JP4173393B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、銅を主成分とする主導体膜を含む埋込配線を有する半導体装置の製造方法に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の素子間は、例えば多層配線構造により結線され回路が構成される。微細化に伴い配線構造として埋込配線構造が開発されている。埋込配線構造は、例えば絶縁膜に形成された配線溝や孔などのような配線開口部内に、ダマシン(Damascene)技術(シングルダマシン(Single-Damascene)技術およびデュアルダマシン(Dual-Damascene)技術)によって、配線材料を埋込むことで形成される。
【0003】
特開2002−217202号公報には、凹部が設けられた絶縁膜上に拡散バリア用下地膜を形成し、拡散バリア用下地膜上にCuシード膜を形成してアニールを行ってから、Cuシード膜上に凹部を埋める銅膜をめっき形成する技術が記載されている(特許文献1参照)。
【0004】
特開2002−53971号公報には、絶縁膜の凹部の内面にバリア層を形成した後、無電解めっき液中で銅の電解めっきによりバリア層上に第1シード層を形成し、続いて無電解めっき液に基板を浸したまま連続的に銅の無電解めっきを行うことにより第1シード層上に第2シード層を形成し、更に無電解めっきまたは電解めっきにより凹部に銅を埋め込む技術が記載されている(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−217202号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2002−53971号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者の検討によれば、以下のことが分かった。
【0008】
配線開口部にバリアメタル層を形成し、バリアメタル層上に銅のシード膜を形成し、アニールを行ってからシード膜上に銅の主導体膜をめっきして配線開口部を埋める技術では、シード膜をアニールしたときにシード膜が凝集してバリアメタル層が部分的に露出し、主導体膜形成時にボイドが発生する恐れがある。このボイドの発生を防ぐためにシード膜を厚くすると、シード膜とバリアメタル層の接着性が低下する恐れがある。これらは、形成される埋込銅配線の信頼性を低下させる。
【0009】
また、配線開口部にバリアメタル層を形成し、バリアメタル層上に第1のシード膜と第2のシード膜の積層膜からなるシード膜を形成し、そのシード膜上に銅の主導体膜をめっきして配線開口部を埋める技術では、シード膜とバリアメタル層の接着性が低下する恐れがある。また、シード膜上に形成される主導体膜の結晶粒径が比較的小さく、形成される埋込銅配線のストレスマイグレーション特性が低下する恐れがある。これらは、形成される埋込銅配線の信頼性を低下させる。
【0010】
本発明の目的は、信頼性の高い埋込配線を形成できる半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0011】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0013】
本発明の半導体装置の製造方法は、配線開口部に銅配線を形成する際に、第1銅膜を形成して熱処理を行い、第1銅膜上に第2銅膜を形成して熱処理を行い、その後、主導体膜としての銅膜を形成するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
【0015】
本実施の形態の半導体装置およびその製造工程を図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態である半導体装置、例えばMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)、の製造工程中の要部断面図である。
【0016】
図1に示すように、例えば1〜10Ωcm程度の比抵抗を有するp型の単結晶シリコンなどからなる半導体基板(半導体ウエハ)1の主面に素子分離領域2が形成される。素子分離領域2は酸化シリコンなどからなり、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法またはLOCOS(Local Oxidization of Silicon )法などにより形成される。
【0017】
次に、半導体基板1のnチャネル型MISFETを形成する領域にp型ウエル3を形成する。p型ウエル3は、例えばホウ素(B)などの不純物をイオン注入することなどによって形成される。
【0018】
次に、p型ウエル3の表面にゲート絶縁膜4が形成される。ゲート絶縁膜4は、例えば薄い酸化シリコン膜などからなり、例えば熱酸化法などによって形成することができる。
【0019】
次に、p型ウエル3のゲート絶縁膜4上にゲート電極5が形成される。例えば、半導体基板1上に多結晶シリコン膜を形成し、その多結晶シリコン膜にリン(P)などをイオン注入して低抵抗のn型半導体膜とし、その多結晶シリコン膜をドライエッチングによってパターニングすることにより、多結晶シリコン膜からなるゲート電極5を形成することができる。
【0020】
次に、p型ウエル3のゲート電極5の両側の領域にリンなどの不純物をイオン注入することにより、n-型半導体領域6が形成される。
【0021】
次に、ゲート電極5の側壁上に、例えば酸化シリコンなどからなる側壁スペーサまたはサイドウォール7が形成される。サイドウォール7は、例えば、半導体基板1上に酸化シリコン膜を堆積し、この酸化シリコン膜を異方性エッチングすることによって形成することができる。
【0022】
サイドウォール7の形成後、n+型半導体領域8(ソース、ドレイン)が、例えば、p型ウエル3のゲート電極5およびサイドウォール7の両側の領域にリンなどの不純物をイオン注入することにより形成される。n+型半導体領域8は、n-型半導体領域6よりも不純物濃度が高い。
【0023】
次に、ゲート電極5およびn+型半導体領域8の表面を露出させ、例えばコバルト(Co)膜を堆積して熱処理することによって、ゲート電極5とn+型半導体領域8との表面に、それぞれシリサイド膜5aおよびシリサイド膜8aを形成する。これにより、n+型半導体領域8の拡散抵抗と、コンタクト抵抗とを低抵抗化することができる。その後、未反応のコバルト膜は除去する。
【0024】
このようにして、p型ウエル3にnチャネル型のMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)9が形成される。
【0025】
次に、半導体基板1上に窒化シリコンなどからなる絶縁膜10と、酸化シリコンなどからなる絶縁膜11を順次堆積する。それから、絶縁膜11および絶縁膜10を順次ドライエッチングすることにより、コンタクトホール12を形成する。コンタクトホール12の底部では、半導体基板1の主面の一部、例えばn+型半導体領域8の一部、やゲート電極5の一部などが露出される。
【0026】
次に、コンタクトホール12内に、タングステン(W)などからなるプラグ13が形成される。プラグ13は、例えば、コンタクトホール12の内部を含む絶縁膜11上にバリア膜として例えば窒化チタン膜13aを形成した後、タングステン膜をCVD(Chemical Vapor Deposition)法などによって窒化チタン膜13a上にコンタクトホール12を埋めるように形成し、絶縁膜11上の不要なタングステン膜および窒化チタン膜13aをCMP(Chemical Mechanical Polishing)法またはエッチバック法などによって除去することにより形成することができる。
【0027】
図2〜図11は、図1に続く半導体装置の製造工程中における要部断面図を示している。理解を簡単にするために、図1の絶縁膜11より下の構造に対応する部分は図示を省略している。
【0028】
まず、図2に示されるように、プラグ13が埋め込まれた絶縁膜11上に絶縁膜(エッチングストッパ膜)14を形成する。絶縁膜14は、例えば窒化シリコン膜または炭化シリコン(SiC)膜からなる。絶縁膜14は、その上層の絶縁膜(層間絶縁膜)15に配線形成用の溝や孔をエッチングにより形成する際に、その掘り過ぎにより下層に損傷を与えたり、加工寸法精度が劣化したりすることを回避するために形成される。すなわち、絶縁膜14は絶縁膜15をエッチングする際にエッチングストッパとして機能する。それから、絶縁膜14上に、下層からフッ素(F)が添加された酸化シリコン膜およびフッ素(F)の添加されていない酸化シリコン膜を順次堆積することによって絶縁膜(層間絶縁膜)15を形成する。なお、絶縁膜15は、フッ素の添加されていない酸化シリコン膜のみから形成してもよい。また、フッ素を添加することにより、絶縁膜15の誘電率を下げることができるので、半導体装置の配線の総合的な誘電率を下げることが可能であり、配線遅延を改善できる。また、絶縁膜15は、有機系の低誘電率材料で形成してもよい。
【0029】
次に、フォトリソグラフィ法およびエッチング法を用いて、絶縁膜15および絶縁膜14をドライエッチングすることによって、配線開口部すなわち開口部(配線溝)16を形成する。このとき、開口部16の底部では、プラグ13の上面が露出される。これにより、図2に示される構造が得られる。
【0030】
次に、図3に示されるように、半導体基板1の主面上の全面に(すなわち、開口部16の底面および側壁上を含む絶縁膜15上に)、例えば窒化チタン(TiN)などからなる例えば厚さ10〜50nm程度の相対的に薄い導電性バリア膜(バリア導体膜)17を、スパッタリング法またはCVD法などを用いて形成する。導電性バリア膜17は、例えば後述の主導体膜(およびシード膜)の銅の拡散を抑制または防止する機能や、その主導体膜(およびシード膜)と絶縁膜(絶縁膜11,14,15)との密着性を向上させる機能などを有している。このような導電性バリア膜17の材料としては、窒化チタンに代えて、銅と殆ど反応しない窒化タンタル(TaN)、窒化バナジウム(VN)または窒化ニオブ(NbN)などのような高融点金属窒化物を用いることもできる。また、導電性バリア膜17の材料として、高融点金属窒化物にシリコン(Si)を添加した材料(例えばTaSiN)や、銅と反応し難いタンタル(Ta)またはチタン(Ti)などのような高融点金属を用いることもできる。また、導電性バリア膜17としては、上記材料膜の単体膜だけでなく積層膜を用いることもできる。
【0031】
次に、図4に示されるように、導電性バリア膜17上に、相対的に薄いシード膜(第1のシード膜)18を形成する。ここで、シード膜18は後で形成される主導体膜と導電性バリア膜17の密着性を向上させるために形成される。シード膜18は、銅を主成分とする導体膜、例えば銅膜により形成することができる。シード膜18は、スパッタリング法またはCVD法などにより形成することができる。シード膜18の厚みは10〜100nmの範囲内であることが好ましく、50nm以下であればより好ましい。シード膜18が100nm以上であれば、後述する熱処理(第1の熱処理)によるシード膜18と導電性バリア膜17との接着性(密着性)向上の効果が小さくなる。シード膜18が10nm以下であれば、シード膜18の成膜均一性が低下し、またシード膜18の成膜時の成膜装置の制御が難しくなる。
【0032】
シード膜18の成膜後、半導体基板1に対して熱処理(第1の熱処理、アニール)を行う。この熱処理(第1の熱処理)により、シード膜18が結晶化して大粒径化し(粒径または結晶粒径が大きくなり)、また導電性バリア膜17とシード膜18との接着性(密着性)が向上する。導電性バリア膜17とシード膜18との接着性(密着性)を向上できるので、形成される埋込銅配線のストレスマイグレーション特性などを向上することができる。熱処理(第1の熱処理)は、水素(H2)ガス、窒素(N2)ガス、ヘリウム(He)ガスまたはアルゴン(Ar)ガス(あるいはそれらの混合ガス)などの還元または不活性ガス雰囲気中で行われる。熱処理雰囲気が、100ppm以下程度の酸素(O2)ガスを含んでいてもよい。熱処理(第1の熱処理)の温度は、250〜450℃範囲内であることが好ましい。熱処理の温度が250℃より低いと、シード膜18の接着性向上などの効果が小さくなる。熱処理の温度が450℃より高いと、形成される配線の信頼性が低下する恐れがある。
【0033】
上記のように、熱処理(第1の熱処理)を行うと、シード膜18と導電性バリア膜17との接着性が向上するが、薄いシード膜18を熱処理したことによりシード膜18に凝集が生じる恐れがある。そのような状態のシード膜18上に主導体膜としての厚い銅膜をめっき法などで形成したとすると、ボイドが発生し、形成された埋込銅配線の信頼性を低下させる恐れがある。本実施の形態では、上記熱処理(第1の熱処理)の後で、主導体膜を形成する前に、図5に示されるように、シード膜(第1のシード膜)18上にシード膜(第2のシード膜)19を形成する。上記熱処理(第1の熱処理)によってシード膜18に凝集が生じてシード膜18から導電性バリア膜17が部分的に露出していたとしても、シード膜19を形成したことにより、導電性バリア膜17の露出部をシード膜19により覆うことができ、その後の主導体膜20の形成工程(めっき工程)でのボイドの発生を防止することができる。シード膜19は、シード膜18と同様、銅を主成分とする導体膜、例えば銅膜により形成することができる。シード膜19は、スパッタリング法、CVD法またはめっき法(電解めっき法または無電解めっき法)などにより形成することができる。シード膜19の膜厚は、シード膜19上に主導体膜20を形成するための銅めっき工程で支障が生じない(例えばボイドの発生やめっき膜厚の不均一などの不具合が生じない)程度の補足膜厚であり、例えば10〜200nm程度である。
【0034】
シード膜19を形成した後、半導体基板1に対して熱処理(第2の熱処理、アニール)を行う。この熱処理(第2の熱処理)により、シード膜18およびシード膜19が結晶化して大粒径化する。これにより、シード膜18およびシード膜19からなるシード膜全体が一様に大粒径化し、シード膜19の粒径(結晶粒径)をシード膜18の粒径(結晶粒径)とほぼ同程度にすることができる。熱処理(第2の熱処理)は、水素(H2)ガス、窒素(N2)ガス、ヘリウム(He)ガスまたはアルゴン(Ar)ガス(あるいはそれらの混合ガス)などの還元または不活性ガス雰囲気中で行われる。熱処理雰囲気が、100ppm以下程度の酸素(O2)ガスを含んでいてもよい。熱処理(第2の熱処理)の温度は、250〜450℃範囲内であることが好ましい。熱処理の温度が250℃より低いと、シード膜19の大粒径化(粒成長)が不十分になる恐れがある。熱処理の温度が450℃より高いと、形成される配線の信頼性が低下する恐れがある。なお、この熱処理(第2の熱処理)によりシード膜19およびシード膜18は一体化され得るが、理解を簡単にするために、以降の図および説明においてはシード膜19およびシード膜18を個別の層として記載している。
【0035】
上記熱処理(第2の熱処理)の後、図6に示されるように、シード膜19上に、開口部16内を埋める(満たす)ように、相対的に厚い銅からなる主導体膜20を形成する。主導体膜20は、例えば電解めっきまたは無電解めっきのようなめっき法を用いて形成することができる。また、主導体膜20は銅を主成分とする導体膜、例えば銅または銅合金により形成することができる。上記のように熱処理(第2の熱処理)によって下地層(シード膜19)が大粒径化されているので、その上に形成される主導体膜20の粒径(結晶粒径)も大きくすることができる。これにより、形成される銅配線のストレスマイグレーション特性やエレクトロマイグレーション特性を改善または向上することができる。また、薄いシード膜上に相対的に厚い主導体膜20をめっき法で形成するとボイドが発生する恐れがあるが、本実施の形態では、シード膜18上にシード膜19を形成することによってシード膜全体の膜厚を厚くし、その上に主導体膜20を形成しているので、主導体膜20を形成する際のボイドの発生を抑制または防止することができる。また、導電性バリア膜17上に薄いシード膜18を形成して熱処理(第1の熱処理)を行い、その後シード膜18上にシード膜19を形成して熱処理(第2の熱処理)を行っているので、導電性バリア膜17とシード膜(シード膜18とシード膜19の積層膜)との間の接着性(密着性)を向上することができる。このため、導電性バリア膜17と主導体膜20の接着性(密着性)を向上することもできる。
【0036】
主導体膜20の形成後、例えば100〜400℃程度の温度で半導体基板1に対して熱処理を施す。この熱処理は、水素(H2)ガス、窒素(N2)ガス、ヘリウム(He)ガスまたはアルゴン(Ar)ガス(あるいはそれらの混合ガス)などの還元または不活性ガス雰囲気中または、そのような雰囲気に微量酸素(例えば500ppm以下程度の濃度の酸素(O2)ガス)を含有する雰囲気中で行うことができる。これにより、主導体膜20(の銅)を再結晶化させ、主導体膜20の結晶粒を成長させる(結晶粒径を拡大させる)。なお、この熱処理により主導体膜20、シード膜19およびシード膜18は一体化され得るが、理解を簡単にするために、以降の図および説明においては主導体膜20、シード膜19およびシード膜18を個別の層として記載している。
【0037】
次に、図7に示されるように、主導体膜20、シード膜19、シード膜18および導電性バリア膜17をCMP法によって、絶縁膜15の上面が露出するまで研磨する。これにより、開口部16内に埋め込まれた主導体膜20、シード膜19、シード膜18および導電性バリア膜17が残され、それ以外の主導体膜20、シード膜19、シード膜18および導電性バリア膜17が除去される。このようにして、図7に示されるように、導電性バリア膜17、シード膜18、シード膜19および相対的に厚い主導体膜20からなる配線(第1層配線)21を開口部(配線溝)16からなる配線開口部内に形成する。配線21は、プラグ13を介してn+型半導体領域(ソース、ドレイン)8やゲート電極5と電気的に接続されている。
【0038】
次に、図8に示されるように、配線21が埋め込まれた絶縁膜15上に、絶縁膜(バリア絶縁膜)22、絶縁膜(層間絶縁膜)23、絶縁膜(エッチングストッパ膜)24および絶縁膜(層間絶縁膜)25を形成する。絶縁膜22は、例えば炭窒化シリコン(SiCN)膜などからなり、銅配線のバリア絶縁膜として機能する。従って、絶縁膜22は、配線21中の銅が、絶縁膜23中に拡散するのを抑制または防止する。絶縁膜22の他の材料として、例えば窒化シリコン膜、炭化シリコン(SiC)膜または酸窒化シリコン(SiON)膜を用いることもできる。絶縁膜23は、絶縁膜15と同様の材料により形成することができる。絶縁膜24および絶縁膜25は、絶縁膜14および絶縁膜15と同様の材料により形成することができる。
【0039】
次に、図9に示されるように、フォトリソグラフィ法およびドライエッチング法などを用いて絶縁膜22〜25をドライエッチングすることなどによって、配線開口部すなわち、配線21に達する開口部(ビア)30および開口部(配線溝)31を形成する。開口部31は、絶縁膜25および絶縁膜24を選択的に除去することにより形成されている。開口部30は、開口部31の底部において絶縁膜23および絶縁膜22を選択的に除去することにより形成されている。開口部30の底部では、配線21の上面が露出される。
【0040】
次に、開口部30の底部で露出する配線21(下層銅配線)の表面に形成された酸化銅を除去して配線21の露出した上面を清浄化(クリーニング)する処理を行う。これは、例えば水素(H2)プラズマ処理のような還元性プラズマ処理により、銅配線表面の酸化銅(CuO、Cu2O、CuO2)を銅(Cu)に還元することにより行うことができる。
【0041】
次に、図10に示されるように、半導体基板1の主面上の全面に(すなわち、開口部30および開口部31の底面および側壁上を含む絶縁膜25上に)、導電性バリア膜17と同様の材料(例えば窒化チタン)からなる薄い導電性バリア膜(バリア導体膜)32を同様の手法を用いて形成する。導電性バリア膜32は、導電性バリア膜17と同様の機能を有し、例えば後述の主導体膜(およびシード膜)の銅の拡散を抑制または防止する機能や、その主導体膜(およびシード膜)と絶縁膜(絶縁膜22,23,24,25)との密着性を向上させる機能などを有している。
【0042】
次に、導電性バリア膜32上に、相対的に薄いシード膜(第1のシード膜)33を形成する。ここで、シード膜33は後で形成される主導体膜と導電性バリア膜32の密着性を向上させるために形成される。シード膜33は、シード膜18と同様の材料(例えば銅膜)からなり、同様の手法を用いて形成することができる。シード膜33の膜厚は、シード膜18と同様に、10〜100nmの範囲内であることが好ましく、50nm以下であればより好ましい。シード膜33が100nm以上であれば、後述する熱処理によるシード膜33と導電性バリア膜32との接着性向上の効果が小さくなる。シード膜33が10nm以下であれば、シード膜33の成膜均一性が低下し、またシード膜33の成膜時の成膜装置の制御が難しくなる。
【0043】
シード膜33の成膜後、半導体基板1に対して熱処理(第1の熱処理、アニール)を行う。この熱処理は、シード膜18の形成後でシード膜19の形成前に行われる熱処理と同様にして行うことができる。この熱処理(第1の熱処理)により、シード膜33が結晶化して大粒径化し、また導電性バリア膜32とシード膜33との接着性が向上する。導電性バリア膜32とシード膜33との接着性(密着性)を向上できるので、形成される埋込銅配線のストレスマイグレーション特性などを向上することができる。熱処理(第1の熱処理)は、水素(H2)ガス、窒素(N2)ガス、ヘリウム(He)ガスまたはアルゴン(Ar)ガス(あるいはそれらの混合ガス)などの還元または不活性ガス雰囲気中で行われる。熱処理雰囲気が、100ppm以下程度の酸素(O2)ガスを含んでいてもよい。熱処理(第1の熱処理)の温度は、250〜450℃範囲内であることが好ましい。熱処理の温度が250℃より低いと、シード膜33の接着性向上などの効果が小さくなる。熱処理の温度が450℃より高いと、形成される配線の信頼性が低下する恐れがある。
【0044】
上記のように、熱処理(第1の熱処理)を行うと、シード膜33と導電性バリア膜32との接着性が向上するが、薄いシード膜33を熱処理したことによりシード膜33に凝集が生じる恐れがある。そのような状態のシード膜33上に主導体膜としての厚い銅膜をめっき法などで形成したとすると、ボイドが発生し、形成された埋込銅配線の信頼性を低下させる恐れがある。本実施の形態では、上記熱処理(第1の熱処理)の後で、主導体膜を形成する前に、シード膜(第1のシード膜)33上にシード膜(第2のシード膜)34を形成する。上記熱処理(第1の熱処理)によってシード膜33に凝集が生じてシード膜33から導電性バリア膜32が部分的に露出していたとしても、シード膜34を形成したことにより、導電性バリア膜32の露出部をシード膜34により覆うことができ、その後の主導体膜35の形成工程(めっき工程)でのボイドの発生を防止することができる。シード膜34は、シード膜19と同様の材料(例えば銅膜)からなり、同様の手法を用いて形成することができる。シード膜34の膜厚は、シード膜34上に主導体膜35を形成するための銅めっき工程で支障が生じない(例えばボイドの発生やめっき膜厚の不均一などの不具合が生じない)程度の補足膜厚であり、例えば10〜200nm程度である。
【0045】
シード膜34を形成した後、半導体基板1に対して熱処理(第2の熱処理、アニール)を行う。この熱処理(第2の熱処理)により、シード膜33およびシード膜34が結晶化して大粒径化する。これにより、シード膜33およびシード膜34からなるシード膜全体が一様に大粒径化し、シード膜34の粒径をシード膜33の粒径とほぼ同程度にすることができる。熱処理(第2の熱処理)は、水素(H2)ガス、窒素(N2)ガス、ヘリウム(He)ガスまたはアルゴン(Ar)ガス(あるいはそれらの混合ガス)などの還元または不活性ガス雰囲気中で行われる。熱処理雰囲気が、100ppm以下程度の酸素(O2)ガスを含んでいてもよい。熱処理(第2の熱処理)の温度は、250〜450℃範囲内であることが好ましい。熱処理の温度が250℃より低いと、シード膜34の大粒径化(粒成長)が不十分になる恐れがある。熱処理の温度が450℃より高いと、形成される配線の信頼性が低下する恐れがある。なお、この熱処理(第2の熱処理)によりシード膜34およびシード膜33は一体化され得るが、理解を簡単にするために、以降の図および説明においてはシード膜34およびシード膜33を個別の層として記載している。
【0046】
上記熱処理(第2の熱処理)の後、シード膜34上に、開口部30および開口部31内を埋める(満たす)ように、相対的に厚い銅からなる主導体膜35を形成する。主導体膜35は、例えば電解めっきまたは無電解めっきのようなめっき法を用いて形成することができる。また、主導体膜35は銅を主成分とする導体膜、例えば銅または銅合金により形成することができる。上記のように熱処理(第2の熱処理)によって下地層(シード膜34)が大粒径化されているので、その上に形成される主導体膜35の粒径も大きくすることができる。これにより、形成される銅配線のストレスマイグレーション特性やエレクトロマイグレーション特性を改善または向上することができる。また、薄いシード膜上に相対的に厚い主導体膜35をめっき法で形成するとボイドが発生する恐れがあるが、本実施の形態では、シード膜33上にシード膜34を形成することによってシード膜全体の膜厚を厚くし、その上に主導体膜35を形成しているので、主導体膜35を形成する際のボイドの発生を抑制または防止することができる。また、導電性バリア膜32上に薄いシード膜33を形成して熱処理(第1の熱処理)を行い、その後シード膜33上にシード膜34を形成して熱処理(第2の熱処理)を行っているので、導電性バリア膜32とシード膜(シード膜33とシード膜34の積層膜)との間の接着性(密着性)を向上することができる。このため、導電性バリア膜32と主導体膜35の接着性(密着性)を向上することもできる。
【0047】
主導体膜35の形成後、例えば100〜400℃程度の温度で半導体基板1に対して熱処理を施す。この熱処理は、水素(H2)ガス、窒素(N2)ガス、ヘリウム(He)ガスまたはアルゴン(Ar)ガス(あるいはそれらの混合ガス)などの還元または不活性ガス雰囲気中または、そのような雰囲気に微量酸素(例えば500ppm以下程度の濃度の酸素(O2)ガス)を含有する雰囲気中で行うことができる。これにより、主導体膜35(の銅)を再結晶化させ、主導体膜35の結晶粒を成長させる(結晶粒径を拡大させる)。なお、この熱処理により主導体膜35、シード膜34およびシード膜33は一体化され得るが、理解を簡単にするために、以降の図および説明においては主導体膜35、シード膜34およびシード膜33を個別の層として記載している。
【0048】
次に、主導体膜35、シード膜34、シード膜33および導電性バリア膜32をCMP法によって、絶縁膜25の上面が露出するまで研磨する。これにより、開口部30および開口部31内に埋め込まれた主導体膜35、シード膜34、シード膜33および導電性バリア膜32が残され、それ以外の主導体膜35、シード膜34、シード膜33および導電性バリア膜32が除去される。このようにして、図11に示されるように、導電性バリア膜32、シード膜33、シード膜34および相対的に厚い主導体膜35からなる配線(第2層配線)36を開口部(配線溝)31および開口部(ビア)30からなる配線開口部内に形成する。配線36は、開口部(ビア)30に埋め込まれた導電性バリア膜32、シード膜33、シード膜34および主導体膜35からなるビア部を介して配線21と電気的に接続されている。
【0049】
その後、同様の工程を必要に応じて繰り返して、第3層配線以降の上層配線を形成することができるが、ここではその説明は省略する。
【0050】
本実施の形態では、埋込銅配線(配線21,36)を形成する際のシード膜を第1のシード膜(シード膜18,33)と第2のシード膜(シード膜19,34)により形成する。第1のシード膜の形成後には、第1の熱処理を行う。これにより、導電性バリア膜(導電性バリア膜17,32)と第1のシード膜との接着性を向上することができる。この際、第1のシード膜の厚みが厚すぎると接着性向上効果が小さくなる。一方、薄いシード膜上に銅の主導体膜をめっき法で形成すると、ボイドが生じる恐れがある。このため、第1のシード膜上に第2のシード膜を形成する。これにより、第1のシード膜の膜厚を厚くしなくとも、第1のシード膜と第2のシード膜とからなる全体のシード膜の厚みを厚くすることができる。第1のシード膜に凝集が生じて導電性バリア膜が第1のシード膜から部分的に露出したとしても、導電性バリア膜の露出部を第2のシード膜により覆うことができるので、主導体膜(主導体膜20,34)を形成してもボイドが生じない。これにより、形成される埋込銅配線の欠陥を低減または防止できる。また、第2のシード膜の形成後で主導体膜の形成前に、第2の熱処理を行うことで、第1のシード膜と第2のシード膜とを一様に大粒径化し、その後に形成される主導体膜の粒径を大きくできる。また、第1のシード膜形成後に第1の熱処理を行い、第2のシード膜形成後に第2の熱処理を行うことで、導電性バリア膜とシード膜(第1のシード膜および第2のシード膜の積層膜)との接着性(密着性)を向上することができる。シード膜を大粒径化でき、また導電性バリア膜とシード膜との接着性を向上することができるので、形成される埋込銅配線のストレスマイグレーション特性やエレクトロマイグレーション特性などを大幅に改善できる。配線欠陥密度(配線中のマイクロボイド)も大幅に低減できる。このため、埋込銅配線の信頼性を向上することができる。また、半導体装置の製造歩留まりを向上でき、半導体装置の製造コストを低減できる。
【0051】
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0052】
前記実施の形態では、MISFETを有する半導体装置について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、銅を主成分とする主導体膜を含む配線を有する種々の半導体装置に適用することができる。
【0053】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
【0054】
配線開口部に銅配線を形成する際に、第1銅膜を形成して熱処理を行い、第1銅膜上に第2銅膜を形成して熱処理を行い、その後、主導体膜としての銅膜を形成することにより、信頼性の高い埋込銅配線を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
【図2】図1に続く半導体装置の製造工程中における要部断面図である。
【図3】図2に続く半導体装置の製造工程中における要部断面図である。
【図4】図3に続く半導体装置の製造工程中における要部断面図である。
【図5】図4に続く半導体装置の製造工程中における要部断面図である。
【図6】図5に続く半導体装置の製造工程中における要部断面図である。
【図7】図6に続く半導体装置の製造工程中における要部断面図である。
【図8】図7に続く半導体装置の製造工程中における要部断面図である。
【図9】図8に続く半導体装置の製造工程中における要部断面図である。
【図10】図9に続く半導体装置の製造工程中における要部断面図である。
【図11】図10に続く半導体装置の製造工程中における要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板
2 素子分離領域
3 p型ウエル
4 ゲート絶縁膜
5 ゲート電極
5a シリサイド膜
6 n-型半導体領域
7 サイドウォール
8 n+型半導体領域
8a シリサイド膜
9 nチャネル型のMISFET
10 絶縁膜
11 絶縁膜
12 コンタクトホール
13 プラグ
13a 窒化チタン膜
14 絶縁膜
15 絶縁膜
16 開口部
17 導電性バリア膜
18 シード膜
19 シード膜
20 主導体膜
21 配線
22 絶縁膜
23 絶縁膜
24 絶縁膜
25 絶縁膜
30 開口部
31 開口部
32 導電性バリア膜
33 シード膜
34 シード膜
35 主導体膜
36 配線

Claims (11)

  1. a)半導体基板を準備する工程、
    (b)前記半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程、
    (c)前記第1絶縁膜に配線開口部を形成する工程、
    (d)前記配線開口部の底部および側壁を含む前記第1絶縁膜上に、バリア導体膜を形成する工程、
    (e)前記バリア導体膜上に銅を主成分とする第1シード膜を形成する工程、
    (f)前記(e)工程後に、第1熱処理を行うことで、前記第1シード膜の結晶粒径を大きくする工程、
    (g)前記(f)工程後に、前記第1シード膜上に銅を主成分とする第2シード膜を形成する工程、
    (h)前記(g)工程後に、第2熱処理を行うことで、前記第2シード膜の結晶粒径を、前記第1シード膜の結晶粒径と同程度に大きくする工程、
    (i)前記(h)工程後に、前記配線開口部内を満たすように前記第2シード膜上に銅を主成分とする導体膜をめっき法を用いて形成する工程、
    (j)前記配線開口部内に埋め込まれた前記バリア導体膜、前記第1シード膜、前記第2シード膜および前記導体膜を残すように、それ以外の前記バリア導体膜、前記第1シード膜、前記第2シード膜および前記導体膜を除去する工程
    を有し、
    前記(f)工程の第1熱処理によって、前記第1シード膜に凝集が発生することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. a)半導体基板を準備する工程、
    (b)前記半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程、
    (c)前記第1絶縁膜に配線開口部を形成する工程、
    (d)前記配線開口部の底部および側壁を含む前記第1絶縁膜上に、銅の拡散を抑制または防止する機能を有するバリア導体膜を形成する工程、
    (e)前記バリア導体膜上に銅を主成分とする第1シード膜を形成する工程、
    (f)前記(e)工程後に、250〜450℃の範囲内の温度で第1熱処理を行うことで、前記第1シード膜の結晶粒径を大きくする工程、
    (g)前記(f)工程後に、前記第1シード膜上に銅を主成分とする第2シード膜を形成する工程、
    (h)前記(g)工程後に、250〜450℃の範囲内の温度で第2熱処理を行うことで、前記第2シード膜の結晶粒径を、前記第1シード膜の結晶粒径と同程度に大きくする工程、
    (i)前記(h)工程後に、前記配線開口部内を満たすように前記第2シード膜上に銅を主成分とする導体膜をめっき法を用いて形成する工程、
    (j)前記配線開口部内に埋め込まれた前記バリア導体膜、前記第1シード膜、前記第2シード膜および前記導体膜を残すように、それ以外の前記バリア導体膜、前記第1シード膜、前記第2シード膜および前記導体膜を除去する工程
    を有し、
    前記(f)工程の第1熱処理によって、前記第1シード膜に凝集が発生することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(f)工程後に、前記第1シード膜には前記バリア導体膜が露出している箇所が存在しており、
    前記(g)工程で、前記露出している箇所は、前記第2シード膜によって覆われることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(f)工程の第1熱処理は、還元または不活性ガス雰囲気中で行われることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1熱処理が行われる前記還元または不活性ガス雰囲気は、水素ガス、窒素ガス、ヘリウムガスまたはアルゴンガス雰囲気であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(h)工程の第2熱処理は、還元または不活性ガス雰囲気中で行われることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2熱処理が行われる前記還元または不活性ガス雰囲気は、水素ガス、窒素ガス、ヘリウムガスまたはアルゴンガス雰囲気であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(e)工程で、前記第1シード膜は、スパッタリング法またはCVD法によって形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(g)工程で、前記第2シード膜は、スパッタリング法、CVD法またはめっき法によって形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1絶縁膜は、フッ素が添加された酸化シリコン膜であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項1〜のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1絶縁膜は、有機膜であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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