JP3972504B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御する洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の洗濯機においては、一様な回転力(出力)を有するモータ(駆動手段)、給水弁、排水弁等のオン、オフ時間を制御することにより、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の布量を判定し、洗い、すすぎ、脱水の各行程を自動設定するとともに逐次制御していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の構成では、モータは回転力が一様であるためオン、オフを小刻みに制御するだけでは、大容量タイプ(たとえば、洗濯容量が5kg以上)に対する小容量タイプ(洗濯容量が5kg以下)や、大容量であっても機体をコンパクト化させるためには、パルセータおよび洗濯兼脱水槽などの直径を小にする必要があり、それゆえ洗濯物に付加する機械力は弱められてしまい、洗浄、すすぎ等の基本性能や洗剤の溶解性能を確保するには、洗い、すすぎ等の運転時間が長くなってしまったり、それにともない消費電力量や布傷みを増大させてしまう不具合があった。
【0004】
本発明は上記課題を解決するもので、機体がコンパクトあるいは小容量タイプであっても、洗い、すすぎ等の基本性能や洗剤の溶解性能を確保しながら、運転時間を短縮させるとともに、消費電力量や布傷みを低減できるようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、パルセータを内底部に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽を受け槽に回転自在に内包し、パルセータまたは洗濯兼脱水槽を駆動手段により回転駆動し、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を布量検知手段により検知するとともに、制御手段により洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御するよう構成し、制御手段は、洗い行程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程において、パルセータを反転駆動させる攪拌行程と、洗濯兼脱水槽を回転駆動し洗濯兼脱水槽と水受け槽との間の洗濯水を洗濯兼脱水槽内に上方より散水する洗濯槽回転行程とを実行するようにし、布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、攪拌行程および洗濯槽回転行程における駆動手段の出力を変更するようにしたものである。
【0006】
これにより、機体がコンパクトあるいは小容量タイプであっても、洗い、すすぎ等の基本性能と洗剤の溶解性能を確保しながら、洗い、すすぎ行程時間を短縮することができ、トータル運転時間を短縮できるとともに、消費電力量や布傷みを低減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、パルセータを内底部に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に内包した受け槽と、前記パルセータまたは前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する布量検知手段とを備え、前記制御手段は、洗い行程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程において、前記パルセータを反転駆動させる攪拌行程と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動し前記洗濯兼脱水槽と前記水受け槽との間の洗濯水を前記洗濯兼脱水槽内に上方より散水する洗濯槽回転行程とを実行するようにし、前記布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、前記攪拌行程および洗濯槽回転行程における前記駆動手段の出力を変更するようにしたものであり、布量検知手段により検知した洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量(布量)に応じて、攪拌行程でパルセータを回転反転駆動させる駆動手段の出力を大きくしたり、布量に応じた洗い、すすぎ等の基本性能と洗剤の溶解性能を確保しながら、布量に応じた、洗い、すすぎ行程時間を短縮することができ、トータル運転時間を短縮できるとともに、消費電力量と布傷みを低減することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、制御手段は、布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、攪拌行程と洗濯槽回転行程の比率を変更するようにしたものであり、布量が多いとき攪拌行程の比率を上げることにより、トータル運転時間を一定に保ちながら、布量に応じた洗い、すすぎ等の基本性能と洗剤の溶解性能を確保することができる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、パルセータを内底部に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に内包した受け槽と、前記パルセータまたは前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する布量検知手段とを備え、前記制御手段は、洗い行程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程において、前記パルセータを反転駆動させる攪拌行程と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動し前記洗濯兼脱水槽と前記水受け槽との間の洗濯水を前記洗濯兼脱水槽内に上方より散水する洗濯槽回転行程とを実行するようにし、前記布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、設定水位を決定するよう構成し、前記設定水位までの給水途中において、前記設定水位より低い所定水位で前記攪拌行程または前記洗濯槽回転行程を行うプレ攪拌行程またはプレ洗濯槽回転行程を有し、前記プレ洗濯槽回転行程における前記所定水位を前記洗濯兼脱水槽内に上方より散水しない水位となるように設定したものであり、プレ洗濯槽回転行程において、溶けてない洗剤を上方より散水しないため、衣類への洗剤の付着をなくすることができる。
【0010】
請求項4に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、制御手段は、布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、プレ攪拌行程またはプレ洗濯槽回転行程における駆動手段の出力を変更するようにしたものであり、布量に応じて洗剤の溶解性能を確保するとともに、洗浄性能を一定にさせ、布量に合わせた電力量の消費が可能になる。
【0011】
請求項5に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、制御手段は、プレ攪拌行程における駆動手段の出力が、布量検知手段により洗濯物の量を検知するときの駆動手段の出力より大きくなるようにしたものであり、プレ攪拌行程での攪拌力を向上させることができ、洗浄やすすぎ性能を向上することができる。
【0012】
請求項6に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、制御手段は、プレ攪拌行程時におけるパルセータを反転駆動させる水流、攪拌行程時における同じ水位の水流より強くなるようにしたものであり、プレ攪拌行程での攪拌力を向上させることができ、洗剤の溶解性能を向上できるとともに、洗いむらを低減することができる。
【0013】
請求項7に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、制御手段は、布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、プレ攪拌行程時のパルセータを反転駆動させる水流を変更するようにしたものであり、洗剤の溶解性能および布からみや洗浄性能を一定に保つことができる。
【0014】
請求項8に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程または攪拌行程の時間を変更するようにしたものであり、温度変化に対応して洗剤の溶解性能や洗浄性能を一定に保つことができる。
【0015】
請求項9に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程または攪拌行程の水流を変更するようにしたものであり、温度変化に対応して洗剤の溶解性能を一定に保つことができるとともに、時間短縮が可能となる。
【0016】
請求項10に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ洗濯槽回転行程または洗濯槽回転行程の時間を変更するようにしたものであり、温度変化に対応して洗剤の溶解性能および洗浄性能や布からみ、布損傷を一定に保つことができる。
【0017】
請求項11に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程と攪拌行程またはプレ洗濯槽回転行程と洗濯槽回転行程の駆動手段の出力を変更するようにしたものであり、温度変化に対応して洗剤の溶解性能を一定に保つことができるとともに、時間短縮が可能となる。
【0018】
請求項12に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程とプレ洗濯槽回転行程の比率、または攪拌行程と洗濯槽回転行程の比率を変更するようにしたものであり、温度変化に対応して洗剤の溶解性能を一定に保つことができるとともに、一定なトータル洗濯時間が可能となる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
(実施例1)
図2に示すように、外装体1は支持板2に支持された受け槽3をサスペンション4で弾性支持している。受け槽3は中央底部に回転自在にパルセータ5を配設した洗濯兼脱水槽6を内包している。洗濯兼脱水槽6は内周面に複数の貫通した穴6aを形設している。
【0021】
クラッチ機構部7は、支持板2の外底部に装着しており、同心2重軸に形成された洗濯兼脱水槽6に連結している脱水軸8とパルセータ5に固着した洗濯軸9とを支持し、Vベルト10で伝達されるモータ(駆動手段)11の動力を脱水軸8または洗濯軸9に切り換えて伝達するとともに、洗い時およびすすぎ時に洗濯兼脱水槽6を固定するブレーキ機構を兼ね備えている。
【0022】
電磁弁12は電磁排水コック13を開閉するもので、無励磁(オフ)により電磁排水コック13を閉止して洗い、すすぎが行えるようにするものであり、電磁弁12を励磁(オン)して電磁排水コック13を開放させると、排水可能な状態になるとともに、洗濯兼脱水槽6の制動が解除され、洗濯兼脱水槽6が回転可能となり脱水が行える状態にする。給水弁14は洗濯兼脱水槽6に給水する。
【0023】
制御装置15は、図1に示すように、制御手段16、パワースイッチング手段17、布量検知手段18、水位検知手段19、操作表示手段20、記憶手段21、温度検知手段22などで構成し、制御手段16の指令によりパワースイッチング手段17を制御することで、モータ11、電磁弁12、給水弁14を制御して、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御するようにしている。なお、23、24はモータ11の進相用のコンデンサである。
【0024】
制御手段16は、洗い行程およびすすぎ行程において、パルセータ5を回転駆動させる攪拌行程を有し、この攪拌行程では、進相用のコンデンサ23、24を併用し、攪拌行程でのモータ11の出力を大きくして、パルセータ5を回転反転させるとともに、洗濯兼脱水槽6を回転駆動して洗濯兼脱水槽6の外側と受け槽3との間の洗濯水を上昇させ、洗濯兼脱水槽6内にその上方より散水する洗濯槽回転行程を実施するよう構成している。
【0025】
上記構成において図3を参照しながら動作を説明すると、まず電源を入れた後に洗濯物を洗濯兼脱水槽6内に投入し、ステップ100でユーザーの好みに応じて自動コースか個別運転かキー入力して運転をスタートさせると、ステップ101で、まず、洗い行程か否か判定し、洗い行程ではステップ102でコンデンサ23を用いて低容量に設定し、ステップ103で先行してモータ11を所定時間オン、オフさせ、パルセータ5を正逆の反転駆動させる。
【0026】
ステップ104でパルセータ5に加わる摩擦抵抗によるモータ11オフ時のコンデンサ23の端子間に生じる逆起電力を布量検知手段18によりパルス換算して布量を検知して布量判定を行い、ステップ105で操作表示手段20にて判定した布量に対する洗剤量と水位を表示する。
【0027】
ステップ106にて布量検知手段18により判定した布量が少ないと判断したときは、ステップ107でコンデンサ23を用いて低容量のままとし、布量が多いと判断したときは、ステップ108でコンデンサ23、24を併用して高容量に設定する。ステップ109で布量に応じて給水弁14をオンさせて自動給水し、所定水位に達すると給水弁14をオフさせる。ステップ110でモータ11のオン、オフおよび正逆の反転制御によりパルセータ5を駆動し、またモータ11のオン、オフおよび回転制御により洗濯兼脱水槽6を駆動して、洗濯物を攪拌したり回転したりして、洗い行程を実行する。
【0028】
ここで、布量検知手段18により判定した布量で、少ないと判断したときはコンデンサ23を用いて低容量にて実行し、多いと判断したときはコンデンサ23、24を併用して高容量に設定することで高トルクが得られて機械力が高まるため、洗濯物は攪拌による反転も大きくなり、パルセータ5との摩擦も増大して洗浄性能が向上する。性能が向上する分、洗い行程の時間を短縮することができ、モータ11への通電時間も減少するため消費電力量も低減できる。
【0029】
洗いまたはすすぎ行程は、ステップ111で終了とほぼ同時に、つぎのステップ112またはステップ132ですすぎ行程かまたは脱水行程か否かを判別し、すすぎまたは脱水行程の開始でコンデンサ24をオフ(ステップ113、ステップ133)するとともに、電磁弁12をオン(ステップ114、ステップ134)し、電磁排水コック13の開放動作、モータ11の動力を脱水軸8に切り換える動作および脱水軸8の制動解除を同時に行う。
【0030】
このとき、洗濯兼脱水槽6および受け槽3内の水が機外へと排出されると同時に、洗濯兼脱水槽6が回転可能な状態となる。排水終了時にはステップ115、ステップ135でモータ11のオン、オフ制御を行いつつ、洗濯兼脱水槽6を回転させて、遠心力により洗濯兼脱水槽6の内壁に洗濯物を押しつけ、絞り、水は洗濯兼脱水槽6に設けた穴6aより洗濯兼脱水槽6外に放出され、電磁排水コック13を通って機外へと排出される。
【0031】
この後、すすぎ行程でも同様にステップ116で一度電磁弁12をオフして電磁排水コック13を閉止させ、ステップ117で、洗い行程がある場合はステップ118に進み、洗い行程がない場合はステップ119で給水した後、ステップ120で布量を判定する。ステップ118にて、布量に応じてステップ121でコンデンサ23をそのまま用いて低容量に設定するか、ステップ122にてコンデンサ23、24を併用し高容量に設定する。
【0032】
ステップ117で再度給水弁14をオンさせて自動給水し所定水位に達すると給水弁14をオフさせ、ステップ124でモータ11のオン、オフおよび正逆の反転制御をによりパルセータ5を駆動させて洗濯物を攪拌し、遠心力により洗濯兼脱水槽6内壁に押しつけられていた洗濯物をはがしてすすぐ。
【0033】
ここで、布量に応じて多い場合は高トルクが得られ機械力が高まるため、洗濯物は強い攪拌力によって早くはがれるとともに、はがれた後の反転も大きくなり、すすぎ性能が向上する。性能が向上する分、すすぎ行程時間を短縮することができ、モータ11への通電時間も減少するため消費電力量も低減できる。
【0034】
(実施例2)
図1に示す制御手段16は、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御するとともに、洗い行程およびすすぎ行程において、パルセータ5を回転反転駆動させる攪拌行程と洗濯兼脱水槽6を回転駆動させる洗濯槽回転行程を有し、布量検知手段18の出力に基づいて、攪拌行程と洗濯槽回転行程の比率を変えるように構成している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0035】
上記構成において動作を説明すると、まず電源を入れた後に、洗濯物を洗濯兼脱水槽6内に投入し、運転をスタートさせると、布量検知手段18により布量を検知し布量判定を行い操作表示手段20にて判定した布量に対する洗剤量と水位表示をする。
【0036】
洗い行程では、パルセータ5を回転反転駆動させる攪拌行程と洗濯兼脱水槽6を回転駆動させる洗濯槽回転行程を有し、布量検知手段18の出力に基づいて、攪拌行程と洗濯槽回転行程の比率を変える。すなわち、布量が少ない場合は攪拌力が弱くてもよいため、攪拌行程の時間を短くし、洗濯槽回転行程の時間を長くし、布量が多い場合は攪拌力を増やすために、攪拌行程の時間を長くし、洗濯槽回転行程の時間を短くする。したがって、洗濯時間が一定のなかで、布量に関係なく、洗濯性能を一定に保つことができる。
【0037】
(実施例3)
図1に示す制御手段16は、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御するとともに、洗い行程およびすすぎ行程において、パルセータ5を回転反転駆動させる攪拌行程と洗濯兼脱水槽6を回転駆動させる洗濯槽回転行程を有し、布量検知手段18の出力に応じて、予め設定されている複数段階の水位を決定するよう構成し、布量を検知した後に設定水位以下の水位で攪拌行程または洗濯槽回転行程を行うプレ攪拌行程またはプレ洗濯槽回転行程を有し、プレ洗濯槽回転行程は、洗濯兼脱水槽内に上方より散水しない水位に設定している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0038】
上記構成において図4および図5を参照しながら動作を説明する。まず電源を入れた後に、洗濯物を洗濯兼脱水槽6内に投入し、図4に示す洗剤通路部25は上方から粉末合成洗剤(液体洗剤でも可)を投入することで、洗剤を受け槽3と洗濯兼脱水槽6との間に落下させるよう構成している。
【0039】
運転をスタートさせると、図5に示すように、布量検知手段18により布量を検知し布量判定を行い、操作表示手段20にて判定した布量に対する洗剤量と水位表示をする。その後、洗い行程では、まず給水弁14を作動させ給水を始め、給水行程途中の所定水位P1において給水弁14を停止し、洗濯兼脱水槽6の回転により受け槽3と洗濯兼脱水槽6との間の洗剤を溶解させる行程のプレ洗濯兼脱水槽回転行程aと洗濯槽6内の衣類内に舞い込んだ洗剤を溶かすパルセータ5を正逆の回転反転駆動させるプレ攪拌行程bを実施する。
【0040】
その後、再度給水弁14を作動させ設定水位まで給水し、攪拌行程cと洗濯槽回転行程dを実施する。ここで、所定水位P1は洗濯兼脱水槽6を回転駆動し、洗濯兼脱水槽6の外側と受け槽3との間の洗濯水が上昇し、洗濯兼脱水槽内にその上方より散水しない水位にすることで、溶けてない洗剤を上方より散水しないため、衣類への洗剤の付着がなくなる。
【0041】
(実施例4)
図1に示す制御手段16は、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御するとともに、洗い行程およびすすぎ行程において、パルセータ5を回転反転駆動させるプレ攪拌行程bと洗濯兼脱水槽6を回転駆動させるプレ洗濯槽回転行程aを有し、布量検知手段18の出力に基づいて、プレ攪拌行程bまたはプレ洗濯槽回転行程aにおけるモータ11の出力を可変可能としている。他の構成は上記実施例3と同じである。
【0042】
上記構成において動作を説明する。布量検知手段18により判定した布量で、少ないと判断したときはコンデンサ23を用いて低容量にて実行し、多いと判断したときはコンデンサ23、24を併用して高容量に設定することで高トルクが得られて機械力が高まるため、プレ洗濯槽回転行程aでは洗剤の溶解性能を向上できるとともに、プレ攪拌行程bでは洗濯物は攪拌による反転も大きくなり、洗濯物の動きもよくなり、衣類内に舞い込んだ洗剤を溶かす力が強くなり、またパルセータ5との摩擦も増大して洗浄性能を向上することができる。性能が向上する分、洗い行程の時間を短縮することができ、モータ11への通電時間も減少するため消費電力量も低減できる。
【0043】
(実施例5)
図1に示す制御手段16は、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御するとともに、洗い行程およびすすぎ行程において、給水行程途中の所定水位P1でパルセータ5を回転反転駆動させるプレ攪拌行程bと洗濯兼脱水槽6を回転駆動させるプレ洗濯槽回転行程a、所定水位で実施する攪拌行程cと洗濯兼脱水槽6を回転駆動し洗濯兼脱水槽6の外側と受け槽3との間の洗濯水が上昇し洗濯兼脱水槽内にその上方より散水する洗濯槽回転行程dを有し、プレ攪拌行程bのモータ11の出力は布量検知手段18のモータ11の出力より大きくしている。他の構成は上記実施例3と同じである。
【0044】
上記構成において動作を説明する。布量検知手段18はコンデンサ24をオフし低めの容量に設定し、モータ11を所定時間オン、オフさせ正逆の反転駆動させる。一方、プレ攪拌行程bとしては、コンデンサ23、24を併用して高容量に設定し、モータ11のオン、オフおよび正逆の反転制御により高トルクでパルセータ5を駆動させて洗濯物の攪拌力を増すため、洗浄やすすぎ性能が向上できる。
【0045】
(実施例6)
図1に示す制御手段16は、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御するとともに、洗い行程およびすすぎ行程において、パルセータ5を回転反転駆動させるプレ攪拌行程bと洗濯兼脱水槽6を回転駆動させるプレ洗濯槽回転行程a、所定水位で実施する攪拌行程cと洗濯兼脱水槽6を回転駆動し洗濯兼脱水槽6の外側と受け槽3との間の洗濯水が上昇し洗濯兼脱水槽内にその上方より散水する洗濯槽回転行程dを有する。
【0046】
ここで、(表1)に示すように、プレ攪拌行程bの水流を攪拌行程cの水流より強くする。他の構成は上記実施例3と同じである。
【0047】
【表1】
Figure 0003972504
【0048】
このことにより、洗い行程の早期より機械力が高まるため、洗濯物は攪拌による反転も大きくなり、パルセータ5との摩擦も増大して洗剤の溶解性能を向上させるとともに洗いむらを低減することができる。
【0049】
(実施例7)
図1に示す制御手段16は、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御するとともに、布量検知手段18により布量を検知し布量判定を行い操作表示手段20にて判定した布量に対する洗剤量と水位表示をし、洗い行程およびすすぎ行程において、まず給水弁14を作動させ給水を始め、給水行程途中の所定水位P1において給水弁14を停止する。
【0050】
その後、洗濯兼脱水槽6の回転により受け槽3と洗濯兼脱水槽6との間の洗剤を溶解させる行程のプレ洗濯槽回転行程aと洗濯兼脱水槽6内の衣類内に舞い込んだ洗剤を溶かすパルセータ5を正逆の回転反転駆動させるプレ攪拌行程bを実施し、このプレ攪拌行程bの水流は、(表1)に示すように、布量に応じて洗濯物が多いと判断したときは強くし、布量が少ないと判断したときは弱くするようにすることにより、布量に応じて洗剤の溶解性能および布からみや洗浄性能を一定に保つことができる。
【0051】
(実施例8)
図1に示す制御手段16は、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御するとともに、洗い行程およびすすぎ行程において、パルセータ5を回転反転駆動させるプレ攪拌行程bと洗濯兼脱水槽6を回転駆動させるプレ洗濯槽回転行程a、所定水位で実施する攪拌行程cと洗濯兼脱水槽6を回転駆動し洗濯兼脱水槽6の外側と受け槽3との間の洗濯水が上昇し洗濯兼脱水槽6内にその上方より散水する洗濯槽回転行程dを有し、温度検知手段22により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程bまたは攪拌行程cの時間を変更可能としている。他の構成は上記実施例3と同じである。
【0052】
上記構成において動作を説明する。プレ攪拌行程bと攪拌行程cは、温度検知手段22により検知した温度が低いと判断したときに、時間をのばすことで洗濯物の動きが温度により弱くなった分、攪拌時間を延ばして攪拌力を維持し、洗剤の溶解性能や洗浄性能を一定に維持することができる。
【0053】
(実施例9)
図1に示す制御手段16は、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御するとともに、洗い行程およびすすぎ行程において、パルセータ5を回転反転駆動させるプレ攪拌行程bと洗濯兼脱水槽6を回転駆動させるプレ洗濯槽回転行程a、所定水位で実施する攪拌行程cと洗濯兼脱水槽6を回転駆動し洗濯兼脱水槽6の外側と受け槽3との間の洗濯水が上昇し洗濯兼脱水槽内にその上方より散水する洗濯槽回転行程dを有し、温度検知手段22により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程bまたは攪拌行程cの水流を(表2)に示すように、変更可能としている。他の構成は上記実施例3と同じである。
【0054】
【表2】
Figure 0003972504
【0055】
上記構成において動作を説明する。プレ攪拌行程bと攪拌行程cは、(表2)に示すように、温度検知手段25により検知した温度が低いと判断したとき、水流を強くすることで衣類の動きが温度により弱くなった分、攪拌力を強くすることで維持し、洗い時間を延ばすことなく洗剤の溶解性能や洗浄性能を一定に維持することができる。
【0056】
(実施例10)
図1に示す制御手段16は、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御するとともに、洗い行程およびすすぎ行程において、パルセータ5を回転反転駆動させるプレ攪拌行程bと洗濯兼脱水槽6を回転駆動させるプレ洗濯槽回転行程a、所定水位で実施する攪拌行程cと洗濯兼脱水槽6を回転駆動し洗濯兼脱水槽6の外側と受け槽3との間の洗濯水が上昇し洗濯兼脱水槽内にその上方より散水する洗濯槽回転行程dを有し、温度検知手段22により検知した温度に応じて、プレ洗濯槽回転行程aまたは洗濯槽回転行程dの時間を変更可能としている。他の構成は上記実施例3と同じである。
【0057】
上記構成において動作を説明する。温度検知手段25により温度が低いと判断したとき、プレ洗濯槽回転行程aと洗濯槽回転行程dの時間をのばすことで、洗剤の溶けが温度により悪くなった分、洗濯槽回転時間を延ばして洗剤の溶ける力を維持するとともに、衣類の洗剤の通過する時間を延ばすことで、洗剤の溶解性能や洗浄性能を一定に維持することができ、攪拌を延ばしていないため布からみや布損傷を一定に保つことができる。
【0058】
(実施例11)
図1に示す制御手段16は、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御するとともに、洗い行程およびすすぎ行程において、パルセータ5を回転反転駆動させるプレ攪拌行程bと洗濯兼脱水槽6を回転駆動させるプレ洗濯槽回転行程a、所定水位で実施する攪拌行程cと洗濯兼脱水槽6を回転駆動し洗濯兼脱水槽6の外側と受け槽3との間の洗濯水が上昇し洗濯兼脱水槽内にその上方より散水する洗濯槽回転行程dを有し、温度検知手段22により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程bと攪拌行程cまたはプレ洗濯槽回転行程aと洗濯槽回転行程dのモータ11の出力を変更可能としている。他の構成は上記実施例3と同じである。
【0059】
上記構成において図6を参照しながら動作を説明する。なお、ステップ100からステップ116、ステップ121からステップ124、ステップ132からステップ136のそれぞれの動作は上記実施例1の動作と同じであるので説明を省略する。
【0060】
洗い行程にて、ステップ105で操作表示手段20にて判定した布量に対する洗剤量と水位を表示した後、ステップ137にて温度検知手段22により温度(気温または水温)を検知する。ステップ138にて温度検知手段22により判定した温度が所定の温度(たとえば、10℃)より高いと判断したときは、ステップ107でコンデンサ23を用いて低容量のままとし、温度が低いと判断したときは、ステップ108でコンデンサ23、24を併用して高容量に設定する。
【0061】
また、すすぎ行程にて、ステップ139にて温度検知手段22により温度(気温または水温)を検知する。ステップ140にて温度検知手段22により判定した温度が所定の温度(たとえば、10℃)より高いと判断したときは、ステップ121でコンデンサ23を用いて低容量のままとし、温度が低いと判断したときは、ステップ122でコンデンサ23、24を併用して高容量に設定する。
【0062】
従って、温度検知手段22により温度が低いと判断したとき、コンデンサ23、24を併用して高容量に設定し、モータ11のオン、オフおよび正逆の反転制御により高トルクでパルセータ5を駆動させて洗濯物の攪拌力を増し、また高トルクで洗濯槽回転をすることで洗濯水の力を強めることで、洗濯物の動きが温度により弱くなった分、攪拌力を強くすることで維持するとともに、洗剤の溶けが温度により悪くなった分、洗濯兼脱水槽回転の力を強くし、衣類の洗剤の通過する洗濯水の動きを強くすることで、洗剤の溶解性能や洗浄性能を一定に維持することができ、その分洗濯トータル時間の短縮もできる。
【0063】
(実施例12)
図1に示す制御手段16は、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御するとともに、洗い行程およびすすぎ行程において、パルセータ5を回転反転駆動させるプレ攪拌行程bと洗濯兼脱水槽6を回転駆動させるプレ洗濯槽回転行程a、所定水位で実施する攪拌行程cと洗濯兼脱水槽6を回転駆動し洗濯兼脱水槽6の外側と受け槽3との間の洗濯水が上昇し洗濯兼脱水槽内にその上方より散水する洗濯槽回転行程dを有し、温度検知手段22により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程bとプレ洗濯槽回転行程aの比率、または攪拌行程cと洗濯槽回転行程dの比率を変更可能としている。他の構成は上記実施例3と同じである。
【0064】
上記構成において動作を説明する。温度検知手段22により検知した温度が低いと判断したとき、攪拌力を増やすためプレ攪拌行程bと攪拌行程cの時間を長くし、プレ洗濯槽回転行程aと洗濯槽回転行程dの時間を短くすることで、洗濯時間が一定のなかで、洗濯物の動きが温度により弱くなった分、攪拌力を強くすることで洗濯性能を一定に保つことができ、洗濯トータル時間も一定に保つことができる。
【0065】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、パルセータを内底部に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に内包した受け槽と、前記パルセータまたは前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する布量検知手段とを備え、前記制御手段は、洗い行程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程において、前記パルセータを反転駆動させる攪拌行程と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動し前記洗濯兼脱水槽と前記水受け槽との間の洗濯水を前記洗濯兼脱水槽内に上方より散水する洗濯槽回転行程とを実行するようにし、前記布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、前記攪拌行程および洗濯槽回転行程における前記駆動手段の出力を変更するようにしたから、布量検知手段により検知した洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量(布量)に応じて、攪拌行程でパルセータを回転反転駆動させる駆動手段の出力を大きくしたり、布量に応じた洗い、すすぎ等の基本性能と洗剤の溶解性能を確保しながら、布量に応じた、洗い、すすぎ行程時間を短縮することができ、トータル運転時間を短縮できるとともに、消費電力量と布傷みを低減することができる。
【0066】
また、請求項2に記載の発明によれば、制御手段は、布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、攪拌行程と洗濯槽回転行程の比率を変更するようにしたから、布量が多いとき攪拌行程の比率を上げることにより、トータル運転時間を一定に保ちながら、布量に応じた洗い、すすぎ等の基本性能と洗剤の溶解性能を確保することができる。
【0067】
また、請求項3に記載の発明によれば、パルセータを内底部に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に内包した受け槽と、前記パルセータまたは前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する布量検知手段とを備え、前記制御手段は、洗い行程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程において、前記パルセータを反転駆動させる攪拌行程と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動し前記洗濯兼脱水槽と前記水受け槽との間の洗濯水を前記洗濯兼脱水槽内に上方より散水する洗濯槽回転行程とを実行するようにし、前記布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、設定水位を決定するよう構成し、前記設定水位までの給水途中において、前記設定水位より低い所定水位で前記攪拌行程または前記洗濯槽回転行程を行うプレ攪拌行程またはプレ洗濯槽回転行程を有し、前記プレ洗濯槽回転行程における前記所定水位を前記洗濯兼脱水槽内に上方より散水しない水位となるように設定したから、プレ洗濯槽回転行程において、溶けてない洗剤を上方より散水しないため、衣類への洗剤の付着をなくすることができる。
【0068】
また、請求項4に記載の発明によれば、制御手段は、布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、プレ攪拌行程またはプレ洗濯槽回転行程における駆動手段の出力を変更するようにしたから、布量に応じて洗剤の溶解性能を確保するとともに、洗浄性能を一定にさせ、布量に合わせた電力量の消費が可能になる。
【0069】
また、請求項5に記載の発明によれば、制御手段は、プレ攪拌行程における駆動手段の出力が、布量検知手段により洗濯物の量を検知するときの駆動手段の出力より大きくなるようにしたから、プレ攪拌行程での攪拌力を向上させることができ、洗浄やすすぎ性能を向上することができる。
【0070】
また、請求項6に記載の発明によれば、制御手段は、プレ攪拌行程時におけるパルセータを反転駆動させる水流、攪拌行程時における同じ水位の水流より強くなるようにしたから、プレ攪拌行程での攪拌力を向上させることができ、洗剤の溶解性能を向上できるとともに、洗いむらを低減することができる。
【0071】
また、請求項7に記載の発明によれば、制御手段は、布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、プレ攪拌行程時のパルセータを反転駆動させる水流を変更するようにしたから、洗剤の溶解性能および布からみや洗浄性能を一定に保つことができる。
【0072】
また、請求項8に記載の発明によれば、温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程または攪拌行程の時間を変更するようにしたから、温度変化に対応して洗剤の溶解性能や洗浄性能を一定に保つことができる。
【0073】
また、請求項9に記載の発明によれば、温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程または攪拌行程の水流を変更するようにしたから、温度変化に対応して洗剤の溶解性能を一定に保つことができるとともに、時間短縮が可能となる。
【0074】
また、請求項10に記載の発明によれば、温度を検知する温度検知手段を備え、制御手 段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ洗濯槽回転行程または洗濯槽回転行程の時間を変更するようにしたから、温度変化に対応して洗剤の溶解性能および洗浄性能や布からみ、布損傷を一定に保つことができる。
【0075】
また、請求項11に記載の発明によれば、温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程と攪拌行程またはプレ洗濯槽回転行程と洗濯槽回転行程の駆動手段の出力を変更するようにしたから、温度変化に対応して洗剤の溶解性能を一定に保つことができるとともに、時間短縮が可能となる。
【0076】
また、請求項12に記載の発明によれば、温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程とプレ洗濯槽回転行程の比率、または攪拌行程と洗濯槽回転行程の比率を変更するようにしたから、温度変化に対応して洗剤の溶解性能を一定に保つことができるとともに、一定なトータル洗濯時間が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の洗濯機のブロック回路図
【図2】 同洗濯機の縦断面図
【図3】 同洗濯機の動作フローチャート
【図4】 本発明の第3の実施例の洗濯機の動作状態を示す縦断面図
【図5】 同洗濯機の洗い行程の行程説明図
【図6】 本発明の第11の実施例の洗濯機の洗いの動作フローチャート
【符号の説明】
3 受け槽
5 パルセータ
6 洗濯兼脱水槽
11 モータ(駆動手段)
16 制御手段
18 布量検知手段

Claims (12)

  1. パルセータを内底部に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に内包した受け槽と、前記パルセータまたは前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する布量検知手段とを備え、前記制御手段は、洗い行程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程において、前記パルセータを反転駆動させる攪拌行程と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動し前記洗濯兼脱水槽と前記水受け槽との間の洗濯水を前記洗濯兼脱水槽内に上方より散水する洗濯槽回転行程とを実行するようにし、前記布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、前記攪拌行程および洗濯槽回転行程における前記駆動手段の出力を変更するようにした洗濯機。
  2. 制御手段は、布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、攪拌行程と洗濯槽回転行程の比率を変更するようにした請求項1記載の洗濯機。
  3. パルセータを内底部に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽を回転自在に内包した受け槽と、前記パルセータまたは前記洗濯兼脱水槽を回転駆動する駆動手段と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の行程を制御する制御手段と、前記洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する布量検知手段とを備え、前記制御手段は、洗い行程、すすぎ行程の少なくとも1つの行程において、前記パルセータを反転駆動させる攪拌行程と、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動し前記洗濯兼脱水槽と前記水受け槽との間の洗濯水を前記洗濯兼脱水槽内に上方より散水する洗濯槽回転行程とを実行するようにし、前記布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、設定水位を決定するよう構成し、前記設定水位までの給水途中において、前記設定水位より低い所定水位で前記攪拌行程または前記洗濯槽回転行程を行うプレ攪拌行程またはプレ洗濯槽回転行程を有し、前記プレ洗濯槽回転行程における前記所定水位を前記洗濯兼脱水槽内に上方より散水しない水位となるように設定した洗濯機。
  4. 制御手段は、布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、プレ攪拌行程またはプレ洗濯槽回転行程における駆動手段の出力を変更するようにした請求項3記載の洗濯機。
  5. 制御手段は、プレ攪拌行程における駆動手段の出力が、布量検知手段により洗濯物の量を検知するときの駆動手段の出力より大きくなるようにした請求項3記載の洗濯機。
  6. 制御手段は、プレ攪拌行程時におけるパルセータを反転駆動させる水流、攪拌行程時における同じ水位の水流より強くなるようにした請求項3記載の洗濯機。
  7. 制御手段は、布量検知手段により検知した洗濯物の量に応じて、プレ攪拌行程時のパルセータを反転駆動させる水流を変更するようにした請求項3記載の洗濯機。
  8. 温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程または攪拌行程の時間を変更するようにした請求項3記載の洗濯機。
  9. 温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程または攪拌行程の水流を変更するようにした請求項3記載の洗濯機。
  10. 温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ洗濯槽回転行程または洗濯槽回転行程の時間を変更するようにした請求項3記載の洗濯機。
  11. 温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程と攪拌行程またはプレ洗濯槽回転行程と洗濯槽回転行程の駆動手段の出力を変更するようにした請求項3記載の洗濯機。
  12. 温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、前記温度検知手段により検知した温度に応じて、プレ攪拌行程とプレ洗濯槽回転行程の比率、または攪拌行程と洗濯槽回転行程の比率を変更するようにした請求項3記載の洗濯機。
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