JP3971849B2 - 給紙カセット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数枚の用紙を収容可能なカセットケースと、このカセットケースの前側内壁面から内方へ離隔した位置に配設されかつ給紙時に分離爪が下方の用紙の先端角部と係合して当該下側用紙と給紙すべき用紙とを分離可能な分離爪部材とを備え、カセットケース内に給紙方向と直交する横方向から用紙を挿入してセット可能に構成された給紙カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4〜図7に、給紙カセットの従来構成を示す。
用紙カセット10Pは、図5,図6に示す如く、カセットケース11と、カセットケース11内に配設され複数枚の用紙Pを積載可能な用紙載置板12と、この用紙載置板12上の用紙Pを上方の給紙ローラ(図示省略)に向けて付勢可能な付勢手段(図示省略)と、分離爪部材30とを備え、例えば図4に示すフロントローディングタイプのプリンタ1の挿入口5に着脱可能に装着されている。
【0003】
分離爪部材30は、図7に示す如く、基部32,この基部32から立ち上がる分離爪保持部33と,この分離爪保持部33の上部に一体に設けられた分離爪31から形成されている。カセットケース11には、図5,図6に示すように、給紙方向Yと直交する横方向Xに2組の分離爪部材30が装着される。
【0004】
用紙載置板12は、用紙載置に際して加えられた下向き強制外力で最下位置まで押し下げられると、フック(図示省略)に係止されかつ上記付勢手段の付勢力に抗して当該最下位置に保持される。用紙載置後に、例えばカセットケース11を本体の所定位置にセットすると、リリース手段(図示省略)が働きフックが解除可能に形成されている。つまり、付勢手段によって押し上げられ、給紙可能になる。
【0005】
あるいは、用紙載置板12は、用紙載置に先だってカセットケース11を本体(例えば、図4のプリンタ1)から引き出すと、引き出されたことが自動検出されかつ最下位置まで自動的に押し下げられる。用紙載置後に本体の所定位置にセットすると、自動的に押し上げ可能に形成される場合もある。いずれを採るかは、選択的に決定される。
【0006】
いずれにしても、分離爪部材30は、用紙載置板12上に用紙を円滑に載置できるように、カセットケース11内において上下動可能に設けられている。また、用紙Pを図6に示す給紙方向Yと直交する横方向Xから挿入して、用紙載置板12上に当該用紙Pを載置可能に形成されたものがある。
【0007】
かくして、カセットケース11の図5に示す前側内壁面11Sから内方(図5で左側)へ離隔した位置に配設された分離爪部材30は、給紙時に、分離爪31が下方の用紙の先端角部と係合して当該下側用紙と給紙すべき上側用紙とを分離することができる。つまり、2枚給紙を防止できる。
【0008】
なお、図5および図6に示す如く、用紙載置板12上に幅寸法が種々異なる用紙がセットされた場合にも、当該用紙の幅方向位置を確実に規制できるように用紙幅ガイド21が設けられることが多いが、かかる場合には、分離爪部材30は用紙幅ガイド21に連結され、当該用紙幅ガイド21と同期して横方向に移動可能とされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、用紙Pをカセットケース11内に図6に示す横方向Xから挿入してセットした場合には、図7に示すように、用紙Pの先端角部Paが分離爪部材30の分離爪保持部33(詳しくは、内方側端面33S)に干渉(衝突等)して当該用紙Pが折れたり損傷したりすることがある。
【0010】
特に、図4に示すフロントローディングタイプのプリンタ1等において、カセットケース11を本体(プリンタ1等)から取り外さずに一部引き出した状態で用紙Pをセットする場合には、本体から引出されていない奥側の分離爪部材30(33)は外部から目視困難であるから、用紙先端角部Paが損傷等し易くかつそのような状態になっているか否かを確認できない。
【0011】
本発明の目的は、用紙をカセットケース内に横方向から挿入してセットする際に当該用紙の先端角部が損傷するのを防止することができる給紙カセットを提供することにある。
【0012】
【課題を解決しようとする手段】
請求項1の発明は、複数枚の用紙を収容可能なカセットケースと、このカセットケースの前側内壁面から内方へ離隔した位置に配設されかつ給紙時に分離爪が給紙すべき用紙下方の用紙の先端角部と係合して当該下側用紙と給紙すべき用紙とを分離可能な分離爪部材とを備え、カセットケース内に給紙方向と直交する横方向から用紙を挿入してセット可能に構成された給紙カセットにおいて、前記カセットケース内に前記横方向から挿入される用紙を前記給紙方向と反対方向に案内するとともに、前記用紙の先端角部を前記分離爪部材の一部を形成する分離爪保持部の内方に向けて案内する挿入ガイド傾斜面を前記カセットケースが備え、前記用紙の先端角部が該分離爪保持部と干渉するのを阻止可能に構成したことを特徴とする給紙カセットである。
【0013】
かかる発明の場合、カセットケース内に横方向から挿入される用紙の先端角部は、挿入ガイド傾斜面によって分離爪部材の一部を形成する分離爪保持部の内方に向けて案内される。もとより、先端角部は、分離爪の下方に位置する。したがって、その先端角部を損傷・折れ等させることなくカセットケース内に用紙を挿入セットすることができる。
【0014】
また、請求項2の発明は、前記横方向から挿入される用紙を前記給紙方向と反対方向に案内するとともに、前記用紙の先端角部を前記分離爪保持部の内方に向けて案内する挿入ガイド傾斜部が前記分離爪部材に一体的に設けられた給紙カセットである。
【0015】
かかる発明の場合、例えば分離爪部材がカセットケース内を横方向に移動可能に設けられているために挿入ガイド傾斜面を分離爪部材に接近配設できない場合でも、用紙の先端角部は分離爪部材と一体の挿入ガイド傾斜部によって分離爪保持部の内方に向けて案内される。したがって、請求項1記載の発明の場合と同様な作用効果を奏し得る他、分離爪が配設位置を変更可能に設けられている場合等においても、その先端角部を損傷・折れ等させることなく用紙をカセットケース内により確実に挿入セットすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。本給紙カセット10は、図1および図2に示す如く、基本的構成は従来例(図4から図6)の場合と同様であるが、カセットケース11内に横方向Xから挿入される用紙を給紙方向Yと反対方向に案内するとともに、用紙Pの先端角部Paを分離爪部材30の一部を形成する分離爪保持部33の内方に向けて案内する挿入ガイド傾斜面15をカセットケース11が備え、用紙の設け、その先端角部Paが分離爪保持部33と干渉するのを阻止可能に構成されている。
【0017】
また、図1および図3に示す如く、分離爪部材30に横方向Xから挿入される用紙を給紙方向Yと反対方向に案内するとともに、用紙Pの先端角部Paを分離爪保持部33の内方に向けて案内する挿入ガイド傾斜部35が、分離爪部材30(分離爪保持部33)に一体に設けられている。
【0018】
なお、従来例(図4から図7)の場合と共通する構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略化または省略する。
【0019】
この実施形態では、分離爪部材30は、幅寸法が異なる用紙Pにも対応できるように、用紙幅ガイド(図示省略)に連結され横方向Xに移動可能に形成されている。
【0020】
カセットケース11の挿入ガイド傾斜面15は、カセットケース11内に横方向Xから差し込まれる用紙Pを分離爪部材30の一部を形成する分離爪保持部33の内方に向けて案内する手段である。この実施形態では、カセットケース11の挿入ガイド傾斜面15は、分離爪部材30の横方向X移動に支障をきたさない範囲で接近配設できるように、図1に示すカセットケース11の前側内壁面11Sに一体形成されている。
【0021】
また、分離爪部材30には、横方向Xから挿入される用紙Pの先端角部Paを当該分離爪保持部33の内方に向けて案内する挿入ガイド傾斜部35が設けられている。詳しくは、挿入ガイド傾斜部35は、図1,図3に示す如く、カセットケース11の前側内壁面11Sに向けて傾斜するように形成されている。かくして、従来例(図7)の内方側端面33Sという概念およびそれとの干渉を一掃することができると理解される。
【0022】
次に、この実施形態の作用について説明する。
図1に示す如く、カセットケース11内に横方向Xから挿入される用紙Pの先端角部Paは、挿入ガイド傾斜面15によって分離爪部材30の一部を形成する分離爪保持部33の内方(図1で下方)に向けて案内される。もとより、当該先端角部Paは、分離爪31の下方に位置する。したがって、その先端角部Paを損傷・折れ等させることなく、当該用紙Pをカセットケース11内に挿入セットすることができる。
【0023】
また、挿入する者の癖等により挿入ガイド傾斜面15を通過した先端角部Paが分離爪部材30(分離爪31)に近づくにつれて前側内壁面11S側に近寄ることがあったとしても、また、挿入ガイド傾斜面15を分離爪部材30に接近配設できない場合でも、用紙Pの先端角部Paは挿入ガイド傾斜部35によって一段と確実に分離爪保持部35の内方に向けて案内される。
【0024】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、カセットケース内に横方向から挿入される用紙の先端角部を分離爪部材の一部を形成する分離爪保持部の内方に向けて案内する挿入ガイド傾斜面が設けられているので、用紙の先端角部が分離爪保持部と干渉するのを阻止することができる。すなわち、その先端角部を損傷・折れ等させることなくカセットケース内に用紙を挿入セットすることができる。
【0025】
また、請求項2の発明によれば、横方向から挿入される用紙の先端角部を分離爪保持部の内方に向けて案内する挿入ガイド傾斜部が分離爪部材に一体的に設けられているので、請求項1記載の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、分離爪が配設位置を変更可能に設けられている場合等においても、その先端角部を損傷・折れ等させることなく用紙をカセットケース内により確実に挿入セットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための平面図である。
【図2】同じく、挿入ガイド傾斜面の配設位置を説明するための図である。
【図3】同じく、挿入ガイド傾斜部を説明するための図である。
【図4】フロントローディングタイプのプリンタに装着された給紙カセットの従来構成を説明するための図である。
【図5】給紙カセットの従来構成を説明するための図である。
【図6】従来給紙カセットに用紙をセットした状態を説明するための図である。
【図7】従来例の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
10 給紙カセット
11 カセットケース
11S 前側内壁面
12 用紙載置板
15 挿入ガイド傾斜面
30 分離爪部材
31 分離爪
32 基部
33 分離爪保持部
35 挿入ガイド傾斜部
Y 給紙方向
X 横方向
P 用紙
Pa 先端角部
Claims (2)
- 複数枚の用紙を収容可能なカセットケースと、このカセットケースの前側内壁面から内方へ離隔した位置に配設されかつ給紙時に分離爪が給紙すべき用紙下方の用紙の先端角部と係合して当該下側用紙と給紙すべき用紙とを分離可能な分離爪部材とを備え、カセットケース内に給紙方向と直交する横方向から用紙を挿入してセット可能に構成された給紙カセットにおいて、
前記カセットケース内に前記横方向から挿入される用紙を前記給紙方向と反対方向に案内するとともに、前記用紙の先端角部を前記分離爪部材の一部を形成する分離爪保持部の内方に向けて案内する挿入ガイド傾斜面を前記カセットケースが備え、前記用紙の先端角部が該分離爪保持部と干渉するのを阻止可能に構成したことを特徴とする給紙カセット。 - 前記横方向から挿入される用紙を前記給紙方向と反対方向に案内するとともに、前記用紙の先端角部を前記分離爪保持部の内方に向けて案内する挿入ガイド傾斜部が前記分離爪部材に一体的に設けられた請求項1記載の給紙カセット。
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JPH11157688A JPH11157688A (ja) | 1999-06-15 |
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JP18400398A Expired - Fee Related JP3971849B2 (ja) | 1997-09-19 | 1998-06-30 | 給紙カセット |
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JP (1) | JP3971849B2 (ja) |
-
1998
- 1998-06-30 JP JP18400398A patent/JP3971849B2/ja not_active Expired - Fee Related
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