン法で形成した配線構造で発生する不良モードを模式的に示す図であり、図17(a)〜(c)は、デュアルダマシン法で形成した配線構造で発生する不良モードを模式的に示す図であり、配線溝の幅方向の断面を示す図である。
【0012】
図16に示すように、シングルダマシン法では、各々のCu配線(下層配線5、上層配線13等)内やビア9内に、高温アニールに起因する引っ張り応力が残留しており、この残留引っ張り応力により結晶粒界14ではストレスマイグレーションによりCuが図の矢印方向に移動してその間にボイド15が発生する。特に、残留引っ張り応力が結晶粒界14とビア9底部のバリアメタル界面の3重点に集中した場合、ボイド15が成長して下層配線5とビア9とが接触不良を起こし、半導体装置が動作しなくなってしまう。
【0013】
また、図17(a)に示すように、デュアルダマシン法でも配線やビア内に引っ張り応力が残留しており、特に、ビア9部分では上層配線13方向に引っ張り応力が残留するため、上記結晶粒界14とビア9底部のバリアメタル界面の3重点で更にボイド15が成長しやすくなる(不良モード1)。また、図17(b)、(c)に示すように、ビア9と上層配線13とが一体化された構造では引っ張り応力は基本的にビア9内に集中するため、ビア9内のCuとバリアメタルとの密着性が悪い場合にはビア底のバリアメタルとの界面にボイド15が生じたり(不良モード2)、ビアを横断する結晶粒界14がある場合にはビア9を分断するボイド15が発生して(不良モード3)、同様に接触不良を引き起こしてしまう。デュアルダマシン法ではどの不良モードになるかは結晶粒界14の有無やビア9内の埋め込み状況により異なるが、製造時点での埋め込み不良が内在する場合は、不良モード2、3が優先的に発生する。
【0014】
このような不良を解消する方法として配線幅を広くしたりビアのアスペクト比を小さくする方法もあるが、配線幅を広くしたりビア径を大きくするのは微細化の要請に反し、また、ビアの高さを低くすると配線パターン間の寄生容量による配線遅延の問題が発生する。そこで、特開2001−160590号公報では、配線やビア内の残留応力を小さくするために、Cuの電解メッキ成長後のアニールの温度を通常の200〜400℃から80〜200℃に低温化する方法が開示されている。
【0015】
上記公報によれば、メッキ成長したCuを室温から420℃に昇温する過程で、200℃までは熱膨張に従って拡散クリープのためにストレス変化が見られ、200℃以上からCuの早い拡散のためにストレスが緩和される現象が見られる。そして、高温で生じた緩和は室温に戻した場合でも保持され、室温状態では逆のストレスとなることが示されている。
【0016】
これに対して、メッキ成長直後のアニールを200℃以下の温度で行った場合、配線溝やビア孔の内部でCuが膨張しつつ、Cuのグレイン成長及びボイド析出が促進するが、その後、室温に戻った状態では、Cuの緻密化とストレスの緩和が起こるため、研磨後の配線溝の内部における体積は維持され、残留引っ張り応力を小さくすることができると記述されている。
【0017】
上記公報記載の方法によって配線溝内やビア孔内の残留引っ張り応力をある程度減少させることはできるが、メッキ成長直後のアニールの温度を低くすると、高温アニールと比較してCuの粒径が小さくなってCuの拡散経路が多くなり、エレクトロマイグレーション耐性が劣化してしまうという問題が生じる。
【0018】
また、半導体プロセスでは、メッキ成長直後のアニールの他にも、プラズマ処理や絶縁膜の成膜等、高温の処理が必要になる工程も種々あり、メッキ成長直後のアニールを低温化しても、その後の工程で半導体装置を高温に曝してしまうと、やはり配線内やビア内に大きな引っ張り応力が残留してしまう。このため、上記公報では、Cu配線形成後の諸々の熱処理において、各処理温度を400℃以下に制御することを推奨している。しかしながら、このようなプロセス上の制限は半導体装置の製造プロセスを複雑にし、半導体装置の歩留まりを低下させることになるため好ましい方法とは言えない。
【0019】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、配線内やビア内に残留する応力を緩和し、ボイドの発生に起因する配線欠陥等を低減することができる半導体装置の製造方法、特にダマシンプロセスにおける処理方法を提供することにある。
【0020】
【問題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の半導体装置の製造方法は、絶縁層に形成されるビア孔又は配線溝に、配線材料であるCuを成膜し、CMP法を用いて配線を形成する配線形成工程を一つ以上有する半導体装置の製造方法において、前記配線材料であるCuの成膜後、CMP前にアニール工程を有し、前記アニール工程後かつ前記CMP工程前に前記半導体装置を略−75℃以下の温度に強制的に冷却する冷却処理、もしくは、最後の配線形成工程における前記配線材料であるCuのCMP工程後に前記半導体装置を略−100℃以下の温度に強制的に冷却する冷却処理、を少なくとも一回行うものである。
【0021】
また、本発明の半導体装置の製造方法は、基板上に、少なくとも層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜上に形成したレジストパターンを用いて、前記層間絶縁膜を貫通するビア孔又は配線溝を形成する工程と、少なくとも前記ビア孔又は前記配線溝内壁にバリアメタルを成膜する工程と、前記ビア孔又は前記配線溝を埋設するように配線材料であるCuを堆積する工程と、前記基板をアニールする工程と、CMP法により前記ビア孔又は前記配線溝内部に配線を形成するCMP工程とを少なくとも有する半導体装置の製造方法において、前記アニール工程後、前記CMP工程の前に、前記基板を略−75℃以下の温度に強制的に冷却する冷却処理を行うものである。
【0022】
また、本発明の半導体装置の製造方法は、基板上に、少なくとも第1の層間絶縁膜と第2の層間絶縁膜とを順次堆積する工程と、前記第2の層間絶縁膜上に形成した第1のレジストパターンを用いて、前記第1の層間絶縁膜と前記第2の層間絶縁膜とを貫通するビア孔を形成する工程と、前記第2の層間絶縁膜上に形成した第2のレジストパターンを用いて、前記第2の層間絶縁膜を貫通する配線溝を形成する工程と、少なくとも前記ビア孔及び前記配線溝内壁にバリアメタルを成膜する工程と、前記ビア孔及び前記配線溝を埋設するように配線材料であるCuを堆積する工程と、前記基板をアニールする工程と、CMP法により前記ビア孔及び前記配線溝内部に配線を形成するCMP工程とを少なくとも有する半導体装置の製造方法において、前記アニール工程後、前記CMP工程の前に、前記基板を略−75℃以下の温度に強制的に冷却する冷却処理を行うものである。
【0023】
本発明においては、前記アニールを、200℃乃至400℃の温度で行う構成とすることができる。
【0024】
また、本発明の半導体装置の製造方法は、基板上に、少なくとも層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜上に形成したレジストパターンを用いて、前記層間絶縁膜を貫通するビア孔又は配線溝を形成する工程と、少なくとも前記ビア孔又は前記配線溝内壁にバリアメタルを成膜する工程と、前記ビア孔又は前記配線溝を埋設するように配線材料であるCuを堆積する工程と、前記基板をアニールする工程と、CMP法により前記ビア孔又は前記配線溝内部に配線を形成する工程と含む配線形成工程を有する半導体装置の製造方法において、全ての前記配線形成工程が完了した後に、少なくとも一回、前記基板を略−100℃以下の温度に強制的に冷却する冷却処理を行うものである。
【0025】
また、本発明の半導体装置の製造方法は、基板上に、少なくとも第1の層間絶縁膜と第2の層間絶縁膜とを順次堆積する工程と、前記第2の層間絶縁膜上に形成した第1のレジストパターンを用いて、前記第1の層間絶縁膜と前記第2の層間絶縁膜とを貫通するビア孔を形成する工程と、前記第2の層間絶縁膜上に形成した第2のレジストパターンを用いて、前記第2の層間絶縁膜を貫通する配線溝を形成する工程と、少なくとも前記ビア孔及び前記配線溝内壁にバリアメタルを成膜する工程と、前記ビア孔及び前記配線溝を埋設するように配線材料であるCuを堆積する工程と、前記基板をアニールする工程と、CMP法により前記ビア孔及び前記配線溝内部に配線を形成する工程と含む配線形成工程を有する半導体装置の製造方法において、全ての前記配線形成工程が完了した後に、少なくとも一回、前記基板を略−100℃以下の温度に強制的に冷却する冷却処理を行うものである。
【0026】
本発明においては、前記アニールを、200℃乃至400℃の温度で行う構成とすることができる。
【0027】
また、本発明においては、前記バリアメタルが、Ti、TiN、Ta、TaN、WNのいずれか一の単層膜、又はそれらを2以上組み合わせた積層膜を含むことが好ましい。
【0028】
すなわち、本発明では、Cuダマシン配線を用いた半導体装置の製造方法において、Cuメッキ成長直後の高温アニール工程やその後の熱処理工程ではアニール温度に制限を加えず、別途、半導体装置を室温より低い温度まで冷却する冷却処理を追加することにより、Cuの配線内やビア内に残留した引っ張り応力を緩和し、配線欠陥を低減することができる。
【0029】
この冷却処理は、Cuメッキ成長直後の高温アニール後に行っても、ダマシン配線形成後、パッド形成工程からパッケージ実装・ボンディング工程のいずれかの工程後に行ってもよく、Cuの形態(ベタ膜か微細パターンか)に応じて冷却温度を適宜調整する必要がある。例えば、Cuメッキ成長直後では、Cuはベタ膜となっており室温状態で残留する引っ張り応力はそれほど大きくないため、冷却温度は−75℃程度以下とすれば良く、パッド形成工程からパッケージ実装・ボンディング工程のいずれかの工程後では、Cuは微細パターンとなっており室温状態で残留する引っ張り応力は増大しているため、冷却温度は−100℃、好ましくは−196℃(液体窒素温度)以下とすればよい。
【0030】
このように、高温アニール後に冷却処理を追加したり、多層配線形成後の任意の工程で冷却処理を追加するという簡単な方法で、確実にCuの残留引っ張り応力を緩和し、断線等の不良の発生を減少させることができる。更に、本発明の方法では、アニール処理に関して温度制限を課する必要がないため、プロセス条件が変化したり、歩留まりが低下するといった心配がなくなる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、その好ましい一実施の形態において、層間絶縁膜に形成したビア孔又は配線溝にTi、TiN、Ta、TaN、WN等の単層膜、又はそれらを組み合わせた2層以上の積層膜からなるバリアメタルを介してCu、W等の配線材料をメッキ法により成膜した後、200℃〜400℃の温度で高温アニールを行い、CMP法によりビア孔又は配線溝内部に配線材料を埋め込むダマシンプロセスにおいて、高温アニール後、CMP前に−75℃程度以下の温度で冷却処理を行うか、若しくは、多層配線形成後に−100℃以下(好ましくは一196℃以下)の温度で冷却処理を行うことにより、配線やビア内の残留引っ張り応力を緩和してボイドの発生を防止するものである。
【0032】
以下、各実施例において、本発明の冷却処理をダマシンプロセスに適用した例について示すが、まず、Cuの配線やビアに引っ張り応力が残留するメカニズムについて図1を参照して概説する。図1はCuのベタ膜の応力温度ヒステリシスを示す図であり、横軸は温度(℃)、縦軸は応力(MPa)を示し、縦軸の+側が引っ張り応力、−側が圧縮応力を示している。
【0033】
従来技術において、メッキ成長直後のアニールで420℃に昇温した後、室温まで下げた場合、Cuの塑性変形によって引っ張り応力が残留することを示したが、一旦温度サイクルを加えると、その後は同じ応力温度ヒステリシス曲線上を通り、室温状態での残留引っ張り応力は同等の値となる。そこで、以下では説明を簡単にするために、一旦温度サイクルを加えた後のアニールにおける応力の変化について説明する。
【0034】
図1に示すように、A点(初期状態:室温)ではCuは膜内に約310MPaの引っ張り応力が残留しており、この状態から破線に沿って昇温すると、200℃程度までは熱膨張に伴う圧縮応力が生じ、結果として残留応力は急激に減少する。更に温度を上げると、200℃以上ではCuの拡散に伴う塑性変形により応力の緩和が起こり、応力の絶対値が減少する。そして、B点に到達した後、冷却を開始すると、実線に沿って徐々に熱収縮に伴う引っ張り応力が生じ、室温では元の応力状態に戻る。このように銅ダマシン配線には、温度サイクルによって必然的に大きな引っ張り応力が残留することになる。
【0035】
従来技術では、この残留引っ張り応力を減少させるために、メッキ成長直後のアニールの温度や、その後の熱処理の温度を下げているが、アニール温度を下げるとCuの粒径が小さくなってエレクトロンマイグレーション耐性が劣化し、熱処理プロセスにおいてその温度を下げることは熱処理の効果を著しく減少させることになるため好ましくない。例えば、Cuの粒径が0.2μmより大きいものと小さいものの数を計測して、その割合から、アニール温度が200℃以上になると粒径はある程度大きくなって飽和するが、200℃以下では粒は成長しきらずに粒径が小さくなるという報告もある(「Cu配線におけるグレインおよび微小ボイドの発生」、アンソニー・ホッブス他、信学技報 SDM2000-190 (2001-01) p.23)。そこで、本願発明者はアニールの上限温度を制限するのではなく、昇温時と冷却時の応力変化の差を利用して、アニール後に半導体装置を室温以下の所定の温度に下げることによって室温状態での残留引っ張り応力を緩和することを考えた。
【0036】
この効果を図1及び図2を用いて説明する。図2は、従来プロセス終了後(デュアルダマシンプロセスにおける上層配線形成後)に本発明の冷却処理を施した場合の残留引っ張り応力の状態を模式的に示す図であり、配線の長手方向の断面を示す図である。なお、図中の矢印が残留応力を表しており、線が太いほど又長いほど残留引っ張り応力が大きいことを示している。
【0037】
図2(a)に示すように、従来のダマシンプロセスが終了した段階では配線(下層配線5、上層配線13)やビア9内には大きな引っ張り応力(約310Mpa)が残留している(図1のA点)。この状態で−75℃程度の温度まで半導体装置を強制的に冷却すると、図2(b)に示すようにCuの塑性変形により引っ張り応力が多少増加する(図1のC点)。その後、冷却を止めて放置すると、弾性変形に伴う圧縮応力が急激に増加し、結果として引っ張り応力が急激に緩和され、室温状態では図2(c)に示すように引っ張り応力は140MPa程度まで減少する(図1のD点)。
【0038】
このように、冷却過程での塑性変形による引っ張り応力の増加の程度と、冷却状態から室温に戻る過程での弾性変形による圧縮応力の増加の程度との差を利用することにより、室温状態での残留引っ張り応力を大幅に低減することができる。なお、半導体装置の製造プロセスにおいてアニール処理は一般的に行われているが、逆に室温以下の温度まで強制的に冷却するという処理は通常行われることはない。また、金属薄膜の一般的な性質として、温度サイクルを加えることによって残留応力が変化することは予想されるが、実際の半導体プロセスでは、各工程で配線材料の形状、構造が異なり、また、他の構造体への影響やプロセスへの適合性等を勘案して温度を設定する必要があり、金属薄膜における温度サイクルをそのまま半導体プロセスに適用することはできない。そこで、本願発明者は上記事項を総合的に勘案して、冷却処理を施す工程や適切な冷却温度を設定することにより、半導体プロセス、特にダマシンプロセスに冷却処理を適用可能とした。このように適切な温度範囲の冷却処理を適切な工程で挿入することにより、配線配線の残留引っ張り応力を緩和できるという効果は本願発明者の知見によって得られた新規な効果である。
【0039】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0040】
[実施例1]
まず、本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製造方法について、図3乃至図6を参照して説明する。図3乃至図5は、本発明の冷却処理を含む半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、作図の都合上、分図したものである。また、図6は、本実施例の効果を示す図である。なお、本実施例は、シングルダマシンプロセスにおいて本発明の冷却処理を行うものである。以下、その具体的な手順について説明する。
【0041】
まず、図3(a)に示すように、MOSトランジスタ等の素子が形成された基板1上に、CVD法、プラズマCVD法等を用いて、第1エッチングストッパ膜2と第1層間膜3とを順次形成し、その上に、露光の反射を抑制するための反射防止膜と化学増幅型レジストを塗布し、KrFフォトリソグラフィーによる露光、現像を行い、第1配線溝3aを形成するためのレジストパターン(図示せず)を形成する。続いて、公知のドライエッチングを用いて第1層間膜3、第1エッチングストッパ膜2を順次エッチングして、それらを貫通する第1配線溝3aを形成する。その後、酸素プラズマアッシング及び有機剥離液を用いたウェット処理によりレジストパターンと反射防止膜とを剥離し、ドライエッチングの残留物を除去する。なお、第1エッチングストッパ膜2と第1層間膜3の材料は特に限定されず、エッチングの選択比が得られる材料の組み合わせであればよく、SiO、SiN、SiON、SiC、低誘電率膜等の中から適宜選択することができる。
【0042】
次に、図3(b)に示すように、スパッタ法を用いて、Ti、TiN、Ta、TaN、WN等の単層膜、又はそれらを組み合わせた2層以上の積層膜からなるバリアメタル4を成膜し、続いて、配線材料となるCuのめっき成長を容易にするためのCuのシードメタル(図示せず)を形成する。
【0043】
次に、図3(c)に示すように、電解めっき法によりCu5aを形成して第1配線溝3a内をCu5aで埋設する。その後、Cu5aの結晶性を改善するために高温アニールを行うが、本実施例では残留引っ張り応力を緩和するための冷却処理を別途行うため、高温アニールは通常通り200〜400℃程度の温度で行う。
【0044】
次に、本実施例の特徴である冷却処理を行う。実施の形態で説明したように、金属等の塑性変形をする材料は温度サイクルを加えることによって図1に示すように室温状態において材料内部に応力が残留するが、室温から更に温度を下げることによって室温状態での残留応力を減少させることができる。この冷却温度は低いほど応力緩和効果が得られるが、一方、冷却温度を低くすると冷却処理の工数が増加する。そこで、冷却温度を変えて実験を行ったところ、−75℃程度以下の温度に冷却すれば、ボイドによる断線を防止可能な程度に残留引っ張り応力を緩和することができることができた。従って、高温アニール後の冷却処理としては−75℃程度以下が好ましいと考えられる。
【0045】
なお、この冷却処理は、冷却機構を備えたアニール装置を用いて高温アニールの後に同一装置内で冷却処理を行っても良く、高温アニールの後、真空中又は不活性ガス雰囲気中での冷却処理が可能な専用の冷却装置を用いて行ってもよく、装置の形態には依存しない。また、冷却処理における塑性変形はクリープ変形に比べて早く起こることから、冷却速度、冷却時間は厳密に規定する必要はない。
【0046】
その後、図3(d)に示すように、CMP法を用いて第1層間膜3上のCu5a及びバリアメタル4を除去して第1層間膜3内に下層配線5を形成する。
【0047】
次に、図4(a)に示すように、第1層間膜3上に、CVD法、プラズマCVD法等を用いて、第1キャップ膜6とビア層間膜7を形成し、その上に、反射防止膜と化学増幅型レジストを塗布し、KrFフォトリソグラフィーによる露光、現像を行い、ビア孔7aを形成するためのレジストパターン(図示せず)を形成する。その後、公知のドライエッチングを用いてビア層間膜7、第1キャップ膜6を順次エッチングして、それらを貫通するビア孔7aを形成し、酸素プラズマアッシング及び有機剥離液を用いたウェット処理によりレジストパターンと反射防止膜とを剥離し、ドライエッチングの残留物を除去する。なお、第1キャップ膜6とビア層間膜7の材料も特に限定されず、エッチングの選択比が得られる材料の組み合わせであればよく、SiO、SiN、SiON、SiC、低誘電率膜等の中から適宜選択することができる。
【0048】
次に、図4(b)に示すように、スパッタ法を用いて、Ti、TiN、Ta、TaN、WN等の単層膜、又はそれらを組み合わせた2層以上の積層膜からなるバリアメタル8を成膜し、続いて、Cuのシードメタル(図示せず)を形成する。
【0049】
次に、図4(c)に示すように、電解めっき法によりCu9aを形成してビア孔7a内をCu9aで埋設する。その後、Cu9aの結晶性を改善するために高温アニールを行った後、前記と同様に基板全体を−75℃程度以下の温度に冷却し、高温アニールによってCu9aに生じた残留引っ張り応力を緩和する。
【0050】
次に、図4(d)に示すように、CMP法を用いてビア層間膜7上のCu9a及びバリアメタル8を除去してビア層間膜7内に下層配線5と接続されるビア9を形成する。その後、図5(a)乃至(d)に示すように、同様に第2層間膜11の第2配線溝11aにバリアメタル12及びCu13aを形成し、高温アニール処理及び本発明の冷却処理を施した後、CMP法により余分なCu13aを除去して上層配線13を形成する。そして、上記工程を所望の回数繰り返して多層配線構造を形成する。
【0051】
上記方法で形成したデバイスについて、残留引っ張り応力により生じるボイドに起因する故障確率及び故障寿命について測定した。その結果を図6に示す。図6の白抜き四角及び破線が本実施例のサンプルであり、黒塗り四角及び破線が冷却処理を行わない従来サンプルである。図から分かるように、メッキ成長直後の高温アニール後に−75℃程度以下の温度の冷却処理を施すことによって故障確率が1桁程度低下していることが分かり、本実施例の冷却処理が残留引っ張り応力を緩和する効果があることを確認した。
【0052】
このように、本実施例の半導体装置の製造方法によれば、メッキ成長直後の高温アニール後に冷却処理を施すことによって、高温アニールによってCu内に生じる引っ張り応力を緩和することができ、従来例のように残留引っ張り応力によってボイドが発生して断線が生じたり、また、アニールの温度やその後のプロセス温度を低く制限することによりエレクトロンマイグレーション耐性が劣化するという問題を回避することができる。
【0053】
なお、上記実施例では、下層配線5、上層配線13、ビア9の全てをCuで埋設する場合について記載したが、埋設する金属はCuに限定されず、タングステン(W)等であっても良い。また、複数の配線の一部がCu以外の材料であっても良く、例えば、下層配線5をAl又はAl/Cu合金で形成する構成としてもよい。
【0054】
[実施例2]
次に、本発明の第2の実施例に係る半導体装置の製造方法について、図7乃至図9を参照して説明する。図7乃至図9は、本発明の冷却処理を含む半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、作図の都合上、分図したものである。なお、本実施例は、デュアルダマシンプロセスにおいて本発明の冷却処理を行うものである。以下、その具体的な手順について説明する。
【0055】
前記した第1の実施例と同様に、MOSトランジスタ等の素子が形成された基板1上に、CVD法、プラズマCVD法等を用いて、第1エッチングストッパ膜2と第1層間膜3を順次形成し、レジストパターンを用いて第1配線溝3aを形成した後、スパッタ法を用いて、Ti、TiN、Ta、TaN、WN等の単層膜、又はそれらを組み合わせた2層以上の積層膜からなるバリアメタル4とCuのシードメタルを形成し、電解めっき法によりCu5aを形成して第1配線溝3a内をCu5aで埋設する。その後、Cu5aの結晶性を改善するために高温アニールを200〜400℃程度の温度で行い、残留引っ張り応力を緩和するための冷却処理を−75℃程度以下の温度で行う。次に、CMP法を用いて第1層間膜3上のCu5a及びバリアメタル4を除去して第1層間膜3内に下層配線5を形成する(図7(a)乃至図7(d)参照)。
【0056】
次に、図8(a)に示すように、第1層間膜3上に、CVD法、プラズマCVD法等を用いて、第1キャップ膜6とビア層間膜7と第2配線溝11aのエッチングストッパとなる第2エッチングストッパ膜10と第2層間膜11とを順次形成し、その上に、ビア孔7aを形成するためのレジストパターン(図示せず)を形成した後、公知のドライエッチングを用いて第2層間膜11、第2エッチングストッパ膜10、ビア層間膜7を順次エッチングして、それらを貫通するビア孔7aを形成する。なお、第1キャップ膜6、ビア層間膜7、第2エッチングストッパ膜10、第2層間膜11の材料は特に限定されず、エッチングの選択比が得られる材料の組み合わせであればよく、SiO、SiN、SiON、SiC、低誘電率膜等の中から適宜選択することができる。
【0057】
次に、図8(b)に示すように、第2層間膜11上に、第2配線溝11aを形成するためのレジストパターン(図示せず)を形成した後、公知のドライエッチングを用いて第2エッチングストッパ膜10をエッチングストッパとして第2層間膜11をエッチングして第2配線溝11aを形成した後、露出した第2エッチングストッパ膜10及び下層配線5上部の第1キャップ膜6を除去する。
【0058】
次に、図8(c)に示すように、スパッタ法を用いて、Ti、TiN、Ta、TaN、WN等の単層膜、又はそれらを組み合わせた2層以上の積層膜からなるバリアメタル12を成膜し、続いて、Cuのシードメタル(図示せず)を形成する。
【0059】
次に、図9(a)に示すように、電解めっき法によりCu13aを形成してビア孔7a及び第2配線溝11aをCu13aで埋設する。その後、Cu13aの結晶性を改善するために高温アニールを200〜400℃程度の温度で行い、残留引っ張り応力を緩和するための冷却処理を−75℃程度以下の温度で行う。
【0060】
その後、図9(b)に示すように、CMP法を用いて第2層間膜11上のCu13a及びバリアメタル12を除去して下層配線5と接続されるビア9と上層配線13とを同時に形成する。そして、上記工程を所望の回数繰り返して多層配線構造を形成する。
【0061】
上記方法で形成したデバイスについて、第1の実施例と同様に、残留引っ張り応力により生じるボイドに起因する故障確率及び故障寿命について測定した。その結果を図6に示す。図6の白抜き丸及び実線が本実施例のサンプルであり、黒塗り丸及び実線が冷却処理を行わない従来サンプルである。図から分かるように、メッキ成長直後の高温アニール後に−75℃程度以下の温度の冷却処理を施すことによって故障確率が1桁程度低下していることが分かり、本実施例の冷却処理が残留引っ張り応力を緩和する効果があることを確認した。
【0062】
このように、本実施例のデュアルダマシンプロセスにおいても、メッキ成長後の高温アニール後に冷却処理を施すことによって、高温アニールによってCu内に生じた残留引っ張り応力を緩和することができ、ボイドによる断線やエレクトロンマイグレーション耐性の劣化を抑制することができる。
【0063】
なお、第2の実施例では、デュアルダマシンプロセスの一形態であるビアファーストデュアルダマシンプロセスについて記載したが、第2層間膜11上にハードマスクを形成して配線溝を形成するデュアルハードマスクプロセスやその他のデュアルダマシンプロセスについても同様に適用することができる。
【0064】
[実施例3]
次に、本発明の第3の実施例に係る半導体装置の製造方法について、図10乃至図13を参照して説明する。図10乃至図12は、本発明の冷却処理を含む半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、作図の都合上、分図したものである。また、図13は、パターン状態における応力温度ヒステリシスを示す図である。
【0065】
前記した第1及び第2の実施例では、メッキ成長直後の高温アニール後に冷却処理を行ったが、配線が多層となる場合には冷却処理の回数が増えて工程が増加してしまう。そこで、本実施例では、多層配線構造を形成した後の工程(パッド工程、ウェハ研削工程、ダイシング工程、パッケージ・ボンディング工程等)において本発明の冷却処理を一括して行い、工程の短縮及び簡略化を図ることを特徴としている。以下、その具体的な手順について説明する。
【0066】
まず、前記した第1及び第2の実施例と同様に、MOSトランジスタ等の素子が形成された基板1上に、CVD法、プラズマCVD法等を用いて、第1エッチングストッパ膜2と第1層間膜3を順次形成し、レジストパターンを用いて第1配線溝3aを形成した後、スパッタ法を用いて、Ti、TiN、Ta、TaN、WN等の単層膜、又はそれらを組み合わせた2層以上の積層膜からなるバリアメタル4とCuのシードメタルを形成し、電解めっき法によりCu5aを形成して第1配線溝3a内をCu5aで埋設する(図10(a)乃至(c)参照)。
【0067】
次に、Cu5aの結晶性を改善するために高温アニールを200〜400℃程度の温度で行った後、第1及び第2の実施例では、−75℃程度以下の温度の冷却処理を行ったが、本実施例では、多層配線形成工程終了後に一括して冷却処理を行うため、ここでは冷却処理を行わず、図10(d)に示すように、CMP法を用いて第1層間膜3上のCu5a及びバリアメタル4を除去して第1層間膜3内に下層配線5を形成する。
【0068】
次に、第2の実施例と同様に、図11(a)に示すように、第1層間膜3上に、CVD法、プラズマCVD法等を用いて、第1キャップ膜6とビア層間膜7と第2エッチングストッパ膜10と第2層間膜11を順次形成し、その上に形成したレジストパターンをマスクとして、公知のドライエッチングを用いて第2層間膜11、第2エッチングストッパ膜10、ビア層間膜7を順次エッチングして、それらを貫通するビア孔7aを形成する。なお、第1キャップ膜6、ビア層間膜7、第2エッチングストッパ膜10、第2層間膜11の材料は特に限定されず、エッチングの選択比が得られる材料の組み合わせであればよいのは第2の実施例と同様である。
【0069】
次に、図11(b)に示すように、第2層間膜11上にレジストパターンを形成し、公知のドライエッチングを用いて第2エッチングストッパ膜10をエッチングストッパとして第2層間膜11をエッチングして第2配線溝11aを形成した後、露出した第2エッチングストッパ膜10及び下層配線5上部の第1キャップ膜6を除去する。
【0070】
次に、図11(c)に示すように、スパッタ法を用いて、Ti、TiN、Ta、TaN、WN等の単層膜、又はそれらを組み合わせた2層以上の積層膜からなるバリアメタル12を成膜し、続いて、Cuのシードメタル(図示せず)を形成する。
【0071】
次に、図12(a)に示すように、電解めっき法によりCu5aを形成してビア孔7a及び第2配線溝11aをCu13aで埋設する。その後、Cu13aの結晶性を改善するために高温アニールを200〜400℃程度の温度で行う。その後、第2の実施例では、−75℃程度以下の温度の冷却処理を行ったが、本実施例では多層配線形成工程後に一括して冷却処理を行うため、ここでは冷却処理を行わない。
【0072】
その後、図12(b)に示すように、CMP法を用いて第2層間膜11上のCu13a及びバリアメタル12を除去して下層配線5と接続されるビア9と上層配線13とを同時に形成する。そして、上記工程を所望の回数繰り返して多層配線構造を形成する。
【0073】
その後、電極パッドを形成するパッド工程、ウェハを所望の厚さに研削するウェハ研削工程、ウェハをチップ単位に分割するダイシング工程、チップをパッケージに実装してボンディング接続するパッケージ・ボンディング工程を経て半導体装置を形成するが、本実施例では、これらの工程の内、いずれかの工程の後に少なくとも一回、本発明の冷却処理を行う。
【0074】
ここで、前記した第1及び第2の実施例では、基板全面にCuがメッキ成長したベタ状態であったため、残留引っ張り応力は310MPa程度であったが、パターンが形成された状態ではCuが層間膜やビア層間膜に包囲された状態であるため、Cuの配線やビアに残留する引っ張り応力の値及び応力温度特性が異なることが予想される。そこで、Cu配線の幅、厚さ、長さ等を条件にして配線に残留する引っ張り応力をシミュレーションにより求めた。その結果を図13に示す。
【0075】
図13は、配線の厚さ方向の応力ヒステリシスを示す図であり、ベタ膜状態で測定した図6と比較すると、パターンウェハではCu配線は室温から400℃の温度範囲でほとんど弾性変形に近い挙動を示し、室温時の残留引っ張り応力が高くなっていることが分かる。従って、パターン形成後に冷却処理を施す場合、冷却処理後の残留引っ張り応力をベタ膜状態の場合と同等程度に緩和するためには冷却処理の温度を低く設定する必要がある。そこで、冷却処理の温度を変えて実験したところ、−100℃、好ましくは−196℃(液体窒素温度)程度以下に冷却すれば、ボイドによる断線を防止可能な程度に残留引っ張り応力を緩和することができることが判明した。
【0076】
そこで、上記パッド工程からパッケージ・ボンディング工程のいずれかの工程の後に、少なくとも一回、−100℃程度の温度の冷却処理を行った結果、第1及び第2の実施例と同様に、冷却処理を行わない従来サンプルに比べて故障発生率を一桁程度低減することができた。また、本実施例では、配線層の数によらず一度の冷却処理で残留引っ張り応力を緩和することができるため、製造工数を削減することもできた。
【0077】
このように、本実施例の半導体装置の製造方法によれば、多層配線形成後に少なくとも一回冷却処理を施すことによって、高温アニールによってCu内の残留引っ張り応力を緩和することができ、ボイドによる断線やエレクトロンマイグレーション耐性の劣化を抑制することができる。
【0078】
なお、上記実施例では、デュアルダマシンプロセスにおいて本実施例の冷却処理を行う構成について記載したが、シングルダマシンプロセスに本実施例の冷却処理を施しても良い。また、上記各実施例では、ダマシンプロセスに冷却処理を適用する場合について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、シリコン酸化膜等の硬い物質の中にCu等の柔らかい物質が存在する任意の構造体やこのような構造体を含む半導体装置における応力緩和処理に適用することができる。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の半導体装置の製造方法によれば下記記載の効果を奏する。
【0080】
本発明の第1の効果は、Cuの残留引っ張り応力に伴うCMP後の欠陥や、ストレスマイグレーションに起因する不良発生を低減することができ、歩留まり・信頼性を向上させることができるということである。
【0081】
その理由は、Cuメッキ成長直後の高温アニール後や、多層配線形成後の工程で、半導体装置を室温以下の所定の温度に冷却する冷却処理を行うことにより、Cuは塑性変形して室温時の応力値をほぼ維持したまま低温まで推移し、冷却後に室温に戻すと冷却温度から弾性変形で戻るため、室温での引っ張り応力を劇的に小さくすることができる。このメカニズムによりCu内に残留した引っ張り応力を緩和することができ、CMP時にCu配線の欠け不良や、ストレスマイグレーションに伴う不良発生を抑制することができるからである。
【0082】
本発明の第2の効果は、エレクトロマイグレーション耐性の劣化を防止することができるということである。
【0083】
その理由は、アニールにより生じる残留引っ張り応力をその後の冷却処理で緩和することができるため、アニール処理自体の温度を低く抑える必要がないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための応力温度ヒステリシス図である。
【図2】本発明の効果を説明するための半導体装置の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るシングルダマシンプロセスを示す工程断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係るシングルダマシンプロセスを示す工程断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係るシングルダマシンプロセスを示す工程断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例の効果を説明するための図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係るデュアルダマシンプロセスを示す工程断面図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係るデュアルダマシンプロセスを示す工程断面図である。
【図9】本発明の第2の実施例に係るデュアルダマシンプロセスを示す工程断面図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係るデュアルダマシンプロセスを示す工程断面図である。
【図11】本発明の第3の実施例に係るデュアルダマシンプロセスを示す工程断面図である。
【図12】本発明の第3の実施例に係るデュアルダマシンプロセスを示す工程断面図である。
【図13】Cu配線パターンにおける応力を示すヒステリシス図である。
【図14】従来のデュアルダマシンプロセスを示す工程断面図である。
【図15】従来のデュアルダマシンプロセスを示す工程断面図である。
【図16】従来のシングルダマシンプロセスにおける問題点を示す図である。
【図17】従来のデュアルダマシンプロセスにおける問題点を示す図である。
【符号の説明】
1 基板
2 第1エッチングストッパ膜
3 第1層間膜
3a 第1配線溝
4 バリアメタル
5a Cu
5 下層配線
6 第1キャップ膜
7 ビア層間膜
7a ビア孔
8 バリアメタル
9a Cu
9 ビア
10 第2エッチングストッパ膜
11 第2層間膜
11a 第2配線溝
12 バリアメタル
13a Cu
13 上層配線
14 結晶粒界
15 ボイド

Claims (9)

  1. 絶縁層に形成されるビア孔又は配線溝に、配線材料であるCuを成膜し、CMP法を用いて配線を形成する配線形成工程を一つ以上有する半導体装置の製造方法において、
    前記配線材料であるCuの成膜後、CMP前にアニール工程を有し、
    前記アニール工程後かつ前記CMP工程前に前記半導体装置を略−75℃以下の温度に強制的に冷却する冷却処理、もしくは、最後の配線形成工程における前記配線材料であるCuのCMP工程後に前記半導体装置を略−100℃以下の温度に強制的に冷却する冷却処理、を少なくとも一回行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記アニール工程を、200℃以上の温度で行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 基板上に、少なくとも層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜上に形成したレジストパターンを用いて、前記層間絶縁膜を貫通するビア孔又は配線溝を形成する工程と、少なくとも前記ビア孔又は前記配線溝内壁にバリアメタルを成膜する工程と、前記ビア孔又は前記配線溝を埋設するように配線材料であるCuを堆積する工程と、前記基板をアニールする工程と、CMP法により前記ビア孔又は前記配線溝内部に配線を形成するCMP工程とを少なくとも有する半導体装置の製造方法において、
    前記アニール工程後、前記CMP工程の前に、前記基板を略−75℃以下の温度に強制的に冷却する冷却処理を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 基板上に、少なくとも第1の層間絶縁膜と第2の層間絶縁膜とを順次堆積する工程と、前記第2の層間絶縁膜上に形成した第1のレジストパターンを用いて、前記第1の層間絶縁膜と前記第2の層間絶縁膜とを貫通するビア孔を形成する工程と、前記第2の層間絶縁膜上に形成した第2のレジストパターンを用いて、前記第2の層間絶縁膜を貫通する配線溝を形成する工程と、少なくとも前記ビア孔及び前記配線溝内壁にバリアメタルを成膜する工程と、前記ビア孔及び前記配線溝を埋設するように配線材料であるCuを堆積する工程と、前記基板をアニールする工程と、CMP法により前記ビア孔及び前記配線溝内部に配線を形成するCMP工程とを少なくとも有する半導体装置の製造方法において、
    前記アニール工程後、前記CMP工程の前に、前記基板を略−75℃以下の温度に強制的に冷却する冷却処理を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記アニールを、200℃乃至400℃の温度で行うことを特徴とする請求項3又は4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 基板上に、少なくとも層間絶縁膜を形成する工程と、前記層間絶縁膜上に形成したレジストパターンを用いて、前記層間絶縁膜を貫通するビア孔又は配線溝を形成する工程と、少なくとも前記ビア孔又は前記配線溝内壁にバリアメタルを成膜する工程と、前記ビア孔又は前記配線溝を埋設するように配線材料であるCuを堆積する工程と、前記基板をアニールする工程と、CMP法により前記ビア孔又は前記配線溝内部に配線を形成する工程と含む配線形成工程を有する半導体装置の製造方法において、
    全ての前記配線形成工程が完了した後に、少なくとも一回、前記基板を略−100℃以下の温度に強制的に冷却する冷却処理を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 基板上に、少なくとも第1の層間絶縁膜と第2の層間絶縁膜とを順次堆積する工程と、前記第2の層間絶縁膜上に形成した第1のレジストパターンを用いて、前記第1の層間絶縁膜と前記第2の層間絶縁膜とを貫通するビア孔を形成する工程と、前記第2の層間絶縁膜上に形成した第2のレジストパターンを用いて、前記第2の層間絶縁膜を貫通する配線溝を形成する工程と、少なくとも前記ビア孔及び前記配線溝内壁にバリアメタルを成膜す る工程と、前記ビア孔及び前記配線溝を埋設するように配線材料であるCuを堆積する工程と、前記基板をアニールする工程と、CMP法により前記ビア孔及び前記配線溝内部に配線を形成する工程と含む配線形成工程を有する半導体装置の製造方法において、
    全ての前記配線形成工程が完了した後に、少なくとも一回、前記基板を略−100℃以下の温度に強制的に冷却する冷却処理を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 前記アニールを、200℃乃至400℃の温度で行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記バリアメタルが、Ti、TiN、Ta、TaN、WNのいずれか一の単層膜、又はそれらを2以上組み合わせた積層膜を含むことを特徴とする請求項3乃至8のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。
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