JP3972091B2 - 変調用半導体集積回路 - Google Patents

変調用半導体集積回路 Download PDF

Info

Publication number
JP3972091B2
JP3972091B2 JP2001320677A JP2001320677A JP3972091B2 JP 3972091 B2 JP3972091 B2 JP 3972091B2 JP 2001320677 A JP2001320677 A JP 2001320677A JP 2001320677 A JP2001320677 A JP 2001320677A JP 3972091 B2 JP3972091 B2 JP 3972091B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
current
voltage
temperature characteristic
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001320677A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003124803A (ja
Inventor
裕和 宮川
克己 山本
達治 松浦
勝美 大崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Technology Corp
Original Assignee
Renesas Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Technology Corp filed Critical Renesas Technology Corp
Priority to JP2001320677A priority Critical patent/JP3972091B2/ja
Priority to US10/256,149 priority patent/US6677788B2/en
Publication of JP2003124803A publication Critical patent/JP2003124803A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3972091B2 publication Critical patent/JP3972091B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03CMODULATION
    • H03C3/00Angle modulation
    • H03C3/02Details
    • H03C3/09Modifications of modulator for regulating the mean frequency
    • H03C3/0908Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop
    • H03C3/0958Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop applying frequency modulation by varying the characteristics of the voltage controlled oscillator
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03CMODULATION
    • H03C3/00Angle modulation
    • H03C3/02Details
    • H03C3/09Modifications of modulator for regulating the mean frequency
    • H03C3/0908Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop
    • H03C3/0916Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop with frequency divider or counter in the loop
    • H03C3/0925Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop with frequency divider or counter in the loop applying frequency modulation at the divider in the feedback loop
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03CMODULATION
    • H03C3/00Angle modulation
    • H03C3/02Details
    • H03C3/09Modifications of modulator for regulating the mean frequency
    • H03C3/0908Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop
    • H03C3/0916Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop with frequency divider or counter in the loop
    • H03C3/0933Modifications of modulator for regulating the mean frequency using a phase locked loop with frequency divider or counter in the loop using fractional frequency division in the feedback loop of the phase locked loop
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L1/00Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply
    • H03L1/02Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply against variations of temperature only
    • H03L1/022Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply against variations of temperature only by indirect stabilisation, i.e. by generating an electrical correction signal which is a function of the temperature
    • H03L1/023Stabilisation of generator output against variations of physical values, e.g. power supply against variations of temperature only by indirect stabilisation, i.e. by generating an electrical correction signal which is a function of the temperature by using voltage variable capacitance diodes
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/099Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L2207/00Indexing scheme relating to automatic control of frequency or phase and to synchronisation
    • H03L2207/06Phase locked loops with a controlled oscillator having at least two frequency control terminals

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LC発振型VCO(電圧制御発振器)によりキャリア周波数信号を生成しながらLC発振型VCOを送信データに基づいて制御して周波数変調を行なうとともに、キャリア周波数をとびとびに変化させてデータ送信を行なう周波数ホッピング方式を採用した無線通信システムの送信系に用いられる変調用半導体集積回路(RFモジュール)に適用して有効な技術に関し、特にキャリア周波数を生成するPLLループをオープンにして変調動作を行なう際のVCOの発振周波数の温度補償技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
無線通信の発展に伴ない、様々な通信方式による信号が飛び交っている中でデータ通信を行なった場合、信号同士の干渉やフェージングにより正しいデータ送信が保証されなくなるおそれがある。そこで、キャリア周波数信号を変化させて、隣接周波数帯の信号同士の混信を防止する無線通信システムがある。例えばパソコンやプリンタなどの周辺装置間での無線通信によるデータ送信に関する規定を定めているブルートゥースと呼ばれる規格では、送信方式として図13に示すように、2.4GHz〜2.48GHzの周波数帯(以下、2.4GHz帯と称する)において1MHzごとの周波数ホッピングによるスペクトラム拡散方式を採用して、隣接周波数帯の信号同士の混信を防止するようにしている。また、ブルートゥース規格では、2.4GHz帯のキャリア周波数信号に±160kHzで変調をかけてデータを送信する周波数変調方式が採用されている。
【0003】
このような周波数変調を行なう場合、送信するデータにより直接VCO回路を制御して周波数を制御する方式が考えられる。また、VCO回路には、制御電圧で電流を変化させて発振周波数を制御する方式の回路や制御電圧で可変容量の容量値を変化させて発振周波数を制御するLC発振型VCOと呼ばれる回路が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
例えば周波数ホッピング方式で送信データにより周波数変調をかける場合には、データによる周波数変調の他にキャリア周波数そのもののホッピング制御があるため、2つの制御系が必要とされる。そこで、本発明者らは、上記無線通信システムを採用した無線通信用LSI(大規模半導体集積回路)の開発に当たって、図2に示すようなバラクタダイオードを使用したLC発振型VCOを用いるとともに、ホッピングのキャリア周波数に応じて一方の制御電圧Vcnt1を変化させて周波数を切り換えてPLLループで周波数を安定させ、変調をかける際には制御電圧Vcnt1をループフィルタに保持したままPLLループをオープン状態にして送信データに応じた制御電圧Vcnt2でVCOの発振周波数を変化させてキャリア周波数信号を変調させる方式(以下、オープン・ループ方式と称する)について検討した。
【0005】
LC発振型VCOを用いて送信データでVCO直接制御して変調させる場合、PLLループをオープンにしないで変調を行なうクローズ・ループ方式では、VCOからの帰還発振信号と位相比較される基準クロックとして温度変化に係わらず安定なものを使用すれば、温度変化によってLC発振型VCOの容量値が変化しても所望の周波数でVCOを発振させることができる。ところが、オープン・ループ方式を採用すると、温度変化によってVCOの変調周波数が大きく変動してしまい、許容範囲に対してマージンが著しく低下するという不具合があることが明らかとなった。なお、オープン・ループ方式は、クローズ・ループ方式に比べて回路構成が簡単になり回路占有面積を小さくすることができるという利点がある。
【0006】
一方、例えば、ブルートゥース規格では、2.4GHz帯のキャリア周波数信号に±160kHzで変調をかけた信号を送信する場合に、±145〜175kHzの範囲で変調をかければ良いとされている。つまり、±15kHzのマージンが許容されているので、これを満足できれば温度変化によって周波数の変動が多少あっても構わない。ところが、温度変化によって周波数のマージンが少なくなると、他の回路の設計にしわ寄せが行ってしまい、規格を満足する特性を有する送信系回路を設計することが非常に困難になる。
【0007】
例えば、送信データに応じて同一の振幅で変調をかけようとした場合、つまり図2のVCOにおいてキャリア周波数にかかわらず制御電圧Vcnt2の振幅を一定にして発振周波数を制御しようとした場合、周波数ホッピングのための他方の制御電圧Vcnt1で周波数を切り換えたときに一方のバラクタダイオードDv11,Dv12の容量のみでなく、他方のバラクタダイオードDv21,Dv22との合成容量までもが変化して周波数が変化し、これによって、VCOの変調利得が変化してキャリア周波数に応じて変調周波数が偏移することが考えられる。従って、温度変化に伴なう周波数の変動もできるだけ小さく抑えるのが望ましい。
【0008】
上記温度変化による周波数の変動は次のような理由によることが明らかとなった。すなわち、図2のようなLC発振型VCOにおいては、容量C11,C12およびバラクタダイオードDv11,Dv12の合成容量をC1、容量C21,C22およびバラクタダイオードDv21,Dv22の合成容量をC2とすると、各合成容量C1,C2の電圧に対する特性は、図4(A)に示すようになる。図4(A)より、合成容量C1,C2は高温になるほど容量値が大きくなることが分かる。
【0009】
ここで、VCOの発振周波数foscは、fosc=1/{2π√(C1+C2)}で表わされる。この式より、高温になって合成容量C1,C2の容量値が大きくなるとVCOの発振周波数foscは低くなることが分かる。このVCOの制御電圧Vcnt1に対する周波数特性を調べたところ、図4(B)に示すようになることが分かった。図4(B)より、高温になるほど周波数の変化が大きくなるとともに、制御電圧範囲の上限と下限における曲線の接線の傾きすなわちVCOの電圧−周波数制御感度の差も大きくなることが分かる。2.402GHz〜2.480GHzの範囲で周波数ポッピングを行なうブルートゥース規格の通信システムでは、VCOの発振周波数foscは最大で2.480GHz、最小で2.402GHzとその差が非常に大きいため、VCOの電圧−周波数制御感度の差も大きくなると考えられる。
【0010】
この発明の目的は、上記のような課題を解決するためになされたもので、LC発振型VCO回路を用いオープン・ループ方式で送信データに応じてVCO回路を制御して変調を行なう周波数ホッピング方式の無線通信システムに使用する変調用半導体集積回路における温度変化に伴なうVCOの変調周波数の変動を低減することにある。
【0011】
この発明の他の目的は、混信が少なくかつ正確なデータ送信を行なえる無線通信システムを構成可能な変調用半導体集積回路を提供することにある。
【0012】
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のとおりである。
【0014】
すなわち、LC発振型VCOによりキャリア周波数信号を生成しながらLC発振型VCOを送信データに基づいて制御して周波数変調を行なうとともに、キャリア周波数をとびとびに変化させてデータ送信を行なう変調用半導体集積回路において、VCOの制御電圧を発生する回路(例えばDA変換回路)の基準電流値に負の温度特性を与えることりよりVCOを制御する変調側制御入力電圧(Vcnt2)が負の温度特性を有するようにする温度特性補正回路を設けるようにしたものである。
【0015】
上記した手段によれば、VCOが正の温度特性を有していても、これを制御する電圧が負の温度特性を有するようにされるため、温度補償された温度依存性のない発振周波数が得られるようになり、これによって周波数マージンを大きくすることができ、回路設計が容易になる。また、上記のような構成を有する変調用半導体集積回路を周波数ホッピング方式の無線通信システムに適用した場合には、得られる発振周波数の精度が高くなるため、混信が少なくかつ正確なデータ送信を行なえる無線通信システムを実現することができる。
【0016】
なお、本発明は、電圧制御発振回路と、該電圧制御発振回路の発振出力と基準クロック信号の位相を比較する位相比較回路と、該位相比較回路で検出された位相差に応じて該位相差をなくすような電圧を発生して上記電圧制御発振回路に上記第1の制御電圧として印加する制御電圧生成回路とを設け、上記電圧制御発振回路と上記位相比較回路と上記制御電圧生成回路とにより構成されるフェーズ・ックド・ループにより、キャリア周波数を与え、変調用の第2の制御電圧は、上記フェーズ・ックド・ループとは別個の経路から上記電圧制御発振回路に供給されるように構成するとともに、第2の制御電圧で変調動作を行なうときには上記フェーズ・ックド・ループをオープン状態にする場合に特に有効である。
【0017】
また、上記温度特性補正回路は、第2の制御電圧を発生する回路がディジタル伝送データ信号をサンプリングして演算を行なうディジタルフィルタと、該ディジタルフィルタの出力をDA変換するDA変換回路とから構成されている場合に、このDA変換回路の基準電流が負の温度特性を有するように補正するものであってもよいし、上記DA変換回路の基準電流の大きさを調整するトリミング回路を備え該トリミング回路がトリミング情報をDA変換してトリミング情報に応じた電流を上記DA変換回路に基準電流として与える第2のDA変換回路で構成されている場合には、このトリミング用の第2のDA変換回路の基準電流が負の温度特性を有するように補正するものであってもよい。
【0018】
さらに、上記温度特性補正回路は、温度依存性のない電流を流す複数の第1電流源と、正の温度特性を有する電流を流す複数の第2電流源と、上記複数の第1電流源と上記複数の第2電流源の中からそれぞれ1または2以上の電流源を選択する選択手段とを備え、選択された電流源の合成電流を上記基準電流して出力するように構成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1には、本発明に係る変調用半導体集積回路を利用して好適な無線通信システムの構成例が示されている。
【0021】
図1において、ATは信号電波の送受信用アンテナ、SWは送受信切替え用のスイッチ、110はアンテナATより受信された信号を中間周波数にダウンコンバートしてから復調、増幅しベースバンド信号に変換する受信系回路110、130はアンテナATより送信するベースバンド信号を変調し周波数変換する送信系回路である。
【0022】
送信系回路130は、入力矩形波信号をサンプリングして変調のためのコードを生成するガウスフィルタ131と、該フィルタの出力をDA変換して階段波形の信号を生成するDA変換回路132と、生成された階段波形の信号を滑らかな波形にするローパス・フィルタ133と、電圧制御発振回路(VCO)からなりローパス・フィルタ133の出力電圧により発振周波数が制御されることで変調を行なう周波数変換回路134と、周波数変換された信号を受けてアンテナATを駆動して信号電波の送信を行なうパワーアンプ135などから構成される。
【0023】
さらに、この実施例の送信系回路130には、上記VCO134の出力を分周するカウンタ136と、該カウンタ136の出力の位相と例えば13MHzのような基準クロックφcの位相とを比較して位相差に応じた電圧を発生して上記VCO134の発振周波数を制御する位相比較回路137とが設けられており、VCO134とカウンタ136と位相比較回路137とでPLL(フェーズ・ロックド・ループ)回路が構成され、キャリア周波数信号を発生する。そして、送信データを反映しているローパス・フィルタ133の出力電圧によりVCO134の発振周波数を変化させることでキャリア周波数信号を変調させるように構成されている。
【0024】
また、この実施例の無線通信システムでは、上記カウンタ136に付随して設けられているレジスタに設定されているカウンタ136が計数すべきカウント値をベースバンド回路350からの設定で変更することにより、キャリア周波数を例えば1MHzのような単位でずらして、いわゆる周波数ホッピングによるスペクトラム拡散方式のデータ送信を行なうことができるようにされている。
【0025】
この実施例では、上記ガウスフィルタ131として、入力データを順次取り込むシフトレジスタと、取り込まれたデータとフィルタ係数とを掛け算し順次加算する積和演算器とから構成されたFIR(Finite Impulse Response)型フィルタが用いられている。特に制限されるものでないが、入力シフトレジスタは7段であり、フィルタ係数は5ビット、フィルタ出力も5ビットである。
【0026】
受信系回路110は、アンテナATより受信された信号を増幅する低雑音増幅回路(LNA)111と、増幅された受信信号と上記送信側VCOからの発振信号とを合成することで中間周波数(例えば2MHz)の信号にダウンコンバートするミクサ(MIX)112と、隣接チャネルからの漏洩信号を除去して当該チャネルの信号成分を抽出するバンドパス・フィルタ113と、受信信号を所定の振幅まで増幅する利得可変なプログラマブル・ゲイン・アンプ(AGC)114と、アナログ信号をディジタル信号に変換するAD変換回路115と、受信データを復調する復調整回路116と、復調された信号から高周波成分(ノイズ)を除去してベースバンド回路350へ受信データを渡すローパス・フィルタ(LPF)117などから構成される。
【0027】
図2には、上記送信系回路130を構成するVCO134として用いられるLC発振型発振回路の一実施例を示す。この実施例の発振回路は、図2に示されているように、エミッタ共通接続されかつ互いにベースとコレクタとが交差結合された一対のバイポーラ・トランジスタQ11,Q12と、該トランジスタQ11,Q12の共通エミッタと接地点との間に接続された定電流源Icと、各トランジスタQ11,Q12のコレクタと電源電圧端子Vccとの間にそれぞれ接続されたインダクタンスL1,L2と、上記トランジスタQ11,Q12のコレクタ端子間に直列に接続された容量C11,抵抗R11,R12,容量C12およびこれらと並列に接続された容量C21,抵抗R21,R22,容量C22と、上記各容量C11,C12,C21,C22と抵抗R11,R12,R21,R22との接続ノードn11,n12,n21,n22と接地点との間に接続されたバラクタダイオードDv11,Dv12,Dv21,Dv22とから構成されている。
【0028】
そして、抵抗R11とR12との接続ノードn10に、図1に示されている位相比較回路137からの制御電圧Vcnt1が印加されてキャリア周波数を決定し、抵抗R21とR22との接続ノードn20に、図1に示されているローパス・フィルタ133からの周波数変調用制御電圧Vcnt2が印加されて変調周波数を制御するように構成されている。このように閉ループのPLL回路で安定した正確なキャリア周波数信号を発生させ、外から制御電圧を与えて周波数を変調させるように構成することにより、PLL回路のループ内部に変調のための信号を与えて制御する方式に比べて回路構成が簡単になり回路面積を小さくすることができる。
【0029】
なお、VCO134に周波数変調用制御電圧Vcnt2を与える際には、PLL回路部のキャリア周波数が安定した状態でチャージポンプ138からループフィルタ139への電流経路を遮断し、直前の制御電圧Vcnt1をループフィルタ139の容量に保持させておくようにすれば、キャリア周波数がずれるのを防止することができる。また、変調が終了したら直ちにPLLのフィードバックを復活させることで、再び所望の周波数で正確な発振動作をさせることができる。
【0030】
次に、VCO134におけるキャリア周波数の切替えとそれに関連したDA変換回路132へ供給される基準電流の温度補償の仕組みについて説明する。図3は、図1に示されている送信系回路130の構成をもう少し詳細に示したものである。図1と同一の回路ブロックには同一の符号を付してある。
【0031】
図1には示されていないが、位相比較回路137とVCO134との間には、位相比較回路137で検出された位相差に応じた電圧(正、負を含む)を発生するチャージポンプ138と、該チャージポンプ138の出力を平滑するループフィルタ139とが設けられており、VCO134と分周器としてのカウンタ136と位相比較回路137とチャージポンプ138とループフィルタ139からなる閉ループにより、カウンタ136の出力の位相と基準クロックφ0との位相を一致させるようにフィードバックをかけ、所定の周波数で発振するPLL回路が構成される。この閉ループのPLL回路で発生される発振信号がキャリア周波数信号とされる。また、チャージポンプ138とループフィルタ139との間には、チャージポンプ138からループフィルタ139に供給される電流を遮断可能なスイッチ150が設けられており、このスイッチ150によってPLLループをオープン・ループとすることができるようにされている。
【0032】
さらに、この実施例においては、カウンタ136に付随して、カウンタ136が計数すべきカウント値をベースバンド回路350からの設定で変更することにより、キャリア周波数を1MHzのような単位でずらすためのレジスタ141が設けられている。ブルートゥース規格の場合には、例えば2.402GHz〜2.480GHzの間で1MHzおきに設定される79チャネルのいずれのチャネルにもホッピングできるようにするため、レジスタ141は少なくとも7ビットで構成される。レジスタ141の値は、図1に示されているベースバンド回路350が直接書き替えることができるように構成されている。
【0033】
また、本実施例において、レジスタ141はカウンタ136と双方向にデータを伝達できるように構成されており、カウンタ136の計数値はレジスタ141を介して図示しない外部端子からチップ外へ読み出せるようにされている。さらに、カウンタ136の前段にはVCO134の発振出力を例えば1/64に分周する分周器140が設けられている。このように分周器140を設けておくことにより、レジスタ141への設定によりカウンタ136の計数値を変更する回路構成が簡単になる。さらに、DA変換回路132に流される基準電流を供給する基準電流生成回路144とが設けられている。そして、この実施例においては、基準電流生成回路144によって生成される基準電流Iref負の温度特性を有するように構成されている。
【0034】
ここで、先ず本実施例の送信系回路における温度補償の原理を、図5を用いて説明する。一般に、高精度のDA変換回路においては、バンドギャップリファランス回路のような温度依存性のない定電圧を発生する回路を用いてDA変換動作に必要な基準電流を生成する基準電流生成回路が設けられる。つまり、通常のDA変換回路に流される基準電流を生成する基準電流生成回路は、温度依存性がないように設計される。これに対し、本実施例の送信系回路においては、DA変換回路に供給される基準電流を生成する基準電流生成回路144が負の温度特性を有するようにされている。これによって、ローパス・フィルタ133を介してVCO134に供給される変調用の制御電圧Vcnt2の変化率は図5(b)のように負の温度特性を有するようにされる。一方、VCO134の電圧−周波数制御感度は図5(a)のような正の温度特性を有している。そのため、変調周波数変化率は図5(c)のように温度依存性を有しないようにされる。
【0035】
図6には、温度特性を調整可能な基準電流生成回路144の具体的な回路例が示されている。
【0036】
この実施例の基準電流生成回路144は、バンドギャップリファランス回路のような定電圧回路441と電圧−電流変換回路442と温度特性補正回路443とを備えている。バンドギャップリファランス回路は、互いにベースが共通接続されたバイポーラ・トランジスタ(以下、単にトランジスタと呼ぶ)Q1,Q2を有し、Q2はベースとコレクタが結合されQ2のコレクタ電圧がQ1,Q2のベースに印加されると共に、トランジスタQ1のエミッタは抵抗R3を介して接地点GNDに、またトランジスタQ2のエミッタは直接接地点GNDに接続され、Q1,Q2のコレクタは抵抗R1,R2を介して互いに接続されている。
【0037】
また、例えば5Vのような電源電圧Vccと接地点GNDとの間には定電流源(抵抗でも可)CC0とトランジスタQ3とが直列形態に接続され、このトランジスタQ3のベースに上記トランジスタQ1のコレクタ電圧が印加され、このトランジスタQ3のコレクタ電圧をベースに受けるトランジスタQ4が設けられ、Q4のエミッタは前記抵抗R1とR2の接続ノードn0に接続されてそのコレクタ電流が前記トランジスタQ1,Q2に分配されている。そして、トランジスタQ4のコレクタと電源電圧Vccとの間にベースとコレクタが結合されたいわゆるダイオード接続のトランジスタQ5と抵抗R5が直列に接続されている。
【0038】
この実施例の定電圧回路441は、ワイドラー形と呼ばれる公知のバンドギャップリファランス回路であり、−2mV/℃の負の温度特性を有するバイポーラ・トランジスタのベース・エミッタ間電圧をVbe、温度をTとすると、接続ノードn0の電位V0は、次式
V0=Vbe+(R2/R3)・(kT/q)・ln(R2/R1)
で表わされる。以下、第2項の(R2/R3)・(kT/q)・ln(R2/R1)をKVTと記す。
【0039】
上記式において、第1項は負の温度特性を有し、第2項は温度Tを含むので正の温度特性を有する。そこで、第1項のVbeの負の温度特性を打ち消すように第2項の抵抗R1,R2,R3の値を設定してやることによって、接続ノードn0の電位V0は温度が変化しても一定つまり温度依存性を有しないようにしたのがワイドラー形バンドギャップリファランス回路である。
【0040】
この実施例の基準電流生成回路144は、上記バンドギャップリファランス回路のトランジスタQ4のベース電位と同一の電位V1をベースに受ける電圧−電流変換用のトランジスタQ6を設けてこのトランジスタQ6に温度依存性を有しない電流I0を流すように構成されている。上記トランジスタQ6のエミッタと接地点との間には抵抗R6が接続され、Q6のコレクタと電源電圧Vccとの間にはダイオード接続のpnpトランジスタQ7と抵抗R7が直列に接続されている。なお、ここで抵抗R6等は正の温度特性を有するが、適当な製造プロセスを使用することによりその変化はトランジスタのベース・エミッタ間電圧Vbeの温度特性に比較すると無視できる程度に小さくすることができる。従って、トランジスタQ6に流れる電流I0も温度依存性を有しない電流とすることができる。
【0041】
そして、温度特性補正回路443には、上記pnpトランジスタQ7とカレントミラー接続されたpnpトランジスタQ21が設けられている。従って、トランジスタQ21にはQ7と同様に温度依存性のない電流Iref’が流される。さらに、温度特性補正回路443には、上記pnpトランジスタQ21のベース電圧と同一の電圧がスイッチSW11,SW10を介してベースに印加されるようにされたpnpトランジスタQ22,Q23と、上記npnトランジスタQ6のエミッタ電圧がスイッチSW21,SW20を介してベースに印加されるようにされたnpnトランジスタQ24およびQ25が設けられ、上記各トランジスタQ21〜Q25のコレクタは共通のノードn1に接続されているとともに、各トランジスタQ21〜Q25のエミッタには電源電圧Vccまたは接地点との間にそれぞれエミッタ抵抗Re1〜Re5が接続されている。従って、上記トランジスタQ21〜Q25のうちQ21〜Q23にはQ11と同様に温度依存性のないコレクタ電流が流される。
【0042】
一方、トランジスタQ6のベースにはQ4のベース電圧と同一の電圧が印加されているためQ6のエミッタ電圧はノードn0と同一電位V0(=Vbe+KVT)となる。従って、トランジスタQ24,Q25のベースには温度依存性のない電圧Vbe+KVTが印加される。そのため、トランジスタQ24,Q25のエミッタの電位はベース電位よりもVbeだけ低い電位KVTとされる。従って、各抵抗Re4,Re5には正の温度特性を有するKVTに比例した電流I21,I20が流されることとなる。
【0043】
さらに、この実施例の温度特性補正回路443は、上記エミッタ抵抗Re1〜Re5の抵抗比を適当に設定することによって、トランジスタQ21に流れるコレクタ電流Irefを100とすると、Q22とQ23にはそれぞれ10と5の割合のコレクタ電流I11,I10が流れるように、またトランジスタQ24とQ25にはそれぞれ常温(例えば25℃)でQ22とQ23と同じコレクタ電流I21,I20が流されるように設計されている。また、上記トランジスタQ22,Q23のベースと電源電圧Vccとの間にはそれぞれスイッチSW11,SW10と相補的にオン、オフされるスイッチ/SW11,/SW10が、またトランジスタQ24,Q25のベースと接地点との間にはそれぞれスイッチSW21,SW20と相補的にオン、オフされるスイッチ/SW21,/SW20が設けられている。
【0044】
そして、この実施例においては、レジスタREG1に設定された制御データB1,B2をデコーダDEC1でデコードした信号により、上記スイッチSW11〜SW20は、次の表1のようにオン、オフ制御されるように構成されている。上記レジスタREG1への制御データB1,B2は予め測定された結果に基づいて例えばベースバンド回路350がシステムのイニシャライズの際に設定することができる。また、レジスタREG1の代わりに不揮発性素子やヒューズを用いて所望のレベルの信号がデコーダDEC1に入力されてスイッチSW11〜SW20のオン、オフ状態が所望の状態に設定されるように構成するようにしても良い。
【0045】
【表1】
Figure 0003972091
【0046】
図7には上記温度特性補正回路443における補正の原理と、上記スイッチSW11〜SW20が表1のようなオン、オフ状態に設定された場合において当該基準電流生成回路144からそれぞれ出力される合成基準電流Irefの特性を示す。図7に示されているように、本実施例の温度特性補正回路443はトランジスタQ21に流れるコレクタ電流Iref’にトランジスタQ22またはQ23のコレクタ電流I11,I10を加算し、さらにトランジスタQ24またはQ25のコレクタ電流I21,I20を減算することで合成電流Irefの温度特性を変更させるものである。
【0047】
具体的には、制御データB1,B2が“00”にされてスイッチSW11〜SW20がすべてオフされた状態では、合成電流はトランジスタQ21のコレクタ電流Iref’のみであるので、出力される基準電流Irefは温度依存性を有しない図7(d)の直線aのような特性となる。一方、制御データB1,B2が“01”にされてスイッチ/SW11,SW10がオンされ、スイッチ/SW21,SW20がオンされた状態では、合成電流はトランジスタQ21のコレクタ電流Iref’にトランジスタQ23のコレクタ電流I10を加算し、さらにトランジスタQ25のコレクタ電流I20を減算した電流(Iref’+I10−I20)であるので、出力される基準電流Irefは若干負の温度特性を有する図7(d)の直線bのような特性となる。
【0048】
また、制御データB1,B2が“10”にされてスイッチSW11,/SW10がオンされ、スイッチSW21,/SW20がオンされた状態では、合成電流はトランジスタQ21のコレクタ電流Iref’にトランジスタQ22のコレクタ電流I11を加算し、さらにトランジスタQ24のコレクタ電流I21を減算した電流(Iref’+I11−I21)であるので、出力される基準電流Irefは中間の大きさの負の温度特性を有する図7(d)の直線cのような特性となる。制御データB1,B2が“11”にされてスイッチSW11,SW10およびスイッチSW21,SW20がオンされた状態では、合成電流はトランジスタQ21のコレクタ電流Iref’にトランジスタQ22,Q23のコレクタ電流I11,I10を加算し、さらにトランジスタQ24,Q25のコレクタ電流I21,I20を減算した電流(Iref’+I11+I10−I21−I20)であるので、出力される基準電流Irefは最も大きな負の温度特性を有する図7(d)の直線dのような特性となる。
【0049】
従って、VCO134の温度特性(正)による変調周波数のずれを測定して、その温度特性を打ち消すのに最適な基準電流Irefを選択するようにレジスタREG1に設定する制御コードB1,B2を決定してやればよい。なお、上記実施例においては、温度特性補正回路443にスイッチで選択可能な電流加算、減算用のトランジスタを2組設けて出力される基準電流Irefの温度特性を4段階に切り換えることができるように構成されているものを示したが、電流加算、減算用のトランジスタの数をさらに多くして、切り換え可能な温度特性の段数を増加させることも可能である。
【0050】
次に、本発明の第2の実施例を、図8を用いて説明する。
【0051】
この実施例は、LC発振型VCO134の変調周波数を調整するためのトリミング回路を設けたものである。LC発振型VCOは容量素子を使用しており、この容量素子は容量値の製造ばらつきが大きく容量のばらつきでVCOの発振周波数も大きく変動するので、一般にトリミング回路を設けて発振周波数のばらつきを補正することが行われている。本実施例においては、トリミング回路としてレジスタに設定された値に応じてDA変換回路132に供給される基準電流IREFを調整するトリミング用DA変換回路145を設けるとともに、このトリミング用DA変換回路145の基準電流Irefを上記実施例の基準電流生成回路144で温度補正することにより、VCOの変調周波数が温度変化で変動しないようにしている。
【0052】
さらに、本実施例では、周波数ポッピングを行なうシステムに使用される変調用半導体集積回路では、周波数ポッピングを行なうためキャリア周波数を切り換えたときに図4からも分かるように電圧−周波数制御感度が大きく変化するので、キャリア周波数の切り換えのためレジスタ141の設定値を書き換えるとそれに応じて基準電流生成回路144内の温度特性補正回路443における補正電流特性(図7参照)も切り換えるようにしている。従って、この実施例に適用される基準電流生成回路144にあっては、図8に示されているレジスタ141が図6に示されているレジスタREG1に相当することとなる。
【0053】
具体的には、キャリア周波数が高い時は補正電流特性を例えば図7(d)の直線bのように傾きの小さな方へ切り換え、キャリア周波数が高い時は補正電流特性を例えば図7(d)の直線dのように傾きの大きな方へ切り換えると良い。ただし、レジスタ141はキャリア周波数を79段階で切り換えられるだけの情報を持つように7ビットで構成されているのに対し、図6の基準電流生成回路144は4段階で基準電流の温度特性を切り換える構成であるので、レジスタ141の例えば上位2ビットのコードを用いて4段階で基準電流Irefの温度特性を切り換えるようにするのが良い。なお、基準電流Irefの温度特性は4段階に限定されるものでなく、基準電流生成回路144の温度特性補正回路443の加減算用の電流トランジスタの数を多くして、さらに多くの段階で温度特性を切り換えるように構成することができる。
【0054】
図9には、上記トリミング用DA変換回路145の一実施例を示す。この実施例のDA変換回路145には、図6に示されている基準電流生成回路144から供給される基準電流Irefを流す基準電流源CS0と、該基準電流源CS0を構成するダイオード接続のトランジスタとカレントミラー接続されそれぞれ基準電流Irefの1/1024,1/512,……1/8,1/4,1/2の電流を流す重み電流源Cw10〜Cw19と、これらの重み電流源Cw10〜Cw19と直列に接続された切替えスイッチSW10〜SW19とから構成されている。上記スイッチSW10〜SW19の他方の端子はそれぞれ接地点に接続されており、重み電流源Cw10〜Cw19の電流はスイッチSW10〜SW19により、電流出力端子Ioutまたは電源電圧端子Vccのいずれかから流されるように構成されている。
【0055】
このトリミング用DA変換回路145は、トリミングレジスタREG2の出力b9〜b0によってスイッチSW0〜SW9が切替え制御されることで、電流出力端子Iout側へ切り替えられたスイッチを流れる電流を合成した電流IREFが出力される(正確にはDA変換回路132から引き抜かれる)。なお、トリミングレジスタREG2の代わりに、ヒューズ素子や不揮発性記憶素子などのプログラム要素とプローブを接触して電圧を印加するためのパッドなどにより構成することができる。
【0056】
図10には、上記DA変換回路132の一実施例を示す。この実施例のDA変換回路は、図9のような構成を有するトリミング用DA変換回路145から供給される基準電流IREF(トリミング用DA変換回路145を使用しない第1の実施例の場合には基準電流生成回路144から供給される基準電流Iref)を流す基準電流源CS0と、該基準電流源CS0と直列に接続された電流源CS1と、この電流源CS1とカレントミラー接続されそれぞれ基準電流IREFの1/32,1/16,1/8,1/4,1/2の電流を流す重み電流源Cw0〜Cw4と、これらの重み電流源Cw0〜Cw4と直列に接続された切替えスイッチSW0〜SW4と、これらのスイッチSW0〜SW4の共通接続端子側に接続された電流−電圧変換用抵抗Reとから構成されている。上記スイッチSW0〜SW4の他方の端子はそれぞれ接地点に接続されており、重み電流源Cw0〜Cw4の電流はスイッチSW0〜SW4により、電流−電圧変換用抵抗Reまたは接地点のいずれかに流されるように構成されている。
【0057】
このDA変換回路132は、上記ガウスフィルタ131の出力B4〜B0によってスイッチSW0〜SW4が切替え制御されることで、抵抗側へ切り替えられたスイッチを流れる電流を合成した電流が抵抗Reに流されて電圧に変換され、これによってガウスフィルタ131の出力B4〜B0に応じて25すなわち32段階のいずれかの電圧DAVoutが出力される。
【0058】
次に、上記トリミング回路(145)を用いてDA変換回路132の基準電流IREFを調整する手順を、図11を用いて説明する。
【0059】
先ず、VCO134に適当な大きさの制御電圧Vcnt1を印加してVCO134を発振動作させる(ステップS1,S2)。次に、レジスタ141にイネーブル信号ENを与えてVCO134の発振出力を所定時間だけカウンタ136で計数させ、その計数値をレジスタ141を介して読み出してVCO134の発振周波数を知る(ステップS3)。そして、VCO134が2.44GHzで動作するように制御電圧Vcnt1の値を変更して発振動作させる(ステップS4)。なお、このときの発振出力も所定時間だけカウンタ136で計数させ、その計数値を記憶しておく。
【0060】
それから、トリミング回路(145)を制御してDA変換回路132の基準電流IREFを最大値(2mA)に設定する(ステップS5)。そして、VCO134の変調側制御端子(Vcnt2)にDA変換回路132の最大出力振幅(100mV)を印加させ、VCO134を発振動作させる(ステップS6)。なお、このとき制御電圧Vcnt1は、VCO134を2.44GHzで発振させたときと同じ電圧にする。次に、この発振状態でのVCO134の発振出力をカウンタ141で計数し、その計数値とステップS4で得られた計数値との差分を計算して変調周波数を求め、それに基づいて期待している発振周波数(1600kHz)からのずれ量を算出し、そのずれをなくすようにトリミング値を決定する(ステップS7〜S9)。
【0061】
その後、決定したトリミング値をトリミング回路(145)のトリミングレジスタに設定して、トリミングされた電流値でDA変換回路132を動作させ、DA変換回路からVCO134へ通常動作時と同一のレベルの制御電圧Vcnt2を印加して発振動作させる(ステップS10,S11)。それから、この発振状態でのVCO134の発振出力をカウンタ141で計数し、その計数値とステップS4で得られた計数値との差分を計算して変調周波数を求め、期待している発振周波数(160kHz)と一致しているか確認する(ステップS12,S13)。そして、一致していればトリミングを終了し、一致していないときはステップS9へ戻って再度トリミング値を決定し、設定し直すようにしてもよい。
【0062】
図12は、前記実施例の無線通信用LSIを応用した携帯電話器の全体構成を示すブロック図である。
【0063】
この実施例の携帯電話器は、表示部としての液晶パネル200、送受信用のアンテナ321、音声出力用のスピーカ322、音声入力用のマイクロホン323、上記液晶パネル200を駆動して表示を行なわせる液晶コントロールドライバ310、スピーカ322やマイクロホンの信号の入出力を行なう音声インタフェース330、アンテナ321を介してGSM方式で携帯電話通信を行なう高周波インタフェース340、アンテナ321を介してブルートゥース規格の方式で通信を行なう本発明を適用した無線通信用LSI100、音声信号や送受信信号に係る信号処理を行うDSP(Digital Signal Processor)351、カスタム機能(ユーザ論理)を提供するASIC(Application Specific Integrated Circuits)352、表示制御を含め装置全体の制御を行なうマイクロプロセッサもしくはマイクロコンピュータなどからなるシステム制御装置353およびデータやプログラムの記憶用メモリ360、発振回路(OSC)370等を備えてなる。
【0064】
上記DSP351、ASIC352およびシステム制御装置としてのマイコン353により、いわゆるベースバンド部350が構成される。図には、ベースバンド部350が1つだけ示されているが、高周波インタフェース340用のベースバンド部とブルートゥース規格の無線通信用LSI100のためのベースバンド部を別々に構成することも可能である。なお、図12において、371は水晶振動子のような振動子で、発振回路370は例えば26MHzのような周波数のクロックを発生する。
【0065】
また、この実施例の携帯電話器システムでは、GSM方式で携帯電話通信を行なう高周波インタフェース340と、ブルートゥース規格の方式で通信を行なう前記実施例の無線通信用LSI100とを備えているが、現在のGSM方式の携帯電話通信システムでは高周波用LSIの動作クロックとして26MHzのシステムクロックを使用し、ベースバンド部にはそれを分周した13MHzのクロックを供給するようにしているものがある。一方、ブルートゥース規格の方式で通信を行なう前記実施例の無線通信用LSI100も前述したように13MHzのクロックを使用している。
【0066】
そのため、共通の発振回路(OSC)370で発生されたシステムクロックφcを高周波インタフェース340に供給し、この高周波インタフェース340からベースバンド部350に供給される13MHzのクロックφsをブルートゥース規格の前記実施例の無線通信用LSI100にも供給して動作させることができる。あるいは、発振回路370で発生された26MHzのクロックをGSMの高周波インタフェース340に供給して動作させる一方、上記26MHzのクロックを分周した13MHzのクロックをベースバンド部350とブルートゥース規格の無線通信用LSI100とに供給して動作させることができる。
【0067】
これによって、ブルートゥース用に別の発振回路を設ける必要がなく、既存の携帯電話器にブルートゥース規格の無線通信を行なうLSIを追加してもそれに伴なうハードウェアの追加量を極めて少なくすることができる。そして、このように、ブルートゥース規格の無線通信用LSI100を搭載することで、携帯電話器をトランシーバとして利用したり、携帯電話で受信したデータをプリンタで出力させたり、携帯電話器にパソコンから画像データや音声データを送信するような多様な機能を持たせることができるようになる。
【0068】
また、上記高周波インタフェース340とブルートゥース規格の前記実施例の無線通信用LSI100とをノートパソコンやハンドヘルドPC、パームPCなどに搭載すれば、ブルートゥース規格のパソコンや周辺装置とデータ送信する機能とインターネットに接続できる機能とを持たせることができる。
【0069】
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記実施例においては、データを周波数変調して送信するディジタルデータ伝送システムに使用されるVCOについて説明したが、2つの制御端子を備えそれぞれの制御端子からの制御電圧によって発振周波数が制御されるように構成されたVCO一般に本発明を適用することができる。また、実施例ではDA変換回路として5ビットのものが用いられているが、ビット数は5ビットに限定されるものでないことはいうまでもない。また、重み電流を用いたDA変換回路に限定されず、他の形式のDA変換回路であっても良い。
【0070】
上記実施例では、電圧制御発振回路が正の温度特性を有する場合について説明したが、当該発振回路が負の温度特性を有する場合には、温度特性補正回路によって、当該発振回路に供給される制御電圧Vcnt2に正の温度特性を与える様にすればよい。即ち、電圧制御発振回路の温度特性に対して反対の温度特性を、当該発振回路に供給される制御電圧に与える様にすればよい。電圧制御回路に供給される制御電圧に正の温度特性を与えるためには、例えば、図7(c)に示されている温度特性が、負の温度特性を持つ様にすればよい。
【0071】
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野である無線通信システムに使用されるVCOに適用した場合について説明したが、本発明はそれに限定されるものでなく、VCOを有するシステム一般に利用することができる。
【0072】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
【0073】
すなわち、LC発振型VCO回路を用いオープン・ループ方式で送信データに応じてVCO回路を制御して変調を行なう周波数ホッピング方式の無線通信システムに使用する変調用半導体集積回路における温度変化に伴なうVCOの変調周波数の変動を低減することができ、これによって、それを用いた周波数ホッピング方式の無線通信システムでは混信が少なくかつ正確なデータ送信を行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る変調用半導体集積回路を利用して好適な無線通信システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る変調用半導体集積回路に用いられるLC発振型VCOの一実施例を示す回路図である。
【図3】本発明に係る変調用半導体集積回路の送信系回路の第1の実施例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る変調用半導体集積回路に用いられるLC発振型VCOにおける容量素子とVCOの発振周波数の温度特性を示すグラフである。
【図5】本実施例の送信系回路における温度補償の原理を示すグラフである。
【図6】温度特性を調整可能な基準電流生成回路の具体的な回路例を示す回路図である。
【図7】温度特性補正回路における補正の原理を示すグラフである。
【図8】本発明に係る変調用半導体集積回路の送信系回路の第2の実施例を示すブロック図である。
【図9】トリミング回路の具体的な回路例を示す回路図である。
【図10】本発明に係る変調用半導体集積回路に用いられるディジタル伝送データ信号をDA変換するDA変換回路の一実施例を示す回路図である。
【図11】トリミング回路を用いてDA変換回路の基準電流を調整する手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】実施例の無線通信用LSIを応用した携帯電話器の全体構成を示すブロック図である。
【図13】本発明を適用して有効なブルートゥース規格の無線通信における周波数ポッピングの様子を示す概念図である。
【符号の説明】
110 受信系回路
111 ロウノイズアンプ
112 ミクサ
113 バンドパス・フィルタ
114 利得可変アンプ
115 AD変換回路
116 復調整回路
117 ローパス・フィルタ
130 送信系回路
131 ガウスフィルタ
132 DA変換回路
133 ローパス・フィルタ
134 電圧制御発振回路(VCO)
135 送信用パワーアンプ
136 カウンタ回路
137 位相比較回路
138 チャージポンプ
139 ループフィルタ
140 分周器
141 レジスタ
144 基準電流生成回路
145 トリミング用DA変換回路
441 バンドギャップリファランス回路
442 電圧−電流変換回路
443 温度特性補正回路

Claims (9)

  1. 電圧制御発振回路と、該電圧制御発振回路の発振出力と基準クロック信号の位相を比較する位相比較回路と、該位相比較回路で検出された位相差に応じて該位相差をなくすような電圧を発生して上記電圧制御発振回路に第1の制御電圧として印加する第1の制御電圧生成回路とを備え、上記電圧制御発振回路と上記位相比較回路と上記第1の制御電圧生成回路とがフェーズ・ックド・ループを構成し、上記第1の制御電圧により上記電圧制御発振回路を制御して基本となる周波数信号を生成し、伝送データに基づく第2の制御電圧により上記電圧制御発振回路を制御して周波数を変化させてデータ送信を行なう変調用半導体集積回路であって、
    上記第2の制御電圧により周波数変調動作を行なうときは上記フェーズ・ックド・ループがオープン状態にされ、
    上記第2の制御電圧を発生する第2の制御電圧発生回路を有し、
    上記第2の制御電圧発生回路は、ディジタル伝送データ信号をサンプリングして演算を行なうディジタルフィルタと、該ディジタルフィルタの出力をDA変換して上記第2の制御電圧を出力するDA変換回路とからなり、
    上記DA変換回路は、基準電流に比例した電流を流す複数の重み電流源を備え入力に応じて上記複数の重み電流源の中から選択された重み電流源の電流を合成した電流を電圧に変換して出力することでDA変換を行ない、
    上記電圧制御発振回路が有する温度特性に対して上記DA変換回路の出力電圧が反対の温度特性を有するように補正を行なう温度特性補正回路を備えることを特徴とする変調用半導体集積回路。
  2. 上記フェーズ・ックド・ループ内に上記電圧制御発振回路の発振出力を計数する可変カウンタ回路が設けられ、該可変カウンタの計数値が変更されることにより上記基本となる周波数が変化されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の変調用半導体集積回路。
  3. 上記温度特性補正回路は、上記基準電流により決定される上記DA変換回路の出力電圧の温度特性の互いに異なる複数の温度特性のうち1つを選択して補正可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の変調用半導体集積回路。
  4. 上記温度特性補正回路は、温度依存性の少ない電流を流す複数の第1電流源と、正または負の温度特性を有する電流を流す複数の第2電流源と、上記複数の第1電流源と上記複数の第2電流源の中からそれぞれ1または2以上の電流源を選択する選択手段とを備え、選択された電流源の合成電流を上記基準電流として出力可能に構成されていることを特徴とする請求項に記載の変調用半導体集積回路。
  5. 上記温度特性補正回路が上記基準電流の互いに異なる複数の温度特性のうち1つを選択して上記電圧制御発振回路の温度特性を補正するための選択情報を設定可能な第1レジスタを備え、該第1のレジスタに設定された値の出力信号は前記第1電流源、第2電流源を選択する信号となっていることを特徴とする請求項に記載の変調用半導体集積回路。
  6. 上記可変カウンタ回路は第2レジスタに接続され、該第2レジスタに設定された値によって上記可変カウンタ回路は計数を行う値が設定され、上記第2レジスタの設定値が変更されることにより上記基本となる周波数が変化され、
    さらに上記第2レジスタの設定値に応じて上記基準電流の大きさが制御されるように構成されていることを特徴とする請求項またはに記載の変調用半導体集積回路。
  7. 上記DA変換回路の基準電流の大きさを調整するトリミング回路を備えていることを特徴とする請求項6のいずれかに記載の変調用半導体集積回路。
  8. 上記トリミング回路は、トリミング情報をDA変換してトリミング情報に応じた電流を上記DA変換回路に基準電流として与える第2のDA変換回路で構成され、
    上記第2のDA変換回路は、基準電流に比例した電流を流す複数の重み電流源を備え入力に応じて上記複数の重み電流源の中から選択された重み電流源の電流を合成した電流を出力することでDA変換を行ない、
    上記温度特性補正回路は上記第2のDA変換回路の基準電流が上記電圧制御発振回路が有する温度特性に対して反対の温度特性を有するように補正することを特徴とする請求項に記載の変調用半導体集積回路。
  9. 上記温度特性補正回路は、負の温度特性を上記第2の制御電圧に与えることを特徴とする請求項に記載の変調用半導体集積回路。
JP2001320677A 2001-10-18 2001-10-18 変調用半導体集積回路 Expired - Fee Related JP3972091B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001320677A JP3972091B2 (ja) 2001-10-18 2001-10-18 変調用半導体集積回路
US10/256,149 US6677788B2 (en) 2001-10-18 2002-09-27 Semiconductor integrated circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001320677A JP3972091B2 (ja) 2001-10-18 2001-10-18 変調用半導体集積回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003124803A JP2003124803A (ja) 2003-04-25
JP3972091B2 true JP3972091B2 (ja) 2007-09-05

Family

ID=19138028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001320677A Expired - Fee Related JP3972091B2 (ja) 2001-10-18 2001-10-18 変調用半導体集積回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6677788B2 (ja)
JP (1) JP3972091B2 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6917248B2 (en) * 2002-07-18 2005-07-12 Sige Semiconductor Inc. Broadband voltage controlled oscillator supporting improved phase noise
CN100524148C (zh) * 2002-11-29 2009-08-05 松下电器产业株式会社 参数修正电路和参数修正方法
US6974252B2 (en) * 2003-03-11 2005-12-13 Intel Corporation Failsafe mechanism for preventing an integrated circuit from overheating
TWI349439B (en) 2004-03-22 2011-09-21 Integrated Device Tech Monolithic clock generator and timing/frequency reference
JP4091576B2 (ja) 2004-03-24 2008-05-28 株式会社東芝 半導体集積回路及び周波数変調装置
US7164325B2 (en) * 2004-03-30 2007-01-16 Qualcomm Incorporated Temperature stabilized voltage controlled oscillator
JP2005293659A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Nec Electronics Corp メモリ装置とリファレンス電流設定方法
EP1769578A1 (en) * 2004-07-13 2007-04-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Modulator comprising a dual-frequency oscillator and a synthesizer
WO2006085585A1 (ja) * 2005-02-14 2006-08-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 送信変調装置、通信機器、及び移動無線機
WO2006127808A2 (en) * 2005-05-23 2006-11-30 Mihai Margarit Transmitter apparatus with adaptive power and phase for cdma applications
JP2007068183A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Atmel Germany Gmbh 電圧制御発振器、温度検出ユニットおよび集積回路
JP4942990B2 (ja) * 2005-12-12 2012-05-30 パナソニック株式会社 半導体記憶装置
CN101361007B (zh) * 2006-07-21 2013-03-20 三菱电机株式会社 调制信号发生电路、发送接收模块、以及雷达装置
US7619421B2 (en) * 2006-08-31 2009-11-17 Microtune (Texas), L.P. Systems and methods for detecting capacitor process variation
US7636559B2 (en) * 2006-08-31 2009-12-22 Microtune (Texas), L.P. RF filter adjustment based on LC variation
US7634242B2 (en) * 2006-08-31 2009-12-15 Microtune (Texas), L.P. Systems and methods for filter center frequency location
JP5044434B2 (ja) * 2008-02-14 2012-10-10 株式会社東芝 位相同期回路及びこれを用いた受信機
JP5027265B2 (ja) * 2010-03-09 2012-09-19 日本電波工業株式会社 Pll装置
JP5857595B2 (ja) * 2011-09-30 2016-02-10 サンケン電気株式会社 ソフトスタート回路
US8497741B2 (en) * 2011-10-12 2013-07-30 Atmel Corporation High accuracy RC oscillator
US8928417B2 (en) * 2012-05-07 2015-01-06 Asahi Kasei Microdevices Corporation High-linearity phase frequency detector
KR102023439B1 (ko) * 2013-02-22 2019-09-23 삼성전자주식회사 무선 송수신기를 위한 아날로그 기저대역 필터 장치
US9520888B1 (en) * 2015-07-24 2016-12-13 Cypress Semiconductor Corporation Integrated circuit device with on-board calibration of signal generator circuits, and related methods
CN107820681B (zh) * 2017-02-08 2021-03-02 香港应用科技研究院有限公司 目标窗口内多曲线校准的合成器的快速粗调和精调校准

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07106960A (ja) * 1993-10-05 1995-04-21 Fujitsu Ltd 位相ロックループ回路
JP2000201072A (ja) * 1999-01-06 2000-07-18 Nec Corp 温度補償vcoを用いたpll回路

Also Published As

Publication number Publication date
US20030076139A1 (en) 2003-04-24
JP2003124803A (ja) 2003-04-25
US6677788B2 (en) 2004-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3972091B2 (ja) 変調用半導体集積回路
US7212047B2 (en) Semiconductor integrated circuit having built-in PLL circuit
JP2002353740A (ja) 変調用半導体集積回路および発振回路の検査方法
US7142062B2 (en) VCO center frequency tuning and limiting gain variation
US7012470B2 (en) Communication semiconductor integrated circuit with frequency adjustment/control circuit
JP3979485B2 (ja) 信号処理用半導体集積回路および無線通信システム
US5175884A (en) Voltage controlled oscillator with current control
JP4542598B2 (ja) 電圧制御発振回路
JP2005311945A (ja) Pll回路、無線通信装置及び発振周波数制御方法
US7139548B2 (en) Semiconductor integrated circuit device and wireless communication system
US20060012442A1 (en) Semiconductor integrated circuit with PLL circuit
US11336227B2 (en) Frequency synthesizer with phase noise temperature compensation, communication unit and method therefor
US7205858B2 (en) Temperature compensated piezoelectric oscillator and electronic apparatus comprising it
US20060135105A1 (en) Loop filter with gear shift for improved fractional-N PLL settling time
JP2009278616A (ja) 電圧制御発振器、並びにそれを用いたpll回路及び無線通信機器
JPH09186587A (ja) Pll回路
JPS60154716A (ja) デジタル制御型温度補償発振器
JP3839766B2 (ja) If復調モジュール
JPH09107242A (ja) Fm変調回路
TW202310569A (zh) 基於鎖相迴路兩路調變的頻率調變系統
JP2000077939A (ja) プログラマブル水晶発振器
JP2002049431A (ja) 定電流源回路、中間周波数・利得制御回路および携帯端末装置
JP2006101334A (ja) 無線機
JP2004072610A (ja) 発振回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070131

TRDD Decision of grant or rejection written
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070427

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070427

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3972091

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140622

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees