JP3972805B2 - ポリ乳酸系布帛 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は主としてポリ乳酸繊維からなる布帛であって、布帛の静電気発生量が少ないポリ乳酸系布帛に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ポリエチレンテレフタレートを始めとする合成繊維に導電性繊維を混ぜて静電気の発生を抑える方法は特開昭57−183426号公報や特開平8−35146号公報に記載されている。又、生分解ポリマーを使用した導電性繊維については、特開平9−157953号公報に記載されている。
【0003】
又、近年は生分解性繊維としてポリ乳酸繊維が注目されており、ポリ乳酸繊維に他の天然系繊維と合わせて布帛にする方法は特開2002−180353号公報や特開2001−11832号公報に記載されている。
【0004】
しかしながら、ポリ乳酸繊維を主とした布帛の場合は初期摩擦帯電が極めて高く、作業着などのユニフォーム分野では静電気発生による発塵性の懸念があり使用できないのが実情である。
【0005】
【特許文献1】
特開昭57−183426号公報
【特許文献2】
特開平8−35146号公報
【特許文献3】
特開平9−157953号公報
【特許文献4】
特開2002−180353号公報
【特許文献5】
特開2001−11832号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、摩擦耐電圧が低く使用時には静電気の発生が少ない、又洗濯後でも性能を損なうことなく主としてユニフォーム用布帛として十分機能するポリ乳酸系布帛を提供するにある。
又、使用後には反毛処理をして不織布を作製し防草シートなどに再使用することで環境負荷を減らすことのできる特徴を持つものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、ポリ乳酸繊維と天然繊維および/またはセルロース系繊維からなる布帛であって、ポリ乳酸繊維と導電性繊維の合撚糸を布帛中に含み、かつ導電性繊維を0.1wt%以上含み、JIS L−1094摩擦帯電減衰測定法にて測定した初期摩擦耐電圧値が3.0kV以下である事を特徴とする布帛である。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のポリ乳酸系布帛は、JIS L−1094摩擦帯電減衰測定法にて測定した初期摩擦耐電圧値が3.0kV以下である事が必要である。上記条件で3.0kV以下であれば布帛を使用した時に摩擦耐電圧が低いために静電気発生が少なく、発塵性を抑える事ができ作業着等のユニフォーム分野で使用するには問題がない。又、さらに好ましくは初期摩擦耐電圧値が2.0kV以下である事が好ましい。
【0009】
上記性能を得るためには、ポリ乳酸系布帛中に導電性繊維を0.1wt%以上含む事が必要である。導電性繊維を0.1wt%未満で使用すると、制電性に劣り静電気による埃塵の吸着やまとわりの問題が発生し、布帛として使用することは困難である。好ましくは、0.1〜1.0wt%の範囲内である。
【0010】
導電性繊維は、布帛中で使用する量が少ないために、従来から使用されているナイロンおよびポリエステル製等の導電性繊維を使用してもかまわないが、生分解性ポリマーからなる導電性繊維を使用したほうが好ましい。
【0011】
また、使用するポリ乳酸系布帛は洗濯50回後でも、JIS L−1094摩擦帯電減衰測定法にて測定した初期摩擦耐電圧値が5.0kV以下である事が好ましい。上記範囲内であれば、繰り返し洗濯した場合でも制電性に優れ、静電気による埃塵の吸着やまとわりの問題が発生しない。
【0012】
使用するポリ乳酸繊維の相対粘度(ηrel)は2.5〜3.8の範囲であると、布帛に使用するのに十分な初期強力を得られ、又製織性も良く、洗濯時の加水分解による強力低下も少なくて好ましい。さらに好ましくは2.7〜3.0である。
【0013】
本発明に用いるポリ乳酸繊維はL−乳酸、D−乳酸あるいは乳酸の2量体であるL−ラクチドやD−ラクチドあるいはメゾラクチドを原料とするものであるが、結晶性を有するポリ乳酸を用いることで糸の結晶性を上げ強度を上げる事ができる。L−乳酸を主たる繰り返し単位とした方が製造コストが安く好ましい。ポリ乳酸のL−体の比率は95%以上である事が好ましい。さらに好ましくは、98%以上である。
【0014】
ポリ乳酸系フィラメントは、残存モノマー量が多ければ空気中の湿度で加水分解が発生し、糸の強度の低下が速やかに進む。従ってポリ乳酸繊維の残存モノマーは少なくする事が必要であり、繊維中の残存モノマー量が0.8wt%以下であれば空気中での加水分解を抑える事が出来るために好ましい。本発明に言うモノマーとは後述するGPC分析により算出される分子量1000以下の成分である。フィラメント中の残存モノマー量はさらに好ましくは、0.5wt%以下である。特に好ましくは0.2wt%以下である。
【0015】
本発明のポリ乳酸系布帛で使用するポリ乳酸繊維の形態はマルチフィラメント糸からなる生糸及び加工糸や、紡績糸が好ましい。マルチフィラメント糸と紡績糸を同時に使用することも可能であるが、発塵性を特に注意する場合は、マルチフィラメント糸を使用したほうが良い。
【0016】
また、ポリ乳酸繊維の断面は丸断面はもちろん、Y型や三角型、中空型等の異形断面糸を使用することも可能である。
【0017】
本発明の布帛は、導電性繊維以外はポリ乳酸系繊維と他の天然繊維(綿、ウール)やセルロース系繊維を合わせて使用する事も可能である。
【0018】
その場合、布帛中のポリ乳酸繊維の割合は30〜95wt%で使用することが好ましい。上記範囲内であれば、他の天然繊維と組み合わせた場合は洗濯後及び熱(蒸気)による寸法変化率が少なく良好である。さらに好ましくは、40〜60%である。
【0019】
本発明に用いるポリ乳酸系布帛は衣服等で使用する場合、布帛の初期引張強力80N(ニュートン)以上、初期引裂強力5N以上である事が好ましい。上記範囲内であれば、衣服等で使用する場合でも加工性に問題なく、実際に身に付けても問題はない。織物の初期引張強力は100N以上、初期引裂強力は7N以上であればさらに好ましい。
【0020】
【実施例】
以下、実施例により具体的に本発明を説明する。最初に、ポリマー物性の分析方法を紹介する。
【0021】
(相対粘度ηrel)
フェノール/テトラクロロエタン=60/40(質量比)の混合溶媒に試料を1g/dLの濃度になるよう溶解し、20℃でウベローデ粘度管を用いて相対粘度を測定した。
【0022】
(L体の測定)
樹脂を加水分解させ、メタノール性水酸化ナトリウム溶液1.0Nを溶媒として高速液体クロマトグラフィー(HPLC:島津製作所製 LC10AD型)を使ってL体の比率を求めた。
【0023】
(初期摩擦耐電圧)
JIS L−1094摩擦帯電減衰測定法にて、カネボウエンジニアリング(株)製 エレクトロスタティックテスターを使用して測定した。
【0024】
(洗濯)
JIS L−0127 103法に準じて洗濯を実施した。
【0025】
(引張強度)
JIS L−1096に記載の6−12−1 A法(ストリップ法)にて測定した。
【0026】
<モノマー量>
試料を10mg/mLの濃度になるようクロロホルムに溶かした。クロロホルムを溶媒として東ソー製 HLC8120GPCによるGPC分析を行いMw、Mnを測定した。検出器はRIを用い、分子量の標準物質としてポリスチレンを用いた。
分子量分布の測定から、分子量1000以下の成分の割合からポリマー中のモノマー量を算出した。
【0027】
実施例1
経糸にA:相対粘度2.83、L体比率98.8%、断面形状が丸断面のポリ乳酸仮撚糸(84dtex(デシテックス)/24フィラメント)をZ撚り(200回/m)した糸と、B:相対粘度2.83、L体比率98.8%のポリ乳酸仮撚糸(84dtex/24フィラメント)と導電性繊維としてカネボウ合繊製「ベルトロン」22dtex/3フィラメントをZ撚り(200回/m)した糸をA:B=49:1(本数比)で使用。
緯糸に、綿糸(40番手)を使用し、仕上げ密度が経密度127本/2.5cm、緯密度86本/2.5cmとなるように平織りを作製した。導電性繊維の比率は0.26wt%であった。
得られた布帛の経方向の引張強力は352N、引裂強力は9.5N、経方向の引張強力は393N、引裂強力は10.0Nであり、初期摩擦耐電圧は1.68kVであった。
又、洗濯50回後の初期摩擦耐電圧を測定したところ4.06kVであった。この布帛を使用して作業用服を作製し、着用テストを実施したが、静電気による埃塵の吸着やまとわりがなく、洗濯後でも同様に良好であった。
【0028】
比較例1
経糸にA:相対粘度2.83、L体比率98.8%、残存モノマー量が0.5wt%で断面形状が丸断面のポリ乳酸仮撚糸(84dtex/24フィラメント)をZ撚り(200回/m)した糸と、B:相対粘度2.83、L体比率98.8%のポリ乳酸仮撚糸(84dtex/24フィラメント)と導電性繊維としてカネボウ合繊製「ベルトロン」22dtex、緯糸に、綿糸(40番手)を使用し、仕上げ密度が経密度127本/2.5cm、緯密度86本/2.5cmとなるように平織りを作製した。導電性繊維の比率は0.08wt%であった。
得られた布帛の経方向の引張強力は352N、引裂強力は9.3N、経方向の引張強力は393N、引裂強力は9.8Nであり、初期摩擦耐電圧は6.25kVであった。
又、洗濯50回後の初期摩擦耐電圧を測定したところ8.26kVであった。実施例1と同様に着用テストを実施したが、静電気による埃塵の吸着やまとわりが見られた。
【0029】
比較例2
実施例1と同じ糸使いで、導電性繊維を使用せずに平織りを作製した。導電性繊維の比率は0wt%であった。
得られた布帛の経方向の引張強力は362N、引裂強力は9.8N、経方向の引張強力は390N、引裂強力は10.2Nであり、初期摩擦耐電圧は12.66kVであった。
又、洗濯50回後の初期摩擦耐電圧を測定したところ13.25kVであった。
実施例1と同様に着用テストを実施したが、静電気による埃塵の吸着やまとわりがひどく作業着として使用するには困難であった。
Claims (4)
- ポリ乳酸繊維と天然繊維および/またはセルロース系繊維からなる布帛であって、ポリ乳酸繊維と導電性繊維の合撚糸を布帛中に含み、かつ導電性繊維を0.1wt%以上含み、JIS L−1094摩擦帯電減衰測定法にて測定した初期摩擦耐電圧値が3.0kV(キロボルト)以下である事を特徴とする布帛。
- 洗濯50回後のJIS L−1094摩擦帯電減衰測定法にて測定した初期摩擦耐電圧値が5.0kV以下である事を特徴とする請求項1記載の布帛。
- ポリ乳酸繊維の溶液粘度(ηrel)が2.5〜3.8である事を特徴とする請求項1〜2いずれかに記載の布帛。
- 布帛中のポリ乳酸繊維の割合が30〜95wt%である事を特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の布帛。
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